異世界帰りのハイスペック勇者様は、一緒に連れ帰ってきた最愛の狐耳少女(パートナー)と平凡で穏やかなイチャコライフを送りたい! ~微コミュ障でオタクな最強タッグのあまあMAXな共依存物語~ 作:室谷 竜司
ユリシアと紗夜がクラスメイトの人たちに受け入れられてから5日、気づけば俺や寺田君もC組によくお邪魔するようになっていた。
雨宮さんやユリシアの計らいにより、俺たちもすぐにC組に溶け込んだ。気軽に話せる男友達も増え、俺の高校生活も徐々に充実し始めていた。
その一方で、自分たちのクラスの人たちとの関わりはさらに減ってしまっていた。C組にちょくちょく顔を出すようになってから、俺や寺田君はどういうわけかクラスメイトたちから少し距離を置かれるようになっていたのだ。
ちょっと前までは、俺たちもクラスメイトと多少なりとも会話を交わすことはあったので、突然の彼らの俺たちに対する態度の変化に違和感を隠せずにいた。というか、嫌な予感すら覚えてしまう。
先日のユリシアの件があったから尚更だ。今度は俺たちに関する良からぬ噂が流され始めたのか……?なんて疑念が尽きない。
可能性は高いと思う。実際、あの木戸田とかいう3年を停学処分に追いやったのはユリシアと俺の二人だ。だから、ユリシア同様に俺も奴の取り巻き共には少なからず恨まれているだろう。
だが、これはあくまで可能性でしかない。確信に至れないのだ。というのも、クラスメイトたちが俺や寺田君に向けてくる視線には悪感情がほとんど見られないのである。あるのは憐みの感情だけ……。
普通、嫌がらせをするならば、ユリシアの時のように対象に怒りや恐怖といった悪感情を向けさせるような噂を流すはずだ。だから、クラスメイトたちの反応はどうにも引っかかるのだ。
「あの視線、気になるなぁ……」
昼食の席で、俺はポツリとそう呟く。
「クラスの人たちの? 確かに気になるよね」
寺田君も同意を示す。この違和感について話題に出すのは初めてだったが、寺田君も俺と同じように違和感は覚えていたらしい。
「ん? なになに? 何かあったの?」
俺と寺田君の様子が気になったのか、紗夜が小首をかしげながらどうかしたのかと問いかけてくる。
「困り事なら協力するよ」
続けて、雨宮さんが小さくファイティングポーズをとる。同調するように、紗夜も"私たちに任せなさい!"と自身の胸をドンと叩いていた。
そんな二人の気遣いが嬉しくて、俺は思わず笑みを浮かべてしまう。
「ありがとう、二人とも。でも、大したことはないんだよ」
「最近、クラスメイトからの視線がちょっと気になるなぁって感じてただけなんだ。多分、C組にばかり顔を出してる俺たちを不思議に思ってるだけだと思うんだ」
「えっ、そうだったの? 仲良い人がいるから遊びに行く……、それの何処に変なところがあるんだろう……?」
「そもそも、涼くんとユリちゃんが付き合ってることは全校生徒みんなが知ってることなのにね」
俺たちの言葉に二人が疑問の表情を見せる。咄嗟に誤魔化した言葉だったからな、違和感を覚えるのも仕方のないことか。
でも、これはB組の問題だし、C組であるみんなには心配をかけたくなかった。だから、俺たちが感じている本当の疑問点については話さなかった。
「まぁ、そういうことならB組の人たちも直に理解してくれるでしょ。それに、もし何かあったとしても、リョウならどうにかできるだろうし」
それまでずっと黙りこけていたユリシアが不意にそう発現した。ユリシアからの信頼が厚すぎる……と、俺は心の中でそう思った。
いやまぁ、実際に何かあったのならどうにかして見せるけどさ……。ただ、噂相手ともなると流石に自分一人の力で……っていうのは難しい気がする。
