※この作品はR-18です。

男の少ないデレステ世界で2度目の人生!?   作:猫仔猫

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中学1年 6月

常務との会談の帰りにスマホを買って貰った。何年かは機種変更をするつもりはないので、最新モデルだ。

家に帰ると叔母さんがさくっと自分の連絡先を登録していた。なにが「純君の1番は私よね♪」だ、勝手に登録したくせに。別に良いけどさ。

 

その夜には楓さんが家に来て泊まって行ったのだけど、アイドルになるって伝えたら『私も絶対にアイドルになりますね。純君とも一緒にお仕事したいですから』と言っていた。

その流れで今度一緒にカラオケで歌の練習をする事になった。

よく考えると、二人きりで出かけるのは初めてかもしれないな。商店街に買い物に行くくらいはあったけど、お出かけって感じではないし。

うん、カラオケに行く時が初デートって事にしておこう。

まぁ、後は当然の如く連絡先の交換をした。そして楓さんが使っているチャットアプリを教えて貰い、非公開のアカウント作成した。

 

このチャットアプリ――『つながるん』――で叔母さんや蓮菜さん、湊さんとも連絡を取っているらしい。俺や子供たちが、晩御飯をどの家で食べるのか等の情報共有もされているとか。

楓さんのアカウントをフレンド登録すると、早速チャットに招待された。

そこは楓さんとの個別チャットではなく、先の4人のグループチャットだった。連絡取りやすくなるのは良いんだけど、グループ名が『純君を愛でる会』ってのはどうにかなりませんかねぇ……。愛でる会に本人が居るっておかしくない?

 

翌日、奏がスマホを持って来て自分の連絡先を登録し、さらに『つながるん』でもフレンド登録をしていった。

奏は中学に入った時にスマホを買って貰っていたらしいが、俺と加蓮が持っていないので俺達の前では使わないようにしていたらしい。

 

さらに後日、加蓮がスマホを持って家にやって来た。俺がスマホを持った事で持ってないのが加蓮だけになったし、いい機会だからと蓮菜さんが加蓮にも買ってあげたらしい。

だけど母親の蓮菜さんより先に、俺の連絡先を登録するのはどうなんだ?

 

その夜に奏に招待されたチャット行くと、奏・加蓮・楓さんのグループチャットだった。

加蓮はスマホを店で買ってすぐに来たので、その時はまだ『つながるん』は入ってなかった。家に帰ってから入れたんだろうな、蓮菜さんも使っているし。

これで加蓮ともチャット出来るようになったな。……って、こっちのグループ名は『純の後宮』かよっ! まだ二人とは最後までしてないじゃん! 時間の問題だろうけどさ。

 

 

 

 

 

6月になると衣替えだ。

女子はブラウスだけになるので、ブラが透けて見える。1年生で胸の小さい子なんかは未だノーブラだったりするし、2~3年生だとカラフルなのやお洒落なのを着けていたりする。

体操着に着替える時は教室で着替えるので、クラスメイトのは普段から見ているけど、先輩や他のクラスの子のは滅多に見れないから嬉しいね。

俺は見られても構わないのだが、そうすると加蓮が怒るので男子更衣室で着替えている。

 

ちなみに奏は件の男の先輩対策で、夏服の間はインナーを着用しているらしい。『ブラウス1枚よりは暑くなるけど、あの視線で見られるよりはマシ』らしく、加蓮にもそうするように言っているそうだ。

 

俺は冬服の間は長袖のTシャツにブレザーだったのが、夏服の間は半袖のTシャツにサマーベストだ。上半身は完全に私服だが、男子の制服は自由だから問題なし。

授業中の暑い時なんかはサマーベストを脱げば良いしね。席が一番後ろなので、見てくるのは隣の席の子と先生だけだし。

 

 

 

6月も中旬となると梅雨入りして、雨の日が続く。

風の強い日にはブラウスが雨に濡れて張り付いていたり、通学中に車に水を掛けられたと言って制服を脱いで乾かしていたりする。

眼福ではあるが、体操着を着たら良いのでは? と思わなくも無い。

 

雨上がりの放課後、俺は校門近くの花壇で紫陽花の写真を撮っている。

うん、雨に濡れた紫陽花はやっぱり綺麗だ。……俺だって、女子ばかり撮っているわけじゃないよ? 公園の花や、そこで見かける鳥や猫、犬なんかの動植物だって撮ってるし。

それに文化祭の展示用に普段から撮っておかないといけない。他の文化部みたいに『近くになってから』何て出来ないからね。

 

 

そんなんで写真を撮っていると、校舎の方から騒がしい集団がやって来た。

ちらっとその集団を見ると、中心には背が低く肥満体型の男子生徒が居る。

あぁ、あれが件の3年生か。今まで更衣室とかでも会った事は無かったので、始めて見たよ。

……うん、あれだな。あの集団とは関わりたくないな。

 

