※この作品はR-18です。

Fate/Urban Crisis   作:ソクリ

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サーヴァントのスキルなどはある程度話が進んだところで纏めます。


プロローグ
各陣営キャラクター紹介


セイバー陣営

ロイ・エーデルフェルト 男性/23歳

 魔術の名門エーデルフェルト家の現当主 ブラウンヘアの短髪 魔術協会の正装とロープを纏った魔術師。女性だけが当主になれるエーデルフェルト家で実力だけで当主の座を手にした人物。

時計塔より直々に聖杯戦争に選ばれた人物で魔術師には珍しい、公明正大な性格。しかしそれは実力に裏打ちされた自信から来るものである。

 聖杯戦争に掛ける想いは魔術師として根源に至ることと祖先が果たせなかった勝利という悲願を手にすること。

 エーデルフェルトの特質である「双子」の性質から、妹であるリーナ・エーデルフェルトと共に聖杯戦争へと参戦する。此度の聖杯戦争における最有力優勝候補である。

 

セイバー 男性/秩序・中庸/筋力A耐久A敏捷C魔力C幸運E宝具B+

 ロイによって召喚された半人半機の巨躯を有するサーヴァント。寡黙であり主の命令には静かに首肯するが、戦場では鬼神のごとき武威を発揮する。

かつては常勝無敗の歴戦の戦士であったが、そのあまりの強さに怖れをなした時の王によって自害へと追い込まれ非業の死を遂げた過去がある。

 そうした事情から英霊として二度目の生を手に入れたからには、主に最後まで付き添い勝利を献上することを何よりの命題としている。

 聖杯戦争に勝利するための強さを持つ使い魔を欲したロイとの相性は良好で、かつての無念を晴らすため、六つの陣営を蹂躙することを誓う。

 

リーナ・エーデルフェルト 女性/23歳

 魔術の名門エーデルフェルト家の魔術師、当主であるロイの双子の妹であり艶やかなセミロングのブラウンヘアの女性。

 本来は彼女が当主を継ぐ筈であったが、歴代のエーデルフェルト家の中でも卓越した才覚を持つ兄を敬愛し、魔術師としての己の生は兄へと捧げるモノであると考えている。

 セイバーを兄同様に忠実な臣下として扱い、兄と共に聖杯戦争の最前線へと臨む。これはひとえに彼ら双子の魔術が二人同時の運用を想定しているためである。

 

♢

 

ランサー陣営

七星桜子(ななほし さくらこ) 女性/17歳

 舞台である秋津市に居を構える七星流剣術道場の跡取り予定の少女。青髪のポニーテールが特徴の元気満点娘であり、偶然に聖杯戦争に巻き込まれることとなった。

 正義感が強く真面目でお節介。正しいと思うことを率先して行うタイプ。昔から変身ヒーローの大ファンで、ランサーとの出会いを運命の出会いと信じ、正義の味方を為すために聖杯戦争に参加する。

 桜子自身は知らないが、七星流剣術の源流は魔術を使った剣術であり、その縁から聖杯戦争に選ばれた。魔術回路そのものは家を出て消息不明となった兄が受け継いでいる。

 

ランサー 女性/秩序・中庸/筋力B耐久B敏捷C魔力C幸運B宝具A

 桜子によって偶発的に召喚された中世の騎士然とした金髪の女性。品行方正なる騎士を具現化したような存在で、桜子にはヒーローとはかくあるべきと尊敬されている。

 生前においては、ヨーロッパにおけるとある国の将であり同時に政務を司る者として、他国家の侵略を振り払い、現在におけるヨーロッパの原点を創り上げることに多大な貢献を果たしながら、女性であるため王位につくことなく生涯を終えた。

 そうした事情から槍兵としても十分以上の力を発揮するため、燃費が悪く素人マスターである桜子にとって最大のネックである宝具の発動をせずとも戦えるメリットがある。

 聖杯に掛ける願いは、正誤の是非を問わず己が王位を継承し、王朝を生き長らえさせること。それがこれまでの歩んできた歴史の否定であると知っていても、彼女は願わずにはいられない。

 

♢

 

