※この作品はR-18です。

男の少ないデレステ世界で2度目の人生!?   作:猫仔猫

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中学2年 10月② 文化祭・学園祭

「もう、何時まで拗ねているんですか。明日は月曜なんですから仕方ないじゃありませんか」

 

新居の泡風呂で楓さんに後ろから抱きしめられています。

引っ越し祝いの食事をみんなでしてんだけど、終わったら帰って行ってしまったんだよね。

 

学生組は仕方ないにしても大人組は残ってくれても良かったじゃないか。

 

「瑞樹さんも美優さんも今月中には引っ越してくるんですし、それまで我慢してください」

 

「菜々さんは来年だけどね……」

 

そう、菜々さんはが5月の収入があった後に次の更新までの家賃を先払いしてしまっていたのだ。

100万位なら無くなる前に払ってしまえってのはあるのかもしれないけど、文字通り桁が違ったというのに……

 

「それに学生組は冬休みまで泊まりに来るの禁止とか、百合枝さんも厳しくない?」

 

「みんな仕事が増えていますからね。学生組は休日に纏めて入っている事も多いですから」

 

みんなの仕事が増えるのは良い事だけどさ。一緒に居る時間が減ってしまっているじゃないか!

花束の為に新居に引っ越したというのに、一緒の時間が減るという悲しい状態で新居生活が幕を上げたのだった。

 

 

 

そして日は進み、中旬になると学園祭シーズン真っ盛りだ。

美城学園でも小学部・中学部合同の文化祭が行われる。とはいえ、習字や美術の作品展示に合唱コンクール。そして文科系部活の展示・発表だから面白みは無い。だって、ここでも合唱コンクールに俺は参加不可なんだもん。

ずっと体育館の椅子に座って、3学年計18クラスの合唱を聴くだけのお仕事です。

 

自由行動時間になったらどうするかだよな。小学部・中学部の文化祭は生徒の家族しか入場できないのだけど、それでも結構な人数が来ているからなぁ。

 

結果中等部の保健室に逃げ込みました。

 

保健の先生に理由を話したら納得してくれてベッドも使わせて貰えた。先生を抱き枕にする事を条件にされたけどね! 頷いたら慌てて冗談だって言ったけど、一回約束したんだからとベッドに引きずり込んであげました。

4年目と言っていたから瑞樹さんより一つ上かな? 胸はちょっと控えめだけど、十分十分。

 

 

「純君……笹埼純君、そろそろ時間ですよ」

 

保健の先生に体を揺すられて起こされた。どうやら眠ってしまっていたみたいだ。

 

「先生また来ても良いですか? 今度はおっぱいだけでなく、こっちの方も期待してますから」

 

「やんっ♡」

 

胸を開けさせて抱き枕にしていた先生の内股を股間まで撫で上げて、底辺を指の腹で撫でると歳に合わない可愛い声を出してくれた。

 

「……バレたら首になっちゃうから、他の生徒がいない時だけよ?」

 

「その時は俺が誘ったからと弁護しますから」

 

服を直していた先生に口付けて保健室を後にした。

放課後とか狙いめかなぁ? でも行くのが遅くなると、怪しまれるだろうからな。お昼休みとかかなぁ?

 

 

来客が帰り始めて人が減った終了30分前。アーニャと紗枝ちゃんに捕まって、二人の教室展示を見に行く事になった。

夏休みの課題が展示されているから、今年は俺たち転入組の作品は無いからね。

 

「純にぃはん、うちのはどうどすか?」

 

「アーニャ、筆で書くの苦手です」

 

うん、自信満々に見せられた紗枝ちゃんの習字は見事でした。アーニャは仕方ないね、来年はもっと頑張ろう。

 

 

 

 

その翌週、高等部の学園祭。

加蓮と卯月さんは明日の一般公開日に藍子と一緒に行く予定らしいので、関係者のみの一日目に紗枝ちゃん、アーニャ、奏の4人で来ている。奏は俺と中1コンビのお目付け役らしい。

 

取り敢えずは3人の教室を巡ってから、面白そうな所に行く事にした。

 

