葵と麗香と共に喫茶店で雑談した後、二人と別れ、俺はまっすぐ家に帰宅した。
玄関の靴を確認すると、花苗の靴がある。
すでに花苗が帰って来ているようである。
俺は靴を脱ぎ、リビングへと移動し、ソファーに腰を掛けテレビの電源を入れた。
テレビの画面に映し出されたのは何の変哲もないニュース番組だった。
画面越しに映るアナウンサーが今日の出来事だの、天気予報だの、さして面白くもない情報を視聴者に伝えていた。
「ふー……気持ち良かった。あ、お兄ちゃん。帰って来てたんだ」
「うわ! お、おう……」
突然、花苗がリビングに入って来て俺はひどく狼狽した。
というのも、花苗は身体にバスタオル一枚のみ巻いているという、ものすごい際どい状態だったからである。
バスタオルの面積は結構短いようで、花苗の太ももとそれなりに大きい胸の谷間を隠しきれていなかった。恥ずかしくなった俺は思わず目を背けてしまった。俺は必死で動揺を隠そうと努力した。
「よっこらせっと……」
花苗は大して気にした様子もなく、俺の隣に座って来た。花苗からふんわりと、石鹸の香りが漂う。
「お兄ちゃん。チャンネル変えてもいい?」
「別に良いよ」
花苗は身体を伸ばし、リモコンを取った。リモコンを取る際、バスタオルが少しはだけ、胸の部分がかなり露わになった。
バレないように俺は花苗の胸を一瞥した。やはり良い形をしている。
花苗はリモコンを操作し、チャンネルを変えた。画面に映し出されたのはどこにでもあるようなお笑い番組だった。
二人組のお笑い芸人がありきたりなコントを繰り広げている。
花苗はクスリとも笑わず、じっと画面を見つめていた。
「なぁ、それ面白い?」
「全然」
どうして見ようと思ったんだろうか。
「ねぇ、お兄ちゃん。葵と会ったことあるの?」
花苗は突如、葵について訊いてきた。
「え? あぁ、まぁな」
「そっか。前に葵がお兄ちゃんのこと言ってたよ」
「そっか。なんて言ってたんだ?」
「『花苗にはあんな素敵なお兄さんがいて羨ましいねー』って言ってたよ。後、お兄ちゃんと何度か話したことあるって言ってたんだけど、葵と何の話してたの?」
「その……ゲームとか、アニメとか。まぁ、色々と」
「ふーん……」
俺の言葉に葵は大して気にした様子を見せなかった。
「葵ってさ。その……ちょっと、変わってないか?」
「あー……まぁね。なんか頭のネジがちょいちょい外れてるような感じはあるね。けど、あの子うちの高校のエースだからね。みんな邪険にはしてないよ。たまに部活はサボってるけどね」
「そうか。普段のあいつってどんな感じなんだ?」
「なんというか……よく、『えへへへ……』とか言いながら私の胸を揉んでくる」
「そ、そっか……」
あの野郎。なんて羨ましいことしてるんだ。俺ですらまだ花苗のおっぱいに触ったことないのに。
俺と花苗は十分ほど、お笑い番組を視聴していたが、花苗はこくこくと眠そうに頭を上下に動かし始めた。
「おい、花苗。大丈夫か? 部屋に戻って寝たほうがいいんじゃないか? 風邪引くぞ」
「大丈夫。あともう少しでこの番組終わるから何とか耐える」
しかし、CMに入ると、ついに限界を迎えたようで、俺に寄り掛かって眠りへと落ちてしまった。
「か、花苗……」
俺は花苗と触れ合っている。しかも、この際どい姿で。
花苗は傾いた体勢のせいで、もう少しで乳首が見えてしまうのではないかというくらい、胸を覆っていた部分がはだけていた。胸の膨らみの下の部分に小さなほくろがあるのが確認できた。
俺は花苗の顔を見つめた。スヤスヤと寝息を立て、天使のように可愛らしく、幸せそうな表情で寝ていた。
用具室で葵の裸を見たあの時よりも、俺は遥かに興奮していた。心臓がこれでもかと言うほどバクバクと振動していた。
俺は幸せように寝ている実の妹に対して、悪戯(イタズラ)してやりたいという衝動に駆られた。
理性と本能が戦う狭間の中で、俺は本能を選んでしまった。
そーっと花苗の胸に手を伸ばした。
バレないでくれ。バレないでくれ……
ゆっくりと花苗のおっぱいに手を近づける。人差し指で花苗のおっぱいに触れた。
二、三回ほど花苗のおっぱいを突っつくと、人差し指から『ムニュッ』とした柔らかい感覚が感じられた。
「こ、これが……花苗のおっぱいか……」
今まで幾度となく触りたいと願い続けてきた花苗のおっぱい。
今日、ようやく触れることができて、俺は今死んでもあまり後悔しないのではないかと思った。
さらに花苗のおっぱいを突き、大丈夫だと調子に乗った俺は人差し指に加えて、薬指、中指も使って花苗のおっぱいに触れた。
気持ち良い……大きい分、葵のより触り心地はあるな。
すると、花苗が少し動いた。起きてしまったと思って少々びっくりしたが、より一層、花苗がよりかかってきた。
それにしても――花苗は本当に可愛い。兄妹だというのに、俺とは全く似つかず整った顔立ちをしており、雪のように白い肌で、程よい肉つきをしたスタイルである。
髪色は他の女子高生のように安易に染めたりはせず、サラサラとした黒色の髪をしている。
まさに、俺の理想を体型したような女性である。
ただ一つ残念なのが――血が繋がった妹であるということである。
俺は花苗が巻いてるバスタオルをつまみ、ゆっくりと下に動かした。
あっさりとバスタオルは下へと移動し、花苗の乳首を辛うじて隠していた役目をあっけなく終えてしまった。
「綺麗だ……」
思わず呟いた。花苗の乳輪は大きすぎず、小さすぎず、乳首はツンと立っていた。
何よりもそれは誰にも汚されていないと感じさせる薄いピンク色であり、見ているだけで男性の興奮度を高めさせる神から与えられし突起物である。
俺は右手で軽く花苗の乳首をつまんだ。すると、花苗は顔を赤くさせ、「あぁん……!」という可愛らしい声を上げた。
しかし、目は閉じたままでまだ寝ているようだった