アーチャー陣営

遠坂煉 男性/50歳

 舞台となる秋津市の管理者として街を裏から支配する名門魔術一家の現当主。元々魔術師としてはさほど才覚豊かな人物と言うわけではなく、必要とされる数倍の修練と幾重もの備えをもって事に当たり、常に結果を出してきた。

しかし、土地の管理者としての才覚は決して凡庸ではなく、勢至姆会と唯一神理教という二つの組織が暗躍する街の裏社会にて最大の権勢を保ち続けている。

アーチャーはあくまでも使い魔として扱うが、生前の彼の偉業に対しては真摯な敬意を抱いており、己と共に勝利を掴むに相応しき存在であると認識している。

魔術師然とした性格から、己の拠点から出ることなく、前線をアーチャーと息子の蓮司に任せる形で聖杯戦争に臨む。

 

アーチャー 男性/秩序・善/筋力D耐久E敏捷C魔力E幸運A-宝具EX

 煉によって召喚された軍服にフェズを被った鷹のような鋭い目つきをした男性。落ち着き払った紳士的な人物であり、マスターへの礼は忘れないが魔術よりも近代的な科学文明を大いに歓迎する姿勢を見せる。

 生前は存亡の危機に瀕した母国を独裁体制によって支配することで他国からの干渉を封鎖し、神を信奉する国から近代国家への変革を為し遂げた人物であり自国で召喚されれば神霊にすらも勝ると言われるほどである。

 聖杯に掛ける願いは成長を遂げた祖国への凱旋。煉に対しては主であり戦争の同盟者として個人的感情を抜きにした同盟者として割り切っている。

 決して派手な戦い方はできないが、その逸話から生じる宝具はあらゆる過去を置き去りにする特性により、神性を持つ相手に絶大な効力を発揮する。

 

遠坂蓮司 男性/17歳

 遠坂煉の息子であり、七星桜子の同級生。秋津の管理者である遠坂の後継ぎとして煉より魔術回路の何割かを移植され、厳しい訓練を日課としている。

 父に対しては魔術師として真っ当な憧れを持っているが、親子として愛されているのかについては懐疑的に思っている。

 アーチャーに対しては、歴史上の偉人として尊敬を覚えており、使い魔というよりも人生の先達として頭を下げる想いで付き合っていくこととなる。

 

♢

 

ライダー陣営

九重円華(ここのえ まどか) 女性/22歳

 舞台となる秋津市のみならず全国で若手トップクラスの美しい黒髪の女優。男性受けする顔立ちと業界生活の長さから得た演技力、そして権力者に取り入ることのできる世渡りの上手さを以て世代トップクラスの知名度と人気を得るに至った。

 そんな彼女の運命を変えたのは、交際相手である間桐慎夜との突然の駆け落ち騒動が巻き起こったがため。その運命に気付いた時にはすでに遅く、最愛の男は銃弾に倒れ、己の命を失う瀬戸際に召喚されたサーヴァントによって命を救われた。

 聖杯戦争に掛ける願いは言うまでもなく昏睡状態の彼の命を救うコト。その対価として己の総てを差しだし、ライダーに勝利を誓わせる。

 総てを差しだし勝つと決めた以上、勝利以外の総ては無意味。聖杯を掴み、自分の人生を取り戻す。そして必ずライダーに報いを与えるために、執念1つで突き進む。

 

ライダー 男性/混沌・善/筋力C耐久D敏捷C魔力B幸運EX宝具A

 円華と契約を結んだ黒髪碧眼、趣味の悪い金をあしらった貴族風の衣装に身を包んだ男。

 生前は偉大なる征服者の一人として、未開の地を切り拓き、世界を知らない民たちを教化し、野蛮なる文明を滅ぼし尽くすことで、開拓者として名を馳せた。

 そうした在り方から、欲というモノに非常に敏感で、この世界に存在するあらゆるものは己のものであるという途方もない価値観を本気で信じている。

 サーヴァントとして戦うことを許容したのはひとえに円華が「顔立ちが良く、そそる女」だったからというだけの理由で、慎夜の命と令呪の行使による自害の許容と引き換えに物欲、金欲、性欲すべてを満たす奴隷となることを対価に契約を結んだ。

 決して戦闘を得意とする英霊ではないが、征服者としての絶対的な幸運と己を「神の再来」と謳うほどの正体不明の力を以て、他陣営を翻弄していく。

 

