後半ダスト視点になります。
────ユイと名乗った女の子を家に招き入れた俺達は、とりあえず話を聞く為に全員で食器を片付けて椅子に座るように指示した。俺、ペコリーヌ、マリュー、そして向かい合う様にユイが三者面談形式に座った。コッコロは俺達にコーヒーを差し出してくれた。
「粗茶でごさいますが」
「ありがとうございます!」
「えーっと、まず自己紹介をしてもらおうかな?」
「あっはい、わたしの名前はユイと言います。クラスは『エレメンタルマスター』です。ちょっと前まで色んな町で世直しをしていました」
エレメンタルマスター?
俺が聞きなれないクラスを聞いて首を傾げていると、ペコリーヌとマリューが俺に説明してくれた。
「えーっとですね、エレメンタルマスターは”精霊”の力を借りて様々な魔法を使うクラスですね!」
「ええ、回復魔法から攻撃魔法、はたまた支援魔法まで幅広く使える様ですよ?」
「へぇ〜、便利なクラスだねぇ〜、それで?世直しをしてるってどういう事?」
俺はユイに尋ねるとユイは答えた。
「あちこちで困ってる人がいるから……わたしはその困った人達の力になりたいの」
「そうなんだ……。 あっ 申し遅れました!俺はフクヤマリュウジ、街の人達からは『鋼のリュウジ』と呼ばれてます」
俺に続いてペコリーヌ達が自己紹介を始めた。
「ユイちゃん初めまして☆わたしの名前はお腹ペコペコのペコリーヌって言います!クラスはルーンナイトです♪やばいですね☆」
「わたくしはコッコロと申します。クラスはプリーストでございます」
「そして私はマリューと申します、モンスターですがクラスは狂戦士です。今後ともよろしくお願いします」
3人はそれぞれユイに頭を下げるとユイも釣られて頭を下げた。
「こっこちらこそよろしくお願いします!」
「それでユイちゃんは俺に何か用があったのかな?」
「はい、実はお願いがあって……」
お願い?なんだろうか?
ユイは歯切れの悪いのか、言いずらそうにしていた。だが、意を決したのか、スカートの裾をギュッと握りながら俺に切り出した。
「あの……わっ、わたしをAdventuresに入れてください!」
え?なんて?
思わぬ一言に俺達は唖然としていた。
「えっいや、なんでまた急───」
「Adventuresの噂は度々聞いていました。武器を持たずに素手のみで戦う最弱職の冒険者、魔剣を使いこなすソードマスター、アンデッドや悪魔をあっという間に浄化してしまうアークプリースト、最強魔法の爆裂魔法を使う紅魔族、鉄壁の防御で仲間を守るクルセイダー、エルフの精鋭、紅魔族のエリート、レンジャーの盗賊、エリス教信者の盗賊、アクシズ教のプリースト、怪力無双の狂戦士……そして、ずる賢い冒険者!こんな凄い冒険者はわたし見た事ありません!」
「待って待って!落ち着いて!ユイちゃん!俺達は──」
「お願いします!わたしをAdventuresに入れて下さい!」
話聞かねぇぞこの子!?
