諦めの悪いセレスディナはまだ悪あがきをしようと言うのか、急に語り始めた。
コイツ、なかなか度胸あるな。
「確かに、彼女の言う通り、わたくしは魔王軍の幹部、セレスディナ。でも聞いて下さい。わたくしは、実は、呪いで魔王と化した少女の姉。妹を助けたいがために、仕方なく魔王軍へと入ったのです!ああっ……今でも妹の事を思うと……」
この人、呪いで正義を司る魔王に成り上がった男を前にそんなベタな話が通用すると思っているのだろうか?
と、その時。胃もたれする様な熱い演技をしているセレスディナの背後に、大柄な男が現れた。
「妹の事を想うとなんだ?汝、良いところで邪魔をされ、幸運値を極限まで下げて若干後悔している男よ。今方、嬉々としてガラクタを仕入れて来たガッカリ店主から、貴様が近くにいると聞参上したぞ。謝礼によってはその悩みに応えてやるぞ。一旦アクセルの街に帰って来てはどうか?」
セレスディナはその声に聞き覚えがあったのか、体をビクリと震わせる。ウィズに続く魔王元幹部、全てを見通す仮面の悪魔バニルがそこにいた。セレスディナが恐る恐る振り向くと、2人の目がバッチリあった。
「なんだバニルも居たのか、悪いな知ってると思うけどまだ帰れねぇんだわ」
「………こ、こんにちは初めまして、わたくしセレナと申します。リュウジ様のお知り合いの方ですか?あの、リュウジ様。どうもお忙しい様なので、わたくしはもうこれで……」
「初めましてぶりであるな、なんら”怪しくなところなど何一つない”清く正しいプリーストよ。まぁそう急いで帰る事もあるまい。ここはお近づきの印として、現在は炭素と化している丸焦げ店主が、先程嬉々として仕入れて来た愉快な品を譲ってやろうと思う」
「丸焦げ!?お前っ、またウィズを焦がしたのか!?」
「仕方なかろう?して、お主は我輩と契約を結んでおる。ずべこべ言わずに滋養強壮サプリメント分も含めた金を出すがよいっ♪」
バニルは手をクイクイと早く払えと言わんばかりに手を差し出してきた。俺は仕方なく、ケツポケットから財布を取り出した。
「はいはい、それで?滋養強壮サプリメントはおいくらエリスですかね?」
「15万3000エリスである!」
「ほとんどじゃねぇかよっ!てめぇふざけんなよっ!この前クエストで稼いだ金なんだぞ!?」
「フハハハハハ!貴様のスパイスの効いた悪感情は相変わらず美味である!毎度ありぃっ!」
残り3万エリスでどう過ごせと?
「では、今回のオススメ商品をご紹介しようではないか♪」
俺とセレスディナの前に、カップアイスみたいな形状の物を取り出した。
「これは野営する冒険者に最適、『虫コロリン』である。この可愛い名前とは裏腹に、その力は絶大。ネズミよりも小さな生物を対象に、この魔導具の周囲に強烈な死の呪いを掛ける一品である。すなわち、これを枕元に置いておけば煩わしい虫刺されなど気にすることなく眠りに就ける」
「「へぇ〜」」
思わずセレスディナとハモってしまった。
腐っても異世界、こんな世界でも蚊の一匹くらいいるだろう。だけど、コレは使い方によれば小型の魔物を倒せるということだ、ちょっと欲しいかも……だけど……。
「どーせアレだろ?またろくでもない副作用があるんだろ?使った人間は眠ったまま死んでしまう的な」
「とんでもない。ネズミより大きな生物にはなんら効果はない。死ぬのは”ネズミよりも小さな生物”のみである」
俺の疑問に、珍しくバニルが否定した。
おっと?アタリ商品なんじゃないかな!?
