木場に連れられてオカルト研究部の部室に来た僕。
「部長、國原くんを連れてきました」
「入って」
僕は木場に促されて部室内に入る。そこに豪華なソファがあり、燃えるような赤く長い髪に青い目の美貌、豊満な胸のリアス・グレモリー先輩が座っている。
その周囲に、長い黒髪に、少しタレ目のおっとりとした雰囲気の美貌にグレモリー先輩以上に豊満に見える胸の姫島朱乃先輩、白髪にムスッとした表情の小柄で胸も平板(失礼!)だが敏捷そうな少女が立っている。
僕はまず姫島先輩を見る。
長い黒髪で胸の大きなところとかがレイナーレと似ている。でも、僕はレイナーレの方がさらに美しく思える。レイナーレのツリ目のキリッとした妖艶な美貌、それが醸し出す性的魅力。それには学園のアイドルと呼ばれる姫島先輩も及ばないと思い、僕はレイナーレを愛しく思う気持ちをまた募らせる。
ああっ……!! レイナーレっ!! 早く君に会いたい!!
あの小柄な子は確か【塔城小猫(とうじょう こねこ)】という1年の子。
彼女は無表情だが整った顔と、小さくて猫のような雰囲気が、一部の男子の間で人気があるようだが、僕は巨乳のナイスバディ派なので失礼だが興味はない。運動神経が抜群で、あの小さな体からは想像も出来ない力持ちらしい。
そして彼女たちから少し離れた部屋の奥に、逆立った特徴的な髪形に制服をバンカラ風に着崩した男子生徒がいる。
あれは、【兵藤一誠(ひょうどう いっせい)】!!
僕と同じ2年生で、女好きで悪友たちとつるんで、しばしば覗きなどのセクハラ行為に及ぶため、学園の女子たちからは【エロ兵藤】と呼ばれ、蛇蝎のごとく嫌われている存在だ。彼は僕とはクラスも違うし、性格的にも共通点はないのでこれまでほとんど接点はなかったのだが……
なぜ、兵藤がここに? 彼はオカルト研究部の部員だとは聞いていなかったけれど?
オカルト研究部は【学園の二大お姉さま】と並び評されるグレモリー先輩と姫島先輩を筆頭に、女子に大人気の木場、そして一部の男子にコアな人気の塔城さんなど有名人が多い。そこに別な意味で有名人の兵藤が加わったとなると相当な評判になるはずだが……
その兵藤は僕を興味津々といった表情で見つめている。
ど、どうしたのかな……? 何かあったのかな……?
兵藤の視線を気にしている僕に声がかかる。
「ようこそ、オカルト研究部へ。あなた、國原尊といったわね。私がこの部の部長のリアス・グレモリーよ」
自己紹介しつつ微笑むグレモリー先輩。彼女もやはり僕を興味津々といった目で見つめている。
今回呼ばれたのってレイナーレの事でだよね……? でも、それにしてはずいぶんと好意的だな……ディヴェリクスは【グレモリー眷属たちは仇敵である堕天使のレイナーレの事を警戒して、彼女を監視している】と言っていたけれど……
僕は意外に思いつつも挨拶する。
「初めまして、グレモリー先輩。2年生の國原尊です」
「よろしく。よく来てくれたわね。さあ、座って」
グレモリー先輩はそこにある来客用の豪華なソファに僕に座るように促し、僕は一礼してそれに腰かける。姫島先輩が僕にそっと紅茶を出してくれる。
「では早速、本題に入るけれど、他でもないわ。この写真の彼女の事よ」
グレモリー先輩は一枚の写真を取り出して僕に見せる。それには、あの天野夕麻に扮したレイナーレと、僕が連れ立って歩いている姿が写っている。
やっぱり……! ディヴェリクスの言う通り、グレモリー先輩たちは既にレイナーレの事を気づいていて、彼女の事を監視していた。そして僕と彼女が会っていた様子もはっきりと見られていたんだ。
でも、それならなぜ、僕に対してこんなに好意的に接してくれるの?
先ほどからの疑問に立ち返る僕。すると今度はそれまで黙っていた兵藤が目を輝かせて言った。
「國原、お前、神器の力でそいつを追っ払ったんだろ? すげえな!」
「えっ!!?」
思いもかけない兵藤の言葉に驚く僕。さらにグレモリー先輩も
「いきなり堕天使を撃退出来たのなら凄いわ! ぜひ、あなたを私たちグレモリー眷属にスカウトしたいわ!」
目を輝かせて僕に自分の眷属になるようにと持ち掛けて来た。
「ちょ、ちょっと待ってください! どういう事でしょうか?」
僕は慌てて尋ねる。どうやら僕は堕天使としての姿を現したレイナーレを神器の力で追い払ったと思われているらしい。それなら悪魔であるグレモリー眷属の人たちが僕に好意的な態度を見せているのは分かる。
だが、レイナーレの事が大好きな僕としては、悪魔の人たちにそんな風に思われたら、それは大いに困る。誤解は早急に解く必要があった。
「何だお前? 神器の力でそいつを追っ払ったんじゃねえのか? だったら何で無事だったんだよ?」
僕の様子を見て兵藤が不可解だという表情で逆に質問してきた。そしてグレモリー先輩も
「どういう事なの? 神器の力で撃退したのではないのなら、どうしてあなたは無事だったのかしら?」
やはり不可解だという表情で聞いてくる。
ふと気づくと、僕は周囲を完全に囲まれていた。どうやら、その事情を聞かずしてこの部屋から出す訳にはいかないというグレモリー眷属の面々の意思が強く伝わってくる。
いい加減なごまかしなど通じる相手ではないと僕は察して腹を括って答える。
「それは……僕が彼女と恋人同士になったからです」
「へっ!!?」
僕の答えに兵藤も、グレモリー先輩とその他の面々も目を丸くする。
「な、何だと……!? 國原、お前、今、何と言った?」
兵藤が驚愕の表情で僕に再度聞いた。僕はその彼の様子に驚きつつも答える。
「うん……僕は彼女と恋人同士になったの。だから彼女は僕を殺さないでいてくれたの」
