ふうま災禍さん!? 邪眼の使い方間違ってますよそれ! 作:ごきまる
(アンチヘイトの意味取り違えてないよね・・・・・・?)
あとオリキャラが出ます。・
ちなみに私は陵辱調教やNTRの漫画や小説、読んでます。
ただ長編のNTRは苦手かも・・・・・・
時はさかのぼって――。
とある市内のどこにでもありそうな一軒家に災禍は訪問した。
髪を後ろで結わえ、白いワイシャツに黒のジャケットとスラックス。控えめな口紅以外は化粧を省いている。
どこぞの海外ドラマに出てくる女捜査官のような知的な出で立ちだ。
ただ、左目の邪眼は相変わらず前髪で隠しており、膝まで届く長髪と相まってモダンであると同時に浮き世離れした異端の美も感じさせた。
玄関のベルを押すと、中から大柄な中年男性が出てきた。
「どちらさんで?」
「・・・
ふうまの下忍の出身である元対魔忍、
調査により数週間前から原田家を出入りしていることは確認されている。
身のこなしから見て忍の者ではない。
妖魔やそれらの組織と関係のある者とも思えない。
だがとにかくこの男、カタギの人間ではないと災禍は一目見て直感した。
玄関のドアが開き、相対した時の男の品定めするような粘つく視線と表情を災禍は見逃さなかった。
すこぶるつきの美女である災禍に見とれる男は多いが、あからさまな下卑た劣情を隠しもしないのは珍しい。加えてそのギラついた表情を一瞬のうちに消し去り、どこにでもいる普通の男性を装うのもかえって胡乱さを増すというものだ。
「菫さん。お客さんだよ」
奥から懐かしい顔が現れる。
「ああ、そ、そうだ。今日は来客の予定が合ったんです・・・・・・
「ふむ、なるほど」
「公共安全庁の者です。お邪魔でしたらまた日をあらためて伺いますが」
「いやいや、俺の用はもう済んだから。すみれさん、またな」
そう言って内舘は家を出て行った。
「お、お久しぶりです災禍様」
か細い声だった。
菫は災禍の訪問に何処か安堵しているような、あるいは羞恥を感じているようでもあった。
「菫も、壮健そうで何より・・・・・・とはいえなさそうね。さっきの男は何者?」
リビングに案内された災禍はソファーに座りながら菫を観察した。
頬は湯上がりのように上気し、髪がやや乱れている。
目は潤んでいるが、よどみ曇っている。顔はやつれていた。
結婚した原田菫は夫と息子の三人家族。
調査により、今この家は夫が単身赴任で中学生の息子はスポーツ留学中。
今家にいるのは彼女一人のはずである。
体に滲んでいる疲れは、家族の世話や家事によるものではないだろう。
「そ、それは・・・・・・」
口を開きかけて俯く菫。
「・・・・・・じつは組織に少し問題が発生してね。退役したメンバー達の身元確認をしているのよ。すると、あなたにだけ問題点が浮上した。不審な男を何度も家に入れているとね」
「うっ・・・うう」
菫は頭を抱えて嗚咽した。
(あの対魔忍スミレがこうもなるか・・・・・・)
菫は災禍よりも年上の対魔忍だった。
確か水遁の使い手だったと災禍は覚えている。
忍法は触れた相手の血液の流れを少しだけ操る・・・・・・であったか。
彼女に関しては忍法よりも強く印象を残していることがある。
それは対魔忍が公的機関になる以前から、一般の男性と交際していたことだ。
“対魔忍は対魔忍同士と交わり、次世代の強き子を産む”という風潮が強かった時代において菫は毅然とした態度で男性との絆を深め、引退した後に結婚した。
能力や忍としての強さはそれほどではなかった。だが芯の強い女だった。
その菫がかつて共に戦った同志の前ではばかること無く肩を震わせて泣いている。
「泣いてばかりじゃ話は進まないわ。あの男は何をしているの? いえ、
思わず叱咤したくなる気持ちを抑えて、災禍はできるだけ穏やかに菫に告白を促す。
すると菫はおずおずと何枚かの写真を差し出した。
(ああ・・・・・・やはりそういうことか)
写真には菫が内舘と思しき男に犯されている姿が写っていた。
子を産んだにしては見事な張りと体型を保っている肢体だった。
下腹部はやや弛み、下膨れ気味の重そうな乳房が土臭い爛熟さを感じさせた。
全裸にされているものもあれば、毒々しい色の下着を着けさせられているのもあった。
全て、原田菫だと分かる絶妙な構図だ。どれもが、淫らな顔を浮かべていた。