実際、ユリシアに関する悪い噂を沈めたのは俺ではなく雨宮さんだし。俺はちょっと口添えしただけだ。そもそも、雨宮さんに言われるまで噂なんて知らなかったからなぁ……。
もし、今回の違和感の正体も連中が流した噂によるものだったとしたら、困難になってくるのはその噂の特定だろう。しかも、今回は対象が俺本人だ。なおのこと特定は難しいだろうな。
まぁ、一番は何事もなく静まることなんだが。そうなると良いなぁ……なんて、淡い期待を抱いている俺だった。
「それもそうだね。また何かあったら言ってね、二人とも」
「友達として、何時でも相談に乗るから」
「あはは、うん。ありがとう、二人とも」
紗夜と雨宮さんの二人にお礼を述べつつ、俺は食事を再開した。俺に続くように、他のみんなも止めていた箸を動かし始めた。
「にしても、最近薊美さんと全然会えてないなぁ」
茶碗を手にしながら、雨宮さんが寂し気に呟く。彼女の発言からも分かる通り、今この場に薊美さんの姿はない。
それは今日に限った話ではない。最近ずっとだ。放課後にみんなで池袋に行った次の日までは、彼女も俺たちと一緒に昼食を食べていたのだが、それ以来彼女は俺たちに顔を見せていない。
「ボクも顔見れてないなぁ。忙しいのかな」
「も、もしかして、何か嫌われるようなことしちゃってたり……」
雨宮さんがさらに落ち込んだ顔を見せる。そ、そこまで思いつめるほどなのか……。心配性なのかな?
だが、雨宮さんの予想は外れだ。薊美さんが昼食に顔を見せなくなったのには別の理由がある。
「クレハ、心配しすぎ。大丈夫よ、ルナは別にわたしたちを嫌ってるわけじゃないから」
不安気な雨宮さんを安心させるため、ユリシアが口を開く。
「えっ、そうなの?」
「クラスメイトとか上級生とか、わたしたち以外の人との付き合いで忙しいんだってさ」
「有名財閥のお嬢様だもんね、薊美さんは。私たち一般庶民とは違って、この学校でも顔はかなり広そうだし、私たちばっかりに付きっきりってわけにもいかないんだろうね」
「上流階級ってのは本当に面倒そうだよなぁ」
事情を知っていたユリシア、紗夜、俺の3人はそれぞれ苦笑を浮かべてしまう。薊美さん、絶対肩こり酷そう。今度、マッサージとか勧めてみようかな。
「そうなんだ。でも、どうしてユリシアさんはそのことを知ってるの? それに、紗夜さんと霜崎さんもなんか事情知ってたっぽいし。もしかして、薊美さんと何処かで会ってたの?」
「ううん、会ってないよ」
「メッセージでやり取りしてたの。急に顔見せなくなったから気になってね。そしたら、忙しいのでしばらくは御一緒できませんわ……って言われてね」
「そうだったんだ、ちょっと安心。でも、メッセージかぁ……。私まだ薊美さんとID交換できてないからなぁ。連絡取れないや。次会ったときにでも交換してもらおっと」
嫌われていたわけじゃないと知り、ほっと胸を撫で下ろす雨宮さん。
ちなみに、連絡を取り合っていたのはユリシアと紗夜の二人だ。俺はユリシアが薊美さんとやり取りしている様子を隣で見ていただけである。
「教えてあげようか?」
「えっ、良いの? 勝手にもらっちゃっても……」
「良いと思う。ルナもクレハと連絡取りたがってたし」
言いながら、ユリシアは自分のスマホをスカートのポケットから取り出す。が、俺はそんなユリシアの頭を軽くぺしっと叩く。
「こら、食事中だぞ。食べ終わってからにしなさい」
「はーい。んなわけだから、後で教えるね、クレハ」
「う、うん、ありがとう。……にしても、今のやり取りだけ見てると兄と妹……、いや、父親と娘……?」
まぁ、確かに今のやり取りは何となく親子っぽかったな。でも、こういうやり取りはいつも通りだから、当人である俺たちはもはや違和感は覚えない。
