「いいわスノードロップ! そのまま……ゆっくり舐めて! そう! そうよ!」
騎士団の宿営地では大騒ぎになっていることも知らず、アネモネの責めは続いている。
興奮したアネモネはスノードロップの顔面にのしかかる様にして自らの股間を押し付けクンニを強制しつつ、スノードロップへの蝋責めを続けていた。
すでにスノードロップの前面は溶け落ちた熱蝋が咲かせた紅白の花で覆われている、と言っても過言ではなかった。
それでもスノードロップは正気を保っていた。淫紋がすべてを肉悦へと転換させていた。熱蝋が敏感な場所を捉えるたびに身体を震わせて絶頂に達し本気汁を膣口から垂れ流した。もちろんディルドーが引き抜かれた窄まりにも熱蝋が垂らされたが、その想像を絶する痛みですら、スノードロップにはこの上ない快楽でしかなかった。当然のことながら強いアクメへと押し上げられている。
室内は二人が醸し出すむせ返るような淫臭が満ち満ち、それがまた二人を更に興奮させるのだった。
「ああ! いいわ! スノードロップとても上手! もっと舐めて! 強くオマンコとクリトリスを吸って!」
スノードロップの舌が蠢き、アネモネの陰部を優しく丁寧に舐め上げる。包皮が剥かれクリトリスが刺激される。膣口を舌で愛おしげになぞり上げられ、唇が吸い付いて下品な音と共に愛液をすする。
舌の動きにアネモネは身体を震わせて悦楽を示し、スノードロップの顔面に陰部を押し付けて撫で回す。たちまちのうちにスノードロップの顔面はアネモネの愛液でベトベトになっていった。
「アネモネ様の愛液……美味しいです……」
唇を愛液でベトベトにしてスノードロップが感に堪えないといった声を上げる。自身の資質もあって強く作用する淫紋が何もかもを快楽へと変える。それは性器を押し付けられ強制されるクンニですら例外ではない。性器を舐め愛液を舐め啜る度に快感がスノードロップを翻弄している。アネモネの性器を舐めながらスノードロップは何度か気をやった。
「先週あなたが舐めたブローディア、だっけのオマンコとどちらが美味しいかしら?」
「どちらも……美味しかったです……ブローディアさんの精液の味の入り混じったオマンコも……アネモネ様のオマンコもどちらも美味しいです……」
アネモネの意地悪な質問にスノードロップはおずおずと答えを返す。半分アネモネの不興を買うことを期待していた。
「そう……どちらも美味しかったんだね……ふふっ……まだスノードロップは激しい責めがお望みみたいだね? 私をわざと怒らせようとしてるよね?」
スノードロップの内心を読み切ったようにアネモネがわずかに怒気を含ませて言葉を発する。
「そんなことはありません……」
頬を染めて否定するスノードロップ。しかし、甘く潤んだ瞳がそれが嘘であることを告げている。
「嘘つきなスノードロップにはもっと罰が必要ね!」
ニヤリと笑みを漏らすアネモネ。そしてやおら立ち上がると、大鏡を片付け、スノードロップを戒めている手枷足枷や膝を固定していた棒を外す。
もうスノードロップにはここから逃げると言う意識は欠片も無くなっていたので、戒めを解かれても抵抗しようとも逃げようとはしない。ただその代わりに瞳をトロンとさせて蝋に覆われた陰部や乳房に指を這わせグチュグチュと音を立てながら刺激しつつより一層肉悦を貪っている。
「本当にスノードロップはオナニーが好きなのね!」
「はい! スノードロップはオナニーが大好きです! オマンコやお尻の穴、おっぱいを自分で弄るのがとっても大好きです!」
オナニーに耽るスノードロップの姿を見てアネモネは苦笑する。スノードロップの心の中から羞恥心や貞操観念といった心がほぼ消え去っていることが見て取れたからだ。
