異世界帰りのハイスペック勇者様は、一緒に連れ帰ってきた最愛の狐耳少女(パートナー)と平凡で穏やかなイチャコライフを送りたい! ~微コミュ障でオタクな最強タッグのあまあMAXな共依存物語~ 作:室谷 竜司
「ふぅ、今日の授業も終わりだな」
6限目の終了を知らせるチャイムが鳴り、授業担当教員が教室を去るや否や、俺は椅子の背もたれに背を預け大きく伸びをしながらそう呟く。
「だね。でも、今日は授業午後だけだったから、いつもよりかは疲れてないかも。まぁ、とは言っても内容がハードなのは変わらないんだけど」
俺の呟きを横で聞いていた寺田君が苦笑気味に頷く。寺田君はそう言うが、むしろ俺的にはいつも以上に疲れた。
原因は当然、午前中の体力テストだ。変に目立った記録を叩きだしてしまった所為で、あれからずっと注目されっ放しだった。
休み時間には何人ものクラスメイト達に囲まれ質問攻めに合う始末……。その所為で、精神的にかなり疲弊してしまっているわけである。
だから体力テストは嫌だったんだ……。こうなる可能性があったから……。これなら、1限から6限までずっと授業を受けている方がマシだ。
そんなわけで、今猛烈に癒やしが欲しい。気晴らしにアニメショップにでも行きたい気分だ。
「はぁぁ……、マジ疲れた……」
「あ、あはは……。こりゃ重症だなぁ……」
「なあ、寺田君、この後遊びにでも行かないか?」
机にバタンと上半身を預けた俺は、試しに寺田君にそう持ち掛けてみることにした。毎日ではないが、彼とはたまに放課後に寄り道なんかをしたりしている。もちろん、ユリシアや紗夜も一緒に。
薊美さんはというと、やはり家が金持ちの財閥ということもあって厳しいらしく、あまり放課後に外を出歩くことができないらしい。なので、彼女とはほとんど遊びに出かけたことはない。
とはいえ、完全に縛られているというわけでもないようで、過去に一度だけではあるが放課後一緒に町をぶらついたことはある。その時は確か、ゲームセンターに行ったんだったな。
彼女は一般庶民の文化に疎く、見るものすべてに目を輝かせていた。お嬢様には良い刺激だったようだ。
とまぁ、それはさておいて、俺は寺田君の方へ視線を向けながら、誘いへの返答を静かに待つ。
「おっ、良いね。行こう行こう」
寺田君はあっさり了承してくれた。彼は結構ノリが良く、こういう誘いは大抵断らない。なので、それほど心配はしていなかった。
「うっし、決まりだな。んじゃ、どこ行こうか」
「目的は?」
「アニメショップだな。あとはテキトーにぶらぶらできれば」
「それじゃ、アクセス良いし池袋にでもしようか」
「そうだな。なんだかんだブクロが一番楽だわ」
そのままの流れで行き先もスムーズに決まる。話が早くて本当に助かる。良い友人を持ったものだ。
「それじゃ、ユリシアたちのところに行こうか。アイツらにも確認を取っておかないとだしな」
「OK。今日の昼みたいに、あっちはあっちで何か用事が入るかもしれないしね。あっ、薊美さんはどうする?」
「一応誘ってみよう。無理かもしれないけど、誘わなかったら可哀そうだし」
「それもそうだね」
というわけで、俺と寺田君はそれぞれ帰り支度を手早く済ませ、さっさと教室から退却した。あのままあそこにいたら、また休み時間の朱鷺みたいに質問攻めに合いそうだったし。
と、教室をでたところで……
「お疲れ様ですわ、お二人とも」
