俺がネフェリア達と療養生活を始めてから3日が過ぎた。俺の両腕は傷跡は残ったが、運良く後遺症も残らず完璧に完治した。現在俺は怪我を治して貰ったお礼にネフェリアと共に今晩のオカズを取りに行く途中だった。ネフェリアはサッカーボール程の大きさのおにぎりを頬張りながら歩いていた。
「はむはむはむ……んっまーい☆」
「ほんとよく食うな、朝飯食べたばっかりじゃん!」
「えへへ、わたしはエネルギーをよく使いますからねぇ☆はむはむ」
「ネフェリアって呼ぶより、なんかあだ名付けたくなるわ」
「へ?わたしにあだ名ですか?」
「うん、そう、あだ名、そうだなぁ…いつも腹ペコだからペコリーヌってのはどう?」
「ペコリーヌ…可愛いあだ名つけられちゃいました!、ヤバいですね☆」
「んじゃ、今日からネフェリアからペコリーヌに改名ー!」
「コッコロちゃん達にも言わなきゃないですね!」
「そうだな!あははは──」
「ブオーン!」
「「!?」」
2人で盛り上がっていると、大きな角を5本生やしている鹿の様な巨大なモンスターが雄叫びを上げながら飛び出して来た。ネフェリアことペコリーヌは弓を背負い、剣を構え、対する俺は鎧を纏わずファイティングポーズを構えた。
「リュウジくん、鎧着てなくて大丈夫ですか?」
「うん、問題ないよ?あの鎧は修理しないと使えないしね?新しい鎧の素材になりそうなモンスターがいたら次いでに倒していこう!」
「リュウジくんの新しい鎧ですか?やばいですね☆」
「よしっ!そうと決まれば──」
「やりますか♪」
モンスターは2人に突進して行くが、ペコリーヌと俺は左右に別れて素早くかわし、その直後モンスターが大木にぶつかり、モンスターの顔面を目掛けて俺は飛び膝蹴りを繰り出し、ペコリーヌは剣を振りかざした。
「「どりゃぁぁぁぁ!」」
ズバッ!ドゴン!
「ブオ……ブオー……」
ドシーンと音を立てながら鹿のモンスターは倒れた。ペコリーヌの斬撃により、モンスターの角が根元から折れていた。ペコリーヌはモンスターの角を持ち上げた。
「リュウジくん!この「エルダーホーン」の角、鎧の素材になりませんか?」
「んー、なると思う!肩とか兜に使えそうだしね、それにさ?、これだけデカければ晩御飯も丁度いいんじゃないかな?」
「そうですね!んじゃ戻りま……しょお〜」
バタッとネフェリアは倒れてしまった。
どうやらもうガス欠の模様、相変わらずの燃費の悪さだ。
俺は慌ててリュックからおにぎりを取り出し、ネフェリアに渡した。
「やれやれ、デカいおにぎり食ったばっかなのに…ほら?」
「はむはむ……んっまーい☆」
「まったく、ほらペコリーヌ、立てるか?」
「はい♪このお肉を運べる位は回復しました!」
頬っぺたにご飯粒を付けながらペコリーヌと俺はエルダーホーンの肉片と角を担ぎ、秘密基地に戻って行った……。2人が見えなくなると、木の影からゴブリン達が身を潜めていた。
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秘密基地に戻って来ると、アオイが外でカンカンと一心不乱にハンマーを叩いて何かを作っていた。俺は何を作っているのか気になり、角を置いてアオイに近付いて見た。
「アオイちゃん?何を作って──」
「うぎゃぁぁぁぁああああ!!」
アオイは体をビクッとさせて、俺を見つめて騒ぎ出した。どうやら夢中になってて気づかなかつた様だ。
「うおぅ!?びっくりしたぁ〜」
「あっ、リュウジさん!?ネフェリア様も、おかえりなさい!」
「ただいま帰りましたよ♪何を作ってたんですか?」
