※この作品はR-18です。

ファンキルイチャラブ集 R18   作:荒ぶる異族

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グレイプニル×マスターの純愛SSです。
グレイプニルに甘やかされ、甘えられるマスターの気持ちになって頂ければと思って書きました。
一週間で書き上げたので粗があるかもしれませんが、それでも良ければお楽しみください。





グレイプニル×マスター

 

貧困、差別、戦争。

 

生物の中で唯一理性を備える人間だけが抱える業。

 

言語を介してコミュニケーションを取る術を持っていながら、欲望を抑えきれないばかりに争いが絶えないのは皮肉な話だ。

 

ユグドラシルに封印されている間に世界の歴史を眺めたが、人間が己の業を克服することは最後まで無かった。

 

人間は終わらない苦しみに苛まれる生き物だと気付き、幸福という望みを捨てさる。

 

祈りは届かず、願いは叶わず。

 

それどころか人類は飢えに苦しみ、差別に苦しみ、争いに苦しみ、隣人を憎しみ、恨み、妬んできた。

 

誰に何を諭されようと私の考えは変わらない。

 

この世は生き地獄なのだから、終わりこそが救いなのだと信じている。

 

多くの者が(常人からすれば)破綻者である私を避ける中、マスターだけは私に構い続けた。

 

ーーーそれは、哀しい物の見方だよ…。

 

ーーー申し訳ありませんが、私にはあなた様の仰る意味を分かりかねます。死で苦しみから解放されることの何が哀しいのでしょう?

 

ーーー僕らはまだ生きているのに、生きる幸せを放棄するのは哀しいことだよ。

 

ーーーなるほど。確かに、多くの人はそうお考えになさるのでしょうね。

 

争いの無い平和で幸福な世界。

 

それが叶えられるべき理想であるのは間違い無いし、否定するつもりも無い。

 

だが、

 

ーーー残念ながら私達が理想に届くことはございません。過ちを繰り返してしまうのが私達人間ですから。歴史がそれを証明しています。

 

現実が常に残酷であることを私は知っている。

 

ーーー逃れようの無い苦しみに苛まれている人が目の前に居たとして、あなた様はどの様な救いをもたらされますか?

 

ーーー……苦しみの元凶を取り除くよ。

 

ーーーでは、もう一度お訊ねしますね。貧困による飢えや不治の病、他の何かでも構いません。逃れようのない苦しみ(・・・・・・・・・・)に苛まれている人に、それでも生きろと手を差し伸べられますか?

 

ーーーそれ、は……。

 

私の問いにマスターは言葉を詰まらせた。

 

それが答えだった。

 

ーーー……グレイプニル。もしかして君は、死にたい(・・・・)と思ってる…?

 

ーーーまぁっ。ご理解頂けるのですね!ですが残念なことに私は死(救い)が叶わぬ身です。

 

ーーー……死ねないってこと?

 

ーーーええ。常人よりも多くのマナを持ちながらグレイプニルのキラーズを宿した弊害です。容易に死ぬことが出来ないというのは、やはり辛いものですね。

 

キラーズを受け容れてからも騙され続けた少女の昔話をした。

 

死にたくとも死ねない苦しみを味わい、多くを失い、多くを喪わせた私の罪。

 

その全てを話し終えると、マスターはギリッと歯を食い縛った。

 

拳は強く握られ、怒りに震えている。

 

その感情の訳を私は理解できなかった。

 

ーーー困りました。私、気に障る様なことを申してしまいましたか?

 

ーーーグレイプニル、僕と一緒に世界を見に行こう。

 

彼の唐突な誘いに目を丸くした。

 

ーーーあら。これでも私はユグドラシルに封印されていた何百年もの間、世界中を拝見させて頂いていたのですが……。

 

ーーーそれは眺めて(・・・)いただけだ。実際に見ないと分からないことだってきっとあるよ。

 

ーーー眺めていただけなんて、そんなことはありませんけれど……。そこであなた様の答えをお聞かせ頂けるのなら、私はお付き合い致します。

 

ーーーううん、探すのは君の幸せだよ。

 

ーーー……?私の、ですか?

 

幸せ(そんなもの)は知らない。

 

とうの昔に忘れてしまった。

 

だけど、もし本当に幸せ(そんなもの)があるのなら、皆が死に抗う理由を少しでも理解できる様な気がする。

 

幸せがどういったモノかを思い出すのも悪くないのかもしれない。

 

ーーーかしこまりました。あなた様の旅に私を連れていってください。

 

ーーーうん。

 

彼は私の手を取り、そのまま歩き出した。

 

私の手首に繋がれた鎖とは違い、繋いだ手からは温もりが伝わってくる。

 

人肌の感触に酷く懐かしさを覚えながら、マスターと共に旅に出た。

 

マスターと旅に出て半年が経った。

 

愛を見て、絆を見て、多くの幸せに触れた。

 

色んな人に出会った。

 

色んなものを食べた。

 

色んな思い出を作った。

 

「グレイプニル、この半年間どうだった?」

 

「……皆様が望む平和がどういったものなのか、私にも理解できた気がします」

 

貧困に喘ぎ、キル姫となって罪を犯し、ユグドラシルに長く封印されていた私には縁の無かったモノ(幸せ)。

 

見ているだけで終ぞ経験することが無かったのだから、理解できる筈も無かった。

 

「……私は間違っていたのですね」

 

「まるっきりそうという訳でもないよ」

 

マスターが私の考えを肯定してくれていると思っていなかったので、少し驚いた。

 

「君の言った通り、死ぬことでしか苦しみから解放されない境遇の人だっているかもしれない。それでも生き永らえさせることが正しいとは僕にも思えない。でも…」

 

優しさの籠もった目で真っ直ぐに見つめられ、トクンと心臓が跳ねる。

 

「死は苦しみを遠ざけてくれるかもしれないけど、それ以上に幸福を遠ざける。死ななくても苦しみから解放されるのなら、その原因を取り除いて幸せを掴んで欲しいと僕は思うな」

 

玉虫色の意見だ、非現実的だ、と突き放すことは出来なかった。

 

この半年間、名前も知らぬ会ったばかりの人に手を差し伸べてきた彼の姿を、傍でずっと見続けてきたから。

 

確かめてみたいと、思ってしまった。

 

「参りたい場所があるのですけど、お付き合い頂けないでしょうか?」

 

「もちろん」

 

近場の教会に足を運んだ。

 

私がまだキル姫では無かった頃、教会で多くの子供達と共に過ごしてきた。

 

毎日祈りを捧げようと、飢えに苦しむ私達を誰も助けてはくれなかった。

 

「……これがそう(幸せ)だったのですね」

 

教会には身寄りの無い子供達がたくさん預けられていたけど、そこには笑顔が溢れていた。

 

かつての私が望んでいた幸せがそこにはあった。

 

「……グレイプニル」

 

「私にもこんな感情が残っていたなんて、お恥ずかしい限りです…」

 

胸の内に暖かさが灯る。

 

涙が自然と溢れて頬を伝っていく。

 

「あなた様は、この幸せが続いていくとお思いですか?」

 

「……一時の平和を迎えても、人間はくだらない理由でまた争いを始めてしまう。バイブスやキラーズが無くなったとしても、次は国や肌の色の違いで争うかもしれない」

 

でも、とマスターは付け足し、微笑みながら己の答えを告げた。

 

「ーーーだからこそお互いを知って想い合うことが大切なんだと思う。僕ら(人間)は言葉で想いを伝えて、分かり合うことができる生き物だから」

 

聞く人が聞けば夢物語だと笑うかもしれない。

 

そんなものは理想にすぎないと一蹴するかもしれない。

 

だけど、彼の言葉には確かな芯と温かさがあった。

 

何百年にも渡って凍りついた心が一人の青年に揺り動かされていた。

 

「素敵ですね」

 

「うん。そんな世界にしていきたい」

 

「……あなた様のことでございますよ」

 

「え?」

 

「ふふっ」

 

マスターのキョトンとした表情に笑みが溢れる。

 

そうして子供達がはしゃぐ様子を日が傾くまでマスターと見守った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