俺達だけでは収拾がつかないので俺は出勤前のコッコロにカズマを連れて来て欲しいと頼んだ。
────────────────────────
コッコロに連れられてカズマがやって来た。
「なんだよ人が寝てるって時に……コッコロじゃなかったらドロップキックしてるとこだぞ」
「悪かったなヒキニート、実は会わせたい子がいるんだよ」
「はぁ?誰だよ」
カズマがひょこっと玄関からリビングを覗くと、ユイの姿が見えたらしく、鼻穴を広げた。
「えっ何?新入り?」
「なんでもAdventuresに入りたいっていうんだよ……」
「何も問題ないじゃないか、一体何が不満なんだ?」
「いゃ〜…ちょっとペコリーヌ達の前では言いづらいな」
ヒソヒソとカズマと話していると、ペコリーヌとコッコロが支度を整えてやって来た。
「カズマさんオイッス〜☆ リュウジくん、すいませんが開店準備をしなきゃいけないので」
「お先に美食殿に向かいますので、ユイさまをお願いいたします」
「私も開店準備を手伝いますので先に行きますね?」
「はいはい、後でね〜?」
ペコリーヌ達を見送り、ユイ、俺、カズマが残された。カズマは俺の隣に座り、ユイと話し始めた。
「初めまして、俺はサトウカズマ、リュウジとミツルギと同じAdventuresの1人だ。仲間は全てをダメにするアークプリーストと爆裂魔法で全てをダメにするアークウィザードと全ての攻撃を受けたがる変態女騎士と全てのストレスを0にしてくれる唯一の良心のランサーを連れてます」
カズマはどこか遠くを見つめながらユイに自己紹介を始めた。
「あっはい……貴方が”噂の”……サトウカズマくんなんだね……」
ユイは胸元を隠しながらカズマを軽蔑した様な目で見つめる。
「おいやめろ、風評被害だ!」
「ユイちゃんはエレメンタルマスターでなんでも”精霊”の力を借りて戦うらしいんだ」
「へぇー、凄いじゃないか。ゲームとかでよく聞いたりするから本物の精霊って奴を見たかったんだ!、なぁ、精霊を少し見せてくれないか?」
「えっ?うん!、見ててね?」
ユイは手のひらを俺とカズマに見せた。すると…ユイは不安気な顔をしながら俺達を見つめ始める。
「精霊よ……姿を現したまえ……。はい、これがわたしが扱う精霊だよ?」
「えっ?」
「えっ?」
は?何が?
俺とカズマは戸惑いながら顔を見合わせて首を傾げる。ユイから離れて俺とカズマは寄り添ってヒソヒソと話し始めた。
「カズマカズマ、見える?」
「いや……見えないんだけど?お前は?」
「俺も見えない、何あの子?王道的ヒロインの顔をしときながらホントはちょっと頭がおかしいのかな?」
「かもな……なんか出会った頃のミツルギの匂いがする……」
「カズマもそう思う?俺もそう思ってたんだよ…ちょっと痛い子なのかな?」
「まったくこの世界の女はどーなってんだ!!」
「あの……どうしたの?」
ユイはヒソヒソ話し合う俺達を見て不安になったのか恐る恐る尋ねて来た。俺達は昔のミツルギのように対処する事にした。
「いやぁ…何も見えないんだけど?」
「ああ、全く見えないんだけど?」
「えっ!?ウソ!?ホントに!?なんで!? ここにいるんだよ!?」
驚いたユイは手のひらに指を指して懸命に居場所を教えてくる。だが、俺とカズマは全く見えなかった。
どこにいるの!?
「えぇ?光も見えないしシルエットも見えないんだけど?」
「嘘なんじゃねぇの? えっ何君?もしかして詐欺師?」
「さっ詐欺師!?ひどいっ!!わたし詐欺師なんかじゃないよぉ!」
「だっていないじゃん ねぇ?」
「ねぇー? 本当は精霊なんていないんじゃねぇの?」
俺とカズマにそう吐き捨てられたユイは顔を青筋を立て、目をグルグルとさせながら泣き始めた。
「ひっ酷いよ!うわぁぁぁぁん!!」
ユイは泣きながら家から飛び出し、もの凄い勢いで走り去って行った。
「エレメンタルマスター……不思議なジョブもいたもんだな」
「ああ、けど、インチキは良くないと思うんだ」
「もしホントに精霊が見えたらAdventuresに入れたんだけどな」
「用は済んだろ?俺はもう帰るからな?」
「ああ、カズマわざわざありがとな」
カズマは背伸びをしながら家を後にした。俺はその足で美食殿に向かって行った。
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美食殿にたどり着いた俺はマリューと合流し、ペコリーヌに渡されたメモを片手に荷車を引きながら商業区を歩き回っていた。
