※この作品はR-18です。

この元魔王に素晴らしい祝福を!改訂版   作:ボトルキャプテン

27 / 232
突然ですが、おっさんずラブの要素をどこかしらに入れていきたいと思います!

そして、第2章でサキュバス番外編part3、4を予定しています!


23 Adventures vs 機動要塞デストロイヤー

俺とクリスがケンカをし始めてから翌日、俺は機嫌を悪そうにして宿から出て来た。結局家に入れて貰えず、宿を借りて一夜を過ごした様だ。街を歩いていると、ゆんゆんとミツルギに出くわした。

 

「リュウジじゃないか、こんな所でどうしたんだい?」

「あっ、リュウジさん……」

「んあ?なんだ、ミツルギとゆんゆんか……」

「あれ?リュウジさん、今日はクリスさんと一緒じゃないんですか?」

「うん、今ケンカ中」

 

「「え!?」」

 

その言葉を聞いた瞬間ミツルギは驚いていた。ゆんゆんはというと気まずそうにしていた。

 

(どうしよう……あたしのせいでケンカしちゃったのかなぁ?)

 

「クリスちゃんとケンカ?一体何があったんだい?」

「聞いてくれる?いくら考えても俺が悪いと思う所ないんだよねぇ」

「詳しく聞かせてください!」

 

俺は喫茶店に入り、ミツルギとゆんゆんに”昨日”の出来事を説明した。2人は親身になって聞いてくれた。

 

「──と言う訳なんだけどさ、俺が悪いのかな?」

「うーん、これはリュウジさんが悪い感じじゃなさそうですね?」

「そうだね、リュウジはリーンちゃんの手助けをしただけに過ぎないからね、良し、ボクとゆんゆんがクリスちゃんに説明して上げよう!」

 

まぁ、この2人に頼めば問題無さそうだな、ここは頼むか…気まずいし

 

「済まないな、面倒掛けちゃって」

「構わないさ!ボク達は友達だろう?」

「そうだな、その前にお前も少しはカズマと仲良くしろ」

「うっ…痛い所を突いてくる……」

 

(友達かぁ、リュウジさんとミツルギ君が友達なら友達の友達って事になるよね!?)

 

俺はため息をつきながらテーブルに顔を埋めた。

 

「はぁ……なぁんでケンカになっちゃうかなぁ」

「リュウジさんって意外と純粋なんですね……」

「ケンカするほど仲が良いって言うじゃないか!」

「どこが!?、まぁ、初めて会った時に比べれば少しは仲良くなった方だと思うんだよなぁ……」

「そうなんですか?初めて会った時はどんな感じだったんですか?」

「胸ぐら掴み合うレベル」

 

「「こわっ!」」

 

そりゃそうだよね、俺らは元々女神と魔王だしね、やっぱり仲良くしてるのが間違ってんのかなぁ〜?

 

「はぁ…つくづく嫌な性格してるわ俺、ホント自分が嫌になる」

「魔王軍幹部を1人で倒した男の言葉とは思えないな……」

「うるさい!色々事情があんだよ!」

 

俺達がギャーギャー騒いでると、急にサイレンが鳴り響いた。

 

『緊急クエスト!緊急クエスト!街の中にいる冒険者の各員は、至急冒険者ギルドに集まってください!繰り返します。街の中にいる冒険者の各員は、至急冒険者ギルドに集まってください!特別指定モンスター、高額賞金首、機動要塞デストロイヤー接近中!冒険者の皆様は、直ちにギルドに集まってください!!』

 

「デストロイヤー?」

「ゆんゆん、デストロイヤーって?」

「たっ大変だよ!?とんでもない奴が来ちゃったよ!!リュウジさん、ミツルギくん!急いで冒険者ギルドに行かなきゃ!」

「ゆんゆんがめちゃくちゃ慌ててる、余程の奴か?」

「恐らくそうだろうね、リュウジ、行こう!」

「わかった!」

 

────────────────────────

 

ギルドに猛スピードで到着した俺達はギルドに入ると、重装備で固めたダストを除くダストチームがいた。

 

「リュウジ!来てくれるって信じてたぜ!」

「あれ?ダストは?」

「ダストは……心に傷を負っちまった、そっとしといてやってくれ」

 

あっ……アレか……

 

「所でキース、デストロイヤーってなんなんだ!?」

「魔導技術大国ノイズで開発された超巨大魔導ゴーレムなんだ、見た目はクモ見たいな感じで通った後はアクシズ教以外は草も生えないって言うらしいぞ!」

 

えっアクシズ教ってそんなに強いの!?