「じっ実はですね?友達作りの特訓の為にこんなのを作って見たんです!名付けて!友達養成ギプスです!」
アオイは自信満々に完成したバネで出来たギプスを見せて来た。よく野球漫画とかで特訓の時に使ってたヤツだった。
「友達作りにコレ必要ないから!!」
「そんな事ありません!友達作りは命懸けですからね!リュウジさん!着てみて下さい!」
「うっうん……」
俺はその友達養成ギプスとやらをギチギチ!装備して見た。友達養成ギプスのバネの反発力が物凄く、腕を曲げるだけでも一苦労だった。
「こっこれ……めちゃくちゃ反発力が凄いんだけど!?」
「凄いですね!普通ならエビ反りになって動けなくなるはずなんですけど、リュウジさん流石です!」
「じー……ニヤ……」
ネフェリアはいたずらっ子の様にニヤニヤしながら俺の耳元に顔を近付けて来た。俺は目でネフェリアを追いながらネフェリアに尋ねた。
「えっ?なに?なんでニヤニヤしてんのちょっと」
「動かないで下さいね?……フッ〜☆」
ネフェリアは俺の耳元に息を吹きかけて力を抜かせて来た。
「はうぅ……」
「あ!?力を抜いちゃダメ──」
力を抜いた途端、ゴキゴキ!と骨を鳴らしながら俺の体はバネの反発力に負けてエビ反り状態になり、悲鳴を上げた。
「いぎゃぁぁぁぁぁぁ!!折れる!背骨折れるぅぅぅ!!」
「うわぁぁ!リュウジさん!?」
「あら?、エビ見たいになっちゃいましたね☆」
「ネフェリア様!見てないで外すの手伝って下さい!」
ネフェリアはリュウジの顔の前にしゃがみこみ、ギプスを外し始めた。
俺はと言うと、痛みを忘れてこのイタズラペコリーヌのパンチラをどさくさに紛れて堪能した。
「ぜーぜー……死ぬかと思った…ご馳走様です」
「このギプスヤバいですねぇ☆食後の運動に使えそうですね!」
「確かに、訛った体には丁度いいかも…アオイちゃん、これ貸して」
「あっはい、いいですよ?」
「リュウジくん、今のエビ反りで体の筋肉を痛めない様にストレッチをしましょう!」
「え?あっうん……」
俺は足を開脚させて、上半身を伸ばし始めた。ペコリーヌはサポートする為に俺の背中を押し始めた。そこで俺は気付いてしまった。
あれ?これ……ペコさん、おっぱい背中に当たってませんか!?
「ペコさんペコさん」
「はい?なんですか?」
「まだ余裕だからもうちょい強く押してくれませんか?」
「え?良いんですか?」
「ドンと来いやぁぁぁぁぁ!」
「分かりました!行きますよ〜♪」
グイグイと胸を押し当てられて舞が上がっていると、調子に乗ったペコリーヌは一気に押した。
「ふんぬっつふぅ!」
ゴキ!っと音を立てて、俺の足の骨が外れた。
「うぎゃぁぁぁぁああああ!足の骨がぁぁぁぁぁ!?」
「ネフェリア様!?リュウジさんの骨が外れましたぁぁぁ!!」
「外れちゃいましたか!?コッコロちゃん達を呼んできますね!」
コッコロとアリサがやって来ると、コッコロの顔は○×○の様な顔をしながら大慌てで骨の接骨が始まった。
「めちゃくちゃ痛かった……」
「ごめんなさい、スキンシップが過剰でしたね、気をつけます」
「ネフェリアさま、お戯れも程々にして下さいまし」
「はい、リュウジくんもごめんなさい……」
ネフェリアはしょんぼりしながらコッコロとアリサと共に秘密基地の中に入っていった。
俺も少しふざけすぎちゃったかな……後で謝ろう……。ってかなんでみんなネフェリアの事様を付けるんだろう?後で聞いてみるか、今はまず代用の鎧を作るのが最優先だ。
「アオイちゃん、ちょっと道具貸してもらっていい?」
「え?良いですけど、何するんですか?」
