いつぞや書いた共依存クリスマス編とある程度紐づいてます、強いて言えば第一部完後の時系列でもあったりするぜ
「ぅ、あ──」
汗の滲む瑞々しい肌が震える。華奢な身体を恍惚にわななかせて震えた少女が、その桃色の髪を振り乱しながら腰の上に跨って喘いでいた。
「シュウ、くん。シュウくん、シュウくん──。ッ、あっ、それっ、すきぃっ♡」
譫言のように名を呼びかけてくる恋人が、軽い絶頂とともに蜜壺の締めつけを強めるのに合わせて滾りを打ちつける。
己のうえで泣き声をあげて痙攣する少女の身を隠すものはなにもない。整った可愛らしい顔立ちは快楽によって蕩け頬を涙で濡らし、歯形を刻まれた柔らかな膨らみの先端は固く膨らみ彼女が痙攣するたびにふるりと揺れていた。
いい眺めだと、騎乗位の体勢のまま己のうえで乱れ狂う少女の痴態を堪能し──快楽から逃げるようにして浮いた腰を、がっしりと捕まえる。
「あ、シュウく──ぁぁあッッ⁉︎」
響く粘ついた音。ほぐれきった膣穴を最奥まで抉る剛直に嬌声をあげる少女は、腰を掴んで滾りを咥え込ませるように叩きつけた恋人に縋りついてはよがり狂う。パン、パンと音が響くたび、降りた子宮をノックしてくるような抽挿を受ける少女はその身をわななかせ快楽と衝撃に翻弄された。
「あっ、あぁっ! おく、当たって……! あぁぁ、これっ、すごっ、すごいぃっ♡ イっちゃ、あっ、あぁぁぁぁぁ……!!」
白濁と交じり合った愛液で接合部を濡らしながら淫らによがり狂う恋人の姿を見上げながら、その身を抱き寄せるように腕を伸ばす。その腕に抱き寄せられたいろはは、その身を委ねるようにして首に手を回しぎゅっと抱きしめ返しては自らを貫くモノへ奉仕するようにして腰を揺らしうねる膣肉をもって剛直に吸いつく。それに応えるように少年も柔尻を掴んでは肉槍の矛先で華奢な少女の幼い子宮口をどちゅっと押し潰し滾りを吐き出した。
首筋を逸らし舌を突き出しながら絶頂へと押しやられる合間にも、無防備にケダモノの滾りに吸いついた蜜壺の最奥まで蹂躙するような白濁が注ぎ込まれていく。
「はっ、あっ、あ……。シュウ、く──熱いのっ、いっぱい、来て……っ、ふぁっ、あぁぁぁっ!」
余韻に浸るように腰を震わせながら、甘え声で囁いた少女の腿を掴んでは浮かせ体位を変える。ベッドのうえに押し倒され、覆い被さってきた少年の瞳を潤んだ視界で見つめ返すいろはは吐精したばかりとは思えないほど猛々しく膨張する彼の剛直を最奥に感じながら熱い吐息を吐き腕を伸ばす。
「あっ、あっ♡ シュウくんっ……、もっと、もっとぉ」
熱に浮かされたかのように蕩けた瞳。唇を震えさせてもっと、もっととせがむ彼女は、その要望に応えるように覆い被さる少年に嬌声をあげながら快楽を貪る。
その頭頂部では、髪の色と似通った色合いの耳が、動きに合わせ揺れていて──、
みかづき荘の寝室のひとつでガバッと跳ね起きた少年は、早鐘を打つ鼓動のなか荒い息を吐いた。
「はっ……はっ……、はあ……」
「…………」
「新年早々なんっつー夢みてんだ俺……」