「な、何……どういう事だ……!」
兵藤は声をふるわせ、拳をギュッ!と固く握りしめてふるえている。その尋常ではない様子を僕は唖然として見つめる。
その僕にグレモリー先輩が先ほどまでとは大きく変わった険しい表情で言った。
「彼女が人間の女の子のフリをしてあなたに近付いて、あなたの彼女になったという事は私たちも把握しているわ。でも、それはあくまでも彼女のそのフリ……演技だったハズよ。それなのに【僕は彼女と恋人同士になった。だから彼女は僕を殺さないでいてくれた】というのはどういう事?」
「グレモリー先輩の仰る通り、彼女は最初、自分の使命を……堕天使上層部の命令で僕を殺すために僕に近付きました。そして彼女はこの前の日曜日のデートの時に堕天使としての本当の姿を現して、僕に【私のために死んで頂戴】と言いました。でも、僕は堕天使の姿になった彼女がとても美しくて……彼女の事がそれまで以上に好きになって、彼女にこう伝えました【僕の命を君に捧げる。その代わり、一度で良いから僕に抱かれて!】と」
僕はありのままに正直に答えた。さすがに最後の部分は恥ずかしかったが、ここまで言わなければ相手は納得しないだろうと。
「そ、それで彼女は何と言いましたの?」
姫島先輩が驚きと羞恥だろうか?顔を赤くして聞いた。
「驚いたようでしたが、彼女は僕の願いに応えてくれました。そして彼女は【約束だから】と首を差し出した僕を殺さないでくれた。だから僕は今、ここにこうしている、という訳です」
グレモリー先輩は訝しげな表情を浮かべつつも言った。
「あなたの様子、嘘を言っているようではなさそうね。嘘だとしたらあまりにも突飛過ぎるし……」
兵藤を除くオカルト研究部の面々はヒソヒソと話し始めた……
「この子の持つ神器を見て、殺すより、篭絡して利用した方が良いと判断したのかしら……?」
「そうですわよね。まさか本当にこの子に惚れた、なんて事があるはずはありませんもの」
「強欲な堕天使の事ですから、十分にあり得ますね」
僕はいくら相手が自分たち悪魔と対立している堕天使だからといって、レイナーレに対するあからさまに侮蔑的な態度を隠そうともしないオカルト研究部の面々に思わず怒りがこみ上げる。そして僕が抗議の声を上げようとした瞬間……
「ふざけんなよ!! 畜生っ!!」
突然、兵藤が怒声を張り上げた。ヒソヒソ話をしていたオカルト研究部の面々も思わず彼の方を見つめる。
「ふざけんなよ! あいつ……俺の事は笑いながら槍をブッ刺して殺したクセしやがって! 國原、お前の事は命を助けたばかりか体を……ふざけてんじゃねえぞっ!!」
「何!? 兵藤くん! 君はまさか……!?」
「そのまさかよ。イッセーもあなたと同じで、人間の振りをした彼女に告白されたの。そして、やはりあなたと同じく、イッセーは彼女と休日にデートをして、そのデート中に堕天使の正体を現した彼女に殺されたの。あなたが彼女と出会った、ほんの数日前の話よ。でも、私は彼女に殺されたイッセーを、私の眷属……すなわち転生悪魔として蘇らせたの。それで彼は今、オカルト研究部の一員となってここにいるという訳」
「そう、だったの……だから兵藤くん、君は彼女が僕の恋人になったという話にあれほど……」
僕はようやく、全ての事情を理解した。
「ああ、そうだ! 俺は本当にあいつを大切に思っていた。なのにあいつは俺の心を弄んだ末に笑いながら俺を殺しやがった! だから國原、お前もあんな堕天使を信じるんじゃねえぞ!」
兵藤が怒りの形相で叫び、続いてグレモリー先輩も叫ぶ。
「そうよ! あの堕天使があなたを殺さずに体まで許したと聞いた時は驚いたけれど、それはあくまでもあなたを自分の目的のために利用するため! いずれ用済みとなればあなたも始末されるわ! だから彼女の誘惑に惑わされてはダメよ! 目的のためなら誰とでも寝る女よ!」
さらに姫島先輩と木場も冷然と言い放った。
「その通りですわ。堕天使など皆、そんなものですわ」
「そうだよ。人間を騙して、利用するしか考えていない連中さ」
つっ……!!!
彼らのレイナーレの……僕の愛する女性に対するあまりの言い様、堕天使に対する露骨に侮蔑的な態度に僕の内心は怒りで沸き立ったが、彼らは偏見に囚われてはいるものの、彼らなりに僕を心配はしてくれているんだと自分に必死に言い聞かせて何とかこらえ、僕は兵藤に質問する。
「あの、兵藤くん……君に聞きたいんだけれど、彼女が君に自分の正体を明かした時に、君は彼女にどんな態度を取ったのかな?」
「ああ……? そんなの決まってるじゃねえか! ビックリして思わず腰を……」
そこまで言いかけて兵藤はハッ! とした様子を見せ、そして僕を顔を歪めて睨みつける。
「國原……お前、何が言いてえんだ?」
「いや、何でもない……答えてくれてありがとう」
そう僕は言いつつ、心の中で思う。
そうか……! 分かった! レイナーレが自分の正体を見せた後の僕の言動に明らかに驚き、動揺した様子を見せていた訳が……! 彼女は兵藤が見せた態度と僕の態度の違いに驚いたんだ! 兵藤は彼女の事を【本当に大切に思っていた】などと言ったがとんでもない! 彼はただ、彼女が演じていた【天野夕麻】という偽りの姿を気に入っただけ。そうでなければ、あの彼女の本当の姿に……あの彼女の美しさに何ら心惹かれずに、ただ恐れて怯えるなんて態度を取るはずがない……!
一方、僕は彼女の本当の姿の方にさらに心を惹かれた。彼女のためなら命を捧げても構わないと思って、その気持ちを彼女に伝えた。そして彼女はそういう兵藤と僕の自分に対する想いの深さの違いを分かったからこそ、僕の気持ちに応えてくれたんだ! レイナーレ……!
