しかし、そんな彼らに悪意ある陰謀が迫る。
グレモリー眷属の突然の来訪、彼らによるレイナーレの引き渡し要求とアザゼル様への無礼極まる態度、そして鬼崎のレイナーレに対する脅迫じみた酷い言葉……それは僕たちの心を大いに暗くさせた。
でも、アザゼル様が彼らの要求をきっぱりと拒否し、レイナーレを守ってくださった事、そしてさすがは堕天使の長。警告一言で彼らを引き下がらせた様子は、僕たちにアザゼル様への強い尊敬の念と安堵感を与えてくれた。
「もう疲れているだろうから、今日は帰って休め。また明日、改めて話がある。もうグレモリー眷属の連中が来たりはしねえだろうが、念の為に護衛を付ける。後、用心の為にこれも持っていきな」
そうアザゼル様は僕たちを護衛付きで、しかももしもの時の為に通信機まで持たせて宿舎へと車で送ってくださった。
「レイナーレ、大丈夫?」
僕は隣にいるレイナーレに聞く。グレモリー眷属の執拗な殺意と罵声、鬼崎から浴びせられた酷い言葉、それはどんなにか彼女の心を傷つけて酷い心労を与えた事か。でも、僕の言葉に彼女は健気にうなずく。
「ええ、大丈夫よ。アザゼル様が私をあの連中から守ってくださったもの。そして、ミコト、あなたがこうしてそばにいてくれるもの。だから大丈夫よ♪」
そう笑顔で僕に答えるレイナーレ。そんな彼女に僕は胸を熱くする。
「レイナーレ……」
僕は彼女を抱き寄せて唇を重ねる。そして宿舎へと戻った後、レイナーレはいつも以上に激しく僕を求めてくれた……
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そしてその翌日、僕たち4人は堕天使本部へと赴いた。本来ならば訓練に出かける時間だが、今日は重要な話があるのでこちらへ来るようにとのアザゼル様の御命令だ。
「総督閣下、おはようございます!」
「おう、昨日は大変だったな。疲れは取れたか?」
「は、はい! お気遣いありがとうございます!」
そんな挨拶の後、アザゼル様は昨日の話から始められた。グレモリー眷属はいずれ、改めてレイナーレの罪の裁きを求めてくるであろうが、それに対応する為の布石は既に考えている事、そしてそれに当たっては僕たちにも働いてもらう必要がある事、また鬼崎については自分自身も思うところがあるので彼の調査を進める事、それらの事をアザゼル様は説明された。
「そんな事でいいか?」
「はっ! もちろんでございます! お心遣い、感謝いたします!」
アザゼル様の御配慮に対して、僕たちは深々と頭を下げて礼を申し上げた。
「よし!」
アザゼル様は笑顔でうなずかれ、その後、改まった様子で姿勢を正されて、僕たちを見つめる。
「実はお前たちにもう一つ、伝えておかなきゃならねえ事があるんだが……」
「は、はい、どのような事でございましょうか?」
「先日、尊、お前がグレンデルを倒したあの一件についてだが……」
「は、はい。あの出来事について何か?」
「実は今、堕天使たちの間で、【あのグレンデルは悪魔どもによって差し向けられた】という噂が広がってんだ」
「えっ……?」
驚く僕とレイナーレにアザゼル様は話を続ける。
「確かにあのグレモリー眷属の連中をはじめ、悪魔どもは俺たち堕天使に対して不信感を持ってる。そしてレイナーレやお前を憎んで嫌い殺そうとし、俺に対しても反感と不信感を抱いてる。それは間違いねえ。だが、俺はあいつらが裏でそういう事をやる連中だとは思えねえんだ。奴らが俺たちに対して戦いを仕掛けるなら、正面から堂々と来るはずだ」
「えっ!? で、では、一体誰が? どんな目的でそのような事を!?」
驚く僕とレイナーレに対し、アザゼル様は机の引き出しから一枚の写真を取り出す。
「これを見てみな」
「これは……」
そこには【異形】としか言いようのない男の姿が映っていた。左右に張り出した、大きく、尖った耳。その耳まで裂けた鋭い牙が並んだ大きな口。真っ赤にギラギラと光る鋭い目。まるで怪奇映画に出てくるコウモリ男といった恐ろしい風貌だ。
「総督閣下、この人は?」
「そいつは、一応は俺の部下の一人……といっても俺の命令なんぞロクに聞きもしねえが……俺たち【神の子を見張る者(グレゴリ)】の大幹部のコカビエルだ」
「えっ!? こ、こちらがあのコカビエル様!!?」
レイナーレが驚きの声を上げる。【コカビエル】といえば僕も聞いた事がある。聖書にも登場する強大な堕天使。
しかし僕が驚いたのは彼のあまりの異形ぶりだ。これまで僕が出会った堕天使たちは翼を出さない限りは人間と外見は全く変わらない。それに僕の愛しのレイナーレはもちろん、カラワーナさんもミッテルトちゃんもいずれも大変高レベルな美女であり美少女だ。アザゼル様も大変なイケメンだし、【堕天使には美男美女がとても多い!】というイメージを持っていた僕にとって、まさに【怪物】としか言いようのない(失礼!)彼の姿は衝撃を受けるのに十分だった。
ずっと写真に見入っている僕にレイナーレが訝し気な表情を浮かべる。
「ミコト……? どうしたの? そんなにじっと写真を見て。何か心当たりでもあるの?」
「い、いや……君やアザゼル様とは同じ堕天使でもずいぶんと姿が違うなって思って……」
「まあっ! ミコトったらそんな事を考えていたの? ウフフッ……まあ、私たちを見ていたら確かに驚くでしょうね……確かに堕天使には私たちのように人間と見た目は変わらない者が多いのだけど、中にはこのような姿の人もいるのよ」
レイナーレはそう微笑む。
「そ、そうなんだね……」
僕は内心、レイナーレが彼のような姿でなくて本当に良かったと思った。そんな僕にレイナーレは悪戯っぽい表情を浮かべたが、さすがにアザゼル様の手前、その場でそれ以上突っ込む事はなかった。
「そ、それでこちらのコカビエル様が何かあったのでしょうか?」
「ああ、確かな証拠はねえが……例のグレンデルの件だが、俺もシェムハザもおそらくこいつが仕組んだ事だと思ってんだ」
アザゼル様の言葉に僕とレイナーレはさすがに驚く
「えっ!!?」
「コカビエル様が!!? グレゴリの大幹部が!!?」
「い、一体それは……?」
僕はアザゼル様に問う。するとアザゼル様は真剣な表情を浮かべる。
「尊、お前もよく知っているように俺たち堕天使と悪魔、そして天使は長い事、激しく殺し合って来た……」
「は、はい……」
「そして互いに傷つき、多くの犠牲を出した。俺も多くの部下を失っちまった……そんな不毛な戦いに疲れた俺たちの間でひとまず戦争をやめようという声が上がった。俺もその一人だ」
そう語るアザゼル様の拳はかすかにふるえている。
僕はまだ仕えるようになって間もないけれど、それでもはっきり分かるほどにアザゼル様は人一倍、部下思いで情の厚い方だ。それだけに戦争で多くの部下を死なせてしまった事に強い悔恨の念があるのだろう。そんなアザゼル様を見つめるレイナーレの目も潤んでいる
「…………」
「それでひとまず休戦協定が結ばれた。だが、誰もがそれに納得したわけじゃねえ。長い戦いは多くの連中の運命を狂わせた。敵対する種族の奴に大切な者を殺されて深い恨みを持った奴は大勢いる。戦いの日々に慣れてそれしか知らず、平和な世では生きられねえっていう奴もいる。どの勢力にもそういう連中はたくさんいるんだ。俺たち堕天使の中にもな……」
「…………」
僕はアザゼル様の話を聞きつつ、隣にいるレイナーレを見る。
「うっ……うっうっ……」
彼女の肩はふるえて、必死で声を押し殺しているが涙をポタポタと落としている。
「レイナーレ……」
僕はふるえている彼女の肩を抱いて抱き寄せる。なぜ泣くのかは僕にはよく分かる。彼女は【アザゼル様に喜ばれ、認められたい!】という思いから、そのアザゼル様の意思に結果的に背いてしまい、悪魔との戦争を再び引き起こしかねないような行為に走ってしまったのだ。そのアザゼル様に直接会って、その人柄と思いを知った今、彼女は深い悔恨と主に対する申し訳ない気持ちで一杯なのだろう。
そんな彼女をカラワーナさんとミッテルトちゃんも沈痛な目で見つめている。
「レイナーレ様……」
「姉さま……」
「………………」
アザゼル様はそんな僕たちの様子をしばし見つめた後、言葉を続ける。
「そしてコカビエル……奴は【戦争狂】だ。戦いたくて戦いたくて仕方がねえんだ。戦いに勝つ事、敵を倒すのが奴の生き甲斐なんだ。だから奴は戦争を止めようという俺に不満を持ってそれをあからさまにしてる。口で俺に対する不満や悪口を言うのは構わねえ。だが、奴が実力行使に出た場合には、俺は堕天使総督として奴に鉄槌を下さなくちゃならねえ」
