――秋津市中央部・駅前――
「うっわぁ、ランサーさん、めっちゃ綺麗ですね。あっ、こっちの衣装とかどうですか? こっちも似合ったりするんじゃないでしょうか?」
「桜子、その、別に凝ったモノは必要ありません。必要最低限、市井に飛び込むことが出来ればそれで十分であると伝えたはずなのですが……」
「そんな、せっかく買うんですから似合ったものをじっくりと選んだ方がいいじゃないですか。あたしは色気も何もないから気にしませんけど、ランサーさんは見惚れるくらい綺麗なんだから、そこは着飾らないと」
「良く理屈がわからないのですが……」
「諦めた方がいいよ、ランサー。この流れは逃げられない流れだから」
昼過ぎの駅前通り、サクラコの提案で今回は繁華街ではなくこちらへと足を運んだ。繁華街周辺に関しては、きっちりと捜索を続けてきたが、こちらの駅前側には何度か足を運んだだけだったと、今更ながらに思い出す。
この駅前通り周辺はあまり猟奇事件の被害者が出ていない。人目があり、絶えず夜になるまで人の流れが断ち切られることが無いことから、ほとんど事件も起こっていないし、例の黒い影の存在を目撃したと言う話も聞かない。
故にボクやアサシン、そしてノルンはほとんどこちら側に顔を出したことはなかったわけだけど、なるほど、こうして足を運んでみれば、ボクたちが拠点としている繁華街に負けず劣らずこちらも発展している。
繁華街がこの秋津の街に昔から根付いてきた繁栄の文化を持った新旧が入り混じった場所であるとすれば、この駅前通りは秋津市の中でも最先端の店がこれでもかというほどに姿を見せている。日本における有名ブランド店やネットでも話題になっているチェーン店が所狭しと駅前通りに立ち並んでいる。
家族連れやカップルなどが闊歩していて、若い子たちの遊び場として時間を気にすることなく遊び続けることができるんだろう。
とはいえ、ボクたちがここに来たのはあくまでも、あの黒い影を追うための手がかりを見つけるためだ。要するに今まで向かったことが無い場所に行けば、異なる視点から物事を見つめ直すこともできるんじゃないかという考えの下にサクラコを呼び、そしてアーチャーのマスターであるトオサカレンジにもサクラコが声を掛けてくれた。
アーチャーのマスターである彼は、同じ聖杯戦争の参加者として当然に警戒するべき相手だったのだが、サクラコは信頼を置いているのか、まったく警戒している様子が見えない。
むしろ、ボクの目の前で行われている光景―――アパレルショップに入り、呑気にランサーの服選びをしているというこの状況が実はまともな状況なのだろうか。
聖杯戦争のマスターたちが集まって、戦闘をするわけでもなく、他の陣営の話をするわけでもなく、まるで友人のように街の中で服選びをしている光景はまっとうなのだろうか……!
