一方、恋人のオーフィスと共に【禍の団】を抜け、晴れてグレモリー眷属の一員となった鬼崎は愛するオーフィスとの馴れ初めを思い起こしていた。
大きな岐路を迎えた者たちは、そこで何を思うのか……?
体育祭が終わって数日後の日曜日、僕とレイナーレは先にアザゼル様を通じてサーゼクス様からお願いされた、悪魔界の監獄に収監されているカテレアさんを励ますため、そこに出向く事となった。
以前の合宿の際とは異なり、今回はサーゼクス様から僕たちの家へと遣わされた使者の人の案内で、魔方陣を用いて即、悪魔界のその場所へと出向く事になり、あっという間に現地に到着した。
「す、凄いわね……」
「うん……」
目の前の監獄を見上げるレイナーレと僕。それはまさに巨大な要塞という感じだ。あちこちに警備兵がいて厳重な警備体制がしかれている。
「堕天使のクニハラ・ミコト様とレイナーレ様ですね。お待ちしておりました。では、こちらへ……」
立派な身なりをした、おそらくこの監獄を管理している人たちの中でもかなり上の地位と思われる人が丁重に迎えてくれ、その案内で僕たちはカテレアさんのいる独房へと案内される。
案内された部屋の中に入ると、強化ガラス越しにカテレアさんの姿を確認する。彼女はあの眼鏡を外し、髪を下ろした姿で僕たちを見つめている。
「お久しぶりです。カテレアさん」
「久しぶり。よく来てくれたわね」
カテレアさんは微笑みを浮かべて迎えてくれる。だが、その表情は寂しげで、よく見ると目が少し腫れている感じだ。きっとずいぶんと泣いたのだろう……
「もう、あの髪型と眼鏡はしないのね。今の姿の方がずっと綺麗だからそれで良いけれど」
「あれは、実は威圧感を出すために、舐められないようにしていたの。ほら、あの眼鏡をかけて、あの髪型をしていると厳しい感じになるでしょう」
レイナーレの言葉にカテレアさんは苦笑する。確かに、あの眼鏡をかけて、髪を上に巻き上げていた姿の時のカテレアさんは、まるで「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤーさんのようで、今の彼女と比べるとかなりキツい感じがした。
「でも、もうそんな威圧感は必要ないし、あなたたちもこの姿の方が美しいって言ってくれたから、あの姿とはおさらばする事にしたの。そうそう、レヴィアタンの称号も返上するわ。私よりもずっとそれに相応しいセラフォルーが今はレヴィアタンなんだから」
そう微笑むカテレアさんに、かつてのあのセラフォルー様への憎しみ、嫉妬に燃えていた彼女の面影は全くなかった。現在の彼女はとても優し気な、美しくて聡明な女性だ。
「あの、カテレアさん……クルゼレイさんの事は本当にお気持ちをお察しします……」
僕は彼女に対して申し訳ないとは思いつつも、クルゼレイの名を出した。今の彼女にとって、その名を聞く事はとても辛い事のはず。でも、その気持ちを振り切らない限り、彼女は先に進めないのだ。
「ええ、彼がサーゼクスに討ち取られた事は聞いているわ。それで、あの人の最期がどうであったのか、あなたたちは聞いているかしら?」
カテレアさんが僕の目をじっと覗き込むようにして聞く。僕たちは直接、彼の最期の様子を見た訳ではない。
だが、その様子を間近に見ていたアザゼル様の話によれば、クルゼレイはサーゼクス様の和解の申し出を、「貴公が望むのであれば、カテレアと共に再び暮らせるようにしても良い」という誠意と恩情に溢れた言葉をけんもほろろに撥ねつけ、カテレアさんの事を「堕落した裏切者の女」と罵った。そして最後までサーゼクス様たちを【偽物】と罵り、決して認めようとはしなかったとの事。
おそらく、サーゼクス様も、その意を汲んだ部下の人も、カテレアさんにそんな事実を伝えるに忍びなく、単に彼がサーゼクス様の和解の提案を拒否し、その結果、戦闘となって討ち取られた、その事実だけを伝えたのだろう。そこで僕はこう答えた……
「その戦いの時、僕たちは別の場所で戦っていたので、直接、それを見た訳ではありません。でも、聞いた所によれば……クルゼレイさんはサーゼクス様の和解の呼びかけを【配慮には感謝するが、自分にも魔王の血を継ぐ者としての矜持がある】と断わり、最期、【カテレアの事を頼む】と言って亡くなられたとの事です……」
もちろん嘘だ。だが、彼女に事実を伝えるのはあまりにも忍びなかった。そのやるせなさに僕は思わず自分の感情が高まるのを、涙が溢れるのを止められなかった。
「ミコト……」
レイナーレが僕の肩にそっと触れる。そんな僕たちの様子をしばし、じっと見つめていたカテレアさんは、優し気な微笑みを浮かべる。
「そう……そうなのね……あの人は武人としての矜持を最後まで保ったまま、潔く死んだと……ありがとう……伝えてくれて。これで私も気が晴れたわ……」
そう言って微笑むカテレアさんの目は潤んでいる。今にも涙が溢れそうになるのを懸命にこらえているのだろう。
「実はね。サーゼクスから、もうそろそろ仮釈放しても良いとの話が来ているの。もちろん、無罪放免という訳ではなくて、過去の罪を目に見える形で償う事を求められると。そして、その償い方は自分で決めて良いと……先日、そう伝えられたのよ」
「そうなんですね……! では、晴れて仮釈放となった時には、お祝いしましょう!」
「フフッ……ありがとう……それでね……そうなった時には……」
カテレアさんは何かを言いかける。だが、そこで彼女は言葉を切って僕たちに満面の笑顔を見せる。
「いえ、何でもないわ。では、そろそろもう時間ね。ありがとう、来てくれて。また、ここを出て会う日を楽しみにしているわ。それまで元気にね」
「はい! 僕もその日を楽しみにしています! カテレアさんもお元気で!」
「私もあなたとまた会えるのを楽しみにしているわ。じゃあ、カテレア、それまで元気にね!」
そして僕たちは監獄を後にした。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
尊たちを送り出した後、私は独房内でシャワーを浴びる。
サーゼクスは私に色々と気を使ってくれている。おかげでここは牢獄とはいえ、一流ホテル並みの待遇だ。シャワーや風呂、トイレ、ベッドといった設備は全て整っていて、しかもいずれも高級品であり、出される食事もおいしい。罪人の私に対して申し訳ないくらいだ。
私はシャワーを浴びつつ、尊たちとの面会を、そこであの子たちと語った事を思い起こす……
あの子、私にクルゼレイの事を切り出す時、とても辛そうだった……そして、私が彼について聞いた時、あの子は泣きながら嘘を言った。それはあの子の優しさ故の嘘……
そう……私はクルゼレイが……あの人が私を気遣うような事を……サーゼクスの善意を受け入れるはずなどない事を知っている。私が以前、ここに忍び込んできた陽太郎を通じてあの人に渡した手紙……その後、その返事は届き、悪魔当局が中身を確かめた上で私に渡してくれたが、それは私を【裏切者】と見なしての罵詈雑言と、サーゼクスたち【偽の魔王】に対する激しい憎しみに満ちたものだった。
その手紙を読んだ時から、いずれこうなる事は分かっていた。だから、あの人を討ち取ったサーゼクスに対する憎しみは一切ない。彼は私たちへの精一杯の誠意と配慮を示してくれた。その結果なのだから。でも、それでも私があの人を愛したのは事実。かつて、あの人の手が、指が、舌が私のこの胸に……乳首に触れて、私が愛欲に溺れたのは事実……そして今、私はシャワーを浴びつつ、あの人の感触を思い起こして一人もだえる。
「ああっ……! クルゼレイっ……! クルゼレイっ……! ああっ……!」
私はあえぎつつ自分の張り詰めた大きな胸を揉みしだき、乳首をつまむ。
