※この作品はR-18です。

異世界帰りのハイスペック勇者様は、一緒に連れ帰ってきた最愛の狐耳少女(パートナー)と平凡で穏やかなイチャコライフを送りたい! ~微コミュ障でオタクな最強タッグのあまあMAXな共依存物語~   作:室谷 竜司

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頭ぶっ飛び★淫乱女狐のCrazyでFantasticなご奉仕タイム♪ 俺の中の野獣が目を覚ましたようだ……

「ユ、ユリシア……!? んうっ……、ちょっ……そんな……いきなりかよ……、んぐぅ……あぁ……すっご……これ……」

 

 先ほど射精したばかりで敏感になってしまっている俺の一物は、呆気なくユリシアの温かな口内に誘い込まれてしまう。

 

 それだけに収まらず、ユリシアは遠慮のない舌攻めと強烈な吸引刺激を俺の一物に浴びせかけてきた。朝の恒例となっている心地良いモーニングフェラとは全く違う、俺を快楽の高みへと超速で誘うような奉仕フェラ……。

 

 こんなの、耐えきれるわけがない。俺はユリシアに手を引かれるまま、素直に目の前のエデンへと駆けあがってしまう。

 

 というか、今までフェラは基本的に朝、もしくはじゃれ合いの一つとしてしか行ってこなかったので分からなかったのだが、ユリシアってこんな激しいフェラもできたのか……。しかも、滅茶苦茶上手いし……。こりゃ、癖になってしまいそうだ……。

 

「んんっ……♡ じゅるる……♡ んふぅ……、もう……こんなにパンパンだよ……♡ 良いよ……、何時でも受け止めたげる……♡ んんんっ……♡ じゅぷっ……♡ じゅぷっ……♡ じゅずず……♡」

 

「うあぁ……ユリ……シア……、俺……もうヤバい……」

 

 そんなうめきしか出せないほど、今の俺には余裕がなかった。ユリシアの圧倒的な口攻めを前に、俺はされるがままだった。

 

 絶頂の扉はもうすぐそこまで迫っている。その証拠として、ぐつぐつと下腹に煮え滾るような熱が収束してきているのが分かる。

 

 だんだんと視界も明滅し始めてきた……。まさか、いつもはドMで攻められっ放しのユリシアに、こんなにもあっさりと攻め切られてしまう日が来ようとはな……。だが、それはそれで悪くない。むしろ、最高だ。

 

「んむぅ……♡ じゅぽっ……♡ じゅぶぶ……♡ んんうっ……♡」

 

 俺の限界が近いことを既に察しているユリシアは、ラストスパートをかけるように俺の一物を喉奥まで咥え込んできた。軟口蓋の柔らかくもざらついた感触が亀頭の先をかすめる。

 

 その刺激が引き金となった。俺は耐え切れず下腹に溜め込まれた熱量を一気に爆発させ、ユリシアの喉奥へとそいつを解き放ってしまった。

 

「ああぁっ……ぐううぅぅぅぅ……!!!」

 

「んうっ……♡ んんんっ……♡ じゅるっ……♡ んんん……♡ んうううう……♡」

 

 見る見るうちにユリシアの両頬が膨らんでいく。それほどまでに、俺の解き放った欲望の量が凄まじかったのだ。俺自身、フェラだけでここまでの量出させられるとは思っていなかったので驚きだ。

 

 ユリシアは未だ断続的に吐き出されるザーメンを口から吐き出してしまわぬよう、こくりこくりと喉を鳴らして口内に溜め込まれたそれを次々と嚥下して言っていた。ちょっと涙目なのは量が多い所為か、それとも喉奥まで俺のペニスを咥え込んでいる所為か……。どっちにせよ、俺の罪悪感が少しずつ芽生え始めてしまうわけだが……。

 

 い、いや、これはユリシアが望んだことだ。きっと俺が謝るのは筋違いなのだろう。ちょっと可哀そうにはなってくるが、あまり気負わないようにしないと。

 

 そう自分に言い聞かせた後で改めてユリシアの姿を見ると、何という加こう……頬をいっぱいに膨らませている様子がリスみたいで可愛らしい……なんて思ってしまった。ツンツン突いたら楽しそうだな……。いやまぁ、そんなことしないけどな。

 

「んくっ……、ぷはぁ……♡」

 

 などと考えているうちに彼女の頬の膨らみは萎みきり、やがて満足気な息とともに俺の一物が一度彼女の口から解き放たれた。一物の大部分がユリシアの唾液でてらてらと光っている様子からも先ほどの行為の激しさがうかがえるな。

 

 ただ……、あれだけの強烈なフェラを受けたというのに、俺の一物は未だ堂々と屹立状態を保っている。まぁ、それもそうか。今日は昼に一度もユリシアとそういうことをできていなかったのだし、俺の愚息も俺自身もまだまだヤる気は充分ということなんだな。

 

「んふぅ、すごい量だったね、精液♡ びっくりしちゃった……♡ けど、ちゃんと全部飲んだからね♡ ほら」

 

 そう言って口を大きく開け、俺にその中を見せてくるユリシア。確かに、そこに先ほど俺が吐き出した白濁は何処にも見当たらない。綺麗な紅色だけが覗けていた。

 

 って、まぁ確認するまでもないんだけどな。ユリシアはいつも受け止めた全てを飲み干してくれるから。だから、こっちも肉体的にも精神的にもすごく満足できるわけである。

 

 ……まだ勃起が続いているのは満足できていない証拠? そういうことは言わないお約束だろ。正論パンチなんて今は喰らいたくないです……。

 