「呵呵、我が主も同盟相手に恵まれたものだな、あれでは話題が尽きまい」
「話題が尽きまい、じゃないよ。ここに何をしに来たのさって話しだ」
「七星桜子の用事に付き合うと言ったであろう」
「いや、そりゃそうなんだけどさ……」
「諦めて、今は流れの身を任せる方が良いのではないか。このように羽を伸ばすことができる時間など早々取れるわけでもなかろう。それに、流れは違えども、彼女を励ますつもりで日中から呼んだわけだろうに」
それを言われてしまうと弱い。この二日間で望まない状況に巻き込まれてしまったサクラコへの責任を感じて、彼女を元気づけようと言う目的があったのは確かだ。
そんな相手が自分以上に元気溌剌に、自分のサーヴァントを連れまわして、目の前の光景を全力で楽しんでいることに、少しばかり肩透かしを食らっただけだ。
「良い方向に考えたらどうだ? 例えば、アーチャーのマスターと親密になっておけば、情報を手にすることができるかもしれぬ。我々が持ち得ないこの聖杯戦争の歪さに対しての情報など手に入れることが出来れば悪くなかろう」
アサシンの言うことは一理ある。遠坂のマスターであれば、ボクの知らないことでも知っているだろうけれど、それを聞くには少し忍びないという思いもあった。
「桜子、もうこのくらいにしておきましょう。最低限の機能性さえあればどのような服装でも問題ありません。下手にスカートや露出の多い服装を選ぶ必要もないでしょう」
「ええ、でも、ランサーさんは綺麗な女性だし、このめっちゃ綺麗な金髪とこの服の色合いもマッチするし、絶対に着てみた方がいいですよ!ほら、蓮司君はどう思う!?」
「え、ぼ、僕……? えっと、色々な事情を抜きにすればとっても似合うと、思います」
「いろんな事情って何? 綺麗だと思うのならもっとストレートに言えばいいのに」
「桜子、彼はアーチャーのマスターだ。積極的に戦いを展開しないにしても、敵対者である私への称賛の言葉を口にするわけにはいかないでしょう。むしろ、意見を求めるのならば自分自身にするべきではないですか、桜子。私を着飾るよりも当世の人間である貴女が楽しむべきでしょう、そうは思いませんか?」
「な、七星さんの衣装って……そ、それこそ僕に意見を求める必要はないんじゃないかな?」
「どうして?」
「え、だ、だってそれは……たぶん、何を着ても七星さんなら、似合うと、思うから……?」
「へ? や、やだなぁ、蓮司君。さすがにそれは褒めすぎだって、あ、でも、全然褒めてくれてオッケーだから! むしろ、もっと褒めて!!」
人懐っこい笑顔を浮かべて、恥ずかしそうに顔を逸らす蓮司に対して桜子は嬉しそうに反応する。ランサーの渋い表情は結局、この流れを変えることができないことへの諦めか。
まぁ、なんというか、こう清々しいまでにこの状況を楽しんでいる二人に対して、水を差すように聖杯戦争のことを話すのもどうかと思うのだ。
今日の夜になれば、何が起こるのかもわからない。今のボクたちは戦場の中にいるようなもので、一瞬先に何が待っているのかもわからないような状況だ。
その最中で、細やかでも日常を満喫している二人に聖杯戦争のことを思い出せるのも何だかなという思いでいるわけで、自分自身、やっぱり甘さを捨てきれないんだなと痛感するばかりだった。
「仕方がないか。今日はまだまだ時間があるワケだし、逸れない程度にはボクもこの周辺の探索をしておくよ。もしかしたら、何か掘り出し物が見つかるかもしれないしね」
「あちらにはランサーがいる。おそらくアーチャーの手のものもいることだろう。儂も繁華街とは違う街並みには興味があるからな。主の寂しさを紛らわせる一助程度にはなって見せよう」
「それ、自分が楽しみたいだけだろう?」
などと、ツッコミを入れると笑ってそれに反応するアサシン。戦いの場ではまさしく鬼神のごとき力を発揮し、ここまでに何度も窮地を凌ぐために動いてくれた彼が平時においては、ボクたちと変わらない世界の住人であるかのように笑って隣に立っている。
