※この作品はR-18です。

男の少ないデレステ世界で2度目の人生!?   作:猫仔猫

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デレステで今やっているLiveCarnivalの2話で
りあむが響子は歳下だからママ呼びは……みたいな事を言ってるけど、加蓮をママって呼んでるじゃねーか!
加蓮だって16歳でお前より歳下だぞ!!





ミニライブ中の『』はスピーカーを通して聞こえているところです。



誤字報告いつも有難うございます。






中学2年 4月 デビューミニライブ

そしてミニライブ本番当日――

 

ちょっと寝不足気味だけど、何時も通りの朝6時に起床した。

横で寝ている楓さんを起こして着替えをすると、一緒にストレッチをする。

 

6時半に公園に行くと全員が――そう、菜々さんまでもが揃っていた。

 

「いやぁ……昨晩は寮に泊めて貰ったんですよね。でも、こんな早起きに付き合わされるとは思ってもいなかったです」

 

寮に泊まって、朝の日課に巻き込まれたと。誰も朝の事を教えていなかったのか?

菜々さんの災難(?)は置いといて、ラジオ体操の時間になったのでみんなで体操をする。第一、第二とやった後はいつも通りジョギングだ。

 

「ラジオ体操なんてやったのは何年ぶりでしょうか……」

 

俺も前世ではラジオ体操なんて小学校を卒業してからやったことなかったから、菜々さんも10年以上はやってないんじゃないかなぁ。

 

「純君、今日はどうするの?」

 

叔母さんは8時には現地に行くらしいけど、俺達はリハに間に合うように現地に着けば良いそうだからね。

ただ時間に余裕を持った行動が基本だし早めに着くようにしよう。

 

「んー、リハが9時半からだから……ジョギングは10分で切り上げて8時には出るようにしようか」

 

そこから寮経由で駅に行けば、何だかんだで9時10~20分には会場に着けるだろう。

 

 

 

ジョギングを終えて家に帰ると、シャワーを浴びて着替えをし、朝食を食べる。

そして出発という所で楓さんに帽子かぶせられて、伊達メガネも付けられてしまった。

帽子の後ろのサイズ調整の部分にはウィッグのポニーテールが付いていて、伊達メガネと合わせて変装用に準備されたものらしい。

 

男ってだけで目立つのに、ウィッグのポニーだけで誤魔化せるものなのかね? 体格でバレそうな物なんだけどな。

そうしたら「変装している時は、気付いても気付かないふりをするのがマナーなんですよ」と、楓さんが言った。

 

「へぇ~、そうなんだ。……じゃあ、変装していなかったら?」

 

「サインをして貰いによって来たり、写真を撮られたりしちゃいますよ」

 

おぉう、なんてこったい。じゃあこの先変装道具が手放せなくなる? 朝のラジオ体操やジョギングは大丈夫だよね、知り合いだけだし……

 

 

加蓮と奏と合流して寮に向かい、寮で6人と合流して会場に向かう。

表参道で乗り換えて霞が関へ。そこからは歩いて日比谷公園の日比谷野外音楽堂へと移動だ。

千代田線だと日比谷駅より霞が関駅の方が会場に近いんだよね。

 

 

 

 

予定通り9時10分過ぎに会場に着いた。

俺達は中に入れるけど二人はどうするのかと奏に聞いたら、チケットを買ったら公園内をぶらつくとの事。

 

前売りは無いので当日券の座席は早い者勝ちらしい。だから一緒に早く来たのか。

 

10時開場の11時開演、本番はミニライブだから30分もないだろう。

そんなミニライブなんだから、ゆっくりでも良かったんじゃないかと聞くと――

 

「あまいわね。この半券が将来プレミアになるのよ」

 

「そうだよ、今日が純伝説の始まりなんだから!」

 

二人が早速買ってきたチケットを見せてきた。

うん、4席しかないステージ正面最前列だね。しかも何故か4枚……二人で買い占めかよ!

 

 

 

 

二人と別れた俺達は、346の入館証を見せて会場の中へと入った。

……関係者入り口に案内された後にだけどね。

 

だって、誰も教えてくれなかったし!!

