異世界帰りのハイスペック勇者様は、一緒に連れ帰ってきた最愛の狐耳少女(パートナー)と平凡で穏やかなイチャコライフを送りたい! ~微コミュ障でオタクな最強タッグのあまあMAXな共依存物語~ 作:室谷 竜司
朝起きたらユリシアが超絶甘えん坊モードになっていたんだが……。この狐、悪夢に魘されること多くない?
「んっんっんっ……♡ んあっんあっんあっあっ……♡ ひゃうんっ……♡ ひにゃんっ……♡ あぅんっ……♡♡ リョウぅ……♡ リョウぅぅ……♡ 気持ち良いぃ……♡ んにゃんっ……♡」
ちゅんちゅんという小鳥の囀りに紛れて俺の名前を呼ぶ声が聞こえる。恐らく……というか絶対ユリシアのものだろう。
その声は艶めか市区、そして切なげに響いている。俺はそんなユリシアの声に引っ張られるように、少しずつ意識を浮上させる。
やがて身体の感覚も少しずつはっきりしてきた。すると自然、俺の身体の一部分が温かくぬめぬめしていて気持ちの良い感覚に包み込まれていることを理解し始める。
また、先ほどまではユリシアの切ない声がぼんやり聞こえていただけだったのだが、覚醒し始めた俺の聴覚はそんなユリシアの艶やかな声だけでなく、ぐちゅぐちゅというはしたない水音も拾ってきた。
今日も今日とてユリシアは眠っている俺にフェラチオしながら、俺の手で自分を慰めているようだ。まぁ、毎日のことなので驚くようなことでもない。というか、朝の日課としてあまりに当たり前のことになりすぎていて、むしろやってくれていない方が違和感だし不満を覚えてしまうだろう。
けど、なんか今日はいつもとは少し違うようにも感じていた。というのも、意識がはっきりし始めても、俺の手がぬめっとした粘膜の感触に触れている感覚が伝わってこないのだ。
「んひぅぅぅっ……♡ ああああうううっ……♡♡ リョウぅぅ……♡ リョウぅぅぅぅ……♡♡ だいしゅきぃぃ……♡ んああああああ……♡ ひやあああああ……♡♡」
それに、何だかユリシアの声がいつもよりも近くに聞こえる。またそれだけでなく、フェラチオ……というより、何かを口に咥えている時特有の少しくぐもったような声でなく、ユリシアははっきりとした嬌声を漏らしているように感じたのである。
そんな違和感に頭を悩ませているうちに、俺の意識にかけられていた靄はさらに薄らいでいく。そこで俺は、自分の身体にかかる重みにようやく気がついた。もしかして、ユリシアは今フェラチオをしているわけではない……のか? だって、フェラチオをしている時、ユリシアは基本的に俺の両脚の間に身体を割り込ませているから。
となると、今h俺はユリシアの女性器と直接つながっている……ということなのだろうか。ふむ、俺が目覚める前からセックスを始めるなんて、少し珍しい気がする。もちろん、嫌というわけではない。ユリシアとのセックスを不満にだなんて思うはずがないだろう。気持ち良いんだし。
「ひうううううううううッッ♡♡♡ うあっ……♡ あああっ……♡ んうっんうっんううううううううっ……♡♡ もっとぉ……♡ もっといっぱい……気持ち良くにゃるのぉ……♡ リョウ……♡ リョウ……♡んちゅっ……♡ ちゅぷっ……♡ ちゅるるっ……♡ んんんんんぅぅぅぅぅ……♡ ふにゅうううううう……♡♡」
大分鮮明になった頭でそんな考察をしていると、不意に俺の唇に温かな感覚が伝わってくる。ユリシアにキスされたようだ。
もちろん、ユリシアが唇を触れさせるだけで終わるわけもなく、そのまま俺の唇を自らの舌で押し開き、それから俺の口内を無我夢中で舐め回し始める。口内粘膜のあちこちを舌尖で撫でるように舐められ、俺の中の快感メーターが増幅する感覚を覚えてしまう。
多分、唇や舌にも魔力を纏わせているのだろう。それにユリシア自身のディープキステクニックをかけ合わせれば、そりゃこれだけ気持ち良く感じるはずだわな。
そして、俺は今の快感により完全に目を覚ました。そして、目を開く前に俺の口内で暴れ回るユリシアの小さな舌に自分の舌を絡め、そのまま思い切り吸引してやる。当然、こちらも魔力を纏わせて。
「んんんっ……♡ んんんんぅぅ……♡ んあああああ……♡ んちゅるるるるっ……♡ んむぅぅぅぅ……♡ んじゅるっ……♡ んちゅぷぷっ……♡ んはあああああ……♡ んにゅうううううう……♡ ちゅぽっ……♡」
