イメージソングは……KINGGUNの飛行艇をイメージしてます!
01 女神の天罰炸裂
転生された俺と魔竜は前回、前々回と同様ヨーロッパ風の農村の様な所にやって来た。すると魔竜は念話で声を掛けてくる。
《女神にケンカ売ってどーするんですか!?コッチが不利になるじゃないですか!!》
《はいはい、すんません……アレほとんど演技だったんだけど?》
《演技!?女神を試してたんですか!?なら早く言ってくださいよ!もう!》
ガミガミうるさいなぁ……もう異世界は初めてじゃないんだからさ、もうちょっとこう……MARVELで言う所のジャーヴィス見たいなのになって貰えないものかね?
「ここが新しい世界か〜、なんかのどかだな?」
《そうですね、もうリュウジ様は人間なのですから無茶しちゃダメですからね!?》
「はいはい、分かってるよ、それにしても……あの女神めぇ……」
《まだ言ってるんですか!?もう……それよりこれからどうするんですか?》
「まずはやっぱり異世界王道、ギルドでしょ!」
ドヤ顔をしながら冒険者ギルドを探した。
けど土地勘がない為何処にあるのか分からない、ここはやはり第一村人に聞くのがベスト!
俺は第一村人のおばさんに道を尋ねた。
「あのーすいません、ちょっといいですか?」
「はいはい、なんだい?」
「ここの街は初めてなのですが、冒険者ギルドの場所を教えて貰っても良いですか?」
「そうなのかい?このアクセル街のギルドならここをまっすぐ行って」
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「ここだな、冒険者ギルドは」
《なんか可愛らしい建物ですね?》
「そうだな、さっそく入るか」
《はい!くれぐれも他の冒険者達と喧嘩などしないでくださいよ!?》
「はいはい」
俺はギルド内に入ると冒険者ギルドは食堂と一緒になっている様だ。まずは冒険者登録をしないとな。荒くれ風モヒカンの男がなんだか言いたげそうだがあえてスルーしてリュウジは受付の金髪で髪の長い巨乳のお姉さんに声を掛けた。彼女の名札を見るとルナと書かれていた。
「あの〜すいません、冒険者登録をしたいのですが?」
「はい、では登録料1000エリス頂きます」
「はーいっと」
俺はエリスから貰ったトランクを開けて財布を取り出した。財布の中を確認すると……1枚の金貨しか入って無かった。財布の中には手紙が入っていた。
『確かにお金は入れましたからね? By…エリス』
あんの女神がぁぁぁぁぁぁ!やりやがったなぁぁぁぁぁ!?
《リュウジ様!?どうしたんですか!?》
《1000エリスしか入ってねぇんだよ!》
《えぇ!?ホントですか!?》
あの女神めぇ……今度会ったらボコボコにしてやる……仕方ねぇ……とりあえずこの金で登録するか……。
俺は無けなしの1000エリスを支払った。
「はい、ありがとうございます、でわこの水晶玉に手を当てて下さい」
「はーい」
俺は青い水晶玉に手を置くと物凄い光出した。ギルドの職員達は「えっ!?」って言う感じでザワザワし始めた。
「あのー、なんかめっちゃ光ってるんですけど?」
「うぇぇ!?ステータスの「筋力」「生命力」「魔力」が異常に高いです!貴方……何者ですか!?」
何者って一応元魔王なんですけどね?
……って言ったらヤバそうここは知識を知らないフリしておくか。
「あの、ステータスってなんですか?」
「ステータスってのは「筋力」「生命力」「知力」「魔力」「器用度」「敏捷性」「幸運」を数値で出すのですが……フクヤマリュウジさんの場合……筋力、生命力、魔力に長けているという事です!ですが……」
ん?まだ何かあったのか?
「何かありました?」
「はい……大変申し上げにくいのですが……リュウジさんの幸運値が-50なんですよ……私ここに長く務めてますが滅多に居ませんよ?幸運値がマイナスの人は……」
「えぇ!?マッマイナス……!?」
《あの……リュウジ様……まさかエリス様の天罰って……》
クソ女神がぁぁぁぁぁぁ!天罰ってコレか!?コレを意味してやがるのか!?陰湿過ぎんだろ!?
ルナさんは気まずそうに俺に尋ねた。
「まっまぁ……幸運値はさほど必要ないですからね?クラスはどうしますか?このステータスならウィザード、ソードマンなどが向いていますよ!」
「必要な気もするけど…他にはどんなクラスがあるんですか?」
「そうですねぇ……盗賊、プリースト、アーチャー、エレメンタルマスター、クリエイター、ドラゴンナイトなど、その他に職人、商人などもありますよ?」
ここはドラク〇風なのか、ここはソードマンが妥当だろうが、生憎俺はもう刃物は持ちたくない……ならここはいきなり弱いクラスになろうじゃねぇの!
