アイギスのお陰で逃げ出す羽目になった俺達は捕まる確率を下げる為にバラバラになって逃げた。俺は『ライトオブリフレクション』を使って家になんとか辿り着いた。クリスはまだ帰ってきていない様子だった。俺は部屋に入り慌てて金獅子の鎧を脱いだ。
「はぁっ……はあっ……えらい目にあった、クリス大丈夫だったかな…」
数分後、近くで窓を開ける音がしたので俺はクリスの部屋をノックした。
「クリス?帰って来たのか?」
「あっごめん……ただいま、ちょっと待って?着替えてるから」
「いや、いいよ。先に寝るから」
「うん……わかった、おやすみ」
「おう、おやすみ」
自分の部屋に戻ろうとした時、再びクリスに声を掛けられた。
「あっ待ってリュウジ」
「ん?どうした?」
何か言い忘れたか?
ドアの前に戻ると、クリスが落ち込んでる様な声で謝ってきた。
「ごめんね、アイギス……盗めなかった」
「そっか。まぁ、まだチャンスはあるって、気にすんな」
「うん……けど、アイギスならリュウジと組んだら無敵だと思ったんだけどね、アイギス……男は嫌だって言うから……」
なんだそんな事か、気にしなくて良いのに。
俺はカラッとしたテンションでクリスに言い返す。
「そうなのか?俺はどんな奴か知らないけど、まぁそいつがそういうなら仕方ないんじゃないか?、そんなに気にする事無いよ」
「うん……ごめん」
そう言い残し、俺は部屋に戻って行った。
余程ショックだったのかなぁ?気にする事ないのに
ベットに入り、大あくびをして眠りにつく。
「おはようごさいま~す☆リュウジくーん!おはようございまーす!あさですよー♪」
寝かせてよぉ〜。
ドタバタとドアを開けてペコリーヌはカーテンをシャッと開き、俺の布団を揺すり始める。だが、俺は頑なに返事をせずに布団の中でうずくまった。
「リュウジくーん!起きて下さいよ〜!」
「………………」
「リュウジくーん?」
事もあろうにペコリーヌは亀になった俺の布団の中に頭を突っ込んで来た。
やめろ!ティアラが刺さって痛いんだよ!
「ぷはっ、おはようございます♪」
「何〜?今さっき帰って来たばかりだよ?少しで良いから寝かせ……」
俺は布団の中で話し掛けてくるペコリーヌに向いて目を開けると、ペコリーヌの顔をがめちゃくちゃ近くにあった。
おお……息が顔にかかるくらい近い!!
「えへへ、近いですね☆」
「そうだな、近いな、おやすみ」
「ダメですよぉ〜、今日はクエストに出掛けるんですから!」
「クエスト?……ヤダよ〜。昼からでも良いでしょ?」
「そうなんですけど、お祭りの準備をする為にクエストが出た見たいですよ?わたしも詳しい事は分からないんですけど」
眠気が襲って来てウトウトしていると、ペコリーヌは揺すり始める。
「あっ!寝ないで下さい!もぅ!寝たらキスしちゃいますよ!?」
「………………!?」
その言葉を聞いた俺は眉毛をピクっと動かした。
やって見ろよ!むしろやって下さい!お願いします!
寝たフリを続ける俺を見るペコリーヌはムムっとした顔をするが、覚悟を決めたのか更に顔を近付けて来る。
「良いんですか?ホントに……しちゃいますよ?」
「!?」
「えーっと…皆さんには……ナイショに…して…」
あと少し、あと少し!あと数ミリ!よし来いっ!