ーーーーーー

 

ーーー

 

グレイプニルと初めて会った時、今にも壊れそうな印象を受けた。

 

薄幸の美少女と言い換えてもいいかもしれない。

 

彼女の生い立ちを聞いた。

 

生きている限り苦しみから解放されることの無い環境にいたグレイプニルは生きていくことの幸せを知らなかった。

 

死ぬことが出来ないと寂しそうに笑ってさえいた。

 

死を受け容れることでしか救われないと当然の様に考えさせられるまで彼女を追い込んだ全てに対して、怒りでどうにかなってしまいそうだった。

 

放っておくことなんて出来る訳が無かった。

 

ーーーグレイプニル、僕と一緒に世界を見に行こう。

 

世界はもっと優しくて、幸せで溢れているべきものだと、彼女に知って欲しかったから。

 

半年間、彼女と共に旅をした。

 

彼女が幸せを感じられるその日まで続けようと思っていた。

 

ーーー……これがそう(幸せ)だったのですね。

 

グレイプニルが教会で元気に遊ぶ子供達を見て流した涙。

 

それを見て僕は安心した。

 

彼女はきっと、もう僕が居なくなっても大丈夫だ。

 

半年間一緒に過ごしてきたから寂しい気持ちも少しあるけれど、これからは自分の人生を歩んで幸せになって欲しいと思うから。

 

「ーーー」

 

いつ言い出そうかな?もう暫くは一緒に居る方がいいのかな?と考えていると、微かに声が聞こえた。

 

この半年間、耳に馴染んだ声だった。

 

「ーーーーーー」

 

「ん…」

 

眠っていた意識が少しずつ覚醒する。

 

「……様、ご主人様。もうお昼前でございますよ」

 

「…………うん」

 

目を開けると、僕の髪を指で梳くグレイプニルと目が合った。

 

後頭部に何故か枕とは違う、程良く柔らかい感触がする。

 

戸惑う僕に対し、グレイプニルはニッコリと微笑んだ。

 

「今日のご主人様は珍しくお寝坊さんですのね。枕がよろしかったのでしょうか?」

 

「……なんで僕は膝枕をされているんだろう?」

 

「お嫌でしたか?」

 

「…………そうじゃないけど」

 

昨日、教会に行ってからというものの、グレイプニルの距離が異様に近い気がする。

 

というか多分、気のせいじゃない。

 

いつの間にか僕の呼び方も「あなた様」から「ご主人様」になっている。

 

女のコのフワリとした匂いと太腿の感触にドキマギとし、僕は呆然としていた。

 

「ふふっ♡もう少しお眠りになられますか?私の膝を気に入って頂けて何よりです♡」

 

「ぅあ!ご、ごめん!」

 

「ぁ……」

 

膝枕を堪能していたことを指摘され、急いで身体を起こす。

 

グレイプニルは心なしか残念そうにしていたが、あまり気に留めず身支度を整えた。

 

「今日はどこに行こうかな…」

 

「ご主人様さえ良ければ参りたい場所があるのですけど…、宜しいですか?」

 

「あ、うん。勿論構わないよ」

 

昨日に続いて珍しくグレイプニルからのリクエストを受け、僕達はピクニックをしに近場の原っぱへと向かった。

 

「良い景色ですね」

 

「そうだね。ここでご飯にしようか」

 

ビニールシートを敷いて腰を降ろすと、グレイプニルが僕の隣に座る。

 

少し動けば肩がぶつかる距離に動悸が少し増していく。

 

「ぐ、グレイプニル…?」

 

「私達の付き合いもそろそろ半年が経ちますし、もしご主人様さえ良ろしければ、これからはグレイと呼んで頂けないでしょうか…?」

 

「あ、うん…。ぐ、グレイ…」

 

「はい…♡」

 

グレイが僕の腕を抱き、自身の頭を僕の肩に預けた。

 

二の腕に伝わる彼女の胸の柔らかさと、女のコの匂いに動悸が激しさを増していく。

 

「グレイ…。ち、近くない…?」

 

「そう、ですね。いけないと理解はしているのですが、昨日から身体が火照ってしまって…、ご主人様の傍にもっと居たいと思ってしまうのです」

 

「そ、そうなんだ…」

 

「はい♡もっと近くに寄っても宜しいですか?」

 

これ以上近付いたらどうなってしまうのだろうか、と一瞬考えかけて頭をブンブンと振る。

 

今までそういう目で見ていなかったが、死への執着が無くなった今のグレイが相手だと、魅力的な異性としてしか見ることが出来ない。

 

きっとこれ以上は僕の理性が保たない。

 

保つはずがない。

 

「こ、このままだと、ご飯が食べづらいから…」

 

「まあっ、それは残念です……」

 

やっとの思いで声を絞り出すと、グレイは渋々といった様子で僕の腕を離したが頭は僕の肩に預けたままだった。

 

グレイを意識しない様に努めながら、二つの弁当箱を取り出した。

 

一つは普通のサイズの弁当箱、もう一つはグレイ用の重箱(五段)だ。

 

「「頂きます」」

 

グレイが作ってくれたお弁当は美味しかった。

 

グレイ自身も幸せそうに食べている。

 

食べ方こそ上品だけれど、お昼ご飯はあっという間に彼女の胃の中に収められた。

 

特大のお弁当がその細い身体のどこに入るのか不思議な位にグレイはよく食べる。

 

そんなことを考えていると、僕の視線に気付いたグレイと目が合った。

 

「あ、あの…、食事をしている所を見られるのは、少し……」

 

「ご、ごめん…」

 

少しだけ頬を赤らめて顔を逸らすグレイにドキリとする。

 

恥ずかしがるグレイの顔を見つめていると、あることに気付いた。

 

「グレイ、頬に食べ物がついてるよ」

 

「え?」

 

グレイが頬についた食べカスを拭おうとするが、中々取れない様なので僕が取ってあげることにした。

 

「グレイ」

 

「ん…、ありがとうございます」

 

指で食べ物を掬ってあげると、グレイは僕の手を取って礼を告げ、

 

「れろ…」

 

僕の指についた食べ物を舐め取った。

 

「ぐ、グレイ…?」

 

「私のせいでご主人様の指を汚してしまいましたから。綺麗にしても宜しいですか?」

 

「う、うん…」

 

別に気にしなくていいよ、と言えば良かったのに、間の抜けた声で頷いてしまう。

 

「れろ、れぇる…、ちゅ、ちゅ…♡」

 

グレイの舌が僕の指をザラリと撫で、その柔らかい唇をふにふにと押し付けられる。

 

そしてグレイは小さく口を開けて、僕の指を咥え出した。

 

「ぁむ…、ちゅ、ちゅく…♡ちぅぅぅ…」

 

指にグレイの舌が絡み付き、彼女の口の中で唾液の生温さと吐息の生暖かさが直に伝わってくる。

 

「ちゅ…♡ぢゅく、ちうう…♡かり…♡ちゅ…、ちぷ…♡ぢゅうう…♡」

 

甘く歯を立てられ、舐められて、咥えられて、吸われて、気持ち良かった。

 

目を閉じて僕の指を夢中でしゃぶるグレイの姿に興奮が高まってしまう。

 

「ちゅぷ♡ちゅく…、ちゅく…♡」

 

「ぐ、グレイ、それ以上は…」

 

「ちゅ…♡あ……」

 

口から指を引き抜くと、グレイは僕を上目遣いに見つめながら残念そうな声を漏らした。

 

グレイの唇から僕の指に唾液の糸が伝う。

 

淫靡さを感じさせる彼女の表情に目を離すことが出来ない。

 

そして僕がずっと見つめていると、グレイは耳に少しずつ赤みが帯びさせ、俯いてしまった。

 

「も、申し訳ありません…。はしたない真似をしてしまいました…」

 

「い、いや……」

 

その後、少しだけ気まずくなりながらも、手を繋いで公園や教会を回っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

ーーーーーー

 

ーーー

 

グレイプニル(貪り食らうもの)。

 

私が人一倍ご飯を食べるのは己のキラーズの弊害によるものだ。

 

