「……何でこんな事に」
「……先輩、二人揃ってびしょびしょですね」
「折り畳み傘くらい持っておきゃ良かったな……」
俺達が付き合ってから早数か月。互いに忙しく都合の付かなかった中、ようやく取り付けたデートの結果は途中で予測し得なかったにわか雨に降られて終わった。
天気予報とは本当に当てにならないから困る。
傘を持ってこなかった所為でずぶ濡れになって帰って来る羽目になったのである。
くしゃみしながら風呂を沸かし、バスタオルを持ってくるとずぶ濡れの彼女の頭に被せた。
「んっ、ありがとうございます」
「風呂に着替えも用意しねーと……そうだ、男モノのシャツで良けりゃ貸すぞ」
「別に良いですよ、そこまでしてもらわなくても。先輩の方がびしょびしょじゃないですか。私が濡れないように上着被せてたし」
その後、通りがかりの車に水ぶっかけられた所為で両方共見事にずぶ濡れになったので無駄に帰したのであるが。ちくせう。
「駄目だよ、風邪引くだろ。それに……」
思わず目を逸らした。
薄着で濡れたからか、彼女の服はうっすらと透けており、豊かな膨らみに貼りついている。
正直、目のやり場に困る。
「……どうしたんですか?」
「それに、そんな姿……他の人に見られたら嫌だし」
「……」
「……んだよ、悪いかよ」
「ふふっ、先輩もヤキモチ焼くんですね」
ちょっと小馬鹿にしたような笑い方。
普段表情が変わらない彼女の貴重な笑みなのに、釈然としない。
悔しいが、俺はこの小悪魔的な笑みに惹かれているのを嫌というほど自覚していた。
彼女に手玉に取られている時が恥ずかしくも心地いい。だけど誤魔化したくなる。
「うっせー、風邪引くから早く風呂入れよ──ぶえっくしょい!」
「先輩の方が風邪引きかけてるじゃないですか」
「はっ、何言ってんだ、彼女の身体を冷やすわけにはぶえっくしぃっ」
「……ダメみたいですね、お先にどうぞ」
「ううっ……こんな情けないぶえっくしょいっ」
「早く入ってください」
だが実際、身体が震えてきていた。このままでは本当に風邪を引いてしまいそうだった。
お言葉に甘えて、俺は脱衣所に入ろうとして立ち止まる。
──どうせなら一緒に入らない?
一瞬だけ誘い文句が頭をよぎる。
しかし──ついこの間まで童貞だったヘタレ男子にこの台詞はハードルが高過ぎたのだった。
※※※
「あー、くそ……」
湯気で充満した浴室に自分の声がよく響く。
頭を洗いながら俺はもう一度大きな溜息を吐いた。
……憂鬱だ。
折角のデートが雨で台無し。今も風呂場の窓からは雨音が聞こえて来る。憎らしか。
色々な場所を回って、手を繋いで、オシャレなレストランで背伸びしてみて……後半からやっぱり背伸びするのがダレてくるので結局いつも通りゲームセンターに二人で一緒に行って。
暗くなってきたらムードが良い感じになってきたところで、二人っきりの場所で……などと考えた所で最早全部水の泡なんだけども。
「はぁー、次にデートできるのは何時だかなあ……」
「先輩、なんて溜息吐いてるんですか。幸せが逃げていきますよ」
がらら、と扉が開き、思わず目を見開いた。そして目を思わず逸らす。
そこにはバスタオルを身体に巻いた後輩が澄ました顔で立っていた。
思わず見惚れてしまう。
幾ら隠すべき場所は隠れているとはいえ(本来風呂だから露になっているべき場所なのだが)、くっきりと彼女のボディラインが見える見える。
「何呆けてるんですか? ……じろじろ見られるのは困ります」
「い、いや、待って。心の準備が出来てなくて」
「乙女ですか。……私だってデートが台無しになったのは残念に思ってるんですよ?」
彼女の顔は少し赤らんでいた。
恥ずかしいのを忍んできてくれたのか。いじらしいぞ。
「……だからその分、恋人っぽいことをしたいって思っても……ヘンじゃないですよね?」
「あ、はい、ヘンじゃないです」
思わず敬語で返してしまった。
彼女の裸を見るのは初めてではないが、風呂場で、しかもバスタオルを巻いてとなるとそれはそれでまた別の背徳感がある。
ごつごつとした背中に華奢な指が触れる。胸が高鳴り、全身に血が回って振り返ることすらできない。
──既に期待してしまっているのか、下半身が熱い。
「どうしてカチコチに固まってるんですか。折角だし、背中洗いますよ」
きっと股間の事ではなく、明らかに挙動不審な俺の事を言ってるのだろう。
