白い女体、小さなタオルは辛うじて白磁の肌を隠すのみ。
貸切同然の浴室、唯一の男である俺の前に現れたのは女神エリスだ。
「ほう」
「……そ、そんなにじっくりと見ないで下さい」
タイルを踏む裸足、すらりと伸びた白い太腿。
小さなタオルは彼女の裸体を隠しきれず、くびれた腰や慎ましい乳房をチラリと覗かせる。大きい訳でもクリスの時のように小さい訳でも無い彼女の慎ましい乳房の感触はこの手が覚えている。
長い髪の毛は後頭部で纏められ、羞恥に仄かに頬を赤らめる姿は加虐心をそそられる。
「……お頭はエロくて可愛いですね」
「ちょ、ちょっと……! やめて下さい。拝まないで下さい!」
この神に出会えた事に感謝を。誰にかは分からないが。
エリスの身体を視姦する俺をジッと見下ろすのは、同じく薄手のタオルで身体を隠し髪の毛を下ろした水色の女神だ。
エリスの後に入って来たアクアは何を考えているのか酒瓶を持ち込んで来ている。
ガララっと浴室の扉が閉められるのを確認しながら湯船に浸かる俺はアクアに顔を向ける。
「お前まさかここで飲むのか? それ絶対に酔っぱらって溺れる奴じゃん。というか流石にそういうのはここではやめとけって。城の設備を汚すとか怒られても知らないからな」
「馬鹿ねカズマ。賢い私は許可を取るのをちゃんと忘れてないわよ。アクシズ教とエリス教の御神体が直々に頼んだのよ? ここを少しの間、貸切にしてお酒を飲むぐらいはへっちゃらよ!」
そう言って豊かな白い胸を揺らす女神は自信満々な様子だ。
チラリと白銀の女神に目を向けるとどこか疲れた顔をしながらも小さく頷き返す。アクアの言葉は嘘ではないらしく、こうして堂々と男風呂に突撃をしてくる前に準備はしているようだ。
つまり、俺の邪魔をする者は誰もいないらしい。
わざわざ飢えた男の前にやってくるのだ。ナニをしても問題は無いだろう。
「よっと」
「ちょっ……!?」
「はわわわ……!」
湯船から立ち上がり、何食わぬ顔で肉棒を女神たちの眼前に見せつける。
ぶるんと反り立った怒張を前に顔を赤らめたりそっと目を逸らしたりと可愛らしい反応を見せる女神たちの姿に頬が緩むが、何でもないような態度でエリスの細い腕を掴む。
何食わぬ顔で肉棒をタオル越しに彼女の下腹部に押し付けながら俺は小首を傾げる。
「ん? どうしました? 身体、洗ってくれるんですよね」
「えっ? ええ……勿論です」
「なんでもしてくれるんですよね」
「えっ? えっと……言いましたか?」
「言いましたよ」
堂々としている俺に戸惑いと羞恥を隠せないのか肉棒から目を逸らす幸運の女神。偉大なる勇者の身体を洗うという役割を思い出させる為に俺は借りた猫のように大人しい彼女を連れて備え付けになっている木の椅子に腰を下ろす。
壁に設置された鏡面、そこから見える青髪の女神は呆然と酒瓶を抱えたまま此方を見ている。
「ふぅ。……おい、アクア」
「え? なーに、カズマ。そんなに私に洗って欲しい訳? まったく、すぐにそうやって調子に乗るんだから……。ほら、丁寧に洗って下さいアクア様って頭を垂れて言いなさいな。そうしたら頭の一つくらい洗ってあげても良いわよ。ほら、言って!」
「お前は風呂に入って一人で酒でも飲んでろ。俺はエリス様に洗って貰いたいから」
「先輩、私が指名されたのでお風呂に入っていて良いですよ?」
「ちょっ……ちょっと待ちなさいよ! ねえ、待って! 一人にしないでってば!」
