誤字脱字修正かけました。
───一体なにがどうなってこうなる!?
俺は金獅子を纏い、魔法や目薬の効果が切れたのにも関わらず、ペコリーヌの肩を掴んでブンブン揺すりながら再度尋ねた。ペコリーヌはキョトンとしながら視線を送ってくる。
「ペコリーヌもう1回言ってくれ」
「はい、リュウジくん。今夜はわたしと一緒に寝てくれませんか?」
聞き間違いじゃなかった〜!こんな大義名分ホントにあんの!?
俺とペコリーヌはヒソヒソと話し始める。
「いやいや、ダメだろ」
「え?なんでですか?」
「そんな純粋な目で俺を見るなよ、仮にもペコリーヌはエルフの王女だろ?なーにとんでもない事口走ってんの!?」
「だって、わたしとリュウジくんは仲間ですから☆」
「いや、仲間だけどもな?俺は男でペコリーヌは女、男と女が同じベットに入るのはダメだろ!?」
なんとかこの場を収めようと必死にペコリーヌを説得する。
「大丈夫ですよ〜♪リュウジくんは優しいですし、紳士ですから☆」
「人にキスしようとした奴が言う言葉じゃないんだけどな?」
ペコリーヌは痛い所をつかれたような顔をして指と指をチョンチョンとつつく。
「あぁう…あの時は起こそうと思って……」
「俺はそれ以来モンモンしてるの、ひとつ屋根の下に女の子が2人と住んでんだよ?これ以上俺を困らせないでくれ」
ペコリーヌは不思議そうに首を傾げる。
「モンモンですか?」
「はい、モンモンしてます」
「んじゃ……キスしちゃえば、モンモンするの消えますか?」
何言い出すのこの子は!?
「おまっ!またそういう事言う……」
「だって……クリスちゃんには負けたくないですから」
え?なんで奴が出てくる?
「クリス?なんで?」
「リュウジくん、クリスちゃんの事が好きなんですよね?」
「ふわぁっ!?なんで!?」
俺はペコリーヌに聞き返すと、ペコリーヌはくすくすと無邪気に笑う。
「見てれば分かりますよ?その装備だってクリスちゃんを守る為に作ったんですよね?」
「えっ、いや……夜のアクセルの街を守ろうと──」
「ならなぜ泥棒のお手伝いをするんですか?」
「それは……カズマやクリスが捕まらないように手助けした方が無難かとと思って……」
そう言いながら俺はペコリーヌから目線を外す。
これ以上ペコリーヌに言い返す事が出来ない……正直、クリスの事が好きなのかどうなのかすら分からない……。クリスが他の男と話すのを見てるのが正直しんどいって思う時もあった。けど、前の世界でのラフタリアの時とは何か違うような気もする……。
「やっぱり好きなんですか?」
「わかんない……」
「おや?リュウジくんは鈍感くんなんですか?やばいですね☆」
「なんだと!?俺は鈍感じゃねぇぞ!」
そう言いながら俺はペコリーヌを壁に追い詰め、壁ドンを繰り出す。ペコリーヌは元から背が高い方だったから目線が同じくらいになる。
「リュウジくんがもし鈍感くんじゃないならわたしにキスして見てください♪」
「言ったな!?後悔すんなよ!?」
「しませんよ?ドンと来てください☆」
ペコリーヌは俺を挑発にするように煽ってくる。俺はその挑発に乗り、ペコリーヌの頬を優しく撫でる。ペコリーヌはにわかに艶っぽい声を出す。
「んっ……。改めて男の人にこうされると、ちょっとドキドキしますね!やばいですね☆」
「お前が挑発するからだろ?もう後戻り出来ねぇからな?」
やってやる!やってやるぞぉい!
