※この作品はR-18です。

おじさん、今年で36歳になるんだけれども イチャネチョR‐18編!!   作:ジャーマンポテトin納豆

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積極的でドスケベな箒ちゃん。
個人的には他の皆より絶対エロい事が好きだと思う。

見かけは清楚で大和撫子だけど、エロい事が大好きって良くない?しかもドスケベになるのが好きな人の前だけとか、余計に良くない?













箒 ifルート

 

 

 

 

 

 

花火を見終えて母屋に戻る。

 

「只今戻りました〜」

 

「お帰りなさい。暑かったでしょう?」

 

「やっぱりこの時期は蒸し暑いですね」

 

「どうする?泊まっていく?」

 

「有難い話ですけど、このまま帰ります」

 

「そう?泊まっちゃえば良いのに」

 

「それはまた、今度ゆっくりにします」

 

「分かったわ」

 

華さんに泊まるか、と誘われたが断っておく。

何せ遅くなるとは言え千冬が帰ってくるから出迎えてやらないと、仕事頑張って帰ってきたのに誰も居ない、じゃぁ可哀想だろ?

 

「あの、洋介兄さん」

 

「どした?」

 

「その、私が兄さんの家に泊まるのは駄目ですか……?」

 

「まぁ、別に良いけど。言っとくけど一夏は居ないぞ。千冬も帰りが遅いし」

 

「構いません」

 

「んなら、待ってっから服とか一式持っといで」

 

「はいっ」

 

箒は俺がうん、と頷くとそれはもう嬉しそうに準備をする為に駆けていく。

晩飯は屋台で散々買いまくって食べまくったから要らないし、クロエとラウラを呼んで帰るだけだ。

 

だがしかし。

どうやら我が娘二人ははしゃぎ疲れて風呂に入った後直ぐに寝ちまったらしい。

 

流石に二人を抱えて帰れないし、師範が孫を可愛がりたいが為に面倒見るから、と熱弁してきた訳で。

束も久々に家族で過ごしたいから、っていって残るそうだ。

 

そしたら箒もこっちに居たほうが、と言ったが華さんに気にしないで、とそれはもう念押しされた。

……頷くしかねぇだろ。

 

いや、寧ろイケイケ、と言った感じすらあるぞ。

師範も師範で、箒とくっついてくれたらそれはそれでオーケー、なんなら束と二人ともお願いするよ、と師範から直接言われる始末。

 

いや、確かにお宅の娘さん達、色々とありますけどそれで良いんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ、なんやらかんやらあったが結局押し切られ、準備を整えた箒にほぼほぼ引き摺られる形で篠ノ之神社を後にする。

少し長めのスカートに、白の半袖ワイシャツという格好の箒は巫女服の時とはまた違った魅力がある。

 

スゲェだろ、これが俺の妹だぞ。

モデルでも女優でもなんでも出来るぜ。

 

なんて心の中で小さく自慢しながら歩く。

 

「あ、コンビニ寄っても良いですか?」

 

「おー、行っといで」

 

「ありがとうございます」

 

何を買うのか分からんけど。

俺も一緒にコンビニに入り、適当にマンガや雑誌を眺める。

 

つってもどれもこれも興味の無いもんばっかで、精々週間の少年漫画ぐらいなもんだ。

けどこっちもまた単行本とか電子版で済ませているし買うほどでもない。

 

ぐるっ、と中を見て回って、幾つか目を引かれた菓子類と炭酸飲料を購入するに留まる。

 

それと、一夏が帰ってきたら一緒にやるための花火も買っておこう。1000円ぐらいの高いもんじゃないけど。

合計1500円ぐらい。

 

タバコは吸わないし酒も千冬達と暮らし始めた時も未成年だったし、それ以降も二人を最優先にして居たから殆ど飲まなかったし、今でも飲まない。

 

半年に一度、会社の付き合いで飲む事と年末年始などの長期休暇の時に師範と華さんと共に飲むぐらいだったが、二人は件の事情により引っ越したし会社も会社で俺が飲まないし、家の事情で来れないと分かっているから無理には誘わない。

 

やっぱし長期休暇前に誘われて飲みに行くぐらいだな。

それでも余り遅くまでは飲まないで、十時には家に帰れる様にはしていた。

 

その影響もあってか、別に飲まなくても生きていける訳でして。

 

さっさと買い物済ませてさて何するかな、と。

箒、俺ん家来てどうすんだろ。久々にゲームでもやるか?

 

つってもなぁ、俺格ゲー苦手なんだよな。

トランプも人生ゲームも二人じゃ盛り上がりに欠けるし、結局テレビゲームになっちまう。

 

俺がやってるゲームなんてFPSとかそんなもんだけだぞ。

パーティーゲームなんて持ってねぇもんなぁ……。

 

あ、某レースゲームならあるな。

それにしよう。

 

「お待たせしました」

 

「お、そんじゃ行くか」

 

「はい」

 

箒と二人、並んで歩く。

夏と言っても十時近くなればあたりは真っ暗、街灯が頼りだ。

俺ん家まではそんな時間が掛かる訳でもないけど、やっぱり夏の夜の蒸し暑さってのはどうしようもない。

ただ歩くだけなのに、汗が凄い。

 

しかもあっためられた風が吹いてるもんだから余計に暑い。

あー、家の冷房入れて来といて良かった。じゃなかったら死んでるぞ。

 

そしてふと、箒が俺に尋ねてくる。

 

「洋介兄さんは、その、女性と付き合った事とかあるんですか?」

 

「どうした、急にんなこと聞いて」

 

「いえ、その、なんとなく気になって」

 

「ほーん」

 

お年頃の少女らしく、他人の色恋は気になるらしい。

 

「まぁ、残念ながら無いわな。千冬達の面倒見てやんないといけなかったし、途中からは箒と束まで加わって、別にそっちの方が楽しかったから欲しいとすら思わんかったよ」

 

「本当は?」

 

「本当に居なかったんだって。まぁ、千冬達が成長しきって機会があればアリかなぁ、とか考えたりもしたけど今の状況じゃ無理だろ」

 

何故疑う。

俺が休日は4人に構い倒しだったの知ってるだろ。

平日だって仕事さっさと切り上げて帰ってたし。

 

 

まぁ、そんな他愛も無い会話をしてると家に着く。

この家が建ったのは箒が引っ越した後のこと、千冬が第一回モンド・グロッソで優勝した後のことだから訪れた事も、ましてや中に入ったことも無い。

 

「ま、上がってくれ。掃除は一応したけど、一夏がやった訳じゃないから少し散らかってっけどな」

 

「お邪魔します」

 

冷房が効いて、外とは違って涼しい家の中は、ガランとしている。

電気を付けて冷蔵庫に向かう。

 

適当に中から予め作っといた麦茶を取り出してグラスに注いどく。

 

「ほれ、暑かっただろ。飲め飲め」

 

「ありがとうございます」

 

「なんか冷蔵庫に入れときたいもんあるか?」

 

「いえ、特には」

 

渡した麦茶を、ごくごくと飲み干す。

 

「ご馳走様でした」

 

「そんじゃ、取り敢えず風呂入ってこい」

 

「え?」

 

「汗かいてそのままじゃ嫌だろ」

 

と言うのは建前で本当の理由は別にある。

実は箒さん、汗でワイシャツが肌に張り付いて、そらもう立派なお胸を包んでいるブラジャー様がくっきりはっきり丸見えでして。

束と同じかそれ以上の巨乳、いや爆乳が下着越しに丸見えなわけだ。

確か、教えられた情報によると束がHカップらしいんが、少なくとも箒はそれ以上と言う事になる。

 

いやまぁ、全く想像出来ねぇけど。

 

そんな光景、見たくとも妹相手にんな邪の視線を紳士なおじさんが送れる筈が無い。

気付いて直ぐに視線と顔を別の方に向けてたから見てない。

 

