※この作品はR-18です。

異世界帰りのハイスペック勇者様は、一緒に連れ帰ってきた最愛の狐耳少女(パートナー)と平凡で穏やかなイチャコライフを送りたい! ~微コミュ障でオタクな最強タッグのあまあMAXな共依存物語~   作:室谷 竜司

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第一章おまけ 俺とユリシアの初デート&声優ライブ⑤ ライブの後は……♡

「んひゅぅ……♡ んひゅぅ……♡」

 

 声を押し殺し荒い息だけを漏らしながら、ユリシアは俺の右手を使って自分の秘所をパンツ越しに弄ぶ。俺はユリシアにされるがまま、湿り気を帯びた柔らかな感触を指先で堪能していた。

 

 ユリシアの痴態を見たいという気持ちもあるが、無暗に動いてしまえば周囲の人たちに怪しまれかねない。だから俺は、視線はステージ上で熱唱するくるみんに向けたまま、指先だけでユリシアを感じていた。もちろん、ライブの内容なんてもう頭に入ってこないのだけど。

 

 ユリシアも、周りから悟られぬよう視線は正面のステージに向けている。上気した顔と潤んだ瞳は、この状況であれば一見すると感動しているという風にも捉えられるだろうし、このままユリシアが声さえ上げなければ周囲に気づかれずに済むだろう。

 

 俺の右手の人差し指がユリシアの手に導かれるままパンツ越しの秘裂を上下に行き来する。無論、たったそれだけでも俺の指先はねっとりとした愛液の感触と大陰唇の一見頼りなくも感じる柔らかな肉の感触を同時に伝えてくるのだが、俺たち二人がこれまで行ってきた数々の行為を考えるとやはり少し物足りなくも感じてしまう。

 

 だが、周囲に気づかれてしまった時のリスクを恐れ、ユリシアは俺の指を使って優しく陰筋を擦る以上の行為を実行する勇気はないようだった。普通ならここで男側が悪戯心を働かせて女を追い詰め、周囲に気づかれるか気づかれないかの瀬戸際を歩く緊張感を楽しむのがこういったシチュエーションでのお約束かもしれないが、残念ながら俺にそんな度胸はない。

 

 俺もユリシアも基本的に欲望に忠実ではあるが、その前にビビりなのである。本当なら今すぐ大きな快楽が欲しいが、それ以上に周囲に気づかれるというリスクを背負いたくないのだ。

 

 俺はユリシアのこんな姿を周りの連中に見せたくない、ユリシアは俺以外にはこんな乱れた姿を見てほしくない、こういった思いが根底に強く根付いているからこそ、こうして優しい愛撫でごく微弱な刺激を少しずつ加えていくだけに止まっているのだ。お互い、ただのチキンなのです……。

 

 それを自覚しているのならこんなことやるなよ……と思われるかもしれないが、だからといって我慢できるほど俺もユリシアも強靭な理性は持ち合わせていないのである。気づかれるリスクが最小限ならば、気持ち良くなるという選択肢を選んでしまう。

 

 もっとも、こんな微弱な刺激では流石のユリシアでも絶頂するまでかなりの時間を要してしまうことだろう。このライブが終わるまでにイければ良いのだが、それは希望的観測に過ぎないだろう。ライブ終了後は覚悟しておいた方が良さそうだ。きっとユリシアの抑えつけられた興奮が爆発するだろうから。

 

 一瞬、能力を使ってやろうかという考えが脳裏を過ったが、こんな公衆の面前で使える能力など限られてしまうので躊躇われる。隠蔽能力を使えばだれの目も気にせずユリシアとの行為に集中できるかもしれないが、その場合周囲からは急に俺たちが消えたように見えてしまう。それはそれで後のリスクが高すぎる。

 

 今この状況で使える能力は……、テレパシーくらいなものか。コミュニケーションを取るのは重要なことだろう。

 

「(ユリシア、聞こえるか?)」

 

