マスターとキル姫。
主従であり、相棒であり、仲間であり…、その関係を一口に表すのは少し難しいが概ねそのような感じだ。
キル姫達は一人の例外もなく己のマスターに対して献身的だ。
ある日、自身のマスターを慕わないキル姫を見かけた事が無いことに気付いてしまった。
奏官は人格者ばかりではない。
ごく少数だとしても、私利私欲の為にキル姫を道具として利用する者もいる。
バイブスは…、キラーズと共鳴することで彼女達の心を捻じ曲げてしまっているのではないか?
信じたくはない。
しかし、考えついたその可能性を否定する術は見つからず。
絆が分からなくなってしまった僕に、アルマスは真っ直ぐに道を示してくれた。
ーーー考え過ぎ。
ーーー……え?
ーーー私にもラグナロクのバイブスが宿ってるから、言いたいことは何となく分かるわ。でも、もうちょっとだけ自分のことを信用してみたら?
ーーー自分の、こと?
ーーーそ。皆がマスターに惹かれる理由なんて幾らでもあるでしょ。自分のことには無頓着な癖に、他人の為に必死になるところとか。他人からの好意は鈍感な癖に、人一倍気遣いができたりとかさ。
アルマスは手放しに褒めてはくれなかったけれど、それが却って心に染みた。
僕と同じくバイブスを持っている彼女の言葉だからこそ、素直に受け止める事ができたのかもしれない。
ーーーバイブスの作用とか何とかに心当たりが無い訳じゃないけれど、少なくともマスターは違う。不器用でも不格好でも、あなたの人柄の良さが皆の心を動かしたんだって、私には分かるから。……だからさ。
アルマスが後ろで手を組んで僕の顔を覗き込んだ。
ーーー自分のことを信じてあげて。それでもダメなら、あなたを信頼してる私のことを信じてくれていいから。
あどけなく笑うアルマスにドキリとする。
アルマスのキラーズは自身の内に宿したラグナロクのバイブスと深く結びついているからか、僕のバイブスとは殆ど繋がっていない。
だけど、だからこそ、アルマスが抱いてくれている僕への信頼を素直に受け止めることが出来た。
ーーー……マスター?
ーーーアルマス、僕は君のことが好きかもしれない。
ーーー……ん?……え!えぇ!?ちょ、ちょっと考えさせて……
アルマスの真っ直ぐな在り方に僕は惹かれてしまった。
積極的な僕に折れてアルマスが付き合うことになるのはそれから一週間後の話だ。
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
竹を割った様な性格だとよく言われる。
自分自身、今まで悩みというものを抱いたことはない。
そんな私だけれど、マスターと付き合い始めてからは胸がモヤモヤしてばかりいる。
「それで告白されてからあんまり進捗が無いっていうか、もう少し積極的になってもいいかなというか…」
「……もっと端的に言えない?」
「言ってるでしょ!」
自室にラグナロクを呼んで悩みを相談していたがイマイチ理解してくれない。
ラグナロクは呆れた様に「ハァ……」と深く溜息をつき、ジトっとした視線を向けてきた。
「……告白はマスターからしてくれたのよね」
「ぅ、うん…」
「デートもマスターから誘ってくれた」
「そう、だけど…」
「アナタはそれを断った」
「し、仕方ないでしょ……。噂になったらマズいし…」
「マスターと付き合ってることがバレて、何が問題なの?」
「ハァ……」
投げかけられた最もな質問に、指で眉間を抑えて深く溜息をつく。
彼が多くのキル姫から想いを寄せられているとか、私が釣り合うかとか…。
思い当たる節はたくさんあるが、私の悩みはそういったものではなく。
問題なのは……。
「……お姉ちゃん」
「……グランテピエ?」
ラグナロクはキョトンとした表情を浮かべた。
私の懸念にあまりピンときてないようだ。
「お姉ちゃん、心配症だからすごく干渉してくると思う……。だからマスターと付き合ってることをお姉ちゃんに知られたくない」
「確かにグランテピエは妹離れ出来てないとはいえ、祝福してくれそうだけど…」
「そうね。私が包丁を持っただけでオロオロする程度には妹離れ出来てないわね。マスターと一緒に居ようものなら、それこそ……」
ハメを外し過ぎちゃダメだよ、とか。
節度はちゃんと守ってね、とか。
色々言ってくるに違いない。
再びつきそうになる溜息を飲み込むべく、コーヒーを一気に啜る。
口の中に広がる苦味がいくらか頭を冷やしてくれた。
「要するに、誰にも邪魔されない場所でマスターとイチャつきたいってこと?」
「ぶふっ!?ゴホッ!こほっ!」
ラグナロクの指摘にコーヒーを噴き出しそうになり、咳き込んでしまう。
ラグナロクはそんな私を見て、意地悪げに少しニマニマしていた。
彼女は心を許した相手に対してフランクになる節がある。
「……ラグナロク。そういうところ、レーヴァテインとそっくりね」
「ふふっ、ごめんごめん。怒らないで。協力はちゃんとするから」
「ん…」
心臓が煩い。顔が熱い。
平静を装ったが、クスクスと笑うラグナロクの様子から察するに、きっと私は耳まで真っ赤になっているのだろう。
からかわれるのは癪だけれど、私にも何でも話せる仲間がいる事実に少しだけ心が安らいだ。
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ーーーーーー
ーーー
アルマスと付き合ってからというものの、何故か付き合う前より距離を置かれている。
手を握ったりキスをしたりと、恋人同士が当たり前にする事をしたいけれど中々上手くいってない。
それとなく誘っても、「……人目についちゃうでしょ。ばか…」とアルマスは顔を赤くして僕を拒む。
確かな好意を感じているだけに、少しもどかしい。