だが息子の不祥事がバレるのも時間の問題。
こんなの湯気で逆上せているって言ったら誤魔化せるだろうか? いや、誤魔化せられないだろう。
熱いシャワーで背中を流しながら彼女は感心したように囁く。
「おっきな背中。私とは大違いです」
「……そりゃあ、そうだろ……体格とか、筋肉とか……男と女だし」
「声が震えてますよ。もしかして、湯冷めしたとか?」
囁くような声が耳をくすぐる。風呂場に反響して、頭の中を何度も揺さぶってくる。
「先輩。洗いますよ」
泡立ったナイロンタオルが背中を擦る感覚なんてどうでもよかった。
熱い。頬も熱いし、身体の芯に熱いものが滾っている。
そして、すぐ後ろにはタオルだけ身に纏った自慢の彼女が背中を擦ってくれている。こんなの生殺しじゃないかと。
既にペニスは赤く腫れて上向いている。何とか誤魔化すように手で覆い隠す。
「もしかして、ヘンな事考えてたりします?」
「そ、そんなことねぇぞ……?」
「……嘘。考えてますよね?」
突如、明らかにナイロンではない弾力を感じる。
柔らかく、もちもちすべすべした極上のスポンジ──
「待てお前! 何やってんの!?」
「何って、体を洗ってるんですよ?」
「体でか!?」
間もなく白く細い腕が胴を包み込んだ。
絶え間なく押し当てられる胸。
柔らかい中に、こりこりとしたものが転がっているのが嫌でも伝わって来る。
少なからず彼女も興奮しているのか、吐息が首に掛かった。
「んっ……先輩の身体、ごつごつしてて、先っぽが擦れ、ます……先輩は、どうですか?」
「柔らかくて……すべすべしてて、最高」
「必死に我慢してる先輩も……かわいいですよ」
「かわいいって言うな! って、わ、待て!」
すうっ、と彼女の手が下へ移動する。
少年が必死で覆い隠している場所へ向かうようにして。
「おい待て、そこは洗わなくて良いぞ!」
「駄目ですよ。全部洗わなきゃ」
ふにふに、と柔らかい胸を押し当てながら彼女は手を無理矢理退ける。
「あっ……」
「……だから見るなって言ったのに!」
大きくそそり立った愚息。
他人と比べた事が無いのでどれ程かは分からないが、彼女は大きいと言っていた。
それを愛おしく、まるで子供を愛でるかのように少女の細い指が絡まった。
「見るな、だなんて殺生です。私を見てこんなにしてるのは、それだけ私が魅力的ってことですよね?」
「だって悪いだろ……好意で洗ってもらってるのに」
「バカな先輩。元より洗うだけで済むなんて、思ってないですよ?」
「……図ったな」
「策略は私の得意とするところですので」
「何が策略だよ……うっ」
「……強がってもムダですよ? もうこんなに、おっきくなってますから。先輩。熱くて、太くて……すっごく凶悪。これがいっつも私のお腹の中に……」
労わるように彼女の指が硬くなった肉棒を弄る。
そして、石鹸でぬるぬるのまま肉棒がしごかれ始めた。
「気持ちいいんですね? ぴくぴく、っておちんちんが脈打ってますよ。こうやって、泡でこすってあげると……」
「わっ、お前、これはやばいって……」
「先輩。もう少し……頑張ってください?」
こすこす、と彼女の指が優しく先端を撫でる。
その度に彼の口から情けない吐息が漏れた。
密着する少女の香りが鼻腔をくすぐる。頭がぼーっとして何も考えられない。
「先輩。前を向いてくれませんか? ……ご奉仕、しますよ?」
耳元で囁く誘惑に、俺の理性は決壊した。
徐に立ち上がると──たわわな双丘に息子を挟み込んだ。
「きゃっ……!?」
「お前……男を煽ったら……止まらねえって分かってんだろ……」
「……ふふっ、先輩のケダモノ」
「うっせ、こんな凶悪なモンぶら下げて誘惑するからだろーが」
「先輩のも凶悪ですよ? 私が病みつきになるくらいに」
彼女は手桶に入れていたローションを胸に垂らすと──ぬるぬるになった凶悪なマシュマロで俺のを包み込んだ。
極上のスポンジに扱かれている所為か、彼の頭は実際どうにかなりつつあった。
もにゅもにゅ、と柔らかく挟み込んで来る巨峰。その間に覗く真っ赤に腫れた亀頭をちろちろと彼女が舐める度、背筋に電流が流れる。
顔を赤くし、恍惚とした彼女は熱を帯びた視線で俺の愚息を見つめながら舌を這わせる。
普段はクールな彼女が──今は俺の前で情熱的に迫って来るのが興奮する!
