――肺を少女の香りで満たす。
少女の金の長髪に鼻を突っ込み、呼吸をする度に新鮮で甘い空気を得る。抱きしめると腕に柔らかい感触を感じながら、毒蛇が獲物に巻き付くようにゆっくりとスカートに腕を伸ばす。
そうする事で、身体全身で彼女を味わっていくのだ。
「っ……はっ……!」
丈の短いスカートの中に手を入れ、指先で軽く下着をなぞる。
薄く柔らかい布地には僅かにぬめる蜜が滲んでいた。
それを本人の耳に囁くと、抵抗するように腰をくねらせるアイリス。
「ぅ……ん」
小さな身体を背後から抱きしめて彼女の身体を好きに弄ぶ。
片手で乳房を、そして片手で恥部をゆっくりと愛撫していく。
形の良い乳房は衣服の上からも柔らかく、俺の手の中で、もにゅり、と形を変えた。
「は……」
こうして彼女を抱きしめた回数は決して多くは無い。
彼女の体躯の細さも、いつの間にか俺と拳一つ分しか差のない背丈にまで伸びた事も。背中と腹が布地越しに触れ合って初めて、少女の身体が女に近づいている事を俺は知った。
もどかしげな声を漏らすアイリスは俺の腕を掴む。
拘束するように少女の肌を好きに這う腕、それをミシミシと掴む事で声を抑えようとする。
これまでは高級宿屋の人目を気にする必要が無かったからだ。
人目。そう彼女は、アイリスは人目を気にしている。
「――――」
「んッ……」
俺とアイリスの正面からときおり光が差す。
太陽の光だ。それが気まぐれのように薄暗い地面や埃っぽい壁を陽光で照らす。
――俺とアイリスは路地裏にいた。
場所を意識した訳ではない。
アクセルの街は他の街よりも治安は良く路地裏に舞い込んだといえども、ナイフを持った危ない人種に遭遇するような確率は極めて低い。己の幸運値を信じつつそれなりに良質な穴場を見繕えば道から僅かに外れた人通りの少ない路地裏で行為に及ぶことも難しくはない。
そんな事、アイリスは知る由もないだろう。だから、声を抑えようとするのだ。
基本的に人が通る事は無く、大通りから少し離れた道はときおり住人や冒険者が通る程度だ。それでも人が通った時に大声を上げたら気づかれないという事は無いだろう。
路地裏は冬が近いからか虫が湧いておらず、大量に置かれた空箱は入るのも、上に乗るのも自由だ。寒々しく薄暗い事に目を瞑れば、冬でなければ野宿も出来るかもしれない。
微かな埃臭さを感じながらも、アイリスの身体を手で味わう。
つやつやの太腿を撫でながら衣服の中に忍ばせた片手が彼女の乳房を揉む。くしゃりと皺の寄るブラジャーを邪魔に感じ無言で上にずらすと、少女が息を呑むのが分かった。
服の中でずらした下着、手のひらで揉んだ乳房はプリンのように柔らかい。
「っ……!」
顔を赤くするアイリスは下唇を小さく噛む。
前屈みになりはらりと髪が垂れる少女を背後から抱く。
左手で乳房の全体を押しつぶし、パン生地のようにゆっくりと捏ねる。
熱い淫気を感じるスカート内部でゆっくりと摩るショーツからは僅かに蜜が滲み出ている。薄い生地に隠された秘所を上下に指でなぞる度にきゅっと左右の内腿が右手を締め付けてくる。
ささやかな愛撫でアイリスの肩は何度も震え、背中を俺に預ける。
肩に頭を預ける少女の顔は熱に浮かされる病人に似ていた。
閉じようとする両脚に構わず恥部を触りながら、アイリスと濃厚な口付けをする。
「ん……!」
甘い嬌声。
すりすりと小振りの尻がスカート越しに剛直に擦りつけられる。
その行為が無意識かはともかく肉竿は痛い程にズボンの中で反り立つ。
上を向くアイリスの唾液を俺の舌で掻き混ぜながら、恥部を弄る。
くちゅ、と狭く薄暗い路地裏で聞こえる水音は王女の耳まで赤く染める。
「っ……!!」
餅のような乳肉を手のひらで感じ、徐々に硬さを帯びる乳首を揉む。
それだけで抗議の声を上げようとするアイリスの声音は甘く蕩けた嬌声へと変わる。
左手を乳房に、右手を恥部に、やがてがくんとアイリスの腰が跳ねた。
