乱れ夜
永遠に在るものなどない。
命は溢れ落ちる。
記憶は喪われる。
繋がりは途切れ、意志は潰え、心からは色が融けて崩れて。穏やかな安寧も温かな日常も、切っ掛けひとつで引き裂かれ消えていく。
自分はそれをよく理解していた。だって実際に家族を
彼女もそれをよく理解していた。だって実際に家族を
けれど――だからこそ。
自分は、自分たちは求めあうのだろう。
愛されているという証が欲しくて。
腕のなかに愛するひとがいるという実感が欲しくて。
傷を舐め合うように触れ合える相手が欲しくて。
自分たちに唯一残った、大切な者を。
***
「ただいまー……」
鍵を回し開いた扉から玄関に足を踏み入れたいろはに続いて、今ではすっかり人気の少なくなった環家の住居の扉をくぐる。
幼いころから通い続けたこの家もすっかり慣れたものだった。存在した痕跡ごと消失した少女の妹を探しての神浜での探索を経てここ数日の間寝泊まりをするようになった家に帰った桂城シュウが靴を脱いでいると、一足先に家に上がった少女がくるりと振り返っていて。はにかむようにして、笑顔を浮かべた。
「――おかえりなさい、シュウくん」
「……、ん。ただいま」
「――ふふふっ」
「どうした?」
「ううん? なんでもないよ」
「んー?」
キッチンに引っ込んでは何やら機嫌がよさそうにクスクスと微笑んで帰り道で買ってきた食材を冷蔵庫に収納していくいろは。神浜での魔女との交戦を経て汚れた上着を脱ぎながら疑問の声を投げれば、彼女はほんのりと顔を赤くしていて。
暫し沈黙していたいろはは、興味深々と見つめるシュウの視線に耐えかねたようにこぼした。
「その……ちょっとだけ。今のやり取り、夫婦、みたいだなって思って……」
「――あぁ、うん」
愛しい少女のこぼした言葉に時を止めたシュウは、やがてカップを取り出して水を注いでいたいろはに近づくと背後からぎゅっと華奢な身体を抱きしめる。
鼻腔を擽る少女の甘い匂い。肩を跳ね上げた彼女は、ほんのりと耳を赤くしながら少年と顔を見合わせた。
「えっ、と……? シュウ、くん?」
どうしたのと己を見上げる少女に、どう答えたものかと判断に迷う。
昨日の今日、精一杯の気遣いをしながらも拙く互いを貪ったあとである。不安は正直ある。躊躇いもないではなかった。嫌がられたらどうしようと臆病になりそうだったが――抵抗する素振りも見せず抱きしめられる少女に、少しだけ思いあがってみようと腹の内に力を籠めた。
「……ちょっと、またヤりたくなったんだけど、さ。していいか?」
「ふぇ、え。……あ」
一瞬きょとんとした顔になったいろはだったが……衣服越しに腰にあてられる硬いモノの感触に気付くと爆発したかのように顔を真っ赤にする。
もっと言い方あったんじゃないかなと後悔しながら気を紛らわせるように彼女の髪に顔を埋める少年に何も言うこともできず暫し狼狽えたいろはは、やがて小さく頷いた。
「えっと、その、優しく……、ひゃぁああ待って待って、やっぱりダメ! お風呂、お風呂まず入らせて……!?」
「……えー、俺は気にしないのに。いろは良い匂いだから大丈夫だって」
「だ、ダメ、ひゃ。ゃ……だ、大事なことなの!」
顔を真っ赤にして少年の手から抜け出したいろははぱたぱたと駆け足でバスルームへと逃げ込んでいく。腕のなかから消えた彼女の温もりにあらかさまに残念そうな表情を浮かべるシュウは浴室に消えた少女を名残惜しげに見送っていた。
――数分後。バスルームから届いた衣擦れとシャワーの水音に、少年は更なる煩悶を強いられることになる。
『──2人ってさ、どこまでいってるの?』
『……急にどうした』
教室、午前の授業を終え恋人の作ってくれた弁当を取り出し昼食を口にしていたときのことだった。