「すいません、ちなみに1番ザコのクラスは何ですか?」
「ザッザコ!?えーっと……冒険者ですが……?」
「んじゃ〜冒険者でお願いします」
《ちょっと!リュウジ様!?何言ってるんですか!?》
魔竜の言葉を無視してると、ルナさんが心配そうに尋ねられた。
「ホントに……よろしいのですか? ……けどまぁ冒険者はどんなスキルも教えて貰えばどんなスキルも習得出来ますからね!逆にリュウジさんにはうってつけかも知れませんね!」
なにそのポジティブシンキング!?
すると職員達がゾロゾロやって来て俺と魔竜の前に並んだ。
「では、冒険者フクヤマリュウジさんのご活躍を心よりお祈り申し上げます!」
ギルド内が拍手で覆われた、正直拍手されるなんて魔王になる前以来だなぁ……なんか照れくさい……。
冒険者カードという俺の個人ステータスを確認するカードを受け取った。これでモンスターを討伐した数やレベル、スキルの数値などが確認出来るようだ。
「このスキルポイントってなんだろ?」
《さぁ?なんでしょうね?スキルを覚える時に使うポイントなのではないですか?》
「あのー、このスキルポイントってなんですか?」
「あっスキルポイントってのはリュウジさんの場合は他のクラスの方に教わったスキルを覚える時に使うポイントです!初期ポイントいくらあるんですか?リュウジさんのステータスなら10,000ポイントくらいある筈ですよ?」
そう説明してくれたルナさんは俺の冒険者レベル1のカードを覗いた。
「あの……スキルポイントが5しかないんですけど?」
「えぇぇ!?5!?あの、これは…運が悪いとしか言えないです…」
「えぇ……マジですか?」
「普通なら有り得ない事なんで……才能はあるんで……」
ってことは…アイツの仕業か……マジでやりやがったよあの女神!!……なんちゅう天罰してくれてんだよ!!
「とっとにかくスキルを教わらないと習得出来ないんですよね?」
「はい、そうです……大量に消費しますけどね……1.5倍くらいでしょうか?中級魔法を覚えるためには100は必要ですね……」
「マジですか!?まぁ何とかして色々覚えてみます、その後考えますから」
「そう……ですか」
いやなにその哀れな人を見るような目は?なんですか?バカにしてるんですか!?クソっ!……まぁいい、とにかく装備が無いから武器屋に行こう。
「あの、オススメの武器屋とかありますか?」
「そうですねぇ〜……あっ!あそこならいいんじゃないですか? なんでもオーダーメイドで作ってくれるそうですよ!」
ルナさんの案内によりそのオーダーメイドの武器屋に行った。
中はシンプルな中世の武器屋って感じがするな!ここは前の世界と変わらないな。
店のカウンターには剃りこみをいれた坊主頭のおじさんがいた。
「いらっしゃい、おっ?駆け出しかい?」
「はいそうです、あの鎧とか見せてもらって良いですか?」
「あいよ、見てみな」
俺達は様々な鎧を見せてもらった。軽装備の鎧や、フルプレートメイルが様々置かれていた。
うわぁ……たけぇな……ん?待てよ……どんなスキルも習得出来るんだよな……鍛治職人のスキル習得したら自分で作れるんじゃねぇか!?
「すいません!俺に鍛治職人の極意を教えて下さい!」
「ふぁ!?冒険者が鍛治職人になんのか!?」
「お願いします!お願いします!授業料はバイト代で払います!」
俺は頭を地面に擦り付けて土下座をした。職人の親方は慌ててふためきながら俺を立たせた。
悔しいが今は金もポイントねぇ……プライドを捨てて成り上がってやるよ!
「おいおい!辞めてくれよ!金は要らねえからバイトしてけ?、ついでにスキルを教えてやるからよ!」
「ホントですか!?親方!!」
「おうよ、俺の極意を覚えてみな!」
「親方ーーーーーー!よろしくお願いいたしまぁぁぁぁす!」
《リュウジ様!?働く魔王だなんて聞いた事ありませんよ!?》
《なりふり構ってらんねぇだろ!?》
やだこの親方めっちゃいい人なんだけど!?
こうして俺と魔竜は冒険者を一時中断して暫く鍛冶屋でアルバイトを始めた。