だが、そんな私を心の中の声が冷酷に現実に引き戻す。もうクルゼレイは死んだのだ。彼が二度と現れる事はないのだと……そう、クルゼレイは死に、旧魔王派は壊滅したのだ。私はこれから、新しい道を歩み、生きていかなくてはならないのだ。そして私の心の中でその【新しい道】はもう決まっている。
ああっ……! ミコト……! レイナーレ……! 私はあなたたちに……私を命懸けで説得して私の命を救ってくれて……今日も私の為に泣いてくれた……そのあなたたちの優しさに私は自分のこれからを賭けるわ……!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
カテレアさんとの面会を終えて駒王町の自宅へと戻った僕とレイナーレは、寝室に入ってそこでベッドに並んで腰かけてくつろぐ。そこで僕は先ほどのカテレアさんとの会話で感じた事をレイナーレに話す。
「カテレアさん、僕がクルゼレイの最期について説明した時に目を潤ませていたね。今にも泣き出しそうに。でも、僕が語ったあれは本当は嘘……」
「ええ、そうね。カテレアはあなたが言ったあれが嘘である事を承知した上で、あなたに感謝したのよ」
「えっ……? そうなの……?」
「ええ。あの時、あなたを見つめていたカテレアの表情、その後の彼女の笑顔を見ていて、私はそう思ったわ。彼女は自分の恋人がどんな人か、ああした場合にどんな態度を取る人かをよく知っていた。だから最初、あなたの話を聞いて不思議そうな顔をしていたけれど、その後、自分の為に涙を流したあなたを見て、あなたの自分への優しい気持ちを……あなたの優しい嘘を感じて目を潤ませたのよ」
「レイナーレ……」
「ミコト、あなたはその優しさで既に何人もの相手を救ってきたわ。私も、カテレアも、レックスも、マリアを始めとするディオドラの眷属たちも……皆、あなたがいなかったら確実に死を迎えていた……でも、あなたの優しさが皆を救って幸せにしてきているのよ」
「レイナーレ……!」
「あなたはきっとこれからも、その優しさで多くの人を救っていく事になるわ。でも……」
レイナーレはそこで僕を潤んだ目で見つめる。
「ミコト、あなたは皆に優しい……でも、女としてあなたに愛されるのはこの私だけの特権……私はそれを決して手放さないわ。だって私はあなたを……【ニプルドラゴン】を唯一、支える事が出来る【ニプルクィーン】なんだもの。あなたに力と癒しを与える事が出来るのは私だけなんだもの……」
「うん。もちろんだよ、レイナーレ。僕が愛する女性は君だけ。君は僕を、この【ニプルドラゴン】を支える事が出来る、ただ一人の【ニプルクィーン】なんだもの。愛してる。愛してるよ。僕のレイナーレ!」
「ああっ! 嬉しいっ! 嬉しいわっ! 私のミコトっ!」
レイナーレが歓喜の叫びを上げ、愛しい彼女の一途な愛に僕の心も熱く燃える。僕たち二人は立ち上がると、ギュッ! と強く抱きしめ合う。レイナーレの甘い匂い、彼女の張り詰めた弾力感にあふれた大きな胸がギュムッ! と体に押し付けられる感触。その全てが最高だ!
僕たち二人はそっと顔を寄せ合うと唇を重ねる。レイナーレの舌が僕の口内に入って来て、僕の舌を、口内中を舐め回し、彼女の唾液が僕の口内に注ぎ込まれる。それは脳内がとろけそうなほどの甘美な感触。
「あむっ……るろっ……るろるろっ……ぺちゃあっ……はふっ……ウフッ……ミコトっ……好きよっ……大好きっ……」
「うううんっ……ぷはっ……ふわああっ……僕も……僕も大好きっ……僕のレイナーレっ……あふうっ……」
レイナーレの舌と僕の舌が絡み合い、熱い吐息と甘い匂いが辺りを包む。ようやく唇を離した僕たちはお互いを見つめ合う。レイナーレの美貌は上気して悩ましげな表情で僕を見ている。そんな彼女に僕の恋情はもう抑えようがないほどに高まる。
【キスの次は胸】。それは僕とレイナーレの間ではもう決して変わることのない鉄則で、僕の目は制服のブラウスのボタンを今にも弾け飛ばしそうに張り詰めた、レイナーレの張り詰めた見事な球形の美しい大きな胸に、その頂のブラウスの上からもその形がはっきりと確認出来る、彼女の硬く勃起して突き出している、大きく卑猥な乳首に注がれる。
僕はまずその胸をブラウスの上からすりっ……とさする。
「あっ!」
レイナーレの甘いあえぎ声と共に、彼女の張り詰めた弾力感あふれる乳房の感触と、硬い乳首の感触が僕の手のひらに伝わる。その素晴らしい感触に僕は興奮して、さらに彼女の乳房を何度もさする。
「あっ! あっ! ああんっ! ミ、ミコトっ! あんっ!」
僕は自分の手よりもずっと大きいレイナーレの乳房をぎゅむうっ! とつかむ。
「あっ!! あはあっ!!」
レイナーレがビクウッ! と体を大きくのけぞらす。僕は彼女のブラウスの上にくっきりと浮き出している彼女の硬く大きな勃起乳首をぎゅりっ! とひねる。
「ふっ!! ふひゃあああんっ!!」
レイナーレが絶叫して、先ほどよりもさらに大きく体をのけぞらす。僕は彼女の痴態に激しく興奮し、僕の股間はもうこれ以上ないほどに猛り立つ。
「ああっ! レイナーレっ! 裸になってっ! 君のそのエッチで素敵な体をっ! 大きくて張り詰めて素敵な胸をっ! カチカチに硬くて大きくていやらしい乳首をっ! 引き締まったおへそをっ! 丸くて綺麗なお尻をっ! 君のすべてを僕に見せてっ!」
僕はそう叫びつつ、まずレイナーレの首下のリボンをするっ……と外す。
「あっ……」
次に彼女の襟元からブラウスのボタンをゆっくりと外す。ボタンを一つ外すごとに彼女の張り詰めた大きな胸がぶるっ! と弾み、彼女の深い胸の谷間があらわとなる。
「あっ……ああんっ……」
僕の指はブラウスの下まで伸び、レイナーレの引き締まったおへそがさらされる。僕はブラウスのボタンを一番下まで外すと、レイナーレの腰に手をかけて、まずはスカートの前掛けを剥ぎ取り、さらにスカート本体のホックを外す。
「ああっ……」
レイナーレの嘆息と共にスカートが滑り落ち、彼女の黒のパンティーに包まれた、引き締まった丸いお尻が、しなやかな引き締まった美しい足が露わとなる。さらに僕は彼女のブラウスをバッ! と引き下ろす。
「あっ!」
レイナーレの張り詰めた大きな両乳房がぶるるんっ! と大きく弾み、彼女はもはや辛うじて乳首だけを覆う面積の狭い黒の紐型ブラジャーと、やはり秘部を辛うじて隠すだけの黒の紐型パンティーだけの姿となる。そのブラジャーは布地が薄いため、もう彼女の大きくいやらしい勃起乳首の色までもが透けて見える。
僕はゴクッ……と唾を飲み込みつつ、僕が好きでたまらないレイナーレの大きく卑猥な乳首を丸出しにしようと彼女のブラジャーの紐に右手の一指し指をかけ、同時に彼女の腰にも手を伸ばし、紐状パンティーに指をかける。
「あっ!! ああんっ!!」
僕は指に力を込める。レイナーレと一緒に暮らすようになってから、僕は毎日、彼女を全裸にしてその素晴らしい裸体を眺め、愛撫しているが、それでもいつも、彼女の卑猥な乳首をさらけ出すこの瞬間は僕にとって至福の時なのだ!
ブチッ!
「あっ!! あはあああんっ!!」
レイナーレの甘い叫びと共に、彼女の大きな乳房に食い込んでいた黒の紐状ブラジャーがボン! と張り詰めた乳房の圧力で吹っ飛び、彼女のカチカチに硬く勃起して、ビン! と乳房から突き出してそそり立っている大きく卑猥極まる乳首がぶるるっ! とうごめきつつ僕の目にさらされ、同時に彼女のパンティーも引き剥がされ、彼女の秘部の黒い茂みがさらされ、彼女は全裸となる。
目の前にさらされたレイナーレの裸体に見入る僕。彼女の大きな乳房は、まるで重力に逆らうかのようにパンパンに張り詰めて弾力感にあふれ、見事な球形で実に美しい!