……正直に言うと少しだけ見ちゃいました。ごめんなさい。許してください。

 

「ひゃっ!?」

 

短い悲鳴と共にばっ、と腕で隠す音がする。

 

「一応見ないように気を使ってんだかんな」

 

「それ、言ったら意味無いのでは……」

 

「いーから風呂入ってさっぱりしてこい。俺に気を使わないでゆっくり入っていいぜ」

 

「ありがとうございます……」

 

タオルやらも、洗面所にあるから好きなの引っ張り出して使っていいぞ、とついでに言っておく。

いやいや、これが漫画とかならタオル持っていってラッキースケベ、となるだろうがおじさんはそんな事にはならないのだ。何故かって?いやだってお前、それじゃ妹の裸見て欲情しちゃう変態さんじゃんかよ。俺は違うんだぜ。今更な気もするけど。

 

 

 

 

とまぁ、一悶着あったものの箒が風呂から上がってくる。

箒はパジャマは着ない。代わりに浴衣みたいな寝巻きを着てる。あれだ、旅館とかによくあるようなやつ。

だから結構際どいんだ。

 

「お風呂空きましたよ」

 

「おっ、そんじゃ俺もササっと入って来ちまうかな」

 

「シャワーだけは駄目ですよ。暑くてもちゃんと湯船に浸からないと駄目です」

 

「わーったわーった、箒もんなこと言い出したら俺やる事全部怒られる様になっちまう」

 

「やっぱり一夏にも言われてるんですね?」

 

「そりゃな。アイツ、年々口煩いかーちゃんみたいになってんだ。しかも正しいから抵抗出来ねぇってのがまた……」

 

「ふふっ」

 

頭をぼりぼり掻きながら、お手上げだと示すと楽しそうに笑う。

こいつら俺の事尻に敷いてくるからなぁ、亭主関白なんて夢のまた夢だって。夫じゃなくて兄貴だけど。

 

とまぁ、俺は風呂を早めに済ませる。

何せ髪の毛も短めにしてるし、洗う手間が少ない、身体と頭は全部石鹸だから一々トリートメントだとかやった事ない。洗うのに十分程度で終わらせ、十分ほど温まったら出る。

それが何時もの事だ。

 

 

 

 

それからは、特に何かがあった訳じゃない。

千冬が今日は仕事で帰れない、との連絡をして来たぐらい。

まぁ忙しいもんな。なんで二学期ってあんなに学校行事詰まってんだろうね。

 

それにお互いに疲れてたってのもあって早々に寝ようって事になった。

一応、箒用に来客間を用意したんだけど一緒に寝るって言って聞かないくて、根負けした俺は一緒に寝ることに。

 

ベッドに潜ると、箒が擦り寄ってきて抱き付いてくるがまぁ、胸の感触とか大きさがかなり違うが、皆から抱き付かれて慣れたもんなので、そのまま就寝。

 

寝付きは良い方だぞ。

寝る時は携帯は充電する為に机の上だし。

ただまぁ、隣で女の柔らかい息遣いとか甘い匂いとか吐息がモロに首とか耳とかに掛かってたけど。

 

 

 

 

そんでもって、どれぐらい時間が経ったか。

ふと自分の手が柔らかくて熱い何かに挟まれ、そんで濡れてる感覚を覚えた。

 

「んっ……♡にいさっ……♡ぁっ♡」

 

「はぅ♡んぁっ……♡あ、そこ駄目っ……♡」

 

んんー?

なんかおかしいぞ。夢にしちゃ随分とはっきりした皮膚への感覚が襲ってくる

何事だ?まさか束の奴、地球外生命体を送り込んできたんじゃあるまいな?言っとくが俺は触手に襲われる趣味は無いぞ。襲われるのを見る趣味はあるけども。

 

「もっ、うぅ♡止めないと…っ♡兄さん起きちゃう……♡!」

 

なんか箒の声も聞こえる。

しかもエロい声が。あれ、流石におかし過ぎるぞ。

 

でもなんとなーく目を開けちゃいけないような気がしたけど。

しょうがない。我が睡眠を妨げる愚か者に、天罰を与えようではないか。

 

取り敢えず、目を開けてと。

 

 

目を開けるとそこには、紅い顔で目を潤ませ息を艶かしく荒らげて俺の腕を抱き寄せ、更には俺の手を自分の股に突っ込んで何やら腰を前後にもぞもぞと動かしている箒さんの姿が。

 

……えー、多分俺は今見ちゃいけないものを見てしまった様です。

 

さてここで皆に質問。

こんな時、どうする?

 

俺の答えはね?

どうにも出来ない、でした!

 

だって妹だと思ってた女の子が俺の手を使ってオナニーしてんだぞ!?逆にどうすりゃ良いんだよ!!

 

どうしようどうしよう、と考えていると何やら動きが加速し始めた箒さん。

 

えっ、ちょっと待って!?それまさかだとは思うけどラストスパート掛けてる!?ちょちょちょっ!!

 

とまぁ、俺の思いとはまるで逆に。

 

「〜〜ッ♡♡〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」

 

顔を俺の肩に押し付けて、服を唇に挟みながら声を抑えてビクビクッ!と身体を跳ねさせた。

 

そのまま何を思ったか箒さん、顔を俺の顔へ近付けてくる。

え?まって何するの?

 

若干の恐怖を感じつつ起きていると悟られない様に寝たふりをする。

すると、唇に何やら柔らかく、温かい物体が触れるのを感じる。

 

……これはあれですね、接吻と言うやつですね、はい。

 

もう訳分からないよ。

明日どんな顔で俺は箒と向き合えば良いんだよ……。

 

なんて思っちゃったのが運の尽き。

どうやら目が開いてしまったらしく目を瞑っていた箒は、唇を離すのと同時に目を開いてこっちを見ていた。

 

要は箒とばっちり目が合っちゃいました。

 

「〜〜〜〜〜〜ッッッ!?!?!?!?!?」

 

俺は何も言わずに取り敢えず顔を逸らした。

 

 

 

 

 

 

「う“ぅ“…、兄さんに見られた……!あんなはしたない所を見られた……っ!」

 

「あー、まぁ、その、なんかごめんな」

 

母親に致している所を見られた息子の様な気分だろうか。

 

「謝らないで下さい、余計に惨めで恥ずかしくなるっ……」

 

じゃぁどうすりゃええねん。

お年頃の女の子の気持ちは分かり辛い。

 

俺は冷房入れて布団被って寝るのが好きだから掛け布団は年中出しっぱなしだ。

んでもって、その掛け布団に包まって引き篭もってしまっている箒は、少しばかりの理性と女としてのあれやこれやで着替えを済ませている。

 

少し、黙って見守っていてやると掛け布団をガバッと剥いでこっちを見ている。

 

「洋介兄さん、話があります」

 

「うん?」

 

「その、今回は真面目にちゃんと聞いて欲しいんです」

 

「待って?それって俺がいつも巫山戯てて話聞いてないみたいな言い方なんだけど」

 

「ちゃんと!聞いてくれますね!?」

 

「アッハイ」

 

これはマジのヤツですわ。

つーか目が若干ヤケクソ気味なんだけど、それ本当に大丈夫?

 

姿勢を正して、正座して。

 

 

「佐々木洋介さん、私は貴方の事が好きです。愛しています」

 

 

そう、はっきりと俺に向かって告げた。

 

 

 

 

 

 

 

暫しの思考停止から、復活した俺は頭を抱えた。

そりゃ束に続きセシリアと来て、まさかの箒までもが俺を好きだと、愛していると言う。

 

いやまぁ、気が付いてはいた。

と言うより気が付かないフリをしていた。

箒が俺にアピールしているのを、妹が兄貴に甘えているのだと蓋をして気が付かないフリをしていたのだ。だってそうでもなけりゃやってらんないだろ?

束を筆頭に千冬と一夏、果てはセシリアやシャルロットまでそうなんだから。最近、と言うか再開してからツンデレに隠れて鈴までなんだぞ?