肉体的にも精神的にもスノードロップがほぼ堕ちているのは明白だった。もはや淫紋による後押しが無くても淫らな行為に忌避感を覚える事はないように見える。要するに処女ではあるがもはや淫売も同然だった。
後は処女をどう喪わせて仕上げとするか、だけだった。もっとも、処女を奪う役割はアネモネに任されてはいなかったし、彼女も要求しなかった。情があった訳では無く単に貴族とそう言う取り決めになっていたから、だけでしかなかった。
貴族と手を組んだ当時のアネモネは既にスノードロップと団長は肉体関係の間柄にあると疑っていなかったから、(処女だった場合)スノードロップの処女は貴族が奪うという約束を交わしても気にしていなかった。どうせもう処女ではないと思い込んでいた。
スノードロップが処女だという事を知ったのは貴族に告げられて、つまりは温泉旅館での一幕があった後のことである。それを知らされた時にアネモネは若干の口惜しさを感じたものの、今さら口出しはしなかった。自身が無造作に奪ってしまうのではなく貴族に任せた方がより一層凄惨な処女喪失になると予測出来たからでもある。
無抵抗のスノードロップの手を取って、アネモネは隣接の拷問部屋へと向かう。そして昨晩と同じ様に鎖付きの手枷足枷を用いて繋いでしまう。
「さて……むち打ちと蝋燭、あなたはどちらが好きかな?」
右手に鞭。そして左手には火の点いた白い蝋燭。その二つをスノードロップに見せ付けながらアネモネは問いかける。
「蝋燭の方が好きです……でも……今なら……両方好きになれるかもしれません……」
表情をうっとりとさせながらスノーロップは答えて甘く湿った吐息を押し出して乳房とお尻を淫らにくねらせる。
「アネモネ様……スノードロップを鞭で打ちながら蝋燭をお願いします……蝋燭を垂らして鞭で打ってください……」
「よく言えたわ。あなたのお望みどおりにしてあげる!」
期待通りのスノードロップの言葉にアネモネは背中を歓喜に震わせる。しかしすぐにはスノードロップの期待に応えない。
「ああっ! アネモネ様!」
スノードロップの後ろに回り込んだアネモネはまずはかがみ込んで被虐の期待に打ち震える白いお尻の右側にキスをする。冷えて固まった蝋が張り付いた陰部を指で擦り上げながら強く強く尻肉に唇で吸い付く。
「あっ! ああっ! んあぁ! アネモネ様の唇がお尻に吸い付いてぇっ! 指がオマンコ擦ってるぅっ!」
陰部への刺激と尻肉に吸い付いたアネモネの唇の感触にスノードロップは喜悦の声を上げる。やがてアネモネの唇が尻肉から離れると、まるで淫紋のようなキスマークがスノードロップの白いお尻に顕れた。そしてもう片方の尻肉にもキスマークを付けると、体をずらして行ってキスの雨をキスマークを付けながら尻肉から背中へと降らせていく。
「ああっアネモネ様! スノドロはキスだけでもイッちゃう!」
スノードロップのよがる声。淫紋のせいで全てが肉悦へと転換されてしまうので身体へのキスだけでも軽く気をやってしまうのである。やがてキスが首筋まで到達すると、絶え間なくイキ続けるスノードロップは息も絶え絶えになってしまっていた。
「素晴らしいわスノードロップ! それでこそあなたの本性なんだね! 本当に素敵!」
キスによる連続アクメだけで息も絶え絶えのスノードロップにアネモネはもう堪らない、といった声を上げる。自身も愛液でベトベトになった太ももを無意識のうちにもじもじと擦り合わせていた。
「じゃあ行くね?」
スノードロップの魔性に魅入られ本来の行動を忘れかけていたアネモネは気を取り直すように頭を振る。そして炎が揺らめく蝋燭をスノードロップの背中に近づけた。そして融けた蝋を一滴背中に垂らす。
「あ! あはぁっぅっ!」