その乳房の上にそそり立つ、僕を力づける彼女の神器【堕天の乳汁】の宿る場所であり、また僕の神器【情念の炎】のパワーの源となる彼女の乳首は、毎日、僕の指と舌と歯による激しい刺激を受け続けているため、膨張して大きく膨れ上がり、カチカチに硬く勃起してビン! と突き出していてその卑猥さに僕はいつも眺めているだけで股間が激しくうずき、射精しそうになる。
さらに引き締まったへそにくびれた腰、丸く引き締まった美しいお尻、すらりと伸びたしなやかな足、彼女の全てが僕を激しく魅了する。
「もうっ……ミコトったらいつも私の裸をそんなに夢中で眺めてっ。私の裸なしでは我慢出来ないのね。私のこの体が好きで好きでたまらないのね。本当に困った子……でも、嬉しいわ。大好きなあなたがそれほどまで私に夢中でいてくれて……さあミコト、好きなだけ見てっ……♪ あなたの【至高の堕天使】の、あなたの【ニプルクィーン】のこの体をっ……」
レイナーレは自分の裸体を食い入るように見つめる僕を、美貌に妖艶な笑みを浮かべて見つめつつ、胸を張って自分の美しくいやらしい、僕を常に虜にしてやまない最高の裸体を見せつける。その彼女のあまりの卑猥さに僕の股間はもう耐えきれないほどに猛り立つ!
「ああっ!! レイナーレっ!! 僕のレイナーレっ!!」
僕は激しく興奮して叫びつつ、愛しい彼女ににじり寄ると、その張り詰めた大きな両乳房を今度は直にむぎゅうっ! と思い切りつかむ。
「ふああああっ!! ミコトおっ!!」
レイナーレが裸体をのけぞらせて絶叫し、僕の指が彼女の大きな乳房に深々と食い込み、乳房が卑猥な形に変形する。彼女の張り詰めた乳房の弾力が僕の手を押し返し、彼女の石のようにカチカチに硬く勃起した大きな乳首が僕の手のひらをくすぐり、僕は興奮してさらに彼女の乳房をぐにゅっ! ぐにぐにっ! ぐにいっ! と激しく、夢中で揉みしだく。
「ああっ!! レイナーレっ!! 最高だよっ!! 君の胸っ!! 何度揉んでも素晴らしいよっ!! こんなにムチムチと弾力あってっ!! もっともっと揉ませてっ!!」
「ふああああんっ!! ミ、ミコトおっ!! 嬉しいわあっ!! い、良いわあっ!! もっともっと揉んでえっ!! あっ!! あはあんっ!!」
存分にレイナーレの乳房を揉みしだき、その素晴らしい感触を堪能した僕は、次にその張り詰めた乳房からビン! と突き出している、彼女のカチカチに硬く勃起した大きな乳首をはむっ! と口にくわえる。
「あっ!! ああんっ!!」
僕はくわえたレイナーレの乳首を強く吸い上げ、舌で舐め回し、しゃぶり、また吸い上げる。僕の唾液がべっとりと付いた彼女の大きな乳首が卑猥に光り、僕の舌の動きと共に彼女の乳首がぶるっ! ぶるっ! と淫らにうごめく。僕は目に映るそのあまりにいやらしい景観に興奮しつつ、彼女の硬く、それでいてムッチリとした弾力感にあふれる彼女の乳首の舌触りを味わう。
「るろっ……るろるろっ……ぺちゃあっ……ああっ……! レイナーレっ! おいしいっ……! おいしいよおっ……! 君のこの乳首っ……! 何度吸っても、舐め回しても飽きないよおっ……あむっ! じゅるるるるるーーーーーーっ!」
「あはああっ!! ミ、ミコトおおっ! わ、私もあなたに、あはっ! ち、乳首いっぱい吸われてっ! あはあっ! な、舐め回されてっ! と、とっても気持ち良いのおっ! お、お願いっ! もっともっと乳首吸ってえっ! もっと舐め回してっ! あっ! あああんっ!」
僕に乳首を執拗に吸われ、舐め回されて、レイナーレは僕の頭を優しく抱きつつ、美貌に悩まし気な表情を浮かべて甘い声であえいでくれる。僕はそんな彼女が愛おしくて、さらに大好きな彼女のいやらしい乳首を求める。そう、舌の次は指で。彼女の唾液でベトベトになった卑猥な乳首を人差し指と親指でとらえてぎゅりっ! とひねる。
「ふっ!! ふひいいいいいっ!!」
性感帯でとても過敏な乳首をひねられてレイナーレは先ほどよりもさらに大きく裸体をのけぞらせ、涙を流して絶叫する。僕は彼女のその痴態と、ひねった彼女の大きな乳首の硬くムチムチとした感触に興奮して、さらに彼女の乳首をぎゅりいっ! ぎゅりぎゅり! ぎゅりりいいっ! と激しくひねり回して引き延ばす。
「ああっ!! レイナーレっ!! 君の乳首は本当に素晴らしいよおっ!! こんなに大きくていやらしくてっ!! こんなに硬くてムチムチしてっ!! こんなに感じやすくてっ!!」
「ふぎゃああああんっ!! ミ、ミコトおおおっ!! と、当然よおおおっ!! だ、だって私はあなたのっ……ふ、ふひっ!! ニ、ニプルドラゴンの妻のニ、ニプルクィーンなんだものおっ!! は、はひいいいっ!!」
「ああっ……嬉しいっ……! 嬉しいよレイナーレっ!! もっともっと君の乳首を愛してあげるっ!! もっともっと君をいやらしくもだえさせてあげるっ!!」
「ふひゃああああっ!! う、嬉しわあっ!! お、お願いっ!! もっともっと私のいやらしい乳首攻めてえええっ!! あひっ!! あひゃああああああんっ!!!」
僕の激しく執拗な乳首攻めにレイナーレは長い黒髪を振り乱し、裸体をのけぞらせ、汗をほとぼらして淫らにもだえ狂った。
ああっ……! レイナーレっ……! 美しくていやらしい僕のニプルクィーン! 君さえいてくれれば、僕は幸せ……! 君と一緒ならどんな事も乗り越えていけるよ!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
今日は休日。僕はオーフィスとベッドで激しく求め合った後、スヤスヤと寝ている彼女の黒髪を撫でつつ、彼女との馴れそめを思い起こす。そう、それは僕が初めて魔界からこの町へやって来た日……
その日、初めて訪れた夜の駒王町は、一見するとただの何の変哲もない人間界の町。しかし僕は知っていた。この町が魔王サーゼクス・ルシファーの妹である上級悪魔リアス・グレモリーや、同じく魔王セラフォルー・レヴィアタンの妹であるソーナ・シトリーのテリトリーであり、その魔力に導かれて多くの悪魔や堕天使が集まる場所である事を。
そして僕はそれこそが楽しみでここにやって来たのだ。強敵との血沸き肉躍る戦いに喜びを感じていた当時の僕は、ここを訪れればきっと遭遇するであろう強敵との出会い、その強敵との戦い、それに心を躍らせていたのだ。
そこで僕はわざと、そうした相手が出そうな人気のない静まり返った場所に降り立ち、そこを歩いた。するとしばらくして……
「ケケケケ……うまそうなガキじゃねえか……俺様のエサになってもらおうじゃねえか」
かすれたような汚い声が響き、そこに半魚人のような顔と上半身、そしてムカデかゲジゲジのような多くの足を持った下半身の醜悪な姿の巨大なはぐれ悪魔が現れた。全長4mくらいはあるか……僕の発する魔力に引き付けられて出て来たのだろう。
「オラアアッ!! バリバリに喰らってやるぜえっ!!」
はぐれ悪魔が巨大な口を空けて僕を喰おうと襲い掛かってくる。もちろん僕は何ら動ぜず、【蒼鋼狼の牙剣(ウルフファング・エッジ)】を出現させるとそれをビュビュッ! と一閃させる。
「なっ? てめえ何しやがった? ……ギャ、ギャアアア―――――ッ!!」
はぐれ悪魔が一瞬唖然とした様子で悪態をつき、次の瞬間、断末魔の悲鳴と共にその醜い巨体は緑色の血をドバアッ! と噴き出しつつ、バラバラに切り裂かれてその場に落ちる。僕はその死骸に【獄炎】の炎を放って一瞬の内に消滅させる。こんな醜い物を残して置くのは迷惑でしかないからね。
もちろん、僕はこんなザコを相手にしに来た訳ではない。だが、こうやっていればいずれは……するとその時!