 というわけで、俺は早速ユリシアに念話で話しかける。すると、それまでボーっとステージに視線を向けていたユリシアの潤んだ碧の瞳が見開かれ、ユリシアは一瞬こちらに顔を向けてきた。そして、俺とユリシアの視線が交差する。

 

 だが、ユリシアはすぐに俺の意図を理解してくれたようで、上気したその頬をへにゃっと緩ませながらこくりと頷き、そして再びステージへと視線を戻した。あまりに可愛かったので思わずいつもの癖で頭を撫でてしまいそうになったが、何とかぐっと堪えた。ユリシアだけじゃなくて、俺も後で爆発しそうだな。

 

「(聞こえるよ……、リョウ……♡)」

 

「(ったく、相変わらずユリシアはエッチだな。こんなところでも発情するなんて。まぁ、それでこそユリシアなんだけどさ)」

 

「(むぅ……、リョウがわたしを勘違いさせるのが悪い……。わたし……、心配性だからいろんなこと気にしちゃうの……。リョウにそういう気がなくても……)」

 

「(大丈夫だって。俺、今更ユリシアから離れるなんてできないって。

 

「(うん……♡ なんかいつもごめんね……。信じてないわけじゃないの……)」

 

 脳内に流れてくるユリシアの声はとても弱々しく、隣に座るユリシアの顔は俯いてしまっていた。そんなユリシアの様子を見て、俺は今すぐにでもユリシアを抱きしめてやりたい衝動に駆られたが、そんな気持ちも今は押しとどめていないといけない。

 

「(もっと自分に自信持ちなよ)」

 

「(えっ……)」

 

「(可愛くて、それでいてとても頼りになる。俺はそんなユリシアに惚れてんだ。少なくとも俺の中じゃユリシア以上に魅力的な人なんて思い浮かばない。くるみんも陸下さんも、ユリシアには敵わない。これは他でもないお前の彼氏の本音だ。だからさ、もっと自分に自信持って良いんだよ)」

 

「(リョウ……、うん……。そうだね……、わたしの自慢の彼氏が言うんだもんね……♡ なら……、もっと堂々としていないとだよね……)」

 

「(自慢の彼氏か……、そんな評価をもらえるなんて光栄の極みだな。なら俺も、ユリシアの自慢の彼氏でい続けられるよう頑張らないとな)」

 

「(えへへ……♡ 励ましてくれてありがとうね……♡ んんぅ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡ んふぅ……♡)」

 

「んひゅぅ……♡ はふぅ……♡ あふぅ……♡」

 

 そんな会話を脳内で繰り広げていると、ユリシアの呼吸が一段と荒くなるのを感じた。それだけでなく、脳内に直接響くユリシアの声にも甘ったるい吐息が混じりはじめ、これまで保ち続けてきた俺の理性が崩れ始める感覚を覚えてしまった。

 

「(ユ、ユリシア、急に息が荒くなったけど……、何かあったのか? 見た感じ状況に変化はなさそうだけど……)」

 

「(あんっ……♡ あ、あのね……、リョウの声聞いてたらちょっとだけ興奮が強くなったの……♡ んあぁ……♡ 声を聞くだけでも違うんだね……♡)」

 

「(あ、なるほど、そういうことか。やっぱり、コミュニケーションって大切なんだな。どう? 声はまだ我慢できそう?)」

 

「(うん……、平気だよ……♡ で、でも……、こっちでは声上げても良い……よね……? リョウにしか聞かれないんだし……♡ それに……、こっちで声出してれば結構抑えられるっぽいし……♡)」

 

「(そ、そうなの? ま、まぁ、そういうことなら構わないけど……。ここからは耐久戦……か……。持ち堪えないとな)」

 

「(えへっ、頑張ってね♡ んあんっ……♡ ああぅ……♡ はああぅ……♡)」

 

 それだけ言い残すと、ユリシアは途端に大きな嬌声を漏らし始めた。ここまで抑圧されていた分が一気に解放された所為だろうが、これはあまりに容赦なさすぎる俺への拷問じゃないだろうか?