「あの黒い鎧の修理がかなり時間かかりそうだから、代用の鎧を作ろうと思ってね?丁度エルダーホーンの角とかあるし?」
「そうですか、ならネフェリア様がコツコツ集めたモンスターの素材を使っても良いですよ?素材は食べれませんし、お金にもなりませんから」
「ホントに!?」
「はい、コッチです!」
アオイに案内され、物置き場の様な場所に行くと、様々なモンスターの皮や角、牙が保管されていた。
「おお……すげぇ!!」
「良かった使って下さい!」
「うん!ありがとう!早速取り掛かるね!」
「はい!隣で見てて良いですか?後学の為に!」
「え?、あっうん、良いよ?」
カンカン、チュイーン、カンカン
2時間後、普段は鉱石なとで鎧を作ってたが、今回はモンスターの素材を生かした。緑と茶色の布地にモンスターの角と牙が特徴的な鎧、【ワイルドソルジャー】を開発した。これで暫くは持たせるしかない、アオイはマジマジと見つめて目を輝かせていた。
「どう?アオイちゃん、変かな?」
「おぉー!これが本来のリュウジさんの姿ですか!!」
「これでモンスターが来ても蹴散らせるよ、もう夕方か、そろそろ晩御飯の準備しなきゃね」
「はい!」
俺は鎧を纏ったまま、外に出ると、窓からネフェリアが顔を出して声を掛けて来た。
「晩御飯ですよ〜!しかも、今夜は焼肉ですよぉ〜♪」
「マジで!?ひゃっほーい!」
「焼肉です!焼肉!早く行きましょう!」
子供のようにはしゃぎながらそのまま基地の中に入ると、アリサとコッコロが目を真ん丸くして俺を見つめた。昼間と姿が違うから驚いた様だ。
「リュウジくんなんて格好してるの!?」
「アリサさま、これが本来のリュウジさまの姿なのでしょう、リュウジさま、食事なので兜を脱いで下さいまし」
「あっ、そうだね、よっと」
俺はガチャッと兜を脱いだ。
やっぱり鎧を着てると落ち着くなぁ。
そして、焼肉パーティーが始まり、ワイワイ盛り上がった。
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そして、夜も更けてきて、灯りを消し、眠りに付いていると俺はこっそり外に出て岩の上に胡座をかいて座り込み、ブギーマンに言われた事を思い出していた。
呼吸法……呼吸法ってなんだろうか?現実世界には○○式呼吸法などがあるが、なんの事だろうか?。空手の『息吹』なら少し見た事はあるが剣道出身の俺には未経験、色々試して見よう……。
俺は見様見真似で、空手の『息吹』をやって見た。鼻で呼吸し、口から吐き、精神統一を行ってみた。
「スゥー……ハァー……スゥー……ハァー……」
なんか違う気がする……くそっ、一体呼吸ってなんの事なんだよ!
頭をくしゃくしゃと掻きむしって悩んでいると、後ろから声を掛けられた。
「リュウジくん、眠れないんですか?」
「ん?」
俺は後ろを振り向くと、夜風に髪を靡かせているネグリジェ姿のネフェリアがいた。
「おいっす〜☆、私も眠れなくて窓を眺めてたら外にリュウジくんの姿が見えたので出て来ちゃいました!」
「そうなんだ、ちょっと考え事していてさ?」
「考え事ですか?」
「うん、実はね───」
俺はブギーマンに言われた事をネフェリアに話した。すると、ネフェリアも岩に腰掛け、ふむふむ頷きながら聞いてくれた。
「なるほど、それならわたし、出来ますよ?」
「えぇ!?ほんとに!?」
「はい!普段そうやってモンスターと戦ってますから!」
「そうなの!?教えてくれる?」
「はい!見てて下さいね?」
ネフェリアは立ち上がって目を瞑り、静かに呼吸を行った。
息を吐く音が聞こえない、一体どうやってるんだろう……?
