異世界帰りのハイスペック勇者様は、一緒に連れ帰ってきた最愛の狐耳少女(パートナー)と平凡で穏やかなイチャコライフを送りたい! ~微コミュ障でオタクな最強タッグのあまあMAXな共依存物語~ 作:室谷 竜司
地元の駅に到着した俺とユリシアは、電車を降りて駅構内から抜け出すなり速足で自宅を目指した。俺もユリシアも気持ちは全く同じようだった。
そうして5分ほどで自宅の前まで戻ってくることができた。普段は10分から15分くらいはかかるから、俺たちが相当急いでいたことが容易に伺えるだろう。というか、最後の方は速足というよりもはや駆け足だった。
鍵を開けて玄関の扉を開き、二人して雪崩れ込むようにして家の中へと入った。お互い肩で息をしながらも、もう我慢も限界に達していたため、そのまま玄関先で抱き合い、息を整えるのもそこそこに互いの口唇を強く押しつけ合った。
さらにユリシアは俺の口内に舌を割り込ませ、その短い舌を懸命に動かし俺の歯茎や頬の裏側をぺろぺろと舐め回してくる。いつもなら相変わらずの積極性だと苦笑を浮かべる俺だが、何せ今は精神的余裕がない。だから、口内に侵入し一心不乱に暴れ回るユリシアの舌を自分の舌で絡め取り、どろりとしたユリシアの唾液を力強く吸い上げた。
」んんんんぅぅぅ……♡ んらっ……♡ れろ……♡ ちゅるっ……♡」
ユリシアも負けじと俺の舌に絡みつき、同じようにして俺の唾液を吸引してくる。あまりに激しい絡み合いだったため、お互いの口の端からは二人の混合唾液がだらだらと垂れてしまっていたが、そんな些細なことは気にならない。
ただでさえ今朝はお互い満足できていなかったのに、学校では数時間離れ離れになってしまっていたのだ。だからこうして気持ちが爆発してしまうのは仕方のないことだろう。お互い傍にいるのが当たり前で、少し離れるだけでも異様な寂しさを感じてしまうのだ。
依存しているとは自分でも思うが、それほどまでに俺はユリシアのことが好きなんだと実感できるし決して悪いことではないとも思っている。それに、ユリシアが俺に依存心を抱いてくれているのがどうしようもなく嬉しい。
こうして互いが互いを求めあう行為は、俺の幸福感をひたすら満たしてくれる。目前で見開かれた艶やかに輝く碧の瞳や頭頂部でぴょこんぴょこんと動く狐耳、ユリシアの背後でぶんぶんと勢いよく振られる狐尻尾が、ユリシアも俺と同じで幸せだと感じてくれているということを明確に物語っていた。
それがまた嬉しくて、俺はユリシアの身体を抱きしめる腕にさらに力を籠めてしまう。苦しいと思われるかもしれないが、それでもユリシアへの愛おしいという感情は抑えきれなかった。
「んんああっ……♡ ちゅるるっ ……♡ちゅぱっ……♡ んむんぅ……♡ んむぅぅぅぅっ……♡ ぷはぁ……♡」
「んはぁ……、はぁ……はぁ……、何時に増して……激しかったな……、今日のキス……、はぁ……はぁ……はぁ……」
「んふぅ……♡ はぁ……♡ ふぅ……♡ そ、そうだね……♡ すっごく気持ち良かった……♡ 息するのも忘れちゃってたよ……♡ んはぁ……♡ んふぅ……♡ んひゅぅ……♡」
「俺もだよ……。あー、最高だった」
「でも、まだまだ満足できてないでしょ? さっきからお腹に当たってるもんね、硬いの♡ んんっ……♡ ズボン越しなのに熱い……♡」
熱い吐息を漏らしながら、ユリシアは密着したままの二人の身体の間に無理矢理手を割り込ませ、ズボンの中でガチガチになっている俺の一物に手を這わせてくる。今の俺には、たったそれだけの刺激でも軽く果ててしまいそうだった。
「あはぁっ♡ リョウ、ぴくぴくしてるぅ♡ ずっと我慢してたんだねぇ♡」
「んあ……、ユリシア……、ちょっと待って……」
「んふふぅ♡ 嫌っ♡ わたしも、もう我慢できないから♡」