「二人はそれだけ仲が良いってことなんだよ。あれもイチャイチャの一種みたいなものだしね」
「隙あらばイチャつき始めるからね、この二人」
「わたしたち、人前じゃ割と抑えめだよ?」
「えっ、あれで……?」
ユリシアの発言に困惑の表情を見せる紗夜。寺田君も同じような顔してる……。いや、本当に人前では結構控えているつもりなんだけどなぁ……。
というか、本気でイチャつき始めるとユリシアがいろいろ危ない感じになるので、正直周りには見せられない。見せたくもない。
「多分、二人にとってはあれでも抑えているつもりなんだろうね」
「ということは、二人きりになった時はもっとすごいってこと……?」
「一度、マジモードの二人を見てみたいね。どれだけヤバいのか」
「ヤバいって……人聞き悪くない? 別に大したこともしてないんだけど……。多分、世間一般の恋人たちと同じだと思う」
紗夜に対し頬を膨らませながら、ユリシアが普通アピールをする。……普通ではないと思うよ? ユリシアさん……。主に君の所為で……。
そんなことを考えながら微妙な顔を浮かべる俺だった。しかし、ユリシアが俺の様子に気づくことはなかった。
「ホントかなぁ……。前に更衣室でちょろっと話してくれたけど、少なくとも私には普通とは到底思えなかったよ?」
「べ、別にあれも、恋人同士なら普通のことでしょ?」
紗夜もユリシアも顔を赤くする。その反応……、もしやユリシアさん、普段の俺たちの行為について話したのですか!? それは恥ずかしすぎる……。
そういうのって、普通他人にはあまり話して良い内容じゃないと思うんだが……。これは、後でお仕置き確定だな。
「二人とも顔真っ赤だよ!? も、もしかしてエッチな話!? はわわわわわわっ」
さらに、そこに雨宮さんも加わってしまう。できればこの話には食いつかないでいただきたかったのだが……。
「そ、そうよ。でも、エッチなんて恋人同士なら普通のことだし、そ、そんな驚くようなことじゃないと思う」
ユリシアはどんどんヒートアップしていくし……。このままじゃ収集つかなくなりそうなので、ひとまず俺は3人を止めることにした。これ以上、ユリシアに俺たちのプライベートを暴露されたくないからな。
「あ、あのさぁ……、食事中なんだけど……?」
「「「あっ……」」」
俺の指摘に3人とも恥ずかしそうに顔を俯かせる。昼間から、それも公共の場で年頃の乙女がして良い会話じゃないからな、今のは。
いや、男なら良い……ってわけでもないけどさ。ともかく、彼女たちの猥談がこれ以上ヒートアップする前に泊めることができて良かった。
「寺田君、想像したら……分かってるよな?」
ついでに、俺は寺田君に釘を刺しておくことにした。今の話を聞いて、ユリシアのあられもない姿を想像したりしないように。
「ちょっ、そんな殺気向けないで! 言われなくても、変なことは考えたりしないから。そもそも、ボクの好みは年上だし……」
「あ、そうだったっけ。まぁ、分かってるなら良いや」
俺はすぐに殺気をしまい込む。俺の懸念はどうやら必要なかったみたいだな。にしても、年上好きか……。おねショタなんて単語が脳裏を過る。
おっと、いけないいけない……。友人をショタ扱いは良くないな。
「と、ところでさ、何の話をしてたんだっけ? なんかずいぶん話が逸れたけど……」
「何だったっけ……、えっと……、あっ、そうだ。月菜ちゃんと連絡取ってるんだよって話だよ」
ようやく脱線していた話が元に戻った。薊美さんの話をしていたのが、どうしたら猥談に変わるのやら……。
え? 原因は俺たちだって? 知らんな。
「大分逸れたね、話……。ちなみに、二人は薊美さんとは他にどんな話してるの?」