「あっ、エリス様。タオルじゃなくて身体で洗って下さい。そういうマナーなんで」
「どこのマナーですか!? 流石に、それはちょっと恥ずかしいというか……」
「は? 何言っているんですか? その身体は何の為にあるんですか? やり方が分からないって言うなら、ほら、前に王都の宿で俺が手でねっとりと丁寧に洗ってあげたじゃないですか。腰砕けになるぐらいに。あんな感じで……」
「わ、分かりましたから! 先輩の前でその話はやめて下さい!!」
こうして女神たちによる俺の身体を洗う作業が始まる。
否、作業ではない。それは身体を洗うという名の愛撫に等しい行為だ。
敢えて顔を向ける事はなく、鏡面越しに身体に感じる感触で女神の身体を味わう。
「んっ……」
「もっと力を籠めて」
石鹸を泡立てて白い少女の手が俺の肌を撫でる。
首筋、鎖骨、胸筋、背中。どこか気恥ずかし気な様子で俺の身体を洗おうとするエリスの懸命な姿と文句を垂れながらも丁寧に身体を洗うアクア、その二人の見事にくびれた腰を抱き寄せ彼女たちの尻肉を揉むが反撃に合う事はない。
もちもちした質感と独特の弾力、掌に力を籠めると耳元に小さな吐息を漏らすアクア。
円を描くように、尻肉のラインを撫でるように彼女たちを愛でる。
その返礼と言うように、やや乱雑に力を籠めて俺の裸体を少女たちは洗う。
「お前らがここにいるって事はアイリスとめぐみんはどうなったんだ?」
アクアとエリスを自分の物にした征服感を感じながら、ふと思い出した事を口にする。
ぼんやりとしていたのか、尻肉を叩くとビクンと震えるアクアは俺を軽く睨む。
「ダクネスとエリスがめぐみんの面倒を見ているわ。アイリスは護衛の人とどこかに行ったわ」
「私というかクリスがめぐみんさんの相手をしていますが……芳しくはないですね」
「ふーん」
「ねえ、ニートの癖にモテちゃったカズマさん。今どんな気分?」
「俺の為に争わないで欲しいけど争って欲しい感が半分。さっきの状況を見てうわぁ……が半分」
「流石はクズマさん! 相も変わらず最低ね! でも私もさっきのはドン引きよ」
「クズマさん……。いつかは選ぶ時が来るのですからこうなるのは仕方がありません」
自然に屑と呼びながら、しかし罵倒とは裏腹に丁寧に俺の身体を洗ってくれる彼女たち。
そんなアクアとエリスの背中を指でなぞると、反り立つ剛直を隠す事無く腕を横に広げる。そんな俺の動きの意図が理解出来なかったのか、泡塗れの手を止める彼女たちの横顔に口を開く。
「お願いします」
「クズマ? 腕ならさっき洗わなかった? ボケた?」
「あっ、もしかして洗い足りませんでしたか?」
「腕は股で洗うものだろ。何言っているんだ?」
「あんたこそ何言っているのよ!? 私に何させようって訳!」
「そういうの良いからはよ。という訳でエリス様お願いします」
「……わ、分かりました」
羞恥で顔を火照らすエリスはぎこちない様子で俺の差し出した腕を手に取る。
未だに身体を隠そうとするタオルは湯を含み、奥の裸体を透かし既に意味の無い物と化している。そんな白銀の彼女はぴっちりと閉じていた太腿を開くと、その恥部へと俺の腕を宛がう。
腕に柔肉が触れた瞬間、ビクンと小さく震えるエリスは目端に涙を浮かべる。
「あ、あんまり見ないで下さい……」
「どこを?」
「か、顔を……」
「お断りします。というかエリス様、そのタオル意味ないんで取りますね」
「あっ!」
青色の瞳は羞恥に揺れ動き、奪ったタオルを咄嗟に取り返そうとするエリス。