その集団から離れるように移動しつつ写真を撮り続けていたら、その集団の方から「きゃあっ」という悲鳴が聞こえて来た。

悲鳴が聞こえた方を見ると、一人の女生徒が水溜りの上に転んでいた。

 

「ちっ邪魔なんだよ」「彼の前で服が汚れちゃったじゃない、どうしてくれるのよ」

 

転がっている女生徒に向け、そんな暴言を放って集団は去っていった。

……って、転んでいるのは卯月じゃないか。これは放って置けないな。

 

「卯月先輩、大丈夫ですか?」

 

近寄って声を掛けた。

膝を着いたとか尻餅を着いたなんてものではなく、横倒しとなっているくらいだから大丈夫では無いだろう。

全身水塗れでブラウスが肌にくっつき、ピンク色のブラがバッチリ透けていて……凄くえっちぃです。

 

 

「あっ、笹埼……純君……でしたよね? あははっ、みっともないところを見られちゃいました。私は大丈夫――っっ」

 

卯月は明るく振舞って立ち上がろうとしたけど、何処か痛いらしく立ち上がれなかった。

 

「大丈夫じゃなさそうですね。何処が痛みますか?」

 

「右足首を捻ってしまったようです……」

 

足首っ⁉ 下手をしたら将来ダンスするのに支障が出てしまうじゃないかっ!

俺はベストを脱いで持っていたカメラと一緒にバッグにしまい、バッグを肩に下げると卯月の事を抱き上げた。

抱えたら俺も濡れてしまうけど、Tシャツならすぐ乾くし。

 

 

「ふえっ⁉ えぇ~~~~っ! じゅ、純君、大丈夫ですからっ、男の子に、そんなっ――」

 

「悪化しないように、取敢えず保健室で処置をしてもらいましょう。暴れないでくださいね、落としたくないので、お願いします」

 

抱えあげられた卯月は焦っていたが、俺の言葉を聞いて大人しくなってくれた。早く保健室へ運んでしまおう。

腕の中の卯月が「男の人に抱きかかえられるなんて夢でしょうか? 頬を抓ってみれば……」等と言っているが、頬を抓るまでもなく足の痛みで現実だとわかるだろうに。

 

運んでいる間に話を聞いたのだけど、水溜まりを避けて歩いていたら、あの集団の誰かに横からぶつかられたみたいだ。それでバランスを崩して倒れ、その時に足も挫いてしまったと……

 

何て迷惑な奴らだ。卯月は『ゆっくり歩いていたのが悪かったんです』なんて言ってるが、どうみても悪いのはあっちの方だろ!

『関わりたくない』ではなく、『絶対に関わらない』と心に誓った。

 

 

昇降口で靴を脱いで、そのまま保健室へと向かう。上履きを履いてないが、卯月の方が優先だ。靴下が汚れるくらいなんてことは無い。

 

保健室に着くと、鍵は開いていたが保険の先生は居なかった。

『職員室』というプレートが掛かっていたので、職員室に行っているのだろう。鍵は開いている事から、すぐに戻って来ると思うので、中で待たせてもらう事にした。

 

卯月を椅子に座らせて、鞄の中からタオルを取り出す。全身濡れたままだと風邪をひいちゃうからね。

保健室にもタオルはあるのだろうが、どこにあるのか知らないし、勝手に棚を漁るわけにもいかないだろう。

 

タオルを渡そうとしたが全身濡れているので、タオルでブラウスの上から拭くよりは一回絞った方が良いような気がする。その事を話すと卯月も同意してくれた。

卯月がブラウスのボタンを外していき、そして腕を抜き上半身がブラだけになる。脱いだブラウスを受け取ると、続けてスカートを脱ぎ出だした。

濡れ具合からすると、確かにブラウスよりスカートの方が水を吸っているのだろうけど……

 

つまり何が言いたいのかと言うと、島村卯月の脱衣シーンを間近に見れて嬉しいです!

 

 

卯月は少し腰を浮かすと器用にスカートを足の方にずらした。そして椅子に座りなおしたが、座ったと同時に「ひゃんっ」という声を上げた。

何が起きたのかと言うと――

 

スカートが濡れたまま椅子に座る → 椅子も濡れる → スカートを脱いでパンツで濡れた椅子に座る → お尻が冷たい!

 

つまりはお尻が冷たく感じたので、思わず声をあげてしまったというわけだ。

元々パンツまで濡れていたが、冷えた椅子の冷たさがダイレクトだからな。

卯月若干涙目である。だが、その表情も可愛いっ!