俺は口元を覆っていた布を捲ってペコリーヌに顔を近づける。ペコリーヌも覚悟が出来たのか目を瞑って俺を受け入れようとしていた。そして、ペコリーヌの唇を奪おうとした……その時。
「ちょっ、ちょっと待ってください……」
「なっなんだよ急に……」
突然ペコリーヌは目を開き、顔を赤らめながら顔をぷいっと横を向く。
「やっぱり、やめときませんか?」
「はい?」
「あの……その、ごめんなさい!やっぱりやめときましょう!、部屋に戻って下さい」
そういうとペコリーヌは俺から離れてベッドに入り込み、布団にこもってしまった。俺は何が起きなのか理解が出来なかった。
あれ?何コレ、誘われたかと思ったらつっぱなされて一方的に断られたんだけど!?何コレ?ハーレムイベントじゃないの?
理解が追いつかない状態で取り残された俺は部屋から出る事を優先した。
「おっおやすみなさい…、長々とお邪魔しました」
「はい、おやすみなさい……」
俺はペコリーヌの部屋を後にし、そのまま自分の部屋に入り、着替えてショックを隠しきれずにベッドに入っり枕を濡らした。
────────────────────────
翌朝、俺はムクっと体を起こした。辺りを見渡してみると昨晩と同じ状態である。俺はため息を吐き、ベッドから出て着替え始める。
「はぁ……昨日のペコリーヌはなんだったんだろう……何か俺悪い事したかなぁ…それとも俺の口が臭かったかな?」
ブツブツ考え込んでいると、ドアがノックされる。
コンコン
おはようございまーす☆リュウジくーん、起きてますか〜?
この声はペコリーヌ?なんかいつもと変わらない普通の声だな
「あっはーい、起きてるよ〜?」
俺が返事を返すと、ペコリーヌは何事も無かったかのように入って来た。
「おいっす〜☆リュウジくん、今日はちゃんと起きましたね♪」
「おっおう、おはよう。ちゃんと起きれたよ」
「朝ごはん出来てますし、皆さん待ってますよ?」
「うっうん、今行くよ」
「はい♪皆さんと待ってますね♪」
ペコリーヌはそそくさと部屋から出ようとドアに手をかけていた。
えっあれ?昨晩の事は何も言ってくれないの?不完全燃焼なんだけど…。
意を決して俺はペコリーヌに尋ねようと声をかける。
「なぁ?ペコリーヌ、昨日は───」
「さぁさぁ♪朝ごはんですよ〜☆」
「待ってよペコリーヌ!」
俺は咄嗟にペコリーヌの腕を掴んでしまった。ペコリーヌはこっちを向いてくれなかった。
「昨日のことに関しては問い詰めるつもりは無い、けど、ペコリーヌが無理に強がらなくても良いからな?」
「………はい、昨日はごめんなさい……昨晩の事は忘れて下さい」
「分かった、お互いちょっとやり過ぎたね、ごめんな」
俺が謝った瞬間、ペコリーヌは振り向き俺の目をまっすぐ見つめ始めた。
「やっぱり抜け駆けは良くないと思ったので昨日は止めたんです。クリスちゃんとは正々堂々と勝負したいと思ったんです」
「え?待ってペコリーヌ、なんでまたクリスが出てくる──」
「今のあなたは無自覚なだけですよ、そのうちリュウジくん自ら自覚すると思います。ですがわたしは諦めません!あなたをわたしだけの騎士にするまでわたしはリュウジくんを──」
クリス!話がある!
わぁ!待って!ダクネス落ち着いて!落ち着いて!
ダクネス様!落ち着いて!落ち着いて下さい!