ぷるんと慎ましい乳房、その先端の桜色の乳首、臍と恥毛が露わになり、その惨状に僅かに遅れて小さな悲鳴を上げる女神はまろび出る乳房を慌てて自分の腕で隠す。
「いやっ……!」
「綺麗ですよ、エリス様。隠さないでもっとエッチな姿を見せて下さい。ほら、洗う手が止まってますよ。ちゃんと腕を股に挟んで……そう、前後に腰を振る感じで洗って下さい」
「うわー……」
「なにドン引きしてんだよ。お前もやるんだよ! オラァッ!」
「いやあああ!! 穢される! そんなところで洗わせるなんて鬼畜外道の所業よ! なんて男なの!? 私たちを堕とすだけじゃ飽き足らずこんな事までさせようなんて……!」
「お前、前に屋敷でさせた時結構ノリノリだったじゃねーか。そういう演技はもう良いから」
右腕にアクア、左腕にエリスと両腕に女神の尻肉と太腿が挟み込まれる。
立ち上がった彼女らの股に腕を通し、何度かにゅるにゅると陰唇部で腕を擦り上げると徐々に声に熱を帯び始める。減らず口を叩くばかりだったアクアも小さく嬌声を上げ始め、敏感だったのか恥丘を擦る度に小刻みに下半身を震わせるエリスは口を手で押さえる。
羞恥と喜悦を入り混じらせた瞳は俺と視線を交わすのを恥じるようにそっと伏せる。
「ほら、お頭。もっとちゃんと腰を振って。前にノリノリでやった騎乗位のように」
「エリスってばそんな事もしてたのね」
「ちがっ……ん、ん……ぁっ!」
「ほら口じゃなくて腰を動かせよ。そんな訳で腕に回転入りまーす」
「っ……、ッ!」
誰も真面目に俺を洗う事など期待していない。
単純にこの素晴らしい女神たちを辱め、よがり狂う姿を目にしたいだけなのだ。
力を入れ硬直させた腕を彼女たちは息を荒くして媚肉で洗う。
恥丘と太腿に挟まれる感触を両腕に感じながら、自慰に耽るかのように前後に腰を振る度に秘裂から蜜液を溢れ出すと泡と混ざりタイルに零れ落ちる。
そんな事にすら気づかない様子で、腕を微妙に振動させるとエリスの脚が小刻みに震える。
「ぅ……くっ、ん!」
小さく唇を噛み締め、顔を赤く染めるエリス。
悪戯に腕を媚肉に押し付け前後に小刻みに擦ると耐えられなくなったのか、俺の腕を掴む。
「ゃ……ぁ……っ」
腰を引かせ快楽から逃れようとする恥丘に腕を押し込むと甘い喘ぎ声を漏らすエリス。
敏感な彼女は簡単に絶頂に達しないように必死に我慢しようと唇を噛むが、そんな努力を台無しにするべく薄毛から覗く陰核を巻き込むように一息に腕を引き戻し再び押し込む。
泡を表面に浮かべた腕は存在感のある陰核をぐりりと苛め抜くと淫液が腕を濡らす。
「ぁ……ぅッッッ!! ッ!」
唐突に内腿が俺の腕を挟み込み、エリスの肢体が弓なりに反った。
小さく開いた口から涎が垂れ落ち、そんな自分の様子にも気づけない女神は下腹部を痙攣させると、俺の耳元に喘ぎ声を漏らす。
「ゥ、ハァ……! ハッ、ァ」
やがて膝をタイルに落とし己の乳房も隠す余裕を無くしたエリス。
対して僅かに経験があったアクアは恍惚とした表情に青色の瞳には喜悦を孕ませる。
「はぁ……は、っ……、エリスってば全然駄目ね、んっ! 私の……勝ちね」
「じゃあお前はもっと力入れるわ」
「えっ、ちょ、ちょっと待って! ぁっ!!」
いつの間にか何かの競い合いが始まったらしい。少なくともアクアの中で。
このままではアクアの勝ちになるだろうが安心して欲しい。挽回のチャンスはいくらでもある。
「じゃあ、次は股間を洗ってくれ。もちろんそのおっぱいでな」