アザゼル様は決意を込めた厳しい表情で言った。
そしてアザゼル様は僕たちを改まった表情で見つめる。
「尊、レイナーレ、お前たちに告げておく」
その言葉に、僕にすがって泣いていたレイナーレもアザゼル様の方に振り返って姿勢を正す。そんな彼女を見てアザゼル様はうなずき、僕たちに命令を伝える。
「今後、コカビエルか奴の配下の連中がもしかしたらお前たちに【俺の部下になれ】とか誘いをかけてくるかもしれねえ。俺が悪魔との和平を望んでいる事を利用して【アザゼルはお前たちを悪魔との和平の生け贄に奴らに引き渡す気だ】とか疑心暗鬼になるように仕向けたりとかな……もちろん、お前たちがそんな誘いに乗るような奴じゃないと俺は信じてるが、何かあったら昨日渡した通信機で知らせろ。すぐに援軍を送ってやる」
そう言ってアザゼル様は笑った。
「総督閣下、ありがとうございます!」
「良いって事よ。それと尊、お前はさらに訓練に磨きをかけろ。レイナーレと一緒にな」
「はっ!」
「よし、じゃあ今日の用件はこれで終わりだ」
「はっ! 総督閣下、今日は誠にありがとうございました!」
僕たち四人はそう改めてアザゼル様に心からの礼を述べて、執務室を退出した。
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宿舎へと戻った僕たちは4人で昼食を取る。もちろん左手で。まだぎこちなくはあるが、それでも最初から比べると、かなり慣れて来た感はある。その後、僕とレイナーレは手を取り合って寝室に入る。
部屋に入った僕とレイナーレはベッドに腰掛けて身を寄せ合う。そこでレイナーレは僕を見つめて言う。
「ミコト、私、今日、改めて思ったの。アザゼル様は素晴らしいお方だって……今まで、私はあの方の事を何も知らずにただ憧れていたわ。でも、実際にお会いして、私、これほどの主に仕える事を心から喜ぶ事が出来たの。ミコト、あなたはどう思った?」
「うん。アザゼル様はレイナーレ、僕の大切な君をあのグレモリー眷属たちから守って下さっている。彼らに追われた僕たちを温かく迎え入れて下さって、最大限の配慮をして下さっている。そして今日のアザゼル様のお話を聞いて、この方は本当に情に厚くて部下を大切にされる方なんだと心から思った。僕もあの方にお仕えできる事をとても嬉しく思うよ」
そう僕はレイナーレに微笑む。すると彼女は潤んだ目で僕を見つめて心から嬉しそうに微笑む。
「ミコト、嬉しいわ! あなたもそう思ってくれて! 私、今はとても幸せよ! 愛しいあなたと共に、最高の主にお仕えできるのだもの……」
「レイナーレ……」
僕とレイナーレは互いにそっと顔を寄せて、唇を重ねる。唇を離した彼女の美貌は赤く染まって目は潤んでとてもいじらしい!
「ミコト、私、アザゼル様に多大なご迷惑をかけて、その上、大変なご恩をいただいたわ。私、これから、あの方に誠心誠意お仕えして、それを返していきたいの。あなたと一緒に。だからミコト、あなたに絶対に堕天使になって欲しいの! 愛するあなたと永遠に一緒にいて、一緒に敬愛する主にお仕えする。それが今の私の願いなの!」
「レイナーレ……!」
僕は愛しい彼女をギュッ!と抱き締める。
そして僕はレイナーレの唇に自分の唇を重ねる。彼女の舌と僕の舌がねっとりと絡まり、熱い……熱いディープキスに僕たちは突入する。
「はむっ……るろっ……れろれろ……ぺちゃあっ……ああっ……レイナーレっ……!好きっ……!大好きっ……!」
「あふっ……あむっ……はふうっ……ああんっ……!ミコトっ……私もあなたが大好きっ……ふああっ……」
僕はレイナーレの舌を夢中でむさぼり、唾液を彼女の口内に注ぎ込む。
熱く、熱く互いの舌を求め合う僕とレイナーレ。その後、ようやく舌を離してお互いの顔を見つめ合う彼女と僕。赤く染まり、恍惚とした表情を浮かべた彼女の顔はとても美しく、僕の心を虜にする。
ああっ……! レイナーレっ! 君って何て素敵なのっ! 何て可愛いのっ!
僕より遥かに年上……おそらく何百年以上も悠久の時を生きているはずの彼女……なのに彼女はあまりにも美しくていじらしい! もう、彼女と離れて生きるなど絶対に考えられない! 絶対に耐えられない!
「レイナーレ、僕は誓うよ! 君がさっき言ってくれたように、僕は絶対に君と同じ堕天使になる! 君と一緒にアザゼル様に仕え、君と永遠に添い遂げる! 絶対にね!」
僕の誓いの言葉にレイナーレの美貌が歓喜に輝く。
「ああっ! ミコトっ! 嬉しいっ! 嬉しいわっ! ええ、必ず堕天使になってっ! 永遠に私と一緒にいてっ! 愛してるっ! 愛してるわっ! 私のミコトっ!」
そうレイナーレは僕への愛を熱く叫んでくれる。そして彼女は僕を誘う。
「ミコト、さあ……来てっ! 私を存分に愛してっ!」
彼女は上はその張り詰めた大きく美しい胸に食い込んでいる乳首を隠すだけの黒の胸当て、下はやはり秘部を申し訳程度の隠すだけの黒の紐状パンティーという、例の彼女の美しくて卑猥すぎる魅惑の体の魅力を最大限にアピールするほぼ全裸に近い扇情的な姿だ(僕がいつも家ではこの姿でいてと強く望んでいて、彼女はそれに「もう! エッチっ!」と言いつつも応えていてくれているのだが)。一方、僕は白のワイシャツに黒のズボンというやはりいつもながらの姿だ。
僕はいつもながら例えようもないほどに美しいレイナーレの美貌と、性的魅力にあふれた彼女のいやらし過ぎる魅惑の体に見惚れる。
彼女のツリ目の赤い情熱的な瞳の整った美貌……香しい香りを漂わせる艶やかな長い黒髪……白く滑らかな肌……重力に逆らうように丸々とはち切れんばかりに張り詰めた、美しい巨乳……その頂の、ビンビンに勃起して突き出し、胸当ての黒布の上にくっきりとその形が浮き出している、いやらしい大きな乳首は、最近のあの【ニプルブラスト】の特訓の結果、僕の激しい指での刺激を受ける事で、さらに硬くなって大きく膨れ上がり、長くなっていてそのあまりの卑猥さに僕は見つめる度に股間が激しくうずく。そして引き締まったへそにくびれた腰の見事な曲線……引き締まった丸く美しい尻……むっちりした太もも……すらりと伸びたしなやかな手足……どこもまさに完璧で僕の心を捕らえて離さない魔性の体!
僕は手を伸ばして、目の前に張っている彼女の張り詰めた胸の頂の、黒の胸当ての上にくっきりと浮き出し、今にも薄い黒布を突き破りそうな、カチカチに硬く勃起してビン!と突き出している彼女の卑猥極まる大きな乳首を指ですりっ……! とさする。
「あっ!!」
それだけでレイナーレは美貌に悩ましげな表情を浮かべてビクッ! と体をふるわせて甘い声であえぐ。さらに僕は彼女の張り詰めた胸を、引き締まったへそを、丸いすべすべなお尻を、黒の紐状パンティーに覆われた彼女の秘部を、背中を、彼女の体中を優しくさする。
「あっ! あっ! ああんっ! ミコトっ! ああんっ!」
僕はレイナーレの魅惑の体のすべすべで素晴らしい感触に、彼女の甘いあえぎ声に、恍惚とした表情を浮かべた彼女の美しい顔に興奮し、僕の性欲は激しく高まる。
「ああっ! レイナーレっ! 裸になってっ! 君のいやらし過ぎる乳首をっ! 君のアソコを見せてっ!」
僕は興奮してそう叫びつつ、彼女の張り詰めた大きな胸に食い込んでいる黒の胸当てと、腰に食い込んでいる黒の紐状パンティーに指をかける。
「あっ!! あんっ!! ミコトっ!!」
僕は彼女の胸に食い込んでいる胸当てと、腰のパンティーを同時にビリビリーーーーッ! と引き剥がす。
「あっ!!! あああんっ!!!」
レイナーレの甘い叫びと共に彼女の張り詰めた大きな乳房がぶるるんっ! と弾んで、僕が好きでたまらない、彼女のカチカチに硬く勃起してビン! と突き出している、卑猥極まる大きな乳首がさらされ、同時に黒の陰毛で覆われた彼女の秘部もさらされ、彼女は全裸となった。
そして僕に全裸にされたレイナーレは美貌に妖艶な笑みを浮かべて、僕にその美しくていやらしい魅惑の裸体を見せつける
「ウフッ……ウフフッ……」
彼女の大きな乳房は重力に逆らうかのようにパンパンに張り詰め、見事な球形でとても美しい! そしてその頂の乳首は前々から僕の毎日の激しい愛撫を受けて充血して変色し、膨れ上がって大きくてカチカチに硬くビンビンに勃起してとても卑猥だったが、【ニプルブラスト】特訓によってますます硬く、長くなってそそり立ち、そのいやらしさはたまらない! そして引き締まったへそ、黒の陰毛に覆われたむき出しの秘部、そのあまりの裸体のいやらしさに僕の股間はもう爆発寸前だ!