その印象と在り方のギャップには驚くばかりの所だけど、逆に英霊というのはそういう非日常における狂気とも取れるような在り方を日常の中に持ち込むことができる存在なのかもしれない。
ボクにしても桜子にしても彼にしても、どこかでスイッチを入れ替えなければ戦いへと臨むことはできない。
桜子と彼が昼間の間は互いに戦わないようにしようと言う約束を結んだのも、自分たちの街を守ると言う目的だけではなく、自分たちの日常という空間を守り抜きたいと思っているからに違いない。口には出さなくとも、人間誰だって自分の安全圏が欲しいと思っていることに間違いはないから。
ただ、英霊という存在はアサシンにしても、ランサーにしてもボクらの精神構造とは明らかに違うのだろうと実感できる。
彼らは日常と非日常の隔たりというものがない。どこであろうとも、そこは戦場であり、一秒先に誰かが襲ってきたとしても対応することができる。そうした心根の在り方こそが、かつてどこまでも命の奪い合いというものが傍に在り続けた者たちの在り方というモノなのだろう。
(まぁ、これに関しては、それができない自分を卑下する必要もないとは思うけどね。隔たりを生むことができる程度には、今の世界には平和が溢れている。牙を剥き出しにしなければいけない世界なんてものを想像することが難しいと思う程度には)
らしくない感傷に自分自身が浸っているなという実感があった。自分はあくまでも探偵、そういう心根の持ち方とかを考察するのは哲学家がやればいいことだろうと思うから、周囲に視線を向けながらも、サクラコたちの様子を確認しつつ動いていく。
ノルンはサクラコたちと一緒に騒ぎあっている。ああして見ていると年相応の少女としか見えない。アインツベルンのホムンクルス、この聖杯戦争のために用意された短命の存在、あのように笑っている少女が実際の所はあと1カ月も生きることができない存在だなんて信じられない。
「少しでも、自分の生きる時間を楽しめればそれでいいのかもしれないな」
あくまでも協力者同士の関係に過ぎないけれど、愛着を持っていないかと言えば嘘になる。ボク自身は最後まで聖杯戦争に勝ち残れるなんて自信を持って言える立場ではないけれど、アサシンやノルンにはこの慣れない日本の地で、何度も助けられている。できることなら、恩に報いたいという思いはある。
(猟奇事件のコト、この聖杯戦争のコト、探偵としてそれを暴くことがボクの役割だ。それは言うまでもないことだけど……)
だんだんとそれ以上を望んでいる自分の気持ちがあることもわからないわけではない。
「セレスさん!」
そんな折に、ノルンが声を掛けてきたことで意識が現実に引き戻される。自分で考えている以上に自分の内面に飛び込んでしまっていたらしい。
いけない、いけない。どこに何が潜んでいるのかわからないのだから、ボクだけでも気を張っておかないと……
「どうしたんだい、ノルン。サクラコたちの買い物は終わった?」
「いえ、そろそろ決まりそうですが、まだです。単純な質問を探偵であるセレスさんにしたいと思いました」
「ほう、それは?」
探偵である自分に対して、というところに軽く自分の心が跳ね上がった。単純な心持ではあると思うが、やはり聖杯戦争の参加者ではなく、探偵である自分を頼られるとどうしても心が浮き上がってしまう。
日ごろから探偵としての役割であまり期待されていないんじゃないかと思いつつも、やはり自分の力量を頼ってくれているのだなと実感を覚えつつ、先を促すとノルンは、すぐそばで服を見合っているサクラコとアーチャーのマスターへと視線を投げた。
「ミスター・レンジはミス・サクラコを好いているのですか?」
「ぶっ――――!!」
「へっ……?」
「はい?」
思わず吹き出してしまう。真顔で本人たちが目の前にいる状況で、この子はなんてことを聞いてきているんだろうか。
「げほっ、ごほっ、そ、それはボクに聞くことか!?」
「何かいけないことだったでしょうか? ミス・セレスティーナは探偵業の中には浮気調査等の男女関係に関する調査も含まれているとおっしゃっていたように思いますが」
