※この作品はR-18です。

覗いた先にあるもの、それは妹   作:チャンドラ=グプタ

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性欲を制するものは試合(セックス)を制す

 麗香が放尿した後、俺たちは制服に着替え、用具室を掃除した。

 当初の予定では、麗香は俺とドッキングする予定だったらしいが、用具室が麗香のおしっこで酷い有様になったので、それどころではなくなった。

 

「あー。やっと終わった。掃除大変だったね。お兄さん」

「そ、そもそも! 私が漏らしたのは二人のせいだから! 本当にもう!」

 顔を真っ赤にさせ、異議を唱える麗香だった。

「まーまー。麗香さん。ちょっとは調子良くなったんじゃない? 試しにシュート打ってみれば?」

 葵がそう言うと、用具室の置いてあるバスケットバールを掴み、麗香にパスした。

「そ、そうね......ちょっと、打ってみようかしら」

 葵と麗香が用具室の外に出た。俺も二人についていった。

 麗香はスリーポイントラインの手前に立ち、ボールを構える。後ろから見ても麗香からものすごい集中力を感じられる。

 

 

 両手打ち(ボースハンド)でシュートを麗香は放った。

 ボールは見事、リングに吸い込まれて行った。

 ノータッチで入ったボールはまるで魔法のように麗香に元に舞い戻った。

「おー! 麗香さん。ナイスシュート!」

 葵は麗香にサムズアップした。

「なんか、試合の時より調子がいいみたい」

 再びシュートを放つ麗香。ボールは先ほどと同じようにノータッチで決まる。

「よし! 私もちょっとシューティングしようっと!」

 葵は用具室に向かい、ボールを取り出した。

「ほ!」

 華麗にゴール下までドリブルし、ダブルクラッチシュートを決めた。

 こいつ、本当うめぇな。ろくに練習してないのが嘘のようだ。

 楽しそうにシューティングする二人を見て、俺も思わずうずうずしてきた。

 そういえば俺がバスケ部を辞めてからしばらく経つ。

 バスケットボールなんてしばらく触ってなかった。

 

 俺は用具室からボールを取り出し、二人と一緒にシューティングをすることにした。 

 ゴール下まで移動し、思いっきりジャンプした。

 最高到達点でシュートを打った。ボールはボードの四角形の角にあたり、シュートが入った。

「お兄さんもシューティングするんだ。そういえば、花苗が言ってたけど、お兄さんも元々はバスケ部だったんだよね?」

「まあな」

 俺はフリースローラインに移動し、ジャンプシュートを放った。

 しかし、リングに嫌われ、外れてしまった。

「だめだこりゃ。完全に腕が落ちたな」

 外れたボールを拾いに行った。ボールを拾うと葵が俺の元へ近づき、

「お兄さん。私と一対一しない?」

 そんな提案を持ちかけてきた。

「はぁ? 一対一?」

「うん。三本先取でどう?」

 一対一か。いくら葵がうまいと言っても、かなりの身長差があるため、ゴール下までボールを運ぶことができればほぼ確実にシュートを決められる。

 俺の方にかなり分があるように思えた。

「ああ。いいぞ」

「よし。それじゃ、せっかくだし何か賭けようと思うんだけどどう?」

 葵の言葉に思わず俺は嫌な予感がした。

「な、何を賭けるっていうんだ?」

 すると、葵は変態的な笑みを浮かべた。

「そ、そりゃ......花苗の脱ぎたてパンティとか......えへへへへ......」

「却下だ! 即却下!」

 大方、そんなことだろうと思ってはいたが。

「しょうがない。なら、お兄さんのパンツでもいいよ」

「うん。頼むからパンツ以外で頼むわ」

「うーん......」

 葵は文字通り頭を抱え、真剣に考えだした。

「よし......それじゃ、私が勝ったら学校の近くにあるお店のパフェを奢って」

「まぁ......それくらいなら。俺が勝ったら?」

「私のパンティで良い?」

「お前はパンティをお金か何かと勘違いしてんのか!? それじゃ俺が勝ったら、俺も何かお前に奢ってもらうぞ。それでいいか?」

「うん、良いよ。おーい、麗香さん!」

 葵に呼ばれた麗香はシュートをやめ、俺たちの方に近づいた。

「悪いですけど、ちょっと審判してくれませんか?」

「ええ。良いわよ」

 麗香さんは快く審判を引き受けてくれた。

「それじゃ、最初はお兄さんからでいいよ。スリーポイントの外からスタートね」

 