 

20分近く前についていたのに、控室に着いたのは10分前とか……。扉をノックして楓さんを先頭に控室の中へと入る。

 

「「「おはようございます」」」

 

「はい、おはようございます。うん、みんな揃ってきたわね」

 

控室の中には叔母さんと346の社員数名が居た。

 

「紹介しますね、広報部の三田さんです。ファンクラブの会報の記事を書いたりしてくれる方です。今日のミニライブの事も記事にする為に取材に来てくださいました。今後も仕事で一緒する事になりますので、よろしくするようにね」

 

「広報部の三田です。ファンクラブの会報を作るのには、皆さんの協力が不可欠ですので、よろしくお願いしますね」

 

三田さんの他はメイクさんと衣装さんだった。

流石346プロ、メイクの専門家も社員に居るんだな。……って、自前で雑誌やTV番組作っているんだもんな。エステティシャンやマッサージ師も社員なんだし、メイクのプロも社員に居て当然か。

 

 

リハの時間になったので、みんなで舞台袖へと移動する。

イヤホンとピンマイクを付けて音量の調節をした後に、舞台に上がってみる。

 

舞台には大きなモニターも置かれているし、撮影のカメラが何台も見える。

会場もそうだけど、ミニライブに金掛け過ぎじゃね? 客席が2600くらいで立ち見が450くらいだろ、たしか。

デビューミニライブという事もあってA席で500円、B席で300円、立ち見に至っては無料って聞いているし、大赤字過ぎだろ!!

 

この値段設定のおかげで加蓮と奏が4席も買えたわけだが、本当に大丈夫なのだろうか。

 

 

「うわぁ、広いですね。菜々、こんなステージに立っちゃっても良いのでしょうか」

 

「本当に凄いね、緊張して来ちゃった」

 

続いて舞台に上がってきた菜々さんと美波さんが感想を口にした。

会場の見取り図とか事前に見ていたんだけど、実際に見ると全然違うよね。

 

「この一番前の4席を加蓮と奏が買ってたから、舞台に出たらあの二人を見れば良いんじゃないか? 知った顔を見れば気分も落ち着くでしょ」

 

この2週間ちょいの間、毎日顔を合わして話していたから、寮生とあの二人はかなり仲良くなっているんだよね。

菜々さんとは今日初めてだったけど、即行で打ち解けていたし。

 

「ジュン、本当ですか? カレンとカナデが見える場所に居てくれるなら、きっと安心できますね」

 

アーニャも同意してくれた。あの二人が一緒に来て、最前列の席を取ってくれたことが安心につながるなんてな。

頭の中に『私たちが何時でも側にいてあげるって言ったでしょ』という奏の声がしたのは、気のせいだと思いたい。

 

 

一旦袖に戻って出の確認をする。その後に曲のタイミングを確認して、少しだけ歌い踊ってみる。これでリハは終了だ。

後は着替えて1時間後の本番を待つ事となる。

 

控室に戻るとテーブルの上に衣装が並べられていた。

 

「着替えの後にメイクをするから、終わったら呼んでね」

 

そう言い残して衣装さんとメイクさんたちは出ていった。俺が居るから遠慮したのだろうか?

叔母さんと三田さんは舞台の方に行ったままなので、控室は俺達アイドルだけとなった。

 

メイクの事も有って着替えに時間を掛け過ぎる事は出来ないので、床にマットが敷かれた着替えスペースに移動して着替えを始める。

脱ぎ終わった所で楓さんが近寄ってきた。しかも着替えの途中みたいで、パンツと靴下だけだ。

 

「純君、私に勇気を分けてくれますか?」

 

楓さんはそう言うと両腕を広げて、俺の事を抱きしめた。

 

「返事する前に抱きしめてるじゃん。着替え終わってからじゃダメだったの?」

 

「着替えた後だと、衣装がメイクで汚れてしまうかもしれませんし、何より純君の肌の温もりを感じられないじゃないですか。私、これでも凄く緊張しているんですよ」

 

「大丈夫、楓さんの9か月のレッスンの成果は確かなものだから」

 

俺が抱き返してあげると、楓さんはもう一度ギュッと強く抱きしめてから離してくれた。

 

「ふふ、ありがとうございました」

 

楓さんが俺から離れると、すかさずアーニャがやって来た。

 

「ジュン、私もお願いします」

 

俺の胸に頭を預けるように抱き着いてくる。

抱き着かれてしまったし、左腕で背中を抱きしめて右手で頭を撫でてあげる。

そうしていたら、アーニャの後ろにみんなが並び始めた。しかもみんな脱いだ状態でだ。

 

まって、もしかして全員やらなきゃダメ? 時間大丈夫かな……

 

「アーニャは可愛い。ハーフで日本人離れした容姿だけど、そんな人は街中にはたくさんいる。前に住んでいた場所がたまたま人が少ない町だったから、ちょっと打ち解けられなかっただけだよ。アイドル事業部のみんなは気にしていないだろう? きっと会場のお客さんも、アーニャの事気に入ってくれるさ」