「ああ、分かってるよ。ありがとうな、ユリシア」

 

「えへへ、うん♡」

 

 眼下のユリシアの頭をそっと撫でる。ありがとうの気持ちを精いっぱい伝えるために。すると、ユリシアは最高の蕩け顔を見せてくれた。やっぱし可愛いな、こいつは。

 

 頭を撫でる度にこんな反応をしてくれるんだから、やはり頭撫では止められるはずがないよなぁ。

 

「でも、リョウのここ……まだ硬いままだよ? ふふっ、すごいね♡ めっちゃ体力有り余ってるんだ♡ んふぅ、次はどうしてほしい?」

 

 二度の射精を迎えてもなお衰えを見せない我が一物の様子には当然ユリシアも気づいている。ふにゃ顔から一転、淫靡な微笑みを浮かべた彼女がそんな呟きを溢しながら指先で赤く腫れあがった亀頭をツンと突いた。

 

 その微弱な刺激ですら、今の俺には効果抜群である。襲い来る甘い快感に、思わず俺の表情が歪んでしまっていた。声を出さないだけマシだろうか。

 

「これだけでも気持ちいんだね、リョウ♡」

 

「ま、まぁな……。というか、やっぱ分かるんだな……」

 

「そりゃあね。んで、次はどうする?」

 

 ペニスを弄びながら、ユリシアが上目遣いで俺にそう尋ねてくる。まずいな、さっきからユリシアに圧倒されてばかりだ。

 

「フェラ……、さっきのフェラ……もう一度お願いできるか……? すげぇ気持ち良かったから……さ」

 

「ホント? そんなに気持ち良かった? 嬉しいなぁ♡ 分かった、任せてよ♪」

 

 今度は無邪気な微笑みを浮かべる彼女。ころころと変わるその表情を見ていると、こちらもなんだか楽しくなってくるな。

 

 ユリシアは今一度気合を入れ直すと、もう一度俺の膨張したペニスへ手を伸ばしてきた。

 

「あ、うーん……」

 

 だが、その途中で急に彼女の手がぴたりと止まる。何か気になることでもあったのか、うんうんと一人首をかしげている。

 

「ユリシア? どうかしたのか? もしかして、二回目は嫌……だったか? それなら無理はしないで……」

 

「それは違うの。大丈夫」

 

 良いよ……と言いかけたが、その前にユリシアに否定されたため俺は途中で言葉を止めることとなった。しかし……、そうでないなら一体何が気になるのだろうか?

 

 うーむ、ユリシアの考えそうなこと……か。何だろうか……。

 

 ……あ、もしかしてそういうことか?

 

「なあ、ユリシア。もしかして、さっきと違うバリエーションとか考えてる?」

 

「あ、分かる? そうそう、ちょっとやり方変えてみた方が面白いかなぁって思ったの。やっぱり、リョウは流石だね♪ わたしの考えてること当てちゃうんだもん」

 

「ユリシアのことだから、いろんな工夫をして俺のことを喜ばせようとしてくれるんじゃないかなって思ってな」

 

 嬉しいもんだ。ここまで尽くしてくれようとしてくれるんだからな。これだけでも、俺は世界一の幸せ者だと言えるよ。

 

「でも、やり方を変える……かぁ。どういうやり方があるかね……? 今ぱっと思いつくのは、シックスナインみたいな感じにユリシアが俺の腹側からする……って感じの方法だな」

 

「うーん、それでも良いんだけど……あっ、その手があったか。ねぇねぇ、こういうのはどうかな?」

 

    *

 

「だ、大丈夫か? ユリシア……」

 

「うん、平気だよ♪ でも、なんか不思議な感覚だね、これ」

 

 そう楽しそうに言うユリシアだが、今彼女は立位姿勢を取った俺の身体に逆さになってしがみついている状態である。

 

 先ほどユリシアが提案してきたこと……それは、立ったままでシックスナインをやってみよう……というものだった。

 

 かなりぶっ飛んだ発想である上に、ユリシアには大分負担をかけてしまうため、最初は止めようと思った。のだが……、

 

「本当に平気そうだな……」

 

 ユリシアが割と乗り気だったため、とりあえずその体位になってみてきつくないかだけ確かめよう……ということになり、そして今に至るわけである。

 

 しかし、こうもピンピンしていると断るに断り切れなくなってしまうな。心肺ではあるが、彼女が大丈夫と言っているのだから信じる他ない。

 

 それに、ぶっちゃけ内心俺も興味はあった。寝転がった状態で行うシックスナインとは異なり、立った状態で、さらにはユリシアを抱えたまま行う……要するに、ユリシアを床に落とすわけにはいかないというリスクを背負った状態でのシックスナイン……というわけだ。

 

 リラックスした状態で行う行為は大好きだが、こういうスリルを抱えながら行う行為というものをこれまであまり経験してこなかった。だからこその興味というやつだ。

 

「うわぁ、リョウのおちんちんがすごく近い……♡ あはっ、わたしが喋る度に息が当たってちょっとぴくぴくしてる、可愛い♡」

 

「か、可愛い……って……、それあんまし誉め言葉になってないからな? というか、ユリシアだって俺が喋る度にまんこひくつかせてんじゃん。人のこと言えないぞ?」

 

 立位シックスナインを行うにあたって、ユリシアにはショーツを脱いでもらうことにした。下着越しでも良かったが、そろそろ俺も生のユリシアを味わいたくなったのだ。……って、この言い方は変態そのものだな。