キル姫ではなく普通の人間だった頃は、一食抜いても平気だったくらいだ。

 

キラーズと同調すると、その特性に体質が引っ張られるのはよくあることらしい。

 

例えば、罪人の脇腹を突いたと言われるロンギヌスの槍。

 

ロンギヌスはキル姫になってからというものの脇腹に弱い。

 

同様に、私がグレイプニル(貪り食らうもの)のキラーズから受けた影響はたくさんご飯を食べる様になったことだけ(・・)だとずっと思っていた。

 

「ふぅ♡ふっ♡んっ♡」

 

宿に泊まった私は、ご主人様が隣の部屋に居るのにも関わらずベッドで自分を慰めていた。

 

ドレスの裾を咥えて声を押し殺しながら、ナカを指でクチュクチュと掻き回す。

 

グレイプニルのキラーズは食欲だけではなく、性欲をも貪る様に作用していた。

 

キッカケは間違い無く、教会で芽生えたご主人様への想い。

 

死にたいと願い続けて性欲とは無縁だった頃と異なり、今の私はご主人様と共に生きたいと思ってしまっている。

 

「んっ♡ふっ♡ふぅう…♡ふっ♡んっ♡」

 

蜜壺に愛液が止め処なく溢れ、水音はグチグチとイヤらしさを増していく。

 

新たに芽生えた感情に抑えが効かないのはキラーズのせいだ。

 

それ以外(・・・・)の理由が合ってはいけない。

 

例えば、何百年も知ることの無かった感情に触れて、ただ発情して抑えられなかった(・・・・・・・・・・・・・・)なんて…、

 

もしもそうだとしたら私は淫乱だ。

 

ーーー澄ました顔をしてたけど、グレイはイヤらしいコだったんだね。

 

ーーーはぁ♡は…♡そ、それは…♡

 

妄想の中の彼にベッドへ押し倒され、耳元で囁かれる。

 

ーーーグレイ。もっと感じているところを見せて。

 

ーーーは、はい…♡

 

クリトリスを擦りながら、乳輪がぷっくりと膨らみ硬く勃った乳首を空いた手でこねくり回した。

 

ご主人様に間近で自身の痴態を見せていると思う程、快感がゾクゾクと駆け上がる。

 

「ふうう♡ふっ♡ふうう♡」

 

快感に悦ぶ身体がビクビクと跳ねる。

 

快感を欲する指の動きは止まらない。

 

最高潮にまで達しそうになった瞬間。

 

ーーーグレイ。君がイクところを僕に見せて。

 

「ふぅっ♡ふっ♡んぅうううううう♡♡」

 

ご主人様に望まれるままにオーガズムに達した。

 

「はぁ♡はぁぁ…♡」

 

荒く息をつきながら、快感の余韻に浸る。

 

愛は盲目と言われる由縁が分かった気がする。

 

その後もご主人様をオカズにして何度も自分を慰めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

ーーーーーー

 

ーーー

 

ピクニックに行ってから数日、グレイの様子がおかしい。

 

伺う様にこちらに見つめては、視線がぶつかると顔をフイと逸らされることが多くなった。

 

避けられてから、初めてグレイへの好意に気付くことが出来た。

 

グレイは僕と初めて出会った時から変わった。

 

死を望む危うさが消えてからのグレイは、僕にとって一番身近な魅力的な異性になった。

 

端正な顔立ちで浮かべられる柔らかな笑み。

 

聞く者の耳を癒やす優しい声。

 

上品でおっとりとした物腰。

 

意識すればする程、グレイに強く惹かれてしまっている自分がいた。

 

胸の内で膨らんだ想いを抑えられず、その晩にグレイの泊まった部屋を訊ねた。

 

「ご主人様、こんな夜更けにいかがなされましたか?」

 

「グレイ。大切な話があるんだけど、場所を移したい。いいかな?」

 

「ええ、喜んで」

 

ニッコリと微笑むグレイを教会へ連れていき、中に設けられていた長椅子に腰掛けた。

 

「大切な話を教会でするというのは趣きがございますね」

 

「そうかな?」

 

「教会は神に告白し、祈りを捧げる場でもありますから。……ここに連れて頂けたのは、そういう理由では無いということでしょうか?」

 

「大切な話は大切な場所でしたいなって。グレイにとって大切な場所だと思ったから」

 

「……ええ、その通りです。私がまだ神々に仕えていた頃、ここで毎日祈りを捧げました。教会に住む身寄りの無い子供達がお腹いっぱいにパンを食べられる…、そんな細やかな幸せを願って…」

 

「うん」

 

「数百年越しにですけど、ご主人様のお陰で私が望んでいた幸せが何なのかを思い出すことが出来ました。昔は然程思い入れがあった訳ではありませんが、そういった意味で私にとって教会は大切な場所でございますよ」

 

グレイがかつて望んでいた(・・・・・)幸せ。

 

教会で身寄りの無い子供達が元気一杯に遊ぶ姿がそうなのだろう。

 

「……どうして私はあの子達を救うことが出来なかったのでしょうか」

 

「……」

 

僕への問い掛けではなく、グレイは自身を責める様にポツリと呟いた。

 

その後取った行動の正誤はどうあれ、いつだってグレイは自分以外の誰かを想って尽くしてきた。

 

何色にも染まる雪色の様なグレイの純粋さに付け込んだ者こそが咎を受けるべきであり、彼女自身に罪は無いと僕は思う。

 

だから。

 

「……グレイ、君はもう自分の為に生きていい」

 

「……え?」

 

グレイが僕を見上げ、目を丸くした。

 

まるで「自分の為に生きること」それ自体が考えつかなかったとでも言うように。

 

それがとても悔しかった。

 

我慢なんて出来なかった。

 

「あ、あの…」

 

戸惑うグレイの手を握る。

 

彼女に伝えよう。

 

何よりも大切な僕の願いを。

 

「今の君の幸せを教えて。僕がそれを叶えてみせるから」

 

「……」

 

誰よりも他人の為に生きてきた彼女の幸せが、今の僕の願いだ。

 

グレイは俯いて黙りこくった。

 

少しだけ肩を震わせて静かに涙を流しているのに気付かないフリをしながら、彼女が落ち着くまで手を握り続けた。

 

「私には、誰かに良くして頂ける様な資格はございません。……何故ご主人様は、私にここまでしてくださるのですか?」

 

グレイがか細い声でポツリと呟く。

 

答えなんて決まっていた。

 

「グレイ、君のことが好きだ。だから君に幸せになって欲しい」

 

「……その言葉をご主人様から頂けた時点で、私は幸せ者でございますよ」

 

涙の跡を指で拭いながら、グレイは花の様な笑みを浮かべた。

 

「ご主人様をお慕いしています。我儘を一つ、宜しいですか…?」

 

「うん」

 

「ん…」

 

グレイが身を寄せ、顎を上げて目を閉じる。

 

僕はグレイを抱き寄せ、彼女の唇に自身の唇を重ねた。

 

何度もお互いに唇を押し付け合い、そうして恋人になった僕達は宿に戻って契りを交わした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレイが僕の恋人になってからは宿は同じ部屋に泊まる様になった。

 

関係が変わって分かったことがある。

 

どうやらグレイは僕を甘やかすことが好きな節があるみたいだ。

 

僕が家事を手伝おうとしても「ご主人様はゆっくりとお休みになられてください。……その代わり後で構って頂けたら嬉しいです♡」と断るし、ことある毎に僕の頭を抱き締めてくる。

 

僕自身もグレイに甘えることに心地よさを覚えてしまってい、グレイの甘やかしは更にエスカレートしていた。

 

「ちゅ…♡ちゅぅ…♡目が覚められましたみたいですね、ご主人様♡」

 

唇に伝わる柔らかな感触に目が覚める。

 

目を開けると、グレイが僕に伸し掛かってキスをしている最中だった。

 

「おはよう、グレイ」

 

「おはようございます♡もう起きられますか?」

 

「……ううん、起こして欲しいな」

 

「分かりました♡ちゅ…♡ちゅぅ…♡ちゅぅ…♡」

 

彼女の細い腰を抱き、唇を押し付け合う。

 