日に日に膨らむアルマスへの想い。
それを抑えて、抑え込んで、一月が経ち…
「ねぇ、マスター。今度、一緒に何処か遠くに出かけてみない?」
「……ぇ?」
アルマスからのデートの誘いに目をパチクリとさせる。
お預け状態が長くて聞き間違いかと思った僕は呆けた声が出てしまった。
「い、今……、なんて…?」
「人目に付かない場所でもいいなら、デートに行きたいんだけど……」
「え!ほ、ほんとに!?」
「う、うん。何だかんだ言って恋人らしいこと出来てなかったし、その…、私だって一応…」
アルマスが目を逸らしてモゴモゴと言い淀む。
少し耳が赤くなってるところが可愛いなんて思いつつ、初デートへの期待に胸が膨らむ。
(楽しみだなぁ…)
そうして二日後、僕らは初デートにピクニックへ趣いた。
(僕の自惚れかもしれないが)心なしか嬉しそうにしているアルマスとデートを楽しんでいたけれど、予想外のことが起きた。
ピクニックに行った先で、何故かディスラプターズとエンシェントキラーズに出くわしたのだ。
グランテピエが僕らにいち早く気付き、声を掛けてきた。
「あれ?アルマスとマスターもピクニック?」
「……………………別に。お姉ちゃんには関係ないでしょ」
「あ、アルマス……?体調が悪いの?お姉ちゃん、何かした…?」
露骨に不機嫌なアルマスの対応にグランテピエがオロオロしだす。
それを見て他の皆はクスクスと笑っている。
どうやら僕とアルマスが付き合っていることに、グランテピエ以外は気付いているみたいだ。
僕達が恋人同士なのは大っぴらにしている訳ではないが隠している訳でもないので、恋愛に疎い者以外は皆気付いている。
(……グランテピエ、知らないみたいだなぁ)
てっきりアルマスが話しているかと思ったけど、そうではないらしい。
ツンとした態度を取るアルマスに、グランテピエは今も狼狽えていた。
「せっかくだし皆と一緒にご飯を食べようか」
「……ハァ。そうね。少し疲れたからお昼にしましょ」
「アルマス、それならお姉ちゃんと…」
「お姉ちゃんはあっち」
「そんなぁ……」
アルマスに手を引かれ、はしゃぐ皆を見守るラグナロクの傍に腰を降ろした。
ラグナロクは少しだけ申し訳無さそうな顔をしていた。
「ごめんねアルマス。まさか行き先が同じだとは思わなくて」
「ううん、何処にデートに行くか言わなかった私も悪いわ。気にしないで」
「…………何の話?」
「それはね…、ーーー」
話についていけない僕に、ラグナロクが噛み砕いて説明してくれた。
僕の恋人になった事をアルマスがグランテピエに伏せていること。
アルマスがラグナロクに相談していたこと。
僕ら2人が心置きなくデートを楽しめる様に、同日にラグナロクがグランテピエをピクニックに誘ったこと。
どうやら、そういう経緯だったらしい。
「アルマス。グランテピエはお義姉さんになるから、僕らのことちゃんと話しておきたい」
「ぅぐ…」
アルマスはイヤそうな顔をし、ラグナロクは「へえぇ……」と呟いてニマニマとしだした。
「でもっ、お姉ちゃんは過保護で!言ったら絶対に面倒なことになるし…!」
「結婚する為にも、向き合わないといけないことだと思う」
「…………っ!ば、バカっ!」
アルマスは真っ赤になった顔をフイと背けてしまった。
そういった初心な反応を見せられる度に愛しさが増してしまう辺り、僕はかなりゾッコンなのだと思う。
「……家族に打ち明けるのは気恥ずかしいかもしれないけど、それでも僕はこの先もアルマスの傍にずっと居たい。だから…」
「あぁもう、分かったから。それ以上言われると恥ずかしい……」
僕の押しに観念したアルマスの顔をラグナロクがひょいと覗き込む。
「……頬が緩んでるけど?」
「うるさい!」
その後、彼女の手作り弁当を堪能してから、アルマスがグランテピエに僕を紹介した。
予想外の告白にグランテピエがフリーズし、それを見守っていた他の皆は笑い転げていたけれど僕らを祝福してくれた。
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
ーーーアルマス、私達は先に帰るから。
ーーーえ?私はもう少しアルマスと…
ーーーグランテピエ、野暮なこと言わないの。帰るわよ。
ラグナロクの気遣いで再び2人になった私達は原っぱにポツンと取り残された。
「「………」」
沈黙。
決して気まずい訳ではないけれど、気恥ずかしさから未だに会話を切り出せずにいた。
ーーー結婚する為にも、向き合わないといけないことだと思う。
(あんなこと言うから意識しちゃうじゃない…。バカ…)
「アルマス」
「っ!」
彼の手が私の手に重ねられる。
私よりも少しだけゴツゴツとしてて大きな手。
視線がぶつかると心臓がバクバクと主張し始める。
「ぁ…、んっ♡」
頭の中が真っ白になって、気が付けば惹かれ合う様に唇を重ねていた。
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
ーーーお姉ちゃん。私、マスターと付き合ってるから。
一月前に妹から告白された衝撃の事実を思い返す。
昔はかなりお転婆だったアルマスがこんなにも成長していたのだと思うと、少し寂しさを覚えてしまう。
「まさかアルマスとマスターが恋人になってるなんて、ね…」
「グラ、まだ言ってんのか?殆どの奴は言われなくても察してたぞ」
「え?そうなの…?」
インテグラルノア計画の騒動が終わり、世界は緩やかに平穏を取り戻しつつある。
アルマス、マスター、ディスラプターズの皆、それに同じ隊の大勢の仲間達と旅をしていた。
いろんなギルドを訊ねて受けた魔獣の討伐依頼をこなすのが私達の今の仕事、なのだけど……。