「ほう……なかなかの強さだな。わざわざ、ここまでやって来た甲斐があったというもの」
若い男の声が響き、銀髪で青い目の色白の美男子、しかし全身から強烈なオーラを放つ男が姿を現した。
この男……出来る! 僕は直感的にその実力を感じ、気が引き締まると同時に胸がワクワクするのを感じる。相手の男も僕と同様の事を感じたらしく、その端正な顔に不敵な笑みを浮かべつつ僕を見つめる。
「大した闘気だ。この俺と会って瞬間的にその実力を感じ取れたようだな。しかも、それで恐れるどころか喜んでいるのが伝わってくる……俺も同じだ。君の名は?」
「鬼崎陽太郎。魔界から来た魔人さ」
「なるほど……魔人か。俺の名はヴァーリ。【白龍皇】さ」
【白龍皇】……伝説の【二天龍】の【白い龍(パニシング・ドラゴン)】。【赤い龍(ウエルシュ・ドラゴン)】と対をなす強大なドラゴンを宿す者。それにここで出会えるとは……! 僕の心は歓喜にふるえる。
「どうやら、俺と君は似た者同士のようだな。これ以上、堅苦しい会話は不要だ。さあ、勝負といこう」
ヴァーリは満足気な表情で微笑み、その瞬間、カッ! とまばゆい光が発して、彼の背中に光の翼が展開する。
「……禁手化(バランス・ブレイク)」
「Vanishing Dragon Balance Breaker!!!」
音声が響き渡り、ヴァーリの体を真っ白なオーラが覆う。その光が止んだ時、彼の体は白い輝きを持つ全身鎧に包まれていた。最後にマスクがシュバッ! とヴァーリの顔を覆う。間違いない! 彼は本物の【白龍皇】! 凄まじいパワーが離れていても伝わってくる。
さっきのザコ相手とは違い、今度は本気の真剣勝負だ。僕は左手を横にかざす。するとそこに光が集まり、【紅鋼狼の爪盾(ウルフファング・シールド)】が形成される。そして右手に剣を、左手に盾を構えた僕は鎧姿のヴァーリと向かい合う。
「ほう……こうしていても強烈な闘気(オーラ)が伝わってくるよ。その剣の攻撃、まともに受けたら、この鎧を付けていても厳しいかもな……だが、この俺の速さについてこれるかな?」
ヴァーリが光速というべき速さで僕に殴りかかってくる。僕はそれを盾で受け止める。
つ……!
ガコ――――ン!! という衝撃と共に僕の腕に激しい振動が走る。凄い破壊力だ。
「ほう。よくぞ受け止めたな。だが、いつまでも受けきれるかな?」
僕はサッ! と後ろに飛びのき、距離を取りつつ考える。彼のスピードには何とかついていける。だが、聞くところによれば【白龍皇】には触れた相手の能力を半減させる特殊能力がある。ぐずぐずしていれば相手はそれを発動してくる。そうなれば厄介だ。
「【餓狼輪舞】……!」
僕は心の中で念じつつ、剣をゆっくりと振るう。すると僕の周りを狼の形となった炎が取り巻き、ゴオオッ! と周囲を駆け回る。この技が発動している間は敵のあらゆる状態変化攻撃を無効化出来るのだ。
だが、この技の発動時間は5分。その間にヴァーリにそれなりのダメージを与えねばならない。
「ほお……俺の半減の力を無効にするとは……先手を打たれたか。だが、俺は時間無制限で能力を発動出来る。一方、君のその技の効果はそう長時間持つまい。相当なエネルギーを消費しているようだしな。俺はそれまで持ちこたえれば良いだけのこと」
さすがは【白龍皇】。こちらの手の内を読んでいる。だが、僕は相手にそれを見抜かれていようが勝負するのみ!
僕はダッシュしてヴァーリに斬りかかる。ヴァーリは僕の周囲を取り巻く炎を意に介さず、強烈なパンチで応戦してくる。僕はサッと身をかがめてそれをかわすと、右足に気を集中させる。すると僕の足が蒼色のオーラを纏い、僕はその足でヴァーリの胴体にドガッ! と蹴りを撃ち込む。
「グッ!」
ヴァーリが小さくうめき、彼の鎧からガシ―――ン! と振動が響き渡る。これで相手の鎧を破壊する事は出来なくとも、相手の肉体にはダメージを与えられる。
だが、ヴァーリもそれで臆するような相手ではない。すぐさま、強烈な右ストレートをかましてくる。
「ウッ!」
僕はヴァーリの拳をまた盾で受けるも、その凄まじい打撃による衝撃は先ほどよりさらに大きく、僕の全身を揺らし、体中がきしむような痛みを感じる。
「面白いっ! 面白いぞっ! これだけの力のある相手とやり合えるのは久しぶりだ!」
「僕も同じさ! 楽しませてもらうよっ!」
僕たちは激しく打ち合う。ヴァーリの激しいパンチ攻撃を僕は盾で受け止めつつ、オーラを纏った剣撃と蹴りで攻撃する。ガシーン! ガシャアンッ! ガキ――ン! と凄まじい衝撃音が辺りに響き渡る。
だが、さすがにヴァーリの強烈な拳の衝撃を受け続けた僕の体は疲労が蓄積され、動きは鈍くなっていく。だが、ヴァーリの方も僕の攻撃のダメージは重なっているようで、同様にやや動きが鈍る。
だが、僕の方はもう【餓狼輪舞】のタイムリミットが迫っていた。そうなれば無限にその能力を行使できるヴァーリの半減の力の前に僕は一気に窮地に立たされる。そこで思い切った攻撃に出ようとした僕だが、その瞬間……!
