アンケートのご協力ありがとうございました!次回の淫夢は……リーンとめぐみんで決定しました!すいません!
俺達3人は内部に潜入し、暗闇を進んで行く。今度はカズマが先頭に立ち、その後にクリス、俺と続いた。今のとこ、見回りの兵士も居ない様だ。
なんだろう……気持ち悪いくらい順調だ。
「むっ!?敵感知に反応がある」
「え?、ならそこの陰に隠れようか助手くん、金獅子くん。潜伏スキルの発動を忘れないでね」
3人は隠れようとするが、2人しか入れそうにない。クリスは慌てて俺に隠れる様に指示を出す。
「金獅子くん!早く隠れて!」
「問題ない、『ライトオブリフレクション』『潜伏』」
俺は反対側に姿を消しながら潜伏を発動させた。ギリギリの所にカツカツと靴の音が響いた。今頃見回りが来たのだろう。そして、俺はクリスとカズマの方を向いた。
「金獅子くんそんな魔法も使えるんだねぇ〜、それよりも……ね、ねぇ?助手くん、どうしてそんなにくっつくの?潜伏スキルを使ってるんだから、そこまで隠れなくてもバレないよ!?」
「油断は禁物ですお頭。ほらもっと詰めて下さい、早く!」
カズマはクリスを物陰にグイグイ押し込んで壁ドン状態にしていた。
コイツら……目の前で何してくれてんの?
あぁ、イライラする…、あれ?なんで俺イラついてんだろう…。
「助手くん色々と近いんだけど!?金獅子くんが見てるんですけど!」
「お頭、これも神器を奪還する為です、我慢して下さい!」
「……ちっ、ん?おい、こっちに来るぞ!」
小声で話していると、見回りの兵士が近付いて来て立ち止まった。
「誰かいるのか?」
ランタンをカズマ達を照らすが、潜伏スキルのお陰で見付からなかった様だ。
「ふぅん、気のせいか」
くるりと回って巡回に戻って行った。俺は安堵の息を吐いた。
「まったく、だから言ったじゃないですかお頭。油断は禁物だって、俺の用心がなければあぶないところでしたね」
「いやいや、キミがあたしに声を出させなきゃバレなかったから!そもそもこっちに注意もされなかったんだからね!?あたしにセクハラすると、リュウジの鉄拳とエリス様の天罰当たるからね!?」
「すっすいません……」
「静かにしろ、見つかるぞ!」
「「すいません……」」
ったく……カズマは知らないだろうが、エリスの天罰はやばいんだぞ?
広い城内を進んで行くと、2階に続く階段に出た。最上階にネックレスがあるというが……。カズマが上に行こうとすると、クリスがクイクイとカズマの袖を引いていた。
「ねぇ?助手くん。出来れば、この城の宝物庫に行っておきたいんだ」
「宝物庫は2階だな。階段を登ってすぐのとこだよ」
「分かった」
「なんだ?寄り道か?」
「うん、ちょっとね?調べたい物があってさ」
調べたい物?他にも神器があるのだろうか?
俺は辺りを警戒しながら進んで行き、階段を登って目的の宝物庫へ、鍵を開けて宝物庫の中に入った。
「金獅子さん、罠に気を付けろよ?」
「うむ、普通なら宝物庫には結界が張られてるがその結界が無かった、恐らく罠が張られてあるだろう……」
「そう言う事、罠発見や、罠解除スキルを持ってるあたしと助手くんなら、引っ掛かる心配はないよ」
俺も持ってるんだけどね……。
カズマはライターの様な物を取り出し、辺りを照らし始めた。
カズマ、それジッポじゃね?
「サトウカズマ、その火を灯してる道具はなんだ?」
「ん?コレか?ライターっていう道具だよ、俺が作ったんだ」
「ほぅ、便利な物だな」
「なら今度ウィズマジックショップに来てくれよ!」
「うっうむ、承知した……」
「ほら2人共、そこかしこに罠があるよ、気を付けてね。お宝を持ち去ろうとすると警報が鳴るみたいだからね?お目当ての神器がなければここにあるお宝には触れないでよ?」
俺とカズマはクリスの言葉に頷き、それらしい物が無いか探った。
宝感知スキルで色々見てるがそれらしい物は無さそうだな……?ん?カズマ…?何をそんなに凝視してるんだ?
