※この作品はR-18です。

男の少ないデレステ世界で2度目の人生!?   作:猫仔猫

18 / 77
またしばらくはHシーンはありません。


中学1年 1月 最後の1枠

年が明け正月だ! 叔母さんからは勿論だが、湊さんと蓮菜さんからもお年玉を貰っている。

それに加えて、今年は初レッスン日に常務――優子さんからも貰ってしまった。

おかげで俺の部屋にトランペット、サックス、トロンボーンが増えた。楽器が増えすぎてスペースがやばい事になっているが気にしない!

ちなみにベースも優子さんからクリスマスプレゼントで貰ったので部屋にあります。

俺に貢ぎまくっているが、大丈夫なのかあの人。前世で見たホストに貢いでいるマダムみたいな感じがするんだよね……

 

藍子と卯月からはあけおめメールが届いた。

藍子のメールには振り袖姿の自撮り写真付きで『今年も良い写真取れると良いですね』と書かれていて、卯月からのメールには『特番の日高舞のステージ映像は凄かったですよね! 憧れちゃいます』と書かれていた。

卯月はこれからアイドル目指して行くのだろうか?

 

 

年が明けてアイドル事業部の方にも変化が出始めている。

執務室の隣部屋が空き部屋だったんだけど、そこにソファーや棚が運び込まれ始めている。

 

その部屋は仮のプロジェクトルームになるらしい。

開始時はアイドルが8人でプロデューサー毎に分ける必要もないので、全員がそこを使用すると。

 

常務さんに部屋に欲しい物を聞かれたので、畳と炬燵って答えたら二日後には部屋の奥に6畳に長方形の炬燵が2セット。計12畳に炬燵が2個配置されていた。

座布団に座椅子、さらに近くにポットにインスタントのお茶、紅茶、コーヒーまで準備されている。

これは叔母さんの仕事が終わるまで、ここで時間つぶしする事が多くなりそうな予感がしますねぇ。

 

 

更衣室の方にも変化があった。ロッカーの他に棚と回収箱が設置されたのだ。

棚には麻袋と名札付きのピンが置かれていて、その麻袋に洗濯物を入れ名札をピン止めして回収箱に入れて置く。すると夜に回収して洗濯をし、朝に棚に置いてくれるという便利さ。

 

今は俺と楓さんの二人だから個別に持って行っても良かったんだけど、これからアイドルの数がドンドン増えると受け取る方も大変という事。また、初期アイドルの内5人は学生で寮に入るから、活用して貰って本人たちの負担を減らそうという意図があるらしい。

シューズだけはどうしようもないけど、シューズだけならプロジェクトルームの個人ロッカーに置けば良いしね。

 

そして棚にはぴ(・)に(・)ゃ(・)こ(・)ら(・)太(・)柄(・)の各種タオルも置かれている。

これも自由に使って、使い終わったらそのまま回収箱に入れて置けば良いらしい。

 

以上の事から、初回にトレーニングウエア一式を持ってくれば、その後は学校帰りにそのまま来てもレッスンを受ける事が可能になった。

 

 

ちなみにぴにゃこら太は元々346プロのマスコットとして存在していたらしいが、今まで活用されていなかったらしい。

他の事業部に比べて、アイドル事業部はイベントが多いだろうから活用していくと……

 

まぁモデル事業部や歌謡事業部では使い辛かったかもしれないけどさ、TVの、特にバラエティ番組では使えただろうに。

そして作られたものの使われていなかったのが、ぴにゃタオルだ。せっかく複数種類も作ってあるのにね、勿体ない。

……勿体ないからこんな形で使われる羽目になったのか。

 

 

 

そして俺にとって(?)一番大きいのが、346カフェの店員さん。

カフェに入って席に座ったら、なんとウサ耳にメイド服の店員さんが寄ってきた。――どう見てもウサミンです。

 

「いらっしゃいま……ふぇ、どうしてこんなところに男の子が」

 

こんな所って……。むしろ芸能プロダクションの敷地内にあるカフェだからなんだけどな。

普通のカフェなんか男一人ではいけないぞ、女がナンパで寄って来るからな。店の中では自重しろと。

 

「どうしてって、客だから? 一応常連なんだけどな」

 

「あっ、申し訳ありません。今日から此処でバイト始めたものでして……。ご注文がお決まりでしたらどうぞ」

 

テーブルに持って来ていた水を置いて、注文を取る姿勢になったのでパンケーキと紅茶を頼む。

注文を受けたうさみんは、注文を伝えにカウンターへ戻っていった。

 

346カフェ(ここ)でバイトを始めたという事は、無事スカウトされたって事かな?