白い蝋の花が背中に咲き、スノードロップが白い裸体を震わせる。もちろん漏らす声は甘く湿った悦楽の喘ぎ。
「一滴では足りないです……もっともっと降らせてください……背中やお尻に蝋燭の花を咲かせてください……」
首を後ろに向け、上気した頬と甘く潤んだ瞳をアネモネに向け、深く吐息を押し出しスノードロップはさらに蝋燭のおねだりをする。白く形の良いお尻が蝋燭を誘うように淫靡にくねらせている。
誘うような言葉や仕草にアネモネは僅かに頷くと容赦無く溶けた蝋の雨をスノードロップの背中やお尻に浴びせて行く。溶けた蝋が体に降り注ぐ度にスノードロップは身をよじらせて喘ぎ、絶頂に達する。たちまちのうちに背中やお尻が白い蝋の花で覆い隠されてしまった。
「さあ今度は鞭打ちの番だけど……あなたにとってはもう責め苦ではないわね……強めに行くけど……いいかな?」
蝋燭を傍らに置いて鞭を持ち、右手に持った鞭を左手で扱きながらアネモネは厳かに告げた。スノードロップの背後に立ち、白い蝋の花で覆い尽くされたお尻に刺すような視線を向けている。
「はい……お願いします……アネモネ様……強く打ってください……」
アネモネの視線がお尻に突き刺さっていることを認識しつつスノードロップは答える。意識してお尻をくねらせることはしないが、何度も何度も絶頂に教えられた身体は疲れと絶頂の余韻でわずかに打ち震え続けていて、それがアネモネにはまるで誘うような動きに見えていた。
「じゃあ行くね!」
声とともに鞭を振るうアネモネ。もちろん最初の一撃は先程まで凝視していたお尻である。
「あっ! ああっ! くぅぅんっ! イクぅっ!」
乾いた音を立てて鞭がスノードロップのお尻にヒットする。尻肉がひしゃげ蝋の花が弾け飛び、白いお尻に赤い痕をつける。背中と首が仰け反って細く打ち震え、声を聞かなくてもスノードロップがまた絶頂に達したことを教える。
「どうかな? 蝋燭を垂らされた後に鞭打ちの味は?」
アネモネはスノードロップに問いかける。問いかけながらお尻に着いた赤い痕を指でつついて撫で回す。
もちろん、痛い、だのやめて、だのと言ったネガティブな反応が返ってくるとはかけらも思っていない。
「言葉では説明できない位……気持ちいいです! 痛いのに! 凄く痛いのに気持ちが凄く良いです! もっと! もっと強く鞭を打ってください!」
「今のあなたならそういうと思った……じゃあ続けていくね!」
スノードロップの反応はまさにアネモネの予測通りだった。
アネモネはさらに鞭を振るう。尻肉に背中にそして、前面に回り込んで乳房に力強く鞭を振るい蝋の花を弾き飛ばし、赤い痕を付けて行く。鞭を振るいながらアネモネは自身の陰部を指で弄っていた。
やがてスノードロップの全身は赤く惨たらしい鞭の痕で覆われてしまう。もちろんその過程でスノードロップは何度も何度も絶頂を極めていた。もはやスノードロップにもアネモネにもそれが淫紋のせいなのかそれとも単純に被虐趣味のせいなのか良く分からなくなって来ていた。
もっともさすがに疲れ切ってしまったようでアネモネが鞭打ちをやめると、体を力なくしなだれさせ肩を大きく泳がせている。
「素敵すぎて言葉もないわね……あなたの反応が素敵過ぎて私もすごく感じちゃってるのよね……」
アネモネはうかされたような言葉を紡ぎながら鞭を放り投げ、スノードロップを背後から抱きしめる。乳房や陰部を撫で回しながら唇を奪い舌を口内に差し入れ、舌を舐め回す。
「むぐぅっ……うん……うん……」
弱々しいながらもスノードロップは反応し、身体を震わせつつ差し入れた舌に舌を積極的にからめ合わせて行く。
舌と舌を絡め合わせるうちにまたスノードロップの体が震える。言うまでもなく舌と指の刺激に絶頂を極めてしまったのだ。