僕は彼女に対する自分の揺るぎない想いを再確認すると、グレモリー先輩や兵藤たちの方に向き直って伝える。
「申し訳ありませんが、僕は彼女を愛しています。この気持ちはたとえ何があっても変わりません」
「國原!! お前これだけ言われてもまだ目が覚めねえのか!!?」
「頭を冷やして冷静になりなさい!! イッセーのように騙されて始末される時になって後悔しても遅いのよ!!」
兵藤とグレモリー先輩が血相変えて叫ぶ。だが、僕の気持ちは揺るがない。
「グレモリー先輩。僕は彼女の気持ちを掴んでいるという自信がありますし、もし、たとえそうでなくても彼女になら命を捧げても良いと決めているんです。ですので何があろうと後悔はしません。彼女があなた方から見てどんなに憎むべき存在でも、僕は彼女を愛し続けます」
そうはっきり言い切った僕。その瞬間、周囲の空気は完全に凍り付いた。
「これは……ダメですね。完全に堕天使の色香に惑わされてしまっています……」
「ええ、まさに【盲愛】ですわね……」
「処置なしです……」
グレモリー眷属の面々の顔に失望、幻滅、軽蔑といった表情がありありと浮かぶ。
兵藤も僕を薄気味悪いとでもいうような表情で見つめてつぶやく。
「國原……お前、おかしいぜ……理解出来ねえよ……お前の頭の中……」
グレモリー先輩も大きく溜息をついてうんざりとした表情で言った。
「あなたの彼女への一途さはよく分かったわ。確かにあなたの彼女への気持ちは何があっても変わらないでしょうよ……でも、その一途さはとても危ういものよ」
「その様子では、私たちがあなたの神器の力を確かめさせて欲しいと言っても承知しないでしょうね……まあいいわ。今日は帰っていいわ」
「部長、彼は危険です。このままでは彼は僕らと堕天使たちの間に事が起こった場合、間違いなく堕天使側に……」
木場が僕に対する警戒感をあらわにするが、グレモリー先輩は
「いいのよ。彼は人間だし、私たちに実際に敵対する行動を取ったわけではないし、私の眷属ではないから私に従ういわれもないし」
と彼をなだめ、僕に告げた。
「あなたが彼女の恋人で、彼女の事を愛しているのなら、彼女にこう伝えなさい。【これ以上、この街で好き勝手な事はやめなさい。私たちも好き好んで堕天使との争いを起こしたい訳ではないし、今の内なら大目に見る。ただし、今後も態度を改めないならその時は容赦しない】と。私としても、私たちと同じこの学園の生徒であるあなたと戦うような事態は避けたいと思うから……」
「ありがとうございます。確かにそう伝えます」
僕は頭を下げ、部室を後にする。来た時の歓迎ムードが、今は嘘であったかのように寒々としていた……
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「相棒、何ともまずい雰囲気になっちまったな……」
「うん……でも、仕方ないよ」
オカルト研究部……グレモリー眷属との対面は最悪の結果に終わった。でも、ディヴェリクスに言った通り、仕方がなかった。レイナーレを愛する僕としては、愛しい彼女をあそこまで侮蔑して敵視するグレモリー眷属の面々に同調するなどという事は到底出来なかったから……
「まあ、確かにあれは仕方ねえよな……それはそうと、あの逆立った頭の小僧だが」
「兵藤の事?」
「ああ、あいつ、とても強力な神器を……ドラゴンを体に持ってやがる。まあ、まだ幸いにもその力には目覚めてねえし、そのドラゴンの存在にも気づいてねえようだが。目覚めたら恐ろしいぜ」
「そ、そんなに恐ろしい神器なの!? ディヴェリクス、君と同じドラゴンまで……」
「奴の神器は【赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)】。神をも滅ぼす力を持つと言われる神滅具(ロンギヌス)の一つだ。そしてそれに宿るドラゴンは【赤龍帝ドライグ】……この俺なんかより遥かに強大な力を持つ伝説のドラゴンだ」
「そうなんだ……」
僕は思わず冷や汗を流した。そして出来る事ならば彼とは戦いたくないと思った。とはいえ、彼がレイナーレへの憎しみから彼女に報復しようとするのならば、僕は彼にたとえ勝ち目はなくとも立ち向かわなければならない……
そんな事にならなければ良いんだけれど……僕はただレイナーレと、彼女と一緒にいられればそれで良いんだから。
僕は心からそう願っていた。
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「ああんっ!! ミ、ミコトっ!! あはあんっ!!」
私は昼間から、全裸になって自分の部屋のベッドであえいでいる。あの子の……尊の名を呼びながら。
「ああんっ……あああっ……わ、私どうしちゃったのっ……? こ、こんなにち、乳首がっ……! あ、アソコがっ……! あっ……! あああんっ……!」
私の乳首はビンビンに勃起していやらしくそそり立ち、私のアソコを覆う陰毛はぐっしょりと濡れている。そして私は尊の指が、舌が乳首に、そしてアソコに触れる快感を思い起こし、恥も忘れていやらしい声をあげて、裸体を汗まみれにしてもだえる。
「ミ、ミコトっ!! ミコトおおおおっ!!!」
ガチャッ!!
「………………!!!」
ドアの開く音に私は思わずビクッ!! としてそちらを見る。するとカラワーナが顔を真っ赤にしてこちらを見つめている。私は恥ずかしさのために思わずカーーーーーッと頭に血が昇る……
「な、何よっ!! また、いきなりドアを開けるなんて無礼なっ!!」
「も、申し訳ございません。何度ドアをノックしてもお返事がないものですから……」
「…………………………」
実は私がカラワーナにこのような姿を見られるのはもう三回目だ。さすがに私はバツが悪くなって、黙ってボンデージを身につける。
その様子をじっと見つめていたカラワーナが私に恐る恐るという感じで呼びかける。
「あ、あの、レイナーレ様……」
「何よ……?」
「あ、あの、それほどその……ミコト殿でしたか? 彼の事が愛おしいのであれば……その、ここに呼んでもよろしいのではないかと……」
…………っ!!
カラワーナの言葉に思わず私の心は大きく揺らぐ。でも
「だ、大丈夫よ……あ、ありがとう……で、でもそれはもうしばらくしてからでいいわ……」
無理に微笑む私。尊との事を私も最初は否定していたものの、カラワーナには今のようにあの子の名を叫んでもだえている様子を直接見られてしまっているため、彼女だけには率直に自分の気持ちを話せるようになった。
「それにしても……レイナーレ様をそれほど夢中にさせるミコト殿とは、どんな方なのでしょうか?」
「うふっ♪ とても素敵な子よ♪ とても可愛くて、私の事を一途に愛してくれているわ。私のためならば命をも顧みないほどに! あのエロガキの一誠とは雲泥の差よ!」
私は思わず力説する。
「ヒョウドウイッセイ……先日、私の服を吹き飛ばしたあの……確かにゲスな奴ですが、しかしリアス・グレモリーの眷属になったというのは少々厄介ですね」
「ええ、本当に忌々しいわ……」
そう、私がこの手で殺した、あの兵藤一誠はその後、この街を支配している悪魔、リアス・グレモリーの手で悪魔として甦り、その眷属となっていたのだ。そして彼はまず、ドーナシークの手によって追い詰められたが、悪運強くそこで主たるリアス・グレモリーの手が入り、そして次にはカラワーナの手で狩られようとしたものの、彼は突然、神器を発動させてカラワーナの服を吹き飛ばして彼女を撃退したという事だ。
魔王サーゼクス・ルシファーの妹たるリアス・グレモリーとその眷属となれば、さすがに今の状況で直接対決するのは厳しい。取りあえず、今はあの計画を成功させるのが先決だ!
そうよ!! あの計画さえ成功すれば私は【至高の堕天使】に!! そうなればリアス・グレモリーなんて目じゃないわ!! そしてその上であの子を呼んで……!! うふふふっ……!!
私は理想の未来を思い浮かべてそれに酔いしれる。その時、ドーナシークが部屋に駆け込んできて私に告げた。
「レイナーレ様!! いよいよ、あの娘が近日中にここに来るとの事です!!」
その報せに私の心は高揚する。
「そう!! いよいよ私たちの大望が成就する日が来るのね!!」
私は叫びつつ、心の中であの子に語りかける。
うふふっ……ミコト、もうすぐよ!! もう少しであなたに、名実共に【至高の堕天使】になった私を見せてあげられるわ……!!