目を覚ました桂城シュウは、自室のベッドのうえで頭を抱えて呻き声をあげる。
汗をだらだらと流しながら片手を眉間に押し当てる少年は惑乱も露わに苦々しい表情で唸る。
(──あーくそ、あんな夢なんで……いや、そりゃ、あの時は凄かったけどさあ……)
思い返すのは、つい最近に起きたある冬の日の一幕。
クリスマスを目前に控えた夜に遭遇したある日に遭遇したある魔女。他所の街から迷い込んできた複数の魔女を駆逐する最中それと遭遇したシュウといろはは、速攻でその異形を打ち破り──しかし、断末魔とともに魔女の浴びせた呪いをいろはが避けきれずその身に受けてしまった。
結果として、発生したのが──。
「むぅ……」
「っ」
もぞもぞと、毛布のなかで動く気配。身を起こしたまま硬直する少年は、首だけを動かしていつの間にかベッドに忍び込んでいたらしい侵入者へと視線を向ける。
精神衛生的に非常によろしくないモノを夢で見てしまったこともあって今のシュウはとても他人に顔を合わせられるような状態ではない。口元を手で覆い気色悪い表情でもしてしまっていないか確認する彼だったが、悩まし気な声をあげて顔を出したのは目尻に涙を浮かべ頬を紅潮させた長い茶髪の少女だった。
「んゥ……お兄さま、起きたぁ?」
「……灯花か」
「……あれだけ起きてって言ったのにぃ」
「ん?」
里見灯花――。
いろはやういが年越し後にすやすやと別室で眠りについたのをいいことにシュウのベッドに忍び込んだのだろうか、薄手のネグリジェに身を包んだ少女は何故か顔を赤くして胸元を庇うように腕で覆っている。咎めるような視線を向ける妹分の表情に目を覚ましたばかりのシュウは疑問符を浮かべるが、彼が問いかけるより早くぷいとそっぽを向いた少女はベッドから抜け出した。
「……えっち」
「えっ」
「あ、あんな、めちゃくちゃにイジメておいて……っ、お尻や胸をちょっと触るくらいなら流せてたけど、いくら寝相にしたって限度ってものが……。……お兄さまのばーかっ!変態!スケベオオカミ!絶っっっっ対責任取ってもらうんだからぁ!」
「えぇ……?」
思わず震え声になりながら追求しようとしたシュウだったが、言いたいことだけ言って罵った灯花は耳を真っ赤にしながら早足で部屋を飛び出して行った。
何があったかは察したが、しかし11才の女の子に対して何を、どこまでしたかを考えると空恐ろしいものがある。華奢な少女の背へ伸ばした手の行き場をなくし彷徨わせる少年は、やがて頭を抱え息をついた。
「……。マジで、何やってんだろうな俺――、…………………ん?」
「お兄さま、お兄さま! 大変!」
ぱたぱたと部屋の外から聞こえた足音。駆け足で近付く気配はドアの向こうへ辿り着くと勢いよく開いてきた。そこから顔を出した灯花が先程と打って変わって目を輝かせているのに少年は小首を傾げる。
そんな彼の疑問に答えるように、口元を綻ばせた少女は声を張り上げた
「お姉さまが朝起きたらすっごい可愛いことになってるの! お姉さま隠れたがってるから早く来て!」
「えぇ……」
いろはが可愛いのはいつものことでは……?