レイナーレは美貌に自信に満ちた表情を浮かべて僕を見つめている。自分の自慢の美しく卑猥な裸体が僕を虜にしている事を、彼女はよく知っているのだ。彼女を見つめる僕も、この自信に満ちた彼女の表情が、彼女の美貌をさらに引き立たせてるのでそれが大好きなのだ!
「ウフッ……ミコトったらそんなに夢中で私の裸を見つめてっ……私が、私のこの体が好きで好きでたまらないのね♪」
レイナーレはまた妖艶に微笑む。
「うん! そうだよ! 僕は君が、君のそのその綺麗な顔が……そのいやらしい体が好きで好きでたまらないのっ! 愛してるよっ! 僕のレイナーレっ!」
「ウフッ……嬉しいわ♪ でも、そういえば今日、あなた、あのコカビエルの写真を見て、【君とはずいぶん違う】って言っていたわよね♪」
レイナーレは悪戯っぽい表情を浮かべる。彼女はアザゼル様の前ではグレゴリの大幹部であるコカビエルの事を「様」付けで呼んでいたが、今は呼び捨てにしている。やはり彼女としても尊敬するアザゼル様に無礼で叛意を抱いているコカビエルに対する反感があるのだろう。
「い、言ったけど、それがどうかしたの?」
「ウフッ……あの時、あなた、【私(レイナーレ)があんな姿でなくて良かった!】って思ったでしょう?」
「うっ……!」
確かにそう思ったのは事実だ。でも……
「という事は……私がもしコカビエルのような姿だったら……あなたは私を愛さなかったって事かしら?」
レイナーレは悪戯っぽい表情で突っ込んできた。それに対して僕は思わず怒鳴る。
「レ、レイナーレ! 君だって君のその美しさで僕を誘惑しようとしてああいう形で僕に近付いたんでしょっ! だ、だったらお互い様じゃないっ!」
「ウフッ♪ ごめんなさい。確かにそうね♪ 冗談よ♪ そんなに怒らないで♪」
とレイナーレは微笑む。
「も、もうっ! レイナーレったら!」
僕はあえて少し拗ねて見せた。するとレイナーレはその白く滑らかな手で僕の頰に触れる。
「あっ……」
「ごめんなさいね。私のミコト……私、本当に嬉しいのよ……嬉しくて嬉しくてたまらないの……あなたが私にいつも夢中でいてくれているのが……いつも私だけを見てくれているのが……私だけを求めてくれるのが……」
「レイナーレ……」
「あの、私を追ってあの教会に初めて来てくれたあの日、あなた、私に言ってくれたわね。【僕と君が出会ったのは運命だった。僕は君と出会って神器を発動させて君と結ばれる。それは最初から決まっていた事なんだ】って……そうよね。あなたはいつでも私の事だけを思ってくれているわ。私への愛で神器を発動させて、グレモリー眷属の悪魔どもに命懸けで立ち向かって私を守ってくれて、愛のこもった神器の力で私のこの体を喜ばせてくれる。そんなあなたは私の全てよ。愛してる! 愛してるわ! 私のミコト! 私、もうあなたなしでは生きていけない女になってしまっているのよ」
そう潤んだ目で僕を見つめるレイナーレ。その彼女に僕の心も彼女を愛しく思う気持ちで胸がいっぱいになる。
「レイナーレ! 僕だってそうだよ! 僕ももう君なしでは生きていけないもの! 愛してる! 愛してるよ! 僕のレイナーレっ! 絶対に君をグレモリー眷属から守り抜くからっ! そして君と永遠に添い遂げるからっ!」
「ミコトっ!! 嬉しいっ!! 嬉しいわっ!! さあっ!! 来てっ!!」
レイナーレは涙の溜まった目で僕を見つめ、僕の愛撫を求める。その彼女の魅惑の裸体に僕は近づき、彼女の張り詰めた大きな乳房に手を伸ばして、今度はむき出しとなった彼女のビンビンに勃起してそそり立っている卑猥極まる大きな乳首を直に指ですりっ……とさする。
「あっ!! ああんっ!!」
それだけでレイナーレはまたビクン!と裸体をふるえわせて美貌に悩ましげな表情を浮かべてあえぐ。僕の毎日の激しい愛撫に加えて、【ニプルブラスト】発動の練習とそれに伴う凄まじい刺激を受ける事によって彼女の乳首は、先に言ったように肥大化してその外観はこれ以上ないほどにいやらしくなり、その感度は極度に敏感になっている。
「ああっ……! レイナーレっ! 君の乳首っ! こんなにまでいやらしくなってっ……! 僕っ……僕っ……アソコが熱くてたまらないっ!」
そう、僕の股間はもう耐え難いほどに熱くなって、猛り立っている。
「ああっ……! ミコトっ! あなたのオチンチン、そんなに熱く大きくなっているのねっ! 私のこのいやらしい乳首に興奮してっ……! ああっ! そんなに大きく、熱くなっているならズボン履いたままじゃ苦しいでしょっ?良いのよっ! ズボン脱いでっ!」
「う、うんっ!」
レイナーレの言葉に、僕は急いで腰のベルトを外してズボンを脱ぎ捨てる。すると白のブリーフパンツをもう突き破りそうなほどに僕の男根は猛り立ち、大きく勃起している。
「ああっ……! 本当……! ミコトのオチンチン、そんなに大きくなってっ……! 私の乳首にそんなに興奮してくれてっ! 嬉しいっ! 嬉しいわっ! 良いのよっ! あなたが大好きな私のこのいやらしい乳首でっ! 私の体でそのオチンチンの猛りを静めてっ! 私の可愛いミコトっ!」
レイナーレの卑猥な愛の言葉に、彼女のいやらしすぎる裸体に僕の股間のうずきはもう限界に近付く。
「あああっ……! レイナーレっ!」
僕は極度に興奮しつつ、愛する彼女の張り詰めた大きな両乳房をむにゅうっ! と思い切りつかむ。両手に感じる彼女の弾力にあふれた乳房の素晴らしい感触!
「あっ!! あはああんっ!!」
レイナーレが裸体を大きくのけぞらせる。僕はさらに彼女の乳房をぐにゅっ! ぐにぐに! ぐにいっ! と激しく揉みしだく。彼女の張り詰めた乳房は僕の手を押し返して来て、それが僕を激しく興奮させる。
「ああっ!! レイナーレっ!! 君の胸っ!! ムチムチしてすごく気持ち良いっ!!」
「あはっ!! ミコトおっ!! 胸気持ち良いわあっ!! もっともっと揉んでえっ!! あはあああっ!!」
そして僕は再びレイナーレの硬く勃起した大きくいやらしい乳首をすりっ……! とさする。
「あっ!! ああんっ!!」
僕はさらに彼女の乳首をすりすりっ……すりっ……すりりっ、と繰り返しさする。
「あっ!! あっ!! あっ!! あはあんっ!! ミコトおっ!! ち、乳首気持ち良いわあっ!! あはんっ!!」
僕の指の動きと共にレイナーレのビンビンに勃起した大きくいやらしい乳首がぶるっ!
ぶるぶるっ! と激しくうごめき、彼女は美貌に恍惚とした表情を浮かべて甘い声であえぐ。僕は彼女のその乳首を入念に、余すところなくさすり回す。乳頭を……側面を……そして乳輪を……
次に僕は彼女のそのいやらしい乳首を指できゅっ! とひねる。
「あっ!! あはああっ!!!」
レイナーレがビクン!と今度は大きく裸体をのけぞらせる。本当に彼女の乳首は最高だ! 充血して変色して膨れ上がって長くてビン! とそそり立っている、見るだけで射精しそうになるほどのいやらしい外観をしている。そして石のようにカチカチに勃起してコリコリとした感触と、ムッチリとした弾力感を併せ持っていて、指でも触っても舌で舐めてもその感触は素晴らしい。その上、極度に過敏で、指で乳首に軽く触れただけでも、彼女は身震いするほどに感じてくれる。ましてや指で強くひねったり、歯で噛んだりすれば絶叫して狂おしいほどに淫らにもだえてくれる。まさに僕の心を捕らえて離さない【魔性の乳首】だ!
