ピィーーーーーー!
甲高い音が響きわたる
遠く、緑のカーペットで白い雲が踊る
それは少しずつ塊になりながら、音の発生源へ向かって移動してゆく
「ふう、今日もギシギシだね」
檻を施錠し、汗を拭う女
音はこの遊牧家が提げた犬笛のものであった
日々の放牧や拠点の移設が終わる頃、こうして牧羊犬に羊を集めさせている
この仕事は簡単なものではなく、非常によくしつけられているが、それ以上に家族として大事にされている
忠実で、利口で、いつもいい仕事をする犬たちだ
だが、駆けずり回る彼らの体力的消耗は大きいし、ストレスが無いというわけではない
彼らのストレスコントロールも重要な遊牧作業だ
「さ、おいで?ギシギシしよっか」
シノネは主人として牧羊犬を呼ぶ
ひとしきりわしゃわしゃと可愛がった後、横になり、下着を外した
「いいよ、きて」
呼ばれた牧羊犬はシノネのスカートに顔を突っ込み、べろべろ舐め始めた
「あっ・・・んんっ・・・♡」
シノネはただ受け入れ、蜜壺はしとどに濡れそぼつ
「はぁ、はぁ、すっかりギシギシだ」
それは隆起した雄芽への感想であった
発情した彼はメスを求めてシノネに覆いかぶさる
腰をへこへこカクカクさせて探し求める
シノネは乱雑に動く犬を脚で捕まえ、先端が穴に食い込むよう誘導する
一度入ってしまえば、あとはスムーズに全部入っていく
「ふふっ、気持ちよさそうな顔しちゃって・・・」
夜のこの束の間、彼は牧羊犬という使命を忘れ、享楽にふけることを許される
彼自身は特に使命だとかなんだとか考えてはいないので、とりあえず目の前の気持ちいい穴に性欲をぶつけようとしている
「あぁ・・・♡奥、好きだね・・・♡やっぱり子宮狙ってるのかな、あんっ♡」
シノネも嫌々使わせているのではなく、野性的な交尾を強く求めていた
肉穴の奥底を穿つ甘い衝撃を覚えて以来、彼女もこの逢瀬にのめり込んでいた
快楽に抗わず、イきそうになると自分から腰を押し当てて深い一撃をねだる
さらに絶頂の締め付けで、互いにただ気持ちよくなるためだけの無為な膣内射精を要求していく
たいていの日はこれで終わらず、シノネに縋りつく
そんな時、シノネはベッドに上体を預け、後ろから挿入しやすい体勢をとる
「ああぁっ♡君は特に性欲がギシギシしてるよね」
彼は返事のかわりに腰を突き出す
犬とシノネの呼吸音、それと膣から出るいやらしい水音だけが部屋にある
時折、シノネがなまめかしい喘ぎ声を出し、肩を震わせる
2度目は早いうちに射精が始まり、犬は後ろを向く
ペニスの瘤をふくらませ、がっちり交尾結合となって、とにかく全力で、ひたすら長く、精液を注ぐ
「あ゛ぁ゛~~~~・・・♡あったかいの、来てるぅ・・・♡」
苦しいほどに流しこまれる異種の子種を感じ、悦びを得る
長い射精が終わってから体を最低限ぬぐい、寄り添って眠る
そしてまた、朝になれば何事も無かったかのように、再び遊牧に出る
晴れた草原に、笛の音が響く