先ずは3年の友紀さんのクラス。

出し物はストラックアウト。的を抜くのではなく、丸めた新聞紙を並べられた筒に投げ込むみたいだ。

9球投げて入った個数で賞品がもらえるらしいけど、パーフェクトがキャッツグッズなのは友紀さん提供の品なんだろうな。

 

「友紀はん、来ましたえ」

 

「お、紗枝ちゃん来たね……って、純君も来てるじゃん!? 人が多いの嫌いなのによく来たね~」

 

「今日は関係者だけだし、高等部の学祭は中等部のより面白そうだったから」

 

「そっか、楽しんでいってよ」

 

「Да。アーニャもやってみたいです」

 

早速アーニャがやる気出したので、友紀さんが受付してくれた。

新聞紙を丸めてセロテープでちょっと止めているだけなので、真っ直ぐ投げられずに結果3個しか入らなかった。

紗枝ちゃんと奏も挑戦するが、2個と5個だった。う~ん、やっぱ難しそうだな。

 

みんなが投げてるのを見ていたら、友紀さんのクラスメートが寄ってきて「下手投げで山なりに投げる方が入りやすいよ」とこそっと教えてくれた。

そうか的を抜く必要が無く筒に入れれば良いから、強さは関係ないのか。なるほどねー。

 

俺の順番になると、教室内に居た人全員が注目してきた。視線には慣れているから別に良いけどね。

 

アドバイス通りに下手投げで軽く投げる。ちょっと軽く投げ過ぎたのか手前で落ちてしまった。

3回目でようやく力加減が分かって6個連続で筒に入れていくと、拍手や歓声が沸き上がっていった。

 

最後の1球は縁に当たって外れたけど、4人の中では最高記録だ!

 

「3個以下はアメで、4~5個はチュッパチャプス。6~8個はアタシのサインと握手なんだけど……いる?」

 

紗枝ちゃんとアーニャに飴玉を渡しながら友紀さんが賞品の説明をしてきた。

 

「う~ん、折角だし貰っちゃおうかな?」

 

着ていたTシャツの胸の所にサインをして貰う。

書き終わった後に握手をしようと手を伸ばしてきたのを引っ張ってハグすると、慌てて離れていった。

 

「純、友紀さんをあまり揶揄わないの」

 

奏はそう言うけどさ、クラスメートのみんなに揶揄われている友紀さんも楽しそうだから良いじゃん。

 

「ジュン、そういうのは花束の私たちが先ですよ?」

 

「みんなの事はいつでも抱きしめられるけど、友紀さんは中々抱きしめさせてくれないからさ」

 

「いけずなおひとやわぁ」

 

 

 

次は2年の美波さんのクラス。

教室の前まで来るとソースのいい匂いが漂ってくる。お好み焼き屋さんでキャベツ焼きと広島風の2種類で、4分の1にカットした物が50円と100円みたいだ。

教室の中に入ると二つのホットプレートでそれぞれが焼かれていて、買った人は教室内で立ち食いしていた。

 

「あっ、みんな来てくれたのね」

 

美波さんがコテを持った手を上げて振っているので、そこに向かう事にした。

 

「こっちは私が監修した広島風なの」

 

「アイドルが自ら焼いてくれるなんて、人気になりそうね」

 

「今日の今の時間だけよ。クラスのみんな順番でやる事になっているから」

 

どうやら良い時間に来たようだ。違う時間だったら美波さんが焼いたのを食べれなかったんだな。危ない危ない。

 

「それで、みんなは広島風で良いのかな? ――うん、ちょっと待っててね」

 

美波さんは代金を受け取ると、焼いていた物を4つに分けてそれぞれを紙皿の上に乗せて渡してきた。

他の人たちと同じように壁際で立って食べていると、焼き方を交代した美波さんがやって来た。

 

他愛もない話をしながら食べると、紙皿と割り箸を回収されて、口をウエットティッシュで拭かれた。

 

「青のりが付いちゃっていたから。純君は注目されるんだから、気をつけないとダメよ?」

 