完全に自分の官能を支配された牝の顔。
延々と擦られて腫れあがった股間に精液がこびりついている一枚などは痛ましさすら感じられた。
災禍は思わず目を閉じて、ため息をついた。
「さっきも嬲られてたわけね・・・あの男に。どうしてこんなことになっている?」
「か、彼は・・・内舘は夫の会社の系列の――」
「いや、事の始まりなどどうでもいい。奴は
「は、はい・・・・・・」
かつての上忍と下忍の関係を彷彿させるような厳しい口調になった災禍に菫はたじろぐ。
「わたしが聞きたいのは、なぜ何も行動を起こさないのかということだ。自由を奪われ囚われの身となっているわけでもない。あるのはありきたりな脅迫ネタだけ。相手は淫魔でもなければ生殖猿のオークでもない、ただの人間。元対魔忍ならば何らかの対策を講じることができるはずであろうッ?」
災禍は無性に腹が立っていた。
家庭を築き、ささやかながらも確かな幸せを育んでいると思っていた菫が悪漢に陵辱され、慰み者にされ、穏やかな生活が踏みにじられていることに我慢がならない。
内舘なる男の悪辣さに怒り、菫の不甲斐なさに怒っていた。
「で、でも! もしこの写真を夫や息子に送りつけられたら・・・ネットにばらまかれたりしたらと思うと――ッ」
言いかけて菫は、災禍からある種の殺気を感じて息を詰まらせた。
「深みにはまってしまう前に、そんな下衆な男――殺せばよかったのだ」
乾いた口調だった。冷徹なふうまの秘書がそこにいた。
「でも、それは――」
「ま、今のお前は一般人。バックアップも無いのにそれは後始末が面倒か――。だが菫、いつかは必ず露見する。いや、仕上げられてしまってお前が完全に躾けられ、隷従させられた頃。奴自ら暴露するだろう。そうなればお前の居場所は無くなる。娼館に沈められるか最悪、アミダハラやヨミハラで売りとばされるぞ」
そこまで言われて菫は真っ青になった。冷水を浴びせられたような気分になる。
ヨミハラでの人身売買。
それは魔族との戦いに敗れ、囚われの身となり、身も心も変えさせられて奴隷にされるくノ一と同じ運命。
否、奴隷ならまだいい。亜人系の妖魔の苗床にされたり、手足を切り取られて生ける性玩具にされることもある。
愛する家族には二度と会えない
それは、菫が一番恐れていたことだった。
元対魔忍である自分がよく知っていたこと。
それなのに。
「う、ううっ、なぜ・・・どうして私は・・・・・・」
災禍はソファーから立ち上がった。
「さ、災禍様」
菫の目は訴えていた。
“たすけて”と。
「菫、対魔忍は魔と対峙する者。その力を表社会で行使することは基本的にはできない。堕ちるところまで堕ちる前に、自分自身の力でなんとかしなさい。あなたならできるはずよ・・・・・・」
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――時間は少しの間だけ元に戻る。
それまで話を黙って聞いていた井河アサギの眉根がピクリと動き、片手を上げて災禍が続きを話すのを制した。
「ちょっとまって、ふうま災禍。あなたはそのまま、かつての仲間を・・・・・・菫さんを捨て置いて帰ってきたの?(怒)」
「話は最後まで聞いてください総隊長(汗)私はなんとか彼女自身の力で状況を打破して欲しかったんです。かつての彼女を知っていましたから。芯が強く思い人に一途で誠実な彼女を(希望)
でも、この後もちゃんと原田家に張り付いて見守ってましたよ?」
「なんだ、それを早く言ってよ・・・それでどうなったの?」
「えー、結論を言いますと、彼女はもう手遅れの状態でした。何といいますか・・・・・・人として、妻としては夫を愛し家族を大切にしたいと考えてはいても、もうどうしようもないほど、女人の官能といいますか、その、牝の部分を開発されつくした後だったらしく・・・・・・」
「あー・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうね、頭にくるけどなんとなく、
(数々の陵辱・調教・肉体改造を受けながらも屈すること無く生還し、任務を成功させてきた彼女がこういうことを“
「ですからタイミングを見計らって私が助け船を出しました」
「じゃあ・・・その男を、殺したの?」
「
そう言って災禍はぞっとするような笑みを浮かべた。