クラスメイトの少女……よくいる、恋愛に関係した噂話やら猥談やらを黄色い声で語るような女子からそんなことを聞かれたことがある。
『えーだって気になるじゃーん。いっつも一緒にいるんでショー、そういう話になったりしないのー?』
『うぅ……』
……沈黙はときに口より雄弁であるというが。軽く二人の仲について触れられれば『そういうことあります』とでも言わんばかりに顔を赤くして俯くいろはの姿を見てしまえば、少年の方も無理に誤魔化すのが馬鹿らしくなって。そういうときは、いつも彼女の名誉を傷つけない程度に話に応じてはぐらかすことに決めている。
恋人らしいスキンシップはだいたいやってると言えば黄色い声をあげる少女たち。適度に情報をくれてやる程度で満足してくれるのだ、強引に拒絶して好奇を煽らずに済むならそれに越したことはなかった。
流石に、少年にも羞恥心はある。いろはの恥じらう顔や困った顔を見るのは好きだがそれのために自爆するつもりにはなれなかった。
実際、何年か前から……、それこそ付き合い始める少し前から、そういった欲求はあった。
女の子から少女へ。大人の女性になるまでの成長と変化が始まりだした時期のいろはを、少年は彼女の家族と同じくらい近い位置でずっと見守っていて。家族に限りなく近い存在であると認識していた少女への親愛に、獣性的ともいえる異姓に対しての情欲が混ざるのはそう遠いことではなかった。
衣服の上から女性らしい輪郭を作る僅かに膨らんだ胸元や、細い腰のくびれ。白い脚を露出させたスカートの奥に自然と視線が集中するようになって。……一言謝ったり声をかければ、よっぽどのことでもなければ断ることもない――断ることのできない少女が普通に許可してくれることもあって、毎日のように触ったり覗いたりした時期もあった。
年月を経てお互い少しずつ成長して。シュウの、暫くしていろはの家族もいなくなって。
2人きりになって、時折いろはの方からアプローチをしてくるようになってもキスやハグを含めたそこそこのスキンシップで済んだのは、いろはを彼女の両親から任されたのだという自負と責任感、迂闊に手を出せば彼女の身体を傷つけかねないという理性の賜物だろう。
……そんな忍耐も自制も、今となってはほとんど無用の長物のようなものなのだが。
「――」
こんなにムラムラすることあったかな、と。
部屋のなかをあてもなくうろつきまわりながら、少年は唸る。
部屋で待っててと、浴室からいろはに言われて数日前から寝泊まりしている彼女の寝室を訪れたのはいいものの。シーツこそ取り替えてはいるもののベッドに座ってしまうとどうしても昨晩のあれそれを思い出して落ち着かなくなってしまっていた。
……今更、互いの家に部屋に上がり込むのに遠慮をするような関係ではないにしても。一線を越えた今となっては、随分な緊張を強いられるものがあった。
あぁ、でも――
「……いろは?」
「は、入るね……?」
「え? あぁ、いやいろはの部屋なんだから、別に許可なんて――」
……身も蓋もない言い方をすれば、結局は犯したいだけなのだろう。
快楽の味を知って、肉欲を満たす歓びを知って。一晩程度で満足できるわけもなかったのだ。好いた女を貪りたい、自分だけしか見えないようにしてやりたい、
扉を開いたいろはが纏うのは、魔法少女の衣装だった。
「……珍しいな、家で魔法少女の格好してるなんて。どうしたんだ?」
そう問いかければ、頬を染めた彼女は恥じらうように目を泳がせて。黒いインナーの上から身を覆う外套を指先で弄びながら、たどたどしく説明する。
「えっ、と……昨日着てた服は、ほら。汚れちゃったから洗濯してて……シュウくんが気に入ってそうな服とか選んでたんだけど、そういえば変身してるときよく見られてたなあって……駄目そうなら変身解くけど、どうかな?」
「変身解いたらどんな姿になるのかも興味あるけど……。あ、いやいや、大歓迎。素晴らしい。いやほんと最高だと思うよ」