「口で説明するのは難しいのですが、肺に酸素をたっぷり取り込み、血液中の酸素濃度を高める事で、一瞬にして高い集中力と身体能力を手にすることができますよ?」
「ふむふむ……」
「リュウジくんは素手が主体なので手や足に集中させればとてつもない威力が発揮されると思いますよ?」
「なるほど、ちょっとやって見るね」
俺は再び目を瞑り、周りの雑音が聞こえなくなる程集中した。体血液が身体中を掛け巡らせるイメージをして、静かに呼吸してみた。
「スゥー……ハァー…………」
「おぉ?少し良くなってますねぇ♪」
俺はネフェリアのアドバイス通りに呼吸をして見ると一気に肺と心臓に負担がかかり、苦しくなった。
「はあっ……はぁっ……心臓と肺が爆発しそうだ……」
「いきなり長くすると破裂しちゃいますよ?あっ、リュウジくん、呼吸法をしながらわたしと鬼ごっこして見ませんか?」
「呼吸法をしながら鬼ごっこ?なんで?」
俺は首を傾げてネフェリアに尋ねた。
こんな真夜中に何故呼吸を意識しながら鬼ごっこをしなければならないんだろう?
「まぁまぁ、やれば分かりますよ♪」
「分かった!捕まえてやる!」
「わたしを捕まえられたら、わたしの秘密教えちゃいます☆」
マジで!?俄然やる気が出て来た!どさくさに紛れて身体中まさぐってやる!
「行くぞ!ネフェリア!」
「はい☆」
シュッとネフェリアとの間合いを素早く距離を詰めたが、ネフェリアはヒョイっとかわした。
「なにっ!?」
「ワンパターンですねぇ♪」
「くそっ!なんでだ!?」
「そんなムキになっても捕まえられませんよ♪鬼さんコチラです☆」
「キィー!そのたわわな胸を揉みまくってやる!」
それから毎晩の様に俺は、様々な動きでネフェリアを捕まえようとしたが、胸どころかパジャマにすら触れる事が出来なかった。鬼ごっこをしてから5日経過していた。そして…俺はネフェリアが来る前に呼吸法の自主トレーニングをしていた。
(くそぉ、鬼ごっこしてから1週間になっちまう、集中……集中……)
雑念を払い、集中し呼吸を行った。すると、今までとは違う呼吸が出来る様になった。口から吐く息が蒸気の様に吐ける事に気付いた。
「スゥー……シュー………はあっ、はぁっ……出来た!」
「良かったですね♪見てましたよ☆」
「ネフェリア……」
「はい!ドンと来いです!」
俺は目を瞑りコツを掴んだのか、先程と同じ様に呼吸してみた。足に集中させ、俺の口からは蒸気の様に息が吐かれていた。ネフェリアも雰囲気が変わったのに気が付いて身を構える。モンスターの遠吠えが鳴り響いた瞬間、俺の姿は一瞬で消え、ネフェリアを後ろから抱き着いた。
「捕まえた!」
「わひゃ!?もう会得したのですか!?ヤバいですね☆」
「俺の勝ちだ!」
「負けちゃいましたね、約束ですからわたしの秘密教えちゃいますね☆」
「なになに?実は少食とかなしだぞ?」
「そんなんじゃありませんよ、実はですね?わたし、王女なんですよ♪」
俺は目を点にして、抱き着いていたが力を緩めた。
「今……なんて?」
すると、ネフェリアは俺の方に振り向き、夜風に髪を靡かせてニコリと笑いながら話し出した。
「はい、わたしの本当の名前はユースティアナ・フォン・ネフェリア。エルフの森の王女をやっています!」
俺は無言でネフェリアから少し離れて土下座を繰り出した。
「抱きついてすいませぇぇぇん!セクハラ言ってすいませぇん!」
「いえいえ、気にしないで下さい!」
「まさか……ハイエルフの王女とは知らず、申し訳ございません!」
ネフェリアはクスクス笑いながら俺の頭を撫でた。
「お〜よちよち〜♪けど、わたしも黙ってたのでおあいこですよ?」
「だからコッコロちゃん達はネフェリア……様に『様』を付けるんですね、納得しました」
「そう言えばそうでしたね、けどリュウジくん、今まで通り接してくれますか?そして、あの時の”約束”を覚えてますか?」
約束……約束……あっ!俺なんて事しちまったんだ!俺、ネフェリア王女をパーティーに誘ってたんだった!