 

 ユリシアのこんな色っぽい声を聞き続けながら俺は自分の欲望を抑えつけなければならない。改めて考えると、これってユリシア以上に俺の方が辛くないか? だが、何とか我慢せねば……。

 

「ふぅ……♡ ふぅ……♡ はぁ……♡ ふぅ……♡」

 

「(んひゃあ……♡ んにゅうう……♡ や、やっぱちょっと足りないかも……♡)」

 

「(イ、イクまでまだかかりそうか……?)」

 

「(そ、そうだね……♡ んああん……♡ ま、まだ時間が必要かも……♡ んひゅうんっ……♡ ライブ終わるまでには間に合わないかも……♡)」

 

「(な、なら、一旦ここで止めた方が……)」

 

「(嫌……♡ わたし、リョウを感じてたいから……♡ んにゃあんっ……♡)」

 

 そう言われてしまっては、もう俺にユリシアを止める術などない。本当、ユリシアは俺を喜ばせる天才なんだよなぁ。

 

 それからしばらく、ユリシアの自慰……と言って良いのか分からない行為が続く。隣から聞こえる微かな甘い吐息と、脳内に響く淫靡な嬌声が俺の理性を攻め立てる。だが、当のユリシアももどかしそうにしており、俺の指を握る手に何度も何度も力が籠っては弛緩する。きっと相当我慢しているのだろう。ならば、俺も我慢しなければならない。

 

 周囲の盛り上がりは最高潮で、このライブが終盤に差し掛かっていることを何となく理解できた。そんな中、俺の聴覚はある音を拾った。きっと、五感鋭敏化の能力を持つ俺たちにしか聞き取ることのできない微かな音。

 

 だが、一度意識すると途端にはっきりと聞こえてくるものらしい。音の出所は言うまでもなくユリシアの股の間、つまりはユリシアのパンツ越しの女性器からだ。この状況でくちゅりくちゅりという水音を響かせる要因なんてそれしか有り得ない。

 

 確かにさっきからユリシアのパンツはかなり濡れていたが、まさかこうして指を少し上下移動させるだけで水音を立ててしまうほどぐっしょりだとは思わなかった。指先一つじゃ案外なかなか分からないものなんだな。

 

 これだけ濡れているのならば、匂いが目立ってしまうんじゃないだろうか?とも思ったのだが、五感鋭敏化の能力を持つ俺が仄かにその甘酸っぱさを感じ取れるくらいの微かなものだったので、恐らく周囲の人間たちには分からないだろう。というかそもそも、くるみんにしか意識がいっていないだろうしな。大きな音を立てない限り、誰も俺たちを気にはしないだろう。

 

 なんて考えていると、会場の観客たちから一層大きな歓声が上がり、拍手喝采が巻き起こった。そんな歓声と拍手に包まれながら、やがて流れ続けていた演奏が終わる。周囲の状況だけでも掴んでおいて良かった。多分、今のがラストの演奏だったのだろう。

 

「今日はありがとう!! 私、すっごく楽しかったです!!」

 

 くるみんが発した言葉からも、これでライブが終わりなのだと察することができる。結局、ユリシアとの行為に没頭してしまい、くるみんの歌をあまり聞けなかったな。まぁ、それよりも何よりもユリシアとの触れ合いの方が大切だし、何の悔いもないのだが。

 

「(ユリシア、ライブ終わったよ?)」

 

「(ふえっ……、も、もう……?)」

 

 俺は未だ手を止めないユリシアに念話で話しかける。すると、はっとしたように周囲を見回し、慌てて俺の指から手を放した。俺とは違い、ユリシアは完全に気持ち良くなることに集中してしまっていたらしく、周りの状況には全く気づいていなかったようだ。