語彙が死んでいた。魔法少女にいろはが変身したときに常々向けていた邪な視線に気付かれていたらしいことも今は些事と彼女ににじり寄ったシュウは、無防備な少女が飢えた獣の気配に気付くのも待たずに彼女をかき抱く。
「ひゃっ……しゅ、シュウくん?」
ここまで食いつきが良いのが意外だったのか、のこのことやってきておきながら腕のなかで狼狽えるいろはの姿は少年の情動を煽るばかりだった。そんなエロい格好して男が興奮しない訳ないだろうがと唸りながら細い身体を引き寄せ寝台に押し倒す。
「あっ――」
少女のか細い声、掌に伝わる柔らかい感触。肩から交差して華奢な胴にかけられる髪の色と同じ桃色のベルトの内側に潜り込ませた手で揉む胸の膨らみは豊満とは決して言えずとも柔らかな手触りは確かだった。
「……うっかり力入れると傷つけちゃいそうで怖くなるな。昨日は俺どうやってたんだっけ……」
「んっ。……私、は大丈夫、だから。シュウくんの、好きにして良いよ……?」
「あんまり調子に乗らせないでくれよ、そんな風に言われると一番信用できなくなるの俺なんだから……」
胸に手を乗せられ揉みしだかれる少女の顔は赤い。己にのしかかる恋人の顔を見上げたいろはは、シュウが手を動かすたびに身じろぎする。腰に手をつけた少年がスカートを捲りあげると黒いタイツに覆われたスパッツが覗いた。
普段は魔法少女の衣装について特別な意識をしない彼女も、こうした状況でまじまじと見られるのは恥ずかしいのだろうか。頬を熱くし羞恥に身をよじらせるいろはの姿に、理性がジリジリと焼かれていっているのを自覚する。
「ほんと、露出自体は少ないのになんだこれ。あぁー……やっば……」
「ぁ。えっと……昨日は、朝起きたときとか大変なことになってたけど、これなら変身解けば綺麗になるから。その、幾ら汚れちゃっても、平気で、んっ――」
故意にか無意識にかやたらと劣情を煽るようなことをいう口を塞ぎつつ、キスを繰り返しながらスパッツ越しに秘所を刺激する。指先で媚肉をくすぐられたいろはの肩が跳ねるが、抵抗もせずに受け入れているのを確認すると少年は手を止めることなく愛撫を繰り返す。
ズボンの上からでもわかるくらいに膨張する肉棒を今すぐ彼女の最奥に突き立ててやりたいのはやまやまではあったが、段階が大事なのは彼とて理解している。昨晩は「これなら確実に
密着して触れ合ういろはの柔らかな温もりを堪能しながら、内腿に手を這わせると少女の肢体を覆うタイツを指先でつまむ。黒い布地を裂くのにほとんど力は要らない――遠慮なしに裂き開かれたタイツの切れ目から素肌を撫でられくすぐったそうに身を揺らしたいろはにのしかかりながら、半開きになった口へ舌を挿し舌と舌を絡め合わせる。
「んっ――」
「んむっ……ちゅ、ふぁぅ。ぅむ、ん、シュう、く――」
濃い目のスキンシップは自然に激しくなる、呼吸も半ば忘れいっそ互いに喰らい合っていると言われても否定しきれない接吻の水音はうるさいくらいに耳朶に響いた。
ぷは、と唇を離し顔を上げたシュウと呼吸を整えるいろはの間を唾液の糸が伝う。
熱に浮かされてきたのか、目を潤ませる彼女は呆けたように少年を見上げていたが……ビリ、と耳に届く薄い生地の裂かれる音、そして直後秘裂を撫であげた手に肩を揺らす。
広げたタイツの裂け目から突っ込んだ指でスパッツをずり下ろした彼は指先の湿り具合を確認するとずらされた下着から指先を挿入する。
「ひゃ……! シュウ、くん……!」
「──ちょっと、待ってな……」
なんなら念入りにほぐすまで我慢する必要もあるかと思ったが、思っていた以上の濡れ方にこれなら少し弄るだけでいれられるかも判断する。
自分もまあ、大概ではあるが。それにしても、腕のなかで小刻みに震える少女はよく昂っているようで──、
