※この作品はR-18です。

男の少ないデレステ世界で2度目の人生!?   作:猫仔猫

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ストックとかもうむぅ……りぃ……





中学2年 8月⑧

8月30日、夏休みも残り2日の今日は中学校に来ている。

教室の机に入れていた荷物は加蓮に回収して貰ったけど、男子更衣室のロッカーに入れていた物は流石に無理だったからね。

 

少ない荷物を鞄に回収して、ロッカーのカギを返すついでに職員室で先生方に挨拶をした。

担任だった桂木先生、学年唯一の男子生徒で登校していた事もあり色々と大変だっただろう。お世話になりました。

校長先生とは初めて話した。登校しなくても良いからこの中学を卒業して欲しかったと言われたけど仕方ないよね。そして色紙にサインをお願いされた、来客用の玄関にあるガラスケースに賞状やトロフィーと一緒に飾ってくれるらしい。同じようにアイドルになって転校していくのは、卯月さんや奏、加蓮も同じなのに俺だけなのは男だからなんだろうな。

 

 

 

挨拶を終えて昇降口に移動したら、制服を着た少女とぶつかりそうになった。

 

「あのっ……笹埼純……先輩だよね?」

 

躊躇いがちに話しかけて来た黒髪ロングでちょっとキツメの印象を受ける少女。

 

「私、渋谷凛。花屋の娘って言えば分かって貰えるのかな?」

 

そう、その少女はシブリンこと、渋谷凛だった。PV撮影の時に同じ中学に入学と聞いていたけど、デビューライブの後数日しか登校しなかったから、結局会えずじまいだったんだよね。

 

「あぁ、撮影の時に店長さんからよろしく言われたけど、機会が無かったね」

 

「別に良いよ。男のアイドルに良くして貰ってたら、同級生から嫉まれたり面倒だっただろうし」

 

「そっか……。まぁ、そうだろうなぁ……」

 

「ん……」

 

そして会話が止まり気まずい空気が流れる。初対面で偶然出会ってしまっただけなので、話す事が無いのだから仕方が無い。どうしようかと考えていたら、凛が口を開いた。

 

「あのさ……。純先輩は何でアイドルになったの? 男って働かなくても生きていけるんだよね?」

 

アイドル――原作キャラ――とお近付きになってあわよくば……なんて、言えるわけないだろっ! なので適当な事言ってごまかそう、そうしよう。

 

「確かにそうだけどさ、だからと言ってそれが良い生き方とは違うだろ。渋谷? 凛? は部活は何してる?」

 

「凛で良いよ。名字を呼び捨てにされると地名と混じって面倒だから」

 

地名の名字あるあるだな。川崎さんとか千葉さんとか。しかも渋谷だと住んでいる場所が近いし、若者の街だから会話によく出るんだろうな。

 

「部活は決めなかったら奉仕活動部に入れられた。今日もそれでゴミ拾いしてた」

 

奉仕活動部か、月一で学校周辺のゴミ拾いだったな。夏休みでもやるんだなぁ……

 

「そっか、お疲れ。……でだな。そのまま3年過ごしたとして、卒業の時に良い中学生活だったと思えるかな?」

 

「それは……多分無い。……と思う」

 

「それと同じで、何もせずに生きて行った場合に楽しい事もあるかもしれないけど、歳を取った時に自分の人生はつまらないものだったと思ってしまうんじゃないかと思ってね」

 

おっ、何か良い事言えた感じじゃね?

 

「ふ~ん。じゃあ、部活を自分で選べば良い中学生活って事?」

 

「部活じゃなくても趣味や習い事、自分が夢中になれる事。人それぞれだと思うけど……勉強だって進学校に入学する為に頑張った中学生活ってのもあるだろうしなぁ。あれだ、目標や目的も無く生きているとつまらないって事だな、うん。で、男が習い事とかスポーツの市民チームに入ると面倒が起きそうじゃん? どうせ面倒事になるなら突き抜けてしまえって」

 

「目標や目的、夢中になれるもの……」

 

「ま、それを探すための中学生活でも良いんじゃね? お前さんはまだ中1なんだし」

 

「何それ、1つしか違わないのに偉そう。あと、”お前”じゃなく”凛”」

 

ほっぺを膨らませて不満げだ。中学1年でまだ子供っぽさが抜け切れてない凛も可愛いな、おぃ!