「グラ、また無駄足みたいだぜ」
ギルドの中に入り、何も張り出されていないクエストボードを見てムーがボヤいた。
平和になるにつれ魔獣の出現報告は少なくなっている。
今日だけで近隣のギルドを4件程訊ねたが、どれも同じで依頼は一つとして無い。
こうして何事もなくギルドと宿を行って戻る日が段々と多くなっていた。
「魔獣、近くに出てくれねえかなぁ…」
「めっ、だよ。平和が一番なんだからそんなこと言わないの」
「そうは言ってもよ、このままだとウチの隊は大赤字だぜ?」
「その辺りはマスターが考えてくれてるから、ね」
「まぁ、アイツはしっかりしてるけどよ」
ムーをなだめながらギルドを後にし、お昼ごはんになる前に隊に戻った。
「テピ姉、早かったな。今日も空振りかい?」
「うん。今日も平和だよ。ヘレナ、アルマスを見かけなかった?」
「アルマスなら向こうでマスターとお昼ご飯を作ってる途中だぞ」
「……大丈夫かな?手伝いに行った方がいいよね?」
アルマスを心配する私に、ヘレナとムーが顔を合わせて深く溜息をついた。
「テピ姉、アルマスは家事全般得意じゃなかったか?」
「うっ…、そうだけど…。包丁を使ってるから、もしものことがあるかも…」
「過保護だな」
「ヘレナ、違うぞ。グラは妹離れできてないんだよ」
「そ、そうかな…?姉妹だから当たり前だと思うけど…」
ヘレナとムーが更に深く溜息をついた。
「テピ姉はシスコンだったんだな」
「それも重度のな。グラ、あまり行き過ぎるとアルマスが反抗期になるぞ」
「も、もう…、そんなんじゃないから…」
いつもは慕ってくれる二人(?)にからかわれ、恥ずかしさで頬が少しだけ熱くなる。
悩んだけれど心配なので結局様子を見に行くことにした私を、ヘレナとムーは「やれやれ」と言いたげに見送った。
ーーーグラ、あまり行き過ぎるとアルマスが反抗期になるぞ。
(アルマスが反抗期なんて…。大丈夫、だよね…?)
そう思いつつも手伝うのは諦め、マスターとアルマスの様子を遠巻きに眺める事にした。
「ちょ、ちょっと…!それ、塩と砂糖間違えてるから!」
「ご、ごめん…!」
アルマスはテキパキと料理を進めながらも、たどたどしい手付きのマスターをフォローしていた。
(杞憂、だったかな…?どっちかと言えば、アルマスの方がお姉ちゃんしてるかも…?)
「もう…、しっかりしてよね」
「あはは…。ありがとう、アルマス」
「……別にいいけど」
呆れたり、照れたりとアルマスの表情がコロコロと忙しなく変わっていく。
私の前では見せてくれない妹の一面と楽しげなマスターの様子に、胸を撫で下ろした。
(二人は本当に仲良しさんだね。なんだか妬けちゃうなぁ…)
「いたっ…!」
「マスター!?ああ、もう…、指見せて」
包丁で指を切ったマスターにアルマスが駆け寄る。
そして妹はそのまま彼の指を取り…、
「はぷ…、ちゅ…、ちゅぅ…」
「え?」
彼の指を咥えて、傷口から溢れる血をちゅぷちゅぷと吸い上げた。
「カリスを呼ばないと」と思考を巡らせていたが、アルマスの取った行動に驚愕した私は固まってしまった。
「ちゅ…、ちゅぷ…」
「あ、アルマス…。恥ずかしいから…、その…」
「…………私だって恥ずかしいわよ。ちゅ、ちゅぅ…」
「ダメだよ、アルマス。よく間違われるけど口の中は雑菌が多いから、ね」
「「………………」」
「…………ぁ」
二人の視線が突き刺さる。
妹を案じるあまり、気が付けば恋人同士の時間に割って入ってしまった。
アルマスは耳まで真っ赤になりながら肩をブルブルと震わせていた。
「あ、あのね…、アルマス…」
「お姉ちゃんのバカぁあ!!!」
その後暫く、妹に避けられることになったのは言うまでもない。
「テピ姉が悪い」
「グラが悪い」
「そう、だよね……」
昼に犯した失態をヘレナとムーに打ち明けると、呆れた様に溜息をつかれた。
「グラ。ムードって分かるか?」
「そ、それぐらい分かるよ…」
「アルマスと先輩のムードをテピ姉が壊したのも理解できてるかい?」
「う、うん…。反省してます…」
「グラは
「そんなことない。姉妹だから当たり前、だよ」
「「…………」」
「……ごめんなさい」
二人の視線が酷く痛かった。
「テピ姉。今回はともかく、恋人の時間を邪魔をすると馬に蹴られかねないぞ」
「ニールに?」
「そうだな。ニールの蹄は硬いからな。とっても痛いだろうなぁ…」
「グラ、話を逸らすな。いいか。アルマスとマスターが既に男女の関係になっているかもしれないことも覚悟しておいた方がいいぞ」
「男女の関係……?」
どんな関係なのだろうと首を傾げると、ムーとヘレナが顔を突き合せて頬を引きつらせていた。
「グラ。まさか…、分からないのか…?」
「えっと…、多分、恋人とか夫婦のこと…、だよね?」
「一応間違いじゃないが、ヘレナの口から説明するのは憚られるな…」
ヘレナがチラリとムーを見やる。
ムーは黙りこくっていた。
長い沈黙に辛抱強く堪えると、観念したムーがゆっくりと口を開く。
「男女の関係っていうのはな…、…………。…………子づくりをする関係のことだよ」
ヘレナが「よく頑張ったな」とムーの頭を撫でた。
「えっと、要するに夫婦のことだよね?」
「「…………ハァ」」
二人は何故か頭を抱え、大きな溜息をついた。
ーーーいいか、グラ。アルマスが自分の部屋で変な声を出してても覗いたら絶対にダメだからな。絶対だぞ!
ーーーう、うん…。分かった…。
「はぁ…」
言っている意味は分からなかったけれど、ムーの剣幕に押されて頷いた私は散歩をしにトボトボと外を歩いていた。
アルマスは既に
(アルマスからは疎ましがられてるし…、見守ることが正しいんだよね……?)