「昨日もちょっと思ったんだけど……風呂に行ってたとき、自分でオナってたりしてた? 結構濡れてる気がするけれど」
「っ、──!?」
「……いろはちゃんはえっちだなあ」
「ゃ、ちがっ、そんな……、──?!」
「エロいいろはも大好きだから恥ずかしがらなくていいよ」
「やぁ、っ。わた、もう……!」
あんまりからかっていると後が怖いが、こればかりは性分か。耳元に囁きかけるたび羞恥で真っ赤になって震える少女の反応があまりに可愛らしくてとても堪えられそうにはなかった。
ちょっと乱暴にするからなと前置いて胸元の布地を裂き白い肌を露出させる。まだ頭でものを考える余裕があったのか、呆気なく破かれた衣装に魔女と戦う魔法少女の装備が一般の衣類より少し頑丈な程度でいいのかと一抹の不安も過ったが……それも、明かりの元に晒された柔肌を少女が顔を真っ赤にして覆い隠すのを見るまでだった。
「み、見ないで……きゃっ!? や、シュウくん、待って……!」
待てる筈などなかった。そして今も秘裂から挿入された指を懸命に締めつけ震える少女には彼を押し留めることはできない。布に歯を立て五指を駆使し器用に腕一本で胸元を隠そうとしていた腕を魔法少女の衣装から剥ぎ取ったベルトと自分の着ていた衣服で縛りつけた少年は、拘束され狼狽えるいろはを見下ろす。
「……腕は、すぐに解くから。少しだけ、我慢してくれ」
「ゃ。シュウ、くん――、ふぁっ」
そのまま、覆いかぶさる。
「んっ……、うッ、んぅ」
……魔法少女にとっての変身とは、言わば彼女たちにとっての強さの証明だ。
魔法少女でなければなんの変哲もない女の子である少女たちが、魔女たち異形の怪物から人々を守るべく振るう力の象徴。
「ひぁっ、まっシュウくん、そんな、吸われちゃ……!?」
その認識はシュウとて変わらない。彼も他の人間に比べれば遥かに優れた身体能力を有しており、少なくとも近距離であれば魔法少女にだって遅れはとらないという自負があったが……それでも、魔女には一歩届かない。
だから。自分には倒せない魔女と戦い討つ魔法少女としての姿になった恋人が、今はあられもない姿を晒し羞恥に悶える現状は──この上なく、彼の獣性を煽っていた。
「ぁう、今そこは、だめ――、っっ……!!」
首元に、胸元に幾度となく唇を落とし。舐めあげ、吸い、揉み、甘噛む。
汗と唾液に濡れた乳房の先端が少女の動きとともに震える。顔を上げた少年の口から解放され柔肉の中心でいじらしく自己主張する乳頭を指先で弄ぶ彼の下で、息も絶え絶えになりながら悶えるいろはは蕩けた表情でシュウに訴えかける。
「シュウ、くん、や、ぇ。もう、大丈夫だから。だか、ら――っ、ひゃぁ……!」
「ん、あぁ……この分なら、確かに平気そうだ」
膣壁を擦り上げるようにして恥丘から指を引き抜かれた少女の身体が跳ねる。
胸を貪るように責める間も膣口をほぐすようにして出し入れと愛撫を繰り返していた指からはぽつぽつと透明な雫が滴り落ちている――、一番恥ずかしいところから溢れさせられた淫液を見せつけられたいろはは目に涙を浮かべると腕を縛られた不自由な体勢で身をよじらせた。
「そんな、見せないでよ……」
「もうすっかり濡れてるな。――これなら、十分できそうだね」
「――」
これ以上は彼女もやりづらいだろうと細腕を縛るベルトと衣服を解きながらそんな風に声をかけると、身を震わせた少女は解放された腕で少年の頭を引き寄せ小さな音を立て口づける。
脱ぎ捨てられたズボンがベッドの脇に放られ、隠すもののなくなった怒張が熱く脈打ちながら己の下腹部に触れるのに気付き。今までのやりとりも、彼にとっては単なる前準備でしかなかったことをよく理解しながら。それでも、彼の激情を抑え込む枷を解き放つように、耳元に口を寄せ囁きかける。
「――きて」