「いや、そりゃあるよ! ていうか、そんなものと飼い猫の捜索とかさ、そんなものばっかりだったけどさ!」
「では、ミスター・レンジに直接聞くべきでしょうか?」
チラリとノルンが蓮司君へと視線を向ける。どこまでもわかりやすく蓮司君は顔を真っ赤にしてぶんぶんと首を振り、顔を振り、手をノルンの前に出して、これ以上は聞かないでくれとばかりの反応を浮かべる。
「い、いや、な、な、何を言っているのさ。僕はあくまでもクラスメイトとして―――」
「蓮司君は私のこと、どう思っているの? いい機会だから聞かせてよ」
「ええっ!?」
そこにサクラコが容赦ないキラーパスを繰り出す。何が恐ろしいってサクラコの奴は、ノルンがどういう意味でその問いを投げたのかを分かっていない。たぶん、色恋の問題じゃなくて、人間として好きなのかどうかとかそういう反応で聞いているんじゃないだろうか。
いや、さすがにそれはないだろうと思うが、あまりにもぽかんとした反応をしている辺り、本当に気付いていないのかもしれない。相手はむしろ、あからさまなんだけどなー。
ランサーも質問の意図は分かっている様子だけど、サクラコのプライベートに踏み込むつもりはないのか、むしろ、その話が盛り上がった方が自分に話題を振られなくて都合がいいと思っているのか、止める気配も見られない。
「な、七星さんの事は嫌いじゃないよ……そもそも、嫌いだったら、こんなところ、来ないし」
「そっか、よかった! 」
言うが早いか、サクラコが蓮司の手を掴み、ブンブンと振りだす。
「蓮司君が嫌々ここに来ていたらどうしようと思っていたんだ! あたしって、ほら、ちょっと強引な所があるからさ、もしかしたら、蓮司君も断りきれないから来ちゃったなんてことだったら、申し訳ないと思ってね。だけど、そうじゃないのならよかった。まだまだ時間はあるから、楽しもうね!」
「う、うん………」
サクラコは本当に親愛という意味での好きのことをノルンが聞いたと捉えたのだろう。蓮司の答えに満足したのか、再びランサーの服装選びに移ってしまう。
握られた手にどぎまぎしていたのであろう、蓮司少年は先ほどまで自分で積極的に行くことを拒んでいたのに、サクラコが興味を他の者に向けてしまった瞬間から、思いっきりため息を零すような様子を見せていた。
なんとなく、その様子がいたたまれないと言うか、何も言わずにはいられなくなってしまい、蓮司少年の下へと向かう。
「まぁ、あんまり気を落すなよ。別にフラれたわけでもないし、あの手のタイプは自分がそういう対象だと思われていることにすら気づいていないんだ。いいタイミングで、ちょっと勇気を出せばいっきにいい方向に転ぶかもしれないぞ?」
「え、ぼ、僕は別に七星さんのことを、嫌いじゃないってだけで……」
いや、そこはあえて否定しなくていいんだけど。むしろ、励ますために口添えしているのに変な強がりを見せられてもボクが困ってしまうんだけど……
「無理しなくてイイって。せっかく、聖杯戦争のマスター同士なんて間柄になったんだから、悪い風にばかり考えないようにした方がいいよ? ボクもキミたちもこの聖杯戦争で全てが終わってしまうって訳じゃないんだからさ」
「それは、そうですけれど……」
「人間、気付いた時にはすべてが手遅れになってしまっているなんて時だってあるんだからさ。チャンスを棒に振るべきじゃないよ。特にサクラコみたいな子は、自分でどんどん先に進んで行ってしまうから」
まぁ、何せ巻き込まれた聖杯戦争に自分から飛び込んで行って、能力に覚醒して、マスターと戦うことができるようになるくらいだ。七星桜子という少女がこの聖杯戦争の中でどれ程の成長をするのかもわからないほどだ。
気を抜いていたら、置いていかれてしまうかもしれない。ボクだってうかうかはしていられないだろう。あの子と聖杯戦争の相手として競い合うような展開が来るのかどうかも分からないけれど、そうなった時に自分たちも勝てるのだろうか。
今はまだボクの思い込みに過ぎないのかもしれないけれど、彼女にはそれだけの才能と底力があるように思うんだ。勿論、探偵業以外の事なんて素人だから、本当にそうなのかなんてわからないけれども、ね。
