※この作品はR-18です。

男の少ないデレステ世界で2度目の人生!?   作:猫仔猫

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男の少ないデレマス世界で……のネタが浮かばないので新作を書く暴挙に……

プロローグなので原作キャラはまだ出ません。



プロローグ
プロローグ


「痛っ!」

 

体の痛みに思わず声を上げた。

ベッドの上で寝ているみたいだが、目を開けば天井には豪華なシャンデリアがあった。

顔を右に向けると点滴の管が俺の右腕へとつながっていて、左を向けば心電図モニターが左腕へつながっている。

視線を体に向けると検査着を着ていて、股間からはカテーテルが……チンポがなんか変だと感じたのは、カテーテルをいれられていたからか。

 

うーん。どうやら病院で処置後のようだが、天井にシャンデリアは病室にそぐわないよな?

いったい何がどうなっているのかは分からないが、一旦落ち着こう。目を閉じて深呼吸をする。

そして目を開いて――

 

「……知らない天井だ」

 

良し、このセリフを言えるって事は大丈夫だ。落ち着いた。

昨日は残業後に終電に駆け込んで、最寄りの駅に着いてコンビニで飯を買って、公園を突っ切って……その先の記憶がない。

 

そして今の現状は、頭の痛みに右脛からも痛みを感じる。

鏡が無いから頭は見れないが、右足を見るとギブスが装着されていた。……って足短くね?

なんか体も小さいし、腕も細く手も小さい。いったい何だってんだ⁉

 

 

頭が混乱しているとガチャっという音がして部屋の扉が開いた。

開いた扉の先には女性の看護師さんがいて、俺と目が合うと「い、今すぐ先生を呼んできますねっ」と言ってパタパタを走って行ってしまった。

扉が開きっぱなしとか、病院で走るなとかツッコミどころはあるが、それよりも大きな衝撃が俺を襲っていた。

 

あの看護師さん、目がでかくね? 目をパッチリ見せるメイクでもあんなの無理だろ。それに髪色がピンクって、アニメやゲームじゃあるまいしどんなセンスだよ。

そして胸が大きかった! いや大きいだけなら普通にいるな。そうじゃなくてナース服がミニスカだった。ありえないだろ、エロゲかよっ!

 

……アニメやゲームのキャラのフィギュアや3Dモデルを等身大にしたらあんな感じなのか? いやいや、まさかね……

 

 

 

 

少しすると女医さんと先程の看護師さんがやってきたが、この女医さんも看護師さん同様に目が大きかった。うん、目の錯覚じゃなかったな。

初めて見た時には驚いたが、マンガやアニメが好きなだけあって少しの時間で慣れてしまったな。

 

女医さんの問診に対して体の調子は正直に答え、記憶の方に関しては混乱していて思い出せないとぼかして答えた。

問診が終わって心電図モニターの器具を外し終わると、女医さんが近くに寄ってきて身を屈めた。

 

「次は実際に確認するために、触診をしたいのだけど良いかな?」

 

何で聞くのだろうか? 検査なのだから普通にやればいいだけのに。

 

「大丈夫、怖くないからねー」

 

すぐに答えなかったからか、看護師さんがそう言って微笑んだ。

つい『子供かっ』と突っ込みそうになったが「あ、大丈夫です」と答えることが出来た。

 

俺が了承したのを聞くと、女医さんは検査着の前を開けさせて触診を開始した。

 

……えっと触診で調べるところを押したりするのはわかるけど、指を滑らせる必要はあるんですかね?

まるで愛撫されているみたいで気恥ずかしいんですけど!

 

全身を触診された結果、腕や脚に数か所の打撲が判明。CTスキャンで右脛のヒビは判明してたものの、内出血を伴わない打撲の場合は触診の結果でカルテに反映されるらしい。

 

「じゃあ最後に大事な確認をさせて貰うからね」

 

女医さんはそう言うと、俺のチンポを触り始めた。

思わず股間に目をやると……30年付き合ってきたはずのチンポが、親指サイズまで縮んでしまっていた。

毛も生えていないし、改めて全身を見ると、子供の体だと思い知らさた。

 

なんだよ、コナンか? コナンの世界だってのか? 黒ずくめの男には会ってないぞ!!