「肉類は全部オッケーだな、後は乳製品、野菜、キノコ類だな」
「ペコリーヌ様が牛乳はマヒル様の所で準備してるそうです」
「了解、乳製品は最後だな」
「ユイ様はどうしたのですか?ご一緒では?」
あー…あの痛い子なぁ……
俺は言いずらそうな顔をしながらマリューに説明した。
「あの後あの子……Adventuresに入りたいって言い出したんだよ」
「いい事じゃないですか、エレメンタルマスターは強力ですよ?」
「それでな、実力が見たいから精霊を見せて欲しいって頼んだんだよ」
「ええ、それで?」
「見えなかったんだよね、精霊……」
俺の言葉にマリューは急に立ち止まり、唖然としていた。
そりゃそうだ、精霊が見えなかったんだから……。
「えっ!?何言ってるんですか!?貴方様は元魔王ですよ!?なぜ見えないんですか!?本来なら動物や妖精の様な物が見えるんですよ!?」
「俺もびっくりしてんだよ、何も見えないから」
「それで?どうするんですか?Adventuresに加えるんですか?」
「いゃ〜胡散臭いから入れないよ、それに…ユイちゃんはなんか王道的ヒロインっぽいから余計に入れたくなかった」
「王道的ヒロインって…… ははーん?さては、クリス様がいるからいらないとでも言いたいのですか?」
腹立つなコイツ!
そんなマリューはニヤニヤとしながら俺をからかい始めた。
「ユイ様もペコリーヌ様とはまた別に魅力があって可愛らしい方ですからねぇ〜?」
「うるせぇよ、そんなんじゃねぇしぃ!ちょっと痛い子だったから止めただけですぅ!」
「どうでしょうかねぇ? あれ? リュウジ様、あそこにいるのはユイ様ではありませんか?」
マリューは突然指を指した。俺はマリューが指を指した方向を見てみると……ユイがダストにナンパをされていた。
「ほっとけほっとけ、俺はもう関わりたくない」
「そうですね、今忙しいですもんね」
そう言って俺とマリューはその場を後にした。
──ダスト視点──
「なー、ねーちゃん?そんなナリしてどーしたんだ?暇なら俺と遊ばねぇ?」
「えぇっ!?えーと、その……」
「この街で1人でウロウロしてっと変なヤツらに絡まれちまうぜ?俺に任せて付き合えよ」
「いやっその……わたし、ある人を探してるから……ごめんなさい」
「探してる人?一体誰を探してんだ?」
「Adventuresの……鋼のリュウジくんだよ?」
ダストは顔を濁しながらユイに食ってかかる。
「Adventures!?やめとけやめとけ、あんな頭のおかしい連中」
「頭のおかしい連中!?そんな風に呼ばれてるの!?」
「そうだぞ?カズマやリュウジはまだまともの方だけど、周りの女はバケモンだ、アンタもその1人になりたくねぇだろ?」
「そっそうだね……」
「それにな?カズマは女のパンツをスティールする奴だし、リュウジは風呂場を覗くような奴だぜ?魔剣のナントカってやつはアクシズ教徒だって噂もあるしな?」
「えっ……そうなんだ」
ダストはリュウジ達の失態を暴露してユイに真実を教えた。それを聞いた途端ユイは顔を引き攣らせた。それをチャンスと見たのか、ダストは言い放つ。
「だろぉ? そういやアンタのクラスは何なんだ?」
「えっ?わたし?エレメンタルマスターだけど?」
「ほぉ、って事は精霊が使えるんだな?」
「うん、使えるよ?君は見えるのかな?」
「どうだろうな、おし、こうしようぜ?見えたらアンタ俺達のパーティーに入れよ、ウチは女1人しか居ねぇからよ?」
そう言ってダストはユイに賭けを持ち掛けた、するとユイは話しに乗ったのか、力強く頷いた。
「良いよ?んじゃ、見ててね?……精霊よ、姿を現したまえ……」
リュウジとカズマと同様にユイは手のひらをかざした。ダストは腕組みをしながら真剣に見つめてると、口を開いた。
「ほう、鳥の精霊を出したのか」
「えっ!!見えるの!?」
「ああ、見えるぜ? ほれ」
ダストが右腕を差し出すと、鳥の精霊がダストの右腕に移動して行く。それを見ていたユイは驚いていた。
「凄い……精霊を見える人は何人かいたけど、精霊が懐くなんて人は君が初めてだよ!」
「なんてったって俺様だからな」
「凄い!凄いよ君!うん、わたし貴方のパーティーに入るよ!」
「そんじゃ、パーティーメンバーがギルドに居るはずだからよ、顔合わせに行こうぜ」
(ぐふふふふ……リーンに何度も金借りてて中々貸してくれねぇから助かったぜ、もう1人女が増えればヒモ生活も夢じゃねぇな!)
