「ふぅ……」
絶頂に達することでようやく肉悦の激流から解き放たれたスノードロップはリラックスしてシャワーを浴びていた。もう先程までの妄想は脳裏には無い。
と、不意に鉄製のドアが重々しく開く音が聞こえる。そして何かを投げ入れるような乱暴な物音が聞こえ、またドアが閉じられた。
(いったい……何?)
不意の事なので咄嗟の対応も出来ずにいるスノードロップ。そして戸惑う暇もなくシャワーブースのドアが開かれた。
「あなたは!!」
戸惑い気味に開かれたドア。ドアを開いて無言で立ち尽くしている全裸の人物。少し地味目ではあるが愛らしい顔立ちに両側に分けてたらされた青い髪。そしてすんなりとした身体に程よいサイズの乳房。先ほどまでスノードロップが見せつけられた観衆たちの凌辱劇に供されていたあの少女である。
どうやらその後何のケアも行われなかったらしく、少女は全身に体液をべっとりとまとわりつかせていた。
少女は何も言わず、ただじっとスノードロップを見つめていた。やがて瞳から大粒の涙を零すとスノードロップに抱きついていった。力強くスノードロップに抱きつき、胸に顔を埋めて大きな声で泣きじゃくり始める。
「大丈夫……私は何もしない……怯えなくていいから……ね?」
抱きついてきた泣きじゃくる少女をスノードロップは優しく抱きかかえ、背中と髪をゆっくりと撫でてやった。少女にまとわりついた精液と愛液と小水の入り混じったものの饐えた臭いが鼻をつくが、スノードロップは意に介さなかった。
「とにかく今は落ち着いて? ここには怖い人は来ない、……来ないから……」
優しく言葉をかけるスノードロップ。大丈夫とは言ったものの、自身も囚われの身なのである。今の彼女に出来ることは優しい言葉をかけながらとにかく少女が落ち着くのを待つことだけであった。
「うく……ひっく……ありがとう……ございます…………」
なんとか人心地ついたのか、ようやく少女が口を開いた。胸から顔を上げる。
「怖かった……それに痛かった……」
少女はポツリポツリと言葉を発する。拉致されてからずっと酷い扱いを受けてきたのである。優しい抱擁と温もりと言葉、それらが傷付き凍てついた少女の心を少しずつ解しつつあった。
「そう……それは大変な目にあったのね……痛かったのね? 辛かったのね?」
抱き締めて背中や髪を優しく撫でてやりながらスノードロップは曖昧な言葉を発した。まさかその情景をまざまざと見せつけられた、とは言えなかった。見ていた、などと一言でも言えば少女の記憶にフラッシュバックを起こすだろう。そこの辺りは長い害虫との戦いでよく学んでいた。とにかく今は一言でも多く少女に言葉を発しさせて落ち着きを取り戻させることだった。
「助けてください……お父さんやお母さんの所に帰りたいんです……ここから出してください……」
そう言って少女は涙の筋が幾つも浮いた面差しに懇願の瞳の色を込めてスノードロップに向ける。
「ごめんね……私も……私もあなたと同じでここから逃げられないの……」
心を引き裂かれんばかりの思いと共にスノードロップは答えた。少女が落ち着きを取り戻しつつあることを見て取り、少女を身体から離してシャワーを浴びせかける。
「あなたも……なんですね……」
答える代わりに頷くスノードロップ。再び少女の瞳に涙がじわりと浮かぶ。面差しがみるみるうちに歪んでゆく。
「どうすれば、どうすればここから出れるんですか! お父さんやお母さんの所に帰れるの? もういや! こんな所少しだっていたくない! うっ……うう……」
再び泣きじゃくり始める少女。ようやく出会えたと思った救いの手。しかしその希望は無残にも引き裂かれたのだ。
「ごめんね……私はあなたの力にはなれそうもないの……どうしてあげればいいのかもわからない。だから……だからここでいっぱい泣きましょう……」
スノードロップは少女を力強く抱きしめる。少女もまたスノードロップを抱きしめ肩に頬を押し当て泣きじゃくり始めた。