 

 

タオルを渡して、卯月が体を拭いている間に受け取ったブラウスとスカートを流し台の上で絞る。

絞ったとはいえ、これをそのまま着たら冷たいよなぁ……。

 

「一応絞ったけど、これそのまま着る?」

 

そう聞きながら卯月の方を見ると、なんとブラを外してブラをタオルで拭いてました。

お山と可愛いサクランボが見えちゃってますよ!

 

「えっと、そうですね……。出来たらエアコンの前に干しておいて貰えませんか?」

 

そう言うと続けてパンツまで脱ぎ始めて、タオルを椅子に敷いて座ってしまった。

俺のタオルに卯月の生尻が……

 

「あぁっ、バッグの中まで濡れちゃってます。替えの下着と体操着まで……。どうしましょう……?」

 

あぁ、バッグの中に着替えがあったから脱いでいたのか。って、先に濡れてないか確認してから脱ごうよ。そんな涙目で俺を見られても……

そういえば、俺も体操着がバッグに入っているな。下着はどうしようもないが、とりあえずこれを着て貰うか。

 

バッグから体操着(長袖長ズボン)を取り出して、卯月へと渡す。

 

「裸だと色々とあれなので、これ着ててください」

 

「あっ、私の裸なんて見せちゃってごめんなさいっ! 気分悪くしちゃった……よね?」

 

「いえっ、卯月先輩の裸を見れて嬉しいですよ。むしろもっとじっくり見たいです! でも、そのままだと風邪をひいてしまいますし、何時他の人が来るか分からないので」

 

体操着を受け取った時は沈んだ表情をしていたが、その後の俺の言葉で笑みになった。体操着を着ながら「えへっ、男の子に裸を見れて嬉しいなんて言われちゃいましたぁ。どうしましょう……」なんて独り言を呟いている。

どうしようって、もっと見せてくれたら嬉しいですよ?

 

卯月は下着を付けずに俺の体操着を着てしまった。裸に直体操着です!

半袖短パンの方を渡さないで良かった。あっちだと乳首がぽっちしたり、短パンの裾からパンチラ……ではなく、マンチラする可能性があっただろうし。

 

脱いだ下着をバッグにしまいながら「体操着とタオルは洗濯して、クリーニングに出してからお返しますので、安心してくださいね」と言ってきた。

 

そこまでしなくても良いし、何ならそのままで返してくれてもいいよ。と思うが、流石にそうは言えないので頷いておいた。

 

 

その後すぐに保健の先生が戻って来たので、この次第を説明して卯月の足首にテーピングをして貰った。

立って歩いても痛みはほとんど感じなくなったみたいなので、干していた制服を回収して帰る事にした。

 

「ご迷惑をおかけしたお詫びと、お礼をしたいのですけど……。男の人にどうお返ししたら良いのか分からないです。何か希望はありますか? 私に出来る事なら何でも良いですよ」

 

校舎から出て校門へ向かって歩いている時に、卯月がそう言ってきた。

女の子が『何でも』って言うものじゃ……いや、問題無いのか? この世界でそれを言ってはダメなのは男の方だったな。

 

「うーん、それじゃあ……。卯月先輩の連絡先を教えて欲しいってのと。後はそうだなぁ……俺写真部で、写真撮るのが趣味なんだけど、卯月先輩の写真を撮らせて欲しいかな」

 

今はこれで十分だろ。

 

校門に着くと、別れる前にスマホの連絡先を交換した。卯月の連絡先ゲットだぜ!

心配で助けたんだけど、連絡先も交換出来て少しは親しくなれた気がするし、良かった良かった。

 

 

 

その晩卯月からメールが届いた。

メールには写真が1枚添付されていて、本文には今日の事についてのお礼が書かれていた。そして本文の最後に『お詫びにはならないかもしれませんが、裸を見れて嬉しいって言っていたので自分で撮ってみたのを送ります。喜んで貰えると良いのですが……』と書かれていた。

 

添付されていた写真を見ると、裸の卯月がベッドの上に座っている姿が……

ピースサインに笑顔である。その笑顔には艶っぽさも有り、エロ可愛い!

 

その写真をすかさずPCへと転送して、読み取り専用で保護したのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

その写真を撮った時の卯月は、体操着をおかずとしておいしく頂いた後らしい(謎)

 

 

 




『卯月、変な方向に頑張ってしまった』の巻




どうでも良い設定

チャットツール『つながるん』。国産品で日本人が使い易いようなUIが特徴。
SNS『つぶやくん』。『つながるん』の同社製品でアカウント連動もある。Twi〇terとほぼ同じ。非公開アカウントだとフレンドからしか見えないし、フレンドにしかリプできない(もちろんリプもフレンドしかみえない)


ちなみにL〇neもTwi〇terも存在していない模様。

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