 

 

出て来たパンケーキを食べて、レッスンに向かう。

開始時間の30分前にレッスンルームに行くと、中にドラムセットが置かれていた。

 

「純君おはよう。私が教えられるので、残るはこれ(ドラム)だけからな」

 

麗さんはそう言うとスティックでタムを叩いた。

 

「とはいっても基本形だけだけどな。人によって使うドラムセットの内容も違って来るし」

 

俺も基本形で十分だと思う。凄いバンドのドラマーだと、タムを十個とか使う人も居たけど……。あれは、自分で曲をアレンジ出来る人だからこそだと思う。

 

スティックの持ち方を教わり、それぞれどのように叩くかも教えて貰ってから、麗さんに手本を見せて貰う。

……なにあれ、両手足が全部違うリズムで動いているんですけどぉ!

 

でも、凄く楽しそうです。

 

麗さんと交代して、とりあえず右手のみで1つのタムを叩き続ける。

慣れてきたら左手も追加して、右足でバスドラム、左足でハイハット……どんどんリズムが崩れてくる。

 

「まぁ初めてならそんなものだ。まずは腕だけ、足だけで練習していくのが良いと思う」

 

麗さんがそう言って慰めてくれる。だが明さんはクスクス笑っているだけだ。

なんか悔しいので、スティックで明さんのおっぱいを突いてしまった。

 

「こらこら、スティックはドラムを叩くもので、女の乳を突くものではないぞ」

 

「そうですよっ」

 

「どうせ突くならスティックでは無く指でだな」

 

「そうです、そうです……って、えぇ~~っ!」

 

麗さんの言葉に同意して頷いていた明さんだったが、最後の言葉に驚きの声を上げた。

 

「どうせ、突かれたり揉まれたりする予定も無いんだろう? せっかく姉妹の中で一番大きく実ったのに」

 

「一番大きくって、麗姉さんとは2㎝しか違わないじゃないですか!」

 

二人が睨み合ってしまった。レッスン前なのにこのままでは不味いよな。

 

「触りたくなるのを我慢しなくていけないくらいに、お二人のおっぱいは魅力的ですよ」

 

「「えっ⁉」」

 

俺の言葉に睨み合っていた二人が揃ってこちらに顔を向けた。

 

「そ、そうか? レッスン中はダメだが、そうでなければ……さ、触ってくれてもいいんだぞ?」

 

麗さんはそう言って胸を俺の方に突き出すと、明さんも「あわわ、わ、私も大丈夫ですからっ!」と、慌てながらも麗さんに続いて胸を突き出してきた。

突き出された二人のおっぱいに手が伸びて、触れたその瞬間――

 

「あのぅ、アイドル事業部のレッスンルームって、ここであって……ます……か?」

 

トレーニングウエアに着替えたウサミンがレッスンルームに入って来たのだった。

 

 

 

慌てて身を離すと、麗さんがウサミンに話しかけた。

 

「たしか安部さんだったかな? 契約期間前だから安部さんの為だけにレッスンをする事は出来無いが、正式に契約を交わしているので、レッスンに混じる事は許可された。と間違いないかな?」

 

「はい、安部菜々です。仰られた通りで間違いありません、よろしくお願いします」

 

ウサミンは麗さんの言葉に答えると、お辞儀をした。

なるほど。契約期間前だから、誰かのレッスンに混じるって事か。まぁ俺か楓さんのレッスンしかないんだが。

 

「トレーナーの青木麗だ。で、こっちが妹でトレーナー見習いの明」

 

「青木明です。大学生ですが、トレーナーの見習いをさせて貰ってます。卒業後は正式に姉と一緒にここでトレーナーをやる予定ですので、よろしくお願いしますね」

 

麗さんと明さんがウサミンに対して自己紹介を行っていった。じゃあ、次は俺の番だよな?

 

「笹埼純、346のアイドル第一号です。んー、安部さん? 菜々さん? ウサミン? まぁ良いか、よろしく」

 

「なっ、なんでその呼び方を! ……出来たら名前でお願いします」

 

俺が自己紹介して手を前にだすと、ウサミン呼びに驚いていたものの手を取って握手をしてくれた。

 

 

今日は菜々さんが初参加という事で、基礎ステップのおさらいをする事になった。

 

「ビデオを見て、自己流でやって来たので勉強になりますっ」

 

菜々さんはそう言うが、地下アイドルをしていた事もあって動きは悪くなかった。

常務さんか叔母さんの判断だろうけど、全くの素人の5人と一緒に1からよりは、先行してこっちのレッスンに混じる事を許したのは正解のようだ。

 

 

ステップの練習が終わるとプールへ移動する。

移動の際に更衣室の事と洗濯の事を教えたら「一人暮らしだと、毎日洗濯するのは大変なので助かりますね」と喜んでいた。

 

更衣室によって着替えとタオル、そして洗濯物を入れる麻袋を持って地下のプール用更衣室へと移動する。

 

やはり一緒に着替えるのに驚き戸惑っていたが、トレーナー姉妹に更衣室へと押し込まれ、3人が躊躇なく裸になって着替えるのを見て、菜々さんもトレーニングウェアを脱ぎ始めた。

 

小さい体に似合わぬ大きな物をお持ちですね!