 

「はいはい。長話して人が集まって来ても面倒だからこの辺にしておこうか。縁が有ればまた会えるだろし。じゃあな、凛」

 

「ん。家の店にサインくれた義理で応援しといてあげる。……先輩の歌、結構好きだよ。じゃあね」

 

義理と言ったのに結構好きとか、素直じゃないね。らしいと言っちゃらしいけどさ。

さて、凛は何か夢中になれるもの見つけられるかねぇ? なんて思いながら家に帰るのだった。

 

 

 

家に着いたら引っ越しの準備をする。とは言っても、新居が完成するまでの間は楓さんの家から学校に通うから、着替えや勉強道具くらいだけだけどね。

完成するのは9月末らしい。風呂場の設備が特注になって納品に時間が掛かる事が分かって、ついでにとさらに色々と改修をお願いする事になったんだよね。寮の部屋には簡易キッチンやシャワールームがあるけど、うちでは要らないだろうと撤去して部屋スペースを広げたり、洗濯機置き場を狭くして乾燥室にして貰ったり。初めにまとめて考えておけって感じだよね、業者さんごめんなさい。

 

だから本格的な引っ越しは10月頭くらいになるのかな?

だけどこの家での最後の夜になるという事で、今夜は3家が集まりお別れ会をする事になった。

 

叔母さんはショップの上のマンションに引っ越しする予定だけど、北条家と速水家はこのままの予定だからね。蓮菜さんと湊さんに気軽に会えなくなるのは寂しい。エッチ出来なくなる事もだけど、小1の頃からお世話になっていたからなぁ。

 

 

そのお別れ会の後はみんなとエッチだ。今日は一人ずつ順番に中出しして行った。

こんな時に一緒に寝るのは加蓮と奏(楓さんが居れば一緒に)だけど、今日だけは蓮菜さんと湊さんの二人と一緒に並んで寝た。

新居には加蓮と奏の部屋もあるし会社に近いから気軽に来れるけど、お母さん組はそうもいかないから、夜に一緒に寝るのはおそらくこれが最後になるんじゃないかな……

 

 

翌朝のラジオ体操。俺たち3人に寮生組、卯月さんと藍子、それに明さん。この面子でやるのも最後か、寮生組は来春に寮が近くになるからまた一緒に出来るだろうし、同じ中学の4人も高校卒業すれば家に来るだろうけど、明さんは流石にね。その同じ中学組も高校卒業となると4~5年先だし。

後は一緒にやっていた近所のお婆ちゃんたち。新居を買ったら引っ越すと伝えたら、寂しがりながらも祝ってくれた。だけど、いっぱい子供を作れとか、早く子供を見せに来いとか余計な事まで言わなくて良いんだよ。

 

 

朝食を終えると楓さんが車で迎えに来てくれた。この後学園に行って新学期から使う教科書などを受け取りに行くから、ついでにと卯月さんと奏に加蓮が同乗する。

服を詰め込んだ段ボール箱3つに勉強道具を入れた鞄だけなので、楓さんの車なら荷物の他に全員が乗っても余裕だしね。

 

「楓ちゃん、純君の事よろしくね」

 

「はい。お任せください」

 

「純君達者でね。いつでも帰って来て良いんだからね?」

 

叔母さんが涙を流しながら話しかけて来た。346でほぼ毎日顔を会わせる事が出来るだろうに、そんな悲しまなくてもねぇ。

あぁ、叔母さんは外で打合せが有るから楓さんの車に同乗はしない。楓さんは送ろうかと言ったのだけれど、誰かに見られてアイドルを足に使うとか噂れたら346のイメージが悪くなるので、遠慮するとの事だ。

 

叔母さんを始め、近所のお婆ちゃんや小学生の子供たちに見送られて車は出発した。

 

 

「あんなに見送りしてくれるなんて凄いですね」

 

「純はアイドルになる前から近所のアイドルだったからねー」

 

「一緒にラジオ体操をしたり、気軽に話してくれたりするんですもの。仕方ないわ」

 

「加蓮ちゃんと奏ちゃんが頑張ってくれたおかげで、同年代の子が関係を結ぼうとするのを防げましたし」

 

「その分恨まれてそうだけどね」

 

見送ってくれた人たちを見ていた卯月さんが零した感想から会話が続いていく。その会話を聞きながら、みんなが新居に集まったらこれより凄い事になるんだろうなぁ……なんて思ってしまった。346のプロジェクトルームに集まる事は有っても会社だから騒ぎ過ぎないようにしているだろうし、それが家に変わったらどうなるんだろうね? 賑やかなのは嫌いじゃないから良いけれど、ちょっと心配だ。

 

楓さんの住むマンションの前に着くと、4人が荷物を運び入れてくれる。1人1個持って一回で済むから俺は車で待っているように言われたので大人しく待っている。通勤通学の時間帯だから人目が多いしね。

 

戻ってきたら346本社へ移動だ。学校に訪問する時間には早いし、車は本社の駐車場に止めるからね。本社と学園は同じ区画にあって歩いてすぐだから問題ない。

 

 

 

10時までプロジェクトルームで時間を潰してから学園に向かう。なぜか保護者代理としてちひろさんが同行だ。楓さんも来たがったのだけれど、麗さんに捕まってレッスンルームに連行されていった。どうやら最近レッスンが少なめだったらしいね。南無南無。

そして何故ちひろさんが代理になったかと言うと、学園への手続き等もちひろさんの仕事だからだ。事務員が今一人だからね、来年の春に新人が配属されるまで頑張って!

