眠っていても、起きていても、ひたすらに彼女と抱き合っていた。
意識を保っている間は常にアクアを犯し、犯されていた。眠っている間はアクアの甘い愛の囁きを子守歌に、起きている間はお仕置きだと言うようにドロドロになるまで犯し続けていた。
上になったり、下になったり、横になったり。
そこに理性は無く、女神に与えられた寵愛を一心に受け、雪が溶ける程に甘い吐息と熱い眼差しに蕩かされる脳を放棄して、獣欲に支配された身体がひたすらに動き続けていた。
――気持ちが良い。
言葉にすればたったそれだけだの事だ。
ただ、それが彼女を相手にすると理解出来ない程に脳味噌が蕩ける。
ガッチリとギアが嵌ったような感覚。
それは身体の相性の良さからくるものなのか、多少なりの経験を持つ者程度では理解の及ばない何か女神の力、ファンタジーが関与しているのだろうか。
肉体が変異でもしたかのような相性の良さで説明出来ない女神との性行為。
その中で唯一分かるのは、アクアの身体の柔らかさと温かさと甘さだった。
寝ても、醒めても、彼女と一緒。
ずっと、ずっと、ずっと、ずっと。
「好きだよ、カズマ」
思い出したように、忘れていないか確かめるように。
何でもない事のように、行為の最中に、水の女神は俺の耳元で囁く。
叫ぶ訳でもなく、普通に話しかける訳でもなく、脳の奥に届かせるような甘い声色で。
目の前の女は少し前まで処女だったらしいが、既に互いの技量差は無いにも等しい。
日本の管轄をしているだけあり、いかがわしい漫画本の類も天界に仕入れていたアクア。そこに記載されていた数々の手管をあっという間に男を悦ばせる技術として昇華させた。
ふと、天界に持ち込んだならばエリスも読んだのだろうか、と思い至る。
清純な彼女が顔を赤らめながらも無言で読み進めたのだろうかと、小さく頬が緩む。
「――――」
余所に向かった思考を終わらせるかのようなキスが降り注ぐ。
目の前の美を無視して他の女に思考を向けた事を咎めるようなキスに謝罪するように応じる。
如何に神と言えども、人間の、俺が考えている事など分からない筈だ。
そこまで分かる程、神という存在が万能では無いという事は実際の付き合いから分かっていた。分かっていたつもりだった。
だが、見上げる彼女の水色の瞳は陰りを見せながらも、俺に対しての理解を必ず示す。
「カズマが何を考えているかなんて、私には分かるんだから」
「――――」
「だって、私は麗しい水の女神で、カズマさんに必要とされる存在なんだもの。当然よね」
場所は、いつの間にかリビングからアクアの部屋に変わった。
意外にも物が少なく、酒瓶や芸の道具が転がっている部屋で彼女は腰を下ろす。
「ぁ……は」
艶やかな喘ぎ声、熱い眼差し。
熱を孕み、情欲と喜悦と優越感に富んだ女神の瞳は俺を見下ろす。
繋がった結合部。肉竿を呑み込む秘裂は膣襞の一つ一つが子種をせびり、ゆっくりとアクアの腰が上がるのと同時に締め付けが増す。
トロリ、と蜜液が剛直を伝い、シーツに新しい染みと皺を作る。
「う、あ」
にゅるる、と竿が引き抜かれ一思いに腰が下ろされる。
俺の胸元に手を置き、捕食するように釘打ちピストンをする女神は腰を左右に揺らし、何度目かの射精感をあっという間に高めていく。
「ちょ、ちょっと休憩……」
「だーめ」
「おっ!」
「カズマってば変な声出しちゃって……仕方ないわねぇ」
カリッと俺の乳首を彼女の唇が捕まえる。
柔らかく瑞々しい女神の肉が俺の肉粒を優しく虐め、ざらついた舌による未知の刺激に呻かされる。同時に片方の乳首を摘まみコリコリと人差し指で愛撫するアクアはどこか愉し気な表情をしていた。
己の膣内で存在感を増すソレに、んへへ、とアクアが目を輝かせる。
俺の腰の上で少女が腰をくねらせる。
調子に乗り出したと判断。彼女のくびれた腰を掴むと、無言で腰を突き上げる。
「んぁ!? んぅぅ!」
