ONE PIECE~海賊王の息子と冥王の息子~ 作:いずみ☆
ONE PIECEの転生トリップ小説です。
海賊王ゴール・D・ロジャーの息子と彼の右腕だったシルバーズ・レイリーの息子が運命的に出会い、海賊として名を挙げていく話。
注意!!エースが白ひげ海賊団に入らず、オリキャラと一緒に結成した海賊団で大暴れしていきます。原作とはかなり違うストーリーになりますので、苦手な方は注意して下さい。
俺の名前はシルバーズ・ラウル、賞金稼ぎをしながらきままに旅をしている。突然だが俺は転生トリップというモノをしたらしい。急に何言ってんだコイツと言われるかもしれないが、マジな話なんだ。
ある日気がつくと船に乗っていた。そして激しい頭痛に襲われ自分とこの世界の関わりを思い出した。俺はあの海賊王ゴール・D・ロジャーの右腕だったシルバーズ・レイリーの息子だ。母親は俺を産んですぐ亡くなったらしく、シャクヤクさんが母親変わりに育ててくれた。幼い頃から父さんに三種類の覇気、六式、シャンクスとミホークからは剣術を鍛えられた。おかげで17歳で船出し3年後には一応名の知れた賞金稼ぎになっていた。報酬を受け取りに海軍支部などに顔を出している内に顔見知りになったガープ中将や他の海軍将校に海軍に入らないか?と誘われるようになったが断っている。正直言って海軍とか世界政府とか大嫌いなんだよな。
転生トリップする前の俺は漫画ONE PIECEの大ファンで、キャラクターでダントツで好きだったのが火拳のエースだった。なので頂上戦争でエースが死んだ時にはメチャクチャ泣いた。そしてこの世界に転生トリップしたのがわかった時に決意した。“エースを王にしよう”と。俺が全力でエースの運命を変えてやる!と決めた。
(ん~、ガープさんの依頼でここまで来たけど・・・こりゃ一人では無理かなぁ~(^_^;)ーさてどうするか・・・とりあえず腹も減ったしメシ食ってから考えよう)
~とある酒場~
店主「いらっしゃい!」
「とりあえず酒と・・・あと何かつまみになるようなモノを」
店主「はいよ!とりあえずビールね」
「ありがとう」
ガシャンッ
客「キャアアアアアア!」
店主「お、おいお客さん!」
?「・・・。」
客「お、おい、大丈夫か?」
(おいおいおいおい!あれエースじゃん!うわー本当に食いながら寝るんだな~)
エース「・・・ん?寝てた」
店主・客『寝てたんかいっ‼』
「あははっ、食いながら寝るなんて器用なんだな!はい、タオル。顔を拭きなよ」
エース「お、ありがとな!」
「良かったらこっちに来ないか?奢るぜ?」
エース「いいのか?じゃあ遠慮なく!」
「どうぞどうぞ。あ、ビールお代わり!」
店主「はいよ!あとこの店の名物のラム肉の香草焼きだよ」
「あ、美味しそう!いただきます・・・うまっ!!メチャクチャ旨いよこれ!」
エース「へーおれも食っていいか??」
「いいよ、はいどうぞ」
エース「・・・うまっ!!」
店主「ハハハ‼嬉しいこと言ってくれるね~、どんどん食べてくれよ!サービスするから」
「ありがとうございます!あ、それ全部食べていいよ」
エース「いいのか?ありがとう!」
~1時間後~
エース「ふぅ~食った食った!」
「だろうな(。-∀-)俺の倍は食ってたし。ーご馳走様でした」
店主「ありがとよ!また来てくれ」
「良かったら俺の船に来ないか?」
エース「え、いいのか?」
「ああ。何かもっとお前と話してみたくてな・・・嫌だったら無理には誘わないが」
エース「いや・・・おれもそう思っていた。じゃあ遠慮なく邪魔するよ」
「そうか、良かった。じゃあ行くか」
~ラウルの船・キャッスル号~
エース「結構デカイな(*゚Д゚*)ひょっとして金持ちか?」
「なワケあるか。この船は母親のだったんだけど使わないからって貰ったんだ」
エース「へー。こんな立派な船を持っているなんて商人か何かか?」
「いや、海賊だったんだ。今はもう辞めてるけどな」
エース「ふ~ん」
「まぁ寛いでてくれ、飲み物持ってくる」
エース「ああ」
エースside
飲み物を持ってくると言ってリビングの隣にあるキッチンに行った男の後ろ姿を見る。おれより年上なんだろうか?物腰も落ち着いているし、初対面のおれにメシを奢ってくれたり自分の船に招待してくれたり・・・かなり良い人だがおれの父親のことを知ったら・・・
「お待たせ、はい」
エース「あ、ありがと」
「そういやまだ名乗ってなかったな。俺はシルバーズ・ラウル、賞金稼ぎをしている」
エース「おれはポートガス・D・エース、最近海に出たばかりなんだ」
「聞いていいか?エースの父親ってロジャーだろう?」
エース「!!!!」
「やっぱりか・・・。シルバーズ・レイリーって知ってるか?」
エース「海賊王の・・・右腕だった」
「そう。そして、俺の父親だ」
エース「!!」
「幼い頃、父さんからよく聞かされた。ロジャーと一緒に海賊をしていた時の話を。そして、ロジャーの子供のことも。ずっと会ってみたいと思っていた、まさか本当に会えるとは思ってなかったけど(笑)」
エース「・・・・・・。」
「会えて良かったよ、想像していた通りの奴だった」
エース「どんな風に・・・想像していたんだ?」
「ん?秘密(笑)」
エース「何だよ、それ!!」
「まぁまぁ(笑)」
エース「なぁ、ラウル・・・おれは生まれてきても良かったのか?」
「・・・(スパーン!)」
エース「痛ってぇぇ!何すんだよ?!」
「お前が馬鹿なことを言うからだろ!」
エース「馬鹿なことって何だよ、それ!!おれは真面目に。」
「お前が今までどんな辛い目に遭ってきたのかは知らないし想像もつかない。でもな、自分のことを否定するな!!その行為はお前を命がけで産んでくれた母親のことも否定することになるんだぞ?!」
エース「・・・・・・。」
「確かに世間一般的に見ればロジャーや俺の父親は悪党かもしれないが、俺は尊敬しているよ。それにロジャーが父さんのことを仲間にしていなかったら父さんと母さんは出会ってなかっただろうし、勿論俺も生まれてなかった。だからロジャーには感謝しているんだ」
エース「ラウル・・・」
「今日こうしてエースと出会えたのも運命だったのかもな」
エース「・・・ラウル、ありがとう。一緒に世界を回ろう、この出会いは運命だ」
「ああ、一緒に行こう!約束する、これから先どんなことがあっても俺はエースを絶対に裏切らない。それだけは覚えていてくれ」
エース「わかった。おれもラウルを絶対に裏切らないし、どんなことがあってもラウルを信じる」
「ありがとう。これからよろしくな!!」
後に五皇の一人「炎魔」と呼ばれ、最年少でグランド・ラインに君臨することになるポートガス・D・エース本名ゴール・D・エースと、「炎魔の右腕」「海神」ことシルバーズ・ラウルとの出会いはこんな感じだった。