 

俺、そんなん耐えられないんだって。

勘違いとかそう言うのは抜きにしても多分胃に穴が開く。それかその前に心が耐えられなくて奇行に走るぞ。

 

だから、必死に箒も含めて皆からの好意を、気が付いていないフリをしていた。

 

 

人生最大のモテ期なんだろうけどさぁ、一回り二回り年下の女子高生だなんて聞いてねぇよ。

 

 

そりゃ混乱しますよ。

立て続けに三人から告白されたとか、なんなの!?

 

「あー、うん、取り敢えず嬉しいわ。うん、ありがとう」

 

自分でも訳の分からない返答をしつつ、箒を見る。

 

「でもなぁ、話しとかなきゃならん事あるんだわ」

 

「なんですか?」

 

で、束とセシリアにも告白されて返事を保留にしている旨を伝える。

 

「あぁ、そんな事ですか」

 

「えっ?」

 

「その話なら姉さんから聞いているので知っていますよ?と言うか発破掛けられました。このままだと私かセシリアに兄さんを奪われちゃうぞ、と」

 

「そうなの!?」

 

「はい。だから、本当は花火が打ち上がる前にしようと思ってたんです。でも、勇気が出なくて。だから、もう一度チャンスを得る為に兄さんの家に泊まっていいか、と聞いたんです」

 

なるほどなるほど。

って事は俺、自分の知らないところで色々話が動いてた訳ね?

 

「だから、兄さんが誰から告白されていようと、構わないんです」

 

「そらまたどうして?」

 

「だって、私も兄さんの事が好きで、大好きで、愛してて。そんあ自分の気持ちをちゃんと伝えたかったから」

 

はっきりと言い切る箒は、何度も比べてしまうけど昔とはやっぱり大きく違っていた。

 

あれ、でもちょっと待って?

 

「……って事は好きな男が寝ている時にその男の手を使ってオナってた、と」

 

「わ“ぁ“ぁ“ぁ“ぁ“ぁ“ッッッッ!?!?」

 

「おぅわッ!?ちょ、待て!話せば分かる!話せば分かる!」

 

何処かのキンタマぶち抜かれた首相の様に、自分で踏み抜いた地雷を必死に回避しようとする。

いや、流石に今の発言はデリカシー無かったとは思う。

 

でも事実じゃん?

 

 

 

 

少しして箒が落ち着く。

 

「う“ぅ“っ……」

 

「悪かったって」

 

「もうお嫁に行けない……」

 

「いやでもそれ自業自得……、ア、ナンデモナイデス」

 

また余計な事を口走った俺をキッ、と睨む箒は何時ぞやのお怒りになられた華さんに良く似ていた。

あーぶねぇあぶねぇ。

 

「これは、もう責任取って下さい」

 

「ワッツ?」

 

「乙女のあんな恥ずかしい所を見て、告白までされたんですから、責任取るのが普通ですよね!?」

 

「ちょっ、おま、力つよっ!?」

 

訳の分からない無茶苦茶な事を言い出した箒は、何時もの箒とは考えられない強さの力で俺を押し倒してくる。

押し倒した勢いそのままに、俺の上に腰を下ろして顔を近付けてくる。

 

「落ち着け箒!お前は今混乱している!」

 

そんな俺の制止虚しく。

 

「んむっ♡」

 

「んむぅっ!?」

 

あっさりと唇を塞がれた。

 

 

 

「んちゅっ、はぁっ……♡!んむっ♡!」

 

それからずっと、激しく熱いキスをされている。

どうやら話してくれる様子は無く、なんならより身体の密着度が上がっている。

 

浴衣ははだけているから下着越しに大きくて柔らかい胸の感触が体温と共に伝わってくる。

 

流石にこのまま流されるのは不味い。

そんな理性を働かせて肩を掴んで引き剥がす。

 

「ぁっ……」

 

引き剥がされた箒は寂しそうに、名残惜しそうに小さく声を漏らす。

よいしょ、と身体を起こして対面座位になる。俺の股座に箒が腰掛けている状態だ。

 

リモコンを手繰り寄せて電気をつける。

流石に暗闇の中説教ってのは変だが、俺は後悔した。

 

電気をつけたお陰で、下着に包まれて火照って紅くなった箒の爆乳様やら柔肌やらが丸見えになっちまった。

だけどここでまた電気消したら弱味になるので鋼の精神とかでもって跳ね除ける。

 

「あのなぁ、箒。流石にやり過ぎでしょうが」

 

「……ごめんなさい」

 

「で、なんでこんな事した?怒らないから言ってみ」

 

なんかしらの理由がある筈なんだ。

理由無しにこんな事する子じゃないんだ、箒は。

 

まぁ、確かに俺にオナニー見られたってのもあるんだろうけどそれ以外の理由が知りたい。

 

「離れるのが、怖かったんです」

 

「離れるのが怖い?」

 

「もっと、正確に言うなら、また一人になるのが怖かった……」

 

「……なるほどなぁ」

 

「引っ越してから、父さんにも母さんにも会えなくて、姉さんと一夏は偶に会えていたけど、それでもずっと寂しかった。私に無いものを持ってて、羨ましかった。誰か親しい気心許せる人が側に居て、心から笑える二人が羨ましかった……」

 

「二人が笑ってる理由が兄さんで、私も兄さんの隣にずっと一緒に居たかった……!なのに、一回も会わせてくれなくて、どんどん心細くなって、IS学園で兄さんに久しぶりに会って、凄く嬉しくて幸せだった……」

 

「だけど、姉さんとセシリアが兄さんに告白したって聞いて、凄く怖くなったんです。また、兄さんが離れて行っちゃうんじゃないかって、私を置いて何処かに行っちゃうんじゃないかって。今度こそは私を忘れてしまうんじゃないかって……」

 

「それが、理由か」

 

「はい……」

 

まぁ、箒の境遇を考えれば分かる。小学生で家族と引き離されて全国を転々とさせられ、親しい友人を作るどころか自分から一定以上近寄れないように壁や殻を作って、作られて過ごしてきた事は想像に難くない。

 

束がアレなだけで、しょっちゅう会いに来ていたが箒はそうじゃない。

年に何度か突発的に会いに来る束か、唯一会うことが出来る一夏だけが繋がりなのだ。

 

それが、事前に色々と情報が流れていたとはいえ学園に来てみればまさか本当に一夏どころか俺や千冬までもがそこに居たんだから、そりゃ物凄く安心しただろうよ。

だけど俺が誰か他の女と付き合ったりとかしたら、忘れられてしまう、なんて考えた。

 

うーん、心配性にも程がある。

ただ、そうなってしまうほどの理由があるのだ。

 

「だから、物理的な繋がりを求めたって訳か」

 

「……はい」

 

「はぁぁぁぁ……」

 

こう、どうしてこう、俺の周りの女性諸君はこんなんなんだろうか。

別に物理的な繋がりだけが全てじゃないだろうに。どうしてこう、求めるかね?