彼女の下半身を掴んだ俺は、性器ではなく肉穴として扱う。
彼女との呼吸を合わせた物ではなく、ただ快楽の追及の為だけに肉穴をしごく。
「ゃっ……それ、ぁアっ!」
咄嗟に腰を浮かせようとする彼女を掴み、軽く腰を揺する。
それだけで容易く甘い悲鳴を上げる彼女は切なげに首を振り俺の許しを求める。
無論、許さない。何の罰かは知らないがお仕置きと称して彼女を貫く。
くちゅっと淫靡な音が下半身に触れる。
もう何度も聞いたそれは、アクアとの交わる度に聞いた淫音だ。
時計など見てはいなかった。アクアしか見ていなかった。
カーテンの隙間や空腹度、女との密着した触れ合いの中で時折視界の端に映りこむ情報を基に何となく昼頃なのだろう、と推測する。
一突き事に身を震わせる少女の後頭部に手をやり、強く抱く。
それをアクアは望み、実際に行うと身体の反応で喜んでくれた。
普段は見る事の出来なかった彼女のそんな些細な部分を知って、知られていく。
「ぁ、ひゅ、ぅっ……!」
軋むベッドの音が徐々にリズミカルになり、結合部の水音が激しさを増す。
神輿のように揺れるアクアの乳房を揉みながらもたれかかりそうな彼女の姿勢を保たせる。形の良い女神の美乳を円を描くように揉むとびくびくっと汗だくの女が水色の髪を振り乱した。
着けていた髪紐はどこかへ消え、乱れる髪から甘い体臭と微かな汗の匂いが辺りを包む。
「それっ、それっ、駄目!」
宴会芸の神の言葉は前振りに過ぎないと新しい弱点を見つける。
敏感女神の腰を掴み、斜め下から突き上げると亀頭が膣壁をごりっとこすった。
「ぁぁぁあああっっ!!?」
ぷしゃっと勢い良く小水を思わせる飛沫が結合部から噴き出す。
俺とアクアの肌を濡らす蜜液を肉竿に伝わせながら、更にその角度で彼女を突きあげた。
「ひぅぅぅっっっ……!!」
目尻がとろんと垂れ、口元には涎が垂れる。
恍惚とした表情で俺の胸に頭を預けた彼女は既に俺の射精を一心に待っていた。
この一日の間に、気が狂うほどの絶頂を教えられた女神の姿は信者ですら戸惑うだろう。
もしかしたら信者が減るかもと考えて、それは無いと首を振る。
「カジュマ、出して、出して……」
「ぐっ……!」
「膣内にビュービュー、って一杯だして」
柔らかく、きつく締め付ける膣内。
彼女の腰を押さえつけ、腰の動きだけでぐりぐりとすると彼女は甲高い嬌声を上げた。
「ぴぁっ!!!」
背筋を電流にも似た快感がせり上がる。
女神の種付けの懇願という抗い難い欲求に従い、俺はアクアの最奥へ吐精していた。
「ぁひゅ、ぁ……」
どくどく、と一滴も残さず彼女の膣は白濁を呑み込む。
濁った精液が膣襞に染み込む度、アクアは小さく痙攣していた。
やがてそれも静まり、俺たちは抱き合ったまま余韻に浸るように目を閉じる。
それから少しして瞼を開けて彼女の恥部から垂れる白濁と愛液の混ざり物に目を向ける。それから規則的な寝息を立て始める彼女の指を秘裂に触れさせると、徐々に膣内の混ざり物が綺麗な水に代わるのを確認した。
そうして立ち上がり、緩慢とした動きで部屋を出た。
「――――」
ずっと、だった。
昨日からずっとこんな調子だった。
朝は陽光を浴びながらアクアのフェラチオで目覚めた。
それから冷めた夕飯を食べ、甘える彼女は食べさせてと両手を広げて身をくねらせた。
それがいけなかった。思わず抱きしめて、それが罠だと知った時には昼になっていた。そのままなし崩し的に午後は過ぎていって、夜はアクアのセクハラを受けながら夕飯を作る。
それから再び行為に励んだ。そして一緒に寝て、朝になって、昼になった、らしい。
もう既に一日か、二日が経過していた。
――爛れた大学生の性生活はこんな感じなのだろうか。
そんな事を考えながらアクアの部屋から脱出し、廊下を歩きキッチンに向かう。