 

「いやぁ、最高だったね、今日のライブ! ユリシアちゃんもそう思うよね?」

 

「ふえっ……? あ……、う、うん……、そうだね……」

 

「って、あれ? ユリシアちゃん、ちょっと顔赤くない? それに、目も潤んでるような……? ああ、なるほどね! ユリシアちゃん、感動してたんだね! 分かるよぉ、その気持ち! 私も何度か泣きそうになっちゃったもん!」

 

「え、えへへ、まぁ……ね、はぁ……♡ んはぁ……♡」

 

「よ、よし、そろそろ俺たちも出よう。何時までもここにはいられないからな」

 

「あっ、そうだね」

 

 ユリシア相手に盛り上がる陸下さんを一度宥め、俺たちは客席を後にした。去り際、周囲に悟られぬようユリシアの座っていた席とユリシアの身体に浄化魔法をかけておいた。それに気づいたユリシアが

 

「ありがとう、リョウ……♡ それと、すぐに続きしてくれないと嫌だからね……?」

 

 などと小声で囁きかけてきたもんだから、俺は危うく理性をその場に投げ捨ててしまうところだった。が、何とか平静を装って、軽く頷いてみせた。

 

 そうして、くるみんのライブで興奮した陸下さんと彼氏の愛撫……ではなく単なるオナニーによって興奮したユリシアと共に会場から外へ出た。二人の興奮の意味合いが見事に違うのが少し可笑しかった。

 

「ねぇねぇ、二人はこれからどうするの? もし暇だったら一緒に夕食なんてどう?」

 

「え、えっと……、この後少しだけ用事があって……、すぐに行かないといけないんだよね……。だから申し訳ないんだけど……」

 

「あっ、そうだったんだね。良いよ良いよ、気にしなくて。もう連絡先も交換してるんだし、そういうことならまた改めて誘うよ」

 

「助かるよ。本当にごめんな。そして、今日はありがとな」

 

「いえいえ、こちらこそだよ。そんじゃねぇ!」

 

「う、うん、またね、サヤ」

 

 ひらひらと手を振って俺たちに背を向けた陸下さんを見送り、俺たちは顔を見合わせて安堵の息を漏らす。

 

「んうっ……♡ もう……限界かも……♡」

 

「そ、そうだな、俺もだ……」

 

 その瞬間、今まで抑えつけていたものが解き放たれ、俺たちは理性が吹っ飛ぶ寸前まで追いやられた。

 

 だが、ここでおっ始めるのはまずい……。だから俺とユリシアは猛ダッシュでその場を離れることにした。流石にもう周囲の人間たちのことなど考えてはいられない。とにかく今は、誰もいない場所に急がねば……。

 

 そうしてしばらく走っていると、建物と建物の隙間に細い道を見つけた。俺たちはその道へと入っていく。きっとこの先ならば……という確信があった。

 

 そのタイミングで俺たちは隠蔽能力も発動させ、何時でも行為に移れるよう準備を済ませておく。それくらい、今の俺たちは切羽詰まっていた。

 

 少し進むと、目の前に鳥居が見えた。かなり老朽化が進んでいるようで、ところどころボロボロだ。

 

 こんなところに神社?とも思ったが、これだけ古びているのだし、きっと他に人などいないだろう。もっとも、今の俺たちならたとえ人がいたとしても気づかれることなんてないのだが。それでもやはり、他の人間の目があると落ち着かないからな。

 

 というわけで俺たちはその神社へと駆けこんだ。うん、中も滅茶苦茶ボロい。こんなところに人なんて来るはずないだろう。……すまん、神よ。だが、これはきっと事実だろう。だから、許してほしい。

 

 俺たちはそのままの勢いで小さな境内を駆け抜け、やがて見つけたそれなりに大きな樹木の裏に身を隠す。それから、手に持っていた荷物を全てその場に放り投げ、俺たちは着ていた衣類に手をかける。