「んちゅっ……じゅるるっ……、ちゅぱっ……。おはよう、ユリシア」
存分にお互いの舌を味わい尽くした俺たちはどちらからともなく唇を放す。それから俺は閉じたままだった瞼をゆっくり開き、眼前のユリシアの瞳を見つめながら朝の挨拶をする。
「わあ、リョウ起きたぁ……♡ えへへ……♡ おはよう、リョウ……♡ だいしゅきぃ……♡ えへへへへ……♡♡ しゅりしゅりぃ……♡ んんっ……♡ んひぅんっ……♡ えへへ……、んえへへへへ……♡♡」
俺が目を覚ましたことを確認したユリシアは俺に挨拶を返すと、そのままノータイムで俺の頬に自分の頬を擦りつけながらにへらと笑みを溢す。その間もユリシアの腰の動きは止まらず、膣内に突き挿さったままの俺の一物に刺激を加え続けている。
それと同時に、自分自身も感じているようで、ユリシアの甘ったるい嬌声が俺の耳元で響く。間近から聞こえるユリシアの喘ぎ声に、覚醒したばかりの俺の脳はぐちゃぐちゃに掻き乱されてしまう。
「んうんっ……♡ ひにゅんっ……♡ リョウぅ……♡ リョウぅぅ……♡ おちんちん……今日もとっても硬くて……あっちゅくて……気持ち良いよ……♡ えへへ……♡♡ んんんぅぅ……♡ ああああううう……♡ はぁぁぁぅぅぅぁぁぁ……♡♡」
ユリシアの甘い声が流し込まれる度に、俺の脳内は少しずつ桃色に染め上げられていく。それが徐々に俺の身体の感覚を鋭敏にしていく。感度が高まった俺の一物は、微弱な膣襞のうねりだけで大きな快感を与えられ、ビクビクと膣内で跳ね躍る。
けど、気持ち良さを感じる一方で、俺は今日のユリシアの態度に違和感も覚えていた。なんか、いつも以上に甘えん坊度が強い気がする。何というかこう、すがるような態度というか何かに怯えているというか……、そんな感じの雰囲気を今のユリシアは醸し出している。
もしかして、また何か怖い夢でも見たのだろうか? こちらの世界に戻ってきた日の夜のように。
怖さや悲しさを紛らわすために、ユリシアは前戯もそこそこにいきなり俺と繋がった……。多分、そういうことなのだろう。
そう考えた時、俺の腕は自然と動いていた。俺の身体の上に重なっているユリシアの身体を両腕でしっかり抱きしめ、それからすべすべとしていて肌理細やかな剥き出しの背中を優しく撫で摩る。
「んぅ……♡ んあっ……♡ リョ、リョウ……?」
「何か、怖い夢でも見たのか?」
「あ……、分かっちゃう……よね……。うん……、ちょっとだけ……嫌な夢……見ちゃったんだ……」
俺がそう問いかけると、ユリシアは弱弱しい笑みを浮かべながらこくりと頷いた。やはり、昨晩変な夢に魘されてしまったようだ。
ユリシアの顔をよく見ると、目の周りが少し赤く腫れていた。ということは、泣くほど怖い夢だったということか。
まさか、あの朱鷺みたいに俺がユリシアを裏切るとか、そんな内容の夢だったりしないよな? ちょっと嫌な予感がする……。
「なあ、ユリシア。その夢の内容って、聞いても良いか?」
「えっ……」
「もちろん、嫌なら話す必要ないぞ?」
もし、ユリシアの夢の中で俺がまたユリシアを裏切っていたらどうしよう……とは思いつつも、やはり気になってしまいユリシアにそんな質問を投げかけてしまう。するとユリシアは驚いたような反応を見せたので、無理に話す必要はないと付け加えておく。ユリシアの嫌がることはしたくない。
「ううん、大丈夫。その……、怒らないで聞いてほしい……」
だが、ユリシアは首を振ってそう言葉を返してきた。どうやら、話してくれるようだ。俺は"怒らないで"というユリシアからのお願いに頷き、続きを促した。
「えっとね……、なんでこんな夢見たのかわたしにも分からないんだけど……」
ユリシアは一言そう前置きすると、昨晩自分が見た夢の内容についてぽつりぽつりと話し始める。
「夢の中でね……、わたしとリョウとアザミが話をしてたの……」
「薊美さんもいたの?」
「うん……。まぁ、お話というより、アザミとわたしが口喧嘩してる感じだったんだけど……。喧嘩の内容はリョウの取り合い……」
……この時点で俺は何となく察してしまった。はぁ、予感的中というか何というか……、また俺の裏切りエピソードじゃないか……。ユリシアの夢の中の俺、なんか残酷過ぎない?