「素晴らしいです、つまり、枕元に置いとおけばあの黒くて素早い艶やかな恐怖の悪魔も、近寄ったら死ぬのですね!是非ともお一つ……」
「えっ……お前、買うの?やめとけば?」
「何をおっしゃるのです!こんな素晴らしい商品滅多にありませんよ?買います!」
「毎度ありぃっ!」
嬉々として受け取るセレスディナの言葉を聞いた途端、俺はふと気付いた。
「ねぇねぇ、バニル?小さな生物って虫とは限らないよね?」
「無論そうだが?」
「んじゃさ、どんな生物もネズミより小さければ死ぬの?」
「もちろん死ぬ」
即答するバニル。
「んじゃ……人間の体内にいる微生物とか、抗体も?」
「もちろん死ぬ」
「ゴミじゃねぇか」
体内の『常在菌』を呪ったら人体そのもの呪われてしまう。俺の雰囲気で欠陥品だと悟ったのか、セレスディナは返そうとした。
「おっと、初対面の人よ。商売人としてお客様の個人情報は厳重に守る我輩だが、返品などされると汝はお客様ではなくなってしまう。ふうむ、見える。見えるぞ、誰かの未来が……。とある仮面の紳士により様々な事がぶちまけられ、とある冒険者から一発お見舞いされる誰かの姿……」
「買います!ぜひ買います!お幾らですかっ!?」
ざまぁ……。
「フハハハハハ、本日の我輩は機嫌が良い、ポンコツ店主が仕入れたガラクタが、また金になったからな!本来ならば40万エリスのこのアイテム、特別に、初めまして価格と上機嫌価格をサービスし、120万飛んで800エリスにしてくれようか!」
「増えてるじゃねーかクソッタレ!なんであたしの持ってる金の額しってやがる、なんでもかんでも見通すんじゃねぇぞ!」
セレスディナが怒鳴り散らし、自ら財布ごとバニルに投げ付けた。本性をさらけ出したその口調はヤンキーそのものだった。バニルは投げつけられた財布をキャッチすると……。
「フハハハハハ、ではまたな鎧マニア!ついでに初対面の短気な人よ!貴様のコクのある悪感情、美味である、美味である!フハハハハハ!」
愉快そうに笑いながら、ウィズと同じように大通りに向かって歩いて去って行く。それを呆然と見送りながら、魔王軍幹部、セレスディナが言った。
「あ、あたしの……有り金が……」
「どんまい。俺もだ……さぁて、3万じゃ心もとないし、このままクエストに行こうかなぁ……」
「待てよ、鋼のリュウジ」
頭をボリボリと掻きながら歩こうとすると、セレスディナは俺を呼び止めながら屈み込み、人差し指と中指を閉じたり開いたりして見せた。
「煙草だよ煙草。お前、腕利きの冒険者なんだから煙草くらい持ってんだろ?1本くれよ。あの学院に来て猫かぶってたおかげでずっと吸ってないんだよ」
「あぁ?このカッコで持ってると思ってんのか?つーか40万もありながらストックねぇのかよ、クソ女」
しかし、この世界にもマルボ○とか、セブ○スターとかあんのか?、それとも、キセルとかいうオシャレなやつか?