「……言われなくとも」
「ぁ――、んくっっ!」
ずぶりと、音がした。
「っ、ぅ――シュウ、く。あ、つ……」
「ぬぉ……いろは、大丈夫か?」
ずぶ濡れになった膣口は抵抗なく怒張を受け入れ、そして締めあげる。今にも子種を吐き出しそうになる快楽に呻いたシュウの声にこくこくと、言葉を返す余裕もないまま少女は頷く。
いろはを貫く剛直の圧迫は、微かな痛みと息苦しさを少女に与えるが――胎を埋める熱さと快楽、大切なひとと繋がり合った悦びはそれ以上のもので。ひと思いに己を貫き最奥を抉った亀頭に嬌声をあげた彼女は、重なり合う少年とベッドを軋ませながら腕を伸ばし、意図を察し身をかがめた少年と幾度となく唇を重ねる。
「しゅうく、あっ。だいじょうぶ、だから。好きに、動ぃてえ……! いぃからっ」
「っ、――。あぁ、うん、そうだな。……痛いなら痛いって言ってくれよ、本当に止められなくなりそうだから――」
「っあ!?」
勢いよく腰を打ち付けられたいろはの肺から空気が絞り出される。湿ったものを交え響くのは肉と肉の打ち付け合う音――、取り繕った気遣いが少しずつ剥がれ荒々しく、それでも腕のなかの最愛を壊さないぎりぎりの加減がされた激しい抽挿に少女が喘ぐ。
叩きつけられる逸物を受け止める蜜壺は、接合部から溢れる愛液でシーツを、その上に敷かれる格好になった白い外套を汚しながらシュウの情欲を暴発させんばかりに膣肉を蠢かせきゅうきゅうと締めあげる。これは不味いと咄嗟に少女の最奥を亀頭で一突きした彼は、嬌声をあげ跳ねたいろはから肉茎を引き抜くとそのまま精を解き放つ。
「ァ……!」
「――あっぶな……」
勢いよく迸った白濁は絶頂の余韻に震えるいろはの下腹部へと降りかかる。名残惜し気に吐息を漏らす少女の艶めかしさに内心末恐ろしさを感じながら、この部屋に来た段階でベッド脇に置いていたケースを開封するシュウは、割りと本気で加減を忘れかけて犯した少女が熱い吐息を吐いて呼吸を整える様子を見るとひとまずの安堵とともに目を細める。
……魔法少女になってから、幼馴染の身体がだいぶ頑丈になっているのは薄々と感じていたが、どうやらその強度はシュウが少し我を失いかけた程度では大事に至らない程度には優れたものであるらしい。
頭がだんだん馬鹿に――脳を灼く快感にタガが外れかけているのを自覚しながら。紙製のケースから取り出したゴムを準備しながら、再度いろはの上にまたがって口づける。
「ん……、シュウ、くん?」
熱い息を吐いて胸を上下させる少女の身体を、ぶちまけられた精が下腹部のみならず胸にまで届き汚している。肢体を覆う黒い布地と彼にタイツを裂かれ露出した白い肌をどろついた白濁が汚す姿は形容しがたい背徳感と高揚感を少年に抱かせるものがあった。
暫し沈黙した彼は――たった今思い切り劣情を解き放ったのに関わらず犯らせろと言わんばかりにいきり立つ怒張を下腹部に押し付けながら、低い声で囁く。
「ごめんな、いろは。……もう嫌だって泣かれても抑えきれるか、自信がなくなってきた」
「ぇ、えっと……?」
「本気でやばいと思ったらやめる筈、だから。うん。……いろはも気持ちよくできるように、ある程度気をつけることにするからな」
「あ、うん――、んっ」
「あっっ、待って、シュウっくん、待っ――」
夜は更けていく。
その日の朝、早朝まで犯され与えられる快楽を懸命に受け止めていたいろはは、ほとんど腰砕けになりながら少年に連れられ浴室に突入することになる。
グチャグチャドロドロになるまでイチャエロする書きたいだけだった話
投稿中のマギレコ書きたいなあと表明してから早くも3ヶ月、お待たせいたしました
この作品ではひとまずいろはちゃんとのイチャエロを投稿予定、場合によっては推しメインにした回も書いたりするかも
ここまでお読みいただきありがとうございます。