そう言うとユリシアは、俺に全体重を預けてきた。突然のことだったので踏ん張りも利かず、俺はユリシアに押されるまま後ろに倒れ込む。流石に頭から落ちるわけにもいかないので、俺は腰を曲げて尻から着地した。
丁度俺が玄関の扉と向かい合う形で立っていたおかげで、上手いこと玄関口の段差に腰かけるようにして着地することができた。
そしてユリシアはというと、俺と向かい合うようにして俺の膝元にちょこんと座っていた。いわゆる対面座位の状態である。
ユリシアはぺろりと舌なめずりをしながら何とも艶っぽい瞳で俺の顔を覗き込んできていた。上気した頬と汗で額に貼りついた前髪がとてもエロい。俺の情欲はさらに掻き立てられてしまう。
「ふふっ♡ 今日は制服エッチだよ♡ 憧れてたんだよねぇ、このシチュ♡」
そう言いながら、ユリシアは羽織っていたブレザーを脱ぎ去り、首元のリボンもささっと外す。それから、着ていた白ブラウスのボタンを上から一つずつゆっくり外していく。一見落ち着いているように見えるが、ボタンを外す手が少し震えている。かなり焦っていることがよく分かった。
それでも無理矢理引きちぎろうとしないところを見るに、ユリシアも何とか理性を保てているのだろう。新品の、それも上質そうな生地のブラウスをたった一日で古着にするのは躊躇われるよな。まぁ、ボタンを付け直せば良いだけの話なんだが。
「よし、やっと取れた……♡ んんっ……♡ この解放感……、堪らない……♡」
ようやくブラウスのボタンを全て外し終えたユリシアは、前をはだけさせ桃色のブラに包まれた立派な果実を俺の眼前にさらした。ユリシアが身じろぐ度にぷるんぷるんと小さく揺れるその豊かな双丘は、何時だって俺の視線を釘付けにしてくるのである。
「リョウの視線……、すごくえっち……♡」
「そ、そりゃあね……。というか、キャミソールとか着てなかったの?」
「あれ着るとブラウスがきつくなっちゃったから脱いだの。このブラウス結構厚手だし、それにブレザーも羽織ってるから大丈夫だと思って」
「なるほどね。見た感じ透けてはいなかったし、大丈夫だと思うよ、俺も。んで、ここからどうするの? せっかくの制服エッチだし、これ以上は脱がないでしょ?」
「そうだね♡ ブラウスとスカートはこのままが良いよね♡ じゃあ、ブラだけ外すね♡」
するとユリシアは両手を背中に回してブラのホックをさっと外す。カチッという音とともにブラのカップ部分がユリシアの乳房から離れる。ぽよんと小さく上下に揺れる双丘が眩しいです。
なんて思っていると、俺の目前に露わになったユリシアの二つの果実が再びブラによって隠されてしまった。何故かユリシアは、再度ブラを付け直してしまったのである。きっとこの時の俺は非常に情けない顔をしていたことだろう。
「「そんなに悲しそうな顔しないでよ……♡ 大丈夫、見せてあげるから♡」
そう言うとユリシアは、付け直したブラをぐいっと上に引っ張り上げた。すると当然、ずらされたカップの向こうからはユリシアの乳房が顔を覗かせるわけで……。俺は再び露わになったユリシアの白くて大きな乳房に目を奪われてしまう。先ほどよりも幾分か大きくぶるんと揺れたユリシアの胸の先端には、限界まで勃ち上がった桃色の乳首が解放されたことを喜ぶようにぷるぷると震えていた。
「んしょっと……♡ ふふっ♡ こっちの方がえっちじゃない?」
「ま、まぁ……確かに……」
ブラを首元までずり上げたユリシアは、無邪気な笑みを浮かべながらそんなことを言ってくる。表情とセリフのミスマッチ感もやっぱり最高だ。
いつもユリシアは全裸になって俺と交わることが多かったから、着衣したままところどころ露出している今の姿は俺に新鮮な感覚を与えてくれる。
「んああっ……♡ リョウの視線、気持ち良い……♡」
「じゃあ、もっと気持ち良くしてあげないとな」
俺はそっとユリシアの露出した胸に手を這わせ、片方の手で片乳を揉みしだきながらもう片方の指を使って反対側の膨らみの先端の蕾を優しく摘む。