不敵な笑みを浮かべながらダストはユイを連れて冒険者ギルドに向かって行った。
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冒険者ギルドにたどり着いたダストとユイはリーンとキースを探していると、リーンが椅子に座って退屈そうにしていた。それを見付けたダストはリーンに声を掛ける。
「おーい、リーン、退屈そうにして何してんだ?俺の事を待ってたのか?」
「はぁ?脳みそ取り替えて出直して来なさいよ、って誰その子?」
リーンはユイを見つめると、ユイはリーンに頭を下げた。ダストはユイをリーンに紹介する。
「コイツはユイ、滅多にお目にかかれないエレメンタルマスターだぜ?」
「えぇっ!?エレメンタルマスター!?」
「はっはい、精霊から力を借りて回復魔法や攻撃、支援魔法を使います!」
「凄いじゃん! あたしはリーン、よろしくね?早速なんだけど、精霊ってどんな姿をしてるの?ルーセント学院じゃ教科書でしか見た事ないのよあたし」
「そうなんですか?ならお見せしましょうか?」
「うん!見せて欲しい!」
リーンがキラキラと目を輝かせるとユイは先程ダストと同じ様に手のひらをかざした。リーンはまじまじと見つめると、リーンは呟く。
「えーっと、これは小さいウサギ?」
「わっ!凄い!リーンちゃんも見えてるんだね!リュウジくんやカズマさんは見えなかったのに!」
「カズマはともかくなんでリュウジが見えないのよ!」
「精霊は”邪念”を感じ取ると見えなくなると聞いた事があるんだけど……ダストくんは見えたんだよ?」
ユイの言葉を聞いた途端リーンは顔を引きつらせる。
「はぁ!?邪念の塊がダスト見たいなもんなのに、なんでアンタが見えてんのよ!テキトーにホラ吹いたんじゃないの?」
「おい!やめろ風評被害だ!現に見えてたのをユイは見てるんだぜ?流石はダスト様だよな!はーっはっはっはっー!」
「あんたとカズマの悪影響が移ったんじゃないの?」
リーンはゴミを見る様な目でダストを見た。それと同時にユイに忠告を促した。
「いい?ユイ。ダストはあたしに借金してる正真正銘のクズだからね?絶対お金なんて貸しちゃダメよ?」
「余計な事を言うなリーン!ユイ、早速なんだけど金貸してくれ!」
「えぇっ!?あっうん……」
「言ったそばから貸してるじゃない!甘やかしちゃダメよ!」
「しゃーねぇー、3人でクエスト行こうぜ?それなら問題ねぇだろ?」
「あんた……どの立場で言ってんのよ」
リーンはギロリとダストを睨み付けた。
「リーンさん……ユイさん、一緒にクエストに付いてきて下さい……」
「そっそんなかしこまらなくても…わたしは良いよ?」
「それじゃ行きましょ?『野良野菜の討伐』のクエストを受注してるから」
「流石はリーン様だ!よしっ!行こうぜ!」
【討伐クエスト・野良野菜を討伐しろ】
────────────────────────
ダスト達は近くの森にやって来て、野良野菜と呼ばれる様々な野菜と戦闘を始めていた。
トマトマトトマトマト〜
ナスナスナスナスナス〜
ニンジンニンジンニンジンニンジン〜
「ユイ、ダスト!!あたしに任せて!『フリーズ・ガスト』!!」
「クソッ!こんな事ならキースにも声を掛けとけば良かっぜ!」
「精霊よ、力を貸したまえ!『フローラルシールド』!」
リーンの氷魔法で攻撃したが、氷魔法を受けなかった野菜達は止まらなかった。慌ててユイは支援魔法で全員の防御力を上げるが、野菜達はリーンとユイに襲いかかる。
トマトマトトマー!