本当はスノードロップも自分の無力さに泣きたいのだった。花騎士として多くの人々を救ってきた。だが今は姦計に落ち、目の前で泣きじゃくる少女一人も救えないのである。自分の無力さと今の理不尽な状況を呪わずにはいられなかった。
やがて少女が疲れて泣き止んだ。泣き腫らして真っ赤な瞳がスノードロップを真っ直ぐ捉える。
「わたしは……私はブローディアと言います。騎士学校で花騎士になるための勉強をしています……その……あなたは?」
「私は…………」
正直に名乗るべきかどうか、スノードロップは一瞬迷った。恐らく名前を言えばブローディアは気付くだろう。何度か騎士学校にも実習のサポート役として赴いたことはあるし、受勲の際にも話題くらいにはなっただろう。だがしかし、名前を出せばよりブローディアの絶望を煽ることになってしまうのである。
「私は……スノードロップ………………花騎士なの……」
迷った末にスノードロップが名前を口にした途端、ブローディアは驚いたような表情を浮かべた。やはり危惧した通りだった。石のような沈黙が二人の間に落ちる。
「そんな……スノードロップさんはとても素晴らしい花騎士なのに……どうして……」
ブローディアから悲しげな声が漏れ、床にへたり込んでしまう。スノードロップは彼女の傍らに身を屈め、優しく背中を撫でさすってやった。
「私もあなたと似たようなものなの……酷い目悲しい目にいっぱいあったの……だから……」
スノードロップは悲しげに言葉をブローディアにかける。そしてもう1度力強くブローディアを正面から抱きしめ頬を寄せて語りかける。
「だから、二人で一緒に泣きましょう……あなたを救ってあげられない私に私も泣きたいから……」
「スノードロップさん……」
瞳を伏せるブローディア。やがて戸惑うように瞳が伏せられ唇が差し出される。何故ブローディアがそうしたのかはスノードロップにはわからなかった。わかりはしなかったが、今は人の優しい温もりが欲しかったのだろうとは感じている。
「ブローディアさん……」
意図を察したスノードロップの唇が差し出されたブローディアの唇に向かう。そして二人の唇と唇が重ねあわされた。
「う……ちゅっ……」
「うん……」
陥らされた呪わしい状況を互いに慰めるかのように、二人は優しくも激しく唇を求め合う。
ブローディアからせがむように舌が伸びてきた。スノードロップもそれに応えるかのように舌を伸ばし、ブローディアの舌に絡み合わせる。舌と舌が絡まり互いの唾液を交換しながら二人はキスに没頭していった。そして抱擁を解き両手と両手が組み合わさる。体を密着させると乳房と乳房が触れ合い、乳首が擦り合わされる。いつしか二人の乳首は固く尖ってゆき、甘く湿った吐息がお互いの唇から漏れ始めた。
「スノードロップさん……」
「ブローディアさん……」
唇と手を離し熱っぽい視線を見交わし合う二人。お互いが何を求めているかを瞬時に理解する。今二人に必要なのはお互いの温もりなのだった。獣欲ではなく互いを思いやる中での肉の交わりなのだった。
「酷い目にいっぱいあったのよね?」
そう言ってスノードロップはブローディアの胸に顔を埋めた。そして彼女の控えめな乳房、その先端で固く尖ったピンク色の乳首を唇に含み、舌で優しく癒すように舐めてやる。
「ああ! スノードロップさん! 気持ち良いです!」
これまで受けていた愛情の欠片もない手荒い愛撫(とすら言えないようなもの)とは違う、スノードロップの愛情のこもった舌と唇の愛撫にブローディアの唇から甘い喘ぎ声が漏れる。それは先ほどまでの獣たちの饗宴ではついに漏れたことのない甘やかさと湿り気だった。
「あぁ、もっと……もっと舐めてください!」
背筋を反らしてスノードロップの愛撫に悶えるブローディア。
「これくらいしか私には出来ないから……せめていっぱい感じて……あなたが受けた酷いことを今は少しでも忘れられるように……」
両の乳房と乳首に優しいキスの雨を降らせながらスノードロップは詫びるように言う。
「はい! ありがとうございます! おっぱいがいっぱい感じてます!」