もうここまで来たら止まらない。欲望は止まらないのだ。
今度は文句を言う者もなく俺の下種な意図を悟り、アクアとエリスによる奉仕が始まる。
以前アクアがしてくれたパイズリ、それをエリスにもさせる。
その行為は、持つ者と持たざる者の格差がハッキリと現れる物だ。
「ほらエリスも……いつまで呆けてるのよ」
白磁の肌、乳白色の肌。
絶世の美少女による豊満な乳肉は泡を含み、俺の怒張を包み込む。
まるでプリンのように柔らかなソレは彼女が挟み込む度にむにゅりと形を変える。
先輩女神に促されて、後輩女神も続く。
どこか躊躇しながらも慎ましい乳房で肉棒を挟み込めるかどうかギリギリの形の良い乳房を手で寄せる。餅のような質感と硬くなった乳首が怒張を刺激する度に亀頭から涎が垂れ落ちる。
眼前には俺の肉棒を奉仕しようと懸命に己の乳房で挟み合う女神の姿。
「ん、しょ……ぁ」
「カズマってば本当にこういうの好きよね。さっさとイきなさいよ」
ふにふに、むにゅむにゅと少女たちの乳房が乳首が擦れ合う。
硬さを主張するエリスの乳首とアクアの乳首がぶつかり合う度に小さく呻く彼女たちは甘い吐息と共に唇を噛み小さく震える。
刺激的な意味合いではそこまででも無いが、視覚的には最高な女神による奉仕に俺は頷く。
「出すぞ」
「えっ、ちょっ……」
「うっ!」
「ひゃぁあああ!?」
低刺激とは言えども、焦らされ続けた肉棒は既に限界を超えていた。
躊躇う事もなく暴発し白く染まる意識、女神二人の乳肉の中への射精は疑似的な媚肉ながらも貪欲にうねり、びゅううっと子種を吐き出させる。
咄嗟に彼女らの頭に手を置くとその髪の滑らかさを掌に感じながら射精の余韻に耽る。
ゆっくりと肉棒を包み込んでいた乳肉が離れ、ドロリとした白濁が糸を引く。
己の乳房を性器として扱われた事に憤りを示すかと思ったが、そうでも無いらしい。
「私の二連勝、そしてエリス。あんたの負けね」
「ちょっと待って下さい先輩。何を基準にして言っているんですか!」
「ほら見なさいよ。カズマさんのカズマさんが私の方に一杯出したのよ? あんたのパッド込みの方じゃなくて。なーに? そんなに寄せちゃって必死過ぎなんですけど。プークスクス!」
「……!! せ、先輩こそなんですか? 途中で唾液なんか垂らしちゃって完全に漫画知識の再現じゃないですか。下品過ぎて元から無い女神としての品位を無くしちゃってますよ」
「あんたもさっきその下品な顔をしてたわよ」
子種を指で掬いとりながら女神たちは楽しそうに口を開く。
出した量とか、どちらに多く出されたから勝ちだとか、そんな話題に眉を寄せる。
「というかカズマってばあんた私の髪触り過ぎ。どうしたの? 気に入った?」
「ん……、ああ。まあ、そうだな」
「そ、そう……。ま、まあそれなら特別に触り続けるのを許可するわ。感謝しなさいな」
「…………いや、エリス様の方が良いな」
「そこは素直にアクア様の髪が触り心地が良くて好きですって言いなさいよツンデレニート!」
素直に接すると妙に乙女な反応を見せるアクアは可愛らしい。
実際に女の髪を長々と触る機会という事も少なく、大抵髪型が崩れるからと文句を言われる事もある身としては、こうして無言のまま絹のように滑らかなアクアとエリスの髪を触り続けられるのは心地良い物があった。
それはさておき、スッキリとして少し冷静になった俺は現状を顧みて口を開く。
「――ところでここ男風呂なんだけど、お前らなんで入ってきてんの?」
