矛盾点を発見したので修正しました。
俺と魔竜は目的のダンジョンにたどり着き、入り口で立ち止まって居た。
何故かと言うと……まともなスキルを習得してないからです。
ただいま松明を何本も細々と制作中……。
「まさかあんなに真っ暗だとは思ってなかったな」
《ほら見た事か!この世界の女神にケンカ吹っかけるからこうなるんですよ!》
「今更後悔したって仕方ねぇよ……まぁなんとかなるさ」
とは言ってもさすがにやり過ぎたな、ここは反省すべきだわ、これ以上エリスを敵に回すとかなり厄介だな……。とにかく今はレベルを上げてスキルポイントを稼がないと……。それに人間に戻った俺の実力も確かめたいしな
「今はとにかくレベル上げだ!」
《どうなっても知りませんからね!どうしてそんなに余裕があるんですか?》
それは前の世界でもダンジョン探索は経験してるし、前の世界には盗賊スキルなんて無かった、だから使わなくても大体分かる
「さて、松明もこんなもんで大丈夫だろ!金もポイントも無いし割に合わないモンスター討伐しても取り越し苦労だからな?」
《あっ何気に考えて行動とってるんですね》
「お前は人の事なんだと思ってるの!?」
《無茶ばっかりする魔王様ですよ?》
「やかましいわ!」
俺はティンダーで松明に火を付けてダンジョンに進んで行った。
ふむ、流石は初心者向けのダンジョンだな……簡単な作りになってる。もう少し奥に進んでみるか……。
俺は洞窟の奥まで進み、終点までたどり着いた。たどり着いた洞窟の終点は広くなっていた。どうやらここはモンスターの巣になってる様だ。
「金になりそうなものはなさそうだな……」
《そのようですね……それより……》
「ああ……ようやく異世界らしくなってきたじゃねぇか……」
《そうですね、参りましょうか……リュウジ様》
俺の周りには……グレムリンが群れを成してリュウジを取り囲もうとしていた。
グレムリンとは……ゲームでよく出る下級の悪魔モンスター、雑魚モンスターの代名詞とも言われている。俺はブラックナイトでファイティングポーズを構えてグレムリンを迎え撃った。
「お宝は無かったけど……レベル上げと行きますかぁぁぁ!」
「「「「ギャオオオオオ!」」」」
「うぉりゃぁぁぁ!」
俺はブラックナイトで立ち向かって行った。グレムリン達はリュウジに爪や牙で攻撃してきたがブラックナイトの装甲を貫けず、俺はものともせずにグレムリンを殴り飛ばしたり蹴り飛ばしてた。
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リュウジがグレムリンと戦ってる間にクリスが洞窟の入り口にたどり着いた。クリスの顔は不安に満ちていた。
「まったく世話のやける魔王だなぁ……1人でダンジョン探索なんて無茶だよ……ここは確かグレムリンの巣があったはず……とにかく早く探さなきゃ!!」
クリスはダンジョンの中に入って行くと、洞窟の中はやけに明るくなっていた。洞窟のあちこちに松明が刺さっていたのだ。
(え?どういう事?普通こんな事しないんだけどな……明るいから助かるけど……まさか……リュウジが?)
クリスがダンジョンの奥にたどり着いた時にはグレムリンは全て倒されていた。俺はゼーゼー息を切らしながら立っていた。
「ゼー……ゼー……誰か……いんのか?」
「あたしだよ、ねぇ?このグレムリンの数を1人で全部倒したの?」
「見れば……分かるだろ?」
嘘でしょ……レベル1でこの数を?どんなステータスしてるの!?