乳房や乳首を刺激するスノードロップの愛撫にブローディアは身を震わせ、スノードロップの頭を抱きしめる。
「私からもスノードロップさんにお返しします!」
ブローディアはそう言うとスノードロップの頭から手を離して豊かな乳房に手を伸ばした。恐る恐るといった風に乳房を捏ね回す。
「ああブローディアさん! おっぱいは駄目! 感じてしまうから!」
これまで貴族から受けた愛撫、それに自分で慰める時の動きとは異なりブローディアの愛撫は稚拙なもの。だがしかし、今の状況ならそれで充分だった。乳房から唇を離し思わずスノードロップは喘ぎ身体を捩らせる。
「ベッドに行きましょう……ここじゃ風邪を引いてしまいそうだから……」
ブローディアを見上げスノードロップは言う。ブローディアは微かに頷いた。そしてもう一度交わされる濃厚なキス。二人は体の水分をタオルで拭き取り、まるで恋人同士のように腕を組み合わせてベッドへと向かうのだった。
「ああ……お姉様! お姉様! そこは……そこはいっぱい感じてしまいます! こんなの初めてです!」
「ああブローディアさん! いいわ! そこ……そこを優しく撫でて! 指で弄って!」
ベッドの上。二人の白い裸体が優しくも淫らに絡み合っていた。キスを交わし舌を絡め合わせながらお互いの指がお互いの陰部と乳房を刺激し合っている。
どうしてかは分からないが、いつのまにかブローディアはスノードロップを「お姉様」と呼ぶようになっていた。騎士学校で学ぶ生徒の身分ゆえ、現役の花騎士に憧れがあるのかもしれない。実の父母から捨てられ、天涯孤独の身の上で養父母以外に身寄りのないスノードロップはそう呼ばれるのは悪くはない気分だった。
お互いを刺激する指が蠢く度に陰部は蜜を滲ませ指に絡みつきながらねちゃねちゃと淫らな水音を立て、乳房や乳首が優しく、時には激しくまさぐり回される。
「ああ! お姉様! お姉様! お姉様!」
激しく感じ入り、名前を叫びながらブローディアは声を上ずらせて喘ぐ。お返しとばかりにブローディアの指がスノードロップの陰部を刺激し乳房や乳首をこねる。
「ブローディアさん! ブローディアさんの指でおっぱいもアソコも感じちゃう!」
今度はスノードロップが名前を叫びながら身を捩って喘ぎ悶える番だった。囚われた同士がお互いを思いやりながら睦みあうというシチュエーションが二人を昂ぶらせる。
「お姉様のアソコ……すごく濡れてます……キラキラと綺麗……舐めてあげますね……」
「舐めて! スノードロップのアソコを舐めて! 強く吸って!」
指によるお互いの刺激に充分に昂ぶった二人は今度はシックスナインの姿勢を取る。お互いの目の前に恥ずかしい蜜で濡れ光るお互いの陰部が晒される。
「ああ! ブローディアさん!」
スノードロップは叫んだ。ブローディアの舌が肉芽をつつき、まるで仔猫がミルクを飲むような動きで陰唇を舐め回し始めたのである。そして唇が膣口に吸い付き強く吸い上げられる。その唇の刺激に陰唇は戦慄き、膣口から新たな蜜が後から後から滲み出る。あっという間にブローディアの唇は愛液で濡れ光っていった。ブローディアは溢れ出る愛液を音を立てて舐め啜り、ぷっくりと包皮から顔を覗かせた肉芽を舌で舐め転がす。
「あぁ! ブローディアさんとても上手よ。ご褒美に私も舐めてあげますね……」
腰を強くブローディアの顔に押し付け、唇と舌の刺激を陰部に味わいながらスノードロップは言った。眼前に晒されるブローディアの陰部は先程までの荒淫が嘘のように慎ましやかにピンク色の肉襞が戦慄いている。左の陰唇に小さなホクロが見えた。
「お姉様……そこは……汚いです……さっきまで酷い目にあったから……」
陰唇にかかる吐息と強い視線に恥じ入るような声を上げるブローディア。身を捩って陰部を少しでも離そうとする。
「ううん……汚くなんかない! ブローディアさんのアソコとても綺麗で素敵!」
スノードロップは言って、指で優しく包皮から飛び出たやはり慎ましやかな肉芽を軽く撫でた。
「あっ! あっ! ああん!」
肉芽への刺激に身を捩ってブローディアは悶え喘ぐ。膣口が蠢き蜜がとろりとろりと溢れてくる。