「ああっ! レイナーレっ! 本当になんてすごいのっ! 君の乳首っ! こんなに大きくていやらしくてっ!」
僕は感激して叫びつつ、今度はその彼女の【魔性の乳首】を力いっぱいぎゅりっ! とひねる。
「ふっ!! ふひいいいいいっ!!!」
レイナーレが絶叫して裸体をのけぞらせる。その彼女の痴態は僕をさらに興奮させる。
「ああっ! 嬉しいよっ! こんなにまで感じてくれてっ! もっともっと君を感じさせてあげるっ!」
僕はさらに彼女の乳首を夢中でぎゅりっ! ぎゅりぎゅりっ! ぎゅりりいっ! と激しくひねり回す。
「ふっ!! ふぎいいいいいっ!!! ミ、ミコトおおおっ!!! わ、私いいいっ!! そ、そんなにち、乳首攻められてえええっ!!! か、感じすぎてっ!! は、はひいいいいっ!!! き、記憶が飛んじゃいそうよおおおっ!!! あひっ!! あひゃあああああんっ!!!」
僕の激しい乳首攻めに、レイナーレは長い黒髪を振り乱し、目から涙を、口元からは涎を垂れ流し、美しくいやらしい裸体をのけぞらせて狂おしく絶叫し、もだえ狂った。
そして……
「あはあんっ……はあはあっ……ああんっ……」
レイナーレの腰の力がガクッと抜けて、彼女はへなへなとベッドに座り込む。そして僕は彼女の裸体を横から抱き抱えるようにして一緒にベッドに座り込む。
「はあんっ……あああっ……ミ、ミコトおっ……」
そう甘い声であえいでいるレイナーレの魅惑の裸体は汗でびっしょりと濡れて、陰毛もぐっしょりとしていて、辺りに甘酸っぱい匂いが立ち込めている。そして僕に指で激しく攻められた彼女の乳首はさらに硬く長くなってビン! と上に向かって突き出していてその卑猥さを増している。
あっ……!! あああっ……!!
レイナーレの乳首のあまりのいやらしさ……彼女の張り詰めた大きく美しい乳房……赤く染まった妖艶な美貌……甘い声……甘酸っぱい汗の匂い……引き締まったへそ……ぐっしょりと濡れた陰毛……その全てが僕の心を激しく魅了し、僕の股間はまた激しく猛り立つ!
あああっ! レイナーレっ!! 何で!! 何で君はそんなにいやらしいのっ!! 何でそこまで僕を虜にするのっ!! 僕、僕、いつも君となら何度でもできる気がするのっ!!
そう、レイナーレと一緒に暮らすようになってから僕は自分の性欲の異常なまでの強さに驚いている。彼女と出会うまでは女性と付き合った事もなく、当然童貞だった僕が、レイナーレとは毎日毎日、何時間も繰り返しセックスしているのだ。彼女と激しく交わった後でも、その後、彼女の魅惑の裸体を見つめていると、とりわけ彼女の張り詰めた大きな乳房といやらしすぎる大きな乳首を見ていると、すぐにまた勃ってしまい、また彼女を激しく求めるのだ。まさに彼女は僕にとって【愛しい魔性の女】であり、彼女の体は【魔性の体】なのだ!
僕は目の前に張っているレイナーレの大きな乳房をまたぎゅむっ! とつかむ。
「あっ!! ミコトっ!! あああんっ!!」
僕の指がレイナーレの張り詰めた大きな乳房に深々と食い込み、彼女の乳房が卑猥な形に変形する。僕は僕の手を押し返してくる彼女の乳房のムチムチの弾力感を味わいつつ、さっきまで指で激しく攻めていたビンビンに勃起して突き出している、彼女のいやらしすぎる大きな乳首にるろっ……と舌をはわせる。
「あっ!! ああんっ!!」
レイナーレがまた裸体をビクッ!とのけぞらせる。そして僕はそのまま彼女の乳首を舌で思う存分なめ回し、また指でもさすってその素晴らしい味わいを楽しむ。
「るろっ……れろれろ……るろおっ……ぺちゃあっ……ああっ! レイナーレっ! 何て何ておいしいのっ! 君の乳首はっ! るろっ……るろるろっ……」
「あああんっ!! ミ、ミコトおっ!! そ、そんなにまで私の乳首をっ!! あはっ!!あ、愛してくれてえっ!! わ、私っ!! う、嬉しいわあっ!! あっ!! あはあんっ!!」
僕は夢中でレイナーレの乳首をなめ回し、指でさすり回して、その硬くてムチムチの味わいを存分に楽しみ、レイナーレはそんな僕の頭を優しく抱いて、甘い声でもだえつつ、僕のなすがままになってくれている。彼女のその乳首は僕の唾液でべっとりと濡れて、テカテカと光ってその卑猥さはたまらない!
「ああっ! レイナーレっ! 君のこのいやらしい乳首は僕の神器のパワーの源っ! 君のこの乳首を愛する事で、僕はどんな困難にも立ち向かっていけるのっ! だから君のこの乳首は僕の最高の宝物なのっ! 愛してるっ! 愛してるよっ! 僕のレイナーレっ!」
僕はレイナーレのこのいやらしく素晴らしい乳首を存分に愛する事が出来る幸せに思わず嬉し涙を流しつつ、愛しい彼女に叫ぶ。すると彼女もやはり嬉し涙を流し、僕の乳首への愛撫に激しくもだえてくれる。
「あはあっ!! ミ、ミコトおっ!! わ、私っ!! あはあんっ!! う、嬉しいっ!!嬉しいわあっ!! わ、私のこのいやらしい乳首がっ!! ふあっ!! だ、大好きなあなたのパワーの源になれてっ!! わ、私っ!! はああんっ!! と、とても嬉しいのおおっ!! だ、だからっ!! ふあああんっ!! こ、こうやってっ!! あはっ!! わ、私の乳首を愛してえっ!! はあんっ!! 愛してるっ!! 愛してるわあっ!! ああんっ!!私のミコトおおおっ!! あはあんっ!!」
そして僕は、彼女のこれ以上ないほどにいやらしく勃起した乳首にむちゅうっ! と思い切り吸いつく。
「あっ!! あはああああんっ!!!」
僕はくわえた彼女の大きな勃起乳首を何度もちゅうううううっ! じゅるるるるーーーーーっ! と思い切り吸い上げる。
「あはああああああっ!!! ミ、ミコトおおおっ!!! 吸って吸ってえっ!!! ふああああああっ!!!」
僕は最後に極限まで肥大化したレイナーレの乳首をガリッ! と歯で噛む。
「ふっ!! ふぎいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」
レイナーレが目を見開いて絶叫する。僕はさらに彼女の乳首にガリッ! ガリッ! と噛みつく。彼女のムチムチした大きな乳首の素晴らしい感触が僕の歯に伝わる。
「はひっ!! はあひいいいいいいいいいいいっ!!! ミ、ミコトおおおおっ!!! はひいいいいいいっ!!! わ、私もおおおおっ!!! ふひっ!! ふひゃあああああああああんっ!!!」
絶叫と共にレイナーレの裸体が大きくのけぞり、彼女の足がビクッ!ビクッ!と痙攣する。彼女は絶頂を迎えたのだ。
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激しい交わりの後、私と尊はべッドで抱き合っている。尊はまた、私の大きくいやらしい乳首を指で優しくさすり、ちゅっ! ちゅっ! と優しくキスを浴びせてくる。その快感に私は淫らにあえぎまくる。
「あっ! あっ! あはんっ! も、もうっ! ミコトったらっ! ど、どこまで私の乳首が好きなのっ! あはっ! も、もう! こんなに可愛い顔してるのにエッチで悪い子っ! あっ! ああんっ!」
「だって……君の乳首っ、そんなに大きくていやらしく勃起してっ、僕、見てるだけで何度でも勃っちゃうんだものっ! 君が悪いのっ! そんなにいやらしすぎる乳首してるからっ! こんなに僕を虜にしてるからっ!」
「そ、そんなっ! あっ! あはああんっ!!」
そして……
私は思う。尊の能力はここ最近の訓練によってかなり向上した。もはや、以前戦ったチンピラ悪魔程度の相手であれば大丈夫だろう。でも、あのグレモリー眷属の連中やコカビエルなどを相手にした場合を想定すれば用心に用心を重ねなければならない。
現在、尊の技で強敵相手でも倒す事が出来るものといえば、あの対グレンデル戦で繰り出した【ニプルブラスト】。私としては正直とても恥ずかしいけれど、愛しい尊の、この子の力となれる事はとても嬉しい。だから、これからも私はこの子の為にいつでも裸になって、この子が大好きなこの乳首でこの子を支える!
でも、この【ニプルブラスト】は発動にとても時間がかかるのが大きな難点だ。対グレンデル戦ではカラワーナとミッテルトが囮になってグレンデルの注意を引き付けてくれたおかげで時間を稼ぐ事が出来たが、今後はなかなかそうはいかないだろう。俊敏な敵や遠距離攻撃が得意な敵にあえばあっという間にやられてしまうだろう。
何とかこの技を出来るだけ早く発動する方法はないかと私は考える。そして私はそれを思いつく。
そうだわ……!!