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あれから数日が経った。僕としては一日でも早くレイナーレを見つけ出したいのだが……当初の予定ではオカルト研究部の面々から彼女の情報を得られればと思ったのだが、先日のあの雰囲気ではとても彼らからは聞けない。
彼女の方から接触してきてくれれば良いのだが。ディヴェリクスの話では彼女は僕の愛撫で体がうずいてどうしようもない状態になっているはずで、僕を必ず求めてくるはずだという事なので。
僕はそれを期待しつつ、とりあえず学校には行っているものの、僕の心はいつもレイナーレに占領されていて、彼女の美しくいやらしい裸体が、彼女の甘くもだえる声が四六時中浮かんできて、とてもじゃないが授業なんて到底頭に入らない状態が続いている。
さらに、校内でしばしばオカルト研究部の面々に出くわし、その度に重苦しい嫌な気分になる。
その一方で、僕はディヴェリクスの指導の下で、神器を駆使した戦い方の訓練に励んだ。レイナーレと再会した際に、少しでも彼女を守れる力を身につけようと。
その日も僕は、学校に行く前の早朝、誰もいない森林公園で訓練に励んだ。
「よし! 今度は思いを込めつつ、【ダーク・ブレス】と叫んでみろ!」
ディヴェリクスの指示通り、僕は神器を装着した手をかざして、レイナーレの事を思いつつ叫ぶ。
「ダーク・ブレス!!」
すると辺りに濛々とした黒い煙が立ち込める。僕は思わずその煙を吸ってしまい、むせる。
「ゴホゴホッ……!」
「何やってんだ!! 当のお前がむせてちゃしょうがねえだろ!! 風向きと自分の体の位置を考えろ!!」
ディヴェリクスの叱責が飛ぶ。
「そ、そうだね……で、でもこの技って敵から逃げるための技だよね?」
「まあな。確かに逃げるための技でもあるが、これは相手の攻撃をかわして自分の攻撃につなげるにも効果的だ。お前はただの人間で正直非力で運動神経も悪い。そんなお前が真っ正面から悪魔に立ち向かうとか、まさに自殺行為以外の何物でもねえ。だからこういう技を駆使してうまく相手から逃げたり、相手に隙を作る、それがお前にとってはすごく大事なんだ」
「なるほど! 君の説明はすごく理にかなってるよ!」
ディヴェリクスの説明に僕は心から納得する。
「そうか! そう言ってもらえると嬉しいぜ! じゃあ相棒、もう一回だ!」
「うんっ!」
こんな具合に、僕は訓練を重ねた。そして自分でもかなり、神器を使った戦い方に慣れてきたと思う。ただ問題は実戦を行う機会がない事、それだけが気がかりだ。
「やはり、直接相手を目の前にすると緊張や恐怖、プレッシャーがかかるもんだからな……出来るだけ早く実戦する機会がありゃいいんだがな。そこそこの相手にな……」
そうディヴェリクスはつぶやいた。
その日の夕方、帰宅途中の僕は連れ立って歩いている男女を見かける。
あれは……兵藤!!
まぎれもなく男の方は兵藤だった。そしてもう一人の女性の方は長い金髪に青い目、頭に白いベールを被って首に十字架を下げた、教会のシスターという姿をした、外国人らしい、あどけない感じの小柄な少女……見るからに純朴そうで優しそう……そんな雰囲気の女の子だ。それにしても、悪魔の兵藤にシスターの少女、何とも妙な組み合わせだ。
「おい、お前、あいつらの後をつける気か?」
「うん……何か気になるんだ」
「じゃあ、俺の言う通りに慎重につけろ。この前の事からしても、もし、あの小僧につけているのを知られたら面倒な事になりそうだからな」
「うん、ディヴェリクス、頼むよ」
僕はディヴェリクスの助言の下、身を隠しつつ、兵藤たちの後をつける。それにしても兵藤、さかんにシスターの少女に好色そうなにやけた表情を見せる。
彼は学校でも見る度にいろいろな女の子に好色な目を向けている。これでレイナーレに対して【本当に大切に思っていた】なんて言っても全く説得力はない。少なくとも僕はこういう多情なタイプの男にはあまり好感は持てない。
だが、彼のシスターの少女に対する目は優しく、少女の方も兵藤を慕っている様子が見て取れる……
そして二人は小高い丘の上にある、とある教会の近くに来た。そこでシスターの少女は兵藤に頭を下げて礼を言っている様子だ。どうやら、ここまで彼に送ってきてもらったようだ。
「おい、相棒!」
「どうしたの?」
「あの教会、間違いねえ……あの女の……堕天使の臭いがするぜ」
「ほ、本当!!?」
「ああ! だが、まずはあいつに見つからないように気をつけろ。そしてあいつが帰ったのをしっかり見届けた上で、あそこへ行くぜ」
「うんっ!!」
レイナーレがあの教会にいる! 僕ははやる気持ちを懸命に抑えつつ、シスターの少女と別れて引き返してくる兵藤に見つからないように身を隠す。その上で、既にあの少女の姿は見えなくなっていたが、彼女が向かったであろう、あの教会へと向かう。
教会の敷地内に入った僕、その僕に気付いて近寄ってきたのは……
「あれぇ~~どうしたのボク~~ここに何か用でござんすかぁ~~」
そう言って近付いてきたのは、銀髪の教会の神父っぽい服装をした、しかし、その表情といい、軽薄そのものという言葉遣いといい、聖職者らしき雰囲気をかけらも感じさせない若い男だった。特にその目が、どことなく変質性を帯びている感じで不快さを漂わせている。
「あ、あの、ここにレイナーレさんという方がいるはずですが。彼女に会いに来ました國原……」
名乗ろうとした僕の言葉を聞こうともせず、その男は人を小馬鹿にした口調でまくしたてる。
「ああ~~んっ? 姉さんに用だってえ~~? だったらボクぅ~~紹介状とか持ってんのぉ~~? 俺はこの教会を守ってる少年神父フリード・セルゼン。招待状を持ってない奴を通すワケにはいかねえんでやんす~~通して欲しけりゃ招待状を見せてみな~~っす」
「いえ、招待状とかは持ってないです……でも、僕の名を言えば分かります。お願いです。僕の名前を彼女に伝えてください」
だが、僕の言葉をその男……フリードは完全に無視する。
「しつこいねぇ~~キミはぁ~~これ以上しつこくすると俺、怒っちゃうよぉ~~痛い目に遭わないうちにさっさと帰りな~~って」
「いえ、僕は帰る訳には……」
あくまでも食い下がる僕。すると……フリードは顔を歪めて額に青筋を立てる。どうやらこの男、極めて粗暴な性格で沸点が低いようだ。
「あ~~っ! テメエ、しつけえぜぇ~~うっとおしいからテメエはブッ殺す事にしましたぁ~~素直に帰ってりゃ死なないで済んだのにねぇ~~弱そうな坊ちゃんよぉ~~」
凶悪そうな表情を浮かべて僕の前に立ちはだかるフリード。
「どうやら、こいつをブッ倒さねえと、あの女には会えそうにねえな。相棒、覚悟を決めな! 初めての実戦だ!」
「うんっ!」
ディヴェリクスの言葉にうなずく僕、僕としてもここまで来て、こんな男にむざむざとやられる訳にはいかない! 僕はレイナーレの黒の胸当てを取り出しつつ、彼女の事を想う。すると、僕の右手にまたたく内にそれが装着されて、黒の手袋……僕の神器が発動する。