 

 

「触られている感触は有りますか?」

 

そう言って女医さんは2本の指で擦ったり握ったりしてきた。

 

「あぅ、はい。感じてます」

 

素直に答えてしまったが、これは本当に必要なの? まぁ30前後であろう美人な女医さんに触られるのは御褒美だから、役得と思っておこう。

そうすると今度はもう片方の手で袋を触り始めて――

 

「んんっ」

 

玉を軽く握られたので思わず声を出してしまった。

 

「はい、陰茎も陰嚢も異常は有りませんね。よく頑張りました」

 

看護師さんが俺の頭を撫でながら褒めてくる。

うん、これは完全に子ども扱い……子供の体なんだろうなぁ。諦めて現実を受け入れるしかないか。

 

 

検査着を着つけなおされたところで、またもや扉が開いて黒尽くめの女性が入って来た。

 

「良かった。純君、意識が戻ったのね」

 

その女性は足早にベッドの横まで来たかと思うと、俺の左手を両手で握しめた。

そして俺の目を合わせると、悲しそうな顔でこう告げたのだった。

 

「今日ね、姉さん――純君のお母さんを火葬してお墓に納骨してきたわ。最後に会わせてあげれなくてごめんなさいね」

 

その言葉を聞いた瞬間、痛みと共に俺の頭の中に様々な記憶が流れ込んできた。

 

公園で刃物を振り回している男。腰を抜かして這って逃げようとする女性。振り下ろされる刃物。男にタックルする俺。背中を刺され血にまみれたまま男を押し倒し、女性に警察を呼ぶように叫び……『佐々木 純一郎』の最後の記憶。

母親に抱かれている俺。目の前のおっぱいを夢中に吸う俺……『笹埼 純』の生まれてから6年の記憶。

その『笹埼 純』の最後の記憶は――母親と叔母の住む東京に遊びに行った帰りに、対向車線の事故に巻き込まれた瞬間だった。

 

そうか、俺は死んで生まれ変わったのか。

 

事故のショックで自身の記憶が封印されて、そのせいで前世の記憶がよみがえった。そして目の前の叔母の言葉により、今世の記憶を思い出された。

そいうことだろうか。

そして今世の母親はあの事故で亡くなってしまったのか。綺麗で優しくて、過保護ではあったが愛情を注いでくれた愛しい人だった……

 

 

「笹埼さん。問診をしたところ、純君は記憶が混濁しているようで、自分の事ですら分かっていないようでした」

 

「そ、そんな……」

 

知らず知らずのうちに涙を流していると、そんな会話が聞こえて来た。

あぁ、問診の時は状況が分からなくて曖昧に答えたんだったな。だが、全て思い出したのだから、それを伝えておかないと。

 

「百合枝叔母さん、先生。大丈夫です、全部思い出しました」

 

俺がそう言うと、女医さんが俺の事についての質問をしてきた。

名前、年齢、誕生日、住所や学校の名前などもだ。それらの質問全てをきちんと答えられた事から、とりあえずは平気だろうとの事。

 

検査及び経過観察、松葉杖での歩行訓練を合わせて、1週間はこのまま入院だそうだ。

何かあったらナースコールをするようにと告げて、女医さんと看護師さんは退室していった。

 

 

部屋に残った叔母さんから話を聞くと、あの事故から三日経っているらしく、今日の午前のうちに葬式と火葬を終わらせたとの事。

俺は意識不明のままだったし、意識が戻ったとしても即退院なんて出来ないので、仕方が無い事だったのだろう。

 

「ねぇ、純君。退院したら東京で一緒に暮らさない? 小学生を一人暮らしにはさせられないし、保護施設はいやでしょう?」

 

そして退院後の話になった。まぁたしかに小学生では一人暮らしは無理だろうし、保護施設なんて勘弁だ。

『笹埼 純』の記憶の中には、この世界の事も含まれていて、その記憶によると男女比率が偏っているらしく、ニュースで近年の男子出生率は1%を下回っていると報道されていた。

そんな世界で男の子が保護施設に入ったらどうなるか。

その手の小説などでは、施設職員の性玩具にされたり下手すれば勝手に売られ――養子にだされてしまったりしていた。うん、勘弁だな。

 

 

「私としても、母も姉さんも無くなってしまった今は、純君だけが唯一の肉親なの。どうかしら」

 

「うん。百合枝叔母さんと一緒に住むよ」

 

考えている間も叔母の話は続いていたので、子供らしい返事をした。

叔母さんは俺の返事に安心したような表情を見せて、話しを続けた。

 

「良かった。退院する頃には夏休み直前だろうし、2学期から東京の学校に行きましょうね。手続きとか引っ越しとかは終わらせておくから、安心してね」

 

 