カズマがガン見してる物を目で追って見てみると、宝物庫に保管しておくのはおかしい物だった。それは俺やカズマ、ミツルギにとっては懐かしい物だった。
「コレ……漫画じゃないか……」
「むっ?なんだこの書物は……?」
そこには、日本から持ち込まれたと思われる漫画雑誌があった。少年〇ャンプ、マガ〇ン、サ〇デーなどが重なっていた。クリスは、懐かしがってるカズマを見ていた。
まただ……また胸がチクチクしてきた、一体なんなんだよ……。
「助手くん?持ち出したら……その……」
「警報が鳴る、サトウカズマ…それに触れるなよ?」
「大丈夫ですよ。これは、俺や、リュウジ、ミツルギの国にあった本でさ?。懐かしいなぁって思っただけですよ」
「うっうん……なら良いけど……」
カズマの言葉にクリスは申し訳無さそうな表情をした。
クリス……なんで、そんな顔をするの……?
「お頭、そんな顔をしないで下さい。この漫画は俺も持ってたやつ──」
と言いかけた途端、カズマは目をギョロっとさせて目を留めていた。俺もその視線を追って見てみると、とんでもない物を見つけてしまった。
欲しい、マジで欲しいけど、我慢しなきゃ!!
「…………ひょい」
「助手くん!?」
ジリリリリリリリリリリリリリリリリ!
案の定警報が鳴った。
(くそっ、カズマめっ!こうなったらどさくさに紛れて俺も懐に入れておこう……)
カズマが警報を鳴らした瞬間、どさくさに紛れて俺もゲットした。
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「いたぞ!侵入者は向こうに逃げたぞ!」
「侵入者は3人だ!目的は不明だが、これ以上行かせるな!」
衛兵達の声が飛び交う中、俺達3人は必死になって逃げていた。
「クソっ!なんて危険なトラップなんだ!」
「助手くん、キミ、後で話があるよ!自由すぎるでしょ!」
「………………」
「金獅子くん!?金獅子くんからも何か言ってやってよ!」
「貴様っ!大きな声で我の名前を呼ぶでないわ!」
「お頭、金獅子さん、今は喧嘩してる場合じゃありませんよ!、ここ切り抜ける方法を考えないと!」
「それはそうなんだけど」
「貴様が言うな!」
宝物庫の警報で城内の人達は目を覚ましたのか、城中が明かりを灯し始めた。
「ちっ、サトウカズマ、煙玉を投げる、貴様も手伝え!」
「了解っす、金獅子さん!」
俺とカズマは立ち止まって俺は火を付けた煙玉を投げて煙幕を張った。それに続いてカズマは魔法を放った。
「『クリエイト・ウォーター』!そして『フリーズ』!」
カズマは水魔法と氷魔法を上手く使い、廊下に氷を張り巡らさた。後方からは足を滑らせて転んだのか、とてつもない悲鳴が聞こえて来た。
「2人共便利な道具や魔法持ってるねぇ……」
「喋ってないで銀髪も手を貸せ!」
呑気な事を言い出した俺の相棒はGoodポーズをした。
「よし来た!お頭であるあたしの実力を見せてあげるよ!」
そう宣言したクリスはクルッと振り向き、ポケットから金属製のワイヤーを取り出した。
あれ?あのワイヤーどこかで……?
「『ワイヤートラップ』!」
クリスが叫びながらワイヤーを投げた。
うん、やっぱりアレは俺の工房にあったやつだ、弁償させよう
「ほっ、ほう?、やるでは無いか?次いでにまきびし撒いとくか」
俺もクギを加工して開発した『まきびし』をばらまいた。まきびしが散らばり、クリスが投げた幾本のワイヤーは廊下の壁に触れると蜘蛛の巣の様に張り巡らされた。
何これ凄っ、今度教えて貰おう!
「これで時間は稼げると思うよ?それにしても金獅子くん、いっぱい道具持ってるね!?、助手くん、この騒ぎじゃ限界だよ、今夜は撤退しよう!」
「致し方ないか、ならばっ!」
俺とクリスは腰のダガーと背中の模造刀を引き抜き、窓から逃げようと考え、窓を探した。するとカズマは俺達を引き止める。
「2人共待ってくれ、俺的には今日の間に終わらせたいんだ!俺、実は明日には王都を追い出さられるんだよ!」
てめぇ、マジで俺が見ていない所で一体何したんだよ!?
