ルストがNTRでエロい目に合う話 作:83セプス
――パンッ! パンッ! パンッ!
その部屋に、二種類の乾いた音が鳴り響く。
一つはARゲームのプレイモニターから流れる銃声。
そしてもう一つが。
「っ……ぅっ……っ!!」
「ははは、佐備夏蓮さん……いや、ルストさん? 別に彼には聞こえてないだから好きに声をあげてもいいんだよ?」
「……っ! 誰がっ!! ……ぅ!!」
「ふーん、まあ好きにするといいさ。それにしても……やはり締まりがいいなっ!」
今現在、葉がプレイしているAR機器に夏蓮を押し付け、後ろから激しく腰を打ちつける津羽目。
彼女の膣内は今、キュウキュウと男根を締め付けている。
それは無意識に異物を圧しだそうとしているのだろうが、全くの逆効果。
彼を喜ばせているだけであった。
「…………しかし、このサイズ感的に、μ‐skYとヤってるみたいで、はは、悪くない、な!」
「ぅ……っ!!」
夏蓮にはミュースカイが誰の事を言っているのか見当もつかなかったが、見知らぬ少女と重ねながら自分を犯していることに、更なる嫌悪感を抱いた。
だからと言ってどうすることも出来ず、ただ黙って俯き、声を押し殺し、この苦行が終わるのを待っていることしかできない。
「それにしても……意外と言えば意外だが、初体験は済ませてたんだねぇ。彼、体格を考えるとかなりモノも大きそうだし、よく君に入ったもんだ」
そう、夏蓮と葉は既に契り合っていた。
そして、今この場でその話をされることが、夏蓮には1番されたくない事。
「っ……! るさい……! っ!!」
「だからこそ、今僕がこうして、すんなり楽しめてるってのも! あるのかな! ありがたいね!」
夏蓮の心には苛立ちしかなかった。
自分たちが結ばれたのは、断じてこの男の為なんかではない。
しかしその思いをよそに勢いよく腰を打ち付けてくる津羽目。
「っっっ……!!」
「でもアレかな? 君たちの初体験は、彼のモノが大きすぎて君は痛いだけ、彼の方は君の膣内が狭すぎてほとんど動かずに、イってしまったんじゃないかい? 鹿尾野君、早漏そうだからね!」
「……やめてっ」
葉の事を揶揄されたのが不快だったのか、今まで顔を俯かせていただけの夏蓮が、僅かに後ろを振り向き睨みつける。
しかしそれは更なる興奮を促すだけに過ぎない。
「はは……! いい顔……だっ!!」
楽しそうに、そして自分勝手に腰を振る。
「ぁんんっ!!?」
「おっと、少し甘い声が混ざりだした?」
「!? そんなわけ……」
「ほら」
「んんんんぅっ!!?」
「ああ、ここかい?」
「んっ……ぁ、ぁ、ゃぁ!?」
津羽目が自分勝手に動かしていた腰の動きのリズムを変える。
目ざとく見つけたスポットを優しく小突けば、本人の意思とは関係なく、甘い声が小さく漏れだし、接合部はくちゅくちゅと愛らしい音を奏でる。
「体格的に、鹿尾野君と比べて僕のモノはそれほどかもしれないけど、案外このくらいのサイズの方が……君にはちょうどいいんじゃない、かい!?」
彼女の膣内を強めに突く。
「んあぁっ!!? ふぅ……んんっ!!?」
リズムが変わって油断していた夏蓮は思わず大きく喘ぐ。
慌てて口をふさぐももう遅い。
津羽目は夏蓮の嬌声により一層、肉棒の硬度を増す。
「ははは、可愛い可愛い。ほら、最初に使ったローションとは違う液体が君の中からあふれ出てくるよ?」
津羽目の言う通り、潤滑剤として使ったローションとは違う、ドロリとした愛液が、小柄な体格の割に肉付きのいい夏蓮の太ももに垂れてくる。
それは、夏蓮の中で認めがたい事実であった。
「嫌っ!! ぁぁんぁっ!」
「喜んでもらえて何よりだよ……っとぉ……そろそろこっちも限界かな」
そろそろ限界。
その言葉の意味は考えるまでもない。
最初に始める時、津羽目はゴムなんてしていなかった。
「……抜いてっ!!」
「もちろんさ。このまま
「ちがっ」
「さて、覚えてないかい? ここにきて最初に君たちが何をしたのか」
「ぇ…………?」
最初、この会社に来てしたことは……。
「ぁ…………」
「そ。あの健康診断でちゃんと調べてあるからさ……今日、君は安全な日だよ」
「っ!! そういう問題じゃ……!!」
「悪いけど、もう遅い……よ!! くぅ……っ!!」
「あ……ゃあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」
ドクドクと自らの中に熱い何かが流し込まれる感覚。
「あ……ぁ……ぁ……」
「はは……わかるかい? 君の中に僕の子種が注がれてるのが……アタリはしないだろうけどねぇ」
……中に出された。
その事が夏蓮の頭を支配する。
初めて葉と契った時はゴムも付けていた。
これが夏蓮にとって初めて中に出された瞬間だったのだ。
呆然とその場にへたり込む夏蓮をよそに、津羽目は少し時間を確認し。
「……ああ、君の中が狭すぎて、意外と早く終わったな……うん、もう一回くらいできるかな?」
「ぇあ……あああぁっ!!」
一度行為を済ませたことで、僅かに感じやすくなった夏蓮の体を貪ろうと、へたり込んだままの彼女に覆いかぶさる。
そして…………。
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「今日はありがとうございました!」
「いや、こちらこそ。重要なデータがそろった。君たちには感謝しかないよ」
何事もなかったかのようにあいさつを交わす葉と津羽目。
夏蓮は黙ってその様子を見ていた。
明らかに疲弊した様子の夏蓮だったが、葉は自分がゲームをしている間、夏蓮もまた別のゲームで遊んでいたと聞かされていた。
「夏蓮は大丈夫?」
「…………大丈夫」
「まあ、
「そうですね……あ、シャワーもありがとうございました!」
「いやいや、運動して汗をかいた状態のまま返すわけにもいかないからね」
ARによる運動で汗をかいたのでシャワーを浴びるよう促した。
そういう目的ではあるが、夏蓮にとっては意味が違っていた。
もちろん、それを口に出すことなどできないが。
そして何も知らない葉は、悪気もなく夏蓮に言う。
「……あ、ほら、夏蓮もお礼言って!」
「っ!! ………………ありがとう……ございました……っ!!」
決して礼など言いたくはない。
しかし葉に先ほどまでの事を気取られるわけにはいかない夏蓮は、津羽目に憎しみの眼差しを向けつつその言葉を口にした。
しかし、津羽目はにこやかに笑い、こう返す。
「
「っ…………」
言い知れぬ敗北感と苛立ちと絶望感。
それらを味わいながら夏蓮は足早に部屋を出ようとし、葉もまた「待ってよ!」といつもの調子で言いながら後を追う。
そんな二人に津羽目は口元を歪めながら、後ろから声をかける。
「またお願いするかもしれないから、
まだ終わらない。
夏蓮の中に、嫌な確信があった。
今のところはこれで終わり。
続きは予定してない。