そして私は尊にそれを伝える。すると尊は戸惑った表情を浮かべる。
「えっ!? で、でも、そんな……」
「大丈夫よ。そのくらい。ちょっと痛いだけで命がどうこうなるといった事じゃ全然ないし。それにこの前、それは既に経験済みよ♪」
「レイナーレ……うん……」
尊は愛し気に私を見つめてうなずく。そしてこの子の指がまた私のカチカチに硬く勃起した、いやらしい大きな乳首を優しくさする。ぶるっ! と卑猥にうごめく私の乳首。
「あはっ!! ミコトっ!! あはあっ!!」
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その翌日、僕たちはまた訓練所に赴いて訓練に励んだ。そして夕方、僕たちが訓練の帰り道に人気のない公園のそばを通りかかったところで突然、声が響いた。
「やっほ~~! おひさ~~! 姉さんにミコトく~~ん!」
「…………!!」
忘れようにも忘れられないふざけた軽薄な口調。僕たち全員がその声を聞いた瞬間に【彼】だと察知し、カラワーナさんとミッテルトちゃんが背中に翼を出しつつ、サッ! と僕とレイナーレの前に立って、【彼】の声がした方向から、僕たちの姿が見えないように隠す。
そして僕は、あのアザゼル様から渡された通信機をポケットから取り出して、そのボタンを押す。そう、カラワーナさんたちが僕の前に立ったのは、僕がアザゼル様と連絡を取っているのを【彼】に悟られないようにするため。
【彼】が単独であるのならば、今の僕なら勝つ自信はあるが、他に仲間がいるのかもしれないし、レイナーレたちを守る為には用心には用心を重ねた方が良い……!
「おう! 尊か! どうした?」
「総督閣下! 敵に襲われました!」
「分かった! すぐに行く! それまで何とか持ちこたえてくれ!」
「はっ!」
僕は通信機を切り、声のした方を見つめる。そして姿を現したのはもちろん……
「フリード……!!」
レイナーレが怒りのこもった声を上げる。そう、それはあの、銀髪で変質的な笑みを浮かべた殺人狂のエクソシスト、フリード・セルゼンだった。レイナーレの部下であったが勝手な行動で彼女を窮地に追いやり、グレモリー眷属の教会襲来時には形勢不利とみて、さっさとレイナーレを見捨てて逃げたあの男。
「貴様! レイナーレ様を見捨てて逃げ出したクセに、今更何の用だ!」
「そうっすよ! よく今更ウチらの前に顔を出せたっすね!」
カラワーナさんとミッテルトちゃんが、怒りの表情で光槍を構えてフリードに対して身構える。
「おお~~っ! カラワーナ姉さんにミッテルトちゃんもお元気だっったぁ~~! 久しぶりの再会だってのにツレませんねぇ~~」
フリードはあの人を小馬鹿にした態度を崩さない。
「そういやぁ~~ 一人足りませんねぇ~~ ドーナシークのおっさんはどうしたんですかぁ~~?」
フリードの軽薄な口調の問いかけに僕は怒りと不快感を覚えるが、それに応じる。それは彼がバカにした態度とはいえ、会話を投げかけてくるのはアザゼル様の来て下さるのを待っている僕たちとしては都合が良いからだ。
「ドーナシークさんは……僕たちをグレモリー眷属の悪魔たちから逃げる時間を稼ぐためにその身を犠牲にした」
「ほえええ~~っていうとあのおっさんも役にたったんですねぇ~~俺っちもご冥福をお祈りするでございます~~アーメン」
フリードはふざけた態度で十字を切った。
「貴様っ……!!」
カラワーナさんが怒りのあまり、今にもフリードに飛びかかろうとするが、その彼女をレイナーレが怒りを押し殺した声で押しとどめる。
「カラワーナ、あなたの気持ちはとてもよく分かるし、私もあの男を今すぐにでも殺してやりたいと思うけれど……しばらく我慢して……」
そう、レイナーレもここは時間を稼がなくてはならない事を理解しているのだ。
そしてレイナーレはフリードを睨みつけつつ怒りのこもった声で尋ねる。
「それで、何の用でここに来たのよ? まさかそんな話をわざわざするために来たんじゃないでしょう?」
「もちろん、その通りだ」
とフリードとは別の男の声が聞こえ、初老の太って眼鏡をかけた、司祭服を着た男が現れた。その男には2人の、やはり司祭服を着たエクソシストらしい男が従っている。
「あなたは?」
突然現れた男に僕は尋ねる。
するとその男は名乗った。
「私はバルパー・ガリレイ。元、教会の大司教にして天才科学者だ。不当にも教会を追われ、今は堕天使コカビエルと組んでいるがな……」
その言葉に僕は驚く。
「コカビエルと! じゃあ、そこにいるフリードも……!」
思わずフリードに視線を向ける僕、すると彼は薄笑いを浮かべつつ肯定する。
「その通りでやんす~~今の俺っちはコカビエルの旦那と組んでるでございますですよ~~」
という事は、先日アザゼル様が仰ったようにやはりコカビエルは……
僕はその男……バルパー・ガリレイがここに来た目的と彼がこれから語るであろう事を予測する。
そしてバルパーが語りだす。
「神器【情念の炎】を宿す少年よ。先日、グレンデルを倒したという君の話を聞いて興味を持ってね、君の事を調べさせてもらったよ。君はそこにいる堕天使レイナーレと恋仲になって、グレモリー眷属の悪魔どもの怒りを買った彼女を守るために連中と敵対して連中に追われる身になったそうだね」
「はい、その通りです」
「そして、君たちは堕天使総督のアザゼルの庇護を求めてここに逃れてきた。だが、アザゼルは悪魔との戦争再開を望んでいない。そしてそこのレイナーレはそのアザゼルの命令を破って悪魔どもを怒らせ、戦争再開に繋がりかねない事態を引き起こした」
「…………」
僕はひとまず黙って聞いている。時間稼ぎのためにも、彼がこれから間違いなく言うであろう事を言うまではという気で。そしてバルパーはそれを口にする……
「それで今、アザゼルは君たちに内緒で魔王サーゼクスやリアス・グレモリーとの間で君たちの引き渡しをめぐって交渉を続けている。このままでは近々、君たちはグレモリー眷属に引き渡される事は間違いない。だから我々の仲間になるとよい。大丈夫だ。我々は悪魔どもとは不倶戴天の敵だ。奴らと戦う意思に燃えている。君たちを明確な敵である悪魔どもに引き渡したりはしないと断言する。それに君の神器の力があれば、活躍してコカビエルの高い評価を得られる事は確かだと保障しよう。どうだ? 我々の仲間になるか?」
「お断りします」
僕ははっきりと伝えた。まだアザゼル様は到着されないが、話がここに至っては曖昧な態度を取る事は許されない。
バルパーは不機嫌そうな表情を浮かべる。
「何故だ? 我々は悪魔どもを敵とする者同士だ。悪魔に命を狙われている君たちが我々と手を組めない道理はないと思うが?」
「そうでございますですよぉ~~何考えてのぉ~~? このままじゃキミたちぃ~~確実にグレモリー眷属のクソ悪魔どもに引き渡されて殺されるよぉ~~」
フリードもそう言って僕たちの不安を煽ろうとする。だが、僕たちにそれに動ずるはずもない。僕は彼らにはっきりと伝える。
「理由はまず、アザゼル様がとても信頼のおけるお方だという事です。アザゼル様はグレモリー眷属に追われていた僕たちを快く迎え入れてくださり、僕たちの身を守ろうと使いの人を寄越してもくださいました。そして命令違反をしたレイナーレの事を許して彼女と僕がご自分に仕える事をお許しくださり、僕たちの生活のあらゆるところに援助をしてくださってもいます」
「先日、グレモリー眷属たちがレイナーレの引き渡しを要求してここに押しかけてきた時も、アザゼル様は彼らの要求を拒否してくださり、さらに魔王サーゼクス・ルシファー様に話をしてグレモリー眷属たちの行動を抑えてもくださいました。そんなアザゼル様を僕たちが信頼しない訳がありません」
僕の話を聞いてバルパーは不機嫌そうに顔をしかめ、フリードは吐き捨てるようにつぶやく。
「そうか……アザゼルめ……既に手を……」
「ケッ! つまんねえ!」
僕はそのまま話を続ける。
「第二に、あなたたちの目的は悪魔や天使と再び戦争を引き起こす事にあるのでしょう? 確かに、僕はグレモリー眷属の悪魔たちと戦っている。でも、それは戦いが好きだからじゃありません。レイナーレを、僕の何よりも愛する彼女を彼らが殺そうとする。だから僕は彼女を守るためにやむなく戦っている。僕が戦う理由はそれだけです。いずれは彼女と平和の中で愛し合って幸せに暮らしたい。しかし、あなたたちは戦乱の中でただ殺し合いに生き甲斐を感じる、そんなコカビエル様と手を組んでいる。それは僕が求めているものとは全く違う! 僕はレイナーレを、愛しい彼女を常に死の危険にさらすなど絶対に嫌です!だから僕は、三勢力の争いをなくそうというアザゼル様のお考えに賛同します!」