「あんっ……♡ んあああっ……♡」
それだけでユリシアは甘い鳴き声を上げる。既にユリシアの秘部からは相当量の愛液が分泌されているようで、俺のズボンはぐっしょりと濡れていた。恐らく、ユリシアが履いていたパンツはもうその役割を果たせないくらいびしょびしょなのだろう。
ユリシアの身体のあちこちから放出される甘酸っぱい匂いが俺の鼻孔をくすぐる。俺の一物は限界突破するくらいの勢いでそそり勃っており、今にもズボンを突き破って飛び出してきてしまいそうだった。
「ふぁうぅ……♡ あぁんっ……♡ リョウのおちんちん……、苦しそうだね……♡ 可哀そうだから、今すぐに開放してあげるね……♡」
ユリシアはそう言って俺のズボンのファスナーを下ろすと、そのまま下着を下に引き下げて俺の一物を外界に解き放った。ボロンという音が聞こえてきそうなくらい勢いよく社会の窓から飛び出した俺の一物の先からは、透明なカウパー腺液がどろどろと溢れ出していた。
「んんんっ……♡ ふわぁ……♡ この匂い……、大好きなの……♡」
ユリシアはすんすんと鼻を鳴らして、俺の一物から漂う男臭を吸い込んでは、熱っぽい吐息を漏らし恍惚とした表情を俺に見せてくる。そんなユリシアの様子に、俺は喜びの感情を覚えてしまう。我が愚息もぴくぴくと喜びの舞を踊っていた。
「はぁ……♡ はぁ……♡ じゃあ……そろそろしよっ……♡ んいしょっ……♡」
するとユリシアは履いていたスカートをめくり上げ、ぐしょぐしょに濡れた桃色のパンツをさらけ出す。その瞬間、ただでさえ強かったユリシアの雌臭が一層強さを増した。それにより、俺の一物の先端からはさらに大量のカウパー腺液がこぽりと染み出てきた。
ユリシアはするすると俺に近づき、やがて俺の胸板にむにゅりとユリシアの二つの果実が押し付けられた。ブレザー越しでもユリシアの硬く尖った乳首の感触が鮮明に伝わってきた。
「んああんっ……♡ わたしのおまんこ……、もうこんなに濡れてる……♡」
そう言いながらユリシアはパンツのクロッチ部分をくいっと横にずらして性器を露出させた。今の俺の顔の位置だとその全容までは見ることができないが、ビンビンに勃起し大陰唇の隙間からちょこんと顔を覗かせたクリトリスは何とか視界に収めることができた。
充血した濃いピンク色のユリシアのクリトリスは、刺激を求めるようにふるふると揺れ動いているように見えた。
俺は思わずそれに手を伸ばそうとした。だが、それより早くユリシアが俺の一物を掴んだ。それから軽く腰を浮かせて掴んだ一物の先端部を濡れた秘裂にあてがった。くちゅりという淫靡な水音が互いの粘膜の間で奏でられる。
「んんううぅぅああああああああッッ♡♡♡」
間髪入れずに、ユリシアはそのまま腰を下ろして俺の一物を膣内に迎え入れた。一瞬にして根本まで咥え込まれた我が一物の先端は、ユリシアの膣最奥部をこつんと一突きした。それだけでユリシアは軽く絶頂したらしく、ぶるりと大きく身体を震わせて嬌声を上げた。
すると、ユリシアの絶頂に合わせて膣壁がぎゅっと引き締まり、咥え込まれた我が一物は強く圧迫されて一気に射精準備を整えてしまった。
「んくうぅぅぅ……、もう……出る……、うあああああああああッッ!!!」
ユリシアの子宮口に亀頭を押し当てたまま、俺は鈴口から子種汁を放出する。うん、溜め込んでいたのだから仕方ないだろう。
「ふあああ……♡ 出てるぅ……♡ リョウの精液……、わたしの奥にいっぱい出てるぅ……♡ すっごく熱いよぉ……♡」
「ご、ごめんよ……。ちょっと我慢できなかったわ……」
「良いよ♡ だって、まだ終わる気なんてないもん♡」
「ははっ、まぁそうだろうな。俺も、まだ満足できてない」
「うん♡ それじゃあ、わたし動くね♡」
そう言うとユリシアは、両脚をしっかりと床につけてゆっくりと膝の屈伸運動を始めた。いつの間にか靴は脱いでいたらしい。