 

「別に、俺は箒の事忘れたりしない。断言する」

 

「でも、それは妹としてでしょう……?」

 

「まぁ、そりゃぁ、な」

 

「そうじゃないんです。私は、私を妹としてでは無くて一人の女として見て欲しいんです。確かに物理的な確かな繋がりが欲しいのもそうですけど、何よりも兄さんに私を女として見て欲しいんです」

 

「んな無茶苦茶な……」

 

「無茶苦茶でもなんでもいい!だって、じゃないと、隣に立って居られなくなるかもしれない……」

 

そう言って、抱きついて縋り付いてくる箒は年相応以下の覇気しか感じられない。

 

どうしたもんかな、と抱き締める。

正直ここで箒を抱いたとしても、俺はなんか弱味に漬け込んだみたいで嫌なんだよな。

 

「兄さん、兄さんっ……」

 

今生の別れをする訳でも久々に再開した訳でもあるまいに、抱き着きながら小さな声で幼児の様に縋ってくる。

泣いている訳じゃないが、それでも。

 

「なぁ、箒」

 

「はい……?」

 

「本当に、俺の事が好きなのか?」

 

「本当です。五年間ずーっと誰にも言わなかった、本当の気持ちです」

 

「勘違いとか、吊り橋効果とかじゃぁ、無いのか?」

 

「違います。いえ、最初はそうだったのかもしれません。あの時、私を勇気付けてくれたから。でも、吊り橋効果とか勘違いだったら今頃は私は兄さんの事を好きだ、なんて思って居ませんよ。散々だらしがないところとか見てきたけど、それも全部含めて愛おしいんです」

 

「そっか……」

 

「アレです、馬鹿な子ほど可愛いって言うやつですね。兄さんが変な事する度に、ちょっと怒ったりもするけどそれ以上にあぁ、可愛いなぁ、って思うんですよ?これで好きじゃないなんて有り得ないでしょう」

 

「それ多分実の弟とか息子に向ける感情なんですけど」

 

「じゃぁ、弟や息子に欲情して私みたいな事をしますか?」

 

「いや、しないけども」

 

「なら、私の気持ちは、想いは間違い無いでしょう?」

 

そう言って、何故か唐突にキスをしてくる。

そのまま舌を挿し込んでくるのだから、本当なんだろう。

 

とまぁ、色々と御託を並べたは良いんだけど俺、結構我慢の限界なのよね。

なんでってそら、色々と溜まってるからだよ。

 

家に帰ってきたとは言え、普通にラウラとクロエを預かったりしてたしそんな暇無いって。

 

「んむっ♡んはっ♡ちゅっ♡」

 

息継ぎ以外は、ずーっと唇を重ねてくる箒の目は、完全に俺を一人の男として見ている。

 

「ぷはっ……。なぁ、箒」

 

「なんですか?」

 

「本当に、俺で良いのか?」

 

「兄さんでなければ駄目です。と言うか他の人なんて考えたくも無い」

 

あっさりと断言してみせた箒は体重を掛けて俺をまた押し倒すと、腰の辺りに圧し掛かってくる。

そうすると安産型の形が良く大きめの引き締まった尻がむにゅりと潰れる。

 

お陰で俺の息子様は元気ハツラツよ。

 

「ッ!……ふふっ♡兄さんも口ではなんだかんだ言ってますけど、満更でも無いらしいですね♡?」

 

「いやまぁ、何ヶ月も処理してませんので。そうじゃ無かったら鋼の心と精神でもって跳ね除けられるわい」

 

「本当ですか?」

 

でっかくなった息子を、その豊かで柔らかい尻で踏ん付けて熱量を感じ取ったらしく少し驚きながら口でもって責め立ててくる。因みに俺はMでは無い。

 

そう言いながら、上半身だけ浴衣を脱ぐ。

妖艶に笑みを浮かべていて、とてもじゃぁ無いが16歳になったばかりの少女とは思えない。

 

下半身は俺に跨るために開いているから、隠されていそうでいない有様だ。

辛うじて帯が腰に巻かれているから脱げ落ちていないだけで、もし帯まで取っ払ったら完全に下着姿の箒がそこに居ることになる。

 

お陰で上下とも黒の扇状的な下着が丸見えだ。

柔らかそうな首筋とか肩とか腕とかお腹とか、押し付けられているお尻の感触とか太ももの感触とかもうそれはそれはすんごい。

正直、もうここまで来たら拒否する気なんて更々起きる訳もなく、なんなら目の前の極上の女を本能が抱け、と大声で叫びまわっている。

 

おっかしいな、束はまだしも箒の事は間違い無く妹だと思ってたんだが、こうも直接的に性欲を責められちまうと男ってのはどうして中々、駄目になるらしい。

 

俺の手は自然と箒の、細い柳腰、とでも言い表すのに相応しい細っそりとしたくびれに伸びる。

ボンキュッボンをそのまま、束以上に表しているのが箒だからなぁ。

 

「ん、手付きがやらしい……♡」

 

「嬉しそうにしてる癖によく言うな」

 

「だって、何時も布越しか限定的にしか感じられなかった兄さんの手だから、嬉しいんです」

 

「そうかぁ?」

 

「だって、小さい頃は良く一緒に風呂に入ったりしてましたけど、大きくなったら入ってくれ無くなっちゃって、今なんて抱き着くのも、はしたないからって言うんですよ?」

 

「そら仕方ねぇだろ」

 

「だから、こうして兄さんから触ってくれるのが凄く嬉しいんです」

 

「そんなに良いもんか?」

 

「本人には分かりませんよ。私達が、私だけが知っているから特別なんです。ゴツゴツしてるけど、温かくて大きくて、何よりも優しい手だから」

 

自分の腰に伸ばされた俺の手を、細くて綺麗な手で包んで握ってくる。

 

「だから、もっともっと触って下さい。もっと私を感じて下さい。もっと兄さんを感じさせて下さい」

 

「……あぁもう、お前あとで後悔しても知らねぇからな」

 

「後悔なんてしませんよ?幸せになりはしますけど」

 

クッソこんな目の前でさも当たり前のように惚気やがって、こっちが恥ずかしくなるわ!

 

そう思いつつ、要望通りにしてやる。

というか性欲に負けた男がどんだけヤバい生き物なのか、その身に徹底的に教え込んでやらにゃならんな、これは。

 

いつまでも俺が紳士的で優しいお兄ちゃんで居られると思うなよ?

目の前の妹だった、妹だと認識していた女がこんなエロい格好で誘って来てるんだから、仕方が無いよね。そうだよね。

 

「んっ♡やっぱり胸ですか?」

 

「あったりまえだろ、こんなん堪能しない方がおかしいわ」

 

「兄さん、私達の胸よく見てますもんね」

 

「うっせ」

 

黒色の下着の上から、下から掬うように胸を揉む。

男の俺の掌に収まり切らないどころか寧ろ俺の手が埋まってしまうんじゃないかと思う程の大きさと、そして重量感。

 

「柔けぇ……」

 

「一応、自慢なんですよ?まぁ、兄さん以外だとジロジロ見られて気持ち悪いですけど」

 

「もう俺のモンだかんな」

 

「最初から私は兄さんのものですよ?」

 

大きさに見合った重さがある。

その心地良い重量感と動かした指が簡単に埋もれていく柔らかさと、そして弾力とか反発力を心ゆく迄、味わい続ける。

 

「んっ♡ふぁっ♡は、ん……♡」

 

暫く揉んでいると、何やら箒の口から甘い声が漏れ出している。

 

「どした?」

 

「んっ♡気持ちいいんです♡」

 

ふむ、女性の胸ってのは感じる人と感じない人がいるらしい。

感じるとしても、感度の高低差が個人差である。乳首だってそうなんだが、感じない人が感じる様になる為には開発したりしないといけないらしい。

 

箒って、そこまで感度が良い訳じゃない筈なんだよな。

昔、戯れている時にくすぐられても束と箒は全く効かなかったんだよ。一夏と千冬は逆にこっちが心配になるぐらい効くんだけど。まぁ関係が有る無し関係無く、とにかくすっげぇ鈍感だった筈なんだ。

それが、こんだけ感じてるってことは、多分相当自分で弄ってるぞ。

 

「……正直に答えてな。週に何回ぐらい自分でする?」

 

「…………………3回ぐらい」

 

「嘘つけ」

 

「うっ、本当は4回……」

 

ちょっと興味本位で聞いてみたが、どうやらまだ嘘を付いているらしい。

じぃーっ、と目をみつめて見ると目を逸らして顔をより紅くしながら。

 

「……本当は週に十回以上はします」

 

「おぉう、マジか」

 

おぉう、マジか。

思わず声に出ちまった。

 

いや、思春期男子も多いと日に一度は自分でオナニーするけど流石に一日に二回とか三回は自分じゃ出来んだろ。

 

性欲はあるんだが、そもそもこの年代だと他にやる事が多くてそれどころじゃ無いだろうし、何よりも所謂オカズが見つからない。

俺は特に苦労しなかったが、部活ばっかやってたし常に数学英語は崖っぷち、と言うか赤点だったから崖から落ちてるんだけどそんな状況なもんで塾にも通ってた。

正直暇があるかと言われると、あるにはあったけどゲームとかやったりする方が優先度高かったししないことの方が多かった。

 

基本紙媒体電子媒体、二次元三次元どちらでも抜けるタイプだったし、グロとかそう言うの意外は幅広い性癖だったもんでオカズ探しには困らないんだよ。

 

いや、こんなおっさんのそんな話は置いといて。

正直言って女がオカズにするネタって、少ないと思うんだよな。

探しゃあるんだろうが。

 

箒さん、何でオナニーしてたの?