 

ピンクや緑の髪の人だっているのにな。

 

「Спасибо(ありがとう)。私も勇気出ました、ありがとう、ジュン」

 

 

アーニャの次に紗枝ちゃん――

 

「習ってきた舞踊とは違うけど、美しい所作は紗枝ちゃん魅力の1つだからね。京女の魅力を観客に魅せてあげて」

 

「はい、純にぃはんに負けへんように頑張るなぁ」

 

 

そして美波さん――

 

「男の人にギュッとされると落ち着くんだね。楓さんがこうして貰いたかった気持ちがわかるな」

 

「そう? 美波さんも落ち着いた?」

 

「うん、落ち着いたと思う。ありがとうね」

 

 

さらには友紀さん……

 

「えっ、友紀さんもなの?」

 

「んー、せっかくだから? やっぱ、開幕戦はアタシでも緊張するって」

 

なんだそりゃ。

今まで友紀さんは適度な距離を取ってたから、何気に初接触なんだよね。それが裸でのハグになるとは……

 

 

「菜々さんもか」

 

「良いじゃないですか。菜々だって緊張してるんですから」

 

このメンバーの中では紗枝ちゃんと並んで身長が一番低いのに、今(・)は(・)一番胸が大きいんだよな。菜々さんを抱きしめながらそんな事を思ってしまった。

そしてその菜々さんの胸の大きさを、近い内に超えると思われる愛梨さんが最後か。

 

「私は後ろからが良いなぁ」

 

愛梨さんは背中を向けてくっ付いて来た。

このままギュッとしたら、おっぱいに手が行っちゃうけど良いの? 天然なのか、計算してなのか……

 

まぁ良いか。揉めるおっぱいは揉んでおく!

胸とお腹に手をまわして抱きしめると、他の子達から「あーっ!」とか「アイリ、抜け駆けダメです」等の声が上がった。

 

そんな批難の中、愛梨さんは俺の手に自分の手を重ねてお尻を押し付けて来た。

 

「お尻で純君の硬いのを感じちゃいました」

 

小声でそう言うと俺の腕から離れて振り向き、「これでおっぱいが、ま(・)た(・)大きくなりそうです」と笑顔で言った。どうやら計算の上でやっていたようです。

そして可愛い子達とお互いパンツ1枚でハグしまくっていたら、硬くなるのは仕方ないと思います!

正面からで上半身だけだったから、他の子たちには気づかれなかったのに!

 

 

「純君、またってどういう事ですか?」

 

愛梨さんの言葉を聞いた楓さんが、笑みを浮かべながら近寄ってくる。

まって、楓さん。俺まだ着替え終わってないからぁ!!

 

 

 

着替えが終わりメイクをして貰って、舞台の近くで待機している。

本番のハイヒールできちんと動けるか確認したいという事で、動ける場所を探したらここしかなかったんだよね。

 

そして動きを確認したらいい時間だったので、本番までここに居る事にしたんだ。

 

 

 

 

 

そして本番の時間がやってくる――

 

ステージ上のモニターに、アニメでもあったあの時計が映し出されて秒針が動いていく。

そして残り10秒になった所で、アイドルたちが舞台へと飛び出して行った。

 

そしてみんなが予定の位置につき、秒針が天辺を指したところでアイドルたちにスポットライトが当てられ『お願い! シンデレラ』の曲がスピーカーから流れだした。

 

 

楓さんが、アイドルたちが歌い踊る。

 

そして最前列でコールを入れる加蓮と奏。

あの奏が大声でコールしているとかちょっと想像出来ないんだが、声がしっかりとここまで届いているんだよな。

 

 

待機所にあるモニタに映し出されるみんなは、笑顔で輝いて見えた。

 

 

 

1曲目が無事に終わると観客の拍手の中、楓さんがステージ中央に移動していった。

 

『今日は私たち346アイドルの初ステージを見に来てくださって、本当にありがとうございます――』

 

挨拶から始まり、舞台上に居るアイドルたちの紹介をし、紹介された者が自己紹介をして行く。

 

 

 

『――次は私のデビュー曲となる『こいかぜ』です。聞いてください』

 

トークが終わり2曲目の『こいかぜ』が流れ出す。

残念ながらみんながこれの振り付けまで覚える時間が無かったので、舞台には楓さんだけだ。

 