 

 心臓の鼓動がバクバクと早鐘を打ち息が上がってしまっているのは、ここまで全力ダッシュをしてきた所為なのか、それとも性的興奮の所為なのか……。いや、きっとどちらもだろう。

 

 俺とユリシアはあっさりと服を脱ぎ去った。その瞬間、辺りに蒸れた臭いが立ち込める。俺もユリシアも全身汗まみれで、お互いの性器は汗とはまた異なる淫液でドロドロになってしまっていた。これだけでも、俺たちがここまでどれほど我慢してきたのかが容易に伺えた。

 

 だが、もう何も抑えつけるものはない。枷を外された獣はもう止まらない。俺たちはどちらからともなく身体を寄せ、そのまま唇と唇を重ね合わせる。当然、触れ合わせるだけのものなんかじゃなくディープキスだ。お互いを深く求めるように舌をねっとりと絡ませ、欲望に身を任せて相手の口内を蹂躙する。

 

「んはぁ……♡ リョウ……♡ リョウ……♡ んちゅるる……♡ はむんっ……♡ れるっ……♡ れろっ……♡ んっんっ……♡ あぁ……♡ んちゅっ……♡ じゅるるるるっ……♡」

 

 荒い息遣いと、ぬちゃぬちゃという唾液にまみれた舌同士が激しく絡み合い響くはしたなくも淫靡な水音が、しんと静まった境内に響き渡る。無論、俺たちは隠蔽状態なので周囲にこの音が漏れ聞こえるわけないだろうけど。

 

 キスの最中、ユリシアは自分の身体を俺に擦りつけてきていた。豊かな二つの膨らみは俺たち二人の間で大きく形を変え、その柔らかさを存分に主張していた。さらに、その先端の突起は限界まで硬くなってしまっているらしく、コリコリとした感触が俺の下胸部や腹部を這いずり回るのがよく分かった。なお、ユリシアは乳首が擦れる感覚だけでぴくぴくと軽く痙攣しており、絶頂が近いことを伝えてくる。

 

 そして、ユリシアがもぞもぞと動くことによって、ユリシアのぷにっとした腹と俺の硬い腹の間に挟まれた臨戦状態の一物の先っぽがユリシアの下乳に弄ばれる。軽いパイズリ感覚だ。それだけで、俺の射精感は急激に高まっていく。

 

 ならばいっそ、この感覚に身を任せよう。一度放出してしまえば少しは落ち着くことができるだろうしな。だから俺は腰を上手く動かして自分の屹立した一物をユリシアの豊満な乳房の下部分にぐりぐりと押し付ける。

 

 それと同時に、俺はユリシアのびちょびちょに濡れた女性器に右手を伸ばし、その割れ目の奥の領域や陰核を指で擦る。それも、とことん激しくだ。このまま二人して絶頂を迎えてしまおう。

 

「んああああんっ……♡ んちゅぱっ……♡ んむぅぅぅぅぅっ……♡ んはあああああっ……♡♡ リョウっ……♡ リョウぅっ……♡ んひゃああああああッッ♡♡♡」

 

「んぐぅ……ユリシアっ……んあああああああッッ!!!」

 

 そして間もなく、俺たちは二人してイってしまった。ドクドクと鈴口から溢れ出した大量の精液がユリシアの腹部や下乳を白濁に染め上げていく。そんなユリシアの女性器の割れ目からはぷしゅっ、ぷしゅっと俺の射精にも負けないくらいの勢いで潮が噴き出していた。

 

 また、お互いの口の周りには交じり合った二人の唾液がべっとりと付着しており、かなり激しくお互いの唇を貪りあっていたことを物語っていた。顔から脚に至るまで、俺たちの全身はさらに酷い状態になり果てていた。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

「はぁ……♡ んはぁ……♡ んひゅぅ……♡ す、すごかったね……♡ 一瞬でイッちゃったよ……♡ わたしたち……、相当溜め込んでたみたいだね……♡」

 