俺の返事を聞いたセレスディナは、下を向きながらイライラと頭を搔いた。
本性剥き出しだな、とことんビッチにそっくりだな。
やがて、セレスディナはため息を吐いて。
「今更誤魔化してもしょうがねぇな……あたしは魔王軍幹部、謀略と諜報を担っているセレスディナ。『傀儡と復讐を司る邪神レジーナ』を崇拝するダークプリーストだ」
「自分んとこの崇拝してる神を邪神って呼ぶのか?ざまぁねぇな」
俺の言葉に、セレスディナがフッと顔を上げた。
「まぁ、あたしんとこの神様は傀儡と復讐を司るんだぜ?邪神以外の何だってんだよ」
そう言いながら、乱暴な言葉とは裏腹に清楚な笑みを浮かべてみせた。傀儡を司る神に仕えるだあり、正体を知ってしまった今となっては、その笑みは人形が浮かべる作り笑いのように映る。俺は今までセレスディナを見て来た事を思い出した。
「ふーん。って事は、この前の校庭に現れたゾンビもお前の仕業だな?」
「おう、あたしあたし。ありゃゾンビじゃなくて、あたしの傀儡だ。大変だったよ、夜な夜な王都の墓地から一体一体、死体引きずり出してな。あれは邪神の力で操られた、ただの死体だからな。浄化魔法が効かない所であたしが退治する。あの手は、若い女子生徒の信頼を得るのに手っ取り早いんだよ」
へぇ、やるじゃん。
「だったらさっさと正体明かせば良かったろ?まどろっこしい演技しやがって」
俺の言葉に、セレスディナは全く笑みを絶やさないまま言ってきた。
「なに、これ以上嘘を重ねて苦しくなるより、本当の事を話して取り引きしようと思ってな。ここ最近のお前の言動や行動を見せて貰ったが、ウィックやダニエルが危険視する理由がサッパリ分からねぇ。………お前、本当に別世界から来た魔王なのか?」
「ああ、そうだが?」
俺はセレスディナに即答する。
ブギーマンのウィックや、ダニエルの知り合いだったら話しは別だ。こっちもバラそう。
「お前……勇者や学院の小娘達を騙す為にこんな下らない事を仕方なくしてるんだろ?本当は勇者を殺したいんだろ?」
「は?勇者は2〜3人殺したし、今は別に?」
俺は淡々と答える。
「……お前、同じ魔族をあれだけ倒しておいて、心は痛まねぇのか?」
「俺、今人間だしな?」
鼻くそをほじりながら、俺は気のない返事をした。
「……………………」
全てに即答する俺を、セレスディナが無表情な真顔になって見つめていた。何故だろう、ガッカリされてる気がする。
「なんだ?なんか文句あんなら聞くぞ?」
「えっ、あ、ああすまない。まさか異世界から来た魔王がこんな考えの持ち主だとは思わなくてな……」
俺がもっと凶悪な奴だと踏んでたのか、ちょっと面を食らった様子のセレスディナ。
「……あたしは”とある新人の魔王軍幹部”から聞いた話だと、ベルディアやハンス、チャーリーなどが倒された。その中心人物がお前だって事が分かった」
「おい、俺はペラペラと自分の事を話したつもりはねぇぞ、誰だその新人ってのは?」
「それは言えないな、こちらも手の内を晒す訳には行かないんでね?」
セレスディナはそう言って、笑みを浮かべた。
新人って一体誰だ?まさか、アクセルの街に裏切り者が!?
俺が考えていると、セレスディナが俺に言い放つ。
「フクヤマリュウジ。魔王軍と取り引きしよう」
「はぁ?」
セレスディナは地面に腰を下ろしたまま。
「実はな。長い膠着状態だった魔王軍と人類との戦況が、最近働きまくっていてな。多数の幹部や幹部候補が討ち取られた事で、魔王があんたに興味を持ってな?」
「へぇ、この世界の魔王さんが俺みたいなペーペーをねぇ?」
「……そ、そうだな、お前意外と謙虚だな」
やべぇ、魔王に目を付けられたか……、恐らくブギーマンのとの一件とエルフの森の件が耳に入ったか。