「リュウジ様〜?起きましたー?」
あと少しと言う所でパンダが部屋に入って来た。ペコリーヌはビクッとさせて慌てて顔を出した。
「ペコリーヌ様!?何をさなってるんですか!?」
「えへへ、なかなか起きないので説得してたんですよ♪」
「申し訳ございません、さっ、リュウジ様起きて下さい!」
このクソ野郎……いい所を邪魔しやがって……
観念した俺は、立ち上がり、フラフラとレッドウォーリアの鎧を着始めた。
「はぁ……、クリスは寝てるから起こすなよ?クエストなら俺達で十分だろうし?」
「余程遅かったのですね、分かりました。」
「皆さんとクエスト行くの初めてです♪やばいですね☆」
「ちゃちゃっと終わらせて帰ってこようよ、マジで眠いから」
俺、マリュー、ペコリーヌは冒険者ギルドに向かって行った。ギルドの扉を開けると中はごった返していた。
「なっなに?この人だかり……」
「随分賑わってますねぇ、この人数ですから、もしかするとカズマさん達もいるんじゃないですか?」
「それは言えてますね……ん?あれは……」
マリューがふとテーブル席を見ると、しばらく顔を見せなかったミツルギ達が座っていた。ミツルギやゆんゆん、メリッサはやつれた顔をしていた。
「リュウジ様、あそこに……」
「ん?ミツルギ!?」
「えっ?あっホントですね!」
俺達3人はミツルギチームに近付いて行くと。魂が抜けたような声でゆんゆんが反応した。
「どうしたんだよお前ら、目が死んでるぞ!?」
「おはようございます……リュウジさん……」
「鋼のリュウジじゃない…悪いけど…相手する程余裕ないの」
「やぁ……リュウジじゃないか」
「ミツルギ様、どうしたんですか?しばらく顔を見せてないと思ったら……一体何があったんですか?」
俺達もテーブルに座り、ミツルギから事情を聞き始めた。ミツルギはため息を吐き、話し出した。
「実は、しばらくボクらは王都の方でクエストをこなしていたんだけど、向こうで個性的な貴族と出会ってしまってね……」
個性的な貴族?この世界の貴族はどいつもこいつも個性豊かだろ?
「どんな貴族だったんだ?シュナイダーさんのような同性愛者か?」
「それだったら苦労しませんでしたよ……」
「ゆんゆんの言う通りだわ……はぁ……」
「ああ、ボクらが出会った貴族は「ウィスタリア」という貴族だ」
「ウィスタリア?聞いた事ないな」
ウィスタリアと聞いた途端ペコリーヌがあっ!という感じで声を出す。
「その方なら知ってますよ!確か、何代も続く商人貴族のはずですね、大半の王都の店の商品はウィスタリア家が仕入れてると聞いた事があります」
すげぇ、大手企業じゃないか
「すげぇバック付けたじゃないか、それの何が不満なんだ?」
俺は首を傾げてミツルギに言い放つと、ゆんゆんとメリッサが眉毛をピクっとさせて俺に食ってかかかる。
「言ってくれるじゃない!あたし達だって最初はそのつもりだったわよ!」
「酷いですリュウジさん!すっごい大変だったんですよ!?」
「ごっごめん、そんなに大変だったのか?」
「話しを続けよう。そのウィスタリア家の代表がボクら直々にクエストを依頼して来たんだ……」
「うん、それで?どんな依頼だったんだ?」
「ウィスタリア家の御令嬢で一人娘の「アキノ」という方を一人前の商人にして欲しいという依頼だったんだ」
うわぁ……聞いただけで頭が痛くなる……。
「大変だったのはここからだったんです。アキノさんは冒険者もやっていて一人前になる為に一緒に色々クエストをこなしていたんですけど……アキノさん……すっごい浪費癖だったんです」
「まぁ、貴族だからな?多少の浪費癖はあるだろうよ?」
「何言ってんのよ!それだけじゃないのよ!彼女とんでもない貴族よ!?」
メリッサはクワッと顔を歪ませて俺に食ってかかる。
そんなにやばかったの?
「アキノさんは……冒険者としては強かったのだけど…ボク以上に浪費癖が凄くてね……。試しにボクがポーション1つ買うだけのお使いを頼んだら、棚ごと買って来たりしたんだ。1日かけて」
ん?なんかおかしい
マリューは納得行かない様な顔をしながらミツルギに尋ねる。
「待って下さい、そのお方は子供でもないのにポーション1つで1日かかったんですか!?」
「はい、宿から歩いて3分の近さの店にですよ!?帰ってこないので探しましたよ!王都中必死に探しましたよ!そしたらどこに居たと思います!?エルロードですよ!?」
なんでそうなんの!?