「ミ、ミコト……!!」
僕の言葉にレイナーレの目が潤む。
カラワーナさんとミッテルトちゃんも叫んだ。
「そうだ! ミコト殿の仰る通りだ! 私たちはアザゼル様を信頼してどこまでもあのお方に従う! そんなフリードのようなゲスを仲間にしている連中など信頼できるか!」
「そうっすよ! ウチらはミコトくんとレイナーレ姉さまの決定に従うっす! アンタらなんか願い下げっす!」
一方、バルパーとフリードは白けたという表情を浮かべている。
「バルパーのじいさん~~俺、このチキン野郎の甘ったりぃ寝言聞いてて思いっきり白けちまったんすけど~~こいつら殺しちゃってよござんすかぁ~~?」
「そうだな。彼らは我々の役にはとても立ちそうにないな。アザゼルに我々の事を知られても面倒な事になりそうだしな……」
「あっさりと本性を現したわね……あなたたちで私たちに敵うと思っているの?」
レイナーレがフリードとバルパーを睨みつけつつ言った。まだアザゼル様は到着されず、4対4で人数は互角だが、こちらは堕天使3人に僕も神器持ちなのに対して、向こうは全員人間で戦闘能力が高いのはフリードだけらしく、僕らの方が圧倒的に有利に思えるし、しかもバルパーは戦闘が得意なようにはとても見えない。
「もちろん、我々だけで君たちを始末できるとは思っていないさ。だが、こちらにはこういう切り札があるのさ」
バルパーがパチッと指を鳴らす。すると闇夜からズシンズシン!と地を揺らしながらなにか巨大なものが近付いてくる。
姿を現したそれは、体長10mはありそうな巨大な犬……狼というべき姿の怪物だった。黒い巨大な体躯に三つの頭、その三つの顔は暗闇にギラギラと輝く血のような目と、大きな何物をも噛み砕きそうな巨大な牙を持ち、太い足には鋭い巨大なかぎ爪が生えている。そのあまりに恐ろしげな姿に僕は思わずゾクッとする。
その怪物は辺り一帯を震わせるほどの凄まじい声で吠える。
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!」
「ケルベロスね……」
レイナーレが言った。ケルベロスといえば僕も何度も聞いた事がある。ギリシア神話に登場する【地獄の番犬】の異名を持つ恐ろしい怪物だ。
僕たちはついに臨戦態勢に入る。僕の隣にはレイナーレがいて、僕たちの前には黒の翼を出して、光槍を構えたカラワーナさんとミッテルトちゃんが僕らを守る形で前に立っている。
そして僕たちから少し離れた所に、腰に差していた剣を抜いたフリードと、バルパーがいて、その後ろにケルベロスの巨体がそびえている。
「ほらほら~~どういたしやしたかぁ~~? すっかりビビっちまいましたかぁ~~?」
フリードが僕たちに嘲笑を浴びせる。
カラワーナさんが僕の方を振り返って叫ぶ。
「ミコト殿! 奴らの作戦はケルベロスとフリードたちの連携攻撃にあると思います。我々がケルベロスの方に気を取られている、その隙にフリードとエクソシストたちが素早く動いてミコト殿を第一の標的にするという作戦かと!」
彼女の言葉に、僕はあの初めてフリードと戦った時の事を思い起こす。あの時、僕は彼の隙を突いての反撃で何とか勝ったものの、最初は彼の俊敏な動きについていけずに一方的に攻撃を受け、彼はそんな僕を嘲笑っていた。
そうだ……! フリードはあの時の体験から僕をなめているに違いない! 油断さえしなければのろまな僕など恐るるに足らずと。だがそうはいかないよ! 僕はあの時とは違う!
「うん! じゃあ、カラワーナさんとミッテルトちゃんは出来るだけケルベロスの注意を引き付けてっ! 僕とレイナーレはまずはフリードとエクソシストたちを相手にして、彼らを抑えた後でケルベロスに向かうからっ!」
僕の言葉にカラワーナさんとミッテルトちゃんがうなずく。
「はっ! ミコト殿っ!」
「分かったっす!」
そして僕は隣のレイナーレに聞く。
「レイナーレ、いい?」
「ええ、分かったわ。ミコト」
レイナーレはうなずき、僕を妖艶な目で見つめてささやく。
「さあ、ミコト、私を裸にして! 神器を発動させて!」
その彼女に僕はドキッ!と胸を高鳴らせ、股間を激しく猛らせつつうなずく。
「うんっ!」
僕はレイナーレの胸に手を伸ばすと、彼女のその張り詰めた大きな乳房に食い込んでいる黒の胸当ての上にくっきりとその形が浮かび上がっている、僕が好きで好きでたまらない、大きく卑猥な勃起乳首を薄い黒布の上からぎゅりっ! と親指と人差し指で強くひねる。
「あっ!! あはああああっ!!!」
レイナーレが美貌に悩ましげな表情を浮かべて大きく身をのけぞらせる。僕は愛しい彼女のその痴態に興奮しつつ、さらに彼女の乳首をぎゅりぎゅりっ! ぎゅりりいっ!と強く激しくひねり回す。
「ふあっ!! ミコトおおおっ!!! ふひっ!!! ふひゃああああああああああんっ!!!」
レイナーレの絶叫が響き渡り、その瞬間、彼女の体から黒のボンデージが散り散りになってはじけ飛び、レイナーレは張り詰めた大きな乳房をぶるるんっ! と弾ませつつ全裸となり、その美しくいやらしい魅惑の裸体をさらす。そして彼女の体からはじけ飛んだ黒布は僕の両腕へと向かい、僕の両手に装着された。
その様子をバルパーもフリードも、配下のエクソシストたちも唖然として見ている。
「ほあああ……!? 姉さん、いきなりこんなトコで素っ裸になるたぁ……完全に痴女になっちまいましたかぁ~~!?」
「恥知らずな女だ。裸になって我々の注意をそらそうという作戦か……だがそんな手には……」
「それにしても姉さん、エロ過ぎですねぇ~~そのデカイオッパイにスケベなでっかい乳首~~ぜひ俺にも楽しませてくれませんかねぇ~~」
フリードとバルパーの侮蔑の言葉と好色な目にレイナーレはいささかも動じずにその美貌に思わずドキッ! とする妖艶な笑みを浮かべて叫ぶ。
「私のこの体に触れて良いのはミコトだけよ。あなたたちのようなゲスにも見せるのは、私の愛しいミコトの力の源が私のこの体だからよ。そう、私は愛するミコトのためなら何だって出来るの! 人前で裸になる事も、どんないやらしい事をするのもミコトのためなら私は平気よ! 私のこの体でパワーアップしたミコトにあなたたちが敵うわけないわ! さあ、思い知りなさいっ! この至高の堕天使の愛するこの子の力をっ! さあ、ミコトっ!奴らに見せてあげてっ! あなたと私の愛の力をっ!」
レイナーレはその張り詰めた大きく美しい乳房を……その頂の充血してカチカチに硬く勃起してビン! と突き出しているいやらしい大きな乳首を……引き締まったへそを……秘部を……その美の女神も到底及ばない美しく卑猥すぎる自慢の裸体を見せつけるポーズを取る。
その愛しい彼女の言葉に、そして彼女の妖艶な美貌に、最高に美しくいやらしい裸体に、僕の心は一気に高揚する!
「うんっ! 僕は彼らには絶対負けないっ! レイナーレ! こんなに素敵な君の愛がある限りっ!」
僕は襲い掛かってくるフリードたちに対して【ライト・バレット】で迎え撃つべく身構える。だが、そこでディヴェリクスの声が響く。
「相棒、今回はもっと大勢の敵に効率的な技を試してみろ!」
「えっ!? それってどうするの!?」
「レイナーレへの想いを込めて【スプレッド・フォース】と叫べ!」
「う、うんっ!」
「うひょおおおおおおっ!! このナヨナヨ野郎をブッ殺してえっ!! この高慢ちきな痴女堕天使のエロい体をメチャメチャに犯してやんよっ!!」
「おおおおおっ!!」
フリードがそう下劣な言葉を吐きながら、剣を振りかざして僕と全裸のレイナーレ目がけて突っ込んでくる。そして配下のエクソシストたちがサッと左右に動いて、三方から僕たちを攻撃しようとする。
その瞬間、僕はディヴェリクスに言われた通りに叫ぶ。
「【スプレッド・フォース】っ!!」
すると僕の手から黒い神器が三方に飛んで、今にも僕たちに襲いかかろうとしていたフリードとエクソシストたちを襲った
「うわああああっ!!! な、なんだこれはっ!!!」
「ふ、ふひいいいいっ!!! と、取れねえっ!!!」
「あ、熱いいいいっ!!!」
僕は目前の光景に驚く。僕の手から離れた神器は彼らの顔の、目や鼻、口にへばりついてその目や呼吸を困難にしている。
「どうだ? これがお前の新しい技、【スプレッド・フォース】だ。神器が飛び散って敵の目や鼻をふさいで視界や呼吸を遮る。そしてそれは放ったお前の意思なくして決して剥がせねえのさ」
そうディヴェリクスは解説してくれる。確かにこれは多人数を相手にするには【ライト・バレット】よりもずっと有効だ!