 

 でもまぁ……、こういう変態発言かましたって何も悪くないよな? だって、身体から心まで……ユリシアの全ては俺のものなんだし。

 

「いやん、リョウのえっち……♡ んんぅ……♡ でも、やっぱしょうがないよね……♡ リョウの吐息だけでも感じちゃうものは感じちゃうんだし……♡ んふぅ……♡」

 

「エロいのはお互い様だな。っとと、そろそろユリシアのここ限界みたいだから気持ち良くしてやらないと……な……、んっ……」

 

「あんっ……♡ んもぅ……、いきなりだよぉ……♡ それじゃあ、こっちも……、はむっ……♡ んっ……♡ ちゅっ……♡ じゅぷっ……♡」

 

 俺の舌がユリシアの薄く開いた秘裂に触れたのが合図となり、俺たち二人はそれぞれ思うがまま互いの性器への刺激を開始した。

 

 先ほどのユリシアのように、今度は俺も彼女の秘部を激しく攻め立ててやろう……と思ったのだが……、

 

「んちゅっ……♡ ちゅぱっ……♡ じゅるるっ……♡ じゅぼっ……♡ じゅぼっ……♡ じゅぶぶっ……♡ んんっ……♡ んはぅんっ……♡ んふふっ……、おいひ……♡ んうっ……♡」

 

 俺が彼女の秘裂を舌で押し広げるよりも早く、ユリシアがいきなり俺の一物を深くまで咥え込んでしまっていた。先ほどとは上下逆になっているため、今度は裏スジがユリシアの軟口蓋と擦れる。

 

 それだけでなく、ユリシアは口を窄め喉を閉めて一物全体をきゅっと甘圧迫しながら、首を激しく前後に動かしストロークを始めた。こんな不安定な体勢でよくそんな激しい動きができるな……という感心の念も浮かんでくるのだが……

 

「んうっ……!? さ、さっきのより……もっとヤバっ……、あっ……ああっ……、くっそ……これじゃ集中できねぇ……、うあっ……なんだよ……これ……すごすぎ……かよ……、んぐっ……んおおっ……」

 

 それ以上に、俺は危機感を感じてしまっていた。今日一番の快感に俺の全身が瞬く間に支配されてしまい、既に俺はユリシアへの愛撫に興じることもできずただただ身を震わせることしかできなくなっていた。

 

 この感覚……、まるで実際にユリシアの膣内に挿入している時のようだ……。襞による刺激はないが、その分ユリシアの舌が自由自在に一物の周りを這い回って刺激を与えてくれているおかげで、挿入時と遜色ない快楽を俺は感じられている……というわけだ。

 

 くっ……、こんなのヤバすぎる……。少しでも気抜いたらすぐに全身の力が抜けてユリシア事床に倒れ込んでしまいそうだ……。それくらい、今の俺には余裕というものがないのである。

 

 しかし……、このまま踏ん張るだけで何もしないというのは……俺のユリシアの彼氏としてのプライドが許さない。彼女の攻めは激しいが、どうにか抗ってでも彼女に刺激を与えてやらねば……。

 

「んぐぐっ……、何の……これしき……! 負けてられるかっ……、んっ……ちゅぷっ……んんっ……」

 

「んんんっ……!? んふっ……、わたひも……負けない……!! んちゅるっ……♡ じゅぷっ……♡ じゅぷじゅぷじゅぷっ……♡ じゅぼぼっ……♡」

 

 やはりこの程度では余裕か……、ユリシアは……。まぁ、それでこそ我が相棒、最愛の淫乱女狐だ。だからこそ萌え……いや、燃えるというものだ。やってやらぁっ!!

 

  俺はさらに舌を突き伸ばし、淫蜜に濡れたユリシアの肉裂を割り開いてその奥の秘穴へと挿し込ませる。向こうが疑似セックス方式で攻め立ててくるのなら、こちらも同じ方法で攻め返してやろうではないか。

 

 そう思い、俺は自身の舌にできる限りの力を集約させ、勃起時の一物に近いレベルの硬度を作り上げた。もっとも、長さはないのであくまでフリだが……。

 

 まぁ、長さなどなくても動かし方さえ工夫すれば補うことはできるだろう。というわけで、俺は眼下のユリシアの如く頸部の前後屈運動をスピーディーに行い、ユリシアの秘穴へのピストンを開始した。

 

「んむぅ……♡ はんっ……♡ んちゅっ……♡ じゅぷっ……♡ じゅぷぷっ……♡ じゅぷじゅぷっ……♡ んじゅるるっ……♡ んはぁぁ……♡ は、激……ひいぃ……よぉ……♡ 急に……こんな……しゅご……いぃぃ……♡♡ んむぅぅぅっ……♡」

 

 下からそんなうめくような艶声が聴こえてくる。よし、どうやらユリシアも刺激を受けて感じてくれているみたいだ。

 

 しかし、相変わらず口奉仕の勢いは止まらないな。こうして刺激を与えても尚、ユリシアは負けじと俺の一物を口全体を使って扱き上げてくる。だから、俺は未だに余裕というものを取り戻せていない。気が抜けないことに変わりはないな。

 

 俺もユリシアも、身体に襲い来る強刺激に抗いながら全力で相手を気持ち良くするための熱烈な愛攻を繰り返す。自然とお互いの腕に力が籠り、俺たち二人は先ほどまでよりもさらに密着した状態になっていた。

 