最近の朝は僕が起きるまでグレイがずっとキスをしてくれる様になった。

 

何度も、何分も接吻を交わし続けた。

 

「ちゅぅ…♡ちゅ♡はぁ…♡これだけキスをしても起きてくださらないのですね…♡」

 

「……グレイ、口を開けて」

 

「はい♡んぁ…♡ちゅ…♡ぢゅ、ぢゅく♡」

 

小さく開けられたグレイの口に舌を捩じ込み、グレイの舌と絡ませる。

 

唾液を混ぜ合いながらの深いキスに興奮が高まっていく。

 

「ぢゅく♡ぢゅ、ぢゅる♡ん♡ぢゅ、ぢゅぅうう…♡」

 

グレイの後頭部を手で抑え、唾液に濡れた彼女の舌を吸った。

 

グレイの方も僕に胸を押し付ける様にして伸し掛かり、モゾモゾと身体を揺らしている。

 

「ぢゅる♡ぢゅ♡ぢゅく♡ぢゅうう…♡」

 

お互いにキスの気持ち良さに溺れていく。

 

濃厚な朝のやり取りに僕のモノが硬く反り立ち、服越しにグレイの下腹部に押し付けられた。

 

「ぢゅる♡ぢゅぅうう…♡ちゅぴ…♡はぁ♡はぁ…♡今日のご主人様を起こすには、キスだけでは物足りないのですね…♡」

 

「グレイ…?」

 

グレイは頬を仄かに赤く染め、息をつきながら布団を捲った。

 

グレイの視線はズボンを押し上げる様にして膨らんだテントに留まっていた。

 

「失礼致します♡」

 

「わっ!」

 

グレイは僕のズボンとパンツを太腿の付け根辺りまで下ろし、肉棒を露出させた。

 

グレイの細く白い指が僕のモノに絡む。

 

柔らかく、仄かにひんやりとしてした感触が伝わってきた。

 

「まぁっ、もうこんなに硬くなっていますのね♡とても逞しいです…♡ご主人様は気持ち良さに身を委ねていてくださいね♡」

 

肉竿を緩く握ったグレイの手がシュッシュッと上下する。

 

優しく扱かれて少しずつ精液を搾られている感じが堪らなくて、欲望が段々と膨れ上がる。

 

目の前の少女の身体に触れたくて堪らなかった。

 

「ぐ、グレイ…」

 

「私に遠慮などなさらないでください♡私の身体はご主人様を気持ち良くする為の身体ですから、ご主人様の好きになさっても宜しいのですよ♡」

 

「グレイ!」

 

「ひゃん♡」

 

服の上から胸を鷲掴むとグレイは甘い声をあげたが、僕への奉仕を止めることは無く、それどころか…。

 

「んぅ…♡ぁ…♡直に可愛がってください…♡」

 

グレイは服をはだけさせて胸部を晒した。

 

露わになった母性の塊に顔を押し付ける。

 

彼女の甘い匂いと柔らかさに少しずつ脳が蕩けていく。

 

「今日のご主人様はお寝坊さんではなく甘えん坊ですね♡よしよし…♡」

 

グレイに頭を抱かれたながら手コキの気持ち良さに浸る。

 

肉棒の先から溢れた我慢汁が彼女の手を濡らし、肉竿を扱かれる度にズチュズチュと卑猥な音が出る様になってきた。

 

「ひぁん♡」

 

グレイに奉仕をさせながら、ぷっくりと勃った桜色の乳首を咥えた。

 

乳輪を唇で食み、突起に甘く歯を立てると、グレイの身体がビクンと跳ねる。

 

「ん♡はぁ♡ぁ…♡おっぱいはまだ出ませんけれど、それでも宜しければ味わってくださいね♡んぅ♡」

 

舌で乳輪を舐め回し、突起を吸い上げて彼女の胸を味わう。

 

グレイは艶かしく息をつきながら、肉棒を擦る速度を上げていく。

 

竿から伝わる快感とグレイに甘やかされる興奮に、限界はすぐに迫ってきた。

 

「オチンチンがビクビクしてまいりました♡私の手の中で宜しければ、いつでも受け止めますから…♡たくさんビュッてしましょうね♡」

 

グレイが亀頭を包む様に掌を押し付け、カリ首を指で刺激する。

 

子供をあやす様な優しい声で射精を促され、その欲望のままにグレイの掌へと精を放った。

 

「きゃっ♡♡」

 

彼女の掌に精液がベットリと絡み付く。

 

純粋な少女を白く汚す征服感は凄まじいものだった。

 

「ふふっ♡気持ち良くなって頂けて何よりです♡れろ…♡れぇる…♡」

 

掌に付いた粘液をグレイが舐め取る。

 

そして、そのまま僕の股間に顔を寄せてきた。

 

「次はお掃除をさせて頂きますね…♡れろ♡れえぇえ…♡」

 

グレイの舌が僕の竿を這い、精液を掬っていく。

 

唾液に濡れた彼女の舌は生温くて、少しだけザラリとしていて、言い様のない感触だった。

 

だから、一度射精して萎えた肉竿が再び硬くなるのは仕方ないことだ。

 

「れろ♡れぇる…♡まぁっ、また大きくなってしまわれましたね♡」

 

「……グレイのせいだよ」

 

僕のモノを愛おしそうに舐めしゃぶり、精液を美味しそうに飲み下すグレイの姿に興奮しない筈が無く。

 

グレイもきっとそれを分かってて僕を煽ってきている。

 

母性に満ちた瞳の奥には仄かに挑発的な光が見受けられた。

 

「では責任を取らせてください♡先程はご主人様のお口に気持ち良くして頂きましたから、今度はこのまま私のお口で気持ち良くしてさしあげます…♡あむ…♡ちゅ♡ぢゅずずずっ♡」

 

「うっ…!」

 

肉棒がグレイの口に包まれ、卑猥な水音と共に吸い上げられた。

 

腰が浮きかける程の快感にうめき声が漏れる。

 

そんな僕の様子に、グレイは肉棒を咥えたまま微笑んだ。

 

「ぢゅ♡ぐぷ♡ぢゅっ♡ずずずっ♡ご主人様のおちんひんが悦んでいるのが伝わってきまふ…♡ほのまま気持ひ良さに身を委ねてくらさいね…♡ぢゅ♡ぢゅずず♡ぢゅずずずずずずずずずず♡♡♡」

 

「ぅ…!ぐ、グレイ…!」

 

優しく搾る様な手コキから激しく貪る様なバキュームフェラに変わり、余りの快楽に脳が痺れた。

 

肉竿を食む唇の柔らかさも、絡み付く舌のザラつきも、唾液と吐息に満たされた口内も、蕩けた表情で肉棒に必死に吸い付く淫らな姿も。

 

グレイの何もかもが僕に射精を促してくる。

 

「ずぞぞぞ♡ぢゅるっ♡ぢゅずるる♡ご主人様のせーえきを、おくひいっぱいに受け止めさせてくらさい…♡ぐ、ぐぷぷぷぷ…♡」

 

グレイが肉棒を更に深く咥え込み、亀頭が喉奥に誘われていく。

 

イマラチオは女性側に大きな負担が掛かる行為でそれなりに苦しい筈だが、グレイはカリ首を喉で締めながら裏筋をゾリゾリと舐めて嬉しそうに頬を緩ませていた。

 

「ぐ、グレイ…」

 

「ぐぷ♡ぐぷ♡ぐぷ♡ぐちゅ♡くぽっ♡くぽっ♡」

 

グレイが顔を前後に振り、肉竿を唇で柔らかく擦られながら喉でギュウギュウと扱かれる。

 

股間に顔を埋めてチンポを咥えたまま顔を揺するグレイの姿に、僕のモノは血を集めて更に硬さと大きさを増していく。

 

「くぽっ♡くぽっ♡ぐぽ♡ぐちゅ♡ぐぽぐぽぐぽぐぽ♡♡♡」

 

僕の息子が口の中で膨らむのにも構わず、グレイは頭を振る速度を上げていった。

 

グレイの淫らで激しい奉仕に再び限界が迫りくる。

 