「そうみたいだな……。さてと……、どうする? この後は……」

 

 分かりきってはいるが、それでも一応確かめてみる。

 

「え……? そんなの決まってるじゃん……♡ まだまだ続けちゃうもん……♡ リョウのおちんちんだって……、まだ硬いままじゃん……♡」

 

「まぁ、そうだな……。正直助かる……。それじゃユリシア、背中向けて」

 

「立ちバックだね、分かった……♡」

 

 そう言うとユリシアは俺の言葉に従ってくるりと身体を反転させ、俺に背中を向けてくれた。ふさふさの狐尻尾が期待でゆっさゆっさと大きく揺れ動く。その下にはぷりっとした可愛らしいお尻。ユリシアが脚を左右に開いていることでそのお尻の割れ目が少しだけ開き、肛門とその周りを取り囲む皴が垣間見えた。

 

 肛門がひくひくと蠢いている様子がまるで俺を誘っているように見えてしまい、一瞬脳裏にアナルセックスが過った。しかし、ユリシアの肛門はまだ未開発だ。流石にいきなりアナルセックスにしゃれ込むのは気が引けたので、その思考はすぐさま断ち切った。

 

「は、早くぅ……♡」

 

 待ちきれないと言うようにユリシアは腰を振って俺を促してきた。そんなことをされてしまっては、当然抑えなど効くはずもなく俺はユリシアの陰裂にさっと手を伸ばし、指で膣口の位置を定めるとそのままずぼりと俺の一物を挿入した。

 

「んああああんっ……♡ リョウのおちんちん……、何時に増して太くて熱いよぉ……♡♡ わたし……、これだけでイッちゃいそう……♡」

 

「んうっ……、俺も……長続きはしないかも……。ユリシア……、中濡らしすぎだろ……。マジで蕩けそうだわ……」

 

「ホントに溶けちゃダメだよ? んああっ……♡ んああっ……♡ わ、わたしが気持ち良くなれなくなっちゃうからぁ……♡ それにね……、わたし……リョウの子供が欲しいの……♡ あんっ……♡ んあんっ……♡」

 

「子供……か……。俺も欲しい……な……、んくぅ……あぁ……」

 

 抽挿を繰り返しながら、俺とユリシアはそんな会話を交わす。まだユリシアは子供を作れる身体ではない。けど、二十歳まで待てばユリシアを孕ませることができる。

 

 まだ先の話ではあるが、俺もユリシアも既にそんな未来のことまで考えてしまっていた。気が早いかもしれないが、それだけお互い愛し合えているのだと実感できる。それが嬉しくて、俺の腰の動きはさらに加速する。

 

 さらに、両腕をユリシアの身体の前側に回してその豊満な乳房を少し強めに揉みしだいてやる。Mなユリシアは優しくされるよりもこうしてちょっと乱暴にされた方がより感じるらしい。もちろん、それでも跡がついてしまわないよう俺なりに注意はしているが。ユリシアに傷をつけてしまうのは本意じゃないのでな。

 

「んあああ……♡ ひにゃあああ……♡」

 

 左手はそのままユリシアの胸を揉みながら、右手の親指と人差し指を使ってユリシアの右乳首をそれなりの力を籠めて摘んでやると、ユリシアは一際甲高い嬌声を上げた。俺はユリシアにもっと喘いでほしくて、ユリシアの乳首に爪を立てて軽く引っ掻いてみる。

 

「んひゃああああっ……♡ んううあああああああっ……♡♡」

 

 うむ、どうやらこれも効果ありのようだ。俺はそのままユリシアの乳首を指で攻めながら、休むことなく腰を振り続けユリシアの子宮口を何度も何度も一物の先端で叩いてやる。ユリシアは先ほどからびくびくと痙攣し続けており、軽い絶頂を繰り返しているのだろう。

 