間桐慎夜 男性/22歳

 秋津市において遠坂に並ぶ魔術師の名門であった間桐の嫡男。性格は温和でおよそ魔術師らしいと言える存在ではない。間桐の後継ぎとして育てられたが、魔術の才能はお世辞にも高いとは言えず、魔術刻印と魔力量のみが取り柄であるとまで囁かれている「落ちこぼれ」と自分を認識している。

 九重円華とは幼馴染であり相思相愛。彼女が女優として花開かせてからも蔭ながらに交流を続けており、彼女との幸福な未来を夢に描いていた。

 本来、間桐はもはや没落が近く慎夜のような存在が生まれたこと自体が魔術師の血族としての零落を意味していたが、五度目の聖杯戦争にマスターとして選ばれた彼は、その運命から逃れるために、万能の願望機に円華との未来を望むが、その最中で勢至姆会の銃弾に倒れることとなる。

 

♢

 

アサシン陣営

セレスティーナ・アルブレヒト 女性/25歳

 美しい金髪ボブのケーブに身を包んだ女性。生真面目な苦労人、身に余る夢を抱きはするが、実際には現実的な道しか選べない貧乏性である欧州の魔術探偵を生業としている。彼女の生家アルブレヒトは、元来探知に長けた魔術を得意とし、セレスティーナ自身も自身が触れた物体に刻まれた記憶を鑑賞するという魔術を得意としている。

 しかし、時代を経れば経るほどに神秘は科学に駆逐され、探偵という役割も科学により人工物へとその役割を奪われていき、必然的に彼女たちの在り方も世界から消えていく。

 聖杯戦争にはアインツベルンと聖堂教会という異色の組み合わせより参戦を依頼された。

 聖杯に掛ける願いは、自身の家の再興、例え勝てずとも、名声を高めることはできるだろうという思惑の下、策謀渦巻く秋津の地へとサーヴァント、ホムンクルスと共に乗り込んでいく。

 

アサシン 男性/秩序・善/筋力B耐久C敏捷A+魔力E幸運C宝具―

 セレスティーナがアインツベルンより与えられた触媒によって召喚した英霊。旗袍に身を包み辮髪を隠す帽子とサングラスが特徴的である。

 非常に卓越した武術の達人であり、その足技は影すらも踏ませないと言わしめるほどであり、その武義は死後、彼を世界中に轟く名声を与えるに至った。

 そうしたことから、戦闘方法は基本的に体術に限定される。しかし、極限にまで鍛えられた肉体は武器を凌駕することは彼の戦いを見れば理解できるだろう。

 聖杯に掛ける願いは特になく、ただ強者との戦いを望むためにセレスの護衛として聖杯戦争に参戦する。

 快活な好漢でありながら、獲物を狙う肉食獣のような側面を併せ持つ、戦場の嗅覚にも優れ、セレスが論理を重んずるならば、彼は直感を重んずる。

 

ノルン 女性型ホムンクルス

 銀髪の女性型ホムンクルス。アインツベルンより触媒と共に与えられたセレスの監視と護衛を主目的とする。背丈は小学生~中学生程度であるが、セレスの護衛をする際にはその身の丈ほどもあるハルバードを使って応戦する。

 ホムンクルスである以上元より聖杯戦争中のみの稼働を目的としており短命。アインツベルンにとってはこのキナ臭い聖杯戦争の裏を探るために派遣された存在であり、聖杯戦争の情報を一つでも多く送るためであれば、必ずしも戦いで生き延びることを想定されているわけではない。

 

♢

 

キャスター陣営

鷹司唯一(たかつかさ ゆいいつ) 男性/45歳

 冬樹の街にはびこる新興宗教『唯一神理教』の教祖であり、生粋の国粋主義者。元は京における貴族『鷹司家』の分家に位置する人間であり、幼いころから陰陽道に通じていたが、ある時から日本は神の国である以上、神の子である日本人だけで統治され、運営されていくべきであるという思想に目覚め『唯一神理教』を立ち上げた。

 その思想は常人からすれば異常の一言で済まされるほどの埒外ではあるが、日本人であれば貧富の差関係なく門戸を開き、救いを与えようとする姿勢は真摯であり、着々と信徒の数を増やしている。