ハックサァァァァァイ!!
「きゃあっ!!」
「リーンちゃん!?──きゃあっ!!」
「リーン!ユイ!何油断してんだ!さっさと起きろ!」
ズドンと腹部に直撃したリーンとユイは倒され、リーンとユイは気を失った、ダストは駆け寄り2人の様子を伺った。
「「………………」」
「嘘だろ!?2人とも支援魔法を受けてるのに一撃だと!?」
ナース、ナース………
ニンニンニンニン……
ダストの背中には、大勢の野良野菜が集まりだしていた。
「くそっ、このままじゃやられちまう!!」
ダストは剣を構えると、足に何かが当たった。ダストはチラッと確認して見るとそこには、2メートル弱の木の枝が落ちていた。
「剣じゃどうしようもねぇし……仕方ねぇっ!!」
ダストは剣をしまって、木の枝をヒュンヒュンと槍のように扱い始めた。その姿は騎士そのものだった。
「木の枝だけど……問題ねぇか」
スパンッ!スパパッン!グサッ!
ダストは華麗な槍(木の枝)さばきで野良野菜をなぎ倒して行った。すると、支援魔法のおかげなのか、ユイが意識を取り戻し始め、うっすらと目を開け始めると、何故かリーンのクリプトナイトの杖が輝いていた。
(ダストくん……?なんで剣を使ってないんだろう……なんか騎士見たいでかっこいいなぁ……)
全ての野良野菜を倒したダストは息切れを起こす事無く、木の枝をポイッと投げ捨てると、リーンのクリプトナイトの杖の光は治まった。
「よしっ、こんなんもんだろ……さて、2人を担いで──」
「凄いね!ダストくん!騎士みたいだったよ?」
ダストばビクッとさせながら後ろを振り返ると、目をキラキラさせていたユイがいた。
「おっお前!起きてたのか!?」
「うん、ダストくんなんで剣を──」
「頼む!この事は誰にも言わないでくれ!色々訳ありなんだよ!」
ダストは拝むようにユイに懇願する。ユイは悟ったのか、黙って頷いた。
「分かった、んじゃ、秘密にしてる条件として、わたしと2人の時は『騎士くん』って呼ぶね?」
「騎士くん!?まぁ……黙ってくれるなら良いけどよ?」
「うん!んじゃ、今後もよろしくね!騎士くん!」
「声デケェよ!リーンに聞こえるだろ!? ほら早く回復してくれ!」
「あっうん、ごめんね!『オールヒール』!!」
ユイはリーンに回復魔法を施すと、リーンは目を覚ました。
「んっ……あれ?あたし気を失ってた!?」
「うん、大丈夫?」
「ったくあんなに強気だったくせにやられるか普通?」
「ごめんね……あれ?野良野菜は?」
リーンは辺りを見渡すと、野良野菜達は全滅していた。
「もしかしてダストとユイで倒したの!?」
「うっうん!そっそうだよ?ねぇ?ダストくん?」
「おっおう、ユイの支援魔法があって助かったぜ」
「そうなんだ、んじゃギルドに戻って報告しましょ?報酬の分け前あたしは少なくて良いからさ?」
「まったくだ!それとなリーン、今後ユイは俺達と組む事になったからな?仲良くしろよ?」
「そうなの!?ユイ、これからもよろしくね?」
「こちらこそよろしくお願いね!リーンちゃん!」
ダストは冒険者ギルド帰って行き、無事クエストを成功させた。ダストとリーンは新たな仲間、エレメンタルマスターのユイを加入させることになった。
ユイちゃん……ホントにごめんなさい!
テイラーに関してはもう諦めています。