本資料のセキュリティクリアランス:ブルーローズと生体認証を必要とします。適切な資格を持たない人間や人形がこの情報にアクセスすることは許可されていません。
許可なくアクセスした場合、即座に拘束されます。
AR小隊
I.O.P.社 16Labのペルシカリア氏の研究成果の一つ。第三世代の自律人形となるべく様々な機能や権限、思考能力を付与された小隊。
最大の特殊は「疑問を持つ」こと。ペルシカリア氏曰く、それが研究の先に必要なものと語った。
預かる指揮官には厳正な審査、才能と人望を要求される。各人形の性能などは個人ファイルを参照のこと。ここではざっくりとした性格と傾向を述べるに留めた。
M4A1:AR小隊の隊長。無口で気弱な性格に見えるが、人間に対するセーフティがどの人形よりも強いだけである。さらなる改造の余地を残しながらも成長性に富んだその性能を期待する声は多い。
M16A1:M4A1の姉貴分であり、AR小隊の教師役。酒の席で飲んだくれの体を装いながらの情報収集を特技とする。あるいは単なる飲んだくれとも。
どちらにせよ強力で扱いが難しいのにかわりはない。
AR-15:AR小隊の隠密担当。もしくはこじらせた承認欲求の塊。気弱に見えるM4A1としばしば衝突するが、隊長である彼女の意思を聞いている。聞くだけのこともあるので、喧嘩が大規模になれば止める必要があるので注意すべし。
自身を真当に評価する人間に対して依存する傾向にあるので、接近は控えた方が無難。
M4SOPMOD2:純粋な幼子をそのまま延長したかのような性格をしている。純真無垢故に人間や人形の痛みを想像できない部分があるので、過度な接近は危険。M16A1の言うことには素直に従うので最悪の場合丸投げすればどうとでもなる。
彼女らを預かる際に、
「私生活を含むあらゆる面でAR小隊を最優先し、有事の際には己の命を捨てても守ること」
「AR小隊を預かった時点で記録は秘匿。死亡時に己が存在した記録を全て抹消する」
「最低でも上級代行官1名からの監視を常に受けること」
などの契約書にサインする必要がある。
記録係が追える範囲で今まで4名の人間がこの書類にサインした。
偶然かどうかは不明だが、全員同じ姓に元を辿れば同じ血筋である。
うち2名はこちらでもサインした者の記録を辿れるが、1名だけは何をしてもデータの復元ができず、現在の指揮官はヘリアントス上級代行官だけが存在を認知している。
「そもそも本当に存在しなかったのかもしれない、と不安になるほどに何もみつからなかった」とヘリアントス上級代行官は後に語る。
一人目の指揮官:M4と誓約。基地が襲撃に遭い爆撃に巻き込まれる。
二人目の指揮官:AR-15と誓約。任務中に鉄血エリートと遭遇。逃走中に川へ転落。
三人目の指揮官:M16と誓約。理由は不明だがAR小隊におぼろげな記憶、誓約の指輪を残して消える。
四人目の指揮官:ヘリアントス上級代行官だけが存在を知る。
404小隊
非合法の自律人形による「存在しないこと」になっている部隊。フリーランスの傭兵に近い存在の彼女らはしばしばヘリアントス上級代行官やペルシカリア氏からの依頼を受けて戦場を駆ける。
だが、事実上のオーナーの存在は最高位のセキュリティクリアランスをもっても非公開であることに留意されたし。
ハッキングしてまで基地に間借りしていることもあるが、だいたいの指揮官は気付きもしない。
I.O.P.社とグリフィン側は彼女らの隠れ蓑として、同じ銃とスティグマを刻んだ安価な人形の型番を開発まで行った。どの銃種の人形がそれかは別途資料を参照せよ。
「量産化した彼女らの性能、性格は値段相応のマイルドなものである」とヘリアントス上級代行官の証言をそのまま書き留めておく。
このような隠れ蓑を用意までして極秘任務を依頼する価値はあると確信できるほどに404小隊の活躍は戦力の一つになっていた。