「うぐ…!ぐ、グレイ…!もう…!」

 

「ぐぽぐぽくぽ♡ちゅぷ…♡はぁ…♡承りました♡私のことなど気遣わず、気の赴くままに出してください…♡ぁむ♡ぢゅっ♡ぢゅるるるるるるるるるる♡♡」

 

グレイは肉棒を咥え直し、下品な水音を立てながら啜りあげた。

 

一滴も残さず搾り取ろうとするグレイの貪る様なフェラの気持ち良さに身を委ねると、精が肉竿の中を駆け上がる。

 

ーーー私のことなど気遣わず、気の赴くままに出してください…♡

 

グレイに甘やかされるまま、肉棒から伝わる凄まじい快感に身を委ねた。

 

「ぢゅ♡ぢゅずるる♡ぢゅずるるるるるるるるるるるるる♡♡♡んっ♡んぅううううううう♡♡♡」

 

グレイの口を満たす様に精液を放った。

 

頭が白む程の気持ち良さだった。

 

「んっ♡ぢゅ、ぢゅる…♡ぢゅぽ…♡ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぐち♡」

 

グレイが口から僕のモノを引き抜き、口一杯に注がれた精液をグチュグチュと咀嚼する。

 

味わう様に、愛おしそうに。

 

口元に手を添えて、口の中のモノを溢さない様に。

 

僕の欲望の塊を、喉を鳴らしながら飲み下していった。

 

「くちゅ♡くち、くち…♡んっ♡んくっ♡ふふっ♡ごちそうさまでした♡二度目なのにとっても濃いです♡これではご飯の味が分かりませんね…♡……あら?」

 

精液を飲んでウットリとするグレイに対して、寝起きで二度射精した僕は心地よい余韻と倦怠感に見舞わた。

 

「グレイ、ありがとう。……ちょっとだけ休んでてもいいかな?」

 

「はい♡勿論でございますよ♡」

 

起こしていた上体をベッドに再び預けると、グレイが一緒に横になり僕の顔を抱き締めた。

 

快楽に痺れたままの頭でグレイの甘い匂いと柔らかさを堪能する。

 

幼い子供が甘える様に、グレイに抱きついてその谷間に顔を埋めた。

 

「また甘たくなられましたら、遠慮せずお教えくださいね…♡」

 

(なんか、どんどんダメになっていくな……)

 

グレイに甘やかされ、甘えるのが当たり前になってしまっている。

 

そうして今日も意識が冴えるまで、グレイに頭を撫でられながら朝の時間を満喫した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー雑事は全て私が済ませますので、ご主人様は休まれてください。遠慮なさらずとも、私がしたくてしていることですから♡

 

グレイは寝起きに僕を甘やかすだけでなく、宿に戻ってからの家事や料理も全て請け負ってくれている。

 

次の日も、その次の日も、グレイに甘やかされる日々はエスカレートしながらずっと続いていき……。

 

「このままだとダメになる……」

 

「?」

 

グレイはキョトンとしていたけど、(僕にとって)問題は切実だった。

 

僕とグレイは旅をして街を転々としながら、困っている人の助けになっている。

 

だけど、助けを求める人に対して(言い訳だと分かっているけれど)キル姫であるグレイよりも僕が出来ることは少ない。

 

外ではグレイに頼りきり、宿でも甘え続けて、このままだと間違いなく僕はダメ人間まっしぐらだ。

 

「グレイ、僕にして欲しいことはない?」

 

「私がして欲しいことなら、もうご主人様にして頂いてますよ」

 

グレイの返答に僕は目を丸くした。

 

僕がグレイに何かをしてあげられた記憶はあまり無い。

 

「グレイ、遠慮しなくてもいいんだよ?」

 

「遠慮だなんて、とんでもございません。お腹一杯にご飯を食べれるのも、ご主人様のお傍に置かせて頂いているのも、キル姫としてではない私をご主人様が求めてくださるのも…。全部ご主人様から頂いた大切なモノ(幸せ)でございますよ」

 

「……そっか」

 

花の様な笑みを浮かべるグレイにつられて、僕も少しだけ頬が緩んだ。

 

グレイの笑顔に遠慮や謙遜は欠片も無い。

 

でも。

 

僕がグレイの欲した幸せをあげられているとしても、いつも僕を甘やかしてくらるグレイに何かをしてあげたい気持ちに変わりは無い。

 

「グレイ、僕にもっと甘えて欲しいんだけど、欲しいモノは無い?」

 

「欲しいモノ、ですか…。あるにはありますけれど、その…」

 

グレイにしては珍しく言い淀み、チラチラと伺う様に僕へ視線を向けた。

 

照れているのか、よく見れば頬も少しだけ赤みがかっている。

 

何となくグレイの欲しがるモノに察しがついた。

 

彼女はキラーズのせいで重度の食いしん坊と化している。

 

彼女だって女のコだ。

 

自分から言い出しづらい話題なのだろう。

 

ならばそれを察してこちらから話を切り出してあげる位のデリカシーは僕にだってある。

 

「グレイ、今度こそ遠慮しないで。君が欲しいモノなら、……」

 

「……!」

 

グレイは重度(・・)の食いしん坊だ。

 

十段の重箱だろうと涼しい顔でペロリと平らげる。

 

だが、顔を赤くして期待の眼差しで僕を見るグレイを裏切る訳にはいかない。

 

僕は意を決して宣言した。

 

「…………お金が保つ限りはちゃんとごちそうするから!」

 

「……言っておきますけれど、欲しいのは食べ物ではございませんよ?ご主人様はデリカシーという言葉をご存知でしょうか?」

 

グレイはニコニコと笑っていたけれど、言葉の節々に棘を感じられた。

 

女心は分からない。

 

分からないけれど、何だかグレイが怒っていることだけは伝わってきた。

 

「…………ごめんなさい」

 

取り敢えず素直に謝った。

 

その日のグレイのお昼ご飯がちょっぴり少なめになっているのを不思議に思ったけれど、藪を突くと蛇が出そうなので特に言及はしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

晩御飯を食べ終え、ベッドに腰掛けて本を読む。

 

けれど満腹になったせいか頭に内容は入ってこず、ウトウトしているとグレイが僕の隣に腰を降ろした。

 

「私の膝で良ければ使われますか?」

 

「うん、ありがとう……」

 

グレイの膝を枕に横になる。

 

自然にグレイに甘えている自分がいた。

 

「少し、お話をしても宜しいでしょうか?」

 

グレイに頭を撫でられながら訊ねられ、僕は「うん」と相づちを打った。

 

「今朝はどうして私の欲しいモノをお聞きになられたのですか?」

 

「今もだけど僕はグレイに甘えてばかりだから、僕も何かしてあげたいって思ったんだ」

 

「そうでしたか」

 

「うん」

 

グレイの温かな声と膝の心地よさに段々と頭がボーッとしていく。

 

「……私の欲しいモノを申し上げても宜しいですか?」

 

「うん、教えて」

 

「私は、ーーー」

 

ボソボソと呟かれた言葉は、微かにだけど僕の耳に確かに届いた。

 

「……え!?」

 

グレイの欲しいモノを聞いて一気に意識が覚醒し、ガバッと上体を起こす。

 

グレイは頬を紅潮させ、僕の返答を伺う様にジッと見つめていた。

 

「グレイ、もう一度聞いてもいい?」

 

「……」

 

グレイが耳を真っ赤にしてコクンと頷く。

 

そして、初恋を語る少女みたく少し照れくさそうに語り始めた。

 

「初めて出会った時の頃を、ご主人様はお覚えになられていますか?」

 

「勿論」

 

「知っての通り、あの時の私は死ぬことでしか幸せになれないと考えてました。でも、ご主人様が私の為を想って始めてくださったこの旅を通して、幸せがどういうモノなのかをたくさん教えて頂きました」

 

「……うん」

 

グレイが僕の手を取ると、彼女の体温が伝わってきた。

 

僕と過ごした時間を思い出の様に語ってくれていることが嬉しくて堪らなかった。

 

「……私の欲しいモノ。私はご主人様に遠慮をせずとも……、もっと甘えても宜しいのですよね?」

 