「違う生き物みたい……熱くて、先っぽは柔らかくて……脈打ってて、先輩の、すごくえっちです……」
「う、あ、やっば、もう──」
風呂場の熱気も相まって、俺の身体はどんどん熱くなっていく。
彼女の囁くような声が、耳から背筋にぞわぞわと伝わる。
油断したら、何時でも決壊してしまいそうだ。
だけどオスとしての威厳を示す手前、簡単に此処で陥落するわけには──
「ふふっ、いつでも射精して良いんですよ……」
「んぐぅっ……!?」
あ、ダメだわコレ。
ぎゅうっ、と大きなマシュマロが強く俺のを挟み込んだ瞬間、身体の奥から射精感が込み上げてきた。
思わず腰を突き出すと、彼女の口に亀頭が入り込み──そのまま熱いものを口の粘膜に解き放った。
「んっふぅっ……!?」
「あーっ、出る、出るっ……!」
「ん、むぐっ……!」
あまりの気持ち良さからか、しばらくの間モノの脈動は止まらず、どくどく、とゼリー状のそれが彼女の口から零れ落ちるまで続いた。
そうして硬さを失ったそれが口から抜け落ちると、満足げに彼女は舌なめずりしたのだった。
「ふふっ、飲んじゃいました……先輩の濃厚せーし……鼻からえっちな匂いが突き抜けて、もっと発情しちゃいます……!」
「っーはぁ……くっそ、イかされた……お前、上手くなったよな……」
賢者モードで頭は冷えていくが、身体に残った熱はまだ俺を内側から火照らせていた。
「侮ってもらうと困ります。こっちの勉強もしっかりしてますから。ゲームと同じ……コツってものがあるんですよ」
「ったく、エロい後輩だ」
「えっちな彼女は嫌いですか?」
「大好きに決まってんだろ。知ってる癖によ」
「えへへっ……先輩にそう言ってもらうと、余計に身体が火照っちゃいます」
ぎゅうっ、と彼女は無邪気に抱き着いてくる。
普段はそっけない彼女だが、二人っきりの時に好意を伝えると素直に返してくれるのが本当に好きだ。
こうして甘えてきてくれる安心感が、今はとても愛おしい。
むにゅむにゅ、と柔らかい胸が当たり、また興奮してきたが……流石に身体が冷えて来て、またくしゃみが出そうになったので、
「なあ、そろそろ風呂ン中入らねえ……?」
「そうですね……風邪、引いちゃいますね。良いですよ。お風呂の中でいちゃいちゃしましょ?」
完全にスイッチ入っちゃったな……。
熱に浮かされてるのは、どっちなんだか。
いや、きっと両方か。
※※※
「はふーっ、先輩の家のお風呂は良いですね」
「二人は狭いだろーが──」
「狭いから、密着出来るんですよ」
俺が彼女を抱え込む形で湯舟に浸かっているが、身動きが全く取れない。
それでも俺との距離がほぼゼロだからか、彼女はご機嫌だ。
そして、振り向くなり、俺の頬に唇を押し当ててくる。
「油断しすぎですよ、先輩」
「やったなぁ」
「えへへっ。もっと、もーっとぎゅーってしてください」
キスのお返しは抱擁で。屈託なく微笑みかけてくる後輩が今は愛おしい。
抱き締めるとしなやかで柔らかい彼女の身体と、その熱が伝わってくる。
「今の私達……心と体の距離が……限りなくゼロです。家のお風呂って、こんなに良いものだったんですね」
「そうだなぁ……ついつい露天風呂とか憧れるけどさ。でも、お前……自分の姉ちゃんとよく一緒に入ってるって言ってなかったっけ?」
「そうですけど、こんなにくっつき合ったりしませんよ、流石に。だから、もっと先輩を私に感じさせてください」