俺は恐る恐るネフェリアに答えた。
「パーティーに誘った事……だよね?」
「はい!そうです!もうすぐ用事が終わりそうなんですよ♪」
「前から言ってた用事って何なの?」
そういうとネフェリアはどこか悲しそうな顔をしながら俺の質問に答えてくれた。
「実は今、私達のエルフの森は……魔王軍に攻め込まれているんです……」
「魔王軍に!?」
「はい、それにリュウジくんが会ったという魔王軍幹部候補の1人がこのエルフの森に来ているんです……。父上も母上も奴らに捕まってしまいました……」
魔王軍幹部候補、まさかネフェリア達にも攻め込んで居たのか……。確か……ブギーマンの他にあと2人居たはず。誰だろうか?
「その、森に攻め込んで来てる奴の事は知ってるの?」
「はい、知っていますよ?ゴブリンの王様、『ゴブリンロード・チャーリー』と名乗っていました」
ゴブリンを束ねるゴブリンの王、ゴブリンロードか…ゴブリンの事ならかつての俺も兵隊として使っていたし、数で攻め込まれたらまず不利になる。
「けど、ネフェリア達なら押し返せると思うんだけど?」
「知っての通り、わたしは魔力の消費が激しいので長期戦になると厳しくなるとまず勝てません、なのでわたしは各地を廻って里を離れていたコッコロちゃん達に声を掛けてここに隠れながら力を蓄え、少しずつゴブリン達と戦っていたんです、そこにリュウジくんがやって来たという形になります」
用事で済ませれるはなしじゃねぇぞ!?……。偶然なのかそれとも、運命なのか……ゴブリンって聞くと色々知ってるから放って置くことが出来ないって思うんだよな、こっちのゴブリンが大人しい生態なのが幸いだったな。だけど、ゴブリン達も馬鹿じゃない、奴らは現に秘密基地までやって来た。命を助けて貰ったんだ、今度はネフェリアを助けてやらなきゃ!
俺はネフェリアの手を取り、真剣な眼差しで言い放つ。
「ネフェリア、命を助けて貰ったお礼をさせてくれ、ゴブリンの事なら俺も知ってるから力になるよ!」
「ホントですか!」
「勿論!友達を助ける為ならなんだってしてやる!」
「んじゃ、明日早速向かいましょう☆なのでもう休まないと!」
「うん!そうだな」
2人は秘密基地に戻り、明日に備えて休む事にした。
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翌朝、目を覚ましてソファーから起き上がり、周りを見渡しネフェリアを呼びに部屋に向かった。
「ネフェリア〜?朝だよ〜?コッコロちゃーん?アオイちゃん?アリサちゃーん?」
4人が寝ていた部屋をノックしても返答が無かった。
変だなぁ、まだ寝てるのかな?
俺はゆっくりドアを開けてみると、4人の装備や荷物が無くなってものけのからになっていた。俺は理解が追い付かなくなり唖然としていた。
「あれ?……なんで?いないの?まさかっ!?」
慌てて階段を駆け下り、ソファー付近を見渡した。そこには、1枚の置き手紙が残されていた。
すいません、エルフなんですけど、ペコリーヌ要素の方が強くなっちゃいました笑
リュウジの呼吸法は鬼滅の刃の全集中の呼吸と、空手の息吹を参考にしてみました。