葵と何回もセックスした後、俺達は並ぶようにぐったりと一人用のベッドに横たわった。
「はぁ......はぁ......お兄さん。気持ちよかった」
「お、俺もだ......葵」
生まれて初めてであったが、セックスをするのがこんなに気持ちの良いものだとは思ってなかった。
しばらくした後、俺たちはベッドから起きて服を着た。
「お兄さん。私たち、身体の相性ぴったりだったね」
葵はとても嬉しそうな顔でそう言った。
「お、お前な......そんなこと言うなよ」
すると、葵がスマホを取り出した。
「お兄さん。連絡先交換しよ? したいとき連絡するからさ」
「そ、そうだな......」
俺もスマホを取り出し、葵と連絡先を交換することにした。
「これからよろしくね! お兄さん」
「......」
これからよろしくか。あくまでセフレとして、よろしくということなのだろう。
「それじゃ、お兄さん。そろそろ花苗が帰ってくる時間だと思うから帰るね! あ......その前に」
すると、葵は何かを思い出したかのように部屋を飛び出した。
「お、おい!」
俺はどこかに向かった葵を追いかけた。
葵がいたのは浴室の着替え場であった。まさか、あいつ......
「入ってるかな。ぐへへへ......」
なんと、葵は洗濯機の中を変態的表情で漁っていた。
「あ、あったぁ!」
葵は花柄が描かれている花苗のパンティの端と端を両手に持ち、高らかに掲げていた。
「葵。お前な......」
「あ。お兄さん。こ、これってさ......花苗のパンティだよね?」
『ハァ......ハァ......』と気色の悪い息遣いをしながら、訊いてきた。
「ああ。そうだが」
俺がドン引きした様子で頷くと、葵はパンティを鼻に近づけた。
「あぁ......花苗の匂いがする......本当エッチな良い匂い」
葵は目を瞑り、法悦に満ちた表情で嗅ぎ続けた。
「お前な......」
すると葵は花苗のパンティから鼻を離し、嗅ぐのをやめた。
「お兄さんも嗅ぐ?」
「嗅ぐわけねぇだろ!」
少なくともこの場ではな。恥ずかしくて嗅げない。
「すっかぁ。すごいいい匂いなのにな」
再び葵はパンティを嗅ぎ始めた。だめだ、こりゃ見てらんねぇ。
「お前、そろそろやめろ」
葵にそう言うと、俺の前に手を差し出し、近づくのを阻止して来た。
「待って! もう少ししたらやめるから!」
葵は手のひらにパンティを乗せ、花苗の秘部を隠す部分を摘んだ。
そして、信じられないことにパクリとそれを口に咥えた。
目に涙を浮かべながら嬉しそうにむしゃむしゃと口を動かしていた。
「ええー!!!」
葵の奇行に思わず戦慄してしまった。確かに葵と会った際、パンティを食べるとかなんとか言っていたが、さすがに冗談だと思っていた。
「ああ......おいひぃ......かひゃえのぱんふぃ......」
何を言ってるのかさっぱりである。
暫くすると、葵はパンティをしゃぶるのをやめ、口からパンティを出した。口から出す瞬間、パンティから葵の唾液が糸を引いていた。
「あー......美味しかった」
満足げに葵は自身が口に咥えたパンティを何食わぬ顔で洗濯機の中に放り込んだ。
「お前。冗談だと思ってたけど、本当にパンティを食うんだな......」
「心外だなぁ。ちょっと、パンティの味を確かめただけじゃん。飲み込んだわけじゃないしさ」
「飲み込んだら本当に引くぞ!」
思いっきり葵にツッコミを入れた。すると、葵はその場でパンティを脱ぎ始めた。今日、何度も見たというのに、葵の割れ目を見て、一瞬股間が膨張した。
「お、おま......! 何してんだ!?」
「はい! お兄さん」
今日ずっと履いていたであろう自分のパンティを葵は俺に投げ渡して来た。
受け取ると、パンティからホクホクとした生暖かさが感じられた。
「お兄さんにあげるね。それ、好きに使っていいよ。それじゃ、私帰るから」
葵は着替え場から出て、玄関に向かった。
「ちょ、ちょっと!」
俺も玄関に向かうと、すでに葵が靴を履いており、ドアノブに手をかけていた。
「じゃーね。お兄さん、また一緒にしようね。バイバーイ!」
葵は手を振り、家から出ていった。葵が帰ってしまった。俺の右手にはしっかりと葵のパンティが握りしめられている。
いつもならなんとも感じないが、急に一人になって、虚しいような寂しいような感覚に襲われた。
俺は自分の部屋に戻り、さっき葵とセックスした自分のベッドに寝転んだ。
ベッドから微かに葵の匂いが残っていた。石鹸のようないい匂いである。
葵の膣の中はとても気持ちよかったーーベッドの中で俺はさっき行った性行為を思い出すと、射精したばかりだというのに、俺の肉棒は再び硬く、そして大きくなった。
帰る前に受け取った葵のパンティをセックスした時のことを思い出しながら、嗅いでみた。
石鹸ような匂いと少し汗っぽい匂いが混ざっていて、いい香りーーとは言い難かったが、逆にそれが俺を刺激させた。
肉棒に手をかけ、最初はゆっくりと徐々に速度を上げて、しごいた。
「ああ......! 葵......! 葵......!」
ドクドクドクと、肉棒から白い液体が出てしまった。
葵のパンティを嗅ぎながら射精してしまうなんて、俺は人のことを言えないくらい変態である。
葵が帰った後、食事と入浴を済ませた。
自分の部屋にある机の椅子に座り、葵から貰ったペン型のカメラをじっくりと眺める。先端部分にボタンのようなものが付いている。
おそらく、このボタンを押すと撮影できるのだろう。カメラには蓋がついており、外すと小さいSDカードが刺さっていた。
これでデータが保存されるのか。
俺は立ち上がり、葵が開けたという壁の穴から花苗の部屋を覗いた。
しかし、やはり見える範囲が狭く、目の前には花苗の本棚しか見えなかった。カリカリカリとシャーペンでノートに何かを記入している音が聞こえた。おそらく、勉強しているのだろう。
横に花苗がいるはずなのだが、全く視えない。
これを使えば本当に......カメラを使おうかなと少し間が差したがなんとか理性を抑え、やめることにした。
だがーー俺はこれをいずれ使ってしまうことになる。