その後も話をして入院についても聞かされたが、明日は三分粥、明後日が五分粥、その次が七分粥で、五分粥の日までは点滴とカテーテルはそのままらしい。

その三日間は検査と療養。何事も無ければ四日後から、松葉杖での歩行訓練。七日後に退院できるらしい。

三日後の七分粥に変わる日に着替えが必要になるので「その日に着替えを持ってくるからね」と言って叔母さんは帰っていった。

 

 

 

一人になった病室で考える。性格は前世の方が強いと思う、これは前世30年に対して今世は6年という時間の長さが関係しているのだろう。

時間が経てば2つの性格が混じり合い、これからの俺と言う人格になってくれるだろう。……きっと。

 

それにしても男が少ない世界か。ラノベであったあべこべ世界ってやつだろうか。

確かに、数少ない男の生殖機能は大事だよなぁ。あの女医さんが大事な確認と言ってチンポを確認したのも、いまなら納得できるな。

流石に6歳の子供のを……って前世では小学生に手を出す変態も居たから、否定はできないか。

 

 

 

 

 

それからの1週間は羞恥プレイが連続した。

 

その①若い看護師さんの前で排泄行為

翌日の三分粥とはいえ食べれば出る物があるのは当然で、もよおしてきたのでナースコールをする。

 

『はい、どうしましたか?』

 

「あの、トイレに行きたいんですけど」

 

『すぐにいきますね』

 

やってきた看護師さんの手には金属製の差し込み便器が……

そして終わった後は、あたりまえだけどウェットティッシュで拭われる。

 

三日目以降のカテーテルが外された後は、車椅子でトイレまで連れて行ってもらえるものの、危険だからと一緒に入ってきてズボンやパンツを一人で降ろさせてもらえない。

そして終わるまで目の前で待っているので、結局見守られながら排泄するはめになってしまった。

変な性癖に目覚めたらどうしよう……

 

 

 

その②若い看護師さんと叔母さんによる洗体

 

「ギブスが取れるまでの入浴の仕方はわかりますか?」

 

三日目に叔母さんが着替え持って来てくれた時に、看護師さんも一緒にやってきてこう言った。

俺も叔母さんも『ギブスは濡らさない』そのくらいしか知らなかったのでそう伝えると「じゃあ実施でお教えしますね」と、シャワー室へ連れていかれた。

 

入浴介助をするためだろうか広いシャワールームだった。

入ってすぐの場所にバスタオルを敷いて、そこに車椅子から降ろされて座らされた。

 

「まずは上の服を脱ぎましょうね」

 

看護師さんに言われるままにパジャマの上と肌着を脱いだ。

 

「次に下ですけど、片足では危険なので笹埼さんが手伝ってあげてくださいね。まず純君の前でしゃがんでください」

 

叔母さんも看護師さんの言葉に従って、俺の前でしゃがんだ。

 

「純君、肩に捕まって腰を浮かせられるかな? ――はい、上手ね。笹埼さんはズボンとパンツを膝まで下ろしてあげてください」

 

叔母さんにズボンとパンツを下げられた後は、もう一度バスタオルの上に座らされて脚から抜き取られた。

そして右足のギブスに袋を被せ入り口をテープで止められる。これで水が入らないようになり、ギブスが濡れずにシャワーを浴びる事が可能になる。

 

「それじゃあ笹埼さんも服を脱いじゃってくださいね」

 

「「えっ?」」

 

看護師さんの発した一言に、俺と叔母さんの声が重なった。

いやいや。介助でしょ、何で叔母さんまで脱ぐ必要が……

 

「子供の場合は身体を支えるより、抱えた方が安全なんです。私がお手本見せますので、覚えてくださいね」

 

そう言うとさっさとナース服を脱ぎ、さらに中に着ていたキャミ、下着まで脱いでしまった。

初めて見た時にも思ったけど、看護師さん胸がすごく大きい。お手本を見せると云う事は、あの胸に抱えられると云う事だろうか?

 

ジロジロ見るのも失礼かと視線を戻すと、叔母さんも服を脱いでいた。

叔母さんの脱衣シーンか……大丈夫、叔母さんは家族、大丈夫大丈夫。

それに6歳の体だと気持ちが興奮するだけでは勃起しない。……と思う。

 

 

看護師さんは叔母さんが脱ぎ終わったのを確認すると、俺の前に移動してきてしゃがんだ。

その時に看護師さんの股間が目の前を通り過ぎて行ったのだが、なんと陰毛もピンク色だった! 髪は染めているんじゃなくて、地毛だったんだなぁ……

 

看護師さんが上半身を寄せてきた。

 

「はい、純君は両腕を使って首に抱き着いてちょうだいね」

 

