-名もなき荒野-
ミ(°)(°) 「ハァ・・・ハァ・・・」
ミ(°)(°) 「一体どれぐらい経ったんやろうか…」
ミ(°)(°) 「ワイがいなかったらあいつら無能やんけ…なんとか生きて帰らんとな」
ザッ・・・ザッ
ミ(°)(°) 「おっ、今日もぎょうさんおるな。いい加減疲れたわ」
ミ(ー)(ー) 「まぁ…」
ミ(°)(°) 「全員叩き切るんやけどな」
なんJ民を囲む無数のパンテオン。彼はそれを正確無比な1撃で物言わぬ鉄屑にしていく。
ミ(°)(°) 「ったく・・・こいつらしつこすぎんね…」
ミ(ー)(ー) 「…ん。」
365日。ゼロは身に降り注ぐ火の粉を振り払っていた。
そしてとうとう限界が訪れ、荒野に伏すのだった・・・
??? 「・・・」
倒れたゼロの元に降り立ったのはコピーエックス直属の部下、4天王の1人である賢将ハルピュイアだった。
ハルピュイア 「…ゼロ…生かしておくべきか…それとも…」
このまま行倒れている彼を倒せば因縁は断ち切れる・・・のだが、彼は彼なりに思うところがあるようで、暫く思案する・・・。
場所は変わってレジスタンス本部。
ゼロがいたころはシエルの指示の下で穏健的な体制が敷かれていたが、新しい風が吹き始めていた。
金髪の男性「レジスタンスの皆さん…長い間、ご苦労様でした…
皆さんのおかげで、ようやくこの新しいレジスタンスベースが完成しました…
私エルピスもこうして新しいベースの司令官としてここに立てることを大変、光栄に思います…」
淡々と語る彼こそが今この瞬間にシエルのレジスタンスの司令塔となったエルピスである。
ネオ・アルカディアがエネルギー不足のためにレプリロイドを間引いている現状を打破するため、シエルは代替エネルギーの研究をしていた。
しかし、研究で他の事に手が回らないので彼にレジスタンスの指揮官を務めてもらうことになった。
エルピス 「これからも…これまで以上に努力いたしますので…みなさん、よろしくお願いします!」
モブs 「アカルイミライヲー!」「【エルピス】うおおおおおおおおおおおおお」「モットチカラヲー」
彼の演説にレジスタンスのメンバーも意気付く。
そして就任の演説を終え、隊員が指令室を出て行った後、シエルが現れるのだった
エルピス 「フフ…照れくさいですね、司令官なんて…本当に私なんかでよかったんでしょうか?」ギンギン
シエル 「ネオ・アルカディアから逃げるだけで精一杯のレジスタンスをまとめ、同等に戦えるようになったのはアナタのおかげ…」
エルピス 「そんな…私がこんなに頑張れたのも…ひとえにアナタが…シエルさんがいてくれたからこそです…」ギンギン
シエル 「ただ…これだけは忘れないで欲しいの…レジスタンスは飽くまで、自分達を守るための手段、ってことを」
エルピス 「フフ、分かっていますよシエルさん!飽くまで、シエルさんの研究が完成するまでの時間稼ぎですよね」ギンギンギンギンギン
意中のシエルと話し、得意気な様子のエルピス。
一時的な代役とは言え、彼女の信頼されている。
微妙な評価だがこれから更に伸ばしていけばきっと彼女も振り向いてくれるはず。
そう、今の彼は自信に満ち溢れていた。
考えが正反対な穏健な彼女もきっと…結果さえ出せば頷いてくれるであろう、と。
そんな事を思っていると、レジスタンスの隊員が駆け足で指令室に駆け入る。
隊員 「た、大変です!!外に、ゼっゼロさんが!!ゼロさんが倒れてます--!!」
シエル 「えっ…ゼロが!?」ジュンジュワワワー
隊員 「さ、こちらです」
隊員s 「ゼロさあああああああああああああああん!!!!!!」ダダダダー
他の隊員もゼロの帰還の報告を聞き、我先にと外へと向かう。
そしてベース内の足音が鳴りやんだ後、虚空に向かって司令官は呟く。
「………ゼロ…さん、か…」
彼は他の隊員の反応、そして何よりもシエルの心拍数の上昇、フェロモンを感知していた。
呟いた後、エルピスは自分でも気づかぬまま下唇をかみしめていた。
-レジスタンス(メンテナンスルーム)-
ミ(ー)(ー) 「・・・ん」
ミ(°)(°) 「クォクォア?」
シエル 「生きていたのね・・・ゼロ!」ブシャア
セルボ 「お、生きとったんか!死んでたと思ってたわ!」(こんなにボロボロになりおって…よく…生きて、帰ってきたな)
ミ(°)(°) 「(本音と建前が)逆ゥ!」
ミ(°)(°) 「それで、ここはどこなんや?」
見知らぬ天井に気がつけば、顔馴染みのシエルに尋ねるJ民
シエル 「えっと・・・かくかくしかじかで・・・」
シエルはJにゼロが不在だった頃の事を話す。
ミ(°)(°) 「ほーん・・・今はタカ派のにいちゃんが司令官になってるんやな!」
ミ(^)(^) 「それにしてもワイ以外は烏合の衆みたいな連中で良くここまでやっとるわ!後で会ったろ!」
セルボ 「さ、まだゼロは本調子ではないだろう。もう少し休ませてあげよう。」
セルボ 「ほとんど壊れていた武器は私がメンテしておいたぞ」
ミ(^)(^) 「サンキューセッボ!後で取りに行くで~」
シエル 「じゃあゼロ…また後で」
メンテナンスルームから2人が出ていく・・・が
ミ(°)(°) 「しっかしなぁ・・・まだ静養しろとは言われたが」
ムクムク…
ミ(^)(^) 「ワイのゼットセイバーはレベルSやで」
性処理は自分が倒したパンテオンの穴を使っていたJ民にとって、シエルの存在はカンフル剤だった。
気づけばインストールされていたベース内のマップを頼りにシエルに会うことにする。
ミ(°)(°) 「シエルタソの所に行くには必ず司令室を通るのか…きっしょい構造やな」ハナホジー
エルピス 「待ってくださいよ、ゼロさん。」
シエルに会いに行く為に通りがかった司令室でエルピスに呼び止められるJ。
ミ(^)(^) 「おっ!お前がシエルの言ってた司令官のエルピスか!前が見づらそうなヘルメットしてて草ァ!w」
エルピス 「私もシエルさんから常々貴方の話を聞いていましたが・・・話に聞いていたよりも奇怪な顔をしていますね。」
エルピス 「まぁ・・・共に戦いネオ・アルカディアを倒しましょう!!
ミ(°)(°) 「ネオ・アルカディアを倒す・・・か。ほーん?」
ミ(°)(°) 「お前それで本当にシエルが救われると思ってるんか?お花畑やなぁ」
彼の発言に煽っていた笑顔は消え、真顔で彼に言葉を投げかける。
エルピス 「それなら貴方はどうしようとしているんですか?」
ミ(°)(°) 「ワイは馬鹿やからなぁ・・・そこまでは知らんで」
エルピス 「フフハハ、ゼロさん…意外と冗談がお好きなんですね…ともかく、今後ともよろしくお願いします。伝説の英雄…さん」
ミ(ー)(ー) 「・・・」
ミ(^)(^) 「あ!シエルから呼ばれてるんやった!ほな・・・また・・・」スタタタ
エルピス 「」ギリィ
ギスギスした初対面だったがJから話を打ち切れば、そのまま司令室の奥へと向かっていく。
その後ろ姿をエルピスはジッとにらみつけているのだった。