っと、待て待て。このタイミングで話の内容を決めつけるというのは、流石に早計というものだ。もう少し聞いてみよう。
「それでね……、リョウはわたしとアザミ……、どっちが良いの?……って話になってね……」
「うん……」
「リョウは、わたしじゃなくてアザミを選んだの……」
案の定かっ!! やっぱりそういう話じゃねぇかっ!! 本当、夢の中の俺、酷すぎるだろ!! 現実の俺と全然違いすぎる……。
「リョウ……、わたしを選んでくれなかった……。よりによってアザミを選んだ……、うぅ……うぅぅ……くすん……んうぅ……」
そう言うと、ユリシアは耐えきれなくなったのか声を震わせ始め、そして嗚咽を漏らし泣き始めてしまう。俺の顔の真上にユリシアの顔があったので、こぼれ落ちた涙はぽたぽたと俺の顔の上で弾けていた。
俺は慌てて震えるユリシアの身体を強く抱きしめ、現実は夢とは違うと講堂で訴えかける。
「ひっく……ぐすっ……ううう……うえええええん……、わたし……またリョウに……捨てられちゃったよぉ……、うあああああん」
「大丈夫、大丈夫だ。俺はちゃんとここにいる。夢の中みたいにユリシアを裏切ったりはしないから。だから、泣かないで」
「うん……、分かってる……。リョウはそんなことしないって分かってる……。分かってはいるけど……、夢なのは理解してるけど……、それでもやっぱり悲しいものは悲しい……、うううう……ひっく……ひっく……」
ユリシアは俺の肩に顔を埋めてなおも嗚咽を漏らして泣き続ける。俺はそんなユリシアの背中と後頭部をそっと撫でながら、"大丈夫"と何度も言葉をかける。もちろん、これが気休めにしかならないことは充分理解している。それでも、何も言わないよりかは全然マシだろう。
多分ユリシアはあの時の夢以上に悲しい思いをしてしまったのだろう。全開の夢は、まだ俺とユリシアが結ばれていない時の話だった。その時ですらユリシアは相当悲しい思いをしていた。
けど、話を聞く限り今回の夢は俺とユリシアが既に結ばれた後の話だろう。つまり、今回のユリシアの夢の中の俺は、元々ユリシアと付き合っているはずなのに、何故か薊美さんに乗り換えた、というわけだ。
改めて思うが、ユリシアの夢の中の俺、マジでクズすぎないか? というか、あれだけユリシアラブだったはずなのに、よくそんなあっさりユリシアを裏切れるよな。俺には考えられん。
「悲しかったよな。辛かったよな。夢の中とはいえ、酷いことしてごめんな、ユリシア。でも、現実の俺はちゃんとお前の傍にいる。そんな酷いことしない」
「ひっく……、ううん。リョウは謝らなくて良いの……。夢の中のリョウとここにいるリョウは別……。リョウは悪いことなんて何もしてないの……」
「ありがとう、ユリシア」
「こちらこそ、ありがとうなんだよ……。それと、ごめんなさい……、泣いちゃって……。ひっく……うう……。でもね……、リョウのこと信じてないわけじゃないんだよ……」
「それこそ気にしなくて良い。そんな夢見たら、悲しくなるのは当然だよ。ユリシアが俺を信じてくれているのは俺も分かってるから」
お互いに強く抱きしめ合い、俺とユリシアは言葉をかけ合う。悲しいという感情を抱きながらも、ユリシアがちゃんと俺を信頼してくれているというのは充分伝わってきていた。だから俺は、前回のように説教をかましたりはしない。今の俺がやるべきことはそんなことじゃないのだ。
「ユリシア、顔上げて」
「んえ……? う、うん……、ひっく……ひっく……」
ユリシアはすんすんと鼻をすすりながら俺の言う通り肩に埋めていた顔を上げてくれる。涙で潤んだ碧の瞳があまりに綺麗で、俺の視線は思わずその碧に吸い寄せられてしまう。例えて言うなら……そうだな……、夜の海に星光を散りばめたような美しい輝きを、今のユリシアの瞳は放っているのだ。これを綺麗と思わない奴などいないだろう。