 秋津裏社会における三勢力の内、もっともどのように暴走するのかがわからない陣営であり、他の2陣営からは常に警戒されている。異常なる思想をガワだけで成り立たせていた教団は、キャスターという絶対的偶像を得たことによっていよいよその理想実現のために動き出す。唾棄すべきケガレたる夷狄の総てを打ち払った先に楽園が待っていると信じて。

 

キャスター 男性/混沌・中庸/筋力E耐久E敏捷E魔力B幸運D宝具A+

 唯一に召喚され、神として祀られた烏帽子と束帯を纏ったサーヴァント。

 生前に誰よりもケガレである異国人の存在を憎悪し、夷狄の撲滅を願ったとされる存在。たとえ、彼個人の真実がどうであったとしても、攘夷を願う志士たちにとって彼は精神的な支柱であり、彼の願いを叶えることこそがすなわち日本国の未来に繋がると信じられてきた。

その崇拝は呪いの域にまで至っており、キャスター自身は戦闘など全くできるはずもないが、その願いを同じくした志士たちを己と同じサーヴァントとして秋津の街に召喚することができる。

 異国人には滅びを与え、日本人には従属を求める。まともに闘えば間違いなく最弱のサーヴァントであるが、ある種絶対的なスキルと志士たちによる物量的な攻勢、信徒たちによる情報網を以て他陣営へと渡り合っていく。

 聖杯に掛ける願いは無論一つ、異国人を排斥し、日本民族による神国再生である。

 

一宮梓沙 女性/18歳

 退魔機関『神祇省』より『唯一神理教』へと派遣された退魔師。国内の危険分子である鷹司唯一の監視と捕縛を目的として教団へと潜入しているが、キャスターの召喚によって彼女のもまた数奇な運命へと転じていくこととなる。

 

♢

 

バーサーカー陣営

神丘奉(かみおか ともゆき) 男性/36歳

 秋津市の裏に君臨する三つの組織の一つ、勢至姆会の若頭。元は魔術師の家系に生まれたが魔術師としての才能を全く受け継ぐことなく生まれ、幼少より役立たずの烙印を押されたことで出奔。紆余曲折を経たのちに勢至姆会の門を叩く。

 幼少の頃の度重なる虐待と罵倒により世の役立たずは踏みにじられて当たり前という認識を抱き、己を純粋な暴力装置として機能させることで裏社会の中でのし上がってきた。今となっては己の出自などどうでもよく残ったのは魔術師というお高く留まった者たちへの怨みだけであり、いずれ総てを踏みにじってのし上がることを至上としている。

 聖杯に掛ける願いはなく、あくまでも街支配の手段として聖杯戦争を利用する。

 バーサーカーについても所詮は兵器という認識でしかなく、それを最大限に活用するため、街に彼らなりのやり方で恐怖を振りまいていくこととなる。

 

バーサーカー 不明/混沌・悪/筋力E~A+耐久E~A+敏捷E~A+魔力E~A+幸運C宝具E~A+

 「それ」にとって奉に与えられたサーヴァント。この獣の召喚を以て秋津の聖杯戦争の物語は幕を開ける。特定のカタチを持たない靄のような存在であり、人の恐怖を喰らうことによって際限なくそのステータス値を上げていくことができるという異例のサーヴァント。そのため、召喚当初は非常に弱い存在であり、マスターの戦略と時間次第でいかようにも変貌を遂げていくサーヴァントであると言える。

 奉にとっての認識はあくまでも兵器であり、兵器を最高のポテンシャルで発揮するために生贄が必要とあらば、彼は一切の躊躇なくそれを生み出し続けるだろう。

 そうじて危険度だけで言えば七陣営の中でも最凶であり、街一体が恐怖に包まれたその時には、最早誰にも手をつけることのできない怪物が君臨していることだろう。

 

七星桜一郎(ななほし よういちろう) 男性/27歳

 奉のボディーガードとして常に傍に寄り添う男。感情の機微を感じさせないほど表情に変化はなく、変化1つないままに相手を制圧する様はただ傍に控えているだけで威圧を呼び、奉をして自分の人生で最大の拾いものであると豪語するほど。

 七星流剣術の後継者となるはずであった男で、桜子は年の離れた実妹。しかし、10年前に家を出奔して以来、桜子とは生き別れに近い状態となっている。

 

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