分かってる。
分かってはいるけれど。
それでも感じずにはいられない寂しさに、少しだけ目頭が熱くなった。
(……いけない。こういう時こそシッカリしないと)
「……♡……っ♡」
「…………ん?」
宿の横を通ると、何かを堪える様なくぐもった声が部屋の中から小さく聞こえてきた。
私達が今日泊まることになる宿。
位置取り的には……、
「……マスターの部屋、かな?」
マスターの部屋は一階だ。
窓は少し高い位置にあるがカーテンは閉まっていない。
心配なので身体を浮遊させて覗き込んだ事を、私は直後に後悔することになる。
「あっ♡あ♡ま、ますたぁ…♡」
「アルマス、舌を出して」
「うん…♡ちゅ、ちゅぴ…♡ぢゅ、ぢゅる♡」
(え……、えぇ!?)
そこには、胸を揉まれながら淫らなキスをする妹の姿があった。
頬を赤く染めて蕩けた表情で行為に及ぶアルマスに普段の様な活発さは全く無い。
マスターの首元に手を回し、ひたすらに唇を押し付けていた。
「ちゅ…♡ちゅく♡れろ…♡んうっ♡ねぇ、もう大丈夫だから…♡早くシてよ…♡ひゃうっ♡や…♡耳、舐めないでよお…♡」
マスターは甘えた声で媚びるアルマスを抱き締め、唇で耳を食んだ。
(こ、これって…、エッチ、だよね……?)
見てはいけないと分かっているのに目が離せない。
「あっ♡ああ♡ああぁ…♡も…、ばかぁ…♡」
マスターがアルマスの尻を揉み回しながら、執拗に耳を責める。
暫くすると、アルマスは彼の腕の中で喘ぎながらビクビクと身体を痙攣させた。
「アルマス、今日はどっちにシて欲しい?」
「はあ…♡は…♡危険日から日が経ってないから、お尻がいい…♡」
(お、お尻……?)
ベッドの上でアルマスは服を脱ぎ捨て、マスターに尻を向ける様によつん這いになった。
「おちんちん、お尻にズプズプして…♡」
「おねだりが上手になったね」
「マスターの、せいでしょ…♡ン♡くううっ♡」
マスターは曝け出した肉棒をアルマスのアナルにあてがい、ズププ…と挿入した。
女の声で喘ぎ、雌の表情で乱れるアルマスは私の知ってる妹ではなくて…。
「ますたぁ♡あっ♡お尻、また拡がっちゃうぅ♡ぁ♡ぁ♡ぁっ♡」
「アルマス…!」
「うんっ♡きてっ♡出して♡お尻の中、ますたぁのせーえきで一杯にしてぇえ♡♡♡」
性を貪り、悦ぶ女の子の姿を最後まで見守った。
(次にアルマスに会った時、どんな顔をすればいいんだろう……。あ)
宙に浮いて堂々と覗きをしている私の周りに人が何人か集まっていた。
路面には降りず、そのまま宿の中へと逃げ込んだ。
翌朝、朝食の席に向かう途中でアルマスとバッタリ出会った。
「お姉ちゃん、おはよ」
「お、おはよう……」
「……お姉ちゃん、どうかした?」
「え?な、なんでもないよ…。アルマス、何かあったら何でもお姉ちゃんに相談してーーー」
昨日見たアルマスの淫らな姿が頭をよぎり、言葉を続けることが出来なかった。
妹は既に私よりもずっと大人だ。
頼って貰えることなんて一つもない。
「もう……。お姉ちゃん、いつまでも子供扱いしないでよね…」
「そう、だよね…。情けないお姉ちゃんでごめんね…」
「…………」
(呆れられちゃった、かな…。きっと私、情けない顔をしてる……)
柄にもなく卑屈になってしまった私に、アルマスは何も言わなかった。
いたたまれない気持ちになって俯く。
するとアルマスに私の身体を正面からギュッと抱き締められた。
「アルマス…?」
「お姉ちゃんは難しいこと考え過ぎ。私は賢くないから、頼り辛いかもしれないけどさ」
「そんなことない…。むしろ私に頼って欲しかった、かな。昔みたいに…」
アルマスの暖かさに押し込めていた感情が溢れ出る。
たった一人の肉親であるアルマスに対して頼れる姉であろうとする、つまらない
我ながら我儘な姉だと思うけれど、妹の前では甘えてしまっていた。
「そっか。お姉ちゃんにとって私は重荷じゃなかったんだ」
「……え?」
「お姉ちゃんは誰にも見られてない所でムリし過ぎるから、私のこともそうだと思ってた。……照れくさくて今まで言えなかったけれど、……」
ーーー守ってくれてありがとう。
「……っ!」
必要以上にお姉ちゃんぶろうとしていたのは、もしかすると褒めて欲しかったのかもしれない。
静かに涙を流しながら、妹の身体を抱き締めた。
涙が落ち着いて…。
「それはそれとして…。ヘレナから聞いたけど、お尻でエッチする時はちゃんと……クドクド」
「〜〜〜〜〜っ!!お姉ちゃんのばかぁあ!!!」
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
夜にアルマスが僕の部屋に訪れた。
何故か今日のアルマスはご機嫌斜めだ。
僕のベッドを独占し、枕を抱いて足をパタパタとさせている。
「もう…、お姉ちゃんのばか…」
「あはは…、何があったの?」
「……言いたくない」
「ん、了解。言いたくなったら教えて」
「……うん」
アルマスがベッドの縁をポスっポスっと叩いた。
不器用な彼女なりの意思表示に従い、アルマスの傍に寄る様にベッドへ座る。
ついでに彼女の頭を優しく撫でておいた。
「……子供扱いしてる」
「そんなことないけどな」
「むう…」
