「あなたのことが好きになってしまったわけだけど、どうしてくれるのかしら?」
「いやその、スミマセン……」
俺の部屋で、今日俺の目の前にいるのは速水奏先輩。
俺のひとつ上の学年で、人気アイドル。そして俺の担当アイドルだ。
俺たちはお互いの状況を説明し合った。
俺はアプリのこととかを詳しく話した(とは言っても話しにくいことは話さなかったが)。
「ふうん、不思議なものね……前世の魔法からこの世界のアプリに繋がるなんて」
「そうですね。まあ俺にもよくわからないです」
「私はね、あれからあなたのことを考えるとすごく胸がドキドキするの」
速水先輩は豊かな胸に手を置いて語る。
「あなたがそばにいないときでもあなたの顔が頭の中に浮かんできて、あなたが隣りにいたらなって思うの。あなたに笑いかけてほしいし、私の話を聞いてほしい。毎日あなたに会いたい、私を見てほしい。私があなたのことを考えるくらい、あなたに私のことを考えてほしいの」
速水先輩は俺に顔を近づけて上目遣いで見つめてくる。
ぐっ、美しすぎる!
こんな美人に熱烈な愛の言葉を囁かれると、心臓がバクバクしてしまう。
「恋って映画では見ていても、自分で体験するまではこんなにすごいものだとはわからなかったわ。普通の考えができなくなっちゃう、恋をすると人は変わってしまうって、自分に起こって初めて理解できたの」
速水先輩が人差し指で俺を指す。
「つまり今の私はあなたの虜よ」
速水先輩は高校生とは思えないほど雰囲気のある美人なので、彼女の作る空気に飲まれてたじろいでしまう。
「さて、あなたは私をどうするのかしら? 私は哀れな恋の奴隷。あなたには逆らえないわ。だってこんなにもあなたのことが好きなんですもの」
「どうするって……」
「恋するってことは弱さを抱えることね。今の私はあなたにどんな酷いことをされても許してしまいそうよ」
「お、俺は先輩に酷いことなんてしません!」
「あら、なぜ?」
「なぜって、したくないからです」
「できるとしても?」
「してもです」
「……へえ……」
速水先輩は虚を突かれた顔をする。
「私きっとあなたに言われたらあなたの都合のいいセックスフレンドにでもなってしまうわ。あなたが性欲を処理したい時に呼び出されて性欲のはけ口になる惨めな女。きっとそれでも幸せなプライドのない女に」
「俺は速水先輩をセフレになんてしません!」
「私には魅力がないかしら?」
「そんなことはありません、速水先輩はたいへん魅力的です!」
クールな美人だし人気アイドルだし身体も実はエロいし。
こんな女を自分のモノにしたいと思わないわけがない。
「でも、速水先輩が魔法の力で俺の奴隷になって、それを利用して速水先輩をどうこうしようっていうのは違うと俺は思います」
「…………」
速水先輩は珍しいものを見るような視線で俺を見る。
「むしろ、俺の意志じゃないとはいえ、変な事態に先輩を巻き込んでしまって申し訳ないと思ってます。本当はすぐに魔法を解除できたらいいんですけど、今の俺では解除できないので、せめてもの罪滅ぼしに俺が先輩にしてあげられることがあったらなんでも言ってください、なんでもやりますから」
「ふむ……それじゃ逆に、あなたが私の奴隷みたいね」
「は、はい。俺に好きなように命令してください。できる限り従いますから」
「あなた、変な人だとは思っていたけど、そこまでとは知らなかったわ」
「な、なんですかそれ?」
速水先輩は俺の頭を引き寄せて唇を奪う――。
「魔法とは関係なく、あなたのことを好きになっちゃいそう」
速水先輩にキスしてほしいと男なら、ひょっとしたら女でも、誰もが妄想している。それが現実になる。
ドキドキして言葉が返せない。
「じゃあ早速ひとつお願い、私のことを抱いてくれる?」
速水先輩も卯月と同様にスキルの効果で発情して俺に抱いてほしくなったらしい。
「自分が女だってことを思い知らされるわね。男に抱かれたいって身体が疼くなんて」
これからあの速水先輩とセックスすると考えると緊張で心拍数がヤバい。
「ところで、私以外の二人とはもうセックスしたのかしら?」
「えっと……それ、言わなきゃダメですか?」
「したのね」
「……ハイ……島村さんと……」
「そう、前川さんとは?」
「してません」
「まだなのね」
「まだってなんですか」
「これから前川さんともするんじゃないの?」
「……するかもしれません」
「正直でよろしい」
卯月とヤって、これから速水先輩ともヤるし、同様に前川ともセックスする未来は否定できない。
「仕方ないことだとは思っていても、そう聞くと少しだけ腹が立つわ。私の好きな男が他の女の子と寝てるなんて」
「その、スミマセン」
申し訳なさが積もって速水先輩にどんどん頭が上がらなくなっていく。
「別に謝らなくていいのよ、事情が事情なんだし。それでも感情的なしこりはあるけれど。……自分が恋愛で嫉妬するなんて思ってもみなかったわ」