「んー、大した話はしてないよ。近況報告以外はほとんどアニメとか漫画の話だし。ほら、この間買った赤ブラの感想とか」
「へぇ、そっかぁ。元気そうではあるんだね」
「そうね。元気……というか、相変わらず憎たらしいかな」
そう話すユリシアは何とも楽しそうだった。そりゃそうだよな。ユリシアは薊美さんのこと大好きだもんな。
楽し気に揺れる尻尾を横目でチラ見しながら、俺はにやけ顔を抑えられなかった。仕方ないよな、うん。ユリシアのツンデレっぷりが可愛すぎるから。
見ると、紗夜も同じことを思ったのか、口元を押さえて笑いを堪えていた。そんな紗夜と俺の視線が重なる。
「ぶふっ……。ダメ……、抑えきれない……」
「くふっ……。そ、そうだな……」
ついには二人して吹き出してしまう。
「何笑ってるの? 二人とも」
そんな俺たちに、当のユリシアから訝し気な視線を向けられる。いつものことだが、彼女のツンデレ発言は無自覚なんだよな。それがまた可笑しくて、俺と紗夜はまたも吹き出す。
「いやぁ、ユリちゃんの表情と言ってることが全然噛み合ってなかったから……、可笑しくてつい……ふふっ」
「相変わらずのツンデレっぷりだと思ってな、ははっ」
「……」
二人でそうからかってやると、ユリシアは頬を赤らめ無言になってしまう。おっと、少しやり過ぎただろうか?
なんて思っていると、
「い、痛っ!? ちょっ、ユリちゃん……!? い、痛いよっ! 脛蹴らないでぇ……! ご、ごめんなさいっ! あ、誤るからぁ!!」
紗夜が涙目になってユリシアに謝罪し始めた。どうやら、ユリシアは無言で紗夜の脛を蹴っていたようだ。し、親友相手でも容赦ないユリシアさん、流石っす……。
「むぅ、わたし、ツンデレじゃないし……」
「わ、分かった! ユリちゃんはツンデレじゃない! じゃないから、そろそろ止めてぇ……! 脛の骨折れちゃうからぁ!」
……いや、そんな簡単に折れないだろ……。もっとも、ユリシアが手加減なしで蹴っていたらその限りではないのだけど。
「はぁ、分かってくれたなら良い。でも、次言ったらもっと強くするから」
「そ、それは勘弁願いたいですぅ……」
紗夜、完全敗北。力でねじ伏せられたな。悶絶するようなうめき声を上げて、両腕を机の下に伸ばしている。恐らく、ユリシアに蹴られた自身の脛を摩っているのだろう。……手加減、ちゃんとしたんだよな? いや、脛なら弱い力でも普通に痛いか。
なんて考えていると、突然俺の左肩に痛みが走る。見ると、ユリシアは今度は俺を攻撃してきていた。左肩をぺしぺし叩かれている。叩き方は可愛いのに、威力はめちゃ高い……。こいつ、俺相手だからか割と遠慮ないぞ……。結構痛い……。
「い、痛い痛い……」
「わたしをからかったリョウが悪い」
「で、でも、毎晩薊美さんとメッセージのやり取りしてる時、すげぇにこにこしながら鼻歌歌ってるじゃん。脚もぱたぱたさせてるし……って、痛っ!?」
「してないもんっ!!」
余計なこと言い過ぎた……。叩く威力がまた一段階上がった。俺の防御力を易々と突破してくるとは……、成長したな、ユリシア。
「ね、ねぇ、大丈夫なの……? なんか、すごい音してるけど……」
「なんであんな可愛らしいフォームですごい打撃音出てるんだろう……」
紗夜と雨宮さんが心配そうな瞳でこちらを見つめてくる。寺田君も、流石にこの打撃音には驚きを隠せないようだった。
だが、そろそろ止めさせないとな……。マジで痛い……。このままだと本当に骨が潰れそうだ。
「わ、悪かったよ。謝るから、そろそろ止めてくれると助かるんだが……」