薊美さんと出くわした。どうやら、俺たちのことを待ってくれていたようだ。こうして待っていたということは、もしかして今日は……。
「お疲れ様、薊美さん。今日はお迎えはないの?」
「ええ、ありませんわ。先ほど家から連絡がありまして、今日の放課後は自由時間をいただきましたの」
「そうなんだ。なんという偶然……」
やはり、今日はたまたま暇な日だったようだ。丁度遊びに誘おうと思っていたこちらとしては、グッドタイミングという他ない。
「と言いますと?」
「あー、いや、今から池袋に行こうてことになってさ、薊美さんも誘ってみようって話してたんだよ」
「そうなのですか!? ぜ、是非ご一緒に行かせてください」
俺がそう話を持ち出すと、薊美さんは途端に目をキラキラと輝かせて俺にそう迫ってきた。そんなことしなくても断らないというのにな……。
「もちろんだよ。な? 寺田君」
「うん。あっ、でも行き先……、アニメショップで良いのかな」
「構いませんわ。ワタクシ、アニメにはとても興味がありますの。この間、くらてて……でしたっけ? あれを全て見終わりましたの」
寺田君の不安気な一言に、しかし薊美さんは嫌な顔一つせず肯定の意思を見せる。そういえば、彼女にもくらててを進めてたんだったな。
「あ、そうだったの? 普段、薊美さんとはアニメの話なんて全然しないから知らなかったよ。もしかして、霜崎君の勧めで?」
「ええ、そうですわ。新入生歓迎会の時に紹介してもらいましたの。それで、実際にアプリを購入して見てみたのですが、創造していたよりもずっと面白くて」
薊美さんは本当に楽しそうな表情でそう語る。何となく進めてみたのだが、あそこまで気に入ってくれるとは思っていなかった。ちょっと嬉しい。
「あれは名作だもんね。ハマっちゃうのも無理ないよ」
「ええ。最終回を見終えて寂しくなってしまったくらい、あの作品にのめり込んでしまっていましたわ」
「良いね良いね。また新たなアニメ仲間が増えて嬉しいよ」
「だな。もっといろんな作品があるから、いろいろ見てみると良いよ。何なら、俺たちのオススメ、もっと紹介するし」
「ありがとうございます、お二人とも。是非いろいろ教えてください」
そんな風にしばらく廊下で立ち話をしていた俺たち3人だったが……
「そういえば、ユリシアさんと紗夜さんは?」
という薊美さんからの問いかけで、俺と寺田君はユリシアたちのいるC組の教室に向かおうとしていたことを思い出した。
「っとと、そうだったな。今からユリシアたちにも確認しに行こうと思ってたんだ」
「そうだったのですね。それでは、ワタクシもお供いたしますわ」
そんなわけで、俺たちは揃って隣の教室へと足を向けた。
*
「ごめん、お待たせ。みんなと話してたの」
「いやぁ、ついつい盛り上がっちゃってね」
C組内の様子を外から覗いたら、ユリシアと紗夜の二人はクラスメイト達と楽しそうに談笑していた。邪魔するのも憚られたので、俺たち3人はひとまず教室の外でユリシアたちが出てくるのを待つことにした。
それから少しして、二人は慌てた様子で教室から出てきたのだった。どうやら、クラスメイト達との話は終わったらしい。
「いや、大丈夫。というか、もしかして急かしちゃった? 俺たちが顔覗かせた所為で。そうだったら逆に申し訳ないんだけど……」
申し訳なさそうな二人の様子を見て、それは違うと俺は首を振る。むしろ、こちらが迷惑をかけたのでは?とすら思っている。