目を向けると、彼女が言い出して調子に乗った俺と共に悪ノリした結果が至るところにある。めぐみんの部屋もダクネスの部屋も開け放たれベッドが乱れている。廊下や階段には固まり掛けた独特な体液の匂いが鼻腔を擽る。
一日中怠惰で退廃的な日々を送り、ある意味で生産的な一日を送る。盛った猿のように、性行為を覚えたての学生が学業を疎かにして没頭するように。
爛れに爛れきった生活を過ごすのは嫌では無く、基本的には怠惰な人間と女神が屋根の下。
見事に嵌ってしまったとも言える。
普通に考えて、人間が言葉通りに一日中性行為に励む事は厳しいだろう。もしかしたらペース配分を考えれば可能なのかもしれないが、起きている間はひたすらに彼女と性行為に及んでいたのだ。本来ならば絞られて立ち上がる事すら億劫の筈だが、多少の疲れはともかく逸物は萎える事すら無い。
考えられる原因は女神の体液か何かしらの不思議な力が働いていると思うが、真実は不明だ。
「――――」
クリスともアイリスとも違う。
こんな風に一日中ずっと身体を重ね合わせる事は無かった。今ならば嗅覚の鋭い人間が俺と顔を合わせれば何をしていたか分かる程度には身体にアクアの匂いが染み付いているのを感じた。
「と、いうか風呂入ってないじゃん」
快楽に嵌ったのはアクアだと思ったが、それに引き摺り込まれ、溺れたのは俺なのか。
久方振りにまともな思考をしている事に僅かに感動すら抱きつつ、キッチンにある物で適当な食べ物を作る。昨日は作るという行動にすら頭が回らず、野菜や直に食べられる物だけを食べた後はずっとアクアと性行為に耽り続けていた。
当たり前だが人はこんなに長くセックスするだけの体力はない。つまり明らかにアクアから何かしらの活力を分け与えられているだろうと考えられる為、女神の方が止まらない限りは人間の方も止まる事が出来ない。駄目だと思っても止まれなかった。
こうして快楽以外の事で脳を回す事が出来るのも束の間の事かもしれない。恐ろしい程の快楽に、脳味噌が焼き切れるかもしれないと思ったのは初めてだった。
「もう、夢には頼れそうにないかもな……」
この異世界に来訪して、性欲の発散手段として極上の喫茶店に訪れて。
己の欲望の限りを記した要望通りに、可愛らしくも麗しいサキュバスが夜な夜な性的な夢を見せてくれる。だが、そこに実際の気持ち良さは反映されない。
――結局は、どこまで行っても夢でしかないのだ。
夢はあくまで脳内で堪能できる物だが、この二日間をずっと過ごして、女神の、アクアの肉体と、肉欲で味わえる快楽は正しく麻薬にも等しい快楽を俺に与えてきた。
身体が覚え始めているのだ。夢では満足出来ない程の快楽を。
「カーズマ」
「――――」
足音も無く俺の背後から抱き寄る女の身体。
熱い吐息を首筋に感じ取ると同時に、背筋がビクリと強張るのが分かった。
「なんだよ?」
「うん? 別に……、私を放って何作ってるのかなって」
「……? 見て分かるだろ。適当にある物を詰めたサンドイッチだ」
「ふーん。カズマの料理って適当に見えて凝ってるから私は好きだよ?」
「……ん、おう。ほら、アクアの分もあるから……」
「んへへ……。ありがとうね」
いじらしいことを口にして、アクアは微笑を深くする。
俺の胸を掴むような甘い囁きに、見る物を惹きつける愛らしい笑み。一糸まとわぬ姿で俺に抱き着いて告げる感謝の言葉に、熱い熱情に浮かされそうになる。
だが、再び彼女に溺れそうになる自意識をせき止めて、俺はアクアに意識を向ける。
豊満な双丘は背中へ直にその柔らかさを伝え、むにゅりむにゅりと厭らしく形を変える。さわさわと俺の腹を撫でる彼女の動きは俺を悦ばせたいという意図すら感じ取れる優しい愛撫だ。
ゆっくりと硬直を始める剛直の存在を彼女は感じ取ったのか、甘い声色で耳元に囁く。
「ねえ、カズマ」
「んー?」
「カズマってば、てっきり私を置いてどこかに行っちゃったと思ったじゃない。カズマは私がいないと駄目なんだから勝手にどこかに行ったら駄目だよ?」