「今更!?」
+
「つまりめぐみんはダクネスとクリスが見ているから、こっちに来たと」
「さっきの聞いてなかったの?」
「まったく」
解放される性欲の前には人の話など後に回すのは当然の事だ。
空腹の状態で女体という極上の肉を目の前に食べる以外の事など集中できるだろうか。つまり俺は悪くなく劣情を煽るような恰好で風呂場に入り込んでくる発情女神が悪いのだ。
そんな俺の言葉に呆れたような顔で俺を見るエリスとアクア。
「ちなみに、貸切に関してはアイリスさんに許可も貰っていますよ」
「こういう事もするって事もね」
「マジですか」
「マジよ」
話を聞くと、どうも俺の知らないところで女神たちと王女で話し合いがあったらしい。
詳しい内容をアクアたちは語ろうとしなかったが、結論から言うとアイリス公認の浮気関係が認められたという。アイリス本人はそんな素振りを見せなかった分、驚きを隠せない。
「本当よ。後で聞いてみなさいな」
流石にこんな状況で嘘を吐けるような女だとアクアの事を馬鹿にはしない。
とはいえ、俺の知らない場所で何かが進行しているのだと思うと嬉しくもあるが少し複雑だ。
まるで知らない間に首輪がされたような気分になる。
「良かったわね、カズマ。酒池肉林じゃない。アイリスが子供を授かるまで楽しみましょう?」
甘い声音を俺の耳裏に響かせるのはアクアだ。
いつの間にか仕舞っていた酒瓶をどこかからか取り出すと、蓋を外すと残念そうな顔をする。
「コップ忘れちゃった」
「そのまま飲めば良いだろ。別に上品に飲む必要ないし」
いずれにしても二人の事がアイリスに認められたのは嬉しい思いだ。
そんな訳で祝酒を飲む為に、先ほどの競い合いに負けたエリスを湯船の縁に仰向けにさせる。
艶のある少女の裸体、俺の指示に素直に従うエリスは観念したように脱力している。
「脚は閉じて下さいね」
「はい……」
湯船の縁、タイルに寝転がらせたエリスの裸体は魅惑的だ。
ぴっちりと閉じた腿肉は程良い肉付きでありながら細い腰と乳房は処女雪のように白い。
「エッチな身体してますね。パッドなんて必要ないじゃないですか」
「そ、その話は蒸し返さないで下さい……」
そんな彼女を汚している事に興奮を覚えながら、上半身を僅かに反らさせる。そうして太腿と下腹部に出来るくぼみにゆっくりと酒瓶を傾け中の液体を注ぐ。
エリスの程良い肉が酒を溢す事なく、髪色と同じ白銀の陰毛がわかめのように揺らめく。
そこまでの毛量ではないが蜜裂を隠せない薄毛が酒に揺れ動く様は神々しい。
そんな女神の女体を使った豪勢な器はただ酒を飲む為だけに作られた物だ。
酒を注がれ身体を揺らすエリスはチラリと己の痴態を見て、俺とアクアの顔を見ると自分が如何にエロい状況にあるのかを理解し、可哀想なほどに顔を朱に染め泣きそうな顔を見せる。
きっとエリスの胸中を駆け巡る羞恥は尋常ではないだろう。
ジックリと白銀の女神の裸体を見下ろして、頷きながら手で触れる。
「エリス様のここの毛ってアクアのよりも濃いんですね。エロいですよ」
「ぅぅっ……。も、もう許して……」
「ね、ねえ……。カズマ? 何それ?」
「わかめ酒」
「あんた……。あんた……!」
「あっ、エリス様は動かないで下さいね。ほら、乾杯だ」
祝い事なのだ。高級酒とエリス成分配合の酒ならば身体にも良い事間違いなしだ。
アクアの未知の生物を見るような眼差しなど無視して、羞恥の限界に達したのか顔を手で隠しぷるぷると身体を震わせているエリスの下腹部に跪き、もっちりとした尻肉を手に持つ。