何だか物言いだげにしている割には抵抗することなく頭を撫でられ続けた。
「お姉ちゃんとマスターって、結構似てるところがあるわよね」
「グランテピエと?そうかな?」
容姿端麗。才色兼備。文武両道。
人格、能力共に優れたグランテピエに対する印象として、そんな言葉ばかり浮かんでくる。
正直、僕は似ても似つかない。
「自分を省みないで抱え込むところとか、鈍感でデリカシーのないところとか、その自覚が無いところまで似てる」
「あはは…、悪い部分ばかり似ちゃってるなぁ」
確かに他の人から言われることばかりだ。
アルマスが僕を良く見てくれている。
たったそれだけのことに心の底から嬉しさを感じている自分がいる。
「きゃっ♡ちょ、ちょっと…♡」
アルマスの上に伸し掛かり、その華奢な身体を抱き締めた。
「ごめん。今日も我慢出来そうにない」
「えっ、だ、ダメだってば…♡ひゃん♡」
耳を舐めると、アルマスは可愛いらしい声をあげて、ビクンと身体を跳ねさせた。
「本当にダメ?」
「っ♡…ダメって言ってもするんでしょ?好きにすれば?……もう♡」
アルマスは意外と押しに弱い。
その日も夜遅くまで彼女との行為に没頭することになった。
アルマスと身体を重ねて分かったことがある。
アルマスはM気質だ。
彼女自身は決して認めないけれど、イジめればイジめる程悦んでいる節がある。
「あ…♡もう、ばか…♡隣にお姉ちゃんがいるのに…♡やっ♡ぁ♡ぁ…♡」
服のファスナーを下ろしきり曝け出された乳房に吸い付くと、アルマスは僕の頭を抱きながら甘く息をこぼした。
「あ♡ぁ…♡吸ってもまだ出ないってば♡んうっ♡」
コリコリに硬くなった乳首に軽く歯を立てると、アルマスが背中を震わせる。
その反応が可愛らしくて、数分もの間、つい夢中で舐めしゃぶってしまった。
「いつまで舐めてるのよ♡ふっ♡ぅ♡ん、んうう♡」
「……アルマスが可愛いのが悪い」
「な、何よそれ…♡あ…♡」
アルマスの視線が、僕の股間にできたテントに釘付けになる。
彼女の指がズボンの上から僕のモノをさすりと撫でられた。
「すごく、膨らんでる…♡」
「アルマス、口でして貰ってもいい?」
「……うん♡」
アルマスは膝立ちになり、ズボンを下ろして僕のモノを曝け出した。
「すん…♡相変わらず、ヘンな匂い…♡先っぽがもう濡れてる…♡」
「アルマス…」
「急かさなくても大丈夫だから…♡すぐにイかせてあげる…♡はぷ…♡ぐぷ…♡ぐぷ、ぷぷ…♡」
アルマスが大きく口を開け、僕のモノを根元まで咥え込む。
「ぅ…」
「……♡ぐ、ぐぽ♡ぢゅぽ♡ぢゅぽっ♡」
カリ首を喉マンコで締められる気持ちよさに思わずうめき声を漏らしてしまった。
そんな僕の様子を上目遣いに見ていたアルマスが気を良くして、奉仕を始める。
「ぢゅッ♡ぐぷ♡ぐぷ♡ぢゅッ♡ぢゅずっ♡ぢゅぽ♡ぢゅぽっ♡ぢゅぽぢゅぽぐぽぐぽ♡♡」
「ぅ、ぁ…!」
頭を揺らしながらのイラマチオは暴力的な気持ち良さだった。
柔らかい唇で根元を食まれ、竿に舌が絡みついてザラリと撫でられる。
喉でカリ首や亀頭を扱かれる度に、快感が突き抜けていく。
アルマスの口の中は生暖かくて、唾液に濡れていて…、
何よりも、普段は男勝りな彼女が僕を悦ばせる為に肉棒をしゃぶってる姿が堪らない。
「ジュッ♡ぢゅずっ♡ぢゅずず♡ぢゅぽ♡ぢゅぽ♡ぢゅぽ♡ぢゅぽぢゅぽぢゅぽ♡ぐぽん…♡……どう?」
肉棒を口から引き抜き、亀頭から唇へと唾液の糸を何本も伝わせながらアルマスは意地悪げに訊ねてきた。
「すごく、気持ち良い…。アルマス、今度は…」
「うん♡精液吸い上げてあげる♡ぁむ♡ぢゅッ♡ぢゅるるるるるるるるっ♡♡」
アルマスが亀頭を咥え、卑猥な水音を立てながら啜りあげる。
舌先で鈴口をほじくられながらのフェラに抗える筈もなく…
「ぢゅッ♡ぢゅずっ♡ぢゅずずずず♡♡ぢゅるるっ♡」
「アルマス、もう…!」
「ぢゅずずるるる♡♡ン♡ぢゅずるるるるるるるるるるるるるるるるるるっ♡♡♡んうううううっ♡♡」
肉棒から大量の精が放たれる。
「ンっ♡ふ…♡ちゅぽ…♡せーえき、らしすぎ…♡クチュ♡くち♡くち♡ぐち♡グチュ…♡」
アルマスは精液を口の中で全て受け止め、目を閉じてグチュグチュと咀嚼し始めた。
味わう様に、感じ入る様に。
「くちゅ♡くちゅ♡ンくっ……♡はぁ…♡いつもよりベトベト…♡」
喉を鳴らして精液を飲み干し、恍惚の表情を浮かべるアルマスに僕はどうしょうもなく欲情していた。
「……アルマス」
「うん…♡ンっ♡あ、あぁ……♡」
膝をポンと叩くとアルマスは僕に跨がり、自身のナカに肉棒を挿れていく。
彼女の膣内は既に愛液で満たされ、膣肉もビクビクと痙攣していた。
「アルマスのナカ、もうイヤらしくなってる…」
「はぁ…♡は…♡そういうの、言わなくていいから…♡」
アルマスが僕の背中に手を回し、ギュッと服を掴んだ。
彼女の胸が僕の胸板でグニュリと押し潰される。
全身を密着させての対面座位。
この体位だとアルマスの柔らかさと匂いを強く意識してしまう。
「あ…♡今日は……、マスターのおちんちん、溶けるまでシて欲しい…♡精液、私のナカにたくさん注いで…♡やっ♡あん♡」
甘い声で媚びてくるアルマスに応えるべく、腰を揺する。
「あっ♡あ♡あ♡あっ♡ますた♡あ♡」