「はへーーーっ! 何も出来ない弱っちい坊ちゃんだと思ったら神器持ちですかぁ~~少しは楽しませてくれるかねぇ~~」
フリードはそうせせら笑いつつ、素早く僕に近付くと僕の顔に右フックを見舞った……
「ぐはっ!」
フリードの素早い動きに僕はついていけず、右頰にパンチを食らう。さらに腹にもボディブローを見舞われる……
「うぐっ!」
「トロい、トロいねぇ~~動きがぁ~~それでこの俺様に勝とうだなんて百万年早いねぇ~~俺様に逆らいやがったお仕置きにじっくり痛めつけた上でブッ殺してやりましょうかねぇ~~」
フリードは僕を嘲笑する。その時、ディヴェリクスが僕に言った。
「よし! 奴はお前をナメきって、隙だらけになってる! 今だ! まずはダークブレスをお見舞いしてやれ!」
僕はその指示に従って叫ぶ。
「ダークブレス!」
すると彼の顔をもろに黒の噴煙が襲う。
「ぶえっ!! ゲホゲホっ!! な、何だぁ~~この煙はあっ!!」
煙をもろに吸って咳き込むフリード、僕はその隙を突いて叫ぶ。
「トゥワイン!!」
すると僕の手から黒の手袋が長く伸びて、フリードの体に絡みつき、彼の体を締め上げる。
「ぐええええっ!! な、何だこりゃ!! うっ!! うげええええええっ!!! げほっ……」
僕の手から離れた神器はフリードの体をギリギリと締め上げ、フリードは涎を垂れ流して、失禁して気絶した。
勝った……!!
相手の隙を突いての勝利。でも、僕は体力でも敏捷性でもはるかに上回る相手に神器の力を駆使する事で勝てたのだ。そしてその時、目の前の教会の扉が開いて……
「何の騒ぎよ……あっ!!」
その声……そして長い黒髪に赤い瞳の妖艶な美貌……美しくていやらしい魅惑の体に黒のボンデージをまとった卑猥なその姿……それは僕が誰よりも会いたかった彼女……!!
「レイナーレっ!!」
僕は思わず彼女の名を叫ぶ。そして彼女は驚いた表情で僕を見つめる。
「ミ、ミコト……!!」
彼女の後ろには、コートを羽織った長身の男と、青みがかかった長い黒髪の、長身で豊満な胸のボディコンスーツを来た美女が、そしてツインテールの金髪に青い目で、悪戯っぽい表情の、黒いゴスロリ風の衣装をまとった小柄な女の子が控えていた。
****************************************************************
あの娘を……私の長年の大望を実現する彼女を迎え、差しあたりは旅の疲れを癒すように言って、用意させた部屋に通した直後、外から聞こえる騒々しい叫びに私は、どうせあの乱暴者のフリードが誰かを虐めているのかと思い、ミッテルトたちと共に外に出た。するとそこには……
「ミ、ミコト……!!」
そう、そこにはあの子が……私のこの体を愛欲の虜にしてしまったあの子がいた!
「レイナーレ……会いたかった……! 会いたかったよっ!!」
そう言って目を潤ませて私を見つめる尊……彼の顔は殴られたのか、右の頰が赤く腫れている……そして彼の近くには大口を空けて、失禁して無様な姿で気絶しているフリードの姿があった。それを見て、私は起こった事を理解した。
フリードが、ここに来たこの子に喧嘩をふっかけ、それをこの子が倒したのね……それにしても……この子ったら、フリードに勝ったの!?
私は驚いた。フリードは粗暴でねじ曲がった性格の手に負えない男だが、その実力はそこら辺の悪魔や堕天使を上回るほどのものを持っている。
それを、これまでまともに喧嘩すらした事もなさそうな、線の細い優男という感じのこの子が倒したというの!?
これは! この子、神器の力に目覚めたのね!!
そして私の後ろから
「へえ~~これが姉さまの愛しのミコトくんっすかぁ~~可愛い顔で見た目か弱そうっすけど、あの狂犬のフリードをやっつけるとはなかなかやるっすねぇ~~」
ミッテルトの茶化すような声が聞こえ、さらに
「ほう……これがミコト殿か……なかなか可愛らしいが……フリードを倒すとはな……」
「ああ……大したものだ」
カラワーナとドーナシークの声が聞こえた。
…………………!!
私は部下たちの声に気恥ずかしさを感じつつも、
「ミ、ミコト……と、とにかく中に入りなさい! 私の部屋に来なさい」
と彼に伝え、次いで部下たちに命じる。
「ドーナシーク、カラワーナ、ミッテルト、あなたたちはこいつを地下牢に入れておきなさい」
私の尊に暴力を振るったフリードに怒った事もあるが、この男は粗暴で執念深い性格で、放っておけば自分に屈辱を与えた尊を恨んで、仕返しに出る可能性が高いからだ。
「はいはい姉さま、愛しのミコトくんを殴ったコイツが許せないっすかぁ~~」
「はっ! 承知いたしました!」
そしてミッテルトは
「じゃあ姉さま~~ミコトくんとよろしくやるっすよぉ~~♪」
と悪戯っぽく笑い、カラワーナが
「ミコト殿、レイナーレ様をよろしく頼みます。レイナーレ様はずっとあなたに会いたくて焦がれておられたのですから……」
と尊にささやいた。
「あ、あなたたちっ!! は、早く行きなさいっ!!」
私は部下たちをせき立てた。
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ついに僕は愛しのレイナーレと再会できた。そして彼女の部下たちとも初めて会った。
レイナーレと同じ堕天使のドーナシークさんとカラワーナさん、そしてミッテルトちゃんだ。粗暴なチンピラという感じのフリードに対して、この三人は本当にレイナーレの事を慕っている様子が、まだ会って間もないが感じ取れる。まあ、ミッテルトちゃんは僕らの事を茶化すような事を言うが、それも彼女からすれば親愛の気持ちからくるものなんだろうと思う。
僕はレイナーレに手を引かれて教会の中へと導かれ、彼女の部屋へと通される。あのシスターの少女の事も多少は気になったが、何よりも今はレイナーレと再会できた事、その事の喜びで胸がいっぱいだった。
部屋に入ると、レイナーレは即座にドアに鍵をかける。そして僕の方に振り返るやいなや、バッ! と飛びかかるように僕に抱きついた。僕の体に彼女の張り詰めた大きな胸がむにゅっ! と押しつけられ、僕はその素晴らしい感触に胸をドキッ! と高鳴らせる。
「ミコトっ!! 会いたかったっ!! 会いたかったわっ!! 私、あれからずっとあなたの事を考えていたのよ!!」
そう叫んで僕の顔を潤んだ目で見つめるレイナーレ。
その彼女に僕も心からの想いを伝える。
「うん……僕もずっとレイナーレ、君の事ばかりを考えていたよ! もう絶対に離さないよ!! 僕のレイナーレ!!」
すると彼女の美貌がパッ!と輝き
「ミコトっ!!嬉しいっ!!」
と叫んでまた僕に抱きつく。どうやらディヴェリクスが言った、僕の神器の力が彼女を虜にしたというのは本当のようだ! それを確信した僕の心が喜びにあふれる。
嬉しい!! 嬉しいよ!! この僕が……今まで恋人なんて一度もいた事がないこの僕が……レイナーレ!! 君ほどの素敵な美女に愛されるなんて……!!