えっという驚きの声が一瞬の後、甲高いの声に変わった。
「ひゃぁぅっ!!」
じゅるるっとくぼみの奥にある蜜裂に口付けした俺はそのまま酒を吸い上げる。
あっという間に酒など無くなり、酒精の残る彼女の恥毛に鼻を突っ込みキスを繰り広げる。
「ぁっ……んっ」
ちゃぷっとエリスの脚が浴槽の湯を叩く。
脂が程良く乗った太腿を撫で、無くなった酒をおかわりするように陰唇に口付けする。
「あ、あのカズマさッッッ!!!?」
俺に話し掛けようとするエリス、その余裕を無くすべく脚を開かせ大きく口を開けて貝肉に齧り付くと、簡単に彼女は絶頂を迎え入れる。
奥から滲んだ蜜は酒よりも甘美で脳を狂わせる女神の味が口に広がる。
もっと飲みたいと、俺は犬のように奥へと舌を挿入すると肉棒に代わり卑しく自在に動かす。
「ぁぁっ! ァッ!! ……ッ!!」
クリトリスに鼻を押し付けるように俺はエリスの雌肉を悦ばせる。
淫液の纏わりついた舌を動かし、エリスの下半身を湯船に引きずり込みながら、舌の筋肉を動かせば動かす程に溢れる女の甘い声音と蜜を味わう。
エリス教徒に代わって御神体を悦ばせる為に全力のクンニリングスを披露する。
「ぎっ! っっ!!」
ときおり不規則に女神の肢体が跳ね、俺の頭を掴んだエリスは後ずさるように腰をくねらせる。余程気持ち良いのか涎をタイルに垂らした彼女は拭う余裕を無くし、肉芽に吸い付くだけではしたない悲鳴を上げた。
顔を赤くしながらも目を逸らさないアクアを尻目に、俺はエリスを貪るように味わう。
「ッ!? っ、~~~~っっ!!!」
膝を立て腰を浮かばせるエリスを力で無理やりに押さえつける。
そうして逃げようとした罪を裁く為にクリトリスに吸い付くと太腿がタイルを叩く。ぷしっと淫液が俺の頬に噴きかかるのも気にせず、貝肉を頬張り、肉芽を舌で根本から穿り、滲む女神の汁を下品に啜ると敏感な彼女は浴室に甘く蕩けた女の声を聴かせる。
そんな風に彼女の抵抗を楽しみながら味わって十数分が経過しただろうか。
「ひゃめ、ぃゃ……! ゃぇ……っ」
「ね、ねえカズマ。その辺でもう良いんじゃ……」
「酒」
「え?」
「酒」
「は、はい」
「いいか。女神ってのは口や態度で何を示しても、エロいんだよ。こんな風にな!」
「私はこんなんじゃないわよ……違うわよ」
従順に大人しくなった水の女神から酒を受け取り水分補給をする。
白銀の長髪を振り乱し、だらしなく股を開いた彼女。女神然とした姿などどこにも無い少女の姿を見下ろしながらアクアの腰を撫でる。
モジモジと腿を擦り合わせる彼女の豊満な乳房を揉みながらエリスを抱き起こす。
「……私とはしないの?」
「もうちょっと待ってろ」
「……そのちょっと厳つい竿役みたいな口調、似合わないわよ」
「引っ叩くぞ」
さり気なく俺の肉棒を触るアクアの指のひんやりとした感触に心地良さを覚えながら、ヘロヘロになったエリスの軽い身体を持ち上げる。
トロンとした女の瞳、耳元に口付け、くすぐったそうにするエリスと唇を重ねる。
虚ろな表情を見せる彼女と舌を絡めながら、おもむろに挿入する。
「ぷぇ?」
散々吸って弄ばれた媚肉は挿入を容易く受け入れ、湿る膣襞がペニスを締め付ける。
ずにゅりと幸運の女神を串刺しにした快楽に耐えるべく奥歯を噛み締める。
「ぁ、ぇ」
その一秒後、串刺しにされた女神が震える手で俺の肩を掴み、意識を飛ばす。
「ぉ……!? ぁ、っ?」