「うん。僕に出来ることなら何でもする」

 

グレイは一度唾を飲み、意を決して自身の欲しいモノを僕へと告げた。

 

「私は……、今度はご主人様に愛される幸せを…、ご主人様自身から教えて頂きたくて…。ですから、その……、ご主人様の子が、欲しいです…♡」

 

瞳を潤ませて上目遣いに告げられたグレイの我儘(おねだり)に、僕は思い知る。

 

グレイは僕を甘やかすことが上手だけれど、甘える方も上手だ。

 

「きゃっ♡」

 

理性のブレーキを破壊された僕はグレイを強引にベッドへ押し倒して伸し掛かり、彼女の耳元に口を寄せた。

 

「子供が出来るまで寝かせないから」

 

「っ♡はい…♡私に、ご主人様の子を孕ませてください…♡ん…♡」

 

グレイが僕の背に手を回してギュッと抱きつく。

 

それを合図に、僕とグレイの長い子づくりが始まった。

 

「ちゅ…♡ちゅぷ♡ぢゅる♡ちゅううぅう…♡」

 

キスをした。

 

お互いの口の中に舌をねじ込んで舐め回す様な口付けに、僕とグレイの唾液が混じり合う。

 

僕はグレイの腰を抱いて身体を密着させ、グレイは膝を立てて太腿で僕のモノをグリグリと刺激してきた。

 

「ちゅ…♡ちゅく…♡ぢゅる♡ちゅっ♡はぁ…♡ご主人様…♡」

 

「グレイ…」

 

甘く蕩けた声で僕を呼ぶグレイの表情はウットリとしている。

 

彼女がハァハァと息をつく度に胸の膨らみが上下する。

 

こちらの劣情を誘うような姿を晒しながら、続きを催促するように太腿で肉棒を擦付けるグレイのイヤらしさに、僕のモノは硬く膨れ上がっていた。

 

「グレイ、ドレスを捲って見せて」

 

「はい…♡喜んで♡」

 

グレイがドレスの裾を摘まみ、お腹の辺りまで捲り上げた。

 

曝け出されたムッチリとした太腿、既に愛液で濡れそぼっているショーツ、それらが僕の視界に飛び込む。

 

「っ♡♡」

 

ショーツの中に指を滑らせると水音がクチュリと鳴り、グレイが身体を震わせた。

 

「グレイ、キスだけでこんなに濡らしてたんだ?」

 

「はぁ♡はぁ…♡……いえ、キスをするずっと前からでございますよ♡」

 

グレイは興奮と悦びが綯い交ぜになった表情を浮かべ、勧んで股を開いた。

 

「膝枕をしただけで濡らしてしまう卑しいオマンコを、ご主人様の逞しいモノで躾けて頂けませんか……♡」

 

男の征服欲を的確にくすぐるグレイの淫らなおねだりに抗う術を僕は持ち合わせていない。

 

いや、こんな風に誘われて断れる男は恐らく存在しない。

 

「……グレイは悪女かもしれないね」

 

「はい♡ご主人様の前では、私ははしたない雌です♡たくさんお仕置きをして頂けると嬉しいです♡んぅうううっ♡♡」

 

愛液を溢れ返させる蜜壺に肉棒を突っ込むと、グジュリという生々しい水音と共に膣肉が吸い付いてきた。 

 

「はぁぁ…♡ん…♡」

 

「グレイ…?」

 

僕のモノを挿れられる快感に身体を震わせながら、グレイが僕の腰に自身の足を巻き付ける。

 

それは、自身を孕ませてくれるまで決して離さないというグレイの意思表示。

 

そして…。

 

「私のお腹がご主人様の子種で一杯になるまで……、私のナカを存分に愉しまれてくださいね♡」

 

僕の理性を粉々に破壊する最後の引き金となった。

 

 

 

 

 

 

 

行為が始まって半刻が経つ。

 

ベッドが軋む音、肉を打ち付ける音、体液がかき混ぜられる卑猥な水音、グレイの淫らな喘ぎ声。

 

部屋の中はそれらの音で一杯になっていた。

 

「あっ♡あっ♡ぁ♡ぁ♡ご主人様♡ひゃん♡」

 

乳房を晒す様にドレスをズラし、乳肉に指を沈めて乱雑に揉みしだきながら腰を振る。

 

肉棒と指を包む膣肉と乳肉の異なる柔らかさと気持ち良さを比べながら、ひたすらにグレイの身体を貪っていた。

 

「やっ♡ぁ♡ご主人様のオチンチン♡私のナカで更に硬くなって、ん♡参り、ましたぁ♡ひぁん♡♡」

 

「グレイがこんなに締め付けてくるのがいけないんだよ?」

 

絶え間なくにゅちにゅちと蠢くグレイの膣が僕のモノを咥えたまま締め上げてくる。

 

肉棒をピストンさせる度に快感で頭が痺れていく。

 

「はぁ♡ぁ♡ぁっ♡ご主人様には、存分に気持ち良くなって頂く必要がありますから♡んぅうっ♡」

 

勃起した乳首を摘んでやると、グレイが背中を跳ねさせた。

 

陶磁器の様な白い肌に玉の様な汗を幾つも浮かべ、絹の様な美しい髪を振り乱して喘ぐ彼女の姿に興奮が最高潮に達する。

 

「グレイ、そろそろ出してあげるよ」

 

「はい♡存分に注いでくださると嬉しいです♡やっ♡あ♡ぁ♡ひぁん♡♡あっ♡んっ♡♡んぅううううう♡♡」

 

グレイの両手首を掴み、力任せに引っ張りながら腰をピストンさせた。

 

膣奥を亀頭で押し込まれる感触にグレイの嬌声がより一層甘くなる。

 

「あっ♡ぁ♡あん♡ご主人様♡ご主人様ぁ♡♡っくうううう♡♡」

 

グレイが何度目かの絶頂を迎え、断続的に腟内が収縮し膣肉が痙攣する。

 

恋人が僕のモノに何度もイかされて喘いでるという事実に、その身体の気持ち良さに、僕のモノはもう限界だった。

 

「あっ♡あん♡ぁ♡ぁ♡ぁ♡」

 

「グレイ、出る…!」

 

「あっ♡んっ♡はい♡ご主人様♡やっ♡あっ♡あ♡んぅうううううううううう♡♡♡」

 

グレイを孕ませるべく、亀頭を子宮口に押し当てたまま濃厚な子種を直接流し込む。

 

グレイは身体中を痙攣させながら、甘さに満ちた絶叫を部屋中に響かせた。

 

僕の方も余りにも強い快感に頭の中が若干白んでいた。

 

「はぁぁ…♡はぁ…♡ふふっ♡赤ちゃんの部屋がご主人様の子種で浸かってしまいました…♡」

 

グレイは肩で息を整えながら、恍惚とした表情で肉棒が挿れられたままの自身のお腹を愛おしそうに擦った。

 

その仕草が僕の欲望を再燃させ、射精直後の肉棒をガチガチに膨らませる。

 

「ふふっ♡頼もしいオチンチンですね♡私のお腹が一杯になるまで、可愛がって頂けませんか♡」

 

僕の腰に巻き付けた足をギュッと締めながらグレイが身を揺する。

 

膣口からグチグチと精液と愛液が混ぜられる音が漏れ出した。

 

無論、一度出したくらいではグレイに掻き立てられたこの欲望は収まらない。

 

「グレイ、一滴も溢したらダメだよ」

 

「はい♡ご主人様の子種、一滴も残さずお腹でお受け止め致しますね…♡」

 

夜はまだ明けそうにない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっ♡あっ♡ご、ご主人様♡あっ♡あん♡ん♡ん゛うぅううううううううううう♡♡♡」

 

汗だくになりながらもお互いを求め続け、グレイのナカで3度目になる射精を終えた。

 

凄まじい快楽と征服感の代償として、倦怠感と眠気が顔を出してくる。

 

夜の8時に始めたグレイとの子づくりは、既に日を跨ぎ深夜2時を迎えようとしていた。

 