みんなはイントロの部分ではけてきている。

俺は待機所でみんなをハイタッチで出迎える。労いの言葉はプロデューサーたちにまかせて、仲間の出迎えは単純な事で十分なのさ。

 

 

 

 

 

楓さんが歌い終えて客席にお辞儀をすると拍手が湧きあがった。

そのタイミングでアイドルたちが舞台に戻っていき、楓さんとタッチして舞台上に散っていく。

 

振り付けを覚える時間は無かったけど『世界に一つだけの花』で、手拍子をしたり頭上で手を振るくらいなら覚えれたんだよね。

なので一緒に参加してもらうことにしたんだ。他の部分では曲のリズムに合わせて、体を動かしてれば良いしね。

 

 

『――それでは、最後の3曲目。同じく明日デビューシングルが発売となるJunの『世界に一つだけの花』です』

 

楓さんはトークを終えると、その場から3歩後ろに下がった。ついに俺の出番だ。

 

 

音響さんに合図をして舞台袖から歩き出す。

 

「♪ No.1 にならなくてもいい もともと特別な Only one ♪」

 

歌いながら舞台の中央まで歩いていく。

客席を見ると一番前に加蓮と奏。そして……卯月と藍子が居た。なんで? いつの間に知り合って仲良くなってんの?

 

驚いたけど、驚いている場合じゃない。

 

「初めまして、Junです。ステージのみんなが頭の上で手拍子したり腕を振ったりしたら、一緒にやってくれると嬉しいです」

 

何とか言い終える事が出来た。

 

「♪ 花屋の店先に並んだ いろんな花を見ていた――」

 

 

最前列の二人がやってくれてるおかげで、一緒にやってくれる客が増えていった。

まぁ、初めてだから開始と終了のタイミングがバラバラだけど、それもまた良し!

 

 

 

 

 

「――LaLaLa LaLaLa LaLaLa La-La LaLaLa LaLaLa La-La-La……」

 

最後の部分で舞台上に散っていたみんなが前へと移動してきて、8人で並んで歌いながら頭の上で手を振る。

ここまで来るとほとんどの観客が一緒に腕を振ってくれている。

 

最前列の4人を見ると目が合った。すると片腕を頭上で振り続けながら、もう片方ではピースサインをしたりしてくれた。

 

 

 

歌い終えてお客さんに向かってお辞儀をすると、楓さんの時と同じか、それ以上と思えるくらいの拍手が返ってきた。

……あぁ、本当にアイドルになったんだな。やっと実感がわいてきたよ。

そして、みんなが戻って来た時の気持ちが、何となくだけど分かった気がした。

 

 

「えー、改めまして。346プロからアイドルデビューしたJunです。今日は346アイドルのイメージソングと俺と楓さんのデビュー曲だけでしたが、これから舞台上に居る他のアイドルたちも順次シングルデビューして行きますので、346のアイドルを応援してくれると嬉しいです」

 

ここで一旦話すのが止まると、客席から拍手や歓声が上がった。

 

「今日はたった3曲のために会場まで足を運んでくれて、本当にありがとうございました」

 

「「「ありがとうございました」」」

 

全員でお辞儀をして、並んだまま上手の舞台袖へと退場していった。

 

 

 

待機所に戻り「お疲れ様」の言葉とハイタッチをみんなと交わしていく。

その後やってきた叔母さんに抱きしめられた。楓さんも一緒に抱きしめれている。

 

「二人とも頑張ったわね、良かったわよ」

 

俺たちを抱きしめていた腕を解いて、他のアイドルたちの方へと向いた。

 

「もちろん他の子たちも、この短期間でよくやってくれました。お疲れ様。今後のスケジュールの話は明日以降にしましょう。今日は興奮したままでしょうしね。今日は本社に戻って、夜には打ち上げで焼き肉よ!」

 

叔母さんの言葉にみんなが喝采を上げたのだった。

 

 

 

 




拙い描写で申し訳ない。

槇原敬之Cover
https://www.youtube.com/watch?v=fo0744acwys
頭の上で手拍子 1:54
最後のLaLaLaの時に頭上で手を振る 3:47

これをやっていると思っていただければ……



4月初頭の、とある会議での一コマ

総務「この値段設定ですと大赤字なんですけど!」
常務「大丈夫だ、問題無い。ミニライブの映像を500円でダウンロード販売する」
常務「男性アイドルのデビュー映像だぞ、世界中からダウンロードされるだろう」
鯖管「ヒエッ」

この後メチャクチャサーバーと回線を強化した。

R18だけど、掲示板とかいる?

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