「あっ……はぁ……うぅん……」
これまでと打って変わった穏やかな絶頂の喘ぎ。それと同時にスノードロップの首が傾げ、快楽にとろんと潤んでいた瞳が静かに伏せられる。どうやら肉体の限界を超え気絶とは違う形で精神を闇へと落とし込んでしまったようだった。安らかな寝息が立ち始める。
「流石に仕方ないかな……おやすみスノードロップ……」
憎悪ではなくなぜか慈愛に満ちた瞳でアネモネはそう呟き、スノードロップを戒めしていた手枷足枷を外して床に寝そべらせる。
アネモネの心の中には大きな満足感と少しの後悔にも似た空虚感があった。横恋慕に狂い大切な戦友を肉悦のみを希求する淫売へと落としてしまったのである。本当にこれで良かったのかと思わずにはいられない。だがもちろん、すべてはもう手遅れであった。
「さて……後は私の出番というわけだ」
感傷に浸るアネモネの背後から声がする。背筋を震わせて振り返るアネモネ。そこには貴族とあの司会の男がいた。二人とも粘ついた笑みを顔面に貼り付けている。当然のことながらどこかでアネモネとスノードロップの絡みを見ていたのだ。
「そうね……後の仕上げはあなた次第……もう私の出る幕はない……」
アネモネはぼそりと答えた。みだれ髪をかき上げる。下着は先程ベッドでスノードロップを攻め嬲っている時に脱いでしまったので剥き出しの下半身を2人に晒している状態だったが、不思議と羞恥心が湧かない。今のアネモネにはその二人は人ではない何かにしか思えなかった。
「そうだな……お前ももう用済みなのだからな……」
「……どういうこと……?」
貴族の言葉にアネモネの視線が鋭くなる。確かにこれ以上アネモネの出来ることはない。だが言い方が気になった。
「これを見ると良い」
貴族はそう言うと懐から巻物を取り出した。そしてアネモネの目の前に広げてみせる。
怪訝な顔をして目の前に広げられた巻物の言葉を目で追うアネモネ。みるまに表情が強張り体が小刻みに震え始めた。
「嘘……嘘でしょう? こんなの信じられないよ……」
血色を失った表情で力なく言葉を押し出すアネモネ。文書には衝撃的な出来事が記されていた。
「嘘よ! ありえないわ! 団長が死んだなんて!」
辛うじて言葉を押し出すアネモネ。文書にはアネモネとスノードロップの所属する騎士団の団長が害虫の討伐作戦の途中で訓練に参加していた騎士団もろとも行方不明になった事が記されていたのである。もちろん、ここで言う行方不明とは官僚的作文による戦死の言い換えでしかない。
「嘘よ……絶対に嘘だよ……」
力なく座り込むアネモネ。顔を手で覆い静かな嗚咽を漏らし始める。嘘であると信じたかった。だが、文章の末には女王の署名と蝋で押された紋章がある。いくら貴族とはいえ簡単に捏造できる代物ではなかった。
「そういうことだよアネモネ。最初からお前はもう用済みだったのだ」
貴族の声が冷たく響く。その言葉にアネモネは頭を上げ、静かな殺意と共に貴族を睨みつける。
「まさかこれもあなたの差し金なの?」
「そうだよ? まさにその通り。簡単な事だったよ。訓練の仕上げとして実力より遥かに格上の極限害虫への討伐作戦に参加してもらったのだ。君には伏せておいたがね。まあ、ここまでうまくいくとは思わなかった。お陰で少し手間が省けた」
粘ついた笑みを更に大きくしながら貴族は言う。
「どうして? そんなことをする必要性はなかったはず! 団長には手を出さないという約束だったはず!」
アネモネはなおも言い募る。立ち上がり拳を握る。身体がわなわなと震えている。身体に秘めた魔力が怒気に反応して僅かに髪の毛を逆立てる。
「返して! 私の団長を返してぇっ!」