「あっ、ううん。そんなことないよ」
「リョウたちが気にする必要ないって。それより、ルナも一緒だなんて珍しい。今日は暇なの?」
だが、俺の心配は彼女たちの気にするなという一言であっさり流されてしまった。まぁ、二人がそう言うなら気にしないことにしよう。
「ええ、そうなんですの。先ほど、実家から連絡があったのですわ」
「そっか、良かったね。ってことはもしかして、これからどっか遊び行く感じ?」
「はい。涼さんと雅さんからお誘いを受けましたわ」
そんな間にも、女性陣の間で話はどんどん進んでいく。
「おっ、良いね。二人とも、私も一緒に良い?」
「もちろん。そのつもりで来たわけだしね」
「ありがと。んで、行き先は? もう決まってるの?」
「池袋に行こうと思ってるよ」
「了解!」
池袋と聞いて、ますますテンションを上げていく紗夜。やっぱり、池袋は定番だよなぁ。某アニメショップの本店もあるし。
「んじゃ、早速行こ! 時間なくなっちゃう」
「そうですわね。陽が暮れる前に向かいましょう」
そう言うと、紗夜と薊美さんは早歩きで廊下を進み始める。俺・ユリシア・寺田君の3人は、そんな二人の様子に苦笑いを浮かべながら、急いで後を追うのだった。
なお、その道中……
「あっ、皆さん」
雨宮さんとばったり出くわした。そういえば、さっきC組の教室を覗いた時、彼女の姿は見えなかったな。
てっきりもう帰宅したのか、それか部活か何かにでも向かったものかと思っていたのだが、予想外にも彼女は玄関にいた。通学鞄を持った状態で。
「あれ? 紅葉ちゃん? もう帰ったんじゃ」
「あ、あはは……。本当はもっと早くに学校を出るつもりだったんだけど……、先輩方から部活の勧誘を受けちゃってね……」
紗夜の問いかけに、疲れた表情を浮かべてそう返す雨宮さん。部活の勧誘なんてあったんだ……。俺、そんなの一度も受けたことない。まぁ、受けても入るつもりはないが。
「それは……、お気の毒に……。んで、何処かの部活に入ったりするの?」
「いやいや、しないよ。元々部活には興味なかったしね。断るの大変だったよぉ。ところで、5人はこれから帰り?」
「うん、そだよ。ついでにブクロで遊んでくる」
「へぇ、良いなぁ」
「何なら、紅葉ちゃんも来る? あっ、でも、私とユリちゃんはともかく、他のみんなとは面識ないか……」
紗夜が雨宮さんのことも誘おうとしたが、ユリシアと紗夜以外のC組に所属していない面々とは面識がないと思ったのか、途中で躊躇した様子を見せる。
「あっ、じ、実はあるんだよね……、面識」
「あれ? そうなの? あー、そっか。体力テストのとき、涼君と雅君と一緒にいたんだっけ。……でも、そしたら月菜ちゃんは?」
「新入生歓迎会の時、ですわよね」
「は、はい。実はそうなんだ。だから、ここにいる5人とはなんだかんだ面識あるんだよね」
「そっかそっか、そうだったんだね。それなら話は早い。改めて、一緒にどう? えっと、みんなも良いよね?」
雨宮さんに誘いを駆けつつ、俺たち4人に確認を取ってくる紗夜。そんな紗夜に、俺たちはもちろんとばかりに首を縦に振った。
「い、良いの? そ、そういうことなら……、是非」
「よっし、決まりだね。んじゃ、出発!」
雨宮さんをメンバーに加えた俺たちは、紗夜の号令のもと学外へ出て、その足で池袋へと繰り出したのだった。……足と入ったけど、流石に徒歩で向かったわけではないぞ?