疑問符を浮かべるシュウだったが、灯花が寝てる間の何事かを不問にしてまで呼びかけている以上従わない選択肢もない。大人しくベッドから身を起こした彼は、はだけた寝巻きを整えながらみかづき荘にて宛がわれているいろはとういの私室へ灯花に連れられ閉じられた扉をノックする。
「……いろはー?なんか灯花が来たけど何かあったの? 入って良い?」
『シュウくんっ!? まっ、待っ、ダメー!』
『お兄ちゃん!? いいよいいよ早く来て! お姉ちゃん隠れちゃって出てこないの! 手伝って!』
『うい!?』
「…………入るぞー」
妹から結構容赦がない許可がでたこともあり、僅かに躊躇しながらも扉を開いた少年はよくよく覚えのある甘い匂いの仄かに漂う室内に足を踏み入れ覗き込む。
「ほらお姉ちゃん、お兄ちゃんが来たよ! ねっねっ、見てもらおうっ、すっごく可愛いもんそれ!」
「だ、ダメェっ! そのっ、今は、今は不味いのっ、どんな顔をして会えばいいかわかんないからぁ……!」
「何やってんだ……?」
左右に2人分並んだベッドのうえ。少女1人分の膨らみをもった毛布と、内側から恋人の気配がするそれを引き剥がそうとする淡い桃色の髪の少女の姿に環姉妹の部屋へと訪れた少年は疑念の表情で眉を顰める。
取り敢えず面白そうなのでういの言葉に従った彼は躊躇なく毛布へ手をかけた。
「えっシュウくん、ひゃあ!?」
「ありがとお兄ちゃん、見てて……!」
「え、えっ、シュウくんほんとにダメ、きゃぁぁあ!」
「ははは、よいではないかよいではないか――」
ういと力を合わせ、毛布が裂けないよう細心の注意を払いつつその腕力で一気に引き剥がす。
『滾る』制止の仕方だったのが悪手だった。つい理性の歯止めが外れういの行動に加担してしまった少年は、これでいろはが本気で嫌がるようなら土下座かなあと一瞬だけ自戒しながら中に隠れていた恋人の様子を確認し――息を止める。
「――」
「ねっねっ、お姉ちゃん可愛いでしょ! ねっ!
「うっ、うぅ……シュウくんのえっち……」
あっやべえこれ見なきゃよかったな……なんていろいろと頭で焼き切れた瞬間に発生した後悔と、眼前の光景に対する本能的な悦び。
大きく息を吐いて動きかけるのを堪えた少年は、にんまりと歪む口元を掌で覆い隠し絞り出すようにして声をかける。
「……10日ぶりかな。相変わらず本当に可愛いよ、いろは。……それとも――
「?」
「…………うぅぅ~~~……」
きょとんとういが首を傾げるなか、頭頂部にウサギの耳をつけた――恐らくは腰にもふわふわとした尻尾が生えているのだろう少女が真っ赤になって呻き声をあげる。
新年早々縁起がいいなと口元を弛める少年の視線の先。環いろはは、夢にまで見たウサギになってベッドに転がっていた。
***
「あー……それ多分僕がいろはお姉さんに貸したウワサの影響だ」
「……」
みかづき荘ですやすやと眠っていたいろはの身に起きた異変。ホテルフェントホープで正月のイベントを準備していたところを呼び出されいつの間にか抜け駆けしてシュウと同衾していた灯花と軽く喧嘩をしたねむは若干ボロになりながらも落ち着いた口振りで彼女の変化の原因を開示した。
あっさりと告げたねむの言葉に集中した視線。ウサギ化が発覚してからというもののシュウと決して視線を合わせずたまに目が合ったかと思えば真っ赤になって顔をそむけるようになってしまったいろはが、可愛い可愛いとやちよやさなに愛でられる様子を眺める少年は平静な態度を心掛けながらウワサの創造者たる魔法少女に問いかけた。
「……いろはに貸したウワサってなに?」
「逢い逢い夢枕のウワサ。初夢をお兄さんと一緒に見たいってお姉さんの希望でサービスしたんだ。その様子だとうまく使えた――いや、上手く行き過ぎたのかなこれは」