「うふふ、ブローディアさんのアソコ、もうぐっしょぐしょ!」
スノードロップは悪戯っぽく笑うと、指で肉芽を刺激しながら陰唇を舌で舐め、膣口に吸い付いた。下品な音を立てて溢れ出る蜜を舐め取り、優しく丁寧に舌を膣内へと這わせてゆく。
「ああ! お姉様! 私だって負けてられないから! お姉様のアソコをいっぱい舐めますぅっ!」
そう言ってブローディアもスノードロップの膣口をビチャビチャと下品な音を立てて舐め回す。舌が膣内へと乱暴に突き入れられた。
「あっ……ああっ!ブローディアさん!ブローディアさぁんっ!」
スノードロップはブローディアの舌の刺激に身悶える。膣がブローディアの舌をキュンキュンと甘く締め付け、より一層の刺激を貪る。しばらくは二人がお互いの陰部を指で寛げ下品な音を立てて舐めあい、愛液を啜り上げる下品な水音だけが室内に響き渡っていた。
「お姉様! 私もう! 私もう!」
「私も! ブローディアさん!」
頂点の手前、感極まった様子の二人が叫ぶ。お互いの陰部を舐めあっている姿勢を変え、正面から向き合ってお互いの足を絡め互い違いに重ねあわせる。刺激にヒクつき、蜜を滲ませ続ける膣口がゆっくりとお互いに近づき……そして粘液質の音と共に密着した。
「あっ! ああ! ああ! お姉……様ぁっ!」
「ああっ! ブローディアさんのアソコと私のアソコが密着してっっ!」
二人の喘ぎ声が重なり淫猥なデュエットを唄う。互いの身体が性器を擦り合わせると言う未知の快楽にぶるりと打ち震える。
「お姉様……こんなのダメです! すごく感じてしまいます!」
「私もよブローディアさん! こんなの初めて! すごく感じてる!」
二人は瞳からは随喜の涙、そして口の端から涎を垂らし、体を大きく反らして腰を振り、密着したお互いの陰部を執拗に夢中で擦り付けあう。陰部が擦り合わされる度に、肉芽も擦り合わされるのでそれが更に興奮を誘う。二人の陰部は互いの愛液でドロドロに滑り光っていた。
「ああう! ブローディアさん! もっと腰を振って! もっと激しく腰を振って、強く強くアソコを擦り付けて!」
大きく腰を使って強く擦り付けながら、スノードロップは叫ぶ。
「わかりましたお姉様! こうですか! こうですか! 気持ちいいですか! 私はすごく気持ちいいです! 溶けてしまいそうなほどです! お姉様のアソコが私のアソコに吸い付いています!」
スノードロップの言葉にブローディアの最初はおずおずとした腰の動きが激しくなる。二人は背中を大きく仰け反らし、より一層アソコを押し付けあう。
「ええ! そうよ! そう! その調子! 私もすごく感じてる! ブローディアのアソコが私のアソコに吸い付いているの! アソコ同士のキスなんて凄い! 何もかも蕩けちゃいそう!」
スノードロップの喘ぎが一層大きなものになった。負けじと大きく腰を振って陰部を擦り付ける。
激しく擦りつけられる陰部同士からの刺激に二人は激しく喘ぎ身悶えし続ける。互いの愛液が入り混じった陰部はヌメヌメと濡れひかり、擦り付け合う度に愛液の白い糸を引きながらぬちゅぬちゅぐちゃぐちゃと下品極まりない音を立てている。
「お姉様! 私イキそうです! 私イキそうですお姉様!」
「私も私もイキそうよブローディアさん!」
二人の声が一層高くなった。呪わしい現状から逃れる為にお互いの肉体を求めた二人のささやかな宴はフィナーレを迎えつつあった。
「お姉様! 一緒に! ブローディアと一緒にいってください!」
「うん、わかったわ! いっしょに……一緒にいきましょう!」
二人はより一層陰部同士を押し付けあう。ブローディアは身体を起こし、スノードロップの右足を持ち上げ、足の間に身体を割り込ませた。スノードロップは寝たままの姿勢なので、まるでブローディアがスノードロップを犯しているように見える。
持ち上げた足をブローディアの舌が這いずるように舐め回しキスの雨を降らせる。一方スノードロップは腰を振りたくりつつ自らの乳房を自分の手でこねくり回し乳首を指で擦り上げる。