 だらだらと溢れる愛液がユリシアの内腿や履いたままの黒ニーソを濡らし、沈みかけの夕日を受けてオレンジ色に輝いて見えた。煽情的でありながらも、一つの芸術作品と見紛うほど美しくもあった。

 

 そんなことを感じつつも、俺は抽挿を止めない。パンっ、パンっ、とリズム良くユリシアの丸いお尻に腰を打ちつける。その破裂音は暗くなりつつある境内に良く響いた。

 

「あっあっあっ……♡ んううあああんっ……♡♡ ダメ……♡ イクイクイクイク……♡♡ 大きいのがくるぅぅっ……♡ あんっ……♡ あんっ……♡ あんっ……♡ ふにぅああああああああッッ♡♡♡」

 

「んぐああああっ……、締め付け……すげぇ……、ああっ……ヤバっ……、んああああああああッッ!!!」

 

 ユリシアが何度目かもわからない絶頂を迎えると、ユリシアの膣肉が複雑にうねり、俺の一物から精液を搾り取ろうと強く締めつけてきた。

 

 少し油断していた俺は、その強い刺激で一気に射精まで導かれてしまい、あっけなくユリシアの奥深くに精液を吐き出してしまった。俺とユリシアは二人してぶるぶると快感に震えていた。

 

 その時だった。目の前の茂みがガサガサと音を立てる。先ほどからちょくちょく風は吹いていたが、それとはまた異なる音だ。まるでその奥に誰かがいるかのような……、草を掻き分ける音がしたのだ。

 

 俺とユリシアははっとして茂みに意識を向ける。隠蔽状態であっても、やはり人の気配には敏感に反応してしまう。長年の冒険生活で培った反応速度はこういう時に役立つな。

 

 警戒しながら揺れる草を見つめていると、そこから何かが顔を覗かせた。

 

「……狐?」

 

「そ、そうみたい……だね……」

 

「野生か? 珍しいもんだ。それに、銀色の毛を持つ狐とか、かなりレアじゃないか? ……って、こっち見てる……?」

 

「わ、わたしたちのこと……見えてるのかな……?」

 

「そ、そんなことが有り得るのかな……。ま、まぁ良いか……。人間じゃないなら問題なし。この狐に見せてやりなよ、エロ狐の本気」

 

「エ、エロ狐じゃないもん……♡ ドエロ狐だもん……♡」

 

「それはそれでどうなんだ? って、あっ……」

 

 茂みから顔を覗かせた銀色の狐は、すぐに茂みの向こうへと引っ込んでしまった。だがあの反応、俺たちのことが見えているようにしか思えない。野生の勘……というやつなのだろうか? もしかしたら、ユリシアの狐耳や狐尻尾も見えていたのかもしれないな。俺たちの前から逃げた理由はちょっと分からないが。

 

「行っちゃったね……。んんっ……♡ リョウ……続きしよっ……♡ わたし……、まだちょっと物足りないよ……♡ はぁ……♡ んはぁ……♡ んにゅぅ……♡」

 

「元よりそのつもりだよ。んじゃ……、腰動かすな……?」

 

「うん……♡ あんっ……♡ あんっ……♡ ああああんっ……♡ うあああああああッッ♡♡♡」

 

 それから俺たちは、夕日が完全に沈みきるまでひたすら快楽を貪り続けた。恐らくユリシアはこの行為だけで20回以上オーガズムに達したんじゃなかろうか。もちろん、その大きさはまちまちだろうが。

 

 ちなみに俺はあの後2回ほど射精し、今日一日で既に片手の指じゃ数えられない回数果てたことになる。この数日で俺は絶倫に成り果てたのだ。

 

 そうして、ドロドロになった身体を清めてから、俺たちは服を着てその神社を後にした。出ていく前に賽銭だけはしておいたぞ? 流石にこんなところでしてしまったことに対して罪悪感を覚えてしまったから、俺とユリシアで1000円ずつ賽銭箱に放り込んでおいた。願いとかは叶えなくて良いので、どうか俺たちを許してくださいませ。金で解決しようとしている? んなことはない。