頭を撫でながらユリシアを宥める。俺がユリシアとの行為について他人に言われたくないのと同じで、ユリシアにも言われたくないことはあるのだ。こりゃ、さっきのお仕置きは無しだな。人のこと言えたもんじゃない。
「だ、だから、頭撫でれば良いって話じゃ……」
「いや、本当に済まないと思ってる。ごめんな」
「も、もぅ、仕方ないから許したげる……、えへへ♡」
今回に限ってはマジでそんなつもりはなかったのだが、ユリシアって本当にちょろいよな……。そういうところも可愛い……って、なんかいつも同じこと言ってる気がするな。
「す、すごく自然な流れでイチャイチャし始めた……」
「結局いつも通りだね」
まだ関わりの浅い雨宮さんはこの急激な空気の変化に慣れておらず、若干の戸惑いを見せている。それとは対照的に、寺田君からはまたですか……という呆れの視線が向けられていた。
「ともかく、ルナは元気だから。忙しそうではあるけど、心配の必要はないってさ」
最後にそれだけ言って、ユリシアは話を締めくくった。その後は、勉強の話とかアニメの話で盛り上がる俺たちだった。
「うぅ、じんじんする……」
なお、紗夜は最後まで涙目で脛を摩っていた。
*
「あああっ……♡ ひあああああああっ……♡♡」
屋上にて、俺たちはいつもの如く身体を重ねていた。お仕置きはしていない。先ほどの性行為暴露の件については、軽く注意するだけに留めておいた。
ちなみに、今の状況はというと、ユリシアは俺の股下くらいまでの高さの石の土台の上にM字開脚の状態で腰を下ろしている。これは、ユリシアがエッチのためだけに魔法で作った。
んで、俺はM字開脚によって完全にさらけ出されたユリシアの雌穴にずぼずぼとペニスを出し挿れさせていた。この土台の高さは絶妙で、丁度俺が立ったままユリシアに挿入できるようになっている。流石はユリシア、自身の器用さをエッチのためだけに注ぎ込むとは……。
などと考えながらも、俺は高速でユリシアの一番奥をペニスの先端で何度も叩く。抽挿を繰り返す度に、俺とユリシアとの結合部ではぬちょぬちょという卑猥な音が奏でられ、そんな結合部の隙間からは泡だった白色透明の液体が止め処なく溢れ出ていた。
既に俺もユリシアも幾度かの絶頂を経ている。その証拠に、ユリシアの尻の下にはいろいろな液体が合わさって作られた水溜りが広がっている。何なら、量が多すぎて石台の下にまでこぼれてしまっている。
「くっ……あぁ……、ユリシアのまんこ……イけばイクほど収縮力が強くなるよな……うあっ……んぐっ……はぁ……はぁ……」
「んあっ……♡ はああっ……♡ んひいいっ……♡ しょ、しょれはね……イク度にリョウへのしゅきって気持ちが高まってる証拠……だよ……♡ ああぁ……♡ うああああ……♡ はうぅぅ……♡ ま、また……イキしょう……♡ んんんんんぅ……♡ んきゅうううううううっ……♡♡」
その理論だと絶頂回数分だけ収縮力が強くなると言うことなので、今頃俺のペニスはユリシアの膣肉に噛み千切られてしまっているだろうな……。快楽で頭がぱっぱらぱーになってしまっているユリシアさん、そんな貴女も最高にカワユス。
そんな愛おしい感情が、俺の胸……ではなく股間をさらに甘い熱で満たしていく。ユリシアの絶頂が近いのと同じように、俺もまた幾度目かの射精に至ろうとしていた。
「はわあああああっ……♡♡ 身体……あちゅいよぉ……♡ 特におにゃかの奥がしゅごいぃぃ……♡ んひあああああっ……♡♡ ふにゃあああああっ……♡♡ ば、爆発……しちゃいしょうにゃのぉぉぉ……♡ んあっ……♡ うあっ……♡ ふあっ……♡ ひあっ……♡ あっあっあっ……♡」
「そ、それくらい、限界が近いってことなんだな……はぁ……はぁ……。お、俺も……またイキそう……うっ……ああっ……んくぅ……」