こうしてみると、狭い風呂と言うのも悪くない。むしろ良いのかも。
何時か二人で温泉旅行で混浴……なんて妄想してたけど、案外近くに恋人の最適解ってのは転がってるんだな。
「後、それはそれとして温泉旅行は行ってみたいです。肩凝りとかに効くみたいですし。旅館の美味しいごはんとかも食べてみたいですし」
うーん、全部台無しだよ……。
まあ、マイペースで食い気が強いのは彼女らしい。計画は立てておこう。
クールで大人びてるくせに、美味しいごはんとかに弱い辺り、子供っぽいんだよなあ。
こういう時の彼女は、凄く無邪気で年下ってことを思い出させる。普段の頼り甲斐のある後輩としての顔とのギャップって言うかさ。まあ、勿論俺はそこにやられたんだけどさ。
だけど、男は狼。そんなに純粋に笑いかけられると、逆に悪戯したくなってしまうのがサガ。
「で、距離がゼロってことは……」
「ふぇ?」
もにゅ。
もにゅもにゅ。
「……先輩。手つきがやらしーです」
「ふふふ、掛かったな……油断しすぎなのはお前の方だぜ」
「しかもお尻に硬いのが……さっき抜いてあげたのに、もうこんなにしちゃって……ひぅ!?」
風呂場にか細い声が響いた。
両の手で湯舟に浮かぶ彼女の大きな大きなマシュマロを軽く、くすぐるように触る。
ぷるぷるで、突けば押し戻してくる弾力のあるハリ。両手で抱えても余るほどの大きさ。
一体何を食ったらこんなに大きくなるのかねけしからん。これが俺を惑わせる。
先ずは外側からフェザータッチでさわさわと撫でてやる。
そして、徐々に薄桃色に染まった一点……いや二点に向かって手を這わせていく。
そこに向かうにしたがって、怪訝に俺を睨んでいた瞳は、だんだん蕩けていく。
「せんぱい……もっと、触って……」
だけど、まだそこには直接触ってやらない。
その代わり、真っ赤になっている耳に口を宛がい、囁いた。
「何処を触ってほしい? 言ってみろよ」
「私の、えっちな……硬い所を……こりこり、って指で……」
「んー、よく分かんねえな」
「ひゃうっ!?」
真っ赤に染まった耳を軽く甘噛みしてやると、甲高く彼女は鳴いた。
こっちを振り向くなり、甘く蕩けた目で、しかし期待と渇望を込めた眼差しで俺を睨む。
「い、いじわる……! そこじゃ、なくって……!」
「あれ? 耳ダメだった?」
「ダメじゃないけど……やぁ……なんか、へん……ぞわぞわ、する……!」
「ふーん、ちょっと痛いくらいが良いのか?」
「ひゃぁっ……は、はいぃ……」
「……それは問題だなあ」
「あっ、あっ、ダメ、耳たぶ舐めちゃあ、やっ……」
彼女が慣れぬ刺激に喘いでいる隙に──ぎゅっと。
ツン、と生意気に上を向いた乳首を指で掴んでやった。
「ひうううんっ!?」
不意打ちされたのもあってか、びくり、と大きく彼女の身体が仰け反った。
焦らされたのもあってか、感度は良好だ。
くにくに、と彼女の硬い蕾を指の先でこねてやると、堪えるような声が漏れ出てきた。
「あっ、やっ、ん、んぅ……あっ、乳首が、ぴりぴりってぇ、やっ……」
大きな胸の中に押し込んでやると、今度は身体をよじらせてくる。
すると、彼女の大きな尻が硬くなった俺のに押し付けられる。
必死で反撃してるけど、それが余計に嗜虐心を煽るんだよな……それっ。
「ひゃぁっ!? な、何っ……!?」