魔竜も心配そうにリュウジに声をかけた。
《リュウジ様?大丈夫ですか?》
《問題ねぇよ、舐めんな》
リュウジは振り向きクリスの方に顔を向けた。
「所でエリス……お前はここに何しに来たんだ?」
「何しにって……キミを探しに来たんだよ?」
「……なんで?」
「だってキミ……幸運値マイナス50なんだよ?スキルポイントも5しかなかった筈だし何が起こるか分からないんだよ?」
「分かってるよそんな事………ふぅ……どっこいしょっと」
リュウジは岩に座り込んでクリスと話し始めた。
「俺の事……嫌いじゃなかったのか?」
「うん……嫌いだよ?大っ嫌い!」
「んじゃなんでここに来たんだよ、見捨てれば良かったろ?」
クリスはリュウジに近付いてしゃがみ込み、リュウジの兜を取り上げた。
「おい……なんで兜取るんだよ……」
「人と話す時は…ちゃんと人の目を見て話すもんだよ?キミを見捨てたい所だけど、この世界に巻き込んだのあたし達だしね……」
「もうほっとけよ……まだお前を信用してる訳じゃないんだからな?」
「分かってるよ?天界では随分乱暴だったけど、こっちが本来のキミだよね?あんな感情的じゃ魔王が務まる訳が無いもん」
「気付いてたのか、”あの頃”を思い出しちまったんだよ、その……」
「なに?どーしたのかなー?魔王くん?」
クリスはクスクスと笑ってリュウジの言いたい事を悟った。
ダメだ…全て読まれてる……ここは逆らわずに下手に出るか……。
「その……悪かったな……酷い言い方して」
「ん?どういう風の吹き回しかな?あれだけチンピラみたいに騒いでたのに……キミ本当はここに来た理由は人間に戻った自分の実力がどれほどな物なのか確かめに来たんでしょ?ポイント稼ぐ為でもあるけど」
「やっぱり気付いてたか……そうだよ、腕っぷしには問題なかった、知識と経験もな?」
「うんうん、けどあたしを怒らせて幸運値とスキルポイントが深刻なのは理解してるよね?それにキミは馬鹿じゃないでしょ?」
コイツ、なんだかんだで全部俺を見抜いてるな……試さなくても良かったか……。
《リュウジ様?ホントに彼女を試してたんですか!?》
《うん、試してたよ?あの悪女神見たいな奴だったらここには来ていないって》
《そういうの早く言ってくださいよ!松明をわざと置いてきたりして、来るかどうか待ってたんですね!?》
《当たり、まぁそう怒るなよ》
「マリューさんはなんて?」
「ん?あぁ、試めすなら前もって話しとけってよ」
「あはは!そっか!」
「あのさ……盗賊スキルを……教えてくれないか?敵感知、宝感知、その他諸々……」
俺は気まずそうにクリスに声を掛けた。
「ふーん、考えを改めた訳か、うん、良いよ?その代わりさ……あたしと組まない?」
なんだと!?どういう風の吹き回しだ!?俺と組んでもメリットねぇのに?ダメだ、まだ信用出来ねぇ……
「嫌だ、それとコレは話は別だ」
「嫌!?まだ懲りないの!?はぁ……このへそ曲がり!なら協力関係ってのはどう?あたしに協力しとけばお金増えるよ〜?」
コイツ!
「うっ……仕方ねぇ……協力関係なら構わない……そろそろ戻るか……あーあ、金が欲しい……」
「あはは!1000エリスじゃ足りなかった?」
「当たり前だろ!ここは普通100万くらい寄越すだろ!助っ人扱いなら俺TUEEEEくらいの扱いがあっても良いだろ!?」
「キミ金額指定してなかったでしょ!!」
「くそっ……謝らなきゃよかった……」
「ふんっ!あたしの天罰を甘く見ないでよね!」
バイト代はしばらくの宿代くらいしか無いんだから勘弁してくれよ……
リュウジとクリスはダンジョンの出口を目指した。
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ダンジョンから出てくると既に夕方になっていた。
洞窟の中にいると時間が分からないな……。
「もう夕方か、あっという間だったな」
「ダンジョン探索はそんなもんだよ、そういえば……キミの事なんて呼べばいい?」
「リュウジでいいよ、そっちは?エリスか?クリスか?」
「この姿の時はクリスで良いよ?」
「分かった、とりあえず”今は”休戦にしとこうぜ?クリス」
「うん、それでいいよ?一時休戦ね?リュウジ」
リュウジとクリスは握手をしてアクセルの街に戻った。
ちなみにリュウジはグレムリンを50匹を討伐していて、レベル10になっていた。スキルポイントも90に上がっている。クリスの話では1つのレベルが上がると10増えるらしい。
「あっレベル10になってるわ、スキルポイントも90まで増えてる」
「よく倒せたね……そこは魔王っぽいかな?」
「まぁな。早速頼みたいことがあるんだ。物理耐性、魔法耐性、状態異常耐性を覚えたいんだ、誰か居ないか?」
「あっ!それなら心当たりあるから今度紹介してあげるよ!」
「助かる。なぁ、お前、明日空いてるか?」
「ん?空いてるよ?なんで?」
「金になるクエストがやりたい、何かないか?」
「そうだなー、ジャイアント・トードなんてどう?昼間キミが食べてたヤツなんだけど?」
「昼間の?アレ鳥の唐揚げじゃねぇの?」
「何言ってんの!カエルだよ!」
「カエルかいっ!」
「んじゃ明日冒険者ギルドで待ち合わせね?」
「あー、分かった、今日は……その……ありがとな……」
「あはは!急にどうしたの?キミの本性は随分大人しいんだね?ちょっとだけ見直した!キミのこと嫌いだけど!」
「そんなチンピラみたいに見えたか?演技とはいえへこむんだけど……」
「どっちがキミの本性なのさ!ギャップ激しすぎだよ!あたしも本気で怒っちゃったじゃん!」
クリスは俺の脇腹をポコポコと殴りながらプリプリと怒っていた。
参考になったのはお前が魔族を見ると豹変するという事だな、なるべく今後は怒らせないようにしよう……。
「んじゃ、また明日な?」
「うん、また明日ね」
俺とクリスは冒険者ギルドの前までたどり着き、クリスと別れた。