トントンと優しく奥を突く度にアルマスの漏らす熱い吐息が僕の耳を撫でていく。
押し付けられた胸がグニュグニュと擦れる感触が堪らない。
何よりも、僕のモノを包んで優しく締め付けながら扱いてくるアルマスのナカが気持ち良かった。
「やっ♡あ♡あっ♡出したばかりなのに♡硬くて♡オマンコごりゅごりゅされてる♡あ♡ますた♡もっと♡もっとシてっ♡♡」
「分かった…!」
「ひぁあん♡♡あっ♡あっ♡あっ♡♡んうううううっ♡♡♡」
アルマスの尻を抱え、彼女の身体を上下に揺すらせた。
グチュグチュと卑猥な水音に甘い嬌声が混じり、部屋の中が性的な音で満ちていく。
「やああっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あん♡」
「アルマスのナカ、キツくなってきた。お尻を触られるの、本当に好きだよね」
「はぁ♡ん♡っ♡すき♡お尻揉まれながら、おちんちん突かれるの♡気持ちいいっ♡♡」
尻肉に指を深く食い込ませる度にアルマスの身体が敏感になっていく。
その証拠に膣肉がミッチリと僕のモノに絡みつき、肉棒全体を余すことなく扱いてくる。
「アルマス、
「ふえ?ひあああっ♡♡♡」
アルマスの下着の中に手を滑り込ませ、ツププ…、と開発済みのアナルへ指を一本沈めていった。
「やっ♡お尻とおちんちん同時は♡んくっ♡らめらってばぁ♡♡ひぐぅっ♡あっ♡あっ♡あ♡」
涙目になりながら懸命に快感を堪えるアルマスの姿に嗜虐心を唆られる。
本人は気付いてないかもしれないが、アルマスの身体は淫らに腰を揺すって快楽を求めていた。
「ますた♡ぁ♡あっ♡」
「これはどうかな?」
「ひゃん♡あっ♡ば、ばかっ♡ンっ♡ぐううううっ♡♡」
アナルに挿れた指を
乱れるアルマスのナカを僕は堪能し、膣とアナルの快感にアルマスは悶え鳴く。
お互いの気持ち良さに深く溺れた末に、限界が迫っていた。
「ますた♡あぅ♡もうっ♡ンっ♡だして♡私のナカにせーえき出してぇ♡♡」
「アルマス…!」
「やっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あ♡ンっ♡んううううううううっ♡♡♡」
アルマスが達した瞬間、精液を膣奥へドプンと吐き出した。
アルマスの子宮がドロドロの粘液で満たされていく。
凄まじい征服感だった。
肉棒を引き抜き、お互いにベッドへ身を預けて横になった。
「はあっ♡はぁぁ…♡熱いの、私の子宮でタプタプしてる…♡どれだけ底なしなのよ…♡」
「……僕を興奮させてくるアルマスが悪い」
「何よそれ…♡んっ♡ちゅ♡ちゅぷ…♡」
唇を押し付け、アルマスの柔らかな身体をまさぐった。
お互いの口を唾液でベトベトにし、汗をかいた肌を重ねる様に半刻もの間じゃれつき合う。
「ちゅ♡ちぅ♡ンっ♡……ねえ、じれったいんだけど♡」
「今日はここまでにする?」
「こういう時だけ意地が悪いんだから…♡」
もう求めずにはいられないなんて、聞くまでもなく分かっている。
それでも意地悪く訊ねたのは…。
「マスターとまだエッチしたい…♡何でも言うことを聞くから、もう一回シよ…♡」
更に乱れるアルマスが見たかった。
それだけだ。
「ほ、ホントにこんな格好でするの…?」
「何でも言うことを聞くって言ったでしょ?」
言質を取った僕はアルマスの衣服を手袋と靴下以外全て剥き、更にハンドタオルで目隠しし手首を縛った。
ベッドに仰向けで身を預けているアルマスの上に覆い被さる。
ベッドの軋む音にアルマスはビクッと身体を反応させた。
「はぁ…♡はぁ…♡っ♡♡」
興奮で荒く息をつく彼女の内股を撫でると、膣口から漏れ出た愛液に触れた。
「……アルマス、こんなに漏らしてたんだ?」
「漏らしたって…♡もっと別の言い方があるでしょ…♡ンっ♡ちゅ♡ちゅぷ…♡」
愛液のついた指を唇に押し付け、アルマスに咥えさせる。
唾液たっぷりの口の中で、舌を絡ませて吸い上げられる指フェラに興奮が高まる。
「ちゅ♡ちうう…♡んうっ♡♡」
空いた手で痛々しい程に勃っている乳首をギュッと抓ると、アルマスの身体が跳ねた。
勿論責めはその程度では終わらない。
僕は一時間もの間アルマスを責め続けた。
「ンあっ♡あっ♡あっ♡んあっ♡あっ♡ますた♡ひゃん♡♡」
クリトリスを摘まみ、乳首をしゃぶり、首筋を舐め…、緩急をつけてアルマスの身体にあらゆる快楽を教えこんでいく。
ほぼ全裸で手を縛られ、ロクな抵抗もできずに悶え続ける彼女の姿に僕の理性は限界だった。
「ねぇ、アルマス…。挿れて欲しい?」
「うん♡はやくぅ♡ここ♡おちんちん、早くここにズポズポして♡」
アルマスは進んで股を開き、手首を縛られているにも関わらず指で膣口を目一杯に拡げておねだりする。
アルマスの方も既に理性が崩壊していた。
「っ♡」
亀頭を膣口へちゅぷ…と挿れる。
「あ…♡ますた…♡な、なんで…♡」
亀頭だけを挿れて動かない僕に、アルマスは焦れて腰を揺らし始めた。
そのせいでチュポンと亀頭が抜けてしまった。
「ぁ……♡ねえ、ますた…♡抜けちゃった…♡おちんちん♡もういっかい…♡ねぇってばぁ……♡」
幼子の様に甘く媚びるアルマスに、もう一度亀頭を挿れてやる。