「イク! イッちゃう~~~~!!!」
再び二人の喘ぎ声が重なった。二人同時に絶頂を極めたのである。
「ああ……お姉様……ごめんなさいいいい!!! ……感じすぎてオシッコが! おしっこが出ちゃうぅ~~~!」
言葉と同時に絶頂に痙攣するブローディアの陰部から小水が迸った。勢いよく迸った小水はスノードロップに降りかかって身体をまんべんなく濡らしていった。たちまちスノードロップの体から汗とは違う湯気が立ち上ぼりスノードロップの表情が呆然としたものになる。
顔を真っ赤に染め、両方の手のひらで覆い隠しながら謝罪の言葉を紡ぐブローディア。絶頂と放尿の脱力感に倒れこんでしまう。しかし、スノードロップの口から発せられた言葉は意外なものだった。
「実は私も……出ちゃう! もう我慢できない! 間に合わない! ごめんね! ブローディアさん! オシッコかけちゃうけどごめんねっ!」
言葉と共にスノードロップの股間からも小水が迸った。それは見事なアーチを描いてブローディアに降り注いでブローディアの全身を小水まみれにした。
「あぁ! お姉様のオシッコ! 暖かいですっ!」
スノードロップの小水をブローディアは嫌な顔一つせず、恍惚の表情を浮かべて甘受した。そして、
「お姉様のアソコ……私が舐めておしっこを綺麗にしてあげますね……」
恍惚の表情を浮かべたまま、ブローディアはそう言って緩慢な動きでスノードロップの股間に顔を埋め陰唇に舌を這わせる。そして小水と愛液の入り混じったスノードロップの陰部を舐め始めた。
「だめー! いったばかりでアソコがすごく敏感だから! だめー!」
陰部への刺激に喘ぐスノードロップ。しかしブローディアの舌の動きは止まらない。それどころか更に丁寧に激しくなっていく。
「ああ、ブローディアさん! ブローディアさんのお尻ちょうだい! 私もブローディアさんのあそこを舐めて綺麗にしてあげる!」
喘ぎながら叫ぶスノードロップ。そしておずおずと差し出されるブローディアの陰部に舌を伸ばし、ひくつき震える陰唇を丁寧に舐める。小水と愛液の入り混じった複雑な味。しかしスノードロップは意に介さず舐め続ける。
「ああお姉様! お姉様!」
「ああブローディア、ブローディアさん!」
お互いの陰部を舐めながら叫ぶ二人。こうして少女二人の淫らな絡み合いはいつ果てることなく続いていく。そして何度目かもわからない絶頂の後、ブローディアが遂に疲れ果てて寝息を立て始める。スノードロップはブローディアの安らかな寝息と年相応のあどけない寝顔に安堵の表情を浮かべて、ブローディアを胸に抱き締めたまま自身も心地よい微睡みの中へと入っていくのだった。
目が覚めると、傍らで寝ていたはずのブローディアの姿はなかった。シャワーブースにも彼女の姿は無い。寝ている間に誰かに連れ去られたのだと判断するしかなかった。
(ついさっきまで一緒に寝ていたのに……)
また一人ぼっちである。その事が言いようのない寂しさをスノードロップに抱かせる。だが、昨日のブローディアの温もりは微かに身体にあった。
執事と老メイドが朝食を携えて部屋に入って来る。二人は一切の無駄口を叩かず手早く朝食を並べリネン類を交換する。
「昨日傍で寝ていた子は?」
スノードロップはそう問いかけてみたが執事の答えはない。答えはなかったが聞いた時に一瞬憐憫の様な表情を浮かべたのでそれで大体のことを察することができた。
最後に執事は貴族は夕方まで帰ってこないことを告げて出て行った。しばらくしてまた新しい本が届けられる。どうやら貴族が帰ってくるまで解放されないらしかった。
(休みといえばこれも休みなんだけど……)
一人ぼっちの室内でスノードロップはぼんやりと思う。なにせやることがなかった。一度例のスイッチを押してみたものの、うんともすんとも言わなかった。もっとも昨日の惨烈な経験がある以上、開いたところで覗いてみようとは思わなかった。