「うん……感じるよ……♡ んひぅ……♡ はうぅ……♡ リョウのおちんちん……わたひのにゃかで膨れ上がってる……♡ しゅごくあっちゅくにゃってる……♡ ぴくぴくって震えてる……♡ じぇんぶ分かるの……♡ あああっ……♡ んいいいいいいいいっ……♡♡ んにゅうううううっ……♡♡」
「ユ、ユリシア……んっ……んっ……」
ペニスの挿入だけでは伝えきれないほどの愛を唇に乗せ、俺はユリシアにキスを落とした。当然、触れるだけには収まらず、すぐに舌を絡ませ合う濃厚なものへと変わる。
「はむっ……♡ んっ……♡ ちゅるっ……♡ れろっ……♡ ちゅぷっ……♡ リョウ……♡ リョウ……♡ んんんっ……♡ んあぁ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡ あああああああっ……♡♡ もう……しゅぐしょこまできてるのぉぉぉぉ……♡ リョウ……♡ リョウ……♡ いっひょにイこ……リョウぅぅぅぅ……♡ うあっ……♡ あぅ……♡ あうぅぅぅ……♡」
「んんっ……んぅ……、ああ……そうだな……、一緒に……んぐっ……はぁぁ……。俺……もう我慢できそうもない……うあああっ……ぐうううっ……。ユリシア……ユリシアぁ……」
「あっ……♡ あっ……♡ いちゅでも……良いよ……♡ はああああっ……♡♡」
「んぐううううううううッッ!!!」
ユリシアのその言葉が引き金となり、俺はユリシアの最奥へと新たなザーメンを吐き出させた。
「うあっ……♡ んひゃああああああああッッ♡♡♡」
ほとんど同タイミングで、ユリシアも身体を仰け反らせて絶頂を迎えた。次の瞬間、下腹部に生暖かい感覚が伝わってきた。
見ると、絶頂によって緩んだユリシアの尿道から黄色透明の尿が放たれ、ほとんど密着状態だった俺の下腹を勢いよく濡らしていた。ちなみに、この昼だけでユリシアは計3回は放尿した。抗利尿ホルモン、ちゃんと働いているのだろうか? 心配になってきた。
……にしても、膣圧がすごい。また絶頂したからか、俺のペニスにかけられる圧力がさらに増した。精液を余さず搾り取ってやる……とでも言いたげだ。
「ふわぁ……♡ またいっぱい注いでもらっちゃった♡」
満足気な息を漏らすユリシア。それと同時に、俺のペニスはようやく膣の抱擁から解放された。数度の射精を終えて多少硬度を失ったペニスを膣から抜き取れば、中で堰き止められていた精液と愛液のブレンドがこぽりと音を立てて穴の外へ漏れ出す。
「あぁ……溢れちゃってる……♡ リョウ、出す量多すぎ……♡ わたし、こんなにいっぱいは受け止めきれないよ……♡ んっ……♡ じゅるっ……♡」
と言いながら、溢れた混合液を指で掬い、嬉しそうに舐め取るユリシア。"やっぱりリョウの味は最高だね"なんて呟いていた。
「さてと……、後始末を……」
俺は洗浄魔法で自身の身体を清める。それから下着と制服を着直し、床にぶちまけられた惨状を跡形もなく始末した。ユリシアの放出したものを俺以外の人間に見せてたまるものか。
「ユリシア、ほどほどにな」
「んんっ……♡ んぅ……♡ はぁい……」
名残惜しそうに自身の股からこぼれる白色透明の混合液を眺めながらも、ユリシアは俺に言われた通りほどほどで切り上げ、魔法による身体の洗浄を始めた。
「よっと」
身体を清め終えると、彼女は乗っていた石台からぴょんと飛び降りる。着地時、彼女の剥き出しの双丘がぷるんと大きく揺れた。絶景なり。
「……っと、これでよし」
なんて考えている間に、ユリシアは魔法の石台を消滅させた。必然的に石台の上に広がっていた水溜りも消失する。
「ふぅ、気持ち良かったぁ♡」
「だな」