 

「因みにネタは?」

 

「……兄さんです」

 

俺だった。

いや、これ喜ぶべきなんか……?当事者になると分からんぞ。

箒さん、実はかなりのドスケベさんですね?

 

こりゃぁ、色々聞いてみたくなっちゃったぞぉ!

 

「どんなシチュエーションとかあるのか?」

 

「なんでそんなこと聞くんですか!?」

 

「いや、興味本位だけど。一応、ネタ元の人間としては聞く権利あると思うんだけど」

 

「うっ、うぅぅぅ……」

 

恥ずかしそうに唸って、顔を手で覆って。

 

「その、乱暴にされたりとか強引に迫られたりとか……」

 

「他には?」

 

「皆が近くに居るとか、外で、とか……。あとはその、排泄見られたり、後ろの穴でとか、痴漢プレイとか……。くぅっ、恥ずかしい……!」

 

いや本当にマジじゃん。

排泄、アナル、痴漢プレイって箒さん、マニアック過ぎじゃね?

 

しっかしまぁ、こんなにエロい子に育ってたとは、驚きです。

 

なんて思ってると。

おじさん、悪い事思いついちった。

 

「んむっ♡!?」

 

「したら、取り敢えず今日は軽めに乱暴にしてやんよ」

 

「え、その、あの、」

 

流石に予想外だったのか、狼狽えているが少し手を伸ばして胸を強めに揉みしだいても嫌がらず嬉しそうな顔をする辺り、満更でも無いらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁっ♡そこ、そんな弄らないで、ぇっ……♡♡」

 

「つっても気持ち良さそうだけど」

 

「ぅぅんっ♡♡!」

 

胸を揉み続けて暫く。

ただ強く揉むだけで喘ぎ、乳首を軽く抓ったり摘んだり、きゅっと軽めに押し潰してみたりすれば時々小さくイく事も。

口に咥えて吸い付いたりしてみると、余計だ。

 

 

「よっ、と」

 

「くふぅっ、 ♡んんっ♡」

 

体勢を背面座位に変えて、左腕で箒を支えつつ胸を堪能しながら下半身に手を伸ばす。

下腹部を撫でて、軽くふにふにと揉んでみる。

 

剣道や最近始めた俺との特訓で引き締められた筋肉が付いているが、だからと言って女性特有の柔らかさが失われた訳じゃ無い。逆により一層引き立っている。

そんな下腹部だ。子宮の辺りやそれよりも下、性器との中間辺りもしっかりと触って揉んでいく。

 

その感触を胸同様、片手から両手で楽しんだら下腹部よりも更に下、女性器に手を伸ばす。

最初は直接触らずに、ショーツの上から。

 

ショーツがびしょびしょになって意味を成さなくなるぐらいには、濡れている。

軽く指を動かすだけで濡れた布が擦れる音や水音が聞こえてくる。

 

「やぁっ♡なんで、そんなとこ……っ♡あっ♡あぁっ♡♡」

 

うーん、これは不味い。

ひっじょーに不味い。

 

何が不味いって声を上げながら、気持ち良さそうに善がる箒を見ていると被虐心がムクムクと大きくなってっちゃうんだなこれが。

目は潤んでキリッと釣り上がっていた目尻は垂れ下がって涙が溜まり、喘ぎ声を出す口は半開き、涎が口の端から垂れている。

 

誰が何処からどう見ても、発情した雌。

雄として、こんなの前にされたら抑えが効かずに欲望の赴くまま貪りたくなるもんだけど。

 

自制はしてる。

やり過ぎたら箒を傷付けちゃうし。そう言うのはナシです。萎えちゃいます。

 

「に、いさっ…♡」

 

「ん?」

 

「お願い、しますっ♡あっ♡初めては、優しくぅっん♡して下さい……♡!」

 

身体をカクカクビクビク震わせながら、俺の腕を抱き締め縋りつき蕩けた顔を此方に向けて潤んだ目で必死に懇願してくる。

 

こう、もっと激しくしたりとかしたいなぁ、って言う色々な気持ちが刺激されるものがあるがグッと堪える。

 

いやそりゃそうだよな、初めてが幾ら和姦とは言え乱暴、ってのはアレだし。

 

「分かった、分かった。まぁ、優しくする」

 

「ほ、んとう、ですか?」

 

「善処はする」

 

取り敢えず、誤魔化すようにキスをした。

とは言ったものの、抑えられるかなぁ……。

 

 

 

 

ショーツの中に、手を入れる。

さっきまではその上からだったけど、今からは直接だ。

 

薄く生えた陰毛は、箒から溢れた愛液でべちゃべちゃに濡れている。

その感触を覚えながら更に下に突っ込んでいく。

 

「ひぅっ♡!?」

 

恥丘に触れて、胸や腹、尻とは違った感触を楽しんだ後。

発情して、少し開いた割れ目を人差し指と中指を使って開く。

 

「あっ……♡!」

 

流石に恥ずかしいのか、小さく声を漏らす。

その声を聞きながら、クパクパと開いたり閉めたりして弄る。

 

「んんっ♡あっ♡はぁっ♡!」

 

ただそれだけで、善がるのだからそれはもう弄り甲斐があると言うもので。

乳首にそうしたように、硬くなっているクリトリスに触れてから擦って。

 

「ひぃっ♡ああ"ぁ"っ!」

 

余程感じるらしいのか、顎を逸らして首を曝け出しながら仰反る。

こんなに乱れた姿なんて、本当に普段からは想像出来ない。

 

「やぁっ♡やらぁっ♡♡」

 

必死に快楽から逃げる為に腰を引こうとしたりするが、俺の膝上に座っていて、しっかりと前側に腕が伸びているのだから逃げられるわけが無いし腰を引こうなんてすれば俺の腰やチンコにぐりぐりとその柔らかくて形が良い尻を押し付ける事になる。

そのせいで、より一層俺を興奮させて自分への責めを激しくさせてしまっている事なんて、今の箒には到底分かる筈も無い。

 

「んあぁっ♡あっ♡ああぁっ♡♡!!」

 

ガクガクと身体を震わせて、喘ぎ声を上げて。

汗や涙や涎、愛液だけじゃない。果ては鼻水まで撒き散らしながら何度も何度もイキ続ける。

 

クリトリスへの愛撫を止めていよいよ膣へ指を入れる。

外もビッショビショだったけど、中はそんなレベルじゃ無い。入れただけで愛液が溢れてくる。

 

「っ♡♡!?かっ、ひぃっ……♡♡♡」

 

連続した絶頂のせいで、指を入れられてすぐにイッてしまう。

足を指先までピンッ!と伸ばして。

 

流石にこれ以上やってしまうと、ヤバそうなので一旦休憩。

 

「ひっ、ひっ、 ♡あっ……♡♡♡!!!」

 

全体重を俺に預けながら、ぐったりとして余韻に浸っている箒の顔を息が整ったのを確認してから手で持ち上げてこっちに顔を向けさせる。

 

「…?んっ……♡んむっ♡ちゅむ、はぁっ……♡」

 