 ブラ越しだというのに、下腹に押しつけられているユリシアの膨らみの中央突起の硬い感触がはっきりと感じられる。こりゃすごい……、流石の興奮具合だな……、ユリシアの奴。

 

 試しに身体を左右に揺らしてみると……

 

「んはぅっ……♡ しょ、しょれ……こひゅれ……♡♡ あうぅぅ……♡」

 

 ユリシアは思った通りの反応を返してくれた。この動作をするだけで、俺の下腹に押し当てられたユリシアの勃起乳首が擦れるのだろう。

 

 それによりユリシアの乳首はさらに前へ突き出し、結果的にさらに擦れやすくなってしまうわけだ。悪循環というやつだな。……いや、悪なのかは分からないが。

 

 ともかく、膣内と乳首の2箇所を同時に攻められれば流石のユリシアも快感のあまり集中力を削がれてしまうようで、俺の一物に与えられる刺激が少し弱くなった。

 

 それを好機と思い、俺はより激しくユリシアの雌穴を貪る。もちろん、乳首への微弱な攻撃も忘れない。

 

「んはああああっ……♡ ダメ……♡ ダメだよぉぉ……♡ リョウにご奉仕……できなくなっちゃうからぁぁ……♡ んあぅぅ……♡ んっんっんっ……♡ んうぅぅぅぅ……♡ 激しいぃぃぃ……♡ これ……ホントダメなやつ……♡♡ あうっ……♡ あうっ……♡ あっあっあっ……♡ も、もう……しゅぐしょこまで……きちゃってる……から……♡♡ うああああっ……♡ んうううううっ……♡」

 

 とうとうユリシアの口が一物から放されてしまう。それにより、先ほどまでくぐもっていたユリシアの喘ぎ声が室内にはっきりと響き始めた。やはり効果は絶大か、同時攻めは……。

 

 ならば、このままユリシアを高みへ導いてやろう。乳首への刺激はそのままに、俺はそれまで膣内へと潜らせていた舌を引き抜き、そいつをそのまま彼女の肥大した陰核へねっとりと這わせる。

 

「ああぁぁぁっ……♡ ひあああああああっ……♡ あっ……♡ んうぅぅッッ……♡♡♡」

 

 最も敏感な部分に止めとばかりに刺激を与えてやれば、当然ユリシアは身体を細かく震わせ絶頂を迎える。重力をも無視してこぽりと秘穴から吐き出されてきた大量の淫蜜を目にして、俺はユリシアに勝利したということを実感し思わず顔がにやけてしまった。

 

 ……だが、ユリシアはこの程度でへばるような奴じゃない。それに、達成感はあるが俺だってまだまだユリシアのことを気持ち良くしてやりたい。

 

「んむむむぅ……、やられた……、不覚……。けど、次はそうはいかないから……♡ 覚悟してよね……リョウ……♡ んちゅっ……♡ ふふっ、じゃあ始めるよ……、二回戦♡」

 

 ほらな。絶頂の余韻に浸る暇もなく、ユリシアは再度俺の一物を口いっぱいに咥え込んできた。

 

 しかし、俺もそこまで想定済みだ。先ほどのように呆気に取られたりはしない。ほとんど同時に俺はユリシアの秘裂を前から後ろへと舐め上げ、先ほどの絶頂で溢れた蜜を舌でまとめて絡め取る。

 

 そいつを呑み込んで俺の活力に変えた後、先ほどのように俺は舌を使ってユリシアの雌穴を抉るように嘗め回す。

 

「んっ……♡ んんんっ……♡ んむぅぅっ……♡ んふぅ……♡ じゅぷじゅぷじゅぷっ……♡ じゅるっ……♡ ちゅぽっ……♡ ちゅぱっ……♡」

 

 くぐもった喘ぎは相変わらず聞こえてくるが、それでもユリシアは先ほどみたく一物を放したりはしない。より強く、口内全体でホールドされてしまっていた。

 

 流石だ、ユリシア。刺激も一回戦目よりずっと苛烈になっている。彼女の"絶対奉仕してやる"という覚悟がビンビン伝わってくるようだ。

 

 だが、俺も負けやしない。舌と首の動きを上手く組み合わせ、彼女の膣内の浅いところから深いところに至るまで広い範囲を緩急を付けながら引っ掻き回す。膣穴のひくつきの激しさからも、ユリシアが一層感じてくれているということが伺える。

 

 もっとも、それは俺とて同じだ。口内で直接感じているユリシアにも当然気づかれているはずだ。既に限界を伝えるようにビクビクと強く脈動している俺のペニスの状態が……。

 

 もう時間がない。ここで勝負を決めなければ……。しかし、それはユリシアも当然考えているはず……。

 

 お互いの舌の動きがさらに勢いを増していく。自分の方が先に相手を絶頂させたい……。その思いのぶつかり合いだった。

 

 そして……、とうとう決着の時が来た……。

 

「んんんっ……♡ んうっ……♡ んううっ……♡ んんううううううううっ……♡」

 

「んあっ……ぐっ……ううううううっ……」

 

「「~~~~~~~ッッ……!!!」」

 

 俺の舌先がユリシアの膣壁の前側……他の部分より少しざらついたポイントをかすめたと同時に……

 

 ユリシアの喉が俺の亀頭を一層強く締めつけたと同時に……

 

 俺とユリシアは同時に声にならない叫び声を上げて果てた……。そう、一瞬のずれもなく、同時にだ。

 

 俺の顔面にはユリシアの尿道口から噴き上げられた大量の潮が吹きかけられ、反対にユリシアの喉には本日三度目にもかかわらず決して勢いの衰えない俺の白濁液が叩きつけられていた。