そうこうしている間に時間が経過し、またドアが開き執事が入ってくる。手にはアイマスクと手枷。どうやら解放される時間が来たようだった。スノードロップがアイマスクと手枷をつけると執事が傍らに立ってエスコートする。そしてまたぐるぐると屋敷内を歩き回され門の外まで連れ出され馬車に乗せられた。
「ふふふ。昨日は随分とお楽しみだったようだね?」
馬車には貴族が乗っていた。語りかけながらスノードロップのアイマスクを外し自身の横に座らせる。馬車が走り始める。
「あの子はどうなるの?」
貴族を軽蔑しきった瞳で睨みつけながらスノードロップは口を開いた。騎士団の宿舎ですら監視と記録の対象なのである。あの牢屋が対象外のはずは無かった。つまり貴族は全てを知っているということだった。
「殺されはしない……だがもう元の生活には戻れないだろうね」
貴族はそう答えスノードロップの胸に手を伸ばした。衣服の上から乳房を弄る。
「元の生活に戻れない……とは?」
「言葉の通りだ。彼女を気に入った誰かが彼女を買い上げる。そして飽きるまで囲う。飽きた後のことは分からんね」
まるでペットが家畜のように貴族はあっさりと言った。
「まるで人を犬猫とか牛や豚みたいに! あっ……ああっ!」
スノードロップは憤るが、その言葉を遮るように貴族が今度は陰部に手を伸ばした。下着の上から乱暴に陰部が弄られスノードロップは喘ぎ声を上げる。
「まだ自分の立場を理解できていないようだなスノードロップ? お前は人の心配なんか出来ないんだ! 人の心配なんかより、自分の心配をしたらどうだ! 私の気が変わったら昨晩の彼女より酷い目に合わすことも何の造作もないことを忘れるな!」
貴族は怖い表情と声でスノードロップを威圧する。そして下着の上から陰唇をつねり上げた。同時に乳房も抓り上げられた。
「ああっ! あっ!」
陰唇と乳房への痛みに身悶えするスノードロップ。
「ふん……自分が恵まれた環境であることをよくよく理解しろ……飽きられたおもちゃはすぐに捨てられる。その事を片時も忘れないことだ……」
貴族はそう冷酷に言うと、ニヤリと笑みを漏らした。何か思いついたようだった。
「本当はまっすぐ帰るつもりだったがな……少し気が変わったよ……」
そう言って、馬車の窓を開き御者に何事かを伝える。そして椅子に座り直すと、手の平を馬車の壁に向けた。すると何の変哲もない木製の壁が白く変わって行き、何やら映像が浮かび上がる。
(まさか……)
怯えるスノードロップ。そのまさかだった。
「ああ……お姉様! お姉様! そこは……そこはいっぱい感じてしまいます! こんなの初めてです!」
「ああブローディアさん! いいわ! そこ……そこを優しく撫でて!」
馬車の壁に映し出された映像はスノードロップとブローディアがベッドの上で睦み合う映像だった。
もちろんこれまで見せつけられたように様々なアングルから映し取られていて、震える乳房にぬかるむ陰部、そして感じている表情がありありと映し出されている。
「そういうのは未経験のはずだがなかなかだな! お姉様と呼ばれて悪い気分じゃなさそうなのも趣が深いね」
信じられないと目を見開いたスノードロップに貴族は耳元で囁く。監視や撮影されていることは承知していたが、まさか馬車でも見せつけられるとは思ってもいなかったのである。
「私の前に立つんだスノードロップ。それから映像から目をそらさないように……」
貴族の命令が飛ぶ。もちろん従う他のないスノードロップはよろよろと既読の前に立ち上がった。
貴族の手がスカートに伸びてめくられ、下着が膝上まで降ろされる。
「足を少し開いてごらん」
貴族の言葉に足を少し開く。すると貴族の指が後ろから陰部に伸びてきた。
「あっ……ああっ……」
貴族の指が膣口をなぞり上げ、指先が肉芽を突く。生暖かい息が窄まりにかかったかと思うと、舌が突き入れられた。
「ああっ! 止めて! いやぁっ!」
腸内をえぐる舌の動き、そして陰部を弄る指の動きにスノードロップは身悶えする。お尻を振って指や舌から逃れようともがくが徒労に終わる。
「あっ……あああっ……ああっ!」