「ふ、ふひいいいいっ!!! い、息が出来ないっっ!!! く、苦しいいいっ!!!」
「と、取ってくれええっ!!! た、頼むうううっ!!!」
エクソシストたちは苦しみもだえながら、次々と失神した。そして最後に残ったフリードも……
「ちっ、畜生おおおっ!!! 汚ねえ手使いやがってえっ!!! め、目が見えねっ……!!! 息が出来ねっ……ふごおおおおっ……!!! げはあっ……!!!」
と苦し紛れの悪態をつきつつ、悶絶して意識を失った。
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私とミッテルトはケルベロスに光槍を投げつけ、奴の注意をミコト殿とレイナーレ様からそらす。先日の対空攻撃を持たないグレンデルに対してケルベロスは口から吐く強力な炎による攻撃があり、その射程距離は長く、その上、3つの首が次々とその強烈な火炎攻撃を仕掛けてくるのだ。これは非常に厄介だ。だが……
我々は次々と繰り出されるケルベロスの火炎攻撃をなんとかわせている。つい先日までの私たちならばとてもこうはいかなかっただろう。やはりあの修行の成果だ。私もミッテルトも手応えを感じ、奴らを挑発しつつ逃げる。
「どうした!? そんな攻撃では私たちは倒せないぞ!!」
「やーーーーい!! ワン公!! 撃ち落とせるものなら撃ち落としてみるっす!!」
その私の目に、全裸となったレイナーレ様とその隣にいるミコト殿の姿が映る。どうやら、お二人はフリードたちを撃破するのに成功したようだ。
その瞬間、私の脳裏に、先程レイナーレ様が全裸となって宣言された姿が浮かぶ。
【私の愛しいミコトの力の源が私のこの体だからよ。そう、私は愛するミコトのためなら何だって出来るの! 人前で裸になる事も、どんないやらしい事をするのもミコトのためなら私は平気よ! そして私のこの体でパワーアップしたミコトにあなたたちが敵うわけないわ!】
レイナーレ様の言葉と表情には、ご自分がミコト殿の愛を一身に受けている事への強い自信、ご自分の魅力がミコト殿を虜にしている事への優越感があふれていた。
私の心にレイナーレ様への激しい嫉妬の感情がこみ上げる。しかしそれによって私の目の前の危険への注意を忘れる。その瞬間……!
「カ、カラワーナっ!!! 避けるっすーーーーーーっ!!!」
ミッテルトの絶叫が響き、私はハッ!と我に返る。だがその瞬間、私をケルベロスの強烈な火炎攻撃が襲う。私は必死で避けようとするも、避けきれずに翼に火炎攻撃がかすってしまう。
「うわっ!!! うわあああああっ!!!」
「カラワーナっ!!!」
私の右肩に激痛が走り、私は地面へと落下する。そこにミッテルトが駆けつけて私に抱きつくも、彼女の力では私の体を支えきれずに共に地面に落ちる。
「ぐあっ!!」
「うわあっ!!」
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フリードとエクソシストたちに勝った僕は、彼らが失神した事を確認すると彼らに貼り付いていた神器を回収する。
「リターン!」
僕の手に戻る神器。しかし、その僕たちの目にカラワーナさんがケルベロスの攻撃を受け、彼女を助けようとしたミッテルトちゃん共々、地面に落ちる姿が映った。
「カ、カラワーナっ!!! ミッテルトっ!!!」
「カラワーナさんっ!!! ミッテルトちゃんっ!!!」
驚愕した僕とレイナーレは二人の元に駆けつけようとする。しかし、その僕の脳にディヴェリクスの声が響く。
「うろたえるんじゃねえっ!! お前らが直接攻撃をしたってケルベロスに大したダメージは与えられねえっ!! お前らはニプルブラストを発動してケルベロスを倒す事に専念するんだっ!!」
「……!!」
ディヴェリクスの声にハッとする僕、そしてレイナーレにも当然、ディヴェリクスの声は届いたのだろう。
「ミコト!! あれをお願いっ!! そうすればきっと早く発動できるわ!!」
レイナーレはすがるように僕を見つめて叫ぶ。彼女もカラワーナさんとミッテルトちゃんを助けたいと思う気持ちでいっぱいなのだ。
そうだ……! 僕たちには【ニプルブラスト】が! あの技ならばケルベロスでもきっと! そして昨夜、レイナーレに言われたあれを使えば、きっと技を早く発動出来る……!
そう思った僕はレイナーレを見つめる。彼女の目には涙があふれ、僕を必死の目で見つめている。その彼女に僕はこんな場面なのにドキッ! と胸が高鳴る。彼女の張り詰めた大きな乳房、ビンビンに勃起して突き出している卑猥な乳首に僕は魅入る。
ごめんね! レイナーレ! カラワーナさんやミッテルトちゃんを助けるのにこれしか方法はないからっ!
僕は心の中でそう思いつつ、ズボンのポケットからケースを取り出し、その中身を出す。それは2本の鋭い針……!
「レイナーレ、いくよ……!」
「ええ、ミコト! さあ、刺してっ!」
レイナーレは緊張からか、思わずゴクッと唾を飲み込みつつうなずく。
そして僕はレイナーレの硬く勃起した大きく卑猥な両乳首の乳首の穴にブスッ! と針を突き刺す!
「ふぎっ!!! ふぎゃあああああああああんっ!!!」
レイナーレが絶叫して裸体を大きくのけぞらせ、彼女の乳首から血が噴き出す! そしてそれと同時にその乳首から光のエネルギーがあふれ出す!
「ふっ!!! ふぎいいいいいっ!!! ミ、ミコトおおおおっ!!! ち、乳首があっ!!! 乳首がものすごく熱いわああああああっ!!!! あひゃああああんっ!!!!」
苦痛と凄まじい刺激で目から涙を流し、長い黒髪を振り乱して絶叫するレイナーレ、その彼女の言葉通りに、針を突き刺した彼女のカチカチに硬い大きな乳首が高熱を帯びてさらに卑猥に膨れ上がり、光のエネルギーがさらに輝きを増し、そのエネルギーが僕の手に宿る!
よしっ!!
僕はそのエネルギーが宿った手を、カラワーナさんとミッテルトちゃんに向かってズンズンと迫っているケルベロスに向けて叫ぶ。
「ニプルブラストーーーーーーっ!!!」
「ギャオン!?」
僕の叫びを聞いたケルベロスは僕たちの方に振り向く。その直後、僕の手から放たれた強烈なエネルギーがケルベロスの胴体を直撃する。
「ギャッ!!? ギャオオオオオンッ!!!」
ケルベロスの絶叫が上がり、その巨体がズドオーーンッ! と倒れる。
「な、何だと!?」
ケルベロスが倒されたのに驚愕するバルパー。しかし彼はすぐに余裕の表情を見せる。
「ふむ……なかなかやるな。だが、その技はそうそう連発は出来まい」
そう言いつつ、バルパーは再び指を鳴らす。すると……
「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!」
再び凄まじい雄たけびが轟き、新たなケルベロスが姿を現す。
「なっ!! もう一体連れていたのか!!」
「そ、そんな……」
驚愕する僕とレイナーレ。
ま、まずい……!!
もう一度ニプルブラストを発動しようとしても、レイナーレは体力を大きく消耗しているし、第一、この距離ではとても間に合わない!
逃げるしかない! でも、それじゃあカラワーナさんとミッテルトちゃんが! 僕の心に焦りが広がる。だが、その時……!