「………自分でも時折わからなくなるんです。僕と七星さんは聖杯戦争の相手同士です。過度な交流は互いに相手に対して無用な感情を抱かせるし、自分の弱みを見せることになるかもしれない。だけど、僕は七星さんとこうして会うことを決していやだとは思っていないんです。それが自分でもわからなくて、この気持ちにどう向き合えばいいんだろうって」
「そんなのは簡単なことだよ、キミたちが魔術師である以前に人間であり、友人同士であるからだろ?」
蓮司君はびっくりしたような表情でこっちを見ている。まるで信じられないモノを見ている様に、今まで考えてもいなかったようなことを指摘されたように。
やれやれ、サクラコも重症は重症だけど、こっちもこっちでかなりの重症だな。そりゃ、魔術師の名門なんてものに生まれてしまったら、魔術師としての一生が約束されるのだから、ある程度は仕方ないのかもしれないけれど、それにしたって「そんな程度のこと」悩むことですらないだろうに。
「魔術師だろうとなんだろうと、キミたちは数日前まで、ただのクラスメイト、あるいは友人同士だったんだろう。別にどちらかが仇だ何だって訳でもない。だったら、聖杯戦争の相手だからってすぐに敵だって認識できるもんでもないだろ。それはあくまでも後付の理由だ。そうなったからそうしなくちゃいけないと思い込んでいるだけに過ぎない」
きっと彼にとって、魔術師として聖杯戦争に参加することはとても重要なことなんだろう。遠坂の家の代表として戦いに参加する以上、その両肩に背負わされた想いは決してボクたちのような素人が考えることができるような領域ではないのかもしれない。
でも、それが何だっていうのか。彼も彼女もボクだって魔術師である前に人間だ。それまでに培ってきた経験や知識を簡単にないがしろにすることなんてできない。
むしろ、聖杯戦争に参加する相手だから、必ず殺さなくちゃいけない、そんな風に考える奴の方がよほど、ボクは不味い奴だと思う。
「悩むなとは言わない。けど、その悩みは与えられて然るべきだ。その悩むことを忘れてしまったら、きっと悪い方向に進むだけだ。だからさ、自分が悪いコトをしているとかそんな風に考えない方がいいよ。立場がどうであれ、人は絆を紡ぐことができるんだから」
我ながら何を言っているんだと思うけれど、放っておけない相手にはどうしてもお節介を掛けてしまう。経験豊富って訳でもないけれど、これでも二人よりも長い時間を生きている先達として、先が分からないと悩む若い子たちに少しでも自信を持ってもらいたいと言う気持ちは嘘じゃないんだ。
これだって自分が口にしたことだ。例え、聖杯戦争の相手だからと言って、何もかもを憎めるわけじゃない。淡い恋心だろうとなんだろうと抱いた気持ちは大切にするべきだと思うし、純真な想いを応援していきたいのは本心なんだから。
「聖杯戦争とは関係なく、応援はするよ。出来る事なら、みんなで最後まで無事でいたいものだからね」
ポンと背中を叩いて、蓮司君から離れる。ぎゃあぎゃあと騒いでいたランサーとサクラコたちも一応の決着がついたのか、会計の方へと向かう様子だった。
まぁ、気分を少し変える程度の効果はあったのかな、サクラコもノルンも楽しんでいたのなら何より、ボクとしてもそれなりに愉しめていたわけだしね。
「ランサーは大変であるな。女子が三人も揃えば姦しくもなると言うが、巻き込まれる側は大変というモノよ」
「ちなみに、この場には女性は4人いるはずだけど、誰の事を除外しているのかは聞いてもイイかな?」
「呵呵」
「笑ってごまかすなよ!」
世間知らずに騒ぎ立てるホムンクルスとサーヴァントとしての生活を満喫している過去の英霊、聖杯戦争という枠組みの中で言えば、とても締まらない組み合わせなのかもしれないけれど、ボクにはこのくらいがちょうどいいのかもしれない。
彼らと一緒だからこそ、自分というモノを変わることなく持ち続けることができる。そう考えるのなら、是は是で悪くない。ボクらはボクららしくこの聖杯戦争に立ち向かっていけばいいのだから。