 

するとルナさんが冒険者達を集めて説明を始めた。

 

「お集まりの皆さん!本日は、緊急の呼び出しに応えて下さり大変ありがとうございます!只今より、対機動要塞デストロイヤー討伐の、緊急クエストを行ないます。このクエストには、レベルもクラスも関係なく、全員参加でお願いします。無理と判断した場合には、街を捨て、全員で逃げる事になります。皆さんがこの街の最後の砦です。どうか、よろしくお願い致します!」

 

「俺達が最後の砦……こりゃ負けられねぇな」

「あの、リュウジ?昨日は…ごめんね?」

 

俺が作戦を考えているとリーンが声を掛けてきた。

 

「あっうん、大丈夫!気にしないで?」

「お詫びと言っちゃなんだけど、今度暇な時…クエスト手伝ってくれると助かるんだけど良いかな?」

「うん、良いよ?リーンちゃん中級魔法得意なんでしょ?俺も覚えたかったからコッチも助かるよ!」

「ありがと!楽しみにしてるね!」

 

満面な笑顔を見せたリーンはキース達の所に戻って行った。

 

「よし、アドベンチャーズは中央に集合してくれ!」

「はい集合〜」

「みんな、集まってくれ」

 

俺、カズマ、ミツルギ達の号令により、残りのメンバーは集まり出した。もちろん…クリスも近寄って来た。

 

「ルナさん、映像を出して貰えますか?」

「あっはい、こちらをどうぞ」

 

ルナさんが水晶玉を取り出して、映像を映し出した。そこには、巨大な蜘蛛型のロボットがめちゃくちゃに歩いている所だった。

 

「コイツが機動要塞デストロイヤーか、ルナさん、コイツの情報を下さい」

「はい、現在デストロイヤーはアクセルの街の南の方向からこちらへ北上中です、デストロイヤーは強力な結界を張り巡らせているので外部からの侵入は不可能です、そして…内部には、魔導ゴーレム、ゴーレムなどが潜んでいるとの事です」

「なるほど、結界か…、アクア?結界を壊せる魔法はあるか?」

「え?あるのは『シールドブレイク』くらいだけど?」

「ならアクアは『シールドブレイク』を使える冒険者を従えて城門で待機していてくれ、アクア達の魔法がカギだからな!」

「分かったわ!女神の私が先陣切って結界をぶち壊してやるわ!さぁ!プリーストのみんな!行くわよ!」

 

アクア率いるプリースト集団は城門に向かって行った。すると冒険者の人混みからウィズが手を上げながら出てきた。

 

「あっあの、私も何かお手伝い出来ると思うのですが……?」

「ウィズ!、ウィズが来てくれたなら…よし!カズマ!、めぐみんとウィズを連れて城門の上に上がって待機、結界を破った直後にデストロイヤーの足を破壊して欲しい」

「分かった、めぐみん、ウィズ、行くぞ!」

「分かりました!」

「リュウジさん、また後で!」

「ウィズ、気を付けてね!」

 

カズマ、めぐみん、ウィズは攻撃魔法の準備をする為に向かって行った。

 

「そして、俺、ミツルギ、ダクネスで最前線で動きが鈍くなったデストロイヤーを一気に叩く!」

「分かった!」

「それでこそ騎士の務めだ!行くぞ!」

「ねぇ、あたしは…?」

「クリスは…ゆんゆんと共に動きが止まったら中に侵入して他の冒険者達とゴーレムを破壊、俺達も合流する」

「分かった……あのさ……リュウ──」

「よし、作戦は決まったな!アドベンチャーズ、行くぞ!」

 

「それでは皆さん!緊急クエスト開始です!」

 

「「「「「おー!」」」」」

 

【緊急クエスト 機動要塞デストロイヤーの暴走を食い止めろ!】

【レベル制限なし】

【全員参加及びアドベンチャーズは強制参加】

 

平原に辿り着き、バリケードを建てて迎え撃とうと準備を始めていた。俺、ミツルギ、ダクネスは最前線で待ち迎えていた。

 