勿論、カリ首より先は膣口に挿れず、徹底的に焦らした。
「うぅ…♡うぅ〜…♡うぅ〜ー…♡」
目隠しのせいで腰を動かせば肉棒がまた抜けてしまう恐れを危惧したアルマスは、身体を揺することすら出来ず、もどかしげに唸った。
「おくぅ…♡おくまで挿れてよぉ…♡」
「僕をその気にさせてくれたらね」
「そうやって、またイジめるぅ…♡お願いだから、おちんちん…♡おまんこ切ないの…♡」
「それで?」
「何でもするからぁ…♡孕ませたり、一晩中セックスしたり…♡赤ちゃんだって何人でも産むからぁ…♡ズポズポしてよぉ…♡」
「……よくできました」
「ンっ♡ぐうううううううっ♡♡♡」
半開きの口から舌を覗かせてセックスをせがむアルマスへのご褒美に肉棒を膣奥まで一気に突き挿れる。
亀頭で子宮を押し込んだ途端、アルマスは一突きで身体をビクン!と跳ねさせ深く達した。
「あぁ…♡お、おち…♡おちんちん、きたぁ……♡」
「挿れただけで満足しちゃったんだ?それなら、もう…」
「ヤぁ…♡もっとぉ…♡」
だらしなく頬を緩ませて甘えた声を出すアルマスに欲望が滾る。
「ん゛んううっ♡♡ん゛ううううううううううううっ♡♡♡」
子宮を押し潰す勢いで力任せに腰を打ち付けた。
先程までは肉棒を優しく包みこんでいた膣肉が、精液をねだる様に凄まじい締め付けで僕のモノを扱いてくる。
「あっ♡これらめ♡ンっ♡〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」
アルマスは何度も連続で絶頂し、快楽に悶え苦しむ。
全身に玉のような汗を浮かばせ、イキ続けて敏感になった身体を痙攣させ、甘く蕩けた声で「孕ませて欲しい」とせがんだ。
恋人の雌の姿に欲望は止まらない。
「アルマス、四つん這いになって」
「はぁっ♡はぁ♡これでいい……♡」
アルマスは膣で肉棒を咥えたまま、素直に四つん這いになった。
「ンっ♡んぐぅ♡あっ♡ああぁあ〜…♡♡」
子宮をグリグリと押し込みながら、目の前に差し出された大きなお尻に指を食い込ませて揉みしだく。
細い腰つきに大きいお尻…、孕ませがいのあるアルマスの下半身に、僕は釘付けになっていた。
「アルマス、どっちにシて欲しい?」
「両方共がいい…♡んあああっ♡♡指、奥まできたぁ…♡♡」
アナルの奥深くへ指を2本挿入すると、アルマスが悦びで緩みきった声を漏らした。
「ひぁあん♡あっ♡ますた♡♡あっ♡ぐうううううううっ♡♡♡」
肉棒と指をアルマスの穴へ激しく出し入れしていく。
性を貪ることしか頭に無いアルマスの乱れっぷりに、僕は全ての欲望を彼女にぶつける以外の思考が無くなっていた。
「指もおちんちんも♡気持ちいっ♡きもちいいっ♡♡やっ♡ぁむ♡ふぐっ♡ふっ♡ふうううううっ♡♡♡」
アルマスはシーツを咥えて必死に快楽を堪えようとしていた。
それが却って僕の興奮を煽っているとも知らずに。
全体重を乗せてアルマスの
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡ぐっ♡♡ふぅうううううううううううううっ♡♡♡♡」
アルマスは声にならない悲鳴と共に背中を仰け反らせた後、堪え難い快楽にビクつく身体を激しく捩らせた。
それに伴い、僕のモノと指を咥えている2つの穴の締め付けが強くなる。
乱れるアルマスの姿も相まって僕の責めは止まらない。
止まれる訳がない。
「ひあっ♡♡ますた♡それらめっ♡それらめぇえええ♡♡♡♡」
「ツンデレだね」
「そんなんじゃ♡♡きゃん♡♡♡あっ♡あっ♡♡あっ♡♡んくううううっ♡♡」
言葉とは裏腹に、彼女の膣は射精を煽る様にうねり、僕のモノをキツく締め付けてくる。
愛液でジュクジュクに潤ったその蜜壺の甘さに、僕の理性もまた溶けていた。
アルマスを一心不乱に求め続ける。
「ああぁあ♡♡♡ああぁっ♡♡ああぁあああああああ♡♡♡」
何回も、何十回も。
堪え難い快楽の波に飲まれたアルマスは悦びに満ちた鳴き声をあげた。
「おち、んうっ♡おちんちんゴリュゴリュしながら♡指曲げちゃらめえ♡♡きもひ良すぎるからぁ♡♡♡」
「嫌ならやめようか?」
「やめちゃヤぁ…♡おちんちん、しゅき…♡」
快楽の虜になっていく彼女に羞恥心や普段のクールさはもはや見受けられない。
僕だけに見せるアルマスの一面に、もう我慢は限界を迎えていた。
「ここまで頑張ったアルマスにご褒美だよ。僕に何をシて欲しい?」
「はぁ…♡は…♡せーえきでお腹がトプトプになるまで種付して…♡淫乱オマンコ孕ませてよ…♡ひあああぁぁああああああっ♡♡♡♡」
指を折り曲げてアナルを刺激すると膣肉の締付が更に増し、アルマスが淫らな嬌声をあげる。
Gスポットを亀頭で擦りながら恋人の穴の感触を愉しんだ。
雄の欲望が肉竿へと込み上げてくる。
「ああぁああっ♡ますた♡ますたぁっ♡♡」
「アルマス、出すよ…!」
「うん♡ドピュドピュして♡やっ♡あっ♡あ♡あっ♡っ♡♡♡〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡♡」
子宮口と亀頭をキスさせた状態で、精液を子宮へとぶちまける。
脳が蕩ける程の快楽と幸福感だった。
肉棒を引き抜き、アルマスの隣へと寝そべった。