「――――」
「カズマ、聞いてる? ちゃんと傍にいて。私の声を聞いて、ね?」
肩に顎を置くアクアの、甘やかな香りが鼻腔をくすぐる。
何とも思わなかった彼女の香りですら、今は少し愛おしいと感じ始めていた。
背後から己の体温を伝えて来る彼女の方に僅かに目を向けると、目と目があった。
――水色の瞳には俺が、俺だけが映り込んでいた。
柔和な笑みを浮かべる彼女は慈愛の女神とも呼べるような表情を浮かべた。
快楽を享受し、男と結ばれて幸福であると熱い眼差しで俺を見つめ、映している。
既に彼女は快楽の虜になっていた。
経験が多少ある俺ですら、既に半分アクアの愛に溺れているのだ。
経験の無い彼女が、覚えたての快楽に、男に溺れない筈がないのだ。
時間を忘れ、現実を忘れる。
ただ互いの身体に触れ合って、快楽を貪って、溶けあっていく。
もう、それで良いのではないのだろうか。
「――――」
「ねえ」
「あん?」
「これ、食べたら、またエッチな事しよ?」
「……しょうがねえな」
さわさわ、とアクアの冷たくも滑々とした掌が反り立った肉竿を包み込む。
あれだけ交わったというのに、身体はそれでもアクアを欲しているようだった。
+
身体を揺する度に、女の嬌声が浴室に響く。
脛骨部と尻肉がぶつかり、結合部では、ぬじゅ、ぬじ、と音が粘る。
「んっ、ぁ……! ぁ、ふ……ぁっ……」
食事をそこそこに肉の宴が再開される。
まずは汚れた身体を風呂場で温めて、上がる事を忘れて快楽に耽る。
即ち、浴槽から上がった温かい身体のまま、浴室の壁に手を付かせたアクアに背後から抱き着き、ぬずんと突き上げる。
「ひぁぁぁッ!?」
とろみ肉が締まり、怒張を搾る。
湯気の混じった空気を吸い込みながら、両手を彼女の乳房へ伸ばす。
緊張した子供のように硬くなった乳首を弾くと、少女の尻が軽く浮く。悶えるアクアの背がしなる中、雄竿を奥まで押し込む。
左右の指で乱雑に乳頭を刺激しつつ、腰を突き上げる。
背後からの獣のような性行為、溢れ出る蜜を掻き混ぜる抽送にアクアは悲鳴を上げた。
「ひ、ァ……そ、……それ」
開いたままの顎から垂れる涎。
目を閉じ、首を反らし快感にのめり込む表情。
「ぁ、ぁ~~~!! ぅひ、ぅ、ぁあ、ぁあああ……っ!!」
鏡に映る少女は胸を揺らし、壁に置いた腕を震わせる。
頬を赤く染め、獣のようなピストンに思考を乱される様は、見ているこちらの性感まで昂らせる程の感じ方だ。
参ったと言わんばかりに俺の腰を止めようとする手を掴む。
彼女がどんな角度を好むかは既に分かっていた。
嫌々と首を振り、形だけの抵抗をする女神の媚肉を斜め上に貫く。
「っ、か、は……! ぁ……!」
パクパクと金魚のように口を開閉させる少女。
背中を反らし、ぷるんと胸を震わせる中、ぷしゃっと愛液が飛沫となってタイルに飛ぶ。
ガクッと肘を折りタイルの床に崩れ落ちる彼女を背中から抱き起こし、胡坐を掻いた俺の上に、抜けた剛直の上へと無理やり座らせる。
「ま、まっれ……、今は、ぁっ……!!」
「うるせえ! 責任とれや!!」
「しぇき、にん……?」
「そうだよ!!」
「ッ! ッッッ!!」
腰を浮かせ逃げようとするアクアを捕まえ、肉椅子に座らせる。
にゅぷりと奥まで怒張が入り、むせるように呻く彼女の膣が短く蠕動する。
「俺に手を出したんだから、お前が責任とれやぁ!!」
「~~~! ……! ~~ッ!!」
聞いた事の無い甘い悲鳴が浴室に響いた。
彼女の全体重が乗った瞬間、俺は片手を左胸に、片手を恥部の粒に添えた。
「こんなセックス覚えさせやがって! おらっ、責任とれ! 孕め!」
「――ッ!! わらっ! わらっひゃかりゃ! あ、あ、ああ……ッッ!!」
パンパンパンと肉が肉を叩き、蜜が跳ねる。
湯舟に浸かるからとアップに纏めていた濡れた髪が解け少女の身体を叩く。