「~~~~っっ!!」
アイリスの全身が強く緊張し、やがて弛緩する。
親指と人差し指で乳首をつまみ、ねぶると、苦しそうな息を吐く。
「まっ、お兄様、少し……」
休憩も待ったも在り得ない。
膝をガクガクと震えさせるアイリスを抱えながら耳元で囁く。
俺のささやかな要求に対して、チラリと此方を見る王女の蒼の瞳には羞恥の涙が浮かんでいたが、俺の胸中を過るのは罪悪感以上に昂り続ける興奮だった。
転ばないように、あるいは絶頂を堪えるように俺の腕を掴み自らを支えていたアイリスの手。痕が残る程にぎゅっと掴んでいた少女の手は自ら離れて、自身のスカートの裾へと伸びる。
皺が出来る程にスカートの裾を掴んだ手が僅かに震える。
「や、やっぱり……」
「アイリス」
チラリ、と視線が向く先は、俺ではなく正面の光が差す道路だ。
少ない会話の最中にも、ときおり道を通る老若男女。彼ら彼女らが気まぐれに日の差さない路地裏に目を向ければどうなるかは分かるだろう。
それをアイリスも理解していて。だが、それでも俺は彼女の名を呼ぶ。
「――アイリス」
「…………」
返事は無く、震えた吐息は熱い。
しっとりとした乳房を揉み、下着越しに恥部を愛撫され、身体は悦びの声を上げている。だが、それでも精神的に僅かな抵抗感があるのだろう。
そんな彼女を哀れにも可憐にも思いながら、ただ愛おしい名前を告げる。
「――アイリス」
「……、は、い」
小さな、小さな、少女のか細い声音。
涙混じりの声が肯定である事を耳が拾い、俺の心は震えた。
は、ふ、と熱い吐息を聞きながら彼女の背中を押すべく、俺は王女に命令する。
「スカートをたくし上げろ」
「――!」
俺の言葉に意を決して、掴んでいたスカートの裾を持ち上げる。
紺色の短いスカートからアイリスの素足がゆっくりと露わになっていく。
肉と程良い脂の乗った王女の太腿。
柔らかく陶器のように滑らかな内腿を伝う透明な蜜を自ら曝け出す。
「は、ぁ……」
やがて白い脚の付け根、ピンク色のショーツが露わとなり、先ほどから執拗に指を滑らせていた秘所はますます湿り、親指と人差し指に細い糸が糸を引いているのが見えた。
その姿が、彼女の痴態が王女自らの手で外に曝け出されていく。
「ぁ、ぁ……。こんな、はしたないこと……」
スカートに籠っていた淫熱が埃っぽい冷気で冷まされる。
内腿を擦り合わせ、俺の指の愛撫でショーツに染みが出来ている事を王女自らがスカートを捲り上げて己の痴態を曝け出す。
その光景が数秒、羞恥に負けてスカートが垂れ落ちるまで瞼に焼き付ける。
「――――」
恥ずかしそうに顔を手で覆うアイリスは可愛らしい。
耳まで赤くするアイリスの姿に思わず耳元で隠語で褒め称える。
「ちがっ! 感じて、なんか……」
くち、くちゅ、と下着を擦る度に漏れる粘着質な水音。
嫌々と首を振る少女の腰を引き寄せ、淡い桜色の下着を摺り下げる。
とろみを帯びた糸、愛液が下着と媚肉を繋いでいた。
「……ここ、ですか?」
「そう、そこに手を」
「こんな獣のような恰好……」
「おっ、今から獣がするような交尾をするんですよ、お姫様」
「……!」
建物の壁に王女の手をつかせ、貝状の肉を手のひらで掴む。
熱い媚肉は挿入した指を締め付け、膣襞の一つ一つが指に吸い付く。
「ぁ、ぁ、ぁっ」
性毛の柔らかい感触と媚肉の吸い付く熱い感触を手に感じる。
閉じようとする脚を無理やり広げさせながら、俺の指が肉を割り拓く。
「――!」
にゅじゅ、と奥へと進ませるとアイリスが僅かに息を止める。
指を呑み込みうねる膣は濡れており、彼女は俺に抱かれて情けない声を漏らし続けている。
――ゆっくりと指を折り曲げると王女の背中が硬直する。
「ぅゅっ!?」
ぷしゅ、と愛液が幕となって腿肉を伝う。
唐突な絶頂のようにも感じたが、花弁からしとどに溢れる蜜に、俺はある確信を抱く。
どこが好きなのか。
どこが弱いのか、そっとアイリスの中を探る。