僕たちはそっと顔を近づけ、唇を重ねる。
「レイナーレ……いい?」
「ま、待って……その前に手当をして、少しお話しましょう」
僕はちょっと不満に思ったが、手当をしたいという彼女の気持ちが嬉しくもあり、まずは彼女に従う。
「ちょっとしみるけど、我慢してね」
レイナーレはフリードに殴られた僕の顔を優しく手当してくれる。彼女の白くなめらかな手の感触が心地よい。
「ごめんなさい。あのフリードという男、強いんだけれど粗暴で私の言う事もろくに聞かないの。そして執念深くて、放っておいたらあなたに仕返しをとかしかねないから、しばらく地下牢に入れておくわ。そして地下牢から出しても、私がいつもあなたと一緒にいて、あなたに絶対に手を出させないようにするから」
「レイナーレ……ありがとう」
「それにしてもあなた……あのフリードに勝つなんて! あの男、性格は最低だけれど、その辺の悪魔や堕天使じゃ敵わないくらいに強いのよ。あの男に勝ったという事は……ミコト、あなた、神器の力に目覚めたのね!」
「そう、僕は神器の力に目覚めた。そしてそれはレイナーレ、君のおかげなの」
「えっ? 私の?」
僕はうなずくと、例のものを取り出して彼女に見せる。
「えっ!? そ、それはわ、私の……胸……」
レイナーレは思わず美貌を赤く染める。
「そうだよ。君にもらったこの胸当てが僕の神器の依り代なの。僕の神器は【情念の炎】。これは理性では抑えられないほどの強い想い……情念をエネルギーとして発動される。そして僕の情念はレイナーレ、君に対する想いなんだ。だから君のこの胸当てが、僕の君への想いの象徴となるものが依り代となるの」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいわね……でも、嬉しい……!!」
僕の説明にレイナーレは気恥ずかしそうにしつつも、美貌を上気させて僕を見つめる。
「うん! だからレイナーレ、僕と君が出会ったのは運命だったんだよ! 僕は君と出会ってこの神器を発動させて、そして君と結ばれる……それは最初から決まっていた事なんだ! 愛してる! 愛してるよレイナーレ! 僕と君は永遠に一緒だよ!」
僕の告白にレイナーレの瞳が潤む。
「ああっ!! ミコトっ!! 嬉しいっ!! 嬉しいわっ!! 私も愛してる……愛してるわ!! もう絶対に私を離さないでっ!!」
「うんっ!! 離さないよっ!! 離すものかっ!!」
「ああっ!! ミコトっ!!」
レイナーレが歓喜の叫びをあげつつ、ガバッ! と僕を抱き締める。そして僕たちは再び顔を寄せると、今度は舌と舌を絡ませる濃厚なキスに突入する。
「あむっ……ちゅううううっ……ぷはっ……! るろっ……れろれろっ……ああっ……好きよ……大好きっ……私のミコトっ……はむっ……じゅるるるっ……」
「ふあああっ……ぼ、僕も大好きっ……僕のレイナーレっ……ふあっ……はああっ……」
レイナーレの舌が僕の舌にねっとりと絡みつき、僕の口内をなめ回し、彼女の唾液が注ぎ込まれる。その甘美な感覚に僕は夢を見ているようなうっとりとした気持ちになる……
ようやく僕たちは唇を離す。僕と彼女の唇の間に唾液の糸が一瞬繋がり、そして消える。潤んだ目でお互いを見つめ合う僕と彼女。
「レイナーレ、さっき言ったけれど僕の神器のエネルギーは君への想い。今から君にその力を味あわせてあげる。君の体をいっぱい感じさせて悦ばせてあげるね」
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すりっ……尊のしなやかな指が私の黒の胸当ての上に浮き出した勃起乳首をさする。
「あっ!!ああっ!!」
私はただそれだけで激しく感じてしまい、体をビクン! と大きくのけぞらす。さらに尊は私の胸をぎゅむうっ! と掴む……
「ふあっ!! あああんっ!!」
尊はさらに私の乳首を……胸全体を……そしてへそを……尻を……そしてアソコをさすり回し、指でいじくる。私は全身が熱く火照り、激しくうずくのを感じる!
「あっ!! あっ!! あんっ!! ミ、ミコトっ!! わ、私っ!! ぜ、全身が性感帯になったみたいっ!! あっ!! ああああんっ!!」
私の全身が快感で激しく緊張する。そして体を覆っているボンデージが熱を帯びてビリビリッ……!と音がする。そして次の瞬間……
「あっ!! あああああんっ!!! あはああああっ!!!」
私は激しい快感に絶叫し、それと共に私の体から黒のボンデージが散り散りになってはじけ飛んだ!
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僕の愛撫でレイナーレの体が激しく緊張し、彼女の体から黒のボンデージが散り散りにはじけ飛び、彼女は全裸となって、その美しくていやらしい魅惑の裸体を僕にさらす。
「うふふっ……どう? 僕の神器の力で脱がされた気分は?」
「あああんっ……! もうっ! ミコトのエッチいっ……」
美貌を火照らせて甘い声であえぎつつ僕を見つめるレイナーレ。僕はその彼女の裸体を余すところなく見つめる。
重力に逆らって丸々と張り詰めた球形の大きく美しい乳房……その頂の膨れ上がり、硬くビンビンに勃起して突き出している、大きくて卑猥極まる乳首……キュッと引き締まったへそにくびれた腰……引き締まった丸く美しい尻……髪の色と同じ黒い陰毛で覆われた秘部……しなやかな手足……それは美の女神すら到底及ばないと思えるほどに美しく卑猥だ! 僕を虜にして常に欲情させる魔性の体……!