「らめ、らめ、それ、でちゃ……っ!」
華奢な女神の身体の性感帯を虐め、逃れようとする脚は濡れたタイルを滑る。
淫猥な結合音が響く中、雌肉がきつく雄竿を引き締める中で、徐々に動きを緩慢にしていく。
背中を反らすアクアの口から涎が落ち、長く伸びて床に達した。
半開きの唇を塞ぎ、タイルに寝転がりながら最高の角度で突き上げる。
「ぁ、~~~~ッッ!!!!」
強烈な絶頂に蠕動する媚肉。
女神の甘露が結合部を熱く濡らし、腿を伝う。
同時に絶頂に達し、彼女の奥へ何度目かの子種を注ぎ込む。
淀んだ白濁が彼女の媚肉を汚し、膣襞の一つ一つにまで染み込ませる。
抱き心地の良いアクアの裸体を抱きしめながら、天にも昇る解放感に浸る。
どぴゅ、どくっと吐精していく中、微かな疲労と満足感、そして優越感が心を満たす。数えるのを忘れる程に子種を注いだ雌肉はそれでも足りないとばかりに蠕動し、熱く濡らしていく。
浴室の天井を見上げながら、ゆっくりと竿を引き抜く。
その動きにすら反応する彼女は小さく震え、同時に肉竿を熱い液体が濡らす。
「ゃ、ゃ、ぁー……」
蜜液とも異なる熱い飛沫が剛直を濡らしていく。
しょわわ、と俺の指や肉竿、腿を汚していくソレに思わずアクアの顔を見る。
「あれっ、女神はトイレしないって言ってなかったっけ? これは何ですかねぇ」
「…………ぐすっ……」
「わ、悪かったから、泣くなよ」
脱力しつつも涙をこぼすアクアを受け止め、そっとタイルにお湯を流す。
女神の聖水どころか、精子や愛液と体液に汚れた身体なのだ。浴室で良かったと感じる中、女神がトイレに行く事を証明できたと彼女の耳元に囁くと、顔を赤くし喚きだすアクア。
「め、女神の威厳が……わあああああ! カズマが、カズマがああああああ!!」
「そんなもんないだろ」
「ふざけないでよ! 責任とって! 恥ずかしい目に遭わせた責任取って!」
「はあああ!? ふざけんなよ、駄女神! 先に手を出して来たのはお前だからな。お前が漏らしたも、無様にイッたのも全部お前の責任だっての!」
「責任、責任って! 何よ! 散々私の膣内に出して逃れようって訳!」
「お前ってほら、浄化出来るし結構都合が良い存在だよな。もうアレだわ、アイリスとクリスとお前を囲って生きてくわ!」
「最低! この男最低な事言っているんですけど!?」
「俺って誠実をモットーにしているからな。第一思い出してみろよ。俺から手を出したか? か弱い俺に襲い掛かってきたのはお前だろう。俺からは基本的にアイリスにしか手を出してないからな! この痴女神が!」
「わああああ!! 何よ、ちょっとえっちぃ事が上手いからって。もう一回よ、もう一回! 次はあんたが泣いて謝るまで……ぁ、ま、待って、この体勢からはズルいと思うの」
「じゃあ、風呂に入ろうか。お前が入れば聖水風呂になるんだし」
「そ、そういう問題じゃ、っ、ぁっ……!」
胡坐を掻き、肉椅子となった状態でアクアを再度貫く。
かはっと息を吐く彼女の媚肉を貫く剛直は女神の体液で既に反り立っている。
挿入の衝撃で崩れ落ちそうなアクアは、しかしきっちりと貫いている為どこにも落ちる事は出来ない。こんな感じでなし崩し的にずっと性行為に及んでいるのだが、どちらからも辞める事を口には出来ない。
一度剛直を引き抜き、アクアと共に湯舟に浸かると、諦めたのか解けた髪をアップに纏め直す彼女に目を向ける。ぷかりと湯舟に浮かぶ白い乳房を掌で弄びながら、問い掛ける。
「おい、泣いて謝るまで……なんだよ」
「……。……。か、カズマだって」
「ん?」
「責任取れとか言って、……カズマだって満更じゃない癖に」
「それは……」
「……」
「……」
背中を見せていたアクアと向かい合う。
湯舟の中で自ら肉竿を雌肉に挿入させる彼女は俺の首に腕を廻し、キスをせがむ。
湯気に包まれて、心地よい沈黙に浸りながら、そうして俺は再び考える事を止めた。