クリスも天界から覗いてたのだろう、顔を引きつらせた。
「そう言われても……盗賊と冒険者と謎の職業の3人組でなんて、いくら何でも無茶だよ、リュウジがいてくれたら話しは別だけどさ!」
はーい、ここにいるよ?
するとカズマが急に考え込んだ。そして、カズマは口を開いた。
「金獅子さん…お頭……俺、今から本気出すわ」
「何?」
「助手くん?」
「ワイヤー切断しました!床に散らばってる棘も回収しました!賊は逃げずにあんな所に立っています!」
行く手を阻んでたワイヤーとまきびしが撤去され、俺達3人と、衛兵達を阻む物が無くなった。
「この曲者共めっ!この城に侵入した事を後悔させてやる!3人の内1人は生かしておけ、何の目的で侵入して来たのか尋問するのだ!」
衛兵達の隊長と思われる男は剣を抜いて叫んでいた。
「隊長!左右の2人は剣を持っていますが、真ん中の1人は丸腰の様です!あの”弱そうな丸腰”の方を捕らえましょう!」
それに答えるように隊長さんは頷いた。
「確かに左右の2人はとてつもなく強そうだ、よし、猫の仮面とモンスターの刺繍の奴らには手加減なしだ!真ん中の弱そうな仮面の奴は2人もいれば十分だろう!」
やれやれ……この2人のやり取りを見ててストレス溜まってたんだ、俺も暴れさせて貰おうかな?カズマもやる気満々だし?
「相手は不届き者の連中だ。五体満足でなくてもいい!」
少しくらい、クリスにかっこいい所見せてやるか……
「3人共動きが止まっている。おい!侵入者共!投降するな今だぞ、場合によっては命だけは助かる可能性もある。さぁ、大人しく……」
「…………」
隊長さんは無言のカズマに剣を向けた。そのままカズマは隊長に両手を差し伸べた、恐らく隊長の隙を狙っているのだろう。俺はアイコンタクトでカズマに合図を送った。
「投降するか、よし、他の2人も武器を捨てろ!刺繍の男、銀髪の坊主!そうすれば──」
「『フラッシュ』!今だ!」
「まぶしぃぃ──うがぁぁぁぁぁぁ!?」
衛兵の隙を突き、俺は『フラッシュ』で目くらましをした瞬間、カズマの手が隊長の体に触れた途端崩れ落ちた。
「「「「「うわっ……なにっ!?」」」」」
フラッシュの閃光が晴れた途端隊長が倒れた。その場に居合わせた者、クリスはその光景を見て声を上げる。俺の『フラッシュ』とカズマの『ドレインタッチ』が火を吹いた。即席コンビネーションである。
「こっこいつら、フラッシュの後に何をした!?」
倒れた隊長を見て、衛兵達が後退る。それを見たカズマが笑い出した。
「フハハハハハ!絶好調!何か知らんが絶好調だ!今夜は俺の本気を見せてやる!鋼のリュウジや金獅子なんぞもう、怖くもないわ!」
どした?カズマさん?一体全体どうした?俗にう覚醒ってやつか!?まぁ、覚醒したなら構わない!俺も手をゴキゴキ鳴らしながらすかさず便乗した。
「ほっ、ほう?言うでは無いか?なら、我も本気を出そうか……」
「助手くん?様子が変だよ!?なんかこの前の相棒見たいな感じになってるよ!?金獅子くんまでどうしちゃったのさ!」
「「シャオオオオオオオオ!!」」
ストレスを爆発させた俺と、覚醒したカズマが奇声を上げながら衛兵に襲いかかった。
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「お頭!金獅子さん!最上階の階段は、そこの角を右ですぜぃ!」
「うむっ!かたじけない!」
「うっうん、分かったよ!助手くん!?さっきからどうしたの!?場合によってはリュウジに言わなきゃ無いんだけど!?」
大丈夫、隣で走りながらもう見てますから。
3人は並走していると、さっきと同じように声が聞こえて来た、だが、先程とは違うセリフが聞こえて来た。
「Adventuresのミツルギさん達を呼べっ!騎士団長を避難させろ!これ以上行かせるな!アイリス王女をお守りしろ!」