「……ぷはっ。痕、付いちまうな」
赤く虫刺されのように浮き出たキスマーク。
首筋は弱いのか、ぞくぞくと彼女は背筋を震わせた。
涙を浮かべながら、少し怒ったように、しかしだらしなく口を開けたまま食ってかかる。
「く、首は、やめてって言ってるのに……! 誰かに見られたら……ひゃぁっ!?」
だが、首に意識が行ったのが運の尽き。
既に手は──石鹸のそれではない滑りを帯びた彼女の秘所に伸びていた。
むにむにとした柔らかい脂肪と脂肪の割れ目に指を這わせる。
股を閉めようとするが、もう遅い。爪で傷をつけないように、指先で穴の場所を探り当ててやると粘液と熱い肉壁の感触に辿り着いた。
「濡れ濡れじゃないか、えっちな後輩さん?」
「そういう、体質なんです……! 興奮すると、すぐ、ぐちょぐちょに……知ってるでしょ……!」
「えー? 本当に体質だけか? お前が特別えっちなだけじゃないのか?」
「今日の、せんぱい、すごく、意地悪……あうぅ! あっ、あっ、ひぅ……! も、もうっ……!」
指で彼女のものを弄っていると、ざばんっと音を立てて彼女は立ち上がった。
お、怒らせちゃったかな、と心配になって顔色を窺っていたが──くるり、とこちらを振り向いた後輩の顔はとろとろに熱く溶けきっていた。
そして、大きな尻を俺の顔に向けて押し付けてくる。
「……もぉ、もっと……! 私のぐじゅぐじゅになったココを……先輩の口で……!」
既に赤く腫れた肉の花弁が割れ目からはみ出しており、とろとろの蜜を滴らせている。
こんなの──食いつかない手は無い。
彼女の尻に手をやって、腰を落とさせると──割れ目に舌を這わせた。
「あっはぁっ……! もっと、もっとぉ……! 吸って、私のえっちな所っ……」
おお、これは凄い。
びらびらを唇で啄むだけで、蜜がもっと溢れ出てくる。苦しそうに快感に悶える彼女の声が、俺をもっと求めさせる。
舌を穴の中にねじ込んでやると、求めるように尻を押し付けてきた。
既にぴん、と赤い豆が秘所の先端から物欲しそうに飛び出している。
焦らすのはそろそろ可哀想になってきたので、思いっきり唾液を含んで音を立てて啜ってやると──
「ひゃあああああっ!?」
悲鳴が風呂場に木霊した。
しかし、それでも尚止めずにしゃぶり、そして舐め尽くす。
とめどめなく溢れ出てくる蜜を吸い、牡を受け入れる孔を舌で蹂躙してやると、がくがくと腰が震え──
「あっ、やぁ、だめっ、だめだからっ……! 頭、痺れて、何も考えられなひっ……はげしいっ、はげしいですっ、せんぱいっ……!!」
トドメにそして快感だけを感じるために存在する女の子のペニスをもう一度舌先で苛めてやった瞬間、一際彼女は震えた。
「あっ、はあぁっ、やぁああ、イくううううっ!!」
がくん、がくん、と震えると彼女の尻が俺の顔から落ちていく。
ばしゃんと音を立てて、再び彼女は俺の胸に身体を預けてきた。
激しく絶頂に至ったからか完全に脱力しきっており、意識は朦朧としている。
「大丈夫か?」
「ひゃ、ひゃい……せんぱい、トばし過ぎです……せんぱいのケダモノ」
そう言いつつも、瞳は俺を求めていた。
倒れ込むように彼女は俺の唇に口づけする。
そして──俺達は自然に舌を絡め合っていた。
「ちゅ、ちゅっちゅ……」
互いに絶頂を迎えているのに、まだ気持ちの高鳴りは収まらない。