「尊! レイナーレ! 助けに来たぜ!」
「総督閣下!!」
アザゼル様が4人の部下を連れて駆け寄ってくる。そしてアザゼル様はバルパーの姿を見て叫ぶ。
「てめえは……!!」
「くっ……アザゼルが来たか!! あの小僧を甘く見たのが失敗だったか……」
バルパーは忌々し気に僕を睨む。
「だが、やむを得ん!! 今日はこれで引き上げだ!! ケルベロスっ!!」
「ワォオオン!!」
バルパーが叫ぶと、ケルベロスは倒れているフリードとエクソシスト2名を3つの口でくわえる。そしてバルパーはケルベロスの背に飛び乗り、ケルベロスはその場を凄まじい速さで逃げ去っていった……
それを見届けた僕はレイナーレの乳首に刺した針をゆっくりと抜いた。
「あはっ!!……はあああんっ……!!」
レイナーレは裸体をガタガタとふるわせてあえぐ。やむを得なかったとはいえ、どんなに痛かった事か……僕は血の滴っている彼女の大きな乳首をさすりつつ、彼女に謝る。
「ごめんね……レイナーレ」
「あはっ……あ、あなたが謝る必要なんてないわ……これは私からお願いした事だし、こうしたからこそ、カラワーナとミッテルトを助ける事が出来たんだもの……だから、これで良いのよ……ありがとう、ミコト、2人を助けてくれて」
「レイナーレ……じゃあ、化膿したらいけないから君の乳首を治療して」
「あっ……そ、そうね……」
できれば僕がなめ回して傷ついた彼女の乳首を癒してあげたかったのだが、さすがにこの状況ではそういう訳にはいかない。レイナーレはあのアーシアさんから奪った神器【聖母の微笑(トライワイト・フィーリング)】を発動させて、傷ついた自分の乳首の傷を癒した。
その後、ボンデージを再生させてそれを身に付けたレイナーレはカラワーナさんとミッテルトちゃんに礼を述べる。その彼女の目には涙が光っている。
「カラワーナ……ミッテルト……ありがとう……! あなたたちが傷つきながらも頑張ってくれたおかげで私たちは勝てたわ」
僕も二人に心の底から礼を述べる。
「そうだよ。カラワーナさん、ミッテルトちゃん、君たちのおかげだよ……! ありがとう……!」
「レイナーレ様……!ミコト殿……!」
「姉さま……!ミコトくん……!」
二人は僕たちを地面に座り込んだままじっと見つめる。そしてレイナーレは再び【聖母の微笑】を発動させて、傷ついたカラワーナさんの翼を癒す。
そしてレイナーレはカラワーナさんをガバッ! と抱き締める。
「あっ……!! レイナーレ様っ……!!」
驚くカラワーナさん。そしてレイナーレは涙を流しつつ彼女を抱き締める。
「カラワーナ! 良かったっ……! 良かったっ……!」
「レイナーレ様……」
僕とミッテルトちゃんはそんな2人をじっと見守る。そして僕たちにアザゼル様が声をかけた。
「なんとかギリギリ間に合ったか……俺が遅くなっちまったせいで、お前たちに辛い思いをさせちまったようだな……すまん」
アザゼル様は僕たちに頭を下げる。僕たちは恐縮する。
「総督閣下、そんな、とんでもございません。助けに来ていただき、ありがとうございます」
そう、アザゼル様が来てくださらなかったら、僕たちは大変な事になっていただろう。その時、僕たちの耳に聞こえてきたのは……
「キュウウウン……キャン! キャン! クゥウウウウン……」
すすり泣くような悲しく苦しげな声。僕のニプルブラストを受けて倒れたケルベロスが体をガタガタとふるわせて、苦痛の声を上げているのだ。僕の攻撃を受けた腹に穴が開いて、そこから血があふれ出している。このまま放っておけばきっと死んでしまう……
「どれ、ひと思いに……」
アザゼル様が腕を振り上げてケルベロスに止めを刺そうとする。
「総督閣下! お待ちください!」
僕は思わず叫ぶ。
「どうした? 尊」
「このケルベロスは、バルパーやフリードに利用されていただけです! 殺す必要はないと思います!」
「…………」
アザゼル様は黙って腕を下ろされる。それを見て僕は悲鳴を上げているケルベロスに近付く。
「ちょ、ちょっと! ミコト!」
レイナーレが驚いて叫ぶ。その彼女に僕は微笑む。
「大丈夫だよ」
僕は苦しんでいるケルベロスの近くに寄って、彼(?)に語りかける。
「大丈夫だよ。安心して。今後、僕たちに危害を加えないと約束してくれるなら、君を殺しはしない。死なせはしないから」
「クゥーーン……クゥーーン……」
子犬のような甘えた声で鳴くケルベロス。その姿には先ほどまでの凶暴さは微塵も感じられない。それを見た僕は彼女を呼ぶ。
「レイナーレ、来て」
「ミコト、まさか……」
「うん、彼を助けたいんだ」
「ダメよ! これは【地獄の番犬】の異名を持つ、恐ろしい怪物なのよ! 傷が治った瞬間、あなたを襲うかもしれないのよ!」
レイナーレは大きく首を振る。その彼女に僕は言う。
「ううん、僕には分かるんだ。彼にはもう戦意はない。だから大丈夫! レイナーレ、お願い! 彼を君の癒しの力で助けてあげて!」
レイナーレはしばし黙っていたが、その後、僕に向かって微笑む。
「分かったわ……あなたを信じるわ」
そしてレイナーレはアザゼル様の方を見て一礼して聞く。
「総督閣下、よろしいでしょうか?」
「分かった。だが、もしこいつがお前やミコトに危害を加えようという素振りを見せたら、俺は即座にこいつを始末する」
「ありがとうございます」
アザゼル様の返事にレイナーレは深々と頭を下げ、そしてケルベロスに近付くとその腹の傷に手を当てて【聖母の微笑】を発動する。するとたちまちのうちにケルベロスの傷はふさがった。
「クゥーーーン……」
苦しんでいたケルベロスの表情が穏やかになり、彼(?)は気持ち良さそうな声を上げる。そして彼(?)はしばらくしてのっそりと身を起こす。僕とレイナーレをじっと見つめるケルベロス。僕とレイナーレはさすがに緊張する。
「…………」
だが、ケルベロスは先ほどと同じ甘えた声を上げる。
「クゥーーーン」
そして彼(?)は頭を下げると、僕たちの体よりもずっと大きな顔を僕とレイナーレに擦り付ける。その姿はまさに甘える子犬そのものだ。
「あっ、あははっ……♪」
「うふふっ……くすぐったいわ♪」
僕とレイナーレは甘えてくる彼(?)に嬉しくなり微笑む。
レイナーレが僕にささやく。
「きっとこの子、こんなに愛情深く接してもらったのは初めてなのよ。コカビエルにバルパー、そしてフリード、あの連中からは単に戦いの為の使い捨てのコマとしか扱われていなかったはず……ミコト、あなたの優しさがこの子を救って、この子を変えたのよ……私があなたに愛されて、あなたに救われて変わったように……」
「レイナーレ……」
僕は彼女を抱き締めて、そっと唇を重ねる。
「レイナーレ様……ミコト殿……」
「姉さま……ミコトくん、だ、大丈夫なんすか……?」
不安げな様子で近づいてくるカラワーナさんとミッテルトちゃん。
「クゥーーン……」
その2人を見た彼(?)は申し訳なさそうに頭を下げる。
「ほら、この子、さっきはあなたたちに悪い事をしてしまってごめんなさいって謝っているわ♪」
レイナーレが微笑みながらそう言い、するとカラワーナさんとミッテルトちゃんの顔からも恐れが消えて二人は笑顔となる。
「いや、もういい。気にするな」
「そうっすよ♪ これからは友達っす! アンタの背中、気持ち良さそうっす♪ 乗っていいっすか?」
「クゥ―――ン!」
そして彼(?)はミッテルトちゃんを背中に乗せる。その背中で気持ち良さそうなミッテルトちゃん。
「わあ!! フカフカっす!!」
「ねえ、ミコト、この子に名前をつけてあげない?」
レイナーレがそう提案してくる。
「うーーん……そうだね……よし! 君の名はこれから【レックス】、レックスだよ! 良い?」
「クゥ―――ン!」
「ウフフ♪ 気に入ってくれたようね♪ よろしくね! レックス!」
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ついさっきまで敵として戦っていたケルベロスとすっかり仲良しになり遊んでいる尊たち。俺はその様子を見守りながら部下たちと語る。
「驚きですね……あの【地獄の番犬】ケルベロスが、人間にあそこまでなつくとは……総督閣下が見込んでおられる通り、あの少年、とんでもなく大きな可能性を持っている気がいたします……」
「ああ……やはり俺が見込んだ通りだぜ……あいつは……!」
さて、楽しんでいる所を悪いが、そろそろあいつらと話をしねえとな……
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レックスと楽しく遊んでいた僕たちだが、しばらくして、アザゼル様から声がかかった。
「それじゃあ、悪いがちょっと本部に来て、起こった事を俺に話してくれ」
「はっ!」
返事をする僕とレイナーレ。そしてカラワーナさんとミッテルトちゃんの方を見ると……
二人はいつの間にかレックスの背中でスヤスヤと寝ていた。さっきの戦いで疲れ果てたのだろう。その様子を見た僕とレイナーレはうなずき合い、レイナーレがアザゼル様に伝える。
「総督閣下、カラワーナとミッテルトは先ほどの戦いで体力を消耗して眠っております。ですのでこの二人はこのまま休ませて、話は私とミコトでお聞きして、後で二人にお伝えするという形でよろしいでしょうか?」
「分かった。じゃあ、念のためにここにいる部下の内、二人をもしもの場合の見張りに付けておく」
「ありがとうございます!」
「じゃあ、レックス、カラワーナさんとミッテルトちゃんを頼むね」
「レックス、二人をお願いね」
「クゥーーーーン……」
名残惜しそうな様子を見せつつうなずくレックスにカラワーナさんとミッテルトちゃんを任せて、僕とレイナーレはアザゼル様の後に従い、堕天使本部へと向かった。
(次回に続く)
今回の第11話、前に書いたお話との大きな変更点は対ケルベロス戦とその後の展開。以前のお話ではケルベロス2体の内、1体は尊の【ニプルブラスト】一撃で死んでしまい、もう一体は逃げ出すという展開でした。
しかし、この完全版では【ニプルブラスト】を受けたケルベロスは重傷を負いつつも死んではおらず、さらに尊はその命を助け、その優しさにケルベロスは尊を慕って仲間になるという展開になりました。
尊がそのケルベロスに与えた【レックス】という名前。これは以前、私が書いた小説にも同盟の名をつけられたグリフォンが登場しました。そんな訳で二代目レックスとなります。初代のレックスとは種族は違いますが、その初代と同じく、今後、彼(?)は尊たちの良き仲間として活躍させたいと思います!^^
そして【ニプルブラスト】を迅速に発動するためにレイナーレが自ら申し出た、自分の乳首に針を突き刺させるというもの……この彼女のまさに体を張った行為によって尊たちはカラワーナとミッテルトを助ける事が出来ました。しかし、挿絵で見てもこれは…(汗)
次回はいよいよ黒幕のコカビエルが本格的に動き出します! そして尊たちが【あの二人】と出会う事に……!!
それでは次回をお楽しみに!^^