「で、でもすごいっ……!あなたの指で触られただけでっ……私っ……どうしようもなく感じちゃうのよおっ……こ、これがあなたの神器の力なのっ……!?」
僕にいやらしい裸体を見せつけつつ、美貌に悩まし気な表情を浮かべつつ尋ねるレイナーレ。僕はその彼女を見ているだけで射精しそうになるのをこらえつつ答える。
「そうだよ。これが僕の神器の力……レイナーレ、君を僕の虜にする力……僕、君に去られて本当に辛かったんだからっ! だから、もう二度と僕から離れようなんて思えないように徹底的に君の体を調教してあげるから……君が僕なしではいられないようにしてあげるからっ……覚悟してね。僕のレイナーレ」
「あんっ……ミコトっ……! わ、私だって辛かったんだからっ……あっ!! あああんっ!!」
僕は目の前のビンビンに勃起しているレイナーレの大きくいやらしく過敏な乳首を指できゅりっ! とひねり、レイナーレはビクッ!!と裸体をふるわせてもだえる。そして僕は指で彼女の乳首を何度もさすり回す……乳頭を……側面を……そして乳輪を……僕の指の動きに合わせて、彼女のいやらしい乳首がぷるぷるっ!と卑猥にうごめく。彼女の乳首は大きくて、硬くビンビンに勃起して突き出していて実にいやらしく、その手触りはコリコリ感とムッチリ感を併せ持っていて最高だ。その上、極度に過敏ときている! まさに僕を虜にする魅惑の乳首だ!
「ああっ!! レイナーレっ!! 君の乳首はやっぱり最高っ!! 大きくてこんなにコリコリでムッチリして、その上こんなに感じやすいなんてっ!! なんていやらしい乳首なのっ!!」
「あっ!! あっ!! あああんっ!! ミ、ミコトっ!! ち、乳首気持ち良いっ!! 気持良いのおっ!!あっ!! あはんっ!!」
レイナーレは美貌にうっとりとした表情を浮かべて、甘い声をあげてもだえる。
そして僕はレイナーレの乳首により強い刺激を与える。まず、彼女の乳首にギリッ!と爪を立てる……
「いっ!! いひいいいいっ!!!」
強烈な刺激にレイナーレは目を見開いて絶叫する。さらに僕は爪を立てたまま、彼女の乳首をぎゅりいいっ! と引っ張り上げる……
「ふっ!! ふうぎいいいいいいいいっ!!! ふうひゃああああんっ!!!」
レイナーレは裸体を大きくのけぞらし、長い黒髪を振り乱して、目から涙を流し、口元からは涎を垂れ流してすさまじい声で絶叫する。そしてさらに僕は彼女の乳首をぎゅりぎゅりぎゅりいっ! と激しく何度も執拗にひねり回す。
「ふぎいいいいいいっ!!! ミ、ミコトおおおっ!!! ち、乳首ダメええええっ!!! それ以上されたらあっ!!! わ、私いいいっ!! あっ!! や、やめないでえっ!! も、もっと私のいやらしい乳首をしごきまくってえっ!!! あひいっ!! そ、そうよおおっ!!! はひっ!! はぎゃああああんっ!!!」
レイナーレはあの初めて僕と結ばれた時と同じく、僕が彼女の乳首に加え続ける刺激に淫らにもだえ、絶叫し、口ではダメと言いながら、僕が指を離すとすぐに
「やめないでっ!!」
と叫んでさらに乳首への強烈な刺激を求め続ける。
そう、彼女は性感帯の乳首に強烈な刺激を加えられるのが気持ち良くてたまらないのだ。その事実に僕の心も激しく燃える。
「ああっ!! レイナーレっ!! 僕に乳首攻められるのがそんなに気持ちよくてたまらないんだねっ!! いいよっ!! これから毎日っ!! 永遠にこうやって君の乳首を激しく愛してあげるっ!! そしてもっともっといやらしい乳首にしてあげるねっ!!」
「ふあああっ!! う、嬉しいっ!! 嬉しいわあああっ!!! あひっ!! あぎゃああああんっ!!!」
僕はようやくレイナーレの乳首から指を離してそれを見つめる。僕に激しくひねり回され、爪を立てられ、引き延ばされた彼女のいやらしい乳首はさらに硬く、そして長くなってその卑猥さを増している。
僕はその乳首にれろっ……と舌をはわせる。
「あっ!!あはあんっ!!」
レイナーレがまた裸体をふるわせる。僕はさらに彼女の乳首を舌で入念になめ回し、吸い上げ、そしてしゃぶる。
「あむっ……! ちゅうううううっ! ぷはっ! るろっ……れろれろっ……ぺちゃあっ……ああっ……レイナーレっ……君の乳首おいしいっ! 本当に、なんてすごい乳首なのっ……! 指で触っても、舌で味わっても最高っ!! 君のこの乳首は僕の一番の宝物っ! 愛してるっ! 愛してるよっ!! 僕のレイナーレっ!! はむっ! じゅるるるるーーーーーーっ!」
「あはああああっ!! はああああああんっ!! ミ、ミコトおおおっ!! う、嬉しいわあっ!! こ、これほどまでに私の乳首に夢中でいてくれてええっ!! あ、愛してくれてえっ!!」
僕はレイナーレの右乳首をなめ回しつつ、左乳首の乳頭の穴に人差し指を当てる。
「あっ!!」
そして僕はレイナーレの乳首の穴に突き入れるように人差し指を動かし、彼女の乳首をグリグリとほじるように攻めまくる。
「ふっ!! ふうひいいいいっ!!! ミ、ミコトおおおっ!!! ち、乳首の穴をっ!! はあひいいいっ!! グリグリほじられるのおっ!!! も、ものすごく感じちゃうわああっ!!! も、もっとほじってええっ!! はひっ!! はあああああああんっ!!!」
僕に乳首の穴をほじられる激しい刺激と快感に、レイナーレはまた長い髪を振り乱し、裸体をふるわせて絶叫する。その美貌には恍惚とした表情が浮かんでいる。あまりにも美しく、いやらしい彼女の姿に僕の心は彼女を愛しく思う気持ちで燃え上がる!
ああっ!! レイナーレっ!! 僕の女神!! 絶対に君を離さないっ!! 愛してる!! 愛してるよ!!
僕はレイナーレへの愛を込めて、彼女の左乳首の穴に人差し指をグッ! と突き入れ、同時に右乳首にガリッ! と噛み付いた。
「ふ、ふぎいいいいいいーーーーっ!!! ミ、ミコトおおおおっ!!! ち、乳首の穴に指突っ込まれてええっ!!! 乳首噛まれてえええっ!!! そ、そんなにされたらあっ!!! はひっ!! わ、私もうっ!! はひゃあああああんっ!!! あああああああーーーーーーーーっ!!!」
僕が指と歯で両乳首に同時に与えた、すさまじい刺激にレイナーレは裸体をのけぞらせて絶叫し、絶頂を迎えた。
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「はあんっ……はあはあっ……ああんっ……」
レイナーレは美しくいやらしい魅惑の裸体を汗びっしょりに濡らしてあえいでいる。僕は彼女のその姿を見て、また股間が激しく猛り立つ。本当に彼女となら何度でも出来る気がする。それほどに彼女の体はいやらしく、魅力的なのだ。
しばらくして息も落ち着いたレイナーレは、僕を見上げて、美貌に妖艶な表情を浮かべて言う。
「うふっ……ミコトったらっ……またそんなにオチンチン勃たせてっ……! 可愛い顔してホントにエッチな子っ……ああっ! あなたのそのオチンチン見てたらっ! 私もまたいやらしい気持になっちゃったわっ! お願いっ! そのオチンチンを私のココに挿れてっ!」
彼女は僕にそれを挿れるべき場所を……陰毛に覆われた秘部を示す。
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尊に乳首を激しく攻められてイカされた私。しかし、私は彼の履いているズボンを突き破りそうなほどに大きくなって猛り立っている股間を見て、それを強く欲する。
ミコト! あなたとひとつになりたいっ!