「ああ〜〜っ♡ああーー♡ああ〜……♡」
だらしなく開いた口。
そして、そこから覗く舌先から垂らされた唾液でシーツが濡らしていた。
快感に身体をくねらせて悶え続けるアルマスの目隠しを取り、間近で見つめる。
「あ…♡ぁ…♡ます、たぁ…♡」
「……アルマス、すごくエッチな顔をしてる」
「ぅん…♡ますたぁが、お腹に熱いの…、たくさん出すからぁ…♡」
「出して欲しいって言ったのはアルマスだよ。ツンデレだね」
「はぁ…♡は…♡何でもいいから、もっとシよ…♡もっと熱いの、ちょうらい…♡ん♡ちゅ…♡ちゅぴ…♡」
キスをしながら続きを求めてくるアルマスを抱き寄せる。
汗にまみれた恋人の匂いと淫乱っぷりが、僕のモノを再び硬くさせていく。
「ちゅ…♡ちゅ…♡……おちんちん、おっきくなった…♡」
お腹に当たる肉棒の感触にアルマスが頬を緩ませる。
お互いの胸に灯った熱はまだまだ冷めそうにない。
その後、朝方まで僕はアルマスと愛をぶつけ合った。
行為を終えた僕らはベッドの上で寝転がっていた。
「…………ヘンタイ」
「あはは…」
「絶・鬼畜」
「ご、ごめん…」
毛布にくるまったアルマスがジト目で僕を睨んできた。
しかし顔が真っ赤なので迫力はあまり無い。
照れ隠しだと分かっているので、頬が緩まない様に気を付けた。
「……ニヤけてるのバレバレだから」
相手の事を知り尽くしているのはお互い様だったらしい。
何でも無いことを話し終え、暫くしてからアルマスの身体を抱き寄せた。
お互いの体温が溶け合う感触が心地よい。
アルマスが僕の背に手を回して更に密着してきた。
「アルマス…?」
アルマスの手は少しだけ震えていた。
「大事な話があるの。マスター、聞いてくれる?」
「…………うん」
声色から、それが真剣な話だということは直ぐに察せられた。
続きを促すようにアルマスの頭を優しく撫でた。
「私……、ラグナロクにバイブスを還そうと思う」
「ーーー」
アルマスのキラーズと僕のバイブスが共鳴していないのは、恐らくアルマスがラグナロクのバイブスをその身に宿しているからだ。
バイブスと共鳴したキラーズは持ち主の心を捻じ曲げて、マスターに服従する道具になりさがる。
ーーーと、アルマスに出会う前の僕なら考えていた筈だ。
「そっか」
「………それだけ?」
「アルマスが抱く僕への想いは変わらないって、今なら信じれるから」
ーーー自分のことを信じてあげて。それでもダメなら、あなたを信頼してる私のことを信じてくれていいから。
アルマスが嘗て掛けてくれた言葉が今も僕の中に残っている。
絆を信じれる様になったのはアルマスのお陰だ。
だから不安は全く無い。
バイブスとかキラーズとか、そんな不確かなモノよりも。
僕にはアルマスと過ごした思い出があるから。
「思い出、これからも作っていこう」
「ん…。次は何処に行くの?」
「そうだなぁ…。アルマスとなら何処へでも」
「ふふっ、何よソレ」
アルマスの頬が緩む。
この笑顔を守る為に生きていこうと誓いながら。
他愛もないことを話して夜を明かした。
fin
・その後
アルマス「お姉ちゃん、相談したい事があるんだけど、……いい?」
グランテピエ「う、うん!お姉ちゃんに何でも言って!」
ムー「グラ、落ち着け」
アルマス「でっ、デートって、何処に行ったら喜ぶかな…?」
グランテピエ「アルマスと行くなら何処へだって喜ぶと思うよ」
ムー「おいおい、流石にそれは答えになってないんじゃ…」
アルマス「……マスターもそう言ってくれたから、お姉ちゃんの言う通りだと思う。それでも決めきれないの」
グランテピエ「そっか。それならお姉ちゃんとデートスポットを調べてみようか」
アルマス「うん!」
二人(と一匹)は仲良くデートについて語り合った。
アルマス「お姉ちゃん、ありがと!」
グランテピエ「何かあったら、また頼ってね」
ムー「グラはアルマスに対して過保護だと思ってたけど、その分アルマスのこと分かってやれてるんだな」
アルマス「お姉ちゃん、どうしてマスターが私とならデートは何処でもいいって分かったの?」
グランテピエ「昨日アルマスが話してたのが聞こえてきたからだよ」
アルマス「……」
ムー「……?」
グランテピエ「ぁ…」
グランテピエ「ち、違うよ!盗み聞きしてた訳じゃなくて、この宿は壁が薄かったから
ムー「…………グラ」
アルマス「」プルプル
グランテピエ「あ、アルマス…?」
アルマス「お姉ちゃんの絶ばかぁあああ!!!」
二人はずっと仲良しです。
おしまい。
アルマス誓約化おめでとう!
イミテイト宜しく、DSで変身シーンがあるキャラは堪らなく格好良くいですね!
インノア編(マスター)のアルマスは今までの男勝りな部分を残しつつ、後ろで小さく髪を纏めている所が可愛らしさを感じられて凄く好きです。ユニット化はよ。
今回書いたSSでは面白そうだったのでグランテピエを本編よりも過保護気味にしています。平和な世界なら、この姉妹の関係もありふれたものになるだろうな、と妄想を膨らませて書きました。マスターと付き合ったアルマスとグランテピエの距離感を楽しんで頂けたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。