沸騰しきった二人の頭は、酸欠で苦しくなるまで互いの口の中を求めあう。
そうして、苦しくなってきたところで名残惜しく息継ぎすると、彼女は俺の首に腕を搦めて耳元で囁いて来た。
「あふっ、ください……まだ、こんなもんじゃ、ないでしょ……? 先輩のが、欲しい、です……」
それはさながら悪魔の誘惑だった。
彼女の身体を起こし──風呂場の壁に手を突かせる。
後はもう、本番しかない。
俺も既に興奮しきっており、風呂場の熱気もあってか肩で息をしていた。
手で掴んでも掴み切れない胸。トロトロに溶けた幼い顔。そして、今も俺の愚息に擦りつけられている丸々とした桃のような尻。
それら全てを好きに出来るという高揚感が俺を貪るような性への衝動に駆り立てていた。
愛液が未だに垂れる蜜壺に、先程の彼女への前戯で興奮しきった愚息を宛がい、問いかける。
「……生で良いのか?」
「ピル、飲んでますから……はやく、いれてください。気持ち良いだけのセックス……しましょう?」
「だよな──」
「あんっ……! くちゅくちゅって入り口馴染んで──」
「……行くぞっ」
ぐいっ、と押し込むと──想像以上にすんなりと彼女は俺を受け入れる。
濡れた穴の中に亀頭が押し込まれた瞬間、恍惚と歓喜の矯正が響いた。
「んっはぁぁぁ……! 挿入って、来たァっ……!」
うわ、何だこれ……!
ぐじゅぐじゅに熟れた膣肉が肉棒をねっとりと包み込んで歓迎している。
まるでお湯の中に浸かっているような、そんな暖かさだ。
だけど、肉ひだの一つ一つは搾り取るようにうねっており、俺を激しく駆り立てる。
「……あ、くそっ、何だよ、マジでぐじゅぐじゅじゃねえかっ……! お前どうしたんだよ今日っ……!」
「はぁ、はぁあっ、早く、動かしてくださいっ……!」
「お、おおっ……や、やばっ……!」
「あはぁっ、かたぁい……せんぱいの、私のお腹の中にちゃぁんとあるの、分かりますよ……! はやく、はやくぅ……ガンガンって、私をケダモノみたいに犯してくださいっ……!」
「あーくそっ、ワガママだな本当にっ……!」
バ、バカ、締めて催促するんじゃない。
下手に動かしたらすぐに達してしまいそうだ。
にも関わらず、遠慮なく彼女は尻を押し付けて媚肉で愚息をがっちりつかんできている。
中は濡れそぼって熱くて、こんなにも柔らかくなっているのに、腹の中全部で俺のモノを抱擁してくる。
先ずはゆっくりから始めないと、全部持ってかれる。ぱん、ぱん、とゆっくり腰を打ち付けてはいるが、一回一回打ち付けて引き抜こうとする度に、名残惜しそうに引っ張って来る。
ああくそ、そんなに欲しいのかよっ……!
「あんっんっ、んっ、んっ、ん、もう、じれったいですっ……! 襲いますよッ……!? もっと、レイプ魔みたいにっ……激しくっ……!」
「うっ、くそぉっ、人聞きの悪い事言うんじゃねえ! そんなにしたら、痛いだろッ……!?」
「だってぇ……足りないっ……シゲキが足りないんですよっ……! せんぱいっ、キス、キスしましょう? 先輩のおちんちんの先っぽと、私の奥で……ちゅって……!」
「う、ぐぅっ……!」
ダメだ。今日の彼女はエロ過ぎる。いつも以上に興奮しきってるみたいだ。
しかも、何で一々言う事言う事がエロいんだ──そういや前遊びに行った時に、ベッドの下にエロゲーが山ほど置いてあって、見なかったフリしたような……!