*
「おおっ!!こ、ここが……、アニメショップ!」
「すごいですわね。いろんなところにキャラクターグッズらしきものが飾ってありますわ。ワタクシ、今とてもウキウキしてしまっていますわ」
池袋の某アニメショップまでやってきたのだが、店内へと足を踏み入れるや否や、雨宮さんと薊美さんが各々そんな感性を上げ、物珍しそうにあたりをきょろきょろと見渡していた。
ここに来る道中に話を聞いたのだが、どうやら雨宮さんも薊美さん同様このようなところに足を運ぶのは今回が初めてのようだった。
だが、決して嫌悪していたわけではなく、むしろ前々から興味はあったらしい。ただ行く勇気が出なかっただけで。
そのため、行き先を伝えたら思いのほか喜んでくれていた。ちょっと前まではオタク文化は一般にはあまり受け入れられていなかったけど、俺が異世界に行っている間にすっかり一般文化として馴染んでしまったようだ。
「やっぱ平日だけど人はそれなりにいるねぇ」
「そうだね。混んでる……ってほどじゃないけど」
雨宮さんと薊美さんが興奮した様子を見せる一方、すっかりこの場所に慣れ親しんでいるユリシアと紗夜は落ち着いた様子で店内に散在している他の客たちを眺めていた。
「さてと、それじゃあどの階を見て回ろっか」
「あっ、私、ラノベとか見たいかも」
「んじゃ、そうしますか」
紗夜の希望もあり、俺たち一行はラノベやら漫画が置かれている階へと向かった。せっかくだし、俺も何か面白そうなのがあったら買ってみよう。
「ラノベって、ライトノベルのこと……だったよね?」
「そそ。最近人作品読み終えちゃったから、また新しいのが欲しくなってね」
「へぇ、そうなんだ。本はあんまり読まないんだよね、私。読んでも論文とかだけだからね……」
「うへぇ、真面目だなぁ……。でも、ラノベは面白いよ。絵も多いから、結構読みやすいし」
ラノベコーナーへと続く階段を上りながら、紗夜と雨宮さんがそんな会話を交わしていた。そんな二人の様子を、俺は舌からボーっと聞いていた。
ちなみに、寺田君と薊美さんの二人が一番前を歩いている。寺田君が薊美さんに店内の構造についていろいろと説明しているようだ。
そうして、俺の隣にはユリシアがいる。
「いつも思うけど、この会談ちょっと急かも」
「ユリシアの身長だとやっぱりそう感じるんだな」
「まぁね。……って、うわぁ……」
暢気にそんな会話をしていると、ユリシアが唐突にそんな変な声を漏らした。何事かと思い、俺はユリシアの視線を追う。
そして、彼女の視線の向かう先を理解した俺は……
「ユリシア、まさかそういう趣味が……?」
と、引き気味にそう呟いてしまう。ユリシアの視線の向かう先、それは雨宮さんの下半身……というか、ぶっちゃけスカートの中だった。
雨宮さんのスカート丈は他の女性陣に比べると少し短めである。膝上10cmちょっとってところだろうか。
まぁ、その程度なので、俺の目線では彼女のスカートの中は見えない。いや、見ようとも思わないんだけどな?
しかし、ユリシアの低めの目線からだと、どうやら中身が見えてしまっていたようだ。ユリシアはそれをまじまじと眺めていたわけである。
「あっ、い、いやっ、違うのっ!違うんだよッ、リョウっ!」
俺の呟きを聞いたユリシアは、慌てた様子で視線を逸らす。そして、俺に弁明を計ってきた。
「あれだけまじまじ見といて?」
「い、いや、その……は、派手……だったから……、すごいなぁと思っちゃって……。あれを学校に……、そ、それも、体力テストのある日に履いてくるなんて……、クレハは勇者だなぁって思っただけなの……」
「お、おう……、そうか……」
今の上方は、男である俺はあまり知るべきものではないな。詮索はしないようにしよう。雨宮さんのためにも。
「と、というか、もしかしてリョウも見たの……?」
「俺の目線からじゃ見えないよ。安心しろ」
「それなら良いんだけど……。ま、まぁ、ともかくわたしにはそんな趣味はないから。勘違いは止めてよね……」