「なるほど……浪費癖が激しい上に極度の方向音痴と…大変だったな」
「という訳だったんだ、長い間留守にしていて済まなかった。それにしても、この賑わいはなんだい?」
「なんだ、ミツルギ?アクアから聞いてないのか?今年の感謝祭はアクア感謝祭とエリス感謝祭を同時開催するって話なんだけど、お前にも手伝って欲しいって言ってたけど本人から聞いてなかったのか?」
そういうとミツルギはギョッとしながら騒ぎ始めた。
「なんだって!?早く言ってくれ!アクア様は、アクア様はどこだ!?」
「多分ここにいるんじゃないか?」
そう促す俺はミツルギと共に辺りを見渡す。すると、ルナさんの元でクエストの受付をしているカズマ達を見つけた。
「ほらいたぞ?おーい、カズマー!」
俺の声によりカズマ達が反応し、こちらに近寄って来た。
「おっ?お前ら呼ばれて来たのか?」
「あぁ、なぁアクア、今日はなんでこんな賑やかなんだ?」
「そりゃ決まってるじゃないリュウジ、この近辺のモンスターを駆除しないと安全にお祭りが行われないからよ?夏場のモンスターは弱くて手頃だから絶好の稼ぎ時なのよ」
ふーん、そういう事か。
ウィズとクリスを除くAdventuresが揃った時に、ダスト達が声を掛けてきた。
「よう、問題児集団も来てたのか?まぁカズマとリュウジの事だから真っ先に大規模討伐に参加すると思ってたぜ」
「ああ、例の店の常連なお前らが珍しいな。この時季になると、男の冒険者達は最優先に大討伐に参加するんだぞ?」
「よっ!元気にしてたかい?リュウジ?」
「おー、リーンにキース、お前らも参加するのか?」
んー?いつになくやる気満々だな?
カズマは不思議がって剣の手入れを始めるダストに尋ねた。
「どういう事だ?ダスト達はそんなに祭りが楽しみなのか?」
「祭り?あぁ、大討伐が始まればお前らも分かる事だ」
どういう事だ?さっぱりわからん。
「まぁいいや、久しぶりにAdventuresがほぼ揃ったんだ、たまには皆で行くか!」
「「「「「「おー!」」」」」」
意思が固まった時に、ギルド職員の人が支援物資を供給し始めた。
「皆さん、森に大発生したモンスター討伐は特に責任重大です、今年の祭りの開催期間中を快適に過ごせるかどうかは、皆さん次第です!」
冒険者達に大声で激を飛ばす。
俺はカズマにヒソヒソと声を掛ける。
「なぁ?森のモンスターと祭り、一体何が関係があるんだろうな?」
「さぁな?」
「何言ってんのよ2人とも、近くにモンスターが増えたら街の人達が外で仕事が出来なくなるからでしょ?」
「それはそうだけどよ?なら森に限らず困るだろ?」
「うん、なんで森限定?」
俺とカズマはアクアに訪ねようとしたら、めぐみんが教えてくれた。
「セミです」
「は?」
「へ?……セミ?あの、夏休みの風物詩と言える?」
夏といえば蝉。ミンミンと鳴く命短い昆虫。
「なーんだ、ただの虫か、警戒して損したわ」
「どーせアレだろ?このイカれた世界のセミはオシッコが臭いとかだろ?命短い昆虫なんだからそっとしといてやれよ」
「うむ、ボクもそう思ういますよ。セミは繊細な虫ですが一生懸命生きてるんですから……」
日本生まれ異世界育ちの俺ら3人はアクアに抗議した。そんな言葉にめぐみんやゆんゆん、メリッサ、ペコリーヌの女子陣はコイツらイカれてんのか?と言わんばかりに顔を見合わせる。
「あのね?カズマ、リュウジ、魔剣の人。このセミは日本のセミとは大きく異なる所が2つあるの。1つは、鳴き声が大きい事。簡単に言えば日本のセミの数倍するわね」
普通でもやかましいのにその数倍!?