ポタポタと滴が湯船に垂れ落ちる。
焦点の合わない瞳で虚空を見つめるエリスは金魚のように口を開閉し、脚をピンと伸ばす。
駅弁と呼ばれる体勢、加えて湯船というやや不安定な足場。
咄嗟に肉棒から逃れようとする彼女の最奥をゆっくりと貫くと天国に飛ばされる。蕩けた表情でエリスは喘ぎながらも嫌々と否定するように首を横に振る。
「ぃゃっ……」
いったい何が嫌だというのか。
腰をがっちりと押さえ、奥深くまで突き上げると甘い声を浴室に響かせる。
「あっ! ぁ、ぁ! んぅ……!」
一突きごとに膣襞が俺の怒張を妖しく締め付ける。
「ゃっ! ぁぁっ! ぁっ……~~~~!!!」
一突きごとに腰をくねらせて気をやっている。
顔を上げたエリス、その青色の瞳は熱を孕み快楽の事しか考えられないように揺れる。その理性とはどこまでも離れた姿にクリスとエリス、二人が交互に重なって見え夢中で腰を振る。
ぷるるっと形の良いバストを俺の胸に擦り付け、落ちないように、より深い所を雄竿が貫くように、彼女の細長い脚が俺の腰に回る。
子種をねだるように、泣きそうな顔で快楽に溺れる女神は女の顔をしていた。
ぱんぱんと肉が肉を叩く音。
結合部は熱を持ち、エリスの艶やかな唇を貪って、交尾する獣のように腰を振る。
長くも短くも感じられるピストンが続いた後。
どくどく、と濃厚な白濁が噴き出し彼女の膣襞の一つ一つまで汚していく感覚があった。
「んぅ……」
彼女の最奥に注ぎ込む幸福感に酔いしれながら、そっと湯船の縁に女体を下ろす。
ぐったりとしながらもどこか満足気な表情を見せるエリスを仰向けに寝転がす。肉棒を抜くと結合部からこぼれる白濁を見ながら上下させている両胸を揉んでいるとふと腕を引かれる。
アクアだ。あの透き通った青色の瞳をジッと俺に向けてくる。
上目遣いでどこか照れ臭そうな顔を見せる彼女は誰にも聞かれたくないように耳元で甘く囁く。
「……ねえ、カズマ」
「ん?」
「私にもして」
+
湯船に浸かり、零れる吐息が三つ。
両手に花、世界に二輪だけしか存在しない女神、その乳房を揉み比べる俺。
「ねえカズマ。どっちが良かった?」
「……んー」
「遠慮しなくて良いですからね。ビシッと言って下さい」
白銀と水色。二人の頭を肩に乗せて疲れた身体を温める。
そういえば勝手に競争のような何かを二人でしていたな、とか思い出しながらアクアとエリス、その身体とエロのテクニックを含めた総合点を脳裏で計算する。
「俺には今更どちらが良いかなんて決められない。二人とも良かった。お前たちが俺の翼だ」
「そういうのは良いから」
俺の評価をバサリと切り捨てるが、彼女たちが俺の身体から離れる事は無い。
身体がふやける程に湯船に浸かった気がするが、もう少しだけ浸かっていたいと思わせる。
ふと、今更ながら外に出たら現実に直面しなくてはならない事を思い出す。
それを思うと色々なしがらみを捨てて女神と怠惰な生活を送りたいなと逃避し始めて。
「カズマ」
「ん? ……ん」
遠くを見ていると、アクアに呼ばれ顔を向ける。
頬が触れ合う距離だ。どちらかが近づけば自然とキスが成立する。
端正なアクアの顔を見ながら柔らかい唇の感触を味わう。
ディープな物でも触れ合うだけの物でも無い、想いの籠ったキスに覚えがあった。
「言い忘れてたから、……おかーえり」
「……ただまー」
唇を離して目に映るのは能天気ないつもアクアの笑顔だ。
――その姿に、もう少し頑張ろうかなと俺は思うのだった。