「なるほど、ウィズやバニルは辞めたし、現魔王軍幹部の残りと補強の為の魔王軍幹部候補が今の戦力って訳だろ?大丈夫か?」
「本音を言えば確かにヤバいさ。それはお前達人類側も同じだろ?」
「はぁ?この世界には、ミツルギのような『勇者候補』ってのがいるだろ」
「そこだよ、お前が王都で生活してる間、魔剣のミツルギの他に名前の通った奴がいたか?」
「あー……【魔獣殺し】って人と【高原の魔女】って名前くらいは聞いた事はあるな」
「他には?」
「………」
ヤバい、居なくね?王都でちらほら「アクア様に転生された」って人はいた。他にやれ居酒屋さんだったり、たい焼き屋さんだったり、農家さんだったり、風の噂で聞いた【高原の魔女】って人はは戦いに興味が無いらしい……。
セレスディナは知ったような口ぶりで言う。
「ほらな?ちょっと前まではどこからともなく、今まで名前が聞いた事がない、常識を無視したヤツらが現れたんだ。ベルディアが数人殺してくれたが、戦うその度にあたし達は泣かされて来たんだがね。……それが、ウチの占い師が、おかしな気配を感じ取った頃かね?勇者気取りの変わった名前の連中がパッタリと現れなくなったのさ」
おかしな気配?俺か?アクアか?。常識を無視した変わった名前の勇者気取りってのは、カズマやミツルギの日本から来たチート使いの奴らの事だろう。だけどそれがパッタリと現れなくなったと。
…………あっ……やべぇ。
「おい、どうした?急に汗をダラダラ流して?まぁいい。それで、お前さんに取り引きを持ち掛けたいのさ」
アクアとカズマがここに来た後に司法取引で来た俺が最後……、つまり、あれからチート使いは来てないのか?アクアの引き継ぎはどうなっている!?え、ちょ、エリスさん、ネメシスさんお話があります。
俺は目の光を消しながら色々考えながら……。
「で?俺とどんな取り引きしたいんだよ」
「急にテンション下がったな、さっきのオラオラはどうしたんだよ」
事の原因を突き止め、その後の状況を把握した俺を気にしながらも。
「お前さ。魔王軍に入れよ」
「人をアクシズ教徒みたいに勧誘してくんじゃねぇよ……」
「誰がアクシズ教徒だよ。魔王軍に入れって言ったんだ。……ブギーマンのウィックから聞いてるよ、本来のお前はこっち寄りなんだろ?」
あのクソ野郎
「ふざけんな、確かにちょっと前まで俺は正義を司る魔王・アンドロマリウスって呼ばれた男だ。だけど成り行きで人間に戻されるわ、幸運値は低いわ、10歳の女の子にゃ説教されるわ、女風呂覗いてボコられるわ」
「いや、10歳のガキに説教されたのと、女風呂覗いたってのは知らなかった」
セレスディナの言葉を無視し、俺は壁をドンと叩きながら。
「俺だってこんなヘンテコな世界来たくなかったわ、監獄でみんなでワイワイ楽しくしたり、時には殺伐な空気を味わったりして送ってたのに、どっかのバカが俺をここに送りやがってよ?そいつはちょっと生意気だけど可愛いとこもあるんだけどな?だが、いずれその子に告白しようと考えている」
「途中から何言ってるか分かんねぇよ」
俺は更に壁をドンと叩きながら熱く語った。
「だが俺はお前たち魔王軍の気持ちも分かる。こんなヘンテコな世の中ぶっ壊したい気持ちは分かるが、しかし、好きな人の世界を俺は壊したくない!」
「好きな人好きな人ってさっきからほとんど惚気話じゃねぇかよ。お前ほんとに魔王かよ」
「今は”元”魔王だよ、けど、それでも俺を仲間に引き入れると?」
「ああ。さっき言ったろ?変わった名前の連中が急に現れなくなったって」
セレスディナは急に立ち上がり、俺にずいっと顔を寄せた。
「この、変な名前の連中はな。どーも、神々が遣わした者じゃないかって話があるんだ」
この子頭良いな。