「2つ、このセミは……夜だろうと朝だろうと鳴き続けるわ」
暴走族かっ!?
【大討伐クエスト・森のモンスターを駆除しろ!】
アクセルの街の近くの森の中。その森の中で職員の人が説明する。
「では、防御力に自信ある前衛職の方はモンスター寄せのポーションを塗って下さいねー。相手は昆虫モンスターですが、油断しないでください」
説明する中、俺達3人は各チームの問題児達を呆れて見つめていた。
例えば……
「領主代行の私が全て引き受ける!だからポーションを全て寄越せ!」
「さぁめぐみん!どっちが多く倒せるか勝負よ!」
「昆虫料理試してみたかったのでワクワクしますね♪やばいですね☆」
各々欲望をさらけ出す女子陣とか……
「おい変態、迷惑になるからウチらだけ守ってくれよ」
「食いしん坊、虫は食べ物やない、思い出の一部や」
「あの、ゆんゆん…?これは競走じゃないから」
各チームの問題児を引っ張りズリズリと連行する。
「あぁっ!夏のモンスターは苛烈なんだ!頼むカズマ!後生だから!」
「リュウジくん!虫もきっとフランベすれば美味しいですよ!」
「ミツルギくん離して!めぐみんに勝つんだから!」
Adventuresを含めて合計30人程。大体は4〜5人のパーティーの様だ。
俺は支給されたポーションを体にペコリーヌと共に塗り始める。隣ではカズマとダクネスがポーションを取り合ってるがスルーをする。めぐみんとゆんゆんはどちらが多く倒せるか競走するらしい。メリッサとマリューはとりあえず向かってくる奴を倒すとの事。
「変な匂いだな、このポーション」
「そうですねぇ〜どんな虫が来るか楽しみですね♪」
「虫料理前提で話すのやめろよ、恐いから…それより心配なのが……」
そう、こんなごった返してる時にトラブルを巻き起こすのがアクア様。俺は不安そうに見ているとカズマも悟ったのか、アクアを見つめる。
「ん?何よ2人して、なんで私を見つめるの?やめてよ気持ち悪い」
「こういう時はお前が1番危ないから」
「今日は大人しくしてるけど、大概お前が調子に乗って何かやらかすに決まってるからな」
「あんた達ねぇ、私をなんだと思ってんのよ?私だって学習するのよ?見てなさいよ?はしゃいでるあんた達みたいなのが1番トラブルを起こすんだから」
「「!?」」
俺とカズマは真剣に驚いた。どれくらい驚いたかと言うと、例えばアクアがエリスの様に振る舞うくらい出来る子なんだと知った時くらい驚いた。
「カズマ……アクアが……アクアが……」
「お前も……成長する事ってあるんだな……グズッ……」
「えっ、ちょっと、なんでそんなに驚いてるのよ、カズマさんは何故泣いてるの?」
俺達のやり取り聞いてなかった残りのメンバーは不思議そうにこっちを見ている。すると、ギルドの職員の声が響いてきた。
「冒険者のみなさーん、モンスター第1陣が集まって来ましたよ!殺虫剤、魔導蚊取り線香も大量に用意してますのでお願いします!」
号令と共にメンバーは各自構えた。
────────────────────────
リュウジやカズマ達の様な冒険者達がいる所から向かって数キロ離れてる所に、前に現れた黒いスカートを履いている猫の獣人が立っていた。
「ひぃぃ!?虫っ!?気持ち悪い!あっち行きなさいよ!、もう、この前のキノコ達は殺られちゃったけど、今日はそうは行かないわよ!?見てなさいよ!サトウカズマ、鋼のリュウジ!」
いきり立つ猫の獣人は近くにいた。ビビりながら虫に少し近付いて魔法を唱えた。
「この蝶と、カマキリ、クモで良いかしら?さぁ、大きくなりなさい!『ジャイアント』!」
3匹の虫達に魔法をかけると、虫達はどんどん大きくなっていった。魔法を唱えている時、猫の獣人がふと思い出していた。