「んあっ……♡ あんっ……♡ んうんっ……♡ しゃいこう……♡ これ……しゅごくきもひいいよ……♡」
「んあぁ……、そうだな……。俺も……滅茶苦茶気持ち良い……」
ユリシアの上下運動は徐々に早さを増し、それに比例してぐちょりぐちょりというはしたない水音も少しずつ大きくなっていく。鼓膜を震わせる度に快感が増幅されていくようだった。
ユリシア一人に任せるのは心苦しくもあったので、何とか俺も腰を動かしてユリシアに加勢しようと思ったのだが、あまりの気持ち良さに俺の腰はただただがくがくと震えるだけで微かにしか動いてくれなかった。
「ああああんっ……♡♡ んふふっ……♡ 無理……しにゃいで……、ひゃんっ……♡ 良いんだよ……、んあんっ……♡ 今日は……、わたひが……、あああんっ……♡ わたひがリョウをきもひよく……してあげりゅ……、ひゅうんっ……♡ してあげるからね……♡♡」
既に呂律が回らなくなってしまっているユリシアだったが、そんな献身的な態度を見せられてしまうと、俺は何も言えなかった。
だから今日は、ユリシアの言葉に甘えて気持ち良くしてもらおう。たまには最初から最後までユリシアにリードされるのもありだよな。
「んおおっ……、ユ、ユリシア……、今日は一段と絞めつけが強いんじゃないか……? んおああっ……」
「しょうかにゃ……♡ わたひ……、今日はいちゅもより興奮……してるからかにゃ……♡ んんああああんっ……♡♡ きゅうんっ……♡」
「んくぅ……、ユリシアが興奮してるのはいつものことだろ……」
「んやあんっ……♡ しょ、しょうだけど……、今日はしょれ以上にゃんだよ……♡ んふぁああんっ……♡ んああああ……♡ またイッひゃいしょう……♡ んあっ……♡ んああっ……♡ くりゅ……♡ くりゅ……♡ くりゅうううう……♡ あっあっあああああああああああああッッ♡♡♡」
可愛らしく絶叫しながら、ユリシアは再び快楽の頂点に登りつめたようだった。びくりびくりと痙攣しながらも、屈伸運動は止まらなかった。
俺も、もうすぐそこまで射精の気配が近づいてきていた。ユリシアの腰振りによって齎される極上の快感に身を委ね、俺は射精の時を待っていた。
「んああっ♡ んああんっ♡ リョウのおちんちんが……、わらひのおまんこの奥……ゴリゴリってしてくりゅの……♡ あぁん……♡ はあぁんっ……♡ しゃっきイッたばっかりにゃのに……、わたひまたイキしょうにゃの……♡」
「俺も……、俺もまたイキそうだよ……、んああっ……。ユリシアの中……、トロトロで気持ち良すぎて……」
「良いよ……♡ 出ひて……♡ わたひの奥にまた……、リョウのしぇいえきいっぱいほしいにゃ……♡ んにゃあああんっ……♡ んひゃあああああんっ……♡」
そうしてユリシアはラストスパートと言わんばかりの勢いで腰を大きく上下させ、膣壁全体で俺の一物を扱き上げてくる。根本から亀頭までを膣襞で満遍なく撫で回され、俺の頭の中で何かが弾けるような感覚を覚えた。
「ッッッ~~~~~!!!」
気づけば、俺は再びユリシアの膣最奥部に大量の精液を吐き出してしまっていた。もはや俺は声すら上げることができなかった。
「んあひゃあああああっ……♡♡ うああああああああああんッッ♡♡♡」
ほとんど同タイミングでユリシアもオーガズムに達し、家じゅうに響き渡るほどの大きな嬌声を上げ、俺の一物を股間に突き挿したまま身体を仰け反らせていた。
俺の一物は膣壁に思い切り締め上げられ、尿道に残った精液まで余さず搾り取ってきていた。それもやがて緩み、それと同時に俺はユリシアの身体を抱きしめたまま背中から倒れ込んでしまった。
「はぁ……はぁ……はぁ……、あー、マジすごかった……」
「ふぅ……♡ んふぅ……♡ んはぁ……♡ えへへ……♡ 良かった♡ リョウ、すっごく気持ち良さそうな顔してたよ♡」
「あんなの、気持ち良くないわけがないって。ありがとな、ユリシア」