 俺はスリーポイントの外でボールを構えた。ややスリーポイントラインのやや手前でディフェンスする葵だった。

 俺は百八十という、そこそこ高身長のため、現役時代は主にゴール下でのプレイを行なっていた。

 それゆえ、スリーポイントシュートなんて打てっこない。こう離れてディフェンスされては、なかなか抜けそうにない。

 そこで、俺は強引にドリブルで突っ込んだ。

「ほ!」

 葵は手を伸ばすと、ドリブル中のボールに触れた。葵の手に当たったボールは俺の手元から離れた。

「もらい!」

 葵がボールを取りに行く。俺は一歩下がり、葵から奪われる前にボールを取った。葵は前方向にボールを取りに行ったせいでゴール下ががら空きとなった。

 そのままドリブルし、無人のゴールへレイアップシュートを決めた。

 

「まずは俺が一本だな」

「く、くそ......お兄さん! まだまだこれからだから!」

 葵が俺にビシッと指差した。かなりムキになってるようである。

 それにしても葵は制服姿だってのに(俺もだが)どうしてこうキビキビと動けるのだろうか。

「次は葵からスタートね」

 麗香がボールを葵に渡した。葵はトリプルスレットの体勢をとる。

 まぁ、一対一だから選択肢はシュートかドリブルの二択だけだが。

「おりゃ!」

 葵はまったくフェイクせず、シュートを打った。

「な!」

 虚を突かれた俺はボールの軌道を見送った。シュートはやや右に逸れ、どう見ても入りそうにない。すると、葵がゴール下の走り込んでいた。

「チャンス!」

 大きく外れたボールを葵がそのままタップし、シュートを決めた。

「あた!」

 しかし、勢い余ったのか、葵は転げ落ちた。その際、スカートの中が見えた。青である。

「いててて......これで同点! まだまだ勝負はこれからだ!」

「あ、あぁ」

 麗香はボールを拾い、俺にパスした。

「一体一です。今度は慎也さんの攻撃です」

 パスを受け取り、スリーポイントラインの手前まで移動した。

「さぁさぁ。来なよ。お兄さん」

 「カモンカモン」と手を動かす葵。相変わらず俺から距離を取って移動してくる。

 こいつ、俺には外からのシュートはないと思ってるわけか......正解だけど。

 

 ならーーこれならどうだ。

 俺は出せうる限りの最高スピードでドリブルした。

「なかなか鋭いドリブルだね!」

 葵が俺に賞賛を送る。フリースローラインの手前で俺は急ストップし、ジャンプシュートを放った。

 葵も俺のシュートを止めるべく飛ぶが、身長差によって、ボールに触れることはなかった。

 しかし、ボールはリングの奥側にあたり、ボールが大きく跳ねた。

「リバウンド!」

 俺はそう叫び、空中に舞い上がるボールを拾うため、ゴール下に向かった。

 葵も同時に走り出す。

「うおおお!」「渡すかぁ!」

 俺と葵がジャンプする。葵のジャンプ力こそ大したものだが、身長は俺の方が高い。

 リバウンド勝負は俺が競り勝ち、空中でボールをがっちり掴んだ。

 しかし、体勢を崩した俺はバタンと床に倒れた。

「きゃ!」

 葵の悲鳴が聞こえた。身体全体に柔らかい感触が感じられた。

 確認すると、葵が俺の下にいた。俺が葵を押し倒したような形になっている。葵の顔がとても近い。

「悪い。葵! 大丈夫か?」

「お、お兄さん......大胆、超大胆......」

 顔を赤くし、恥ずかしそうに呟く葵。いつもの変態的様子と違い、純情そうな様子を見せ、思わずドキッとした。

 

「慎也さん! オフェンスファールです!」

 審判の麗香からファールの通達がきた。

 リバウンドを制するものは試合(ゲーム)を制すと聞いたことがある。

「お、お兄さんのちんこ硬くなってない? 勝負中なのに欲情したんだ。えへへへ......」

 葵がすぐにいつもの調子に戻った。

 俺は葵を見ていてこんな言葉を思いついた。

 性欲を制するものは試合(セックス)を制す。

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