さっきまでの激しいものとは違って、ただキスをするだけ。

後ろから抱きしめられる形の箒は、キスを嬉しそうに受け入れて舌を伸ばしてくる。

 

それをこっちからも伸ばして受け入れて繋がる。

 

「んちゅぁ♡ちゅぶっ…♡♡」

 

力を込めて密着していたのを更に抱き寄せる。

俺はまだ服を着ているが、箒は浴衣は帯が緩んで解け、浴衣そのものも下にずり落ちて箒の尻と俺の腰に挟まれてぐしゃぐしゃになっている。

ブラジャーは俺によって捲られて殆ど着ていないも同然、ショーツも愛液で尻の方まで濡れてしまっていて意味を成していない。こんな姿ならいっそ全裸の方がまだマシ、こっちの方がより一層、唆られる。

 

「ふ、ぁ……♡♡」

 

唇を離すと、名残惜しそうにしてこっちを見詰める。

その表情を見て、また暴走しそうになるのをぐっ、と堪える。

 

軽く触れる程度のキスに留めておいて。

ゴロン、とベッドに横になる。

 

ショーツに手を掛けて、全部とは言わないが尻の下、尻たぶ辺りまで下げる。

ズボン越しに堪能してから俺もズボンとパンツを纏めて脱ぎ、押し付け擦り付けて生の尻の感触を堪能する。

 

「あっ……♡!」

 

押し付けられた生のチ○コの感触に驚く。

俺は俺で箒の尻を堪能。

ふかふかで、あったかくて柔らかくて弾力が凄い。

 

「箒……」

 

「んっ、兄さん……♡」

 

無意識に箒の名前を呼んでいた。

 

「……その、初めては顔を見ながらが良いなぁ、って思うんですけど、駄目ですか……?」

 

後ろの俺を、見上げながらそうお願いされたらもう堪んないよね。

ぐるん、と箒をひっくり返して仰向けに寝かせて。

 

「あっ、その、一応、避妊具、ありますけど……、どうしますか……?」

 

「……さてはコンビニ寄った時に買ったな?」

 

なんとなくそう思って聞いてみると恥ずかしそうに頷く。

 

ナルホド、ナルホド。……これ下手したら全部箒の計算の内なんじゃね?

なんかまんまと罠に嵌められた感あるんだけど、もう今更だよなぁ。

 

「避妊はする」

 

「……そうですか」

 

「なんで不満そうなんだよ……」

 

使うと言うと、何やら不満そうにするがそれで妊娠したら大事だろ。

流石に一回で妊娠するとは思えないが、何事にも万が一ってのがある。それで辛い目に遭うのは俺じゃなくて箒だからな。

まぁ、師範と華さんの両親は驚きはするけどなんかサラッと受け入れて喜びそうな気もするけど……。

 

箒が部屋に持ち込んでいたコンビニの袋を漁ると、そこには色々と謳い文句が書かれた青やら赤やらの箱が4つほど入っている。大体6個入りとかなんだけど、その内の一つが10個入り、他は8個入りと6個入りが二つずつ。

 

合計30個って、随分と買い込んだな。

絶対店員さん、驚いただろうに。

 

と言うかこんなに使うって、箒さんの俺の評価、おかしくね?

まぁ、半分ぐらいは間違い無く使うだろうけど。

 

だって、マジ入学してから数ヶ月以上、今日までガチの禁欲生活でしたからね。

そのくせ抱き着いて来たりする嬢ちゃん達がいるもんだし、臨海学校やらなんやらで溜まりに溜まった性欲ってのは、もう限界突破してる訳ですよ。

寧ろ今まで良く耐えれたな、と思うぐらいなんだけど。

 

いやぁ、夜は長いぞぉ。

 

 

 

 

 

「んっ、兄さん……♡」

 

「行くぞ」

 

「はい……っ」

 

入り口に当てがって、ぐっちゃぐちゃになっている膣に少しずつ挿れていく。

結構解れてはいるらしいが何せ、経験が無いもんだから比較出来ない。

 

「いっ…!」

 

やっぱり幾らなんでも初めては痛いらしい。

首に回された腕に、力が込められるのがはっきり分かる。

 

プチプチと破る感覚がした。

処女膜を突き破ったって事だろう。

 

それを通り過ぎて更に奥へ奥へと腰を進めるとコツン、と何かに当たる感触が。

 

「にい、さっ、も、それいじょう、はいりません……!」

 

なるほど子宮口と言う事か。

少し硬めの何かが先っぽに当たって触れている。

 

ゴム越しでも分かる、箒の膣中の体温は物凄く熱い。

その癖柔らかくて、包まれているのにギュゥッ、と締め付けてくる。

 

「ちゅっ♡んむ、は……ぁ♡」

 

体重を掛けつつも、箒が苦しくならないように自分の手足で体重を支える。

 

正直、辛い。

筋肉へ与えられる負荷はどうって事無いんだが快楽が押し寄せてきてて……。

 

とまぁ、そんな俺の気持ちを知ってか知らずか。

まさかまさかの箒さん、自分で腰を少しずつ動かし始めたのよ。

 

「ぅおっ……!」

 

「んっ、あっ♡兄さんも、私はぁっ♡だいじょ♡ぶですから♡動いて……っ♡♡」

 

自分のことはいいから、動いていいと言って抱き着いてくる。

正直、その言葉に抗えるほどの理性は欠片も残っていなかったらしい。

 

言われるがまま、少しづつ、慣らす様に動かし始める。

 

「んんっ♡あっ♡あっ♡」

 

少しづつスピードを速めて行って、途中から普通に腰を振る。

奥から入り口付近まで、大きく腰を前後させて。

 

ズチュッ♡ズチュッ♡♡グチュッ♡グチュッ♡♡

 

「あぁっ♡んぁっ♡やっ♡♡あっあうっ♡♡♡」

 

大きな水音と箒の喘ぎ声が部屋中に、下手すると家中や家の外にまで聞こえてるんじゃないかと思うぐらいの喘ぎ声が響き渡る。まぁこの家、部屋毎どころか家全体が千冬が相当金掛けて建てたらしくて完全防音らしいから問題無いんだけど。

 

だから、幾ら大きな声で喘ごうと家の中はまだしも家の外に声が漏れる事は無い。

 

「ひっ♡あぁっ♡あ、はっ♡あっ♡にい♡さっ♡も♡いひっ、てるからぁっ♡♡♡」

 

暫く、腰を振っているとそろそろ限界が近付いてくる。

箒はとっくに何度もイッている。

少し緩めてくれとか、止めてくれと言われても俺もそんな声に耳を貸せるほどの余裕が無いわけで。

 

「ご、めん!」

 

「やぁっ♡!なんでぇっ♡♡♡!?!?」

 

短く謝って、スパートを掛ける。

そのまま、奥にグッ、と深く深く子宮口にグリッと当たるほどに挿れて勢い良く射精。

 

「ひっ♡あ♡あぁ"ッ"〜"〜"!!」

 

「うっ、くぅっ……!」

 

箒に体重を掛けて、抱き締める。

顔の横、耳のすぐ側で濁点が付くような声で喘いでいる。

 

それがどうにも、より一層に性欲を掻き立てられる。

箒も箒で、こっちに思いっきり腰を押し付けてくる。しかも膣が動いてるもんだから、物凄い量の精液が出ている。

 

少しづつ、勢いが衰えていく。

完全に射精が止まったのを確認してから引き抜く。

 

ヌポッ……♡♡

 

なんとも言えない、卑猥な音が。

そのまま、使い終わったゴムを取り外して、ゴミ箱に捨てに行くのも面倒だから結んでおく。

 

箱から新しいゴムを取り出して、着ける。

 

「箒、二回目行くぞ」

 

「あっ♡まって♡少しやすーーー、ア"ァ"ッ"♡♡♡」

 