「さて、どうなる事やら」

「この街は、ボクらが守るんだ!」

「2人共、生き残るんだぞ!」

 

そこにマリューが激を飛ばして来る。

 

さすがはマリュー、ここぞと言う時に励ましてくれるな

 

《リュウジ様!この戦いに勝てばリュウジ様の名声も天まで届きます!ご武運を!!》

《任せとけ、でないとアイツの世界がぶっ壊れちまうからな》

《仲直り……しないんですか?》

《今はデストロイヤーが優先だ、それは後で》

 

俺が念話している所を見つめるクリスを見かねたゆんゆんが、クリスの耳元で囁いた。

 

「クリスさん、まだ怒ってるんですか?」

「ん?何が?」

「その…リュウジさんと…ケンカしてるんですよね?実はリュウジさん…さっきまで落ち込んでたんですよ?またケンカしちゃったって」

「えっ……」

「それに、リーンさんと一緒にいたのは、リーンさんが困ってたのを助けただけであって、そこで色々トラブルに巻き込まれてただけ見たいですよ?」

「そっそうなの!?」

「はい、なので私が言うのもなんですけど、仲直りして下さい!」

「うーん……」

 

クリスが悩んでいると地響きが聞こえて来て、ルナさんが騒ぎ出した。

 

「まもなく機動要塞デストロイヤーが見えて来ます!作戦通り、アークプリースト、プリーストの方は結界破りを始めましょう!」

 

街の門の高台に登っていたカズマ達は待機していたアクアに指示を出す。

 

「よし、アクア、お前の出番だ!」

「女神である私の出番ね!プリーストのみんな!行くわよ!」

 

「「「「はい!」」」」

 

「めぐみんは結界が破れた瞬間にいつもの奴ぶちかましてやれ!」

「おお!?わわわたしの爆裂まま魔法でけけ蹴散らしてやりますよ!」

「ウィズは爆裂魔法とか撃てるか?」

「はい、撃てます!」

 

────────────────────────

 

そしてデストロイヤーは山を崩しながら街に近付いて来た。カズマは号令を掛けた。

 

「よし!アクア!やってやれ!」

「みんな!行くわよぉ!『シールドブレイク』!」

 

「「「「「『シールドブレイク』」」」」」

 

アクア達が作り放った魔力の巨大なビームがデストロイヤーの結界に直撃した。

 

「オラァ!気合い入れろ!アクアァ!」

「うおりゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

バキン!バキン!と音を立てて膜の様なものが崩れた。

 

「今だ!めぐみん!ウィズ!」

「めぐみんさん!いきますよ!」

「任せて下さい!」

 

「「黒より黒く闇より暗き漆黒に、我が真紅の金光を望みたもう覚醒の時来たれり無謬の境界に堕ちし理無暁の歪みと成りて現出せよ!!」」

 

 

「「エクスプロージョン!!」」

 

2人の爆裂魔法が飛んで行き、デストロイヤーの前足2本に直撃し破壊した。デストロイヤーはバランスを崩して滑るように近付いて来る。

 

「うし、ミツルギ!行くぞ!」

「わかった!」

 

俺とミツルギは猛スピードで駆けて行き、俺とミツルギは高く飛び上がってデストロイヤーの顔面に一撃をかました。

 

「「とぉぉぉまぁぁれぇぇぇ!!」」

 

ドゴーン!ズバッ!

 

俺のドラゴンボールさながらの一撃とミツルギの飛ぶ斬撃を放った攻撃でデストロイヤーの顔面が地面にめり込み、前衛で待ち構えていたダクネスの50M手前で止まった。

 

「止まったか!?」

「恐らく上手くいったぞ!」

 

「「「止まったぞーー!」」」

 

「俺この戦いが終わったら結婚するんだ!」

 

おい誰だフラグ的なやつ言ったの、出てこいぶっ飛ばしてやるから。

 

するとデストロイヤーから音声が聞こえて来た。

 

『この機体は、機動を停止致しました。この機体は、機動を停止致しました。機動エネルギーの消費が出来なくなっています。搭乗員は速やかに、この機体から離れ、避難して下さい。この機体は……』

 

「はぁ!?自爆機能付いてんの!?」

「えぇ!?」

 

【超緊急クエスト 機動要塞デストロイヤーの自爆を止めろ!】

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。