 

「……合法ロリ巨乳」

 

「合法って何ですかっ⁉ それに菜々は17歳ですからロリじゃないですよっ!」

 

菜々さんはそう反論してきた。

巨乳は否定しないんだ。明さんより身長が10㎝以上も低いのに、バストサイズは同じだもんな。否定できないか。

 

ちなみに楓さんより身長が25㎝低いのに、バストが3㎝、ヒップが1㎝大きい。ウエストは同じだ。

……楓さん、どんまい!

 

 

「そうだねー。ウサミン星と時の流れが違うから、永遠の17歳だもんねー」

 

「今バカにしましたね? もうっ、年下のくせに~~~」

 

軽くおちょくると、菜々さんは両手を握り拳にして怒りをあらわにするが……

 

「全裸で凄まれても、逆にそそられるものがあるね」

 

「……も、もしかして……Mってやつなんでしょうか⁉」

 

「年上には甘えたい。だけど、可愛い子に苛められるのも良いよねっ! ……つまり年上で可愛らしい菜々さんには、どっちもいけるかなと」

 

「ヒエッ……」

 

褒めたつもりだったのだが、何故か引かれてしまった。

だってさ、桃華に踏まれながら足コキされたり、梨沙にロリコンと文句言われながら手コキされたりしたいと思わない? 思わないですか、そうですか……

この世界で男の子にこんな事言われたら、嬉しいのではないのか?

 

 

「じゃれるのもそのくらいにして、早く着替えてレッスンを始めるぞ」

 

麗さんの言葉に、急いで着替えてプールに向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

1月の下旬になると曲が出来上がってきた。

まずは346アイドルたちのイメージソングとなる『お願い!シンデレラ』だ。やっぱりこの世界でも作られたんだな。

そして楓さんのデビュー曲となる『こいかぜ』も出来たし、ここら辺は強制力というか修正力みたいなものを感じるな。

 

後は編曲を依頼していた俺の3曲。『ありがとう...』はピアノのみで行く事にしたから編曲は依頼していなかった。

そしてアイドル事業部の社員にアンケートを取った所、デビュー曲は『世界に一つだけの花』に決まった。カップリング曲は俺の希望で『ありがとう...』して貰った。

 

ちなみに楓さんがカップリング曲として選んだのは、Superflyの『愛をこめて花束を』だった。楓さんの声量も上がっているのでかなりの再現度だ。

 

 

4月の第3月曜にデビューシングル発売。その前日にデビューミニライブも決まった。

その為、2月中にはレコーディングを終わらせる予定となっている。

 

これらの日程が決まったことで、公式サイトがオープンされた。

またこれに合わせて、楓さんのモデルからアイドルへの転向の発表されている。

 

公式サイトは現在楓さん一色だ。俺の事は芸名の『Jun』の記載と、楓さんと同日にデビューして一緒にミニライブをやることくらいしか書かれていない。

 

所属アイドル一覧のトップにぴにゃこら太の画像で『Jun』と載っており、プロフィールはデビュー後に公開となっている。

その次に楓さんの写真とプロフィールが載っていて、さらにその下に6名分『Coming Soon』となっている。4月になって宣材写真を撮った後に更新されるのだろう。

 

この所属アイドル一覧を見た奏が、珍しく大爆笑していた。

なぜぴにゃ画像を使ったし……他の6人みたいに『Coming Soon』で良かっただろうに。

 

 

ファンクラブの発足は4月になってからみたいだ。年度が変わって事業部が正式稼働するまでは、収入が有るのはまずいとかなんとか。

 

 

楓さんは卒論も提出し、残っていたモデルの仕事も終了したので空き時間が多くなった。

その時間を利用して車の免許を取ったり、新しい部屋を探したりしている。大学生の間は上京してきた時に決めた部屋のままだったけど、卒業を機に引っ越しをするみたいだ。

家の空いている部屋は仏壇の置かれている部屋だけなので、それは流石に憚られるとのこと。

まぁあの部屋には俺の箪笥とかも置いてあるし、仕方ないね。

 

叔母さんも専属の担当が楓さんだけだったこともあり、引継ぎも終わって早く帰れる日々だ。

嵐の前の……ってわけではないけど、3人でゆっくりとした時間が作れるのは嬉しいね。最近は温泉ぐらいでしかなかったし。

とはいえ、奏と加蓮も入り浸っているので、実際には5人なんだけどな。

 




青木姉妹の麗さんと明さんは半年も一緒にレッスンしているから、多少の触れ合いはね(笑)




裏設定
卯月:年末特番に放送された日高舞の特集を見て、アイドルに憧れスクールに通いだす。
来年は高校受験だぞ、大丈夫なのか!?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。