くそっ、それじゃあ俺の為に
「……良いんだな? もう、止まらねえぞ?」
「せんぱい……? 凄く、見た事無い顔してる……あはぁっ、ワイルドな先輩も素敵です……!」
「なあ、どうしてほしいのか、もう一回、言ってみろ……オイ」
「二人で意識をブッ飛ばして、私の中を隅々まで凶悪なおちんちんで蹂躙してくださいっ……」
「それで? その後どうしてほしいんだ? え?」
「白く濁ったぷるぷるのゼリーみたいなせーしを私の中にどばどば注ぐんですっ……!」
傷つけたくないから、という理由で無意識に掛かってた心のセーブが、タガが、音を立てて引きちぎれていく。
俺の中でどくどくと脈打つ獣が、極上の牝の前で暴れ回る。
こんなの、こんなの──
「ピル飲んでるけど……濃いのをブチ込んだら、もしかしたら赤ちゃんできちゃうかも……っ! でも、私、先輩の赤ちゃんだったら産みますからっ──あっ!? お腹の中で、おっきくっ……!?」
「てめっ、もう……止まらねえぞッ……!」
──ブチ犯すしか、ねえだろッ!!
「ああああああああああああっ……!」
もう、そこからは何も考えられなかった。
怒ったように何度も何度も何度もトップスピードで俺は肉棒を彼女に打ち付け続ける。
普段なら痛がるであろう強さ、しかし返って来るのは矯正と蕩けた視線だけ。
貪欲に互いに快楽を求めあうだけのセックス。
猿のように俺は腰を彼女に何度も何度も打ち付け、その度に彼女は蜜壺を俺の腰に押し付けてもっともっととせがんで来る。
太腿を伝う雫は汗なのか、彼女の愛液なのか、もう分からなかった。
「あっ、あっ、あっ、きもちいいっ……! もっと、もっと、ですっ! 孕ませてっ、孕ませてくださいっ……! 先輩の、赤ちゃんの素っ、いっぱいほしいのっ……!」
「そうやってエロい言葉ばっか勉強しやがってッ……! そんな淫乱な後輩にした覚えはねぇぞッ! そうやって煽ったらっ、うっ、どうなるのかぁっ……思い知らせてやるからなっ……!」
「はぁんっ、せんぱいっ、せんぱいっ、あっあっ、あっ……! 思い知らせて、くださいっ、先輩がいないときも、忘れられないようにっ……私の中に、焼き付けてくださいっ……!」
厭らしい水音が風呂場に木霊した。
それがより二人の興奮を引き出すのだろう。
右手で彼女の乳首を掴んでやると、より中は搾るように引き締まった。
入口の辺りの反応の良い所を念入りに突いてやると、喘ぎ声は歓喜混じりの悲鳴に変わる。
「ひぃんっ、ひぃいんっ、あっ、あっ、もう、やぁっ、いっ、イッくうううううううう!!」
「ぐぅうううううっ……!!」
ぎゅう、ぎゅうう、ぎゅうっ、とリズミカルに肉壁が俺のを握り締めた。
持ってかれそうな程に強く、強く、俺のを抱きしめたかと思うと、くたっ、と脱力した彼女は倒れ込んでしまう。
ぴくん、ぴくん、と身体は震え、肩で息をしている無防備な彼女。
イッた──のだろうか。
「はぁ、はふぅっ、はぁ……」
「……悪いな」
「あっ……」
しかし、俺はまだ満足していない。
へたり込んだ彼女の尻に鞭打つように、怒張した愚息を叩きつける。
「はぁっ!! 待ってっ、まだ、イッて──」
「もうちょっと、頑張ってくれよっ!! 後、少しだからっ……!」
「やっ、あっ、ひぃんっ、ひぃんっ……! そんなっ、私、あっ……!」
ダメだ。
もう何も考えられない。
絶頂した後の彼女の中は、緩く俺のを掴んでおり、大量の粘液と熟れた肉ひだで扱いてくる。
まだ余韻が残ったまま突かれているからか、彼女はもうだらしなく口を開けたまま、喘いでおりっ──無防備なその姿が余計にそそらせる。
「ぐぅっっっっ!! いくぞっ、いくぞっ、奥で出すぞっ……!」
