レットという男にロケット団は壊滅状態にされる直前に僕は人間を洗脳する装置を開発した。
しかし、もうすでにロケット団には力が残っておらず、僕が開発したものはすべて破壊されてしまった。
意地でもジュンサーたちに捕まりたくなかった僕はハンドガンで自分の頭を打ちぬく。
「博士、起きてください」
懐かしい声にが聞こえてきた。
ベッドから体を起こし、周りを確認する。
僕はなぜ自分が死んでいないのだろうかと不思議な感覚に陥った後、部下の顔を見て状況を理解した。
彼がまだ仕事しているということは少なくても2年前に戻ったということか。
自分が指揮下に置いている研究室に向かうため、立ち上がり歩き出した。部下には確認のために研究状況を聞くがやはりここは過去の世界の様だった。
研究室に着くとさっそく僕は人間を洗脳する装置の開発を行う。
頭の中にすでに完成図が入っているため今から作り始めれば1週間で作ることが可能だろう。
作業の効率化を図るために大量の研究員をこの研究にだけ参加させ24時間フル活動で作り続ける。
本気で集めた人員があまりに多かったため4日で人間を洗脳する装置を完成させた。
そして今僕はサカキ様にビデオ通話で研究成果を報告したところだ。サカキ様は非常に喜び洗脳装置を使ったロケット団員を増やす任務を任せてくれた。
その日から僕の立場はがらりと変わった。今まではただのちょっとすごい研究員だったのが報告の次の日には幹部に昇進した。
「まずトキワシティーをロケット団員の育成所にするか」
トキワシティーはサカキ様がジムリーダーを務めているのもあってここを拠点にすればカントー地方を征服するのをスムーズに進めることができるだろう。
僕はさっそく部下たちに夜のトキワシティーに向かってもらった。狙いはジュンサーたちやジョーイさんたちの家に向かい寝床を襲って、我々の基地に運び洗脳するという作戦だ。
昼間の間活動するのに邪魔な人たちを洗脳して逆に手伝ってもらおうと僕は考えている。
「記憶や人格を改変してロケット団らしい女性たちにしないとね」
頭に洗脳装置をつけた彼女らの人格や記憶を操作パネルを使って改変を僕は始めた。
この装置は好きな記憶や人格をもともとあったものを消して書き換えることができる。
同じ人間を作るのが嫌いな僕は一人一人の人格や記憶を違うものにしている。
「ロケット団員になったものは手を挙げてくれ」
彼女らの洗脳がすべて終わった後、僕は確認のために手を挙げるように指示を出した。
すると、彼女らは悪さをしそうな笑みを浮かべて僕の指示に従った。
部下たちは「スゲー」と口にしながら興奮している。ここまでうまくいくと僕もうれしいし、ロケット団の繁栄に一役買えたと満足感に満たされた。
僕は急いでサカキ様に報告をした。かなり驚いているようだったがマフィアらしい笑みを浮かべ成果を褒めてくださった。
褒美は何がいいか聞かれた僕はトキワシティーに地下都市を建設してほしいと伝える。
サカキ様は先ほどとは違い鋭い目線をこちらに向け理由を聞かれた。
冷静を装いながら地下で活動すれば地上にいる連中にばれず、ロケット団の繁栄に近づくと説明した。
またゲラゲラとサカキ様は笑い、そして「いいだろう、1年後にはすべて終わるように手配してやる」と了承してくださった。
僕はサカキ様とのビデを電話が終わった後、小さくガッツポーズを取る。
明日にはトキワシティーに住むすべての人たちの洗脳が終わるだろう。僕はそのことを考えながら楽しみだなっと笑みを浮かべた。