「そこまで」
女性の声が響き、僕とヴァーリはそちらを見る。するとそこには……
おそらく12~13歳くらいの、背丈よりも長い黒髪の小柄な少女が立っていた。その大きな黒い瞳からはまるで全てを見通すかのような深淵を感じる。そしてその全身から湧き上がっている黒いオーラは、彼女が幼い少女の姿はしつつも、とてつもない強大な力を持つ、人ならざる存在である事を僕に伝える。そう、それは僕もヴァーリも、共に戦っても到底勝てない相手と瞬時に悟らせるほどの……
「オーフィス、どうしてここに?」
ヴァーリが彼女の名を呼ぶ。
「オーフィス……!? まさか……」
驚く僕にヴァーリがうなずく。
「そうだ。彼女こそが伝説の最強のドラゴン【無限の龍神(ウラボロス・ドラゴン)】のオーフィスだ」
「…………」
何も知らない者が聞いたら冗談としか思えないはず。だが、僕にはそれが決して嘘ではない事が分かる。それほどまでに目の前の少女は禍々しい、強大なパワーをその小さな体から発していたのだ。
「名は何と?」
彼女……オーフィスがその漆黒の瞳で僕をじっと見つめつつ、たどたどしい口調で聞く。僕は先ほど、ヴァーリに聞かれた時と同じ口調で返事をする。
「鬼崎陽太郎。魔界から来た魔人さ」
「キザキ・ヨウタロウ……我はオーフィス。よろしく」
オーフィスはその名を聞けば誰もが恐怖と畏怖の感情にかられる存在であるのとは裏腹に、僕の軽い調子の名乗りを気にした様子もなく、淡々とした様子で挨拶を返してきた。
「陽太郎、ヴァーリと互角とは大したもの。我は【禍の団(カオス・ブリゲード)】のトップ。ぜひ我が組織に入って欲しい」
いきなり、自分の組織に勧誘してくるオーフィス。
「【禍の団】?」
「悪魔・堕天使・天使の三勢力の不満分子が加わっている組織さ。最近、三勢力間で休戦協定が結ばれて戦闘がストップしているのが気に入らず、再び戦争を引き起こして存分に戦いたい、そういう連中が集まっている所だ」
「へえ、それは面白そうじゃないか。暇つぶしと気晴らしには丁度良い。でも、ヴァーリ、そんな組織なら、君だって入りたいんじゃないか?」
「ああ、俺も前から誘われてる。でも、まだ少し迷っててね……もうしばらく考える時間をくれるように頼んでいるところさ」
軽い口調で会話を交わす僕とヴァーリ。つい先ほどまで命懸けの真剣勝負をしていた僕たちではあるが、別にお互いに恨みがあるわけでもない、強敵との戦いに喜びを覚える似た者同士。僕は彼に何となく親しみを感じていたし、彼もおそらく僕にそんな気持ちを感じているんじゃないかと思った。
「では、陽太郎、承知してくれるか?」
「うん。よろしく頼むよ」
「では陽太郎、我と一緒に。ヴァーリ、また声をかける。その時までに考えて」
「分かった。陽太郎、次に会う時は敵か? 味方か? どちらにせよまた良い勝負をしたいものだな」
「ああ、そうだね。また会うのを楽しみにしてるよ」
僕はヴァーリと別れ、オーフィスと共に【禍の団】の本部へと向かった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「彼が今度、我が【禍の団】に加わるキザキ・ヨウタロウ。【白龍皇】ヴァーリと互角の勝負をした。腕は確か」
「よろしく」
【禍の団】本部へと招かれた僕は、そこでオーフィスによって組織の幹部たちと引き合わされた。
「何、あのヴァーリと引き分けたと……」
「あの子供が……そんなに強そうに思えないけど……」
「所詮はどこの馬の骨とも知れぬ下賤な者……」
「あの連中は?」
僕はいかにも自分を胡散臭げに、見下した目で見つめて言いたい事を言っている三人について、オーフィスに問う。
「あの3人は旧魔王派のシャルバ・ベルゼブブに、カテレア・レヴィアタン、クルゼレイ・アスモデウス」
【旧魔王派】……あの、先の大戦で倒れた4人の大魔王の血を引く連中。現魔王のサーゼクス・ルシファーたちと対立し、悪魔の民たちの支持を得られず追放された連中か……
「あの3人は何故、ここに?」
「現魔王のサーゼクスたちに魔王の座を奪われたのを恨んでる。真の魔王は偉大なる血を継いでる自分たちだといつも言ってる」
なるほど、現魔王たちへの嫉妬と憎しみにかられての事か。【偉大なる血】を誇る割には器が小さい連中だ。それならあの態度もうなずける。
僕がそんな事を思っていると、背後から声がかかる。
「よぉ! 魔人の兄ちゃん! 俺っちは美猴! あの孫悟空の末裔さね。よろしくな!」
「へぇ~~なかなかいい男じゃない。私は猫又の黒歌。よろしくにゃん♪」
「私はアーサー・ペンドラゴン。アーサーと呼んでください。以後、お見知りおきを」
孫悟空の末裔という名乗りにふさわしく、古い中国風の鎧をつけた、妙にハイテンションな陽気な男と、黒い着物を着ているが両肩をはだけさせ、足も丸出しの露出度の高い姿をした、はだけた胸元から深い胸の谷間がのぞいている長い黒髪の妖艶な美女……両眼が金色に妖しく光り、頭に猫のような大きな耳がピン! と立っている。よく見れば尻尾もある、本人も名乗った通りの猫又女、そしてすらりとした長身の金髪に青い目の背広姿の美青年の3人が現れた。
「ああ、鬼崎陽太郎さ! よろしく」
「まあ、気楽に楽しもうぜぇ。お前さんもあのヴァーリと引き分けてここに来たって事は強い奴といっぱい戦いたくって来たってクチだろ? ここはそういう奴にはおあつらえ向きの場所だぜぇ」
「そうよぉ♪ スリル満点の生活が味わえるわよん♪」
「あなたも剣士だとの事ですね。しかもあのヴァーリと互角に戦えるほどの剣士。ぜひ、お手合わせ願いたいものです。実は私の妹もここのグループの一員なのですが、生憎、今は長期に渡って出かけておりまして……いずれ、引き合わせたいのですが」
「ハハハッ! こいつの妹、すげぇ可愛いぜぇ!」
3人は嬉しそうな様子で僕を迎えてくれた。先の旧魔王派の連中とは違い、この3人とはどうやらウマが合いそうだ。
さらに高校の制服のような服装をした一団が姿を現した。僕は3人に尋ねる。
「彼らは?」
「ああ、あいつらは【英雄派】の連中さね」
「英雄派……」
「全員、神器を持った人間で構成されているグループです。皆、歴史上の有名な人物の子孫だと称しています。人間のままでどれだけ悪魔や堕天使や天使、ドラゴンらと張り合えるかという事を目指している人たちです」
「なかなか面白い連中だぜぃ! 俺は結構好きだねぇ!」
美猴とアーサーが説明してくれた。改めて僕が彼らを見ると、その中のリーダーらしき、長めの黒髪に制服の上から漢服のようなものを羽織った青年が僕に向かって進み出て来た。彼は手に槍を持っている。その槍は異様なオーラを放っている。あれは……!
「初めまして、鬼崎陽太郎くん。俺は曹操。一応、【英雄派】のリーダーだ」
気さくな感じでその男は話しかけて来た。なるほど、あの『三国志』の英雄、曹操の子孫か。そしてあの槍は……!
「あれが最強の聖滅具(ロンギヌス)、【黄昏の聖槍(トウルー・ロンギヌス)】です」
アーサーが説明してくれた。なるほど、あれが神をも貫く絶対の神器! その使い手がここに……
「まあ、ここで会ったのも何かの縁だ。共に【最強】を目指そうじゃないか。よろしく頼むよ」
曹操はそう言ってウィンクした。
なるほど……確かにここは凄い強者どもが集まった場所!
こうして僕の【禍の団】での生活が始まった。
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1週間が過ぎた。【禍の団】での生活はなかなかに楽しい。特に美猴やアーサーとは度々、手合わせをする仲だが、共に非常に優れた棒術と剣の達人で互いを高められる存在だ。黒歌がよく色目を使ってからかってくるのが少し困りものだが、3人とは気さくに話も出来、良い関係が築けている。
すでに彼らとは共に戦闘に出かけてもいる。そこでも良いコンビネーションで戦う事が出来ている。一方、旧魔王派の連中とは互いにウマが合わない感じで疎遠で、英雄派のメンバーは彼らは彼らで結構忙しいようで、今のところはあまり話をする機会がない。
一つ気になるのがオーフィスの事だ。彼女はここの首領であり、皆に命令を下して組織を束ねる立場で本来あるはずだ。
だが、僕が見る限り、彼女は毎日、いつもボーッとした様子でほとんど他の者と話す事もなく一人で過ごしている。【禍の団】が各地で行っている戦闘や陰謀の計画について、皆が集まって作戦会議が行われる時、彼女は中央のひときわ高い位置の豪華な椅子に座ってはいるものの、そこでも他の者たちが提案した計画について
「分かった」
「承知した」
と同意するだけで、自分の意見など全く述べない。旧魔王派の連中を始めとする者たちも、彼女に何らかの意見を求めたりする事は全くない。彼女自身もそれを特に不満に思っているような様子もなく、ただひたすら黙って座っているだけだ。
これじゃ、彼女は全くのお飾りじゃないか……
僕はそう思い、また、何故かそれがすごく気になって仕方がなかった。
何故、僕はそんなに彼女の事を気にしているんだ?