「せんぱいっ、来てくださいっ……!」
獣のような唸り声が反響した。
後はもう射精すだけ。
遺伝子を、俺の熱情を、彼女の奥底にぶちまける。
身体の奥底から、昂りが込み上げてきた。
既に何もかもが溶けた後。
恥も遠慮も躊躇も捨て去った後には純愛と、純粋な衝動が残るのみ。
「やぁっ、やだっ、私、またイってっ……!!」
彼女を壁に押し付け、指と指を絡め合う。
がくん、がくん、と腰が震えたかと思うと──
「あっ、くうう、ああああああんっっっ!!」
──奥の奥に押し付けた亀頭からは、どくどくっ、とゼロ距離で白濁を吐き出していた。
頭の中は真っ白に押し流され、ただただ尻肉に押し付けた腰の感触だけが残る。
「あーっ、あぁあーっ、せんぱいっのがぁっ、ながれこんでっ……」
「ふぅーっ、ふぅーっ……」
「あっ、ああ……!」
それはそれは長い間、ペニスは脈動していただろう。
一通り、溜まりに溜まっていた欲望を出し尽くす。
そして──力の抜けた彼女が倒れ込むと、ちゅぽん、と間の抜けた音がして愚息が抜けた。
開いた割れ目からはしばらくすると、俺のが溢れて出てくる。
二度の絶頂で完全に意識を吹き飛ばされた彼女はタイルの冷たさに縋るように壁にへたり込み、ずっと肩で息をしていた。
柔らかくなった愚息を扱くと、まだ白濁の残りが飛び出し、脱力した彼女を穢す。
そうして、外も中も俺に染まった彼女は──ぽつり、と零した。
「……せんぱいっ、すきです……」
「……ああ、俺もだよ」
座り込んだ俺と彼女は見つめ合う。
微睡んだ瞳を覗き込むと、力無く微笑んで来る。
「……あはっ、元の先輩に戻っちゃいましたね」
「大丈夫だったか? 大分激しくしたから……」
「平気ですよ。しばらくシてなかったから、溜まってたみたいです。おかげで発散出来ました」
「そうか? 正直、ドン引かれたかと」
「ふふっ、ケダモノで力強い先輩も……優しくてお人好しな先輩も、両方大好きです」
「なら良いんだけどさ」
両方大好き、か。
確かに、ドン引かれたかもだなんて今更だったな。
こいつは俺の全部を見せた上で、ずっと着いてきてくれたわけだしさ。
……俺の全部を受け入れて付き合ってくれてる彼女がとても愛おしくて──優しく口づけしてやった。
「……じゃあ先輩。続きはベッドでしましょう?」
「ウッソだろオイ、まだヤるのかよ……今度は激しいのは無しで頼むぞ。あんなの何回もやってたら腰を痛める」
「それは次の課題ですね。先輩は運動不足気味なんですから」
「善処します……」
「ふふっ、安心してください。私が先輩と引っ付いていたいだけですから。ゆるゆるでいきましょう?」
「あーもう、お前本当大好き」
そんな事言われたら断れるわけがなく。
結局次の日の朝まで、ベッドで一緒に過ごす事になったのだった。
※※※
──数日後。
「先輩……本当にごめんなさい……」
「風呂でヤるのはしばらくやめようぜ、ほんとマジで……」
「……」
「そんな物欲しそうな顔してもダメだぞ、ごほっごほっ!!」
いやあしんどい。マジでしんどい。
濡れたままヤってたのと疲れが祟ってか見事に俺は風邪を引いたのであった。
本当、オチって綺麗に付くよね……皆も濡れてる時の濃厚接触には気を付けよう。
「……ところで、今の先輩の顔、すっごくそそるので襲って良いですか?」
「ダメに決まってんだろ!!」
「ほら風邪って伝染すと治るって言うじゃないですか」
「ウッソだろ!? 正気かお前! やめとけって、迷信だからマジで!」
「ふふっ、冗談ですよ。流石の私もそこまで鬼畜じゃありません」
「冗談に聞こえないんだが!」