ペコリーヌが言いかける途中にクリスとマリューの叫び声が聞こえて来た。
「ん?ララティーナちゃんが来たようですね?」
「はぁ……朝っぱらからホントに……」
「この話はおしまいです!いつも通りに接して下さいね♪」
「おっおう……分かった」
そう言い残してペコリーヌは部屋から出ていった。俺も後を追うようにリビングに向かうと、ダクネスがクリスの首根っこを掴んで外に連れ出そうとしていた。
何コレ?どういう状況?あっ昨日の騒ぎがバレたのか…。
俺とペコリーヌは恐る恐るダクネスに声を掛けた。
「おはようダクネス、朝からなんの騒ぎだ?」
「ララティーナちゃん、おいっす〜☆」
「ユースティ──いえ、ペコリーヌ、リュウジ聞いてくれ!クリスとカズマが昨晩またバカを仕出かした!お前もクリスに説教してやってくれ!私はこれから宿の部屋に盾籠ったカズマを引きずり出す!」
やっぱりバレたか、しゃーないなぁ……
俺は棒読み状態でクリスの首根っこを掴んだ。
「また失敗したのか?もういい加減諦めろよ、Adventuresから犯罪者は出したくないんですけど〜?」
「そんな!リュウジの為に頑張ったのに!」
「余計なお世話だよ、ダクネス、カズマは逃げて宿の部屋に居るんだろ?なら、俺も手伝ってやるよ」
「そうか、助かる」
「ペコリーヌとマリューも一緒に来てクリスを見張る役をしてくれ」
「クリスちゃんと、カズマさんはお説教ですか?やばいですね☆」
マリューは俺に近付き、ヒソヒソと囁く。
「あなたは良く平気な顔をしてらっしゃいますね、クリス様1人に責任を押し付ける気ですか?」
「うるっさい!ほら、カズマ捕まえに行くんだから支度しろ!」
平然だと?はらわた煮えたぎってるわ!
────────────────────────
「カズマ!出て来い!今なら説教で許してやる!」
「お前は完全に包囲されている、大人しく投降しなさーい……出て来いゴラァ!カズマァァァ!!」
俺とダクネスはカズマが潜んでいた宿の部屋のドアをドカドカと蹴り付ける。ドアの向こうからは必死に叫ぶカズマの声が聞こえる。
「やめろ!ドアが壊れるだろーが!2人揃ってドカドカ蹴りやがって!ララティーナお嬢様!はしたない真似はお止め下さい!リュウジも一流冒険者ならもっと紳士的にしたらどうなんですか!?えぇ!?」
コノヤロー、ここぞとばかりにペラペラと!
カズマはダクネスの怒りをさらに買い、ダクネスと俺は更に強くドンとドアを蹴る。
「何が一流冒険者だ!このド三流冒険者がっ!さっさと出て来い!ぶち殺すぞ!それとも突入してやろうか!?」
「そうだ!こんな時だけ令嬢扱いするな!出て来てちゃんと説明しろ!さもないとクリスがお前の分も含めてリュウジが酷い目に遭わせるぞ!」
「うりゃうりゃ!」
俺は拘束されたクリスの脇腹をくすぐり始める。
「あっちよっ!どこ触って……あはははははっ!くすぐったい!やめてー!助手くん助けて〜!」
ゲラゲラ笑いながらクリスはカズマに助けを求めた。だが、カズマは一向に出て来ず、挙句の果てにはこんな事を言い出した。
「残念だったな、俺にはそんなチンケな手は通じないぞ。今のは確かにクリスの声だったが、俺の信頼するお頭がこんな簡単に捕まる訳が無いんだよ、声を真似て俺を誘き寄せようとしてるんだろ?俺の名推理を侮るなよ!?、今のはリュウジ、お前だなっ!?」
いえ、本人です!
「ちちちがう!あはははははっ!助手くん!あはははははっ!やだちょっとリュウジくすぐったいあはははははっ!」
カズマの推理に対して、クリスは爆笑する声が響き、俺とダクネスは更に激怒する。
「カズマ!良いから出て来い!逃げても無駄だからな?宿の出入口はペコリーヌとマリューに見張ってもらってるからな!」
「ここに居るのは私とクリス、それにリュウジだけだ!ほらほら、お前のお頭が大変な目に遭うぞ!本当に良いのか!?」
「お好きにどーぞ、それでも俺は気にしない」
コイツ!