その碧の瞳からこぼれた雫が、真下にある俺の顔を次々と濡らしていく。ユリシアの涙はまだ止まらない……。
それから、俺は少し目線を下に下げる。するとそこには薄桃色の小さな唇……。半開きになったその可愛らしい唇の隙間からは、吐息とか細い泣き声が入り混じって漏れ出ている。早くその鳴き声を止ませたい。
俺はそんな一心で、その小さな唇に俺の唇を押しあてた。漏れ出る嗚咽を俺の唇で無理矢理堰き止める。
「んむっ……♡ んんっ……♡ ふえ……?」
軽く触れさせた唇をすぐに放す。そして再び、俺はユリシアの瞳を覗き込む。ユリシアは何が何だか分からないというように呆けた声を漏らした。
「何不思議そうな顔してるんだよ。いつもやってることじゃないか、キス」
「えっ、あっ……、えっ……」
「ユリシア、大好きだぞ。んんっ……」
「んあっ……♡ んんっ……♡ ちゅっ……♡ んっ……♡」
俺は再びユリシアの唇を塞ぐように自分の唇を重ね合わせる。ユリシアは未だに混乱していたが、二度目の俺からのキスを受けるとどうやらエンジンがかかり出したようで、徐々に積極性を増し、自分からも俺の唇をついばみ始める。
ちゅぱっ、ちゅぱっというキス音が二人の唇の間で奏でられる。その音を聞いてさらに激しさを増す俺たちのキス。
「んっ……ちゅっ……じゅるっ……んじゅぷっ……」
「んんぅ……♡ じゅるるっ……♡ ちゅぴっ……♡ ちゅぷっ……♡ ちゅぷぷっ……♡」
気づけば俺たちはお互いに舌を絡め合わせていた。吸っては吸われ、舐めては舐められを繰り返す。激しい愛情を舌に乗せてぶつけ合う
それはユリシアも同じなのか、先ほどまでは寂し気に細められていたユリシアの瞳が少しずつ熱を帯び、とろんと目尻を下げ始めていた。未だに涙の膜は張っているが、それがより艶めか視差を強調しているように俺は感じた。
「んんんっ……んじゅるっ……、ぷはぁ……」
「んっんっんあっ……♡ んむぅぅ……♡ ちゅぱっ……♡」
そうして俺たちは最後にぐっと力を籠めて唇を限界まで押しつけ合い、それから結ばせていた互いの舌を解き唇を放した。二人の唇の間に架かる銀色透明の細い橋が俺たちの愛戦の激しさを物語っていた。
その銀色の橋がぷつりと途切れ、重力に従って俺の顎の上に垂れ落ちてくる。そこで俺は自分が息を止めていたことにようやく気がつき、半開きにしたままの口から思いきり酸素を取り込んだ。
「はぁ……はぁ……ふぅ……ふぅ……」
「んはぁ……♡ んふぅ……♡ んひゅぅ……♡ はふぅ……♡」
どうやらユリシアも俺と同じようにずっと息を止めてしまっていたようで、俺の身体の上で顔を真っ赤にしながら口を開いて空気中の酸素を勢いよく肺内に取り入れていた。
二人の激しい呼吸音が重なり、より大きな音を響かせる。ユリシアが呼吸をするたびに、俺の胸の上で潰れる重量感のあるユリシアの乳房がむにむにとその形を変える。ユリシアの乳房がどれほど柔らかいのかがよく分かる。いやまぁ、いつも触っているから元からその柔らかさは知っているんだけど。
さらに、ユリシアの乳房が形を変えるごとにコリコリした乳首の当たる位置も変わっているのが分かった。俺の胸の上でころころと転がるように動き回る硬い乳首の感触が実に心地良い。
「んんぅ……♡ はぅぅ……♡ 呼吸……する度に……乳首擦れて……♡ あんっ……♡ んやんっ……♡ はぁ……♡ ふぅ……♡ ふにゅぅ……♡♡ これ……気持ち良い……♡ んにゃんっ……♡ あんっ……♡」
そんな言葉を嬌声混じりに漏らし、ユリシアは俺の身体の上で身もだえる。頻りに深呼吸を繰り返し、乳首が俺の胸に擦れる感覚を楽しんでいるようだった。
その様子を見ながら、俺はほっと安堵の息を漏らす。良かった、ユリシアの寂しい気持ちを紛らわすことができたようだ。涙もすっかり止まっていた。
「んふぅ……♡ んはぁ……♡ リョウ……、わたしも……リョウのこと……大好きだよ……♡ えへへ♡」