「ぉ、ぁ……」
クリトリスの根本、指の第二関節付近の膣襞が好きらしい。
溢れるように新鮮な蜜が俺の指を濡らし、地面に小さな水たまりを作る。
スカートを捲り、露わになる尻肉を見ながら折り曲げた指で肉壁をこする。
「んッ、ぁ……ッッ!!」
びくびくと痙攣するアイリス。
弓なりになる背中に胸板を合わせ、突き出される乳房に手を置く。
余っていた親指で恥部近くの粒を押し、転がす。
「びっ……!」
肉粒を押し潰すと同時に、小水を思わせる飛沫が腿を伝い、地面を汚す。
壁についた腕は震え、今にも倒れそうな少女の尻がふるふると揺れる。
そっと下着まで下ろした俺は彼女の尻をやさしく撫でる。
「入れるぞ」
「ぇ、ぁ、ちょ、ちょっとまっ――」
にじゅん、と怒張を挿入する。
散々に指で弄ばれて準備万端の膣は雄の肉棒を容易く受け入れる。
湿った肉を割り拓く感触に奥歯を食い縛り、奥深くへと一息にねじこむ。
幼い肉穴を赤黒い肉棒が押し広げていく。
俺の形に変わるのではないか、と思うほど狭い媚肉から涎のように蜜が溢れる。
「か、……はっ」
パクパクと顔を赤くし口を開閉させるアイリスを見下ろす。
思考が空白に染まったのか、不意打ちの挿入にも、背後からの犯すような行為に対しても反応出来ない彼女を不憫に思い、俺はアイリスの反応を求めて獣のように腰を振り始める。
「ひ、ぅぁぁ……っっ!!」
とろみを帯びた蜜が結合部から地面に垂れ落ちる。
抽送に合わせて、彼女の足元にある淫らな水溜りは少しずつ面積を増していく。
羞恥を忘れて漏らす嬌声。
快楽に流されて、荒い呼気の少女を味わいながら腰を振る。
ぱんぱん、と脛骨部と尻肉が当たる度に誰もいない路地裏に肉が肉に当たる音が響く。
苦しそうな声を漏らすアイリス。
少しでも彼女に悦んで貰おうと、再び秘裂上部の突端を指でつまむと、アイリスは震える。
「それっ、それは……っ!!」
嫌々と首を振り、怯えた目で俺を見る王女。
嘘を吐かないで欲しい。演技をしようとも、猫を被ろうとも、分かっているのだ。
怯えを孕んだように見える大空の瞳、その奥には期待と喜色が紛れている事は、至近距離で見つめている俺だけが知っている。
「好きだろ?」
「ぁぁ……ふぁ……!」
根本から擦られるのが王女の好みらしい。
剛直を締め付ける甘い締め付けは余裕を失くしたように、子種を求めて締め付ける。
仕方なしにスローペースでピストンをしながら肉粒を弄る。
上下に、左右に、根本から。滴り落ちる蜜を掬って、塗ってを淡々と繰り返す。
「~~~~ッッッ!!」
敏感な粒は、性行為を覚えたての王女に悦びの声を上げさせて膝を折らせる。
更にそのままずるずると壁についた手ごと崩れ落ちそうになった為、俺は慌てて彼女を抱えて持ち上げた。
流石に王女を地面に、しかも自らの愛液の水たまりで汚す訳にはいかない。
俺はすぐさま彼女の両脚を両脇に抱き、組体操のように持ち上げる。
「ぇ? ぁ、う、浮いて……っ」
僅かに腰を下ろし、下方から斜め上に抉るように腰を揺する。
「ひ、ぁぁぁ!!? そぇ!? ぁ、ぁぁ!!」
普段とは異なる部分を剛直が擦る。
開脚するように持ち上げられてのピストンは普段は擦られない膣襞を刺激して、彼女に極上の快楽をもたらしてくれるらしい。
悦ぶアイリスの為に、俺は剛直に意識を集中し、徹底的に腰を揺すった。
意外にも王女には周囲を気にする余裕があった。
わざわざ光の差す通りに向けて開脚させた王女を披露させているのだ。
蜜が泡立つ結合部は辛うじてスカートの生地で隠れているが彼女の羞恥は如何ほどか。
「ぁ、やだっ……下ろして……!!」
バタバタと脚を動かすアイリスの奥にまで亀頭を沈め。
「ぅぁ……ぃ、ィ……!」
ゆっくりと肉竿を引き抜いて、再び奥深くまで貫く。
「ぃぁぁ……っっっ!!!」
彼女の弱い場所を重点的に雁裏で刺激すると、そんな余裕は無くなった。
