※この作品はR-18です。

ダンまちの世界で悪人プレイをする日本人の話   作:アカヤシ

1 / 3
第1話 【天災】の帰還

「久し振りだなフィン=ディムナ。リヴェリア=リヨス=アールヴ。」

 

「まさか生きていたとはね『無悪(サカナシ)』。もしかして先ほどのモンスターは君の仕業かな?」

 

「ん?暫くオラリオから離れていたからな。あれは知らん。」

 

「・・・・団長、何なんですか『アレ』は?」

 

「彼の名は『無悪』。闇派閥(イヴィルス)と組んでいた者だよ。十五年前に姿を消した、」

 

「よく言う、私の『留守』を狙って闇派閥の本拠地を襲撃した臆病者のくせに。【勇者】の名が泣くぞ?」

 

先ほどまで戦っていた特殊なモンスター半人半蛸の女体型や赤毛の女が可愛く見えてくるほど圧倒的な力を持った者が現れた。

 

『これまで多くの凄い人達と会ってきたけど、違う!!!この人、桁が違うっ!!!』

 

【ロキ・ファミリア】に所属する【剣姫】アイズ=ヴァレンシュタイン、【怒蛇】ティオネ=ヒリュテ、【大切断】ティオナ=ヒリュテの3人はLv.5であり数々の修羅場を乗り越えてきた猛者達だが、無悪と呼ばれる男に殺気をぶつけられ動くどころか声も発せられずにいた。まだ経験の浅いLv.3のレフィーヤ=ウィリディスは無悪をアレ呼ばわりした時点で強めの殺気を当てられ失禁した後に気絶させられた。

 

「何故今になって現れた?」

 

「ふふふ、【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】の生き残りを『皆殺し』にするのに時間が掛かってしまった。ようやく終えて戻って来たというわけだ。もちろん奴等の主神ゼウスも見つけて屠ったよ。」

 

「君の目的は、」

 

「私の目的は今も昔も変わりはしない。この世界から『幻想を消し去る』。この下界は人類の物だ。神も魔物も不要。この地上から一掃してやる。一柱一匹も残さずこの世界から消し去ってやろう!!!!!そして神が下界に干渉できないように壁で隔てることだ!!!」

 

『無悪』は人類の可能性の極致。神の恩恵なしに迷宮都市オラリオの冒険者と力で渡り合ってきた超人。ただの人間であるはずの無悪は千年以上の時を生きる怪物である。

 

「まあ今日は挨拶に来ただけだ・・・・オラリオよ!私は帰って来た!!!」

 

無悪の姿は消え、ようやく殺気から解放されるがアイズ、ティオナ、ティオネは顔を青ざめて汗を滝のように流し体の震えが全く収まる様子がない。

 

フィンとリヴェリアは何とか3人を落ち着かせレフィーヤを抱えて地上に帰還した。一刻も早く主神であるロキ

に報告し対策を練らなければと。地上に戻ったフィン、リヴェリア、ティオネ、ティオナ、アイズ、レフィーヤだったが・・・・地上はすでに地獄だった。

 

ダンジョンの『蓋』として機能している摩天楼施設『バベル』が倒壊し、オラリオの街が火に包まれている。

 

たった『一人の人間』の手によって起きた惨劇。

 

【フレイヤ・ファミリア】、【ガネーシャ・ファミリア】や【ヘファイストス・ファミリア】やその他のファミリアやギルドの職員やオラリオの住人、多くの死者が出た。

 

特に【フレイヤ・ファミリア】は壊滅的な被害を受けた。女神フレイヤを守るために無悪に挑み『全滅』した。Lv.7の【王者】オッタルを筆頭にオラリオ最強の一角である【フレイヤ・ファミリア】が全勢力でぶつかり敗れたのだ。

 

【フレイヤ・ファミリア】

団長【王者】オッタル死亡、副団長【女神の戦車】アレン死亡、【黒妖の魔剣】ヘグニ死亡、【白妖の魔杖】へディン死亡、【炎金の四戦士】四ツ子の小人族ガリバー兄弟死亡・・・・

 

オラリオに再び暗黒期が訪れるようとしている。

 

最凶最悪の男、【天災】の無悪がオラリオに再び牙を剥く。

 

「人は涙と絶望の数だけ強くなれる!私もそうだった!さあ、人間達よ!神々に見せつけてやろうぞ!人間の可能性を!さあ、絶望から立ち上がれ!!!君達が強くなるためなら私は何度でも試練を与えよう!何度も何度も何度も何度も!何度でも!!!神の力なしでも人間は強くなれる!いずれは神と並び、神すら越えられる!!!」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。