自分の気持ちに違和感は抱きつつも、僕は彼女の事を、その本音を知りたいという気持ちを抑えられなかった
「そこの魔人の少年。鬼崎陽太郎といったか?」
背後から声の声に振り向くと、そこにはあの旧魔王派の3人の一人。軽鎧を身に付け、マントを羽織った、長身で栗色の長い髪の男がいた。
この男……確かシャルバ・ベルゼブブといったか……
僕は内心警戒しつつも応じる。
「そうだけど。何か?」
「貴公、あの【白龍皇】ヴァーリと戦って引き分けたと聞く。あの男、実力よりも過大評価されている感はあるが、それにしてもあの男と引き分けたのはなかなか見所がある。そう思って声をかけさせてもらった」
「そこの魔人の少年」だの、「見所がある」だの、ずいぶんと上から目線だな……自分が旧魔王の血を引いている事を誇り、僕を「所詮は下賤な魔人」と内心下に見ている事がありありと伝わってくる。それにこの口ぶり、どうやらこの男、ヴァーリに良い感情を持っていないようだ。
僕は内心、シャルバの尊大な態度に不快感を覚えつつも、それはおくびにも出さない。
「そう言ってもらえて光栄だね。それで僕に何の用かな?」
「うむ。貴公の力を見込んで提案したい事があってな。実は現在の偽りの魔王どもの一族の中に、我々と組んで共に偽りの魔王どもを滅ぼし、共に冥界を支配したいという者がいる。私はその者を利用して偽りの魔王どもはもちろん、堕天使や天使といった他種族の汚らわしい連中も併せて滅ぼしたいと思い、その為の計画を考えている」
「…………」
「そこでだ。貴公を見込んで、ぜひ、その計画に参加して欲しい。もちろん、成功した暁には貴公に相応しい地位を約束しよう。どうかな?」
ニンマリと笑みを浮かべつつ誘ってくるシャルバ。まあ、仮に成功したとして、その際にはその現魔王の一族の内通者も、僕も用済みとして始末する気なのだろうが、それへの対応は今後考えれば良い事であり、ひとまずは乗ってやるのもスリリングで面白いと感じた。
「面白そうだね。分かった。僕もその計画に加わらせてもらうよ」
「おお、そうか。受けてくれるか」
僕とシャルバは笑顔で握手する。内心の互いの不信感や軽蔑感を隠した偽りの笑顔で。
「それで、その内通者とは?」
「現魔王アスタロト家の御曹司、ディオドラ・アスタロトだ」
僕はシャルバから、そのデイオドラ・アスタロトについて説明を受ける。聞けば聞くほど、その性癖といい、考えている事といい下劣極まりない男であり、内心、強い嫌悪感を抱いたが表面上は平然とした風を装い、僕はディオドラとの交渉役を引き受けた。
「では、よろしく頼む」
「あっ、ちょっと待って」
話が終わって引き上げようとするシャルバを僕は引き止める。
「何だ?」
「あの、オーフィスについてなんだけど」
「何? オーフィスの事?」
怪訝そうな表情を浮かべるシャルバに、僕はオーフィスの様子を見て感じた違和感について話した。
「別にそれで良いのだよ。彼女はあくまでわが【禍の団】の【象徴】であり【神輿】に過ぎぬのだからな」
「【象徴】……【神輿】……」
「そうだ。【無限の龍神】である彼女がトップだという事であれば、それだけで我々の組織に箔が付いて、多くの力ある者がここに集まる事になるからな。彼女の意思がどうであろうと、そんな事は関係ない。我々は彼女の力を借りて、この腐り切った世界を滅ぼし、もう一度構築する。そして新しい世界を我らが取り仕切る。彼女はその為の道具・手段に過ぎぬ」
「彼女は我々の野望の道具・手段に過ぎない」
そのシャルバの言葉に僕は内心、激しい苛立ちと嫌悪を覚えたものの、それは一切表には出さず、笑顔で応じる。
「なるほど。よく分かったよ。ありがとう」
シャルバと別れた僕は、自分が何故、こんなにも彼の言葉に苛立っているのか分からないまま、オーフィスのもとへ向かう。理由は分からないが、彼女の意思を無性に確かめたくなったのだ。
「あっ、陽太郎」
「オーフィス、急に済まない。君に話したい事があって」
「我に話したい事……そう、少し待って」
僕の言葉にオーフィスは小さなビンを取り出して、それを僕に向けて差し出す。その中には小さな黒い蛇のようなものがうごめいている。
「これは?」
「陽太郎も我の【蛇】が欲しくて来たはず。そう、これを飲めば瞬時に強大な力を手に入れられる。だから遠慮なく貰って良い」
そうか。これはオーフィスの持つ力を封じ込めたもの。これを飲めば一瞬の内に、オーフィスの強大な魔力を手に入れられる。だからあの旧魔王派の連中たちはこれを彼女に求めて、手に入れていたという訳か……事情を察した僕は彼女に告げる。
「いや、僕はこれが欲しくて来たんじゃない。それにこれは受け取れないよ」
「陽太郎は我の【蛇】の力、いらない? 何故?」
僕の反応に全く予想外であったらしいオーフィスは、その黒い深淵の瞳で僕をじっと見つめつつ尋ねる。
「僕は力というのは自分の努力で身に付けてこそ、【真の力】になると思っているからね。誰かの力を借りてそれで強くなっても、そんなものは【真の力】じゃないし、そんな力で自分が強くなったつもりでいたら、【真の力】の持ち主に必ず負ける。僕はそう思っているんだ」
「【真の力】……【それは自分の努力で身に付けるもの】……そんな事を言ったのは陽太郎が初めて。それで、【蛇】が欲しいのでなければ何故、ここに?」
「うん。君はどうして僕をここにスカウトしたのか、それを聞きたかったんだ。いや、僕だけじゃない。美猴やアーサー、黒歌、曹操たち【英雄派】、それにあのヴァーリ、君は実に多くの強者たちをスカウトしている。それは一体、何の為なのか、それが聞きたくて来たんだ」
「我が皆をここに呼んだ理由……それは……シャルバやクルゼレイ、カテレアたちに言われたから……」
「何と言われたの?」
「協力したなら、我が故郷の【次元の狭間】に帰るのを手伝うと。今、あそこにいる【グレートレッド】を追い出すのを手伝ってやると」
「【次元の狭間】……【グレートレッド】……」
そうか。世界と世界を分け隔てる境界である【無の世界】である【次元の狭間】。そこがオーフィスの故郷。そこには現在、最強にして最大のドラゴンの【真なる赤龍真帝】の【グレートレッド】がいる。それを追い出すのはいかにオーフィスでも手に余る。だから、彼女はその目的を果たすための協力者を求めていた。そこに旧魔王派の連中とかが目を付けたという訳か……だが……
「オーフィス、君はそれで本当に良いのかい!? 誰もいない無の世界である【次元の狭間】に帰って、そこで再びただ一人で悠久の時を過ごす、それで本当に満足なのかい!?」
僕は思わず叫んでいた。そんな僕にオーフィスは目を丸くする。
「我、ずっと一人でいた。だからそれが当たり前。皆、我を恐れて近付こうとしない。近付いてくる者は皆、我の力を求めてのこと。だからそれでいい。でも……」
オーフィスはそこで僕の顔を覗き込むように見つめてくる。彼女の漆黒の瞳は、まるで僕の心の底までを見通すかのようだ。そんな彼女の視線に僕は思わずドキッ! とした。
「今日、陽太郎は我の力を欲しなかった。そして我に我の事を聞いた。今までそんな事を聞いてきた者はいなかった。でも、陽太郎はそれを聞いた。それは何故?」
そうか……彼女はずっと独りぼっちだったんだ。あまりにも強大な力を持っているが故に。彼女に近付こうという連中は全て、自分の目的の為に彼女を利用しようという者ばかりだった。だから彼女は【寂しい】という感情を知らない。誰かと交わる事で感じる喜びも知らない。ここでいつも放っておかれても何の感情も示さないんだ……! それを悟った僕は彼女に伝える。
「オーフィス、僕は決めたよ。これから毎日、君に会いに来る。そして君と色々話したい。君が迷惑でなければ。良いかな?」
「我と毎日会う? 話す? 何のために?」
「それはいつか分かる時が来るよ。それで、これから毎日、来て良いかな?」
「陽太郎がそうしたいなら、そうすれば良い。我はそれで構わない」
「そう。じゃあ、そうさせてもらうよ。それじゃあ、また明日」
僕は不思議そうな顔で自分を見つめているオーフィスに手を振ると、彼女のもとを後にした。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
あれから、しばらく日が経った。僕はシャルバの提案に従ってディオドラとコンタクトを取り、グレモリー眷属とレイナーレたちとの戦い、さらに國原尊と一誠との戦いを見届け、それを利用してグレモリー眷属との接点を築き、その後のコカビエルと彼らとの戦いにも加わるなど、忙しい日々を過ごしていた。
その間に、ヴァーリが度々、オーフィスの招きに応じてこちらに出入りするようになっていた。彼は既に美猴たちとは旧知の間柄であったようだが、僕と彼は時に手合わせをしたり、グレモリー眷属と國原尊たちとの間に起こった出来事にも、もちろん互いに知らないフリをして関わるなどの行動の中で親しくなっていった。そして先日、コカビエルの事件が解決した後、彼は【禍の団】に加わる事を承知した。
そんな慌ただしいが楽しい日々の中で、僕は約束通り、空いている時間に努めてオーフィスに話しかけるようにしていた。その多くは、日々、起こった出来事や僕のこれまでの体験などであったが、彼女はそれによく耳を傾けてくれる。
さらに僕はグレモリー眷属や國原たち絡みで駒王町を訪れた際には、必ずオーフィスの為にお土産を買って、それを彼女に渡した。彼女に似合いそうな髪飾りやペンダント、スィーツなど。そんな事を繰り返している内に、それまでは常に無口で無表情だった彼女は、様々な反応を見せてくれるようになった。
「陽太郎、また来てくれた」
「陽太郎の話、聞くの楽しい」
「陽太郎、何を持ってきてくれた?」
「陽太郎、我、嬉しい。これ、大事にする」
そんな風に嬉しそうに微笑んでくれる。一方、僕が忙しくてなかなか彼女のもとに行けずに遅くなったりすると。
「陽太郎、なかなか来てくれない。我、寂しい」
と拗ねたような、気を引くような様子も見せる。僕はいつしか、そんな彼女の姿を見る事が何よりも嬉しく思うようになっていた。
これは……この気持ちは……もしかして……
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
昨日も、今日も、明日も、いつも我は陽太郎が来てくれるのを待っている。
陽太郎が来てくれると我は嬉しい。心が安らぐ。陽太郎が来てくれないと落ち着かない。寂しい。
寂しい……? 何? この感情は?