それを聞いたクリスはギョッとした顔をして騒ぎ始める。
「裏切った!助手くんが裏切った!!この薄情者!ねぇリュウジ〜縄解いてよ!こうなったらあたしも協力するから!この裏切り者を引き摺り出そうよ!」
まぁ、俺も関係してるし…クリス一人悪者になるしなぁ、仕方ない…
俺はクリスの縄を解き、自由にさせて外にいたペコリーヌ達を呼び、作戦を立てた。
「よし、ペコリーヌとクリスは窓から侵入、俺、マリュー、ダクネスはドアをぶち壊して侵入という事にしよう。良いか?相手はあのカズマだ、『不死王の手』と『ドレインタッチ』には気を付けろよ?」
「分かった!」
「はい!カズマさんを捕まえちゃいますよー!」
「このドア、それに窓、誰が弁償するんですか?」
「それはカズマに払わせる、良し!行くぞ!」
それぞれ配置に付き、俺の声を合図に一斉に突入を開始した。
「3、2、1、ゴー!」
ドカーン!ガシャーン!
ドアを殴って壊し突入すると、窓から突入したペコリーヌがカズマを床に押さえ付けられていた。
「ちくしょう!窓壊してまで俺を捕まえに来たとは……」
「観念しろカズマ、ほらクリスも隣に座れ」
「はーい……」
クリスはカズマの隣に並んで正座をし始め、俺とダクネスは仁王立ちしながら尋問を始めた。ペコリーヌとマリューはベッドに並んで座り、話に耳を傾ける。
「で?またどーしてこんな事をやらかした?今回ばかりは私も黙って引き下がらないからな?」
「だそーだ、聞けばお前ら警備の人を打ちのめしたらしいじゃないか、2人は貧弱寸前まで弱って、1人は軽傷だけど怪我をしたらしいぞ?お前ら一体何をしたんだ?」
嘘ついたって無駄だだからな?俺隣にいたんだから。
カズマは目を泳がしながら顎でクリスを指しながら事情を話し始めた。
「俺は、ダクネスに頼もうって言ったんだよ。けどお頭が──」
「はぁ!?確かに言ったけど!でも聞いてダクネス、あの貴族は神器を闇ルートを使って手に入れた見たいだし、悪い評判しか聞かなかったからさ!それに、ダクネスは領主の仕事で忙しそうだったし!?」
「それで警備の人をボコったと?そして最後は屋敷まで壊すか?」
うんうんと頷き、ダクネスはため息を吐く。
「どんなに忙しくてもAdventuresから犯罪者を出すくらいなら時間なんて割くぞ?例え闇ルートで手に入れたとしてもその神器はその貴族の所有物、相手が貴族相手なら貴族なりのやり方があるのだ!」
「痛い!痛い!ダクネス止めてぇ!ごめんなさい!ごめんなさい!今度はちゃんとペコリーヌやダクネスに相談してから盗むからぁ!」
「盗まないという選択肢はないのかっ!えぇ!?それにな、私が1番腹立つのはお前だ!」
お仕置のアイアンクローを炸裂させながらダクネスはカズマを睨み付け、俺は他に何か方法があるかペコリーヌに尋ねる。
「ペコリーヌ、お前が声を掛けてたらなんとかなってたか?」
「はい、わたしが行けば高確率で数倍の値段で買い戻して手に入れれたかと思いますよ?」
「ほらー、なんで盗む事しか出来ないの?馬鹿なの?」
「うわぁー!リュウジにも見捨てられたぁー!」
ビービー泣き喚くクリスを後目にダクネスはカズマの頭に掴みかかる。
「昨夜私とあんな事をしときながらノコノコと出掛けて行った事が許せんのだ!貴様!もうちょいこう葛藤しても良かっただろう!?」
「ギャァァァァ!痛い!痛い!割れる!脳が潰れる!」
「あわわわ……ホントだ、助手くんの言う通りだ……ホントにダクネスの方からキスとかしちゃったんだ!!はわわわわ……」
それを聞いたペコリーヌとマリューはピクっと動く。
「え!?お2人はそういう関係なのですか!?」
「ヒューヒュー!ララティーナちゃん大胆ですね!やばいですね☆」