あれ?なんか聞き覚えのあるセリフが聞こえて来たぞ?けど、覚醒したカズマをどうやって止めるのだろうか?今の奴を止められるのは俺かクリスかミツルギぐらいしか居ないだろう。
「オラァ!”銀獅子”盗賊団のお通りだぁ!道を開けやがれ!」
「助手くん!?いつの間に名前決まったの!?混ざってるんだけど!?色々混ざってるんだけど!?」
「金獅子……銀髪……なるほど、って混ぜるでない!この際、仮面盗賊団の方が良くはないか!?」
荒ぶるカズマは腰が引けている衛兵に手をかざした。
「『ウインド・ブレス!』」
「くっ!小賢しい真似を!いだだだだだ!」
「なっなんだ!?何をした!?」
俺はカズマの手を見てみるとサラサラした土が溢れていた。
お前は砂かけばばあか!?これだけ細かい土だと目に入ったら激痛だろうな……。
カズマは何事も無かった様に俺とクリスに言い放つ。
「金獅子さん、お頭、仮面盗賊団は却下です。俺まで巻き添えじゃないですか、嫌ですよ」
「あたしだって嫌だよ!銀髪って早々いないから直ぐに足が付いちゃうよ!」
「我も断るぞ!2人揃って金獅子金獅子と連呼しよって!ほれ!、新手がやって来たぞ!?」
3人が揉めながら走っていると、慌てて起きたのか別の兵士が現れた。中にはウィザードか、アークウィザードがいる様だ。
「お頭!金獅子さん!魔法使いは任せますよ!」
「任されたよ!金獅子くん、合わせてね!、行くよ!『スキル・バインド』!」
「よし!はぁっ!」
俺は壁を走っていき、魔法使いの詠唱より先にクリスのスキルが発動された。
「『ファイヤーボール』!!……あっあれ!?」
「隙あり!」
魔法が出ないのに戸惑ってる兵士に俺は相手の頭を目掛けて回し蹴りをしてノックアウトさせた。
「またやられたぞ!?仮面の男は小賢しい真似をしてくるが、あの2人はとてつもない連携をしてくるぞ!」
「Adventuresのミツルギさん達はまだか!?」
「はい、今こちらに向かってるそうです、メンバーが揃うのに時間が掛かる模様です!」
不味い、今ミツルギとゆんゆんが来たらいよいよカオスの状況になってしまう!
「我々では相性が悪い、どうにかならんか!?」
「消費の激しいバインドをこうも連発するとは、体のどこかにマナタイトでも隠しているのか!?」
「ですが……持ってるようには見えませんよ!?」
「まさか……紅魔族に匹敵する魔力を持ってるのか!?」
3人と睨み合う衛兵達はヒソヒソと話し出す。
その答えはカズマがちょこちょこドレインタッチで吸収して供給してるからさ!この隙に最上階に目指そう。
「不味いぞ!最上階には行かせるな!アイリス様が!」
そういえば俺はアイリス王女って初めてなんだよなぁ、どんな人なんだろうか?
そう考えながら階段を駆け上がると、クリスは罠を設置しようとしていた。
「『ワイヤートラップ』!『ワイヤートラップ』!『ワイヤートラップ』!」
「ここにもまきびしをばら撒くか、それっ!」
俺とクリスで階段の入口にワイヤーとまきびしを張り巡らさせた。
「これだけ撒けば」
「しばらく誰も通れないね!、金獅子くん、さっきからあたしに合わせてるけど、随分タイミングバッチリだね?」
「まっまぁな……長年の勘と言うやつだ」
「ふーん」
俺とクリスが話していると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「ようやく追い付いたね、君達は何者だい?」
「街の噂の義賊っていう人達はあなた達ね!?」
「余計な時間、くわせないでよ?」
「「「この声は…………?」」」
3人は汗をダラダラ垂らしながら振り向くと、そこにはティルフィングを構えたミツルギ、ワンドを構えたゆんゆん、ダガーを構えたメリッサが立っていた。その後ろには、アイリス王女の護衛と思われる2人の女性が立っていた。
メリッサ参戦!今後はメリッサはミツルギチームに加入します。