「聞き覚えのある名前だな」
確か――イヴとワルプルギスの撃破後のマギウス再編にあたって魔法少女の真実を神浜の魔法少女たちに共有するために智江が使用したウワサだったか。
効果は対象との夢の共有。眠っている間は夢の世界を一緒に過ごすことができ、空間の配置や記憶の共有、時間の経過さえ夢の中でならばと自由に弄ることのできる利便性の高い異能を有したウワサだったはずだ。
それを、シュウと初夢を一緒に見たいからといろはが使用した。シュウの側としては恋人冥利に尽きるという話だったが……それでいろはが覚えのあるウサギの姿になっているというのはどういうことなのだろうか。
「まあ、そういう効果だからね。夢枕でなら夢のことは現実にも多少反映される。たとえば前お婆さんが使った時、夢のなかで魔法少女の真実を落ち着いた精神状態で共有された魔法少女はそのメンタルと情報を現実にある程度引き継いだ。――夢のなかで変身でもしたんじゃないかな? それでいろはお姉さんもウサギになっちゃったんだよ」
「なるほど」
「正直こうなるのはちょっと予想外だったけれど、ウワサを使わずに過ごしていれば1日もせずにいろはお姉さんは元に戻るはずだよ。……夢の中でバニーガールでもさせたの?」
「いや……それは。……俺も、そんなウワサが使われているとはちょっと知らなかったからな。どういう経緯だったっけ……」
若干遠い目になったシュウがその晩、夢の中で起きたことを思い返す。
そう、最初は、ベッドのうえでいろはと一緒に手を繋ぎながら寝転がっていたはずだった。キスして、ぎゅうと抱き合って、お互いに1年を振り返りながら詫びたりして、キスして、2人きりでちょっとデートにでかけて、ラブホに行ったりして、ちょっとブレーキが上手く効かなくなってそのままお互いを貪り合って、いろはの姿が前に発情ウサギになったときと重なって、いつの間にか生えていて互いに盛っていて――。
(俺のせいかもしれねえ……)
夢枕は使用者以外の精神や願望も夢に反映するのだろうか? それなら目の前に無敵状態の黒樹の魔女やどれだけズタボロになっても怖い目で襲いかかる血みどろいろはが現れる悪夢になったりしなかったのは幸運だったかもしれない。
いや、それに、もし夢の状態を現実にある程度反映するのだとしたら今のいろはは――。
「……シュウくん、ちょっと……」
声をかけられ横をみれば、頬を紅潮させたいろはが席をたち俯いていた。
――伊達に幼馴染はやっていない。頬が熱を持っているのが単なる羞恥ではないことも、彼女の身体に起きた変化が耳や尻尾だけではないというのもよくわかっていた。
「やちよさん……」
「ご飯は先に食べなさい。そこから先は……初詣は午後にしましょう。いろはも耳は帽子で隠せるし平気よね?」
「は、はいっ」
「じゃあ大丈夫ね」
……流石に、察しが早い。視界の端でういがきょとんとするなかで軽く家主に頭を下げた少年は、最寄りのフェントホープへの出入り口の場所を思い浮かべながら朝食の準備を手伝いに向かう。
「(――なあ、いろは。
「(んっ、そのくらいなら……)」
「(じゃあ決まりだ。後でフェントホープの俺の部屋連れてくからな)」
「(……シュウくんのえっち)」
「(悪かったな)」
悪いと思っている顔をしていない自覚はあった。
ぽんぽんと何かを刺激するように腰を叩いた少年に肩を震わせたいろはが真っ赤になるなか、澄まし顔で朝食を手伝いに行くシュウはなにかを察した灯花に「ずるい…」と睨まれながら苦笑する。
(――夢と現実で姫初めかあ)
随分と、豪勢なことだった。
「シュウさんあけましておめでとうございます! いろはさんも!」
「あけましておめでとう」
「あけおめことよろです!リーダーちゃんと煩悩退散できました? 今年はいろはさんたち泣かせちゃダメですよ!」