「はぁ♡あ…♡ご主人様の精液がお腹の中でチャプチャプしてます…♡赤ちゃんの部屋が子種で一杯になるまで、あと少しでございますよ…♡」

 

グレイが囁き、僕の興奮をこれでもかと煽っていく。

 

生来のものなのかグレイプニル(貪り食らうもの)のキラーズによるものかは分からないが、グレイの性欲は凄まじい。

 

イッた数が二桁に及んでいる筈なのに、グレイは僕の腰に巻き付けた足を決して緩めようとはしなかった。

 

彼女の期待に応えたい気持ちはあるけれど、脳は限界を訴えていた。

 

「……?ご主人様…?」

 

グレイのナカに挿れたままの肉棒が、3度の射精を終えて少し萎えた。

 

流石にもう勃ちそうにない。

 

「グレイ、今日はもう…」

 

「ふふっ♡ご無理はなさらずとも結構でございますよ♡お疲れ様でした♡では最後に、私にご主人様のモノをキレイにさせてください♡」

 

肉棒を引き抜くと、グレイは僕の股間に顔を寄せて小さくなった肉棒を舐め始めた。

 

「れろ…♡れえぇえ…♡このオチンチンから、あれだけの子種が出ていたのですね…♡ぁむ…♡」

 

グレイが肉竿についた精液をひとしきり舐め終え、竿を咥える。

 

先程までグレイを喘がせていたモノをグレイ自身に舐めさせていることに若干唆るモノはあったが、それでもやはり眠気や倦怠感が限界に達しそう、……………だった(・・・)。

 

「くぷ…♡はむ♡ぁむ…♡かり…♡かぷ…♡んぅー…♡れろぉ…♡れろれろれろ……♡」

 

「うっ…!」

 

カリ首に甘く歯を立てられ、その刺激に眠気が吹き飛んだ。

 

亀頭に被った皮を唇で啄まれ、そのまま剥かれた。

 

剥き出しになった亀頭を舌でザラリとなぞられ、舌先で鈴口を穿られた。

 

「ぐ、グレイ…!」

 

「れろ…♡れぇる…♡ご主人様、また元気になられましたね♡」

 

グレイの絶妙な奉仕に肉竿へと血が集まり、僕のモノは硬さを取り戻していった。

 

だけど。

 

眠気は吹き飛んだけれど、倦怠感は抗い難く…。

 

「ご、ごめん…。今日はもう疲れ…」

 

「鎖よ(Kette)」

 

グレイが何かを呟くと、グレイはキラーズによって精製した鎖で自身の手首と足首を縛りつけた。

 

「グレイ…?」

 

「これはご主人様に私の全てを捧げるという意思表示でございますよ♡ご主人様の求めに対して、私は一切の抵抗を致しません♡」

 

グレイが内股をモゾつかせると、水音がグチュ…と響いた。

 

そして、僕に尻を向ける様に四つん這いになり、ドレスをお腹の辺りまで捲る。

 

肉つきの良いグレイのお尻と、膣口から漏れた精液が伝う太腿に、僕の目は釘付けになった。

 

「私はご主人様に頂いた子種を溢してしまいました…♡躾けのなってないオマンコを、ご主人様のオチンチンでお仕置きして頂けませんか…♡」

 

「ーーー」

 

手首と足首を縛られわ四つん這いで下半身を晒し、聞く者の耳を甘く蕩けさせるグレイのおねだりは僕の身体に浸透していた倦怠感すら忘れさせた。

 

グレイは僕を甘やかせるのが上手だ。

 

そしてそれ以上に甘え上手だった。

 

目の前の魅惑的な恋人を犯し尽くしたいという欲望で、僕は頭が一杯になっていた。

 

ーーーご主人様の子種、一滴も残さずお腹でお受け止め致しますね…♡

 

確かにグレイはそう言った。

 

ーーーご主人様の求めに対して、私は一切の抵抗を致しません♡

 

グレイ自身もソレ(お仕置き)を望んでいる。

 

そしてグレイの作り出した鎖は、グレイ自身を縛ることは出来ても傷付けることは無いと聞いている。

 

だから、遠慮の必要は全く無い。

 

膨れ上がった欲望に従い、僕はグレイの調教を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

グレイが付けている髪飾りを外し、ヘアバンドをズラして目隠しをさせた。

 

手首と足首に鎖が巻かれて満足に身体を動かすことの出来ないグレイを四つん這いにさせ、僕のモノで後ろから突き続ける。

 

僕がグレイの調教を開始してニ時間が経とうとしていた。

 

「ご主人様っ♡あっ♡やっ♡ん♡ん♡〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

 

グレイが3桁目の絶頂を迎えて、甘い声で鳴く。

 

膣肉は激しく痙攣しながら僕のモノを一段と強く締め上げていた。

 

「はぁ♡あっ♡ご、ご主人様の、ん♡オチンチン、とても雄々しいです…♡んぅうううううううう♡♡♡」

 

乳首を指で摘んだだけでグレイが再び絶頂した。

 

縛られているという興奮と目隠しによる予期しない刺激によって、グレイは身体を鋭敏にさせていた。

 

「乳首だけでイクなんて、段々とイヤらしさに磨きが掛かってきたね」

 

「はぁぁ…♡はぁ♡ご主人様に触れられて、身体が悦んでひまって…♡ひぁぁん♡♡♡」

 

クリトリスを指で撫でると、突然の快感にグレイは身体を跳ねさせた。

 

グレイが絶頂を迎える間隔がかなり短くなっている。

 

もう限界が近いのか、身体は常に痙攣し、呂律も少し怪しくなっていた。

 

半ばレイプの様な僕の激しい求めに応え続けてくれたからだ。

 

だから、

 

「はぁ♡は…♡ご主人様…♡遠慮は必要ございません…♡ご主人様の思うままに…、もっと乱暴になさってください…♡」

 

だけど(・・・)。

 

彼女自身の身体が受け止めきれない程の快楽に限界を訴えて尚、グレイは僕にその先を求めた。

 

理性は既に砕かれている。

 

踏み込めばきっと、僕は自分が満足するまでグレイを抱くき続けるだろう。

 

「グレイ、分かってるよね?僕が「いい」というまで、お仕置きは辞めないよ?」

 

グレイが何と言おうとお仕置きは既に決まってる。

 

だから、これは確認ではなく忠告だ。

 

「はぁ♡は♡は…♡狼さんの様に雄々しいご主人様の求めに応えられて…、私は幸せ者でございます…♡ご主人様の子を孕むまで、徹底的に躾けてください…♡」

 

グレイがビクつく身体を揺らすと、手足を縛っていた鎖がジャラリと鳴る。

 

肉棒を咥えたままヒクつく膣口を見せつけられた僕に選択肢なんて無かった。

 

「っ♡♡♡あぁあああああああああああ♡♡♡」

 

こちらに突き出された尻を両手で押さえ、亀頭でGスポットを抉る様に突くと、悦びに満ちたグレイの絶叫が部屋中に響いた。

 

「はぁぁ♡あぁぁ♡んっ♡んぅううう♡」

 

きっとグレイの身体中を快楽が電流の様に駆け巡っているのだろう。

 

一突きしただけで、何十秒もその余韻にグレイは喘いでいた。

 

「ん♡ご、ごひゅじんさま…♡ん゛っ♡ん゛ぅうううううううううう♡♡♡っくぅうううううううううう♡♡♡♡」

 

そして僕は、一段と深く達して痙攣するグレイに構わずGスポットを何度も突いた。

 

何度も、何度も。

 

その度にグレイの膣が僕に射精をねだる様に蠢き、絡み付く。

 

グレイの身体に求められるまま、ピストンを更に速めていく。

 

「んぅううう♡ぁむ♡ふっ♡ふぅうううう♡ん゛ぅうううぅうううううううう♡♡♡♡」

 

グレイは快感を堪えるべく、縛られた手でギュッとシーツを握り、枕に顔をうずめた。

 

僕は彼女の尻肉に指を沈めて揉みながら、快感にグレイが悶える様を眺める。

 

鎖で巻かれた手足をもどかしげに動かしながらベッドをのたうつグレイの姿に、僕の嗜虐心が煽られていった。

 