 

 ユリシアは迸る精液を何とか溢さず呑み込もうとしてくれているようだったが、絶頂の余韻が邪魔をして上手く嚥下できなくなってしまっているようだった。

 

 やがて射精が治まると、ユリシアはそれまで俺の腰に巻き付けていた腕を力なくだらりと垂れさせてしまった。さらに、唇のホールドが解かれ、俺のペニスが再び外気にさらされる。

 

 見ると、呑み込みきれなかった分の白濁がこぽっとユリシアの口の端から溢れ、床の上へと垂れ落ちてしまっていた。無理な体勢であれほど激しい動きをしたうえ、二度の大きな絶頂まで迎えてしまったのだ。流石のユリシアも力尽きてしまったのだろう。

 

 こんなになるまで俺のことを気持ち良くしてくれようと……。嬉しいぜ、まったく……。などと思いつつ、俺はユリシアの上半身を腕で支え、そのままベッドの上に下ろしてやる。

 

 それから、肩にかかっていた彼女の両脚もベッドの上に一緒に下ろしてやった。……と、そこで俺は気づいてしまった。

 

 膝を立てるようにしてユリシアの脚をベッドの上に下ろしてしまった所為で、今ユリシアはこちらに尻を高く突き出したような体勢になってしまっているのだ……。

 

 ……なんちゅうエロい格好なんや。こんなの……、興奮しないわけがないやろがい……。一度は大人しくなっていた我が愚息がまたも硬度を増し始めてしまっていた。……どうして、俺ってこうも性欲が強いかねぇ?

 

「あぁ……♡ あうぅ……♡ しゅ、しゅごかったぁ……♡♡」

 

 未だ余韻に浸っているユリシア……。俺はそんな彼女の尻に……

 

「……悪い、我慢できないみたいだ……」

 

 そう一言だけ声をかけると、何の躊躇いもなく彼女の両脚を左右の脇に抱え込んでしまっていた。

 

「えっ……、ふえっ……!?」

 

 急に足を持ち上げられ、困惑を隠せない様子のユリシア。俺はそんなユリシアの充分に潤いを帯びた雌穴に再度フル勃起したペニスを思いっきり突き込んでしまった。

 

 俺のペニスの形を覚えたユリシアの膣内は俺をすんなりと受け入れ、何の引っ掛かりもなしに亀頭はあっという間に彼女の最奥をこつんと叩いていた。

 

「えっ!? ええっ!? リョウ!? まだそんな元気なの……!?」

 

「……というか、ユリシアの格好を見てまた元気にさせられちまったみたいだ。ごめん、ユリシア……、俺さ……、自分の欲望を抑えられそうにない……」

 

「ふえっ……、あ……♡♡ んひゃあああああっ……♡ しょ、しょんにゃ……いきにゃりしょんにゃ激しいの……♡♡ んあっ……♡ んあっ……♡ んああっ……♡ ダメ……♡ ダメだってばぁ……♡ ひうううううううっ……♡ あううううううっ……♡」

 

 俺は欲望のままにユリシアの雌穴に何度も何度も屹立を穿つ。亀頭が最奥を捉える度、ユリシアは悲鳴にも似た艶声を響かせる。

 

 腰を引くと、ペニスの動きに引きずられるようにして膣中に放出された大量の蜜が外へ外へと飛沫を上げて跳び出してくる。それらがベッドの上や床の上に落ち、やがて幾つもの小さな液溜りを形成していく。

 

 その光景に俺の興奮は一層煽られ、腰の動きはさらに速さを増していってしまう。俺自身、何処にこんな体力が残っているのか不思議でならない。

 

 ただ一つ、最高に気持ち良いということだけは言える。ユリシアを無理矢理犯してしまっているような感じになってしまっているのは申し訳ないの一言なのだが……、でも人間やはり"気持ち良い"には抗えないのだ。

 

「あぁあぁあぁあぁぁっ……♡ 激しくて……しゅごく気持ち良いよぉぉぉ……♡♡ あっ……♡ ダメ……♡ これダメ……♡ 頭馬鹿になっちゃいそう……♡ あっあっあっあっ……♡ んっんっんっんっんっ……♡ んあっ……♡ んあああっ……♡ ひにゃあああああああッッ♡♡♡」

 

 夢中でユリシアの尻に腰をぶつけていると、いつの間にかユリシアがこれまで以上の甲高い声を上げて絶頂を迎えていた。痙攣する身体と、急激に引き絞られた膣壁が何よりの証明だ。

 

 そして俺も、今のユリシアの膣収縮により射精準備が完全に整った。躊躇うことなく、俺はペニスの奥深くに集約された欲望をユリシアの最奥へ解き放った。

 

「んうっ……ああっ……くっ……」

 

 脈動を繰り返しながらびゅるびゅると吐き出される精液が、瞬間的にユリシアの膣中を俺一色に満たしていく。それを感じながら、俺は小さなうめきを上げて絶頂の余韻を味わう。

 

「あ……♡ あぅ……♡ リョウの精液……いっぱい出てりゅ……♡ うぅ……♡ お腹……ぽかぽかして……♡♡ んうぅ……♡ あぅん……♡ 気持ち良いの……♡」

 

 ぐったりとベッドに上半身を預けながら譫言のように気持ち良いを連呼するユリシア。背中や尻に浮かぶ玉のような汗が、これまでの行為の激しさを物語っていた。

 