「……あけおめ」
「あっ泣かす予定入ってる反応だこいつむぐぐ」
「お邪魔しましたー!」
「あけましておめでとうございます」
「あけましておめでとう! シュウさんいろはさん、今年もよろしくね!」
「あけましておめでとう、2人のことは今年も頼りにしてるよ」
「えへへー、マギウスにはお世話になってるからね!新居まで手配してもらって……あれ、いろはさん元気? ちょっと赤くない?」
「熱には気をつけてくださいね、ご自愛でございますっ」
「う、うん大丈夫……」
「……変身しとけいろは、濡れても黒タイツなら誤魔化せるだろ」
「んっ……」
「――着いたらすぐ引ん剝くけどな」
「やぁ……」
囁きかければ身を震わせ弱弱しい声をあげる恋人の姿に今すぐにでも貪りついてやりたくなる嗜虐心を堪える。マギウスの居城、フェントホープの回廊で魔法少女とすれ違うたび挨拶を交わしていくシュウは、黒いインナーと白いローブの姿に変身したいろはを伴い自室の前へと進んでいった。
みかづき荘や自宅にあるよりずっと大きな豪奢なベッドは果たして誰の趣味か。寝室に足を踏み入れた少年は、小動物のようになって震え頬を熱くする少女の腰を引き寄せ唇を奪う。華奢な身体をベッドに押し倒しながらのしかかる少年は、従順にキスを受け入れるいろはがそっと袖を握ってきたのを感じて目元を弛めた。
「……ん、ちゅ……んむ……ぅ……あ、ふ、ぅン……あぅ、んうぅぅ……」
舌を差し入れればびくりと跳ねる身体を抱き締めながら口内を舐め回す。小さな歯をなぞって上顎を擦り上げ、奥の方で縮こまるいろはの小さな舌に自分のそれを絡め、唾液を流し込んでいく。接吻の最中も甘えるような鳴き声を漏らすいろはの様子に堪らずに強く抱きしめると細身の身体がビクビクと痙攣するのを感じた。
たっぷり数十秒……あるいは、もっとか。貪るようなキスを楽しんだ少年は、ようやく口を離すと目を潤ませるいろはを見下ろした。
「うぁ……」
「さて――どうしよっか」
仰向けに押し倒した少女の脚を割り開いた少年は、気軽な調子で声をかけてはその腿から鼠径部にかけてつう……と指を這わせる。
ビクッ! 華奢な身体が跳ねあがり、瞳を濡らす少女はがくがくと身を震わせた。
「ひゃあっ、や、指っ、シュウくん……っ」
「変身したばっかりなのにな、もう濡れてるんだ」
「だっ、だって。これはぁっ……ひんっ! や、ァ……ッ」
「別に恥ずかしがることもないんだぞ? しょうがないもんなあ、発情期のウサギになってるんだし」
一応は防具というカテゴリなのだろうか?いろはの首から胸元、背にかけてを覆うベルトのような桃の布地を退ければ、女性的なボディラインを鮮明に浮き上がらせるぴっちりとしたインナーの内側からつんと立った乳突起もみてとれた。下の口もまた、スカートをめくってやれば軽く指でなぞっただけで湿り切った感触を返しそれに負けじと自己主張する淫裂の形まではっきりと見て取れる。
羞恥心に身悶えするいろはは、けれど少年の言葉通りその肉体は発情期に入った獣のように敏感になり切っていた。
あるいは……それを満面の笑顔で見下ろしいまにも彼女を貪らんとする少年も、また。
――果たして、どこまでが自分の願望だったのだろうか? 鋭い犬歯を剥き出しにして笑うシュウはあっさりと奪った彼女のショーツをベッドの片隅に放りながら、どのようにして目の前の雌を喰らわんか吟味する。
その間にも、布地を裂く音は響く。一匹の獣になりつつある少年の下で、ボロ布を纏うのみとなったいろはは指先がとがった乳突起やその周辺の柔肌を愛撫し、あるいは爪弾くのに小さく嬌声をあげていた。
「ぁん……っ、シュウく、そこっ、だめぇっ……んっ、ぅうっ……♡」
「いろは」
「ひゃ、あ……っ」
――欲しい?