うわぁ、胸におっぱいの感触がっ! 抱き着いたらどんな感じなるのだろうか。出来るなら大人の体の時に体験したかったなぁ。

それでは失礼してっと。看護師さんの首へと両腕を回す。

 

「体を起こすから、しっかり掴まってていてね」

 

ずり落ちないように右腕で俺の腰を押さえると、持ち上げるように体を起こして、浮いた俺のお尻の下を左手で支えた。

まるで抱っこちゃん人形になったようだ。大人だったなら、お互い裸での抱擁だというのにね。

 

「体が前のめりのまま立ち上がろうとすると、腰を痛めたりするので気を付けてくださいね」

 

そう言って立ち上がり、俺の事を持ち上げて見せた。

その後はまたバスタオルの上に下ろされて、看護師さんと叔母さんが交代だ。

 

記憶によると大卒の4年目らしいから26歳位か。看護師さんとどっちが若いかな……って、そんな事を考えている場合じゃない。

看護師さんの時と同じように首に腕を回してしがみ付き、抱え上げらる。

そしてシャワー前の椅子へと運ばれて、頭から体と看護師さんの指導の下洗われていった。

 

 

「座ったままだとお尻が洗えないから、ズボンを脱いだ時のように掴まって腰を浮かしてくれるかな」

 

看護師さんが俺の目の前で片膝になり、俺の右膝を自分の左脚に乗せてくれた。

目の前の巨乳に目がいってしまうが、それでも足が滑らないよう腰を浮かした。すると、看護師さんがすかさずお尻に両手を伸ばして揉むように洗い始めた。

 

「んにゃっ」

 

肛門に触れた指の感触に思わず変な声をあげてしまった。

確かにそこが一番お尻で汚れるところだけどっ! そんな指先で何度も触るような洗い方でなく、普通に洗ってくださいっ!!

 

椅子に腰を下ろすと、今度は脚を大きく広げられ膝の間に叔母さんを呼び込んだ。

大人女性二人にチンポを見られています。成長した後なら御褒美だけど、この体だとなぁ……

 

「まずは袋の方ですけど、中に玉が2つあります。力に弱いので、軽くなら良いですけど強く握らないように気をつけてください」

 

まずは看護師さんが袋を手に納めると、指先で挟んで擦り合わせるように洗っていく。交代して今度は叔母さんが同じように洗い始めた。

 

「痛くない? 男の人のを見るのも触るのも初めてだから、痛かったらちゃんと教えてね」

 

気づかってのセリフだろうが、何故かエロく感じるのは前世の記憶のせいだろうな。

 

「おちんちんは子供の頃は皮を被っています。ですが、そのままにしておきますと成長を阻害する事が有りますので、小さい内に剥く癖をつけるのをお薦めします。笹埼さんも、お風呂ではきちんと剥いて洗ってあげてくださいね」

 

左手の指で根元を押さえて、右手の親指と人差し指で先の皮を挟んで根元の方へ動かした。……が少ししか動かなかった。

 

「お母さんに剥いて貰ってなかったのね――純君、おちんちんと皮がくっついちゃっているの。剥がしちゃうけど良いかな? 痛いかもしれないけど我慢できる?」

 

小便した時から分かってはいたが、本当にお子ちゃまチンポだったんだなぁ。

早めに剥けるようになっておく方が良いからな。それに自分でやるよりは女の人にやって貰う方が断然良い!

 

我慢できると言い、看護師さんに剥いて貰った。……すごく痛かったし、ヒリヒリする。

 

「先の頭の部分は唇と同じ粘膜質ですので、優しく触れてください。わかりやすく言えば、剥けたクリトリスと同じくらいに敏感です」

 

叔母さんに対して言ってるのだろうけど、その喩えはどうなんだ? いや、叔母さんも頷いているから、それで理解できたのか。

 

「そして、このくびれた部分。ここに垢が溜まりやすいので、きちんと洗ってください」

 

そう言ってカリ首についていた恥垢を洗い流してくれた。

その間、刺激を我慢するのが大変だったけど、奇麗になってよかった。

 

洗い終わったら、また叔母さんに抱き着いてバスタオルの所まで移動した。

ギブスが取れるまで、こんな入浴が続くのか。大変だが、叔母さんと裸同士でスキンシップが取れるのは役得かな。

 

その後退院までは、日替わりで看護師さんたちに全身洗われ続けた。全員が若い女性だったの救いだった。

 

この事により、性癖に年上属性や甘え属性が追加されたが、それに気づくことは無かった。

 

 

 

 

 