 けどそれは、俺には情欲的な光景にも映ってしまうわけで……。

 

「ふえっ……? なんか……また大きくなってる……!? リョウの……おちんちん……。えっ……、これって……ええっ……!?」

 

 ひくひくと蠢きながらペニスを甘抱きしてくるユリシアの膣肉と、目の前に浮かぶ煽情的な光景とのダブルパンチにより、俺のペニスはユリシアの膣中で再復活を果たした。それに気づいたユリシアが驚きに瞳を見開く。

 

 自分でも引くほどの性力だな……、今日の俺は……。それもこれも、ユリシアが無事で良かったという安堵からくるものなのかもしれないな。

 

「すまん……、ユリシア……。こんな感じだから……その……、もう一戦……頼むわ……。いや本当……、ごめんな……」

 

「リ、リョウ……!? す、すごい……ギラギラしてるよ……? リョウの目……。ちょっと怖いくらい……」

 

「なんかさ……、身体の制御が利かないんだ……」

 

「そうなん……ひゃうっ……!? ま、またそんないきなりだなんてぇ……♡♡ あうっ……♡ あんっ……♡ ひゃんっ……♡ しかも……また激しいの……♡♡ さっきイッたばっかりなのにぃ……♡ ふあんっ……♡ んおっ……♡ んおっ……♡ しょんにゃちゅよくしゃれたらぁ……♡♡ ひあっ……♡ んうっ……♡ おあっ……♡ おあっ……♡ またしゅぐイッちゃうよぉぉ……♡ あああっ……♡ おあああああっ……♡」

 

 俺に貫かれるまま、ユリシアはまたも大声で喘ぐ。ふと顔を覗き込んでみると、既に並みだと唾液でぐちょぐちょになってしまっていた。

 

 が、次の瞬間、ユリシアは顔をベッドに伏せてしまった。あの蕩け顔を見られるのが恥ずかしかったのか、はたまた少しでも声を抑えようとして窩……、それは分からない。

 

 ただ一つ言えることは、ベッドに伏しても尚、ユリシアの悲鳴じみた嬌声は部屋中に響き続けていた。

 

「あああああっ……♡ んうううううっ……♡ 頭……おかしくにゃってる……♡ んにゅうううううううっ……♡ んあああっ……♡ ひううううんっ……♡」

 

 俺とユリシアの結合部から響くぐちゃぐちゃという卑猥な水音が……、腰が彼女の尻に打ちつけられ奏でられるパンパンという乾いた叩打音が……、そして彼女の陰尾で愛くるしい強制が……、一つに重なって俺の鼓膜を激しく叩く。

 

 同時に、俺の腰がぶつけられることでたゆんと柔らかく波打つユリシアの尻肉やその際に飛び散る汗の雫が俺を視覚的にも楽しませようとしてきていた。

 

「んおっ……♡ ああああっ……♡ んっんっんっんっんうっ……♡ あっあっあっあっあっ……♡ あうううううううッッ♡♡♡」

 

 俄然腰に力が入ってしまい、抽挿のスピードが上がってしまう。その結果、ユリシアは早くも再度の絶頂を迎えていた。

 

 きゅっと引き締まる膣肉に、俺の性感もまたゆるゆると上昇させられていく。早く吐精したくて、俺のピストンはさらに苛烈さを増していく。ぷしゅっと結合部の隙間から噴き出る淫蜜が周囲に飛び散ることも構わず、俺は夢中でユリシアの膣中を激しく抉り回した。

 

 イッても止まらない膣奥への刺激に、もはやユリシアは何か意味のある言葉を発する余裕もないようで、ただ卑猥に喘ぐのみであった。

 

「ああっ……はぁ……はぁ……ユリシアっ……ユリシアぁっ……すげぇ……やっぱり最高だよ……ユリシアの中……。俺も……そろそろ……あっ……うぐううっ……」

 

 ユリシアを求めれば求めるほど、俺の息は荒く乱れていく。ちゃんと言葉を発することができているのか聊か不安だ。

 

 それはそうと、高速ピストンとユリシアの膣内の蕩け具合、また収縮具合のおかげで、5発目の精液発射準備が大分整ってきた。あと一押し、強い刺激が来れば何時でも発射可能だ。

 

「おっおっおっおっおっおっ……♡ んおおおおおおっ……♡ あああああああっ……♡ んあっ……♡ んあっ……♡ んあっ……♡ おあっおあっおあっおあっおあっおあっおあっおあっ……♡♡ ほあああああっ……♡」

 

 と思っていると、ユリシアが今までより一層強い嬌声を漏らした。同時に、結合部を伝って彼女の身体の駒かな震えを感じた。これは……恐らく絶頂の前兆だろう。

 

 膣壁もさらなる収縮を見せ始めた。圧迫感が増したことでペニスはより強く扱き上げられる。加えて襞の擦れる感覚も強くなり、俺の性感は急激に頂点まで高められていった。宣言した通り、俺は装填させていた熱液を急速に尿道から鈴口へ登らせていく。

 

 そうして、爆発したような感覚とともに鈴口を勢いよく飛び出した熱液がその勢いのままユリシアの膣の奥……子宮へと打ちつけられていった。

 

「ああぁ……うううううぅぅッッ!!!」

 

「ふあああああっ……♡ ああっ……♡ うあああああああッッ♡♡♡」

 

 俺から放たれた熱を受けたユリシアは、俺より一瞬遅れてぷしゃっと激しく潮を噴き、身体をぶるりと大きく痙攣させて、俺と同じように絶頂を迎えた。

 

