「お茶の間の皆さんこんにちは。346芸能所属のJunです。
不定期に放送されますJunの全国温泉巡り。その第1回目と致しまして本日は日本三大古湯に数えられる白浜温泉にやってきています。
ゲストの一人目は高垣楓さん。白浜温泉のある和歌山の出身でもあります」
「はい、高垣楓です。白浜は子どもの頃、よく来ていました」
GW後半の恒例の温泉はTV撮影も兼ねての白浜温泉。ゲストも楓さんだし、叔母さんも担当プロデューサーとして一緒にきている。
この3人で一昨年の夏にここに来た事が有ったよなー。
「二人目は川島瑞樹さん。大阪出身で特急や高速道路を使用すると2時間半くらいですが、来たことはありますか?」
「川島瑞樹よ。高校の頃までは遠出しなかったし、大学は東京だったし、白浜に来たのは初めてね」
そして今回は瑞樹さんが一緒。
瑞樹さんもね、局アナ辞めてアイドルに成った事を親に伝えてなかったらしいんだ。そこで今回大阪の近くまで連れてきて、終わったら帰省するようにさせたらしい。
ちなみに楓さんも終わったら強制帰省です。一昨年の夏以降一回も帰ってなかったみたいだし。
オープニングを取り終わった後は白良浜を3人並んで裸足で歩き、途中と最後で足湯で休憩するところも撮影。
そして夕方に崎〇湯露天風呂での撮影。
湯船の目の前が海! たまに波しぶきが入ってくるのも味がある。
他所の温泉番組では普通に裸だったりするけど、346の方針で基本裸での仕事はお断りだから、楓さんと瑞樹さんもバスタオルを体に巻いての撮影だ。俺的にも温泉番組といったら女性のバスタオル姿でのレポだしな。
夕日で赤く染まる海を背景に、バスタオル姿の美女二人が並んで湯に浸かっている姿は絵になるねぇ。
まぁ、その間に俺が居るわけだが。この世界的には俺の姿の方が需要が有るのは分かっているけどさ……
そして最後の撮影はホテルに移動して、ホテルでの晩御飯の食事姿の撮影。
大浴場とかの撮影は昼間の入浴禁止時間帯に別撮り済みらしいので、そこでの俺の仕事は無し。
晩御飯はお座敷で九絵コース。薄造りや唐揚げ小鍋等々、日本酒に合うと楓さんの幸せそうな顔もバッチリです!
撮影後は貸し切りって貰った露天風呂にみんなで入浴。
洗い場は流石に無いので大浴場で洗ってからになるんだけど、一般客からの視線が熱いね。
一応移動中は叔母さん楓さん瑞樹さんの3人で視線をガードしようと頑張ってたけど限界はあるし、TVスタッフさんたちも遠慮がちながらもしっかりと見てくるしね。
俺はプライベートなら安売りどころか無料大放出だし、撮影無しの見られるだけなら全然問題無し!!
ご年配の方は良いものが見られたで済むのだろうけど、大学生グループや子供連れのお母さんは今夜我慢できるかな?
浴場内を移動して『本日貸し切り』の札が掛けられている扉をくぐり、露天風呂へ移動。TVスタッフさんたちはここでお別れだ。スタッフさんたちは初顔が多かったからね、でも次回以降はスタッフ固定になるかもだし一緒しちゃうかもね。
露天風呂では楓さんの脚の間に納まり後ろから抱き締められる。身長も伸びて同じくらいになり、幸せな感触が後頭部から背中に移動になっている。
横に瑞樹さん正面に叔母さんの配置で湯に浸かって駄弁っていると、横から股間に手が伸びてきた。
横を見ると瑞樹さんが此方に体の向きを変えて寄せて来ていた。その腰に手を伸ばし引き寄せると、瑞樹さんは俺たちの脚を跨いだ。
身長差は約10㎝程あったはずだけど、瑞樹さんが脚の上に乗っているので顔の高さが同じくらいだ。
どちらからともなく顔を寄せ合い唇が重なる……
「お酒臭い……」
「あらやだ、そんなに?」
晩飯の後、浴衣に着替えて来たから時間経ってないしな。舌を絡め合わせりゃ、酒の臭いもするわな。なんならわずかに酒の味もするし。
「はいはい、瑞樹ちゃんそこまで。続きは部屋に戻ってから。ここ、大浴場から見えちゃってるし、飲んだばかりだから長湯も駄目よ」
オーシャンビューの大浴場の外、視界の邪魔にならないよう斜め位置で階の半分くらい下がっているけど、ガラスの側によって斜め下を見れば露天風呂なわけだ。
大浴場を見上げるとこっちを見ていた人と目が合う。直線距離で20mも離れてないし、顔もバッチリだ。
「次からは熱海みたいに家族風呂のある旅館をお願いしなとダメかしらね」
叔母さんも俺と同じく大浴場の方を見てそう言った。
俺的には全然平気なんだけどなー。