「なっ!?クリス、ペコリーヌ、マリューも今はそれはどうでもいい!というかカズマ、貴様クリスに話していたのか!?」
「あっ、金獅子さんも聞いてたな……」
「なんっだと!?」
ダクネスは力尽きた様に座り込む
「しょうがないだろ!なんで遅れたんだってお頭と金獅子に問い詰められたんだから!大体、俺達は今更キスぐらいで騒ぐ間柄じゃないだろ!?風呂だって一緒に入ったし、お互い裸だって見てんじゃん。あと家に忍び込んだ時は一緒に大人にならないか?って───」
「「「「「えっ!?」」」」」
俺を含めてその場にいたメンバーは唖然とする。それと同時にダクネスは顔をトマトの様に真っ赤にしてカズマの口を塞ぐ。
「ワァァァァァァ!分かった!この話は終わりにしよう!他にも問題があるのだ!ほら、解放してやるから帰るぞ!お前らも手伝ってくれ!」
「えぇ……一緒に風呂とかって……」
「今すんごい事が聞こえたんだけど……あたしが子供なのかな?」
「わぁー!ララティーナちゃん、やばいですね☆」
「ププッ、リュウジ様、先を越されてますよ?」
うるさいよ、幸運値が【マイナス測定不能】なんだから女運だってねぇさ!あーそうさ!俺はどうせ素人童貞ですよ!だからペコリーヌやウィズやリーンのイベントがねぇんだよ!起こるイベントは災難イベントばっかりだよ!
モヤモヤと考えながらカズマを解放してやる。
それにしても、他に何が起こったのだろうか?
「他にも問題があるって、他にも何かあったのか?金獅子や警官からは何も聞いてないぞ?」
「それなんだリュウジ、実はな?」
「ちょっと待ってよダクネス!さっきの話詳しく聞かせてよ!なんであたしに教えてくれなかったのさ!女の友情はどこいったの!?」
「しっしつこいぞクリス!そんな事はどうでもいい!まったく、お前らはどうして問題ばかり起こすのだ!」
いつの間にかクリスが尋問を始めるが、ダクネスは振り払いながら頭を抱えている。
「話しを戻そう、めぐみんが……逮捕された」
「はぁ!?何でだよ!?」
「アイツ……今度は何をやらかしたんだよ……」
ダクネスの言葉に俺とカズマも頭を抱え始める。
遂にだよ、そろそろかな?とは思ってたけど、遂にAdventuresから犯罪者が出ちゃったよ……。
「なってしまったものは仕方ない、それで?めぐみんは何したの?」
「なんでも、昨夜意味もなく街中で爆裂魔法を唱えたそうだ。警察の事情聴取によると、『どこでもよかった、ムシャクシャしてやった。反省はしてないが、弁償する』などと意味不明な事を供述していてな。この際だから感謝祭が終わるまで拘留して貰うことにした」
なにしてんのよあの子は…カズマがチラッと言ってたけど、昨日の爆発はめぐみんが?そうだとしたら悪い事したなぁ……、カズマと一緒に差し入れに行こう。
「まぁ、めぐみんの事は後にして、他にもなにかあるのか?」
「まぁ言うまでもない……アクアが何かしたんだろ?」
ダクネスはため息を吐き言いにくそうに語る。
「ああ……アクシズ教団が、今回予想外にも祭りを盛り上げた上に多額の売上げを叩き出した事を理由に、来年からは女神アクア感謝祭の単独開催させろと要求してきた」
いや、ダメだろ
カズマは頭をぐしゃぐしゃ掻きむしり、騒ぎ始める。
「あぁぁぁぁ!あの駄女神!ろくな事しやがらねぇ!文句言ってやる!」
「おっおい!カズマ!私も行くぞ!」
そう行ってカズマはものすごい剣幕で宿から出て行き、ダクネスも後を追うように出て行った。それを見送り俺達は顔を見合わせる。
「なぁ?めぐみんはカズマに任せるとして、俺達はどうする?」
「そうだねぇ……エリス教会の掃除でもしに行く?」
「ここに居ても仕方ないですからね!」
「カズマ様も苦労しますねぇ……」
俺達はなんとも言えない顔をしながらエリス教の教会に向かった。