指や舌による刺激、それに映像のもたらす恥辱感も相乗効果となってスノードロップを責め嬲る。いつしか唇からは甘く切なく湿った吐息が漏れつつあった。
「自分から咥えこむんだ……」
頃合いよしとみた貴族の声がかけられた。
「自分から咥えこんで腰を振れ。私がいったら終わりだ」
スノードロップは上気した表情でちらりと後ろを見る。貴族のズボンから醜悪な陰茎が顔を覗かせ鎌首をもたげている。
「はい……わかりました……」
スノードロップはそう答えて、ゆっくりと貴族の陰茎めがけて上体を前傾させて腰を下ろす。亀頭が窄まりに触れた。しかし馬車が揺れているのでうまく挿入できない。
「少しだけ手伝ってやるか!」
貴族はそういい、亀頭を窄まりにごくわずかに押し込んだ。
「ああ、ありがとうございます……うんっ……はぁ……ああっ!」
スノードロップはそう言うと、体の力を抜きながらゆっくりと腰を沈めて陰茎を腸内へと飲み込んでいった。
もちろんそれだけではどうにもならない。陰茎を根元まで腸内に咥え込んだ状態でお尻を動かして陰茎を窄まりで扱きあげる。
言葉通り貴族は動かないので、ある種のもどかしさはあるがそれでも自分から陰茎を腸内に咥え込み腰を振ると言う異常なシチュエーションがスノードロップを昂らせつつあった。
「あっ……はぁっ! ご主人様! いかがですかスノードロップのお尻は!」
嗜虐心を刺激され喘ぎ悶えながら貴族に問いかけるスノードロップ。貴族は答える代わりに尻肉を抓り上げ叩いた。
「お尻叩かれるのも抓られるのもいやぁっ!!」
お尻の痛みに目尻から涙、唇の端からは涎を垂らしながらスノードロップは悶える。しかし腰を振る動きは止めていない。むしろ更に大きく腰を使う。単純に上下に動かすだけではなく左右に捻りなどを入れたりして貴族の陰茎を扱きあげる。
「ああっいいっ! 御主人様のおちんぽ様でお尻……お尻いっぱい感じちゃう!」
もちろんその動きはこれまでの調教で既に肛虐の虜となりつつあったスノードロップにとってもこの上ない快楽をもたらすのだった。清楚で愛らしい面差しを悦楽に染め上げて淫らな言葉を連発する。
「ああいきそう! ご主人様ぁっ! スノードロップはお尻でイキそうです! お願いします! スノードロップのお尻にご主人様のおちんぽ様からいっぱい精液をください!」
「さっきまでブローディアを心配していたその口でお尻に精液のおねだりか! まったくとんでもない淫売だよお前は! いいだろう! たっぷりとくれてやろう!」
貴族はそう吐き捨てると、スノードロップのお尻の肉を叩きつねり上げる。そしてスノードロップの腸内にたっぷりと精液を叩きつけるように流し込むのだった。
「言わないで! それは言わないでぇっ!! あーイク! いっちゃう! お尻でイク~~~! お尻の中が! お尻とお腹が熱い~~!」
腸内に流し込まれる精液の灼熱の本流。体を震わせながらスノードロップは絶頂を極める。膣口からも愛液が一筋床に垂れ落ちていった。
射精に満足した貴族はスノードロップの窄まりが精液と腸液の入り混じった粘液を泡立たせてひくひくと戦慄いているのを見ると満足して様子でスノードロップの下着をあげた。
あまりにも大量に射精されているので下着を通り越して粘液が滲んでいる。スノードロップが身を起こすと下着に吸収されなかった粘液が太ももへと垂れ落ちた。その様をスノードロップはどこか放心した様子で見つめているのだった。
やがて馬車が止まる。どうやら騎士団の宿営地に着いたのだった。
「次は来週だな……ではその時を楽しみに……」
貴族はそう言って手枷を外し、そこだけ優雅な仕草でスノードロップを馬車から降ろした。
走り去って行く馬車。それを見送りつつスノードロップは太ももに粘液が垂れる冷たい感触を覚えていた。じわじわと恥辱が心を染め上げる。しかし面差しは肉悦の喜びを浮かべていた。馬車が見えなくなると足早に踵を返し宿舎へと入っていく。
もちろん、次の日にも手紙はあった。また次に会う日まで肉悦を体に刻み込まれながら、スノードロップの侵食された日常は続くのである。