吠え声をあげながら二人に殴りかかるアネモネ。やり場のない怒りが心を支配していた。八つ裂きにしても飽き足らない位だった。スノードロップを散々責め嬲った後なので、さすがにいつも通りの動きが出せるわけではない。だが、人相手ならば獰猛な野獣が襲い掛かるのと変わりはない。がしかし……
「ひぎぃぃぃっ!」
だがその拳は二人に届く事は無かった。握りしめた拳が貴族の顔面にヒットする前に凄まじい痛みがアネモネを襲ったのである。
その凄まじい痛みでアネモネは床にのたうち回る。のたうち回るアネモネの腹部と尻肉にはスノードロップと同じ淫紋が浮かび上がっていた。信じられない、と言った表情をアネモネは浮かべる。
「理由を教えてやろう。何、物凄く簡単なことだ。スノドロと同じでお前も私のものにしたかっただけなのだよ。君がスノドロに仕掛けた淫紋の呪文を教わっている時に君にも淫紋を仕掛けたのでね」
のたうつアネモネのお尻や背中を脚で踏みにじりながら貴族は事も無げに言った。実に良い笑顔である。
「まさか最初からそのつもりで!」
「まさにその通り。異国の古い格言にこういうのがある、鴨が葱を背負ってやってきたってね」
「ゆ、許せない! あなたは最低の屑だわ!」
「その最低の屑と組んで戦友を陥れたのは誰だったかな? それを今更自分も被害者のような顔をするのかね? とんだ売女だよお前は! スノドロが淫売ならお前は何だ? 売女だ! 友人を売ったお前は最低の売女なんだよ!」
アネモネを蹴飛ばして転がし、顔のそばに膝を付き髪を掴んで、貴族はアネモネに吐き捨てる。
アネモネは言い返せない。なぜならまさに事実であるから。言い返す代わりに大粒の涙がボロボロと流れ始めた。
「もう一つ格言を教えてやろう。人を呪わば穴二つという言葉がある。それは人を呪えば墓穴が二ついるということだ。一つは呪った相手の為の、そしてもう一つは呪った自分のための墓穴だ。ああ、今回はもう一つあるな! 君は3つも墓穴を掘ってしまった」
まるで子供のように泣き噦るアネモネ。もはや貴族の言葉はどこか遠くにしか響いていない。頭の中をここ数ヶ月の出来事がぐるぐると回っている。
「小賢しい事を考えるからこうなる。大人しく二人を祝福していればよかったものを!」
貴族は立ち上がり、傍らの男へアネモネに向けて顎でしゃくる。男は頷きアネモネに近づく。そしてアネモネを背後から抱き起こし太ももを手で大きく開かせ陰部に手を伸ばし指で大きく寛げた。アネモネはただ泣きじゃくるばかりでもはや抵抗の意思を示していない。
「ほぉう……まだ処女だったとはな! 楽しみが二倍に増えたな!」
めちゃりという音ともに広げられた膣口の奥には純潔の証があった。それを見た貴族の顔に名状しがたい表情が浮かび上がる。
貴族が男に頷いてみせると男はアネモネから離れた。貴族がアネモネに手をかざす。泣きじゃくるアネモネの泣き声がぴたりと止んだ。そして瞼がゆっくりと閉じられ力なく床に崩れ落ちる。淫紋が作動し強制的に眠らされたのである。
「フフフフフフ……楽しみだな。今は二人ともゆっくりが眠るがいいよ。君たちには地獄が待っているのだからな! ははははははは!」
貴族の下卑た高笑いが室内に響き渡る。もちろんその声は二人には届いていない。明日以降自分たちに降りかかるであろう淫獄の責め苦など思いもせず快楽と淫紋の力で安らかな寝息を立てている。
斯くして墓穴は三つ掘られた。一つ目の穴は既に団長がおさま埋められてしまった。残り二つ、アネモネとスノードロップが陥った穴の底には何があるのか? それは当人達にはわからない。それを知っているのは貴族だけである。
これにてpixivからの転載は終了です。続きは鋭意執筆中につき気長にお待ちください。それでは第四章でお会いしましょう。