「美波、それはどうするつもりかしら?」

 

「下手に捨てられないでしょ? 全員分まとめて会社の方で捨てるから」

 

「みなはん、にぃはんが捨てる割り箸をねろうとりましたか」

 

みんなが使った紙皿と割り箸をビニール袋に入れると、テープで止めてしまった。

 

「それよりも、純君。それは何かな?」

 

美波さんの指先には友紀さんのサインがある。

 

「友紀さんのクラスの出し物の景品が友紀さんのサインだったら、ここに書いて貰った」

 

そう言うと美波さんはペンを取ってきて、友紀さんのサイン下に自分のサインを書きこんだ。今日の日付と美城学園祭の文字もセットだ。

満足げな美波さんに見送られて教室を後にした。

 

 

 

それから1年の愛梨さんのクラス。

教室の入り口にはメイド喫茶の文字が……。一瞬嫌な予感を感じたが、愛梨さんはドジっ子じゃないから大丈夫だろう。

 

教室の3分の1ほどが客席になっているのか。それほど広くは無いけど、何席かは空いていたので中に入る。

 

「「「お帰りなさいませ、お嬢様」」」

「キャーッ! ご主人様がいらしゃったわ!!」

 

メイド姿の子たちがお決まりの言葉を言う中、一人だけ俺に反応して歓声を上げた。

おかげでここでも注目の的になってしまった。

 

「ごめんねぇ、純君が来るかもしれないって言っていたんだけどぉ」

 

メイド服を着た愛梨さんがやってきて、謝りながら席に案内してくれた。

さっきお好み焼きを少しだけど食べたばかりなので、クッキーとアイスティーのセットを頼むことにした。

 

「はーい、アイスティーセットを4人分ですね~」

 

「……純にぃはんは、あないな服好みどすか?」

 

注文を受けて戻っていく愛梨さんの後姿を見ていたら、紗枝ちゃんが普段より低めの声で聞いて来た。

 

「普段見ないから新鮮だよね。好きか嫌いかでいったら好きだけど、それを言ったら紗枝ちゃんの和服姿とかも好きだよ?」

 

はだけた和服とか色っぽさが有るよね。それにボタン外さないでも手を服の内側に滑り込ませる事が出来るし!

だけどこの世界には帯回しって無いんだよ。あ~れ~とか言って回ってくれないし!!

 

「純、紗枝だから良いけど、そう言う事を他の女に言ってはダメよ?」

 

「初対面でそんなん言われたらなぁ」

 

「aー、花束に混じれると勘違いしてしまいますね」

 

えぇ~っ!? 流石にその服が好きと言っただけではそこまではいかないでしょ? 『その服装良いね→花束に混じれるやったー』とか、どんだけ吹っ飛んでいるんだよ。

 

 

「は~い、お待たせしましたぁ」

 

「ゆっくりしていってくださいね」

 

愛梨さんともう一人のメイドの子が注文した品を持って来てくれた。

品を置いてすぐに戻ってしまったけど、明るめの茶髪で左右非対称のショートヘア。そして可愛い笑顔……年齢も合っているし、多分あの子だよな。

 

「愛梨さん、今一緒に持って来てくれた人って……」

 

「えぇ~、もしかして夕美ちゃんのこと気にいっちゃったんですかぁ?」

 

やっぱり相葉夕美だよなっ! まさか美城学園に、それも愛梨さんと同じクラス居るなんて思わなかったよ。

神奈川出身のはずだけど、東横線や田園都市線なら渋谷に来れるし、下手な県内の高校よりは近いのかもしれないな。

 

 

「純……女を漁りに来たわけじゃないのよね?」

 

「うちらかてまだやのに」

 

「ジュンはアーニャたちに手を出すのが先ですよ?」

 

「気に入ったのは有るけど、そうじゃなくて。本人が良ければオーディションに追加させてみたいなと思ったんだ」

 

フレちゃんがプロデューサー推薦で2次から参加してるし、5月以降に契約した6人はオーデションすらしてないもんな。

 

 

 

 

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