その想いが私を突き動かす……
「うん、僕……初めてでうまく出来るかどうか分からないけれど……君の中に入れたい」
尊は可愛い顔を赤く染めつつ言って、ズボンを脱ぎ、さらにパンツを脱ぐ。その瞬間に彼の猛り立った男根がぶるんっ! と揺れつつあらわとなる。それは、男性にしては華奢で、可愛らしい顔の彼には不釣り合いなほどに大きく、たくましい。
「ああっ……! ミコトっ! 大きくて立派よ! さあっ、挿れてっ!」
私の求めに尊は緊張してぎこちない感じで私の上に覆いかぶさり、そしてその猛り立つ男根を私の中にずにゅっ! と突き入れた……
「あっ!! あああああっ!!!」
尊の熱く、たくましい男根が私の中に突き入れられ、私の体が熱くたぎる。
「ふああああっ!! ミ、ミコトっ!! 熱いっ!! 熱いわあっ!! も、もっと私の中にあなたのオチンチンを深く突っ込んでえええっ!!!」
「こ、こう!!?」
尊が必死に腰を動かして懸命に私の中により深く男根を突き入れる。
「あっ!! そ、そうよおおおっ!! あっ!! ああああっ!!!」
尊は私の中に男根を突き入れつつ、私の乳房をぎゅむうっ!! と力いっぱい掴む。
「あっ!! あはああんっ!!」
そして尊の指がまた私の乳首をぎゅりいっ! と思い切りひねる。
「ふっ!! ふぎいいいいいいいいいっ!!! ミ、ミコトおおおおっ!!! わ、私いいいっ!!! ち、乳首とアソコを同時に攻められてえっ!! ふひっ!! た、たまらないっ!! たまらないわああああっ!!!イっ!! イッちゃうっ!! イッちゃうわああああっ!!」
「レ、レイナーレっ!! ぼ、僕ももおっ!!! あっ!! ああああっ!!」
「あっ!! ああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!」
絶叫と共に、私と尊は同時に絶頂を迎えた。
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僕とレイナーレはベッドで全裸で抱き合って体を休めている。もう、僕は彼女と絶対に離れられない。彼女の素晴らしい美貌……美しくていやらしい魅惑の体……甘い声……これを失うなんてとても耐えられない! もし彼女に危害を加えようとする者がいれば、相手が悪魔であろうが、魔王であろうが許せない! 命を賭けて戦い、彼女を守る! その決意を僕は固めた。
でも、出来ることなら争いは避けたい! 彼女と平和の中で愛し合って暮せればそれが最高だ。そのためにも、僕は彼女に約束させたい! これ以上、グレモリー先輩たち悪魔を刺激するような事は決してしないと。僕は彼女と抱き合い、彼女の甘い匂いをかぎつつ、それをずっと考えている。
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尊との再会。この子との再度の交わり。それは私の体をこれ以上ないほどに悦ばせ、私を幸せで満たしてくれた……!
私は信じられない気持になる……あれほど下等な存在と見下していた人間の、そしてこんなはるかに年下の子供にこの私がこれほどまでに心を奪われてしまうとは……!
でも、私は悟ったのだ! 私はもうこの子と決して離れられないと。自分の命に代えても私を一途に愛してくれて、誰よりも私の体を悦ばせてくれて、私への愛で神器を発動させたこの子を私はどうしても必要としている……!
でも、私が今、進めているあの計画の事を知ったら、この子は何と言うだろうか? その事が私は気になる。いっその事、やめてしまえば……いや、そんな事は出来ない! これまで私はこのために長年かけて準備を進めてきたのだ。私についてきてくれた、ドーナシークやカラワーナ、ミッテルトたちのためにも今更引き返す事など出来ないのだ。
だ、大丈夫よ! この子は何があったって私と離れたりしないって約束してくれたんだもの! そして私をこれほどまでに愛してくれているんだもの! それに……私が【至高の堕天使】になれれば、この子だって最高に幸せになれるはずなんだから!
そして私はこの子に問う。
「ミコト……あなたは何があっても私と一緒にいてくれるわよね? どんな事があっても私を愛してくれて……何があっても私を捨てたりしないわよね?」
その問いに彼は優しく微笑んで私を見つめ、
「もちろんだよ。僕は何があっても君と一緒にいるよ。どんな事があっても君を愛し続けるよ!」
そうはっきりと答えてくれた。その彼の言葉に私の心は歓喜に満たされる。そう、この子はなにがあっても私を愛していてくれる……!
「嬉しいっ!! 嬉しいわっ!! 私のミコトっ!! 愛してるっ!! 愛してるわっ!!」
私はそう叫びつつ、彼を強く抱きしめる。そして私たちはまたお互いを激しく求め合う……
(次回に続く)
『情念の炎・完全版』の第2話。今回のお話は特に尊とグレモリー眷属との対面の部分の描写が前に投稿したものと大きく変わりました。
以前投稿したものですと、一誠やリアスたちグレモリー眷属は最初から尊に対して不信感バリバリという感じで、一誠が尊の言葉に激怒して殴りかかるといった状況でしたが、今回の完全版では最初、グレモリー眷属たちは尊がレイナーレを神器の力で撃退したものだと考えて、好意的に接して自分たちの仲間にしようとスカウトまでしてきました。
その後、尊のレイナーレへの気持ち(彼らから見れば【盲愛】)を知って、一気に寒々しい雰囲気になりますが、それでも尊は一誠に対して感じた違和感を直接口に出さない配慮をしており、愛するレイナーレへのグレモリー眷属の態度に内心怒ってはいるものの、それを態度にはっきり出すのは我慢しており、まだ両者の関係は少なくともこの段階ではあからさまな対立・憎悪には至っていません。果たしてこれからどうなっていくのか…、
後、対フリード戦。以前投稿したものよりも、よりフリードの粗暴でキレやすい凶暴な性格をはっきり出しています。尊とレイナーレの甘々でラブラブな関係は変わりませんが(笑)
次回以降も色々と変更を加えていく予定です。それでは、次回をお楽しみに!^^