今まで長い長い時を生きて来て、我はほとんどいつも一人だった。あの【無限の狭間】で、【無の世界】で。それでも、一度もそんな事を思った事、なかった。
【無限の狭間】を出て、他の者たちと接するようになっても、皆が我を避けた。近付いてくる者がいてもそれはごく一時。皆、すぐに我から離れて行った。でも、それを何とも思わなかった。
でも、今は陽太郎が来てくれないと寂しい。一緒にいてくれると嬉しい。何? この感情は?
カチャッ……部屋の扉が開く音がする。
「陽太郎?」
我は振り向く。そこには。
「ハロー♪ 陽太郎でなくて悪かったにゃ」
「黒歌」
「最近、陽太郎、よくここに来てるわねぇ。よほどオーフィスの事が気になって仕方がないようにゃ♪」
黒歌は楽しそうに語る。我は彼女に打ち明ける決意をする。
「黒歌、我、最近、変」
「えっ? 何かあったにゃ?」
「我、陽太郎が来てくれると嬉しい。陽太郎が来てくれないと落ち着かない。何? この気持ち」
我の言葉を聞いた黒歌は我の顔をしばらくじっと見て、その後、楽しそうな笑みを浮かべる。
「ウフフッ……【無限の龍神】といっても女の子なのねぇ……オーフィス、それは【恋】だにゃ♪」
「こい……」
「そうだにゃ。好きな人と、一番大事な人といつも一緒にいたい、ひとつになりたいって気持ちなのよん♪ オーフィスは陽太郎に【恋】をしたのにゃ♪」
「我が陽太郎にこい……確かに。きっとそう。我の気持ち、黒歌の言う通り。でも、陽太郎は……?」
「陽太郎? オーフィスの事が好きに決まってるじゃない。好きでなければ、こんなに毎日、オーフィスの所にやって来る訳がないし、どこか行く度にお土産を持ってくる訳ないにゃ♪」
「そ、そう? なら、我、嬉しい……」
黒歌の言葉を聞いて、我は何故か胸がとても熱くなる。これが黒歌の言う【恋】……
「でも、オーフィス、陽太郎ともうキスくらいは済ませたにゃ?」
「【キス】? それは何?」
「えーーーっ? まだキスもしてないのにゃ? 陽太郎も意気地がないのねぇ……」
白けたような表情の黒歌に我は聞く。
「お互いに【恋】をしたら、皆、キスする?」
「当たり前よ。そして男と女の関係になるにゃ。それがなければ恋が実ったとは言えないのにゃ」
そう聞いた我の心は、陽太郎と【キス】して【男と女の関係】になりたいと思う気持ちでいっぱいになる。それがどんなものかは我、分からないが。
「黒歌、我に教えて。陽太郎と【男と女の関係】になる。どうすれば良い?」
「ウフフ……じゃあ、お姉さんが伝授してあげるにゃ♪」
我は黒歌からその方法を聞いた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「陽太郎、陽太郎」
「何だい? 僕は忙しいんだ」
僕は黒歌がしきりに手招きして呼び留めるのを胡散臭く感じる。また変なちょっかいを出してくるつもりかと。
「全く、相変わらずいけずねぇ……それはそうと、オーフィスが呼んでいたにゃ。早く行ってあげるにゃ♪」
「オーフィスが……?」
僕は黒歌がいつもにも増してずいぶんとハイテンションな感じなのが気になったが、彼女に言われた通り、オーフィスの部屋へと向かった。部屋の前に立った僕はドアをノックして、中にいる彼女に声をかける。
「オーフィス、入るよ」
「うん……陽太郎、入って」
そして、ドアを開けて中に入った僕が目にしたのは……
「オ、オーフィス、どうしたの……? その恰好は? それにその姿は……?」
驚きを隠せない僕。それもそのはず、オーフィスはいつものあの幼い少女の姿ではなく、見た目、僕とほとんど変わらない年頃の人間で言えば高校生くらいの姿になっていた。胸も黒歌やレイナーレ、リアス部長ほどではないが、十分、【巨乳】といえる大きさだ。
その上、彼女は頭にいわゆる【ウサ耳】を付け、体にピッタリとフィットしてボディラインがくっきりと浮き出したエロティックな姿で、尻にはウサギの尾をイメージしたボンボンが付いている。いわゆる【バニーガール】の格好だ。
「我、自分の意思で姿を変えられる。黒歌から聞いた。陽太郎、我があの姿だと我を女として見れないと……我にキス出来ないと……我と男と女の関係になれないと……だから我、この姿になった」
く、黒歌……オーフィスになんて事を吹き込むんだ……
僕は先ほど黒歌がやけにハイテンションでウキウキしていた理由を悟った。
「陽太郎、どう? 我のこの姿」
「ど、どうって……ダ、ダメだよ……そんな姿して……」
僕は彼女の姿にドキドキしつつも戸惑う。するとオーフィスは哀し気な目で僕を見つめる。
「陽太郎、我、女として魅力ない? 我の事、女として見れない?」
「………………」
僕は思わず口ごもる。するとオーフィスはますます悲し気な表情になる。
「我、陽太郎に嫌われたら、もう、ここにはいられない。出て行く」
その彼女の言葉に僕は慌てて叫ぶ。
「そんな事ないよ! オーフィス、僕は君の事が好きだ!」
僕の言葉にオーフィスの曇っていた表情が明るさを取り戻す。
「本当? なら、我にキスして。我を抱いて」
「そ、それは……」
「嫌? やはり陽太郎、我が嫌い?」
またオーフィスの表情が曇る。そんな彼女の姿に僕の心に彼女をいじらしく思う気持ちが高鳴る。
「オーフィス!」
「あっ……陽太郎」
気が付くと、僕は彼女を抱き締めていた。彼女の体は柔らかく、思い切り力を入れたら壊れてしまいそうで、皆から恐れられる【無限の龍神】のものとはとても思えない……!