 

 というわけで俺たちは神社を離れ駅に向かい、電車に乗って自宅の最寄り駅を目指した。帰りの電車内は行きに比べて空いていた。疲れていたので俺的にはありがたい限りだったのだが、満員電車を気に入ってしまったユリシアにとっては少しだけ不服だったらしく、電車の揺れや立ち眩みを口実に何度も俺に身体をくっつけてきていた。素直じゃないユリシアも可愛いと思ってしまう俺だった。

 

 そんなこんなで地元の駅に到着した俺とユリシアは、時間も時間だったのでそのまま駅の近くのファミレスで夕食を済ませ、それから帰路に就いた。夕食の際、ユリシアにお子様ランチを頼ませようとしてユリシアに怒られたのは蛇足かな。

 

「あー、楽しかったぁ♪ 今日はありがとね、リョウ♪」

 

「こちらこそありがとな、ユリシア。最高の初デートだったよ」

 

「ライブは見逃しちゃったけどね」

 

「まぁ、仕方ないさ。また何時でも機会はあるだろうし」

 

「そうだね。さてと、帰ったら一緒にお風呂入ろうね♡」

 

「はいはい、分かったよ。ったく、本当にユリシアは元気だなぁ」

 

「そういうリョウも、なんだかんだ体力続くんだけどね♡」

 

「ははっ、それもそうだな」

 

 いろいろありすぎて後回しにしてしまっていたデートだったが無事に終えることができた。少なくとも俺の中では最高の思い出だ。ユリシアにとってもそうだと嬉しいな。

 

 そんなことを考えながら、俺たちは行きと同じように恋人繋ぎのまま家路を歩くのだった。家に戻るまでがデートです、なんてな。

 

 えっ? その後?まぁ……、夜遅くまで励みましたとも。明日は高校の入学式だってのにな。でもまぁ、もはや日課になっていたのだから仕方ない。そう、仕方ないのだ。あっ、ちなみに巫女服着せてみました。最高だったわ。正直、癖になりそうです。

 

    *

 

「ふわぁ……、あー……楽しかったなぁ……」

 

 ベッドに潜り込みながら、私は今日一日を振り返っていた。

 

 考えるのは、今日のくるみんのライブで出会った一組のカップルのことだ。まさか偶然にも同じような趣味を持つ同い年とあんなところで巡り合えるなんて思ってもみなかったので、正直ものすごく嬉しかった。

 

 私、見た目もちんちくりんだしオタク趣味なんて持ってるから、中学の時はあんまり友達がいなかった。全くの0ってわけじゃないんだけどね。

 

 でも、同じ趣味を共有できる友達は彼らが初めてだった。

 

「ユリシアちゃんと涼君、すごく仲良しだったなぁ。良いなぁ、恋人って」

 

 そんなことを呟いてしまう。友達の少なかった私には、当然恋人なんているはずもない。だが、もちろん憧れはあった。エロゲーみたいな恋愛がしてみたいとは何度も思ったことがある。

 

 その思いは、今日出会った仲良しカップルの姿を見てさらに膨れ上がってしまった。二人の顔がとても幸せそうだったからだ。

 

「次は何時会えるかなぁ……」

 

 もっとあの二人を知りたい。あの二人を見ていれば、恋愛について何か学べるんじゃないかという予感が私にはあった。

 

 それに、そういう下心よりも何よりも、彼らともっと仲良くなりたかった。だから願う。また近いうちに彼らと再会できることを。

 

「あっ、何処の高校なのか聞いておけば良かったなぁ。まぁ、明日以降メッセで聞けば良いか」

 

 そうして私は明日の入学式に備えて眠りに就くのだった。




 明日以降は、ストックが切れるまで毎日1話ずつ投稿していきます。
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