背筋に走る戦慄。爛爛と輝く眼光に滲む欲望、下腹部に添えられた指、いつの間にか濡れぼそった女陰へと突きつけられていた、凶悪なまでに猛々しい男根の感覚。
捕食者が準備を整えたことを悟り身を震わせて息を呑んだ少女は、ごくりとのどを鳴らして唾を飲み込む。
あるいはこれが、理性を放棄する直前の最後通牒。
フェントホープに仕込まれたウワサのひとつには、特定の空間を外界と隔離して時間の経過を操ることのできる機能も存在する。部屋での10分が外での30分に、あるいは10分を1分に。――部屋での20時間を、外での3時間程度に圧縮する程度は造作でもない。
頷いてしまえばこれから、彼が満足するそのときまで。いろはは、彼女の夢に影響されてタガの外れた少年によって存分に貪り尽くされるだろう。
そして……それは、逆もまた同義。
雌兎となったいろはの宿す狂おしいほどの欲求も、今、ここでならば――。
「……ほし、ぃ」
「何が?」
「ぁっ……シュウくんのおちん×ん……っ、で、わたしのなか、いっぱいにしてくださいぃ……っ!」
精一杯の媚びきった懇願。怒張の切っ先を受け入れるように自ら股を割り開き、淫らに腰を揺らめかせて迎え入れる。
にやりと愉悦に満ちた笑みを浮かべた彼は、焦らしはしなかった。次の瞬間にいろはの身体を抱き寄せ、そのまま一気に滾りを突き立てる。
「ぁ、あ」
「く、ぅうぅぅううう~~~ッ♡」
ずちゅんッ!
待ち望んでいた熱量が、いろはを貫いていった。衝撃と共に脳天にまで駆け抜けた快感がいろはの視界を白ませ、桃色のウサ耳もまた身の躍動にあわせ揺れた。
――はやく、早く、もっと。
浅ましい願いを口にしようとすれば、それより先に身体が動いていた。
シュウの身体にしがみつき、自分から腰を押しつけてより深くまで剛直を迎え入れる。結合部から溢れる愛液が互いの脚を濡らすのも構わない。少年もまたいろはの望みに応え、一度挿入したそれを引き抜くこともせず、むしろ更に奥へ奥へと突き入れた。
最奥にぶつかると同時に子宮口を押し潰され、いろはは甲高い声で鳴いた。
「ぁん、あっ、ぁあああぁああああっ♡これ、ごりごりって、ぇ、っ、ひんっ、イく……っ!!」
身体が熱い。
心臓が破裂してしまいそうなくらい早く脈打っている。頭の中に火花が散っていた。
もう、何も考えられない。
ただただ、この雄に犯されることしか――。
「いろは、出すぞ」
「ぁっ、ぁう、あッ――」
いろはの最奥で、少年は果てた。
滾りの矛先から吐き出された大量の白濁が膣内を満たしていく感覚に、いろはもまた絶頂を迎える。
「は、ぁ、ア、ァァァァァァァァ……ッッ、~~~~~♡」
どぷどぷと注がれ続ける熱の奔流。子宮口に直接叩きつけられる飛沫の勢いにすら感じてしまう。
びゅくりと震えて射精を続ける肉棒は、しかし硬さを失わないまま。未だ獣欲を吐き足りないとばかりにいろはの奥底で猛り、更なる快楽を求めるかのようにぐりぐりと押し付けられるのに痙攣しながら、喜悦まじりの表情さえ浮かべいろははぎゅうとシュウの背に腕を回せ抱き着いていた。
「シュウ、くん。だい、すき――」
「……」
「もっと、イイ、よ。好きなだけ――好きなだけ、私を犯して――?」
「……言葉をもう少し選んでくれれば俺も多少は落ち着けたかもしれんのにお前……」
呆れまじりの言葉とは裏腹に、少年の口元には満面の笑みが浮かんでいた。
ぐじゅっと、響く水音と嬌声――。
午後にみかづき荘の魔法少女と合流して初詣に向かうまで、フェントホープの一室にて確保できたのは20時間。
貫きながら愛の言葉を囁きいろはを啼かせ。彼女の腰を掴み音を立てて勢いよく滾りを打ちつけた少年は、一匹の獣としてこの時間を存分に堪能することに決めた。
・シュウくん
正直脳が焼けるかと思った
ケダモノ因子はある程度満足したら消えた
・いろはちゃん
正直死んじゃうかと思った
その日のうちにエロウサギ因子は消えたけどあんまり心身に変化はなかった
・ななかさん
話を聞いて混ざろうと思ったけど中の様子を覗いて尻尾をまいて逃げた