首を逸らし、痙攣したかと思うと同時にぷしゃ、ぷしゃと床で液体が跳ねた。確実にアイリスを法悦の空に上らせた事に満足するとそっと石畳の上に下ろす。
小刻みに身体を痙攣させる少女を座らせると、目の前に抜いた怒張を見せつける。
「はー……は……」
珍しく息切れしている彼女の赤らんだ顔を見下ろす。
王女の目の前には限界まではち切れんばかりに反り立った雄の肉棒。
亀頭から涎を滴らせる姿を、俯いていたアイリスの顎を指で持ち上げ、見せる。
「…………」
無言で見上げるアイリスの熱で潤んだ瞳には肉棒が映る。
柔らかい唇に亀頭を宛がうと、ようやく息を整えてきた王女は観念したように――、
「ぁ、ぁむ」
クレープを食べた口で、饅頭を食べた口で、同じくペニスも口にする。
膣のように生温かくぬめる口内での王族直々での奉仕に即座に射精感がこみ上げる。
「ぅむ、んぷ……んっ」
ペタンと石畳に膝を付いた王女の金髪を掴み、前後へ揺すり口内の感触を味わう。
王女の小さな口を肉穴として使っている事に言いようのない興奮を覚えて腰を振る。
涙目のアイリスを見下ろすと、それだけで剛直は硬度を増す。
「んっ、ん~、もっ」
ペニスに絡まる舌のざらつきに目を閉じ、その時を待った。
「ぅ」
「――!!」
思った以上の量を射精したという感覚。
大きく見開いた大空の瞳には驚きが奔り、ゆっくりと目を細める。
彼女の口内を犯すように舌も、歯茎も、頬肉も白濁で染める中、従順にコクコクと雄のソースを飲み干そうとするアイリスの淫乱めいた姿にどうしようもない解放感と達成感を覚える。
何となしにアイリスの頭を撫でると、チラリと俺を見上げる蒼の瞳。
「ん……、っ……」
ゴクッと喉を鳴らし、精液を呑む王女の口端からは唾液と精液の混ざり物が垂れる。
その残り物すらペロリと赤い舌が舐めとる姿に胸中で何かが生まれた。
眦を下げ決して美味ではない己の物を体内に取り込む少女を俺は抱きしめた。
「アイリス」
「――――」
「ありがとうな」
「えへへ……」
充足感と絶頂の余韻に抱きしめたアイリスの華奢な身体。
は、ふ、と熱い吐息を漏らすアイリスは潤んだ瞳で見上げる。
微笑と共に身体を擦りつけてくる王女は首に腕を廻し、甘えるように首筋に口付けした。
+
初級魔法で汚れを落とし、俺はアイリスを連れて路地裏から人通りのある道を進む。
既に日も傾きつつある中で充足感と行為の余韻に浸りつつ、王女の柔らかい手を引きながらゆっくりと確実に歩みを進める。
「クレア。怒ってるでしょうね……」
「まあ、怒りの九割ぐらいは俺の所為だと思うがな」
「……、これでまた暫くお別れですか」
「…………」
「寂しいですね……」
彼女の顔は、しかし暗い物だ。
これから先の訪れる未来、確実に迫る足音が聞こえているのだろう。
先ほどまでの快楽に耽っていた顔とは異なり、悲嘆に暮れた顔を見せている。
アイリスは王女だ。しかしまだギリギリ十三歳。成人手前だ。
当然遊び足りないだろうし、反抗期だろうし、不満だってある筈だろう。
だが、それを堪えて、結局言いたい事も言えずに彼女は我慢を強いられている。
「カズマ様。その私と……」
「アイリス。そんな寂しい事言うなよ」
何かを告げようとするアイリスの言葉を遮り、俺は口を開いた。
「えっ……」
「一応今日って社会見学なんだろう? 要するに王城じゃ学べない事を見て聞いて経験していくのが目的だという事でいいか?」
「は、はい。そう……ですけど」
「分かった。なら、まずは夕飯にしよう」
「ぇ、えと……?」
「まずは、そう、夕飯だ」
二転三転と話題が切り替わる事に目を白黒させるアイリスの手を引く。
彼女が迷子にならないように、王女の手を引きながら、ゆっくりと歩みを進める。
戸惑うアイリスを安心させるように口端を吊り上げて笑みを浮かべる。
「そんな顔するな、アイリス」
「――――」
「俺が王城なんかじゃ食べられない珍しい夕飯をご馳走しよう」