「んえへへぇ♡ 嬉しい♡」
「ちょっと休憩したら昼飯にしようか」
「そうだね♡ じゃあ、あとちょっとだけこのままでいさせてね♡」
そうして俺たちは抱き合ったまま乱れた息を整え、少ししてから起き上がり、いつもの如く浄化魔法を駆使して汚れた個所を綺麗に掃除した。
それから着替えるために各々自分の部屋に戻った。幸い、制服が皴になってしまっていたりはしなかったようで安心した。汚れは取れても、できてしまった皴まで魔法でどうにかできるかは分からなかったのでな。
俺はさっと普段着に着替えると、そのまま部屋から出て一階のキッチンに急いだ。時計を確認したところ、時刻は既に13時を回ってしまっていたからな。早く昼飯を作ってしまわねば。
そうして10分ちょっと経った頃に、簡単な昼飯が出来上がった。それとほぼ同時に、ユリシアがリビングに顔を出した。のだが……
「……ユリシアさん、いろいろと説明していただきたいんですが……」
「んえ? 何が?」
「その恰好だよっ! なんでブラウス一枚なんだよ!」
「なんか、着替えるの面倒になっちゃって♪ こうして前を開いておけば全然きつくもないしね♪」
あろうことかユリシアは、先ほどまで着ていた学院指定の白ブラウスのみの姿でリビングに現れたのである。しかも、ボタンを留めることもせず。
「というかさぁ……、下まで脱ぐ必要なくね? せめてパンツは履いとけよ」
「パンツ、びちょびちょだったから♡」
「クリーンでどうにでもなるでしょうに……。まぁ良いけど。くれぐれも風邪だけはひくなよ?」
「はぁい♡ なんだかんだ優しいんだから、リョウは♡」
優しいと言われて思わず頬が緩みそうになるが、ここはぐっと表情金に力を入れて堪える。
「それと、ブラウスのボタン、下三つくらいは止めとけよ。気になって仕方がない」
「あっ、もしかしてリョウ、また興奮してる? なら、もう一発ヤっとく?」
「ヤりません。ってか、どんだけ元気なんだよ……」
「だって、これまでも一日に何回もセックスしてきたじゃん♡ だから、リョウとは一日三セックス……ううん、五セックスが身についちゃったんだよ♡ ほらほら、ご飯前にもう一発ヤっちゃおうよ♡」
「だから、ヤりません。冷める前に飯食うぞ」
「ぶー、リョウってばつれないなぁ。まぁ良いけどね」
むくれるユリシアをダイニングテーブルの席に座らせ、俺たちは遅めの昼食タイムにしゃれ込むのだった。きっと昼飯を食べ終わったら、またユリシアとおっぱじめるんだろうなぁ。
俺の対面の席で美味しそうにご飯を頬張るユリシアのほとんど剥き出しのおっぱいに視線を向けながら、俺は昼食後のユリシアとの行為に思いを馳せていた。もちろん、俺の愚息はユリシアに負けないくらい元気だった。
*
昼食を済ませ洗い物も終えて、俺とユリシアは揃って二階に上がり、俺の部屋にて本日二回目のセックスに励んだ。今日一日はユリシアがリードする、ということになっていたので、二回目のセックスも基本的にユリシアに委ねた。
結論から言うと、最高に気持ち良かった。先ほどの行為よりもさらに大量の精液をユリシアの中に注いでしまったよ。騎乗位が癖になりそうだ。
そんなわけで俺たちは一度休むことにしたのだが、
「あ、あれっ!? 嘘っ!?」
突然ユリシアがそんな声を発した。
「ど、どうした? 何かあったのか?」
「な、ないの……。昨日買ったくるみんのベストアルバム……」
昨日のデートで購入したものを確認していたユリシアが、泣きそうな表情でそんなことを言ってきた。楽しみにしていた分、余計に残念がっているのだろう。
けど、俺はCDがないということとは別の理由で驚き固まってしまっていた。
「えっ、今更!? 昨日のうちに気づかなかったの!?」
「だ、だって、昨日はリョウとのコスプレエッチに夢中になってて……」
「お、おう……。そういえばそうだったな」