「へいへい、分かりましたよ、百合シアさん」
「……ねぇ、今のセリフ、悪意あるよね……? 絶対……」
「気のせい、気のせい」
やはり、ユリシアとのこういうくだらないやり取りは楽しいな。これだけでも充分癒やしになるってもんだ。
などと考えつつ、疑惑の視線を送ってくるユリシアを軽くあしらいながらみんなに続いて上野階を目指した。
なお、ユリシアとのひと騒動を終えた直後、
「二人とも、騒がしいけどどうかしたの?」
「何か変なことでもあったのかな?」
前にいる二人からそんな疑問の視線が投げかけられてしまった。少し大きな声を出しすぎたようだ。
「えっ、あっ、い、いや、何でもないの。気にしないで」
「ごめんごめん、はしゃぎすぎただけだから」
「そう? それなら良いけど」
「あ、あはは、ごめんなの……。って、ま、前見て、クレハ!」
頬を掻きつつ何でもないと誤魔化すユリシアだったが、雨宮さんの足元を見て慌てたようにそんな声を上げる。
雨宮さんは、後ろにいる俺たちに集中しすぎてしまっていたようで、会談への注意がおろそかになってしまっていた。
「え? って、きゃっ……」
ユリシアの注意も虚しく、雨宮さんは階段の最後の一団で躓き、踊り場に前のめりに倒れ込んでしまった。
「「あっ……」」
思わずそんな間抜けな声が俺とユリシアの口からこぼれる。彼女が倒れてしまったことにより、俺たちの前には彼女のスカートの奥……、脚の間のちょっと際どいデザインの黒い三角布が露わになってしまっていた……。ここが薄暗くて良かったと、俺は心底そう思った。
「だ、大丈夫!? 紅葉ちゃん……」
そんな雨宮さんの大変な状態に気づいた様子もない紗夜は、倒れた彼女にそっと手を差し伸べていた。まぁ、スカートが捲れ上がっているわけではないしな。気づかなくても……おかしくはないのかな?
「あ、ありがとう、紗夜さん。んしょ……っと」
「ここの階段、少し段差高めだもんねぇ」
「う、うん。それに、余所見もしちゃってたし。慣れない場所で余所見は良くないね。気をつけよ」
「そうだね。まぁ、私はもうすっかりここには馴染んでるから、余所見してても転んだりはしないだろうけど」
「さ、流石だね」
目の前ではそんな会話が繰り広げられていた。うむむ……、個人情報を流出させてしまっていた張本人も、気づいた様子はない……か。
彼女の心の平穏のためにも、このことは黙っておいてあげよう。運よく俺たちの後ろには誰もいなかったようだし、俺とユリシアが何も言わなければ問題ない。
「リョウ、見たでしょ……」
「今のは……流石に……。咄嗟のことで目を逸らせなかった……、すまん」
「はぁ……。今晩のエッチ、30分延長ね」
「……うっす」
幾ら事故でも、他の女の子の下着を目撃してしまうのは、やはり彼女的にはアウトらしい。寄る、ちゃんと埋め合わせしておきます……。
「っとと、足止めちゃってごめんね、二人とも」
「あ、いや、気にしなくて大丈夫」
「まぁでも、足元には気をつけてね、二人とも」
「ユリちゃん、私は平気だよ? ここは慣れ親しんだ私の庭だもん」
その後、紗夜も最後の一段のところでコケていた。……存在するかは知らんが、一応紗夜のファンのために行っておいてやろう。水色のフリルが見えた、と。
まぁ、もちろん俺はそんな光景には興奮などしないのだが……。ごめんな、紗夜。それから、雨宮さんも。
「あっはははははっ!紗夜さんも転んでるじゃん。確か、ここは庭……なんだよね? 庭でコケるって、どんな気持ち?」
「ちょっ、わ、笑ったなぁ!」
そして、案の定紗夜もスカートの中身を後ろ二人に覗かれていたことには気づいた様子もなく、大笑いする雨宮さんとじゃれ合っていた。
「……1時間延長ね」
「……うっす」
「それにしても、パンツ見られた上に興奮すらしてもらえないなんて、女として相当屈辱だろうなぁ……」
寂し気に紡がれたユリシアの言葉は、前方でじゃれ合うパンツ覗かれ女子二人には届いていなかった……。