 

 

学園の訪問者用の入り口で受付をすると事務室に通された。

ここで明日の朝の説明を受けて、制服・運動着・教科書などを受け取る。男子用の制服が無いのは美城学園も同じらしく、俺の場合はブレザーだけは同じだけど、シャツやズボンは自由になる。今まで使用していたのが裾が短くなってきているので買い替えるんだけど、まだ届いていないんだよね。男物は在庫が無いからなぁ……だからそれまでは今のを使用するんだ。

 

女性陣に比べてスカートや指定ブラウスなどが無いから少ないけど、それでも大きめの紙袋2つだ。その女性陣の3人は紙袋3つになっている。教科書とかもあって重いから大変そうだ。

あぁ、俺の重たい方の紙袋はちひろさんが持っているので、俺が自分で持っているのは軽い方の1つだけだ。両方持つと言われたんだけどね、流石に遠慮した。女の手が空いているのに男に持たせるのは周りの目が痛いらしいけど、本社までの短い距離だから平気だよ、きっと。

 

 

プロジェクトルームに戻るとちひろさんは事務室へと移動していった。通常業務もあるんだから当然か。戻って行く時にお礼を言ったら、また楓さん家に泊まりに行くのでよろしくと言われた。

うん、よろしくするのは良いんだけどさ、この3人の前で言わなくても良いと思うんだ。卯月さんは顔を赤くしてチラチラ俺の顔を見てくるだけだけど、加蓮と奏はすり寄って来て、ふ~んとか言いながら俺の体や頬を突いて来る。

 

そんな二人の攻撃に耐えていたら楓さんが帰ってきた。

 

「もう、今日はレッスンするつもりはなかったのに」

 

「1週間もレッスンしていないんですから、麗さんだって怒りますよ」

 

「純君と一緒に暮らすの~♪ って浮かれて、部屋の片付けに1週間も使うからよ」

 

楓さんが愚痴ると、一緒にやって来た美優さんと瑞樹さんが冷たく突き放した。

 

「純く~ん、お二人が冷たいんですよぅ……」

 

楓さんが倒れ込むかのように正面から俺の腰に抱き着いて来た。胡坐の上に顔があって、体は床に伸び切っている。

そのまま顔を動かさないで、擦れて反応しちゃうからぁぁぁぁ!

 

「はいはい、甘えるのはそのくらいにして、お昼に行きましょう。みんなも食べてないのよね?」

 

瑞樹さんに促されて昼食を食べに社食へ移動した。

7人という大所帯だが、社食にはテーブルがくっ付いて並んでいる場所もあるので一緒に食べる事が出来る。その席が空いていればだけどね。

12時ちょっと前という事もあって無事席を確保できた。

 

今日はなんとなく野菜炒め定食、小鉢には冷ややっこだ。

 

俺が食べるのを見ていた瑞樹さんが、ふと思い出したかのように楓さんに話しかけた。

 

「ねぇ楓ちゃん。冷蔵庫の中は大丈夫? これから朝晩と純君の食事を作らなきゃいけないのよ?」

 

その言葉に美味しそうに蕎麦をすすっていた楓さんの手が止まった。

 

「純君の食事……。だ、大丈夫ですよ。レパートリーは多くありませんが、料理は出来ますから。……それにいざとなったら、ここに来ればいいわけですし。家にも学校にも近いですから。ねっ、ねっ」

 

焦りながら言う楓さんを見て、おそらくみんな『ダメそう』と思ったに違いない。

 

「レパートリーが少ないだけなら、料理本のレシピを見れば作れるわ。純に愛想を尽かされないように頑張るのではないかしら」

 

そんな楓さんに奏がフォローともプレッシャーとも取れる言葉を送ったのだった。

 

 

 

食事が終わると楓さんが3人を送っていく。紙袋を3つも持って帰るのは大変だからね。

出て行く時についでに「スーパーで食材を買ってきますから、食事は心配しないでくださいね」と言っていたが、二人分の食材の量を把握しているかの方が心配だったよ。買い過ぎたりしなきゃ良いんだけどな。

 

瑞樹さんと美優さんは午後のレッスンに行ってしまったので一人だ。

施設の利用状況を見ていたらプールが空いていた。大抵は夕方に使われているから不思議では無いのだけど、夏場は昼間でもそこそこ埋まっていたんだよな。

空いている時は使って良いと言われているし、レッスンの時は自由に泳げないからな。遊びに使わせて貰おうかな。

 

 

 

 





これより下は愚痴なので注意








フェス:5/80 ほぼ確率通り。だが


他:1/120 の 大 爆 死 !




くじも最高8等だったし……

楓さんが初日の無料10連で来てくれた事だけが救い



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