止める箒の言葉を聞きながら、入り口に当てがい二回戦に突入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ♡あっ♡あっ♡♡」

 

騎乗位で箒に腰を振って貰ったり。

爆乳が、ぶるんばるんっ、と揺れると言うより暴れ回っている。

下から見上げるその光景は、それはもう絶景なんてもんじゃ無い。

 

手を伸ばして、下からガシッと掴んで揉む。

乳首を弄るのも忘れない。

 

「ひやぁっ♡!?にいさっ♡それ♡やめぇっ♡♡!?」

 

まぁ、止めろと言われて止められたら苦労しないよな。

 

 

 

 

 

 

 

「ひいっ♡あ"っ"♡!ア"ア"ぁ"っ♡♡!!」

 

後ろから、骨盤辺りや腕、胸に手を伸ばしてガッシリ掴んで突いて突いて。

長い綺麗な黒髪を振り乱して喘ぐ。

 

最初は手を突いて四つん這いで、これまた胸が暴れて揺れていたが今は手を突く余裕すら無くなって這いつくばり、胸が押し潰されている。

 

今は後ろから腰を突き上げた箒に覆い被さって手を握って腰を振っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ♡はっ♡♡はっ……♡♡♡」

 

ぐったりとベッドの上で横たわっている箒を尻目に少しばかり休憩。

一階に降りて冷やして置いた2リットルのスポドリを取り出して、持って行く。

 

部屋に戻ると、まだぐったりしている箒を抱き起こしてスポドリを飲ませる。

冷房が付いているとは言っても、普通に家の中でも熱中症、脱水症に成り兼ねないからな。

 

「んっ、んっ、ぷはっ……」

 

羞恥や暑さとは違った情事特有の紅く染まり蒸気した顔を見ていると、まーたムラムラと……。

 

スポドリをグイッと一気に飲んで。

 

「!?あ♡んぁっーーーー♡♡♡♡♡」

 

またゴムを付けて箒に覆い被さった。

 

 

それから、何度かヤって。

互いの惨状を見て風呂に入りに行ったは良いけど案の定、お互いに我慢出来なくて持ち込んだ幾つかのゴムが切れるまで風呂場でも致す事になる。

 

 

 

 

 

 

何度ヤッただろうか。

もう回数なんて数えてない。

立ちバックとか色んな体位でヤッて、時には箒の胸や太腿、尻、手、口と身体中全部で俺は射精したし箒もその度に俺が弄るもんだからイッている。

お互いに酷い有様で、互いの体液塗れ。

 

箒は一応拭き取ってはいたんだけどちゃんと綺麗に拭き取り切らずにまたヤり始めたもんだから、俺の出した精液が身体中にくっ付いていて乾いてしまっている。

涙、涎、鼻水、愛液。

身体中至る所にSEXの痕跡があって、特に胸とマ○コは酷い。

散々俺に揉まれ吸われ、挙句に俺のモノを挟んで、とした為に乳首は痛々しいぐらいに、いっそ腫れてんじゃないかと思うぐらいに勃起している。

 

マ○コも、散々俺のモノを咥え込んで、出し入れされたから白く濁った愛液を垂れ流しながら開きっぱなし。

お陰でベッドのど真ん中で仰向けガニ股で放心状態の箒は隠す事もせずに俺に幾らでも見られて構わない、みたいに曝け出されている。

肛門にまで垂れて、シーツを未だ汚し続けている愛液は、止まる様子がない。一応加減はしたんだけどぶっ壊れちまったんじゃ?とちょっと心配になってきた。

ついでに身体中に俺が付けたキスマークとかがある。

 

それに、ベッドの上には使い終わって精液で満たされたゴムが散乱している。

 

箒のそんな惨状を見ていると、

 

……成程、これが征服欲、と言うやつか。

 

と思ってしまった。

いやいや、うん、仕方ないな。男として一人の女を自分のモノにしたんだから。

 

あー、まずい。

もう箒を完全に一人の女としか見れなくなっちまった。

ヤバいなぁ、マジで学校始まっても抑えが効かなくなりそうだ。

 

 

 

そんな仰向け放心状態の箒を見ていたら、またムラッとして来ちゃった。

いやでも流石にこれ以上するのは不味いしなぁ。

 

「に……さん……?」

 

視界に俺が居ないらしく、小さく掠れた声で俺を呼ぶ。

それに応えるべく、箒を少しだけ抱き上げて横にずらしてこっちを向かせて抱き締める。

今更グチャグチャのお互いの事なんぞ気にならない。

 

「んっ、兄さん……♡」

 

まだ荒い息で俺を呼びながら抱き着いてくる。

すると、俺のチ○コがまだ硬いのに気が付いたのか、

 

「……その、もっとしますか?」

 

「あー、いやー……」

 

「もう、無茶苦茶ですし今更ですから、私の事を気にしなくても……」

 

なんて言ってくる。

本当はもっと箒を感じたいし、まだまだヤれるがそこまで無茶させようとは思わない。

 

「馬鹿言うなって。確かにまだまだ元気だけど、お前に無茶させてまでとは思わねぇよ」

 

「その割には、私が止めても止めてくれなかったですけど」

 

「……」

 

痛いところを突かれて目線を逸らすために胸元に抱き寄せる。

 

「ふふっ……」

 

嬉しそうに、幸せそうに笑う箒の声を聞いて何処か幸せな気分になる。

 

 

 

 

 

「さーて、このままでいる訳にゃいかねぇな」

 

「お風呂、入りますか」

 

「……その前に、後片付けと換気だな」

 

「あー……、そうですね。そうしましょう」

 

家中の窓を網戸で全開にして換気してから、酷い有様になった俺の部屋の片付けをする。

 

箒は幾らか休憩したから、多少は歩けるようになってきたがそれでもまだ辛そうだ。

二人で分担して後片付けと掃除を済ませて。

 

勿論誰にもバレないように家中真夏だと言うのに窓全開にして換気、消臭剤も大量に使用して。

ゴムやらティッシュなんかの明らかなものは通販の箱に緩衝材として詰められていた紙に包んでゴミ箱へ。

 

それら後片付けを済ませたら

腰が抜けている箒を抱き上げて風呂場へ。

お湯に濡れた箒もまたとんでもなく魅力的で、何よりもエロくてしょうがない。

 

だがしかし。

今回はちゃんと風呂に入っただけだぞ。

エッチなことは(ちょっとはしたけど)してないぞ。

 

 

 

 

 

 

 

風呂から出て、窓の外を見ると空は既に明るくなっている。

時計を見てみるともう朝の八時を過ぎて居た。

 

千冬は仕事をするためにまだ帰ってこないだろうが、万が一がある。

着替えを済ませて、風呂に入っている間に洗い終わったシーツやらを疲れた身体を引き摺りながら干して、冷蔵庫の中を漁り在り合わせで腹を満たしたら腹休めもほどほどに、ベッドに潜り込む。

 

家の中は消臭剤の匂いで訳分からん。

一晩中の情事だったから寝てないし、碌に休憩もしていないしで眠くて眠くて仕方無いんだな、これが。

 

換気で暑くて仕方がなかった家の中は冷房ガンガンに効かせたから若干肌寒く感じるぐらいにまで冷えている。

少し温度を下げてから、風邪を引かないように掛け布団を被って。

 

「ほら、寝ろ」

 

「何処かに行ったりしませんよね……?」

 

「行くわきゃねーだろ。俺を何だと思ってんだ。ヤルだけヤッてポイ、なんて事は絶対にしないからな?」

 

「……なら私の隣に居てくれますか?私がずっと隣に居ても、良いですか?」

 

「おう。離れたいっつっても離さんからな。覚悟しとけよ」

 

「……はいっ」

 

俺が居なくなるんじゃないかと不安がる箒とやりとりする。

もうこのやりとり、プロポーズじゃね?