「そして、今までポンポン湧いて出たその連中が、お前を最後にピタリと出現しなくなった。まるで神々が悪には悪をぶつけ合わせるようにな。魔王のヤツはお前がこの世界を乗っ取ろうとしてるんじゃないかって警戒してるんだよ」
別に乗っ取ろうだなんて思ってねぇけどな、エルフの森でもう1人の俺が出て来たから警戒してんのか、そりゃそうだ。
「だけどさぁ、今の俺を引き込んでも状況は変わらないんじゃない?今の俺は魔王の時の見たいに100パーセントの力出せないし。だからこっちの魔王さんに伝えてくれよ、逆に足手まといだって」
そんな俺の言葉にセレスディナは苦笑を浮かべる。
「学院でお前の事を探っていたがホントに力を失ったんだな。ならエルフの森の時のあのバカでかい魔力は誰のだったんだ……?今となっては分からねぇが、あんたを仲間に引き込めだとか言ってんのは、魔王のヤツ1人だしなぁ。でも良いのか?お前が魔王の力を取り戻せば女なんてよりどりみどりだぞ?」
なん……だと。
「い、行かないっ!今は好きな人がいるんだ、裏切れねぇっ!」
「そう言う割には目が血走ってるぞ?」
流石は参謀、話術が上手いじゃないか。鉄の意志がなければ落ちていたところだ。
「で?どーする?交渉決裂ってことだよな?」
「そうだな……お前の通ってるお嬢様学校が大変な事になるぜ?」
「あぁ?」
俺はビキビキと血管を浮き上がらせながらゆっくりとメタルフィストをカチャカチャと装着し、臨戦態勢をとると、セレスディナも立ち上がった。
「お前の狙いは俺なんだろ?だったら今すぐ殺りあったっていいんだぜ?」
「確かにあんたを魔王軍に引き込みに来たのも目的の一つさ。けどまぁ、それならそれであたしも構わないよ?」
「その言い草だと他にも目的はあるんだな?王都に来た本当の目的はなんだ?」
「さぁ?力ずくで聞いてみろよ」
セレスディナがメイスに手をかけてメイスを片手で担ぎながら俺を挑発して来る中、俺はステップワークをし始める。
なんだ?この違和感……。
俺は意を決してグンと一気に距離を詰め、そのまま全く動こうとしないセレスディナの顔に左ジャブを当てた。ゴッと鈍い音を立てた途端……
「がっ……はっ……」
セレスディナを攻撃した途端、俺もセレスディナと同じ場所にダメージを負った。セレスディナは口から血を流すと、顔を歪めながらヒールを唱えて回復した。
「へぇ〜、流石は元魔王。良いもん持ってる」
たたらを踏んだ俺は何が起こったのか理解出来ず、混乱した。
なんだ!?アイツにジャブを撃った途端攻撃された!?、アイツは動いてないのに、なんで!?カウンターか!?カウンターを取られたのか!?
動揺をした俺を嘲笑うかのように、セレスディナは回復した口から出た血を拭う。
「さぁ?どうする?続けるのか?」
「舐めんなっ!」
俺はヒールで自分を癒し、再び構えた。
カウンターを撃つなら撃って来ればいい!!
開き直った俺は再びセレスディナに攻撃を仕掛ける。ワン・ツー、右ストレートから返す刀で左フックでセレスディナの顔を捕える。連続攻撃のダメージを負った一瞬顔をしかめるが、最後はニヤリと笑う。
「あーっ、いってぇ……」
「ぐうっ……」
こんな変則攻撃でもカウンターをして来んのかよ……!?
口からポタポタと血を垂らしながら俺は危険を察知して、セレスディナから距離を取った。回復したセレスディナは更に俺を煽り出す。
「おいおいどーした?正義の魔王さんよぉ?男前が台無しだぜ?」
ヤバい、カウンター使いなら一旦体制を整えた方が良さそうだ。
俺はそのまま距離を取って家屋の屋根に上がり、セレスディナに言い放つ。
「ちぃっ……てめぇ、覚えとけよ。俺がてめぇをぶっ潰してやる!覚悟しとけっ!」
俺はセレスディナに捨て台詞を吐き、そのまま姿をくらました。