「君を嫌いだなんて事があるわけないじゃないか! 大好きだよ! オーフィス! もう決して離さない!」
「陽太郎……嬉しい……」
オーフィスは僕をその黒い、吸い込まれるような瞳で見つめる。
「陽太郎……キス……」
「うん……」
僕はそっと顔を近づけ、オーフィスの唇に自分の唇を重ねる。
「うん……ううんっ……」
オーフィスの唇は柔らかく、甘かった。そして唇を離した僕たちは互いを見つめ合う。
「陽太郎、我を抱いて……」
オーフィスは着ていたバニーガールの衣装を脱ぎ捨てて全裸となる。張り詰めた大きな乳房、ツン! と上を向いた乳首、白く滑らかな肌……それは僕を強く魅了する。
「オーフィス、綺麗だよ」
「嬉しい……陽太郎も脱いで」
「うん……」
僕は服を脱ぎ捨てて、パンツのみを履いた裸になる。
「陽太郎の体、すごくたくましい……」
オーフィスの白く滑らかな手が、僕の胸板を、腹筋をなでる。その感触はとても気持ち良く、僕は思わずうっとりとした気分になる。
「陽太郎、気持ち良い?」
「う、うん……オーフィス……気持ち良いよっ……」
オーフィスの手が僕の股間に触れる。
「っ!」
「陽太郎のココ、すごく大きい……我に興奮した?」
「あ、うん……オーフィス……すごく綺麗だから……」
「嬉しい……我、陽太郎を喜ばせたい」
オーフィスが僕の猛り立った男根を優しく撫でる。僕はその感触に思わずあえぐ。
「んっ! んんっ!」
「陽太郎、感じてる。我、嬉しい」
オーフィスは僕の男根をしばらくなで回した後、僕の腰に手をかけてパンツをずるっ、と引き下ろす。
「あっ!」
僕の猛り立った男根がぶるんっ! と大きく弾みつつ晒される。
「ああ……陽太郎のココ、こんなになって……我が慰める」
オーフィスは僕の猛り立った男根をうっとりしたように見つめて、それにそっと顔を寄せると口を空けてくわえる。
「うっ!!」
僕は思わず体をふるわせる。オーフィスはくわえた僕の男根に舌をはわせ、舐め回し、吸い上げる。
「るろっ……れろれろ……ぺちゃあっ……はむっ……ちゅうううううっ! ぷはっ! どう? 陽太郎、我のフェラチオ、気持ち良い?」
フェラチオなんて、やっぱり黒歌が教えたのか……でも……
「う、うん…君のフェラチオ、すごく気持ちいいよ…!」
「陽太郎が喜んでくれるの、我の本望……だからもっとする」
オーフィスはさらに僕の男根を隅々まで舐め回し、吸い上げてしゃぶる。そのあまりの快楽に僕はもう限界に達する。
「オ、オーフィスっ! ぼ、僕もうっ!!」
「陽太郎、いい。我の顔に出して」
「うあああああああああーーーーーっ!!!」
絶叫と共に僕の猛り立った男根からビュビュビュビューーーーーーッ!! と精液が噴出してそれがオーフィスの顔にかかる。
「ああ……陽太郎のモノ、いっぱい出た……」
その可愛らしい顔を僕の精液まみれにしたオーフィスが嬉しそうにつぶやく。僕はしばらく呼吸を整えた後、立ち上がるとティッシュを取って彼女の顔からその精液を拭き取ってあげた。
「オーフィス、今度は僕が君を喜ばせてあげるよ」
僕は目の前に張っているオーフィスの両乳房をぐにゅっ! と掴む。
「あっ!!」
オーフィスがビクッ! と裸体をふるわせる。僕はその彼女の乳房をさらにぐにぐにと揉みしだく。
「あっ! うっ! ああっ! よ、陽太郎っ! む、胸揉まれるの、我、気持ち良いっ!!」
僕の指がオーフィスのピン! と上向いた乳首をクリッ! とひねる。
「あっ!! ああああっ!!」
オーフィスがビクン! とその白い裸体をのけぞらす。僕は彼女をベッドに押し倒し、その股を開かせる。男を知らないピンク色の秘部……
「オーフィス、行くよ……」
「ん……陽太郎の太くて熱いの、我の中に」
「うん」
僕はその猛り立った男根をオーフィスの中にずにゅっ! と突き入れる。
「っ!! うあああああああっ!!!」
オーフィスが生まれて初めてのはずの、凄まじい刺激に普段の彼女からは考えられないような絶叫を上げた。僕はさらに彼女の中に激しく腰を動かしつつ、自分のモノを深く深く突き入れる。
「う、あ…ああああ! よ、陽太郎のアレっ!! あ、熱いいいいいっ!!!」
オーフィスが長い黒髪を振り乱して絶叫し、彼女の中が僕の男根を強く挟み込む。
「オ、オーフィスっ!! す、凄いよっ!! 君の締め付けっ!!」
「よ、陽太郎のモノも熱くて凄いぃっ!!!」
「よ、陽太郎っ!! わ、我もうっ!!」
「あ、ああっ!! オ、オ―フィスっ!! ぼ、僕ももうっ!!」
「あっ!! あああああああああーーーーーーーっ!!!」
絶叫と共に僕とオーフィスは同時に絶頂を果たす。僕の体内を熱いものが駆け巡った。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
そして今、僕は傍らでスヤスヤと寝ているオーフィスを見ている。かつて強者との戦いのみに喜びを感じて、それを求めてさまよっていた僕が、このように愛しい彼女と共にいる事に、心から信頼できる友たちと日々を共にする事に最高の喜びを感じる日が来ようとはついこの間まで思いもしなかった。
それを思えば、誰しも人生には必ず大きな岐路があるものだと思う。今、隣にこうして寝ているオーフィスも、今、僕と愛し合う事を最高の幸せと感じてくれているが、ごく最近までの彼女はこのような事を幸せと感じる事、いや【幸せ】という言葉の概念すら知らなかっただろう。
その彼女が今は……あのレイナーレも最近までは自分の野望の為なら何でもする女だったのが、今では國原尊と愛し合って、彼と共にいる事に最高の幸せを感じているし、カテレアも、旧魔王の血筋への誇りと新魔王への憎しみだけで生きていたあの女が、今ではすっかり変わって、あの時、自分のもとを訪れた僕の心の揺れを見事に看破し、僕に助言してくれた。
そう、僕たちは皆、今、大きな岐路に入った。これからはその道をひたすら歩んで行くだけだ。心から愛する女性と、信頼し合う仲間たちと共に……!
僕はその決意を胸に新たにしつつ、愛しい彼女の寝顔にそっと口づけした。
(次回に続く)
今回は尊&レイナーレとカテレアの再会とその後のカテレアの心情と彼女の決意、恒例の尊とレイナーレのラブラブエロエロな交わり、そして鬼崎とオーフィスの馴れ初め話という三部構成となりました。
前回、ディオドラ編が終わってこの物語は大きな転機を迎えました。まず、私自身の話をすると、以前、書いたお話はこのディオドラ編までしか書いておりませんでしたので、この第44話からは、これまでまだ全く書いていない部分へと入ったという事になります。
この物語の登場人物たちにとっても、ディオドラ編の終結は大きな岐路、転換期となりました。因縁の相手であったディオドラとの決着をつけ、また、やはりかつての仇敵であったグレモリー眷属と正式に和解した尊とレイナーレ、ディオドラの元【女王】で、新たに尊たちに仕える事になったマリア。
そして今回のカテレア。恋人のクルゼレイを失い、かつて属していた旧魔王派が壊滅した今、彼女は深い悲しみを感じつつも、自分を救ってくれた尊とレイナーレと共に新たな道を歩み出す決意を固めました。いずれ彼女は釈放されて2人の前にまた姿を現す事になりますが、そこでどんな活躍をするか……ご期待ください!
尊とレイナーレの熱愛シーン。ディオドラとの戦いで【ニプルドラゴン】【ニプルクィーン】の名を広め、歌まで作った二人。その名に恥じぬエロエロラブラブぶりを存分に発揮しています(笑)
鬼崎とオーフィス。ディオドラ編で二人で【禍の団】を抜けて一誠たちグレモリー眷属と新たな道を歩む事を決意した鬼崎と、愛する彼の決断を受け入れて行動を共にする事を選んだオーフィス。この二人がいかにして惹かれ合い、愛し合うようになったのか、そのいきさつを書きました。
しかし黒歌のオーフィスへのアドバイス。とんでもないモノでしたが、まあ、結果オーライという事で、ちゃんとキューピッド役を果たしました(;^^)
次回はまた、意外なキャラが登場する事になります。それは誰か……それをお楽しみに!