速水先輩は俺に身体を密着させてくる。大きな胸の柔らかい感触が服越しでも伝わる。
「それならせめて、私のほうが他の女より魅力的だって思ってほしいわね」
俺は速水先輩と向かい合う。
彼女はシャツのボタンを開けて首元を大胆に見せ、胸元ものぞかせている。
制服の着こなしとしてはめっちゃ刺激的だと思う。
世の男達は自然に眼が引き寄せられてしまう。
エロいけど、エロいだけじゃなくて気品があるところが速水先輩の良さなんだよー、とか一ファンとしては思っている。
それに、ステータスを見たから速水先輩が処女だということはわかっている。
これからデコルテどころではなく速水先輩のすべてを俺は見る最初の男になるのだ。
すでに開いているボタンの下のボタンも外していく。
少し青みが入った黒い下着に包まれたおっぱいはボリューム感たっぷりだ。
「どうかしら……?」
「速水先輩の胸やっぱりデカイですね……イメージ以上に」
「あなたは大きいほうがいいの?」
「大きくなきゃダメってわけじゃないですけど、正直大きいのは魅力的です」
「なんだか煮え切らない答弁ね」
「すみません、でも速水先輩の胸にはすごく惹かれます」
「それならよかった。胸なんて大きくてもあまりいい記憶がないけれど、あなたに喜んでもらえるならはじめて大きくてよかったと思うわ」
速水先輩はシャツを脱ぎ、スカートも脱ぎ、上下の下着だけを身につけた姿になる。
余計な肉がついていない引き締まった肉体で、スタイルがよく、胸とお尻は大きいのにウエストは細い。
下着モデルとかできそうな美しい身体だ。いやちょっとそれにはエロすぎるかもしれない。
速水先輩は自らの肉体を臆することなく見せつけるように俺に晒す。自分の肉体と自分に自信があるのだろう。それは決して過信ではない。この気の強さが彼女のアイドルとしてのオーラに繋がっている。
「あなたも脱いでくれる?」
俺もシャツとズボンを脱いでパンツだけの姿になる。
「ふむふむ……」
速水先輩にジロジロ身体を見られる。なんだか視線がこそばゆい。
「まあまあね」
「なんですか?」
「男の子の身体ねって思ったのよ」
俺は太っても痩せてもいないが、筋肉がついていたり立派な身体というわけではないから、見られてもあまり誇れない。速水先輩の美しい身体には見合わない。人に見せられる身体を手に入れるために筋トレでも始めようかな。
速水先輩に促されて首を抱きながらキスをする。
唇を押し付け合い、舌を出していやらしく水音を立てながら絡める。
「んっ、んむっ……ちゅぱ……ちゅる……」
激しいキスをすると、すぐに息が苦しくなって呼吸が荒くなる。それは速水先輩も同じようだ。
「はあ……はあ……キスって不思議ね、私はキスを歌にも歌ってるけど、実際に男の人とキスしたのは初めてなのよね……」
「え? そうなんですか? なんか意外な気が」
「あら、そう? 私は男の人とたくさんキスしてるはずだと思ってた?」
「たくさんかどうかはともかく、速水先輩は大人っぽいイメージがあるじゃないですか。だからキスくらいは経験あるのかなーって」
「私が思ったよりウブでガッカリした?」
「いや、ガッカリとかはないです」
むしろ俺が速水先輩のファーストキスの相手だなんて嬉しい。
「あなたはキスの経験あるんでしょう? 島村さんと」
「……まあ」
「私のほうが歳上なのに経験が幼くて恥ずかしくなっちゃうわね。ねえ教えてくれる? 男と女が求め合う、愛し合うってどういうことなのか」
速水先輩は手を後ろに回して自らブラのホックを外す。大きなカップのブラジャーを床に置くと、速水先輩の半球形の美巨乳がさらけ出される。そしてショーツも脱ぎ、一糸まとわぬ姿になる。
「どうかしら? 私の裸の姿、あなたにはどう映る? 見惚れてくれる?」
「速水先輩、綺麗です……嘘みたいに」
本当にため息が出るほど、速水先輩の身体は彫刻のように美しい。
下着を取っても胸は形がいいし、くびれた腰や股間やお尻のラインも艶めい曲線美を描いている。
飛びつきたくなるエロスと近づきがたいタナトスが共存する複雑な芸術品、それが速水先輩だ。
「褒めてもらってありがたいけど、私はただの一人の女の子。たとえ美しく見えても……ドキドキして、震えてるわ」
言われてみると、確かに速水先輩の身体は小刻みに震えている。
そうか、速水先輩がどれだけ美人だろうとクールだろうと、初めて男に裸身を見せるのが怖くないはずはない。
俺は裸の速水先輩を抱きしめる。
うわっ、生の先輩の身体は柔らかいし折れそうに細いし滑らかだ。
「先輩、安心してください。俺なんかで良ければ、優しくしますから」
「ねえ、愛してるって言ってくれない? ……嘘でもいいから」
「あ、愛してます」
その言葉が本当なのか嘘なのか、俺が速水先輩を愛することが許されるのか、許されないのかわからないが、とにかく愛してると言いたくなったのは真実だった。