 あ、圧がすごい……。絶頂によりこれでもかというくらいに収縮した膣壁が、今の行為の中で生成された精液を一滴たりとも残すものかというように搾り出そうとしてくる。我がペニスはその圧力に逆らうことなく、残った精液を余さずユリシアの雌部へと次々差し出していっていた。

 

 やがて全てを出し切ると、最後に一、二度ほどの軽い脈動を見せ、俺のペニスは少しずつ硬度を落とし形状を元の状態に萎ませていった。そして、ある程度のサイズに戻るとちゅぽんという音とともにペニスがユリシアの膣から引き抜かれた。

 

 それを皮切りに、俺は身体を一気に脱力させた。流石にあれだけ激しくユリシアを求めた後だと疲労も激しいな。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……、あぁ……すごかった……」

 

 思わず感嘆の声が漏れ出てしまう。それほどまでに、先ほどまでの行為は刺激的だったのだ。

 

 一つ心配なことといえば、未だにユリシアがぷるぷると身体を震わせたままベッドに突っ伏している……ということだが……、大丈夫だよな?

 

「ユ、ユリシア……? その……平気か?」

 

「へ、平気じゃないよぉ……、激しすぎ……。あんなの、いくらわたしでもへとへとになっちゃうよぉ……」

 

「わ、悪い……。興奮してつい……」

 

 それまで抱えていた彼女の両脚をベッドの上に下ろしてやると、ユリシアは緩慢な動作でころんと伏した体勢から仰向けに転がり、ジト目で俺の顔を見上げてきた。そんな彼女の顔は行為時にちらりと確認した時以上にぐちゃぐちゃになってしまっていた。

 

 額には汗で濡れた前髪がところどころに貼りついている。それを見て改めて実感した。今日のこの行為は、流石のユリシアといえども体力の限界に差し迫るほどのものだったのだと。

 

 荒い吐息に伴って上下にゆさりと揺れる彼女の乳房と、その上のむくれた顔とを交互に見やりながら、俺はシンプルに謝罪する。こりゃ、確かにやり過ぎだわな。

 

「……まぁ良いけどね。今日のエッチはリョウへのお礼だから、責めるつもりはないよ。意地悪言ってごめんね」

 

「い、いや、大丈夫」

 

「じ、じゃあさ……、意地悪ついでにもう一つ……言っても良い?」

 

「ん? どうした?」

 

 何だろうか……? 何か途轍もない要求でもされるのか……? 少し不安に思いながらも、俺は静かにユリシアへ耳を傾けた。

 

「その……ね、今度はさっきみたいな激しい感じじゃなくて……、優しいエッチがしたいな……なんて言ってみたり……♡♡ え、えへへ……♡」

 

 そう言いつつ、ユリシアは胸部に残されていたハーフカップのブラをはらりと取り去り、俺の前に全てをさらけ出した。冗談めかした口調だが、どうやら甘々エッチのおねだりは本気らしい。

 

 そんなユリシアの態度と、さらけ出された二つの膨らみ、その中央の桃色突起、そして投げ出された両脚の間に垣間見える濡れて艶を帯びた雌の象徴……、それらに俺の興奮は再度掻き立てられてしまう。

 

「あはっ、また大きくなった♡ ホント、今日は一段と元気だね……♡♡」

 

「今のお前が可愛すぎるのが悪い……。あんなこと言われちゃ、そりゃ黙ってられないよ……」

 

「えへへ♡ じゃあ今度はゆっくり……お願いね♡」

 

「ああ、任せろ」

 

 こうして俺たち二人は穏やかな空気の中、もう一度身体を重ね合わせるのだった。ユリシアの希望通り、今度は激しくない、ゆっくりとした甘いやつを……。

 

    *

 

「んぅぅ……♡ えへへぇ……♡ 大好きだよぉ……、リョウ……♡♡」

 

 行為の後、俺とユリシアはお互いに並んでベッドの上に寝そべりながら、ゆるゆるとした時間を過ごしていた。

 

 お互い全裸で、身体のあちこちに先ほどまでの行為の残滓が見受けられるが、結局あの後5、6回戦くらい続けざまに行ってしまったので、もう俺もユリシアも性力は尽き果ててしまっている。

 

 そのため、ユリシアの全裸を目の前にしても俺の愚息はもうすっかり反応してくれなくなった。今は、心地良い疲労感が身体を包んでいるだけだ。

 

 とはいえ、恐らく少し時間をおいたらまた元通り、俺もユリシアも性欲モンスターになっていることだろう。……我ながらいろいろ化け物じみていて少し怖いな。

 

 それはともかく、今はユリシアとのゆったりとしたこの時間を楽しもう。

 

「俺も大好きだ、ユリシア」

 

「知ってるよ、えへへ♡ ふわぁ……、ちょっと張りきりすぎちゃったかなぁ……、眠くなってきちゃった……」

 

「仮眠取るか?」

 

「んん、大丈夫。もう少しリョウとイチャイチャしてたいの♡」

 

 そう言いつつ、ユリシアが俺の胸の上にこてんと頭を預けてきた。汗でしっとりと湿った彼女の金毛の先が裸の胸や腹をかすめ、俺は思わずくすぐったさを憶えてしまう。

 

 なので、お返しに俺はユリシアの二つの狐耳の裏をさわさわと摩ってやる。軽く身を捩り、くすぐったそうにはにかむユリシアが可愛い。

 

 ああ、平和だ……。あんな事件があった後だけど、今はとても穏やかだ。

 