─────────回想──────────
猫の獣人がAdventuresを狙いに来た理由は2週間前まで遡る。魔王の城で魔王は玉座の間にある椅子に座りながら数枚の履歴書に目を通しており、その場には数名と猫の獣人が膝をついて頭を下げていた。魔王は猫の獣人の履歴書を見て尋ねた。
「貴様の名は?」
「はい、魔王様……私の名前は「キャル」と申します。」
「クラスは『アークウィザード』か……キャルよ、我が魔王軍に入りたい理由はなんだ?」
魔王は志望動機をキャルと名乗った獣人に尋ねた。キャルは目をキッとさせて答える。
「毒親から離れて自立したいからです」
「毒親……?、もしやお前は親から虐待を受けていたのか?」
「はい……小さい頃から最近まで……」
「そうか、親はこの記載されている住所に住んでいるのか?」
「そうですけど……?」
キャルは首を傾げながら魔王を見つめる。魔王は側近を呼び、そっと耳打ちをした。すると側近が玉座の間から出ていった。
「貴様を虐待した親に殺し屋を送った、これでお前は自由だ」
「えっ……」
「希望する部署は…魔王軍幹部か?ならキャルよ、幹部になりたければこの男達を殺して来い」
魔王は懐から1枚の写真を取り出してキャルに見せた。その写真にはリュウジとカズマが映っていた。
「その2人がターゲットだ、もし、どちらか1人を殺せば空きが出来てる魔王軍幹部に正式に認めてやろう。おい、このキャルに例の物をここに持って来い」
指パッチンで兵士に指示を出すと、兵士達は奥から杖に本がくっ付いている杖を差し出して来た。
「魔王様……これは?」
「『ケイオスグリモワール』という杖だ。この杖は『モンスターを操る能力』がある。これを使い見事、この男達を討ち取って見せよ」
「はい!魔王様!」
「今後の拠点はエルロードにするがよい。今後の貴様の上司はエルロードの宰相でもある、ラグクラフトという者だ。寝泊まりはダニエルという者が世話をしてくれるように頼んでおく」
「承知しました。魔王様」
ケイオスグリモワールの杖を受け取りキャルは魔王の城から旅立った。そして、現在に至った。思い出している頃には虫達は巨大化を完了していた。
────────────────────────
「さぁ、虫達よ、鋼のリュウジを殺してきなさい!」
「「「「「キシャァァァァァァ!!」」」」」
蝶のモンスターは羽ばたいて飛び立ち、クモや、カマキリ他の虫達はバラバラに散って鋼のリュウジのいる場所を目指して行った。
────────────────────────
時を同じくAdventuresのメンバーも虫モンスターと戦闘を始めていた。
「いってぇ!!何!?何がぶつかって来た!?」
俺は足元を見るとピクピク失神しているカブトムシがひっくり返っていた。ペコリーヌは目をキラキラ輝かせてカブトムシを拾い上げる。
「リュウジくん!このカブトムシの角、かなり硬いですよ?やばいですね☆」
「うわぁ…何がぶつかって来たかと思えばカブトムシだったのか、鎧はちょっと傷付いた程度だから大丈夫だけど」
ライトニングを放って黒焦げにさせていると、ちょっと離れた場所から時々変な声が聞こえてくる。
「20匹までいける!いや、30匹までいけるぞ!もっと!もっとだ!」
誰とは言わないけどすぐ誰が叫んでるのかはすぐに明白だった。
「聞こえない聞こえない……俺には何も聞こえない……」
俺はペコリーヌ、マリューと共に襲いかかる虫達を倒して行った。
プリコネRでキャルは育ててないのでYouTubeを見ながら研究してますが、不備があったら修正します。原作の能力は出来るだけオリジナル魔法として扱います。