「ダメだよ、グレイ。これはお仕置きなんだから、素直に受け止めないと」

 

「んぅううう♡ふっ♡ふぅっ♡〜〜〜〜っ♡♡♡♡♡」

 

グレイのお腹に指を当て、ナカと外からGスポットを押し込むと、グレイはオーガズムを迎えて声にならない声を出した。

 

かつてない程に激しく痙攣し、ギチギチに締め上げてくるグレイのオマンコに、5回目のナカ出しはすぐそこまで迫ってくる。

 

もう限界だった。

 

「ふぐ♡ふぅうう♡ふぅ♡ふっ♡ふぅうううううううう♡♡んぅううううううううう♡♡」

 

「グレイ、出る…!」

 

「んぐっ♡ん゛♡ん゛ぅううううううううううううううううううう♡♡♡♡♡♡」

 

肉竿に溜まった精液を一滴残らずグレイのナカへと注ぎ込む。

 

悦びと甘さが混じった絶叫が僕の耳を撫でていく。

 

5回の射精を受け止めたグレイの方も限界だったのか、手足を縛る為に顕現していた鎖は消え、受け止めきれない程の絶大な快感にグレイはベッドで悶え続けた。

 

「あ゛〜〜♡ぁー…♡ぁー…♡あぁ……♡」

 

肉竿を引き抜いて数分後、グレイの身体の痙攣が幾らか収まってきた。

 

グレイは目隠しをされたままの状態でベッドに仰向けになり、ドレスを捲りあげて股を開く。

 

膣口からは泡立った精液が溢れ返り、その奥で媚肉がイヤらしく蠢いていた。

 

「はぁぁ…♡ぁぁ…♡……ごひゅじんさま♡ごちそうさまれした…♡おひおきは、もうしてくださらないのですか…♡」

 

「ーーー」

 

上気した頬に髪が貼り付き、はだけた服から除く肌には汗が浮かんでいる。

 

そんなグレイの乱れきった姿に、呂律も回らない甘えきった声でのお仕置きの催促に、眠気も倦怠感も既に麻痺して感じなくなっていた。

 

グレイは本当に甘え上手だ。

 

そしてグレイの性欲は尽きない。

 

これがグレイ生来のものなのかグレイプニル(貪り食らうもの)のキラーズによるものなのか、或いはどちら共(・・・・・・・)なのか。

 

それは僕には分からない。

 

分からないし、どうでもいい。

 

「グレイ!」

 

「きゃぅっ♡ごひゅじんさまぁ♡んぐっ♡ちゅっ♡ぢゅる♡ちゅううぅう…♡」

 

グレイに伸し掛かって濃厚なキスを交わす。

 

その後僕らはお互いが意識を失うまで、貪る様に互いを求め合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らは長い旅を終えて、小さな村に住まいを整えて新しい生活を始めた。

 

僕はグレイに相変わらず甘やかされているけれど、グレイの方も僕に甘えてくれる様になった。

 

日中は教会の子供達と遊んだり、村の仕事を手伝ったりと楽しく過ごしている。

 

「〜〜♪〜〜♫」

 

子づくりをしたあの夜から2週間後、目を覚ますとグレイがエプロンをつけて鼻歌交じりに朝ご飯を作っている光景が目に入った。

 

「グレイ、おはよう」

 

「ご主人様、おはようございます♡今朝は早起きでございますね」

 

「何だか目が覚めちゃって…。グレイの方こそ今日はご機嫌だね」

 

「はい♡」

 

グレイは料理をする手を止め、軽い足取りでこちらに寄ってきた。

 

「ご主人様、こちらをご覧ください♡」

 

「!」

 

グレイが照れくさそうに見せてきた体温計の様な何かに視線が留まる。

 

よく見るとそれは体温計ではなく妊娠検査薬で、判定窓には陽性を示すラインがハッキリと移し出されていた。

 

「グレイ、これって…!」

 

「ご主人様の子を懐妊致しました♡きゃっ♡」

 

嬉しさの余り、グレイの身体を抱き寄せた。

 

グレイも嬉しそうに僕の背に手を回し、はにかんでいる。

 

堪らなく幸せで、お互いに長い間抱き合った。

 

その後、朝食を食べてから、僕とグレイは一緒のソファーに座った。

 

「男の子と女の子、ご主人様はどちらをお望みでしょうか?」

 

「女のコかな。グレイに似てると尚嬉しい。それで大きくなったら、この教会の子達とも遊ばせてあげたいな」

 

「まぁっ、それは素敵な考えでございますね♡」

 

グレイが手を合わせて笑顔の花を咲かせる。

 

それから暫くの間どうでもいいことを話していると、ソファーに座ったままグレイが畏まってこちらに向き直った。

 

「ご主人様、私に幸せを教えて頂いてありがとうございます。ご主人様に出会わなければきっと、私はこの幸せを知らないまま死を望み続けていたと思います」

 

「良かった。でも、家族が出来る喜びや大切な人を愛する幸せを僕に教えてくれたのはグレイの方だよ」

 

「そうでしょうか…?……そうだと嬉しいです♡」

 

グレイは僕の肩に寄りかかり、幸せそうに頬を緩ませた。

 

幸せを知らず、生きることを遠ざけていた少女はもう此処に居ない。

 

きっと、大勢の人に幸せとは何かを示す為にこれからは生きていくのだろう。

 

だけど、まずは僕達だ。

 

皆に幸せを教えていく為に、二人で幸せを知っていこう。

 

グレイと共に新しい幸せ(家族)を迎えて生きる未来に想いを馳せ、時間を忘れてこれからの話に花を咲かせた。

 

子供はあと何人欲しいだとか、男の子だったら名前は何にしようだとか、そんな何処にでもありふれている幸せな話を。

 

 

 

fin

 

 

 





グレイさん実装おめでとうございます!
見た目の可愛さ、性格や口調、(これは実装されてから知りましたが)ご主人様呼びと今までに無かったキャラに惹かれてしまいました。生放送で興味が湧き、本編やサイドストーリーに登場した彼女を見て書きたいと思ったので筆を取らせて頂きました。

実装日に新キャラのSSを書くのは初めてで、今回はグレイプニルの呼称にかなり悩まされました。グレイプニルという名前が少し長いので愛称で呼ぶべきと考えたのですが、まだ実装されてない彼女の愛称が定着しておらず、結局ストーリーでギャラルに呼ばれていた愛称(グレイ)を使わせて貰うことにしました。今になってみると、某掲示板では「プニル」さんと呼ばれているのが多く見受けられますが、個人的に「グレイ」さんの方が好きなのでそちらで通そうと思います。
また、グレイさんは誰にでも敬語を使うとのことなので、口調がかなり難しかったです。謙譲語や尊敬語に不適切な箇所がないか一応ザッと見直してはいますが、自分の敬語がガバガバなのでグレイさんの口調に違和感を感じられる場所があるかもしれません。ご指摘頂ければ都度修正しようと思いますので、もし宜しければこの下の「感想を書く」より感想とご指摘を頂ければ嬉しいです。
グレイさんは可愛らしい方なので、お迎えされた方は是非可愛がってあげてください。

最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございます。
そして他のSSも読んでくださっている皆様、本当にすみませんでした。10月中に上げようとしていた海上編特別編のSSですが、あまりにも筆の進みが遅いので今回は後回しにさせて頂きました。今の進捗の感じだと、遅くとも年内中にはあげようと思っています。真冬になるので季節感を損なうこと甚だしいですが、許して頂けると嬉しいです。反省します。

そしてファンキル7周年おめでとうございます。自分は7周年ティルさんを無事お迎えすることが出来て感無量でした。いつか7周年ティルさんも(絶対に純愛で)書きたいと思っています。我慢できずに、次作で投稿するかもしれません。7周年ティルさんの魅力についてはSSをあげた際に語ろうと思います。

自分は初実装の黒いティルさんとの出会いがファンキルの始まりでした。
皆様にも、自身の推しとの素晴らしい出会いが待っていることを願っています。
重ねて最後まで読んで頂きありがとうございました。




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