改めてコスプレエッチとか言われると恥ずかしくなってくるな。
「ねぇ、どうしよう……。何処かに落としてきちゃったのかな……?」
「まぁ、そうだろうな。んでもって、有り得る場所としては昨日ライブの後に寄った神社だろうな」
「あっ、確かにその可能性が高いかも。ね、ねぇ……、リョウ……」
「分かってるって。今から取りに行きたいんだろ? そんなら、早く部屋戻って家出る準備して来い」
「う、うん、分かった。ありがとう、リョウ……♡ んっ……♡ ちゅっ♡」
不意打ちだった。まさかこのタイミングでキスされるとは思っていなかったので、俺は呆然としてしまう。
その間にユリシアは部屋から出て行ってしまう。普段は濃厚接触ばかり求めてくるユリシアからのちょっと控え目なキスは、俺を悶えさせるのには充分な破壊力を持っていた。
それから少しして落ち着きを取り戻した俺は、すぐに外出用の服に着替えて、必要なものだけ鞄に詰めて部屋を後にした。
丁度良くユリシアも部屋から出てきたので、俺たちはそのまま一緒に階段を降りて玄関に向かい、靴を履いて家の外へと繰り出した。
少し速足で最寄り駅まで向かい、電車に乗って昨日のライブ会場があった駅を目指す。その間もユリシアはそわそわしてしまっており、落ち着かせるのが大変だった。
そうしているうちに目的の駅に到着した俺たちは、その足で昨日の神社へと向かった。結構奥まったところにあって人もいなさそうだったから、たとえそこにCDを忘れてしまっていたとしても誰かに持ち去られているということはないだろう。
一応、そのことについてユリシアにもそれとなく伝えてみたのだが、それでもやはり不安なのかユリシアはそわそわしっ放しだった。
というわけで俺たち二人は、昨日も訪れた小さな古びた神社へとやってきた。するとユリシアは突然駆け出し、奥へ奥へと突き進んでいってしまった。俺は慌ててその後を追いかける。
「ちょっ、ほとんど全力疾走じゃねぇか!? 必死すぎだろ……」
一刻も早く見つけ出したいのか、ユリシアは今出せる力を総動員し、狭い神社内を颯爽と駆け抜けていく。あの超人的なスピードを他の人間に目撃されたらどうするつもりなんだ……と考えてしまうが、恐らく今のユリシアには届かないだろう。
「あっ、良かった! あった!」
昨日二人で交わった樹木の裏まで到達したユリシアは、嬉しそうな声を上げながら地面に落ちていた袋に飛びついた。
だが、勢いが勢いだったので、ユリシアはそのままゴロゴロと地面の上を転げ回る。まぁ、あの程度でユリシアが傷を負うはずもないだろうから特に心配はしていないけど、履いていたのがスカートだった所為でその奥の領域が丸見えになってしまっていた。
「いや、なんでノーパンなんだよっ!」
「んむっ……ぐえっ……。え、えへへ……、履き忘れちゃってたみたい、てへっ♡」
ようやく勢いが収まったらしく、ユリシアは状態を起こし片手でスカートを元に戻し、ぺろっと舌を出して恥ずかしそうにはにかんでいた。
俺はそんなユリシアに半眼を向けると、慌てて周囲の様子を探る。もし俺たちの他に誰かいたらまずいと思ったからだ。
すると、すぐ近くの茂みがガサガサと揺れた。俺とユリシアは二人してびくりと肩を震わせ、じっと揺れ動く茂みに視線を向けた。マ、マジで誰かいたのか……? となると……、証拠隠滅は致し方ない……よな。理由がどうであれ、俺以外の人間……特に男がユリシアのあられもない姿を見ることは万死に値するからな。
俺とユリシアが怯えながら見守る中、ついに茂みの奥から在任が姿を現し……
「「あれ?」」
茂みの奥から跳び出してきたのは……、人ではなかった。思わず俺とユリシアは揃って気の抜けた声を漏らしてしまった。
「……」
そんな俺たちを他所に、茂みから飛び出してきた存在……銀色の毛並みを持った野生の狐は、落ち着きを孕んだ様子でこちらをじっと見つめ返してきていた。