 

離さんぞ、と断言してやると心底嬉しそうに微笑んで身体を擦り寄せてくる。

 

そんな箒をもう一度、しっかりと抱き締め直してから、

 

「おやすみ、箒」

 

「おやすみなさい、兄さん」

 

眠りについた。

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー side 箒 ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兄さんとの、長い長い情事が終わって、眠りについた後。

 

時計を見ると、夕方の四時を差している。

寝ている間に体勢が変わったのか、それとも私が無意識にそうしたのか、私の胸に兄さんをしっかりと抱き締めていた。

 

すやすやと気持ち良さそうに寝ているその顔は、一晩中、私の静止も聞かずに求めてきた人と同一人物とは思えない。

小さい頃、何度も何度も見て慣れ親しんだ、穏やかで優しい顔。

 

昔の写真と比べても本当に?と思うぐらい容貌も変わらない。

元気なままで子供と大人の混じった性格の持ち主で、それなのに他人を思いやる事を忘れない。辛い時や立ち上がろうとすると背中を支えてくれて、前に進もうとすると、力強く押してくれる。

なのに、私達に頼る事は少なくて、子供を守るのが大人の務めだって私達の前に立って危険に立ち向かう。

考え無しに、ってわけじゃないけど、心配になる。

偶になんでそんなことしたんだろう、と思う様な変な事をやらかしたりするけど、そんな兄さんの事が大好きで、愛している。

 

兄さんの頬に両手を添えて、少しだけ顔を持ち上げる。

ちゅっ、と触れるだけのものだけどキスをする。

 

 

 

兄さんの頭を撫でながら、ふと思う。

そう言えば、兄さんって鼾かかないな、と。

 

不思議と兄さんは鼾をかかない。誰も彼もが、と言うわけではないのだろうけれど、私の中では男の人は皆、寝ると鼾をかくものだと思っていたから最初は驚いた。

父さんは見かけによらず、鼾かくし。

 

兄さんは、ただただ小さな息を吸って吐く音だけ。

そんな寝ている時特有の、笑ったりもせずただただ穏やかな表情を見て、どうしようもなく愛おしくなって。

 

ぎゅぅっ、と夜、散々堪能したであろう私の胸の奥へ奥へと抱き寄せて抱き締める。

硬い髪質で、触り心地はお世辞にも良いとは言えないだろうけど、私にとっては絹織物で出来た着物などよりもずっと心地良く感じる。

 

この人の隣に立って良いんだ、立てるんだと思うとそれが酷く嬉しくて堪らない。

多分、今の私は物凄くにやけているに違いない。

 

それぐらい嬉しくて堪らなくて、幸せで仕方が無い。

 

初めてを全部捧げた相手、と言うのはこれほどまでに愛おしく感じるんだな、と思う。

 

あ、でも後ろの穴の初めてはまだだな。

……何時か、必ず兄さんに貰ってもらおう。

 

 

 

 

 

 

あのまま寝ていても良かったけれど、そうも行かない。

起きて、乾いたシーツを兄さんに頼んで畳んでもらう。

 

他にもやることはあるから、それらをやってもらっている間に私は晩御飯の支度をする。

任せた事が終わって、他に何も無いからと言われた兄さんは、まだ眠いのか、ソファに座りながら大きな欠伸をしながらテレビを見ている兄さん。

晩御飯を作る手伝いもしてくれようとしたんだけど、何せ男飯になりがちだった兄さんと一夏、千冬さんの家は一夏が料理が出来るようになると兄さんはしなくなった。

だから何というか、はっきり言うと邪魔だった。

 

今も多少は作れるらしいんだけど、どうも大雑把と言うか……。

焼く煮る炒めるしかやらないし、味付けも雑、と言うか大味。

一夏が兄さんを台所に立たせたがらない理由が分かった気がする。

 

 

 

 

 

 

 

夜、八時頃になって千冬さんが帰って来た。

幸いにもバレていないようで何事も無かった。

 

今日も、兄さんのとこに泊まる、と家に連絡。

すると姉さんがラウラとクロエを連れて来襲。

 

一気に騒がしくなって兄さんと二人きりにはなれなかったけど、これはこれで幸せだ。

 

 

 

 

 

 

 

夜、姉さんに呼び出された。

 

「何ですか?」

 

「箒ちゃん、おじさんとエッチしたでしょ!」

 

「な、なな、んなぁっ!?」

 

バレてる!?

なんで?どうして!?

 

……いや、姉さんの事だから何らかの方法で私達を見守る、もとい監視していてもおかしくはないか。

 

「……それが、どうしたって言うんですか?」

 

「まぁ言いたいことも沢山あるけど。話は別にあるの」

 

「なんでしょうか」

 

「箒ちゃん、おじさんのハーレム一緒に作らない?」

 

「は?」

 

そんな返しをしてしまった私は、悪くないと思う。

 

 

 

 

結論から言って説明すると、どうやら兄さんにだけ適用される一夫多妻制を導入しよう、っていう動きが各国であるらしい。

だから色んな問題が起きるだろうし変な女が兄さんに寄ってくるのは間違い無い。だからそう言ったことから、兄さんの事を本当に好きで愛している人で周りを固めて守ろう、と言う訳らしい。

 

なるほどなるほど、って納得出来るか!

と最初は思った。

だけど、兄さんのことを一人の男性として、慕っている、と言われると何人か思い当たる。

 

姉さんはそうだし、一夏と千冬さんは勿論のこと、セシリアやシャルロット、鈴は間違い無い。

私を入れて七人。

うん、兄さんは女タラシだ。

だけどそんな人を好きになって愛してしまったのだから仕方が無い。

 

一人で兄さんを独占したい、と言う気持ちも勿論ある。

けれど、それだと間違い無く各国や色んな組織からちょっかい出されるのは間違い無い。そうなったら兄さんは平穏無事に人生を送ることも出来ないだろう。

 

色々考えはしたけど、結局二つ返事で参加する事にした。

 

どうやら姉さんとセシリアは既に兄さんに告白済みで、告白した人以外にはこの話は持ち掛けていないんだとか。

しかも兄さんにはこの事を秘密にしておいて、とまで言われた。

なんでも、

 

「勇気を出して、自分の想いを伝えたら、ね。じゃないとフェアじゃないでしょ?」

 

「おじさん、これ知ったら間違い無く断るだろうからね。外堀全部埋めて本丸丸裸にして、降伏するしか選択肢を無くしてからおじさんには教えるよ」

 

らしい。

フェア云々は良いとして、まぁ何ともゲスいと言うか腹黒いと言うか……。

 

取り敢えず、兄さんの女になれた事は間違いないし、将来ハーレムになったらその中で一番を取れば、良いかな。

 

 

 

 

 

 

色々あったけれど

私は兄さんと結ばれたのだった。

 

 

 

 

 

ーーーー side out ーーーー

 

 

 

 

 

 








因みに護衛の生徒会長はバッチリ見ちゃったらしい。
けどまぁ、報告書に書いたら兎さんが何するか分からないから心の奥に封印したんだって。
つーかウブな生徒会長、顔面真っ赤だったらしいよ。
そのくせちゃっかり覗き見してんだからなぁ。
それで暗部の長ってそれマジ?

コンビニ店員さんにはしっかりと口止めをした模様。
国家権力の陰をちらつかせながら、喋ったらどうなるか分かるよね?うん、ならこれ(すっごい金額のお金)で一生黙ってようか、ってな感じ。

哀れコンビニ店員さん、暗部の殺気を少しとは言えモロに受けちゃうなんて……。
漏らさなかっただけマシか。


コンドーム、実は未成年でもアダルトグッズじゃないから購入可能。








いやぁ、今回は本編の分岐点がある話を投稿してからサクサク書けましたねぇ。
何でかって?だって箒、絶対にエロいでしょ。そりゃ妄想止まりませんよ!滾りますよ!

だからですよ。





次は三人のそれぞれの後日譚、みたいなの書ければ良いかな、って思ってます。
まぁ、何時になるかは分からんけど。

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