「うん、知ってる。けど、俺のユリシアに対する気持ちに比べたらまだまだだよ、ユリシアなんて。はぁ……はぁ……」
「んひゅぅ……♡ んにゅぅ……♡ ふーん、そういうこと言っちゃうんだぁ♡ んあんっ……♡ ひにゃんっ……♡ でも残念♡ リョウの愛情なんてわたしの愛情の大きさの前じゃまだまだ小さすぎるんだよ♡ わたしの方がずっとリョウを愛してるの♡ それは覆せない事実なの♡ そういう運命なんだよ♪」
「へぇ、ユリシアこそ、なかなか面白いことを言うじゃないか。俺は勇者だぞ? そんな運命なんて余裕で覆せる存在だぞ?」
俺は不敵な笑みを浮かべながら眼前のユリシアの顔をじっと見据える。ユリシアも負けじと力強い眼差しで俺の瞳を覗き返してくる。
「勇者って言っても、所詮"元"でしょ? 今のリョウは、金髪淫乱女狐の恋人の、強くて頭も良くてカッコ良いだけの、ただの一般人じゃない。そんな元勇者様が、ずっと前から育んできたわたしの量への溢れるくらいの愛情を超えられるの?」
「も、元とはいえ、勇者であることに変わりはない。勇者の前に不可能なんて文字はないんだよ」
ユリシアのそんな言葉に、俺は思わずにやけそうになってしまう。貶されているような言葉だけど、実のところただただユリシアのストレートな愛情をぶつけられているだけなのだ。その言葉は俺を喜ばせるには充分すぎた。
けど、雰囲気的にデレデレしたら負け化と思ったので、俺は緩みそうになる表情金をぐっと引き締めてユリシアに強気な言葉を返す。
「えへへ♪ちょっと声震えてるよ? やっぱり自信ないんでしょ? そりゃそうだよね。だって、わたしの気持ちは誰にも負けないくらい大っきいもん♪流石のリョウでも、わたしの愛情には勝てないもんね♪」
「ははっ、決めつけは良くないなぁ。もしかして、俺に負けるのが怖いから、そうやって言葉巧みに俺を先導して逃げようとしてる? 残念ながら、俺はそんなんじゃ騙されないんだよなぁ」
「逃げる? なんでそんなことしないといけないの? だってわたし、リョウと真正面からぶつかっても負ける気してないんだよ?」
「それなら、どっちの気持ちがより大きいか、今ここではっきりさせておくか」
「別に良いけど、負けても知らないよ?」
ユリシアがニヤニヤした表情で俺の顔を覗き込んでくる。俺も自信たっぷりの笑みを顔に貼りつけ、悠然とユリシアの瞳を見返す。
そろそろお互いに余裕がなくなってきていた。先ほどからユリシアの膣内に挿入されたままの俺の一物はぬるぬるとした襞の感触を受けてずっと痙攣を繰り返している。正直、むずむずしてしょうがない。
ユリシアはユリシアで、荒い息を吐きながら身体を前後左右にゆらゆらと揺り動かし、感部を俺の身体に擦りつけて微弱な刺激を自分に与え続けていた。俺の視界に映る狐耳はぴょこぴょこと忙しなく動き、まるで俺たちに"早くしろ"と訴えかけているようだった。
ユリシアの熱く甘い吐息が俺の頬を撫でる。その吐息が俺の中の興奮値をぐんぐんと引き上げていく。その興奮が俺の一物をさらに硬くし、ユリシアの膣道を微かに押し広げる。それを受けてか、俺の胸に当たるユリシアの乳首も1秒ごとに硬さを増していく。
「ユリシアこそ、負けても文句言うなよ?」
「えへへ♪もちろん♪はぁ……♡ んふぅ……♡ んにゃんっ……♡ 勝負内容は……、セックス……で良いんだよね……? んはぁ……♡ んああ……♡ あんっ……♡」
「んぅっ……、それで……良いと思う……、はぁ……はぁ……んぐっ……。それじゃあ、始めようか……」
「うん、始めよう♪思い知らせてあげる♪わたしの気持ち♡」
「それはこっちのセリフだよ。ユリシア、愛してるからな」
「えへへ♡ わたしも愛してるよ、リョウ♡ ちゅっ……♡」
俺たちは今一度唇を重ね合わせ、それから全身に魔力を纏わせてセックスを再開した。待ちわびていたというように、俺の腰は勢いよく動き出した。