「セックスって何なのかしらね。男と女が装いを脱ぎ捨てて密着してひとつになるなんて不思議な行為ね……。お互い溺れて、おかしくなって、遠い場所まで行ってしまいましょ?」
俺はパンツを脱いで、勃起した肉棒を速水先輩の前にさらす。
彼女はそれを好奇の目で見る。
「これが男の人のなのね……なかなか立派じゃない、私で興奮してくれたの?」
「そうですよ! 速水先輩がエロすぎて硬くなってるんです!」
「ふふっ、そう言われるとかわいく思えてくるわね」
速水先輩はチンコに手を伸ばし、触れる。
「うっ、あっ」
先輩の細長くたおやかな指で触られると敏感に反応してしまう。
「あら、かわいい声を出すじゃない。気持ちいいの?」
「はいっ、速水先輩に触られると……」
「じゃあもっと触れてみようかしら?」
「くっ、あっ、うぐっ……いっ……」
速水先輩の繊細なタッチでチンコを弄られ、責められる。
あの速水先輩に手コキされてると思うだけで相当に興奮してしまう。
このままでは無様にイかされてしまいそうだ。
「速水先輩……俺も先輩のこと触りたいです……」
速水先輩をベッドに押し倒して、仰向けでも重力で崩れない乳房に手を伸ばす。
「あんっ……」
大きくて柔らかいおっぱいを揉むと速水先輩がちょっと苦しそうな顔をする。
「痛いですか?」
「いえ、初めての感覚に驚いただけよ」
安心して、胸への愛撫を続ける。
卯月との経験と、「テクニシャン」のスキルのおかげで、先輩を的確に感じさせることができる。
「あっ、ふっ、あんっ……」
速水先輩の声が色気を帯びてくる。
クールな美少女アイドルを俺がこの手で感じさせている。
他の誰も聞いたことのない速水先輩の雌の声を俺だけが聞いているのだ。
速水先輩も俺の身体に触れてきて、溶け合うようにくっつき、愛撫し合う。
「ふあっ、んっ、いいわっ、んんっ……」
俺も速水先輩も昂り、雰囲気が醸成されていく。
ひとつになりたい――。
「いいですか? 速水先輩……」
「ええ、来て……」
速水先輩の秘裂に俺のモノをあてて、ゆっくりと挿入していく。
「! あああっ……う、ああ……」
慎重に腰を深めていき、速水先輩の処女膜を破る。
「っ……! う、く……」
一筋の赤い血が流れ出る。
先輩は苦痛を顔に滲ませながらも笑みを作る。
「ふふっ、私、これでもう無垢な少女じゃない、大人の女になったのね……」
「先輩……」
「ねっ、大丈夫だから、動いて……」
「は、はい」
速水先輩の膣内は男を強く求めるようにヒダがうねって絡みついてきて非常に気持ちいい。
俺は先輩の中に入り込み、お互い我を忘れるほど深く溶け合い、交わった。
「あっ、あっ、ひあっ、ああああんんっ♡」
速水先輩は美しいだけじゃなく、可愛かった。
一戦交えた後、淫らな熱が冷めきらない空気の中で裸のまま速水先輩と向かい合う。
いわゆるピロートークというやつか。
セックスした共犯者の連帯感が俺たちの間にある。
「あなた、優しそうな顔をして獣なのね。男の子ってみんなそうなのかしら?」
「それは、速水先輩が魅力的すぎるからです」
「ありがと。……こんな関係になったのに「速水先輩」は他人行儀じゃない?」
「は、はい、えっと、奏先輩……」
「呼び捨てでいいのよ」
「それはちょっと話しにくいので、奏先輩じゃ駄目ですか?」
「まあ今はそれでもいいわ」
不敵に笑う奏先輩はやっぱり綺麗だ。
こんな人の処女を俺が奪ってしまってよかったんだろうか。
もうやっちゃった以上はそんなことを考えてもしょうがないから、俺のできることをやるしかないか。
「島村さんと私のどっちが気持ちよかった?」
「……それは流石にどっちとも言えないです、許してください」
「あなた、誠実だけど悪い人ね。真面目さが女の子を傷つけることもあるの。優しく嘘をついてほしい時だってあるんだから。覚えておきなさい」
「……はい……」
うーん、難しそうだ。でも速水先輩の言う通りかもしれない。
「あなた、セックスが上手すぎない? あんなに気持ちよくさせられて、私かなり悔しいんだけど」
「は、はは……」
「私、あなたに負けないようにセックスの練習するから。覚悟しておきなさいね」
「は、はい……」
「ところで、私たちの関係って何なのかしら? セックスフレンド?」
「い、いえ、セフレではありません!」
さっきの会話でセフレにはしないと言ったんだった。
「じゃあ何?」
「それは……恋人、ですかね……」
なんか答えを奏先輩に誘導されてる気もするが、こう答えるしかない。
「じゃあ、これから私たちは恋人ね、よろしく頼むわ、彼氏さん」
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします……」
奏先輩は楽しそうに笑った。
アイドルマスター
レベル5→8
スキル 「絶倫」を習得した
効果 セックスの際、体力・精力が向上する。