そして1週間が経ち、退院して叔母さんの車に乗って帰宅する。

帰宅と言っても今まで暮らしていた家ではなく、叔母さんが住んでいる都内のマンションだ。

 

10階建てマンションの最上階の角部屋3LDK。賃貸ではなく持ち家で、祖母から叔母さんが相続したとのこと。

元々は母娘3人で住んでいたが、俺の母が俺を出産後に『男の子を空気の汚い都会で育てたくない』と言って引っ越し。数年前に祖母が亡くなり、それ以降は一人暮らし。空き部屋となっていた母が使っていた部屋を、俺の部屋として使う事になった。

 

引っ越しは入院している間に終了し、家具などは処分して母の遺品は祖母の遺品と共に、祖母の部屋に置かれているらしい。

 

 

「はい、ここが純君の新しいお家よ。自分の家なんだから遠慮しないでね」

 

玄関を入ると短い廊下があり右側に扉が1つあり、ここが俺の部屋らしい。左側には扉が二つで、手前がトイレで奥側が洗面所とお風呂。正面の開けっ放しの扉の先はリビングだ。

リビングに入って正面の扉が叔母さんの部屋で、左奥のキッチン横の扉が祖母の部屋。現在は仏壇や遺品などが置かれている……宗教には無関心だったが、転生を体験してしまった今は考えさせられるものがある。

 

「夕方になったらお隣さんに挨拶に行くから、それまではゆっくりしててね」

 

そうそう、この世界ではご近所さんのつながりが前世の世界よりも強いみたいだ。

なにせほとんどの家庭が母子家庭なので、仕事の都合で夜などに家を空けなければならない時は、ご近所さんに子供を頼む事になる。なので、東京のマンションでも持ちつ持たれつの助け合いが必要になるのだ。

むしろ親戚が近くに居ない東京のマンション暮らしの家庭の方が、預け合いが多いのかもしれない。

 

まぁ俺の母は自宅で仕事をしていたので預けられる事は無かったけど、叔母さんは会社勤めなので預けられる事もでてくるだろう。

嫌われないように、しっかりと挨拶しないとな!

 

それはさておき、ゆっくりと言われても何をするか。

荷物の配置を変えようにも、この脚の状態では難しい。本でも読もうかと思いきや、本棚にあるのは絵本だけ。小学1年生の本棚だから仕方ないか。

結局リビングでTVを見る事にしたが、どのチャンネルに変更しても知っている番組が無いのがなぁ……

 

見知らぬタレントが出ているワイドショーをぼーっと見ていたら、叔母さんが「このこね、去年まではモデルをしててね。私も何度か現場に連れてった事があるのよ」と言った。

どういう事かよく判らなかったので、詳しく聞いてみると――

 

叔母さんは大手の芸能事務所である『346プロダクション』に勤めていて、わずか3年で主任に昇格した『モデル事業部』の出世頭。

そしてその仕事の中に撮影現場での仕事などもあって、このTVに出演してるタレントさんとも一緒に現場に行った事が有るんだって。

 

……って、346プロだぁ!?

どこぞのエロゲ世界かと思いきや、まさかのアイマス……いや、デレマス世界かよ!! でも男が少ないって事は無いよな、どうなってるんだ?

と、とりあえず、これは確認しておかないと――

 

「芸能事務所で働いているなら、日高舞ちゃんに会った事はあるー?」

 

「舞ちゃんは5年くらい前、私が大学生の頃に引退しちゃったからね、会った事は無いのよ」

 

おぉぅ、やっぱり居るのか。てか『誰?』とか言われる可能性のが高かったな、危ない危ない。

うーん5年前に引退だと、10年後くらいに娘の愛ちゃんが876に入るのか? 

そうすると、俺と原作キャラは近しい年齢になるな。それに叔母さんも居るし、将来上手くいけば原作キャラと良い感じになれるかも!

 

小さい頃からこの世界の女との接し方に慣れていけば……

この人生がちょっと楽しみになって来たぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

――と、思ってた時がありました。

 

えっ、何の事かって?

 

お隣さんに御挨拶に行き、初めて会ったお隣の娘さん。

年頃のキャラをデフォルメにしたらこうなるよなーって感じの、薄茶色の髪をお下げにした何処か見覚えのある顔。

そして自己紹介が『アタシ、北条加蓮。小学1年生、よろしくね?』ときたもんだ。

 

将来どころか即日に会ってますがなっ!

 




エロゲ世界だと思った? 残念、設定が狂ったデレマス世界でした!!
って、いうだけのプロローグでした。

これだけでは何なので、明日も投稿します。
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