お互いに感想を言い合う。とは言っても、決して多くは語らない。言わずとも分かっているから。
「ところでさ、リョウ」
「ん? どうした?」
何か気になることでもあったのか、ユリシアが上目遣いで疑問の瞳を俺に向けてきていた。そんなユリシアは未だに全裸なので、少しばかり目のやり場に困る。直視していたら、またすぐに興奮が再燃してしまいそうだ。
「学食で言ってた気になる視線ってやつ。あれ、誤魔化してたでしょ?」
「……気づいた?」
「そりゃあね。3年以上ずっと一緒だったんだもん。何となく分かるよ。それに、食事中もちょくちょく見られてたしね、わたしたち」
ユリシアには全てお見通しのようだった。食事中に視線を向けられていたことにすら気づいていたか。いちいち反応するのも面倒だったから、俺はスルーしていたが。
「あの視線、なんか変だったね。悪感情にまみれた視線もあったけど、なんかこう……可哀そうなものを見るような視線もあって……」
「そう、気になってるのはそれなんだよ。どうせまた奴らが流した噂が原因なんだろうけど、クラスメイトたちから向けられる視線に悪感情がほとんど乗せられていないんだよ。どれもこれも憐みの視線ばっかりでさ」
「簡単な話だよ。多分それ、リョウたちに関する噂じゃない」
俺の話を聞いたユリシアがそんな推測を口にした。
「えっ、そうなのか?」
「うん。だって、わたしに集まる視線は前部敵意剥き出しだったから」
「……それって、つまり噂は……」
「わたしに関するものだろうね、十中八九。恐らくだけど、リョウたちに向けられてた憐みの視線は、わたしと一緒にいることを可哀そうに思う視線なんじゃないかな」
嘆息しながらユリシアがそう吐き捨てた。
「わたしも詳細までは分からないけどね。……ったく、あの取り巻き共、性懲りもなくまぁたわたしに喧嘩売ってきたよ」
「どうする? 動くか?」
「いや、泳がせとけば良いよ。あいつら程度の嫌がらせなんて痛くも痒くもないし。それに、下手に動いてサヤたちに迷惑かけるのも嫌だし。恨みがわたしに全部向いてるのは正直ありがたいよ」
「俺としては、ユリシアに悪感情が集中するのも嫌なんだけど」
じくじくと胸を刺すような痛みを覚えてしまう。過去のトラウマが直接的に刺激されているような感じがして、少し辛い。
このまま悪化していったら、あるいは本当に……。い、いや、それはないか……。ユリシアはC組に溶け込んでいる。一人じゃない。だから、きっと……。
「心配してくれてありがとね。まぁ、本気で面倒になったら、その時は二人でどうにかしよ?」
「ああ、そうだな。二人で」
大丈夫だ、俺たちなら。何処までも明るくまっすぐな彼女の言葉が俺にそんな確信を与えてくれていた。
「んじゃ、そろそろ教室に戻ろう。ほら、服着ちゃいな」
ユリシアの小さな頭を撫でながら、俺は彼女にそう促した。
「ねぇ、まだ時間あるよね? も、もう1回しない?」
「……今の流れで言うセリフじゃねぇだろ、それ」
「えへへ、そうなんだけどね♡ リョウの前ですっぽんぽんのままだったから、ついまた興奮してきちゃって……♡ 身体むずむずしてるの♡」
……確かに、ユリシアの言う通り彼女は発情していた。頬は紅潮し、瞳は潤み、息は荒くなり、乳首は膨らみ前に突き伸びていた。股間からはぽたぽたと淫蜜を垂れ流している。本当にどうでも良い話なんだな、ユリシアにとって自分の噂というのは。
「……分かったよ、しよっか。最後に1回」
「わぁい♡ それじゃあ今度はバックでお願い♡」
「畏まりました、エロシアお嬢様」
そう返し、俺はユリシアに口づけした。それを合図に、俺たちはもう一度身体を重ねあったのだった。
行為を終えるころには、停止可能時間の制限ギリギリになっていた。