「解決……できたんだな、俺たち」

 

「ん? うん、リョウやルナ、クラスのみんなのおかげでね。わたし一人じゃきっとできなかったよ。改めて、ありがとうね、ホントに」

 

「どういたしまして」

 

 ユリシアの細くて華奢な両腕がぎゅっと俺の身体を抱きしめてくる。彼女の気持ちに応えるように、俺も彼女の身体を抱き返す。

 

「ねぇ、リョウ」

 

「ん? どうした?」

 

「友達って……、仲間って良いね」

 

「……そうだな」

 

 頼り頼られる関係は一つに限るもんじゃない。信頼関係はいくつあっても素晴らしいものなのだと、こういう事態に陥ってみてようやく俺もユリシアも気づくことができた。

 

 紗夜や雨宮さんがいなければ、ユリシアは孤独に押しつぶされていたかもしれない……。薊美さんや生徒会長がいなければ、あの場にいた学生たちの信頼を勝ち取ることはできなかっただろう。

 

 辛いはずなのに、ユリシアがあえて自らこの騒動の矢面に立とうとしていたから、結果的に俺は過去のトラウマを振り切ることができた。そして、俺がいたから福原さんを見つけられた……。

 

 物は言い様……かもしれないが、俺たち全員がこの騒動をあるべき最終地点まで導いた。誰か一人が欠けただけで、もしかしたらこの騒動のゴールは狂わされていたかもしれない。

 

「背中を預けられる相手がいっぱいいるって素敵だね」

 

「ああ、同感だ」

 

 抱き合いながら、俺たちは微笑みを交わす。また一つ、俺たちは成長できた。そう実感した一日だった。

 

「でも、もうあんな騒動は懲り懲りだよ……」

 

「えへへ、そうだね……、ん?」

 

 二人してくすりと笑い合う。丁度そのタイミングでユリシアのスマホがメッセージを知らせる通知恩を発した。

 

 早速手に取ってメッセージの内容を確認するユリシア。

 

「ルナからだ。何だろう?」

 

 どうやら送信元は薊美さんのようだ。少しの間、ユリシアは黙ったまま画面をじっと見つめていた。

 

「ふーん」

 

「どうかしたのか?」

 

 思ったより素っ気ない反応に、俺は思わず首を傾げそう聞き返してしまう。

 

「あー、いや、ルナからのお誘いがきてね。明日、うちに遊びに来ないか……って。それも泊りがけで」

 

「へぇ。そっか、そういえば明日からゴールデンウィークだもんな。良いじゃんか、行ってきなよ」

 

 朱鷺舟学院は普段の学習内容が密な分、休みは割と多めにとってくれているらしく、明日4月28日……即ち、昭和の日の一日前から5月五日までの土日を含めた8日間が今年の俺たちのゴールデンウィークらしいのだ。

 

 ありがたいような……、別にそうでもないような……と、俺的には何とも微妙なのだが、一般的な学生としては嬉しい限りだろうな。

 

 そんなちょっぴり速めなゴールデンウィークの初日二日間を使って、いつメン女子たちのお泊り女子会が計画されているようだ。

 

「えっとね、リョウも誘っておいてほしい……って書いてある」

 

「俺も?」

 

 撤回。女子会ではなかったようだ。俺が呼ばれているということは、恐らく寺田君にも同じように声がかかっているのだろう。

 

「楽しそうだな。せっかくだし、俺も参加させてもらおうかな。こういう機会、なかなかないし」

 

「意外だね、リョウがこういうイベントに乗り気なんて」

 

「そうか? 俺、普通に楽しいことは好きだぞ?」

 

「まぁ、そういうことならOKしとくね。あっ、でもメルシアが……」

 

 あ、そうか、その問題があったか。

 

 父親は今週の土曜日まで仕事で家には戻ってこない。そんな状況で俺とユリシアの二人まで家を空けるようなことになってしまえば、メルシアちゃんは一人で留守番をすることになってしまう。

 

 うーむ、流石にそれは可哀そうだ。どうにかできないだろうか……?

 

「わっ、速っ!?」

 

「おっ? ど、どうしたよ?」

 

「メルシアがいるから……って返したら、速攻で返事が返ってきたの。びっくり。んで、えーっと……」

 

 薊美さんからの返信にユリシアが目を通す。そして……

 

「えっ、良いの? ねぇ、リョウ。ルナがね、メルシアも一緒に連れてこいって」

 

「本当に? んー、大丈夫なのか? 迷惑かからないだろうか……」

 

「まぁ、ルナが言うんだし大丈夫なんじゃないかな」

 

「かもな。んじゃ、とりまメルシアちゃんにも聞いてみようぜ」

 

 ベッドから身を起こしつつ俺がそう言うと、ユリシアもうんと一つ頷いた。

 

「だね。じゃあ早速……」

 

「だあああっ!! 待て待て待て! 格好! 考えろ! 今お前、すっぽんぽんなんだぞ!? まぁたメルシアちゃんに起こられるぞ?」

 

「あっ……」

 

 ……ったく、こいつはいつもこういうところでポンコツになるんだからなぁ。まっ、そういうところも可愛いのだけど。

 

 そんなわけで、俺たちは服に着替えてメルシアちゃんのもとへと赴くのだった。

 

 結果、メルシアちゃんも随分乗り気だったので、一緒に連れていくことになった。お泊り